JPH08117496A - アイロン装置 - Google Patents

アイロン装置

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Publication number
JPH08117496A
JPH08117496A JP26238194A JP26238194A JPH08117496A JP H08117496 A JPH08117496 A JP H08117496A JP 26238194 A JP26238194 A JP 26238194A JP 26238194 A JP26238194 A JP 26238194A JP H08117496 A JPH08117496 A JP H08117496A
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JP
Japan
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water
tank
electric
iron
stand
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Application number
JP26238194A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Funakoshi
幸治 船越
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP26238194A priority Critical patent/JPH08117496A/ja
Publication of JPH08117496A publication Critical patent/JPH08117496A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アイロンがけを行う布地に必要な量の水分を
短時間でかつ広範囲に発生させ、腕や指に負担のかから
ない、使い勝手のよい電動噴霧器を具備したアイロン装
置を得ることを目的とする。 【構成】 アイロン本体1と、水を霧状態にして外部へ
噴霧する噴霧手段13を有する電動噴霧器12と、前記
アイロン本体1を載置する載置部26と電動噴霧器12
を設置する設置部27とを有するスタンド19とで構成
され、電動噴霧器12は、噴霧手段13に水圧を加える
ための電動ポンプ14と、この電動ポンプ14に接続部
16を介して連結したホース17と、電動ポンプ14に
接続した電源コード18を有し、スタンド19にホース
17と接続する貯水タンク21を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣類等のしわ伸ばしを
行うアイロン装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のアイロンは、図11に示
すように構成していた。以下、その構成について説明す
る。図に示すように、ヒータ70を有するベース71に
気化室72を形成し、ベース71の上方にタンク73を
配置し、タンク73内の水をノズル74より気化室72
へ供給するようにしている。開閉桿75は、このノズル
74の小孔を開閉するもので、スチーム釦76により、
開閉桿75を上下に操作して気化室72への送水を制御
する。
【0003】スプレーノズル77は霧を発生させるもの
で、ポンプ装置78により、スプレーノズル77にタン
ク73内の水を供給する。スプレー釦79はポンプ装置
78を操作するもので、霧を発生させる場合は、前記ス
プレー釦79を上下に操作させることにより水をスプレ
ーノズル77に送るようになっていた。
【0004】また、アイロンに上述のようなスプレー機
構が備わっていない場合、アイロン本体とは別に図12
に示すような霧吹き器を用いてアイロンかけを行うのが
一般的であった。霧吹き器は、水タンク80と、ポンプ
装置81と、ポンプ釦82とにより構成され、ポンプ釦
82を上下に操作することによって霧を発生させる構造
になっていた。
【0005】また、図13に示すような電動噴霧器90
を用いたものも提案されている。この場合、電動噴霧器
90はコードレス式であり、図示していないが、電動噴
霧器内90内に蓄電器が内蔵されている。また、アイロ
ン本体91を載置するスタンド92内に設けられた給水
装置(図示せず)から電動噴霧器90内のタンクに水を
供給できるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
造のものでは、下記の問題点を有していた。すなわち、
衣類等のしわ伸ばしを行うために、スチーム釦76を操
作しスチームを噴出させながらアイロンかけを行うが、
しわが多い場合や麻等しわの伸びにくい繊維の場合は、
霧を繊維面にかけた後にアイロンかけを行うのが一般的
である。
【0007】しかしながら、霧をかける場合は重いアイ
ロンを持ち上げた上に、スプレー釦79を上下に何回も
操作しなければならず、腕や指に非常に負担のかかるも
のであった。
【0008】また、図12に示す別体の霧吹き器を用い
る場合においては、アイロンのタンクに水を入れるだけ
でなく、霧吹きの水タンク80にも水を入れなければな
らず、手間がかかるものであった。
【0009】この場合、アイロンかけ終了時にアイロン
のタンク73および霧吹き器の水タンク80に水が残っ
た場合においても、双方の水を捨てなければならず、さ
らに作業性を悪いものにしていた。さらに、霧をかける
場合は、ポンプ釦82を上下に繰り返し操作しなければ
ならず、作業者の指に非常に負担のかかるものであっ
た。
【0010】また、図13に示すコードレス電動噴霧器
の場合は、アイロンがけの作業性はよいが、蓄電式であ
るため噴霧力が弱く、短時間に広範囲の布地に噴霧させ
ることができず、しかも、連続して使用できる時間も限
られるなど使い勝手が悪いという問題があった。
【0011】本発明は上記課題を解決するもので、この
電動噴霧器に供給する電源をアイロン本体へ供給する電
源と共用させてスタンド内に設置するとともに、強力な
噴霧力を持たせることにより布地に必要な水分を短時間
で広範囲に発生させ、腕や指に負担のかからない、使い
勝手のよい電動噴霧器を具備したアイロン装置を得るこ
とを第1の目的している。
【0012】また、第2の目的は、電動噴霧器を軽量化
して使い勝手をさらに向上させることである。
【0013】また、第3の目的は、電動噴霧器を用いて
アイロンベースの気化室内に溜まった水垢を掃除させる
ことができるようにし、アイロンの使用寿命を延ばすこ
とである。
【0014】また、第4の目的は、アイロンに使用する
スチーム用と電動噴霧器に使用する噴霧用の水が1つの
タンクへの給水で供給されるようにして作業性を向上さ
せることである。
【0015】また、第5の目的は、スチーム用と噴霧用
の水が1つの水で供給させるようにするとともに、噴霧
用の電動ポンプとスチーム用のポンプを兼用させること
により、噴霧装置の軽量化とともに構成の簡素化により
製品の信頼性を高めることである。
【0016】さらに、第6の目的は、噴霧装置内にタン
クを設けるとともにこのタンクの水が使用の都度必要量
だけ供給するようにし、噴霧装置と貯水タンク間をつな
ぐホースをなくすことにより使い勝手のよいアイロン装
置を得ることである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記第1の目
的を達成するために、水を噴霧状態にして外部に噴出す
る噴霧手段、この噴霧手段に水圧を加えるための電動ポ
ンプ、この電動ポンプに接続部材を介して連結したホー
ス、電動ポンプに接続した電源コードを有する電動噴霧
器にスタンドに設置した貯水タンクから水を供給するよ
うにしたことを第1の課題解決手段としている。
【0018】また、第2の目的を達成するために、電動
噴霧器内部に噴霧手段とこの噴霧手段に接続部材を介し
て連結したホースを備え、スタンド内部に電動ポンプ、
電動噴霧器を設置する設置部、電動ポンプと接続する貯
水タンクを備えたことを第2の課題解決手段としてい
る。
【0019】また、第3の目的を達成するために、アイ
ロンのタンクを着脱自在に取り付け可能とし、このタン
クの下部にベースの気化室と連通するスチームノズルパ
ッキンを設けるとともに、噴霧手段、電動ポンプ、ホー
ス、電源コードで構成された電動噴霧器の噴霧手段の噴
出部先端部がアイロンのスチームノズルパッキンに嵌合
できるようにしたことを第3の課題解決手段としてい
る。
【0020】また、第4の目的を達成するために、タン
クを有するアイロン本体にこのタンクに接続した導水口
と、ヒータ回路に接続した給電ピンを持たせ、スタンド
側にはこれらの各々に接続する給水口、給電端子を持た
せるとともにスタンド内の貯水タンク内に接続して流路
切替部を設け、この流路切替部から給水装置、給水口を
経てアイロン内のタンクに水を供給する通路と電動噴霧
器に水を供給する通路とに分岐させるようにしたことを
第4の課題解決手段としている。
【0021】また、第5の目的を達成するために、タン
クを有するアイロン本体にこのタンクに接続した導水口
と、ヒータ回路に接続した給電ピンを持たせ、スタンド
側にはこれらの各々に接続する給水口、給電端子を持た
せるとともに、スタンド内の貯水タンクと給水装置を接
続させ、この給水装置にアイロンタンクに水を供給する
給水口側と電動噴霧器側のどちらかに供給するための流
路切替部を備えたことを第5の課題解決手段としてい
る。
【0022】また、第6の目的を達成するために、電動
噴霧器内部に噴霧手段、電動ポンプ、この電動ポンプに
水を供給する第2タンク、この第2タンクに接続した導
水口を備え、スタンド内部にはこの導水口に接続する給
水口と電動噴霧器のスタンドへの設置に応動して第2タ
ンクへの給水を制御する制御手段を備えたことを第6の
課題解決手段としている。
【0023】
【作用】本発明は上記した第1の課題解決手段により、
電動噴霧器に供給する電源をアイロン本体へ供給する電
源と共用させてスタンド内に設置することができ、電動
噴霧器に強力な噴霧力を持たせることができて、布地に
必要な霧を短時間で広範囲に発生させることができ、し
かも、電動噴霧器は、噴霧手段を駆動する電動ポンプと
スイッチとを設けているだけであるため、軽量で、腕や
指に負担のかかることがなく、使い勝手のよい電動噴霧
器が得られる。
【0024】また、第2の課題解決手段により、電動噴
霧器は非常に軽量化され、一層使い勝手を向上できる。
【0025】また、第3の課題解決手段により、長期間
アイロンを使用してベースの気化室内に水垢が堆積した
場合、電動噴霧器の噴霧手段の先端部をこのノズルパッ
キンに挿入した状態で霧を多量に噴出させ、気化室内で
水を短時間に蒸発させることにより、水垢をスチーム噴
出穴から飛び出させ、気化室内の掃除をすることができ
る。
【0026】また、第4の課題解決手段により、貯水タ
ンクに水を供給するだけでアイロン本体、電動噴霧器へ
の水の供給がスタンドへの載置、設置に応じて行えるよ
うになるため、給水の手間が大幅に削減できる。
【0027】また、第5の課題解決手段により、スチー
ム用と噴霧用の水が1つの水で供給することができ、噴
霧用の電動ポンプとスチーム用のポンプを兼用させるこ
とにより噴霧装置を軽量化できる。
【0028】また、第6の課題解決手段により、噴霧装
置内に設けたタンクの水を使用の都度必要量だけ供給す
ることができ、噴霧装置と貯水タンク間をつなぐホース
をなくすことができて使い勝手を向上できる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1および図
2を参照しながら説明する。図に示すように、アイロン
本体1は、蓋体2で覆われた気化室3をベース4に形成
し、このベース4をヒータ5により加熱し、サーミスタ
等の温度検知手段6によりベース4の温度を検知するよ
うにしている。
【0030】気化室3は導水路7を介して第1タンク8
と連結している。温度信号処理手段9は、複数の電子部
品により構成され、温度検知手段6の出力信号を処理し
て信号端子10に出力する。給電ピン11はヒータ5に
接続している。
【0031】電動噴霧器12は、噴霧手段13を電動ポ
ンプ14により駆動し、霧状態で外部に噴霧するもの
で、スイッチ15により電動ポンプ14の入切をするよ
うにしている。接続部材16は、電動ポンプ14とホー
ス17を接続するものであり、電源コード18は、電動
ポンプを駆動させるためのものである。なお、電源コー
ド18とホース17は保護チューブで覆われ一体となっ
ている。
【0032】スタンド19は、アイロン本体1の信号端
子10および給電ピン11と各々接続される複数の給電
端子20を設けている。貯水タンク21は水を貯えるも
ので、この貯水タンク21に貯えられた水を電動噴霧器
12に供給するための接続パイプ22を有している。電
動噴霧器12に取り付けた電源コード18の他端はスタ
ンド19内の電源部と接続させている。
【0033】また、スタンド19には、温度信号処理手
段9の出力信号を受けてヒータ5への通電を制御する複
数の電子部品により構成された制御手段23と、ベース
4を任意の温度に設定するための温度設定手段24と、
設定された温度の状態を発光ダイオード等で表示する設
定温度表示手段25と、アイロン本体1のベース4を下
向きにして傾斜載置する載置部26とを有している。
【0034】電動噴霧器12は、スタンド19内部の電
動噴霧器設置部27に収納され、収納された状態では、
スタンド19の上面より低く位置しており、アイロンが
け作業の邪魔にならないようにしている。
【0035】なお、本実施例では、アイロン本体1は給
電ピン11を有するコードレス式であるが、アイロン本
体1とスタンド19間をコードで接続する方式であって
もよい。
【0036】上記構成において動作を説明すると、ま
ず、アイロンかけを行うには、アイロン本体1をスタン
ド19の載置部26に載置して電源を投入し、スタンド
19の温度設定手段24を操作してベース4を任意の温
度に設定すると、温度検知手段6の出力に応じて温度信
号処理手段9が信号端子10を介して制御手段23に信
号を出力する。この信号に応じてヒータ5への通電が給
電ピン11,給電端子20を介して行われ、ベース4は
設定された温度まで上昇する。また、アイロンかけを行
う繊維にしわが多い場合や、綿、麻等のしわの伸びにく
い繊維の場合は、電動噴霧器12を用いて繊維表面に霧
をかけてからアイロンかけを行うことができる。この場
合、スタンド19の設置部27から電動噴霧器12を取
り出して、スイッチ15を押してスプレーを行う。
【0037】以上のように本実施例によれば、電動噴霧
器12に供給する電源をアイロン本体1へ供給する電源
と共用させてスタンド19内に設置することができ、電
動噴霧器12に強力な噴霧力を持たせることができて、
布地に必要な霧を短時間で広範囲に発生させることがで
きる。
【0038】しかも、電動噴霧器12は、噴霧手段13
を駆動する電動ポンプ14とスイッチ15とを設けてい
るだけであるため、軽量で、腕や指に負担のかかること
がなく、使い勝手のよい電動噴霧器が得られる。
【0039】次に、本発明の第2の実施例を図3を参照
しながら説明する。なお、上記第1の実施例と同じ構成
のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0040】図に示すように、噴霧手段13を駆動する
電動ポンプ14は、スタンド28の内部に設け、貯水タ
ンク21から出た接続パイプ22間に取り付けている。
電動噴霧器29は、噴霧手段13と接続部材16とで構
成している。
【0041】ただし、電動ポンプ14と電動噴霧器29
を接続するホース30は水圧がかかるため、耐圧性のも
のを使用している。この構成により、電動噴霧器29は
非常に軽量化され、一層使い勝手を向上できる。
【0042】次に、本発明の第3の実施例を図4を参照
しながら説明する。なお、上記第1の実施例と同じ構成
のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0043】図に示すように、アイロン本体31は、タ
ンク本体32をアイロン本体31から自由に着脱できる
ようにしており、このタンク本体32の底面にスチーム
ノズル33を取り付けている。
【0044】ベース34の気化室35の上部にはノズル
パッキン36が設けてあり、スチームノズル33と接続
している。上記第1の実施例の電動噴霧器12の噴霧手
段13の先端部はこのノズルパッキン36と嵌合する寸
法に設定している。
【0045】この構成により、長期間アイロンを使用し
てベース34の気化室35内に水垢が堆積した場合、電
動噴霧器12の噴霧手段13の先端部をこのノズルパッ
キン36に挿入した状態で霧を多量に噴出させ、気化室
35内で水を短時間に蒸発させることにより、水垢をス
チーム噴出穴37から飛び出させ、気化室35内の掃除
をすることができる。
【0046】次に、本発明の第4の実施例を図5から図
7を参照しながら説明する。なお、上記第1の実施例と
同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0047】図に示すように、アイロン本体38は、第
1タンク39に水を供給するための第1導水口40と、
この第1導水口40を開閉する第1弁装置41とを備え
ている。
【0048】スタンド42側には、アイロン本体38の
第1導水口40と接続される第1給水口43を備えてお
り、貯水タンク21の水は流路切替部44を介して給水
装置45,第1給水口43へ行く通路と、電動噴霧器1
2のホース17側へ行く通路とに分岐される。流路切替
部44は手動による弁の切替または電磁弁を用いて行っ
ている。
【0049】ここで、第1弁装置41および第1給水口
43について詳述する。図6に示したように、第1弁装
置41は、開口46を有した第1水路47と、この第1
水路47内を遊動自在に配置した第1ボール48と、開
口46を第1ボール48によって閉塞するよう付勢する
第1スプリング49とによって構成されている。
【0050】第1給水口43は、第1水路47との接続
時にシール結合をするためのパッキング50と、小口5
1を有する第2水路52と、この第2水路52内を遊動
自在に配置した第2ボール53と、小口51を第2ボー
ル53によって閉塞するよう付勢する第2スプリング5
4と、開閉軸55と、この開閉軸55を可動自在に保持
する軸ガイド56とによって構成されている。
【0051】開閉軸55の外径は、第2水路52の小口
51の内径に対して細く、小口51内を遊動可能に構成
されている。
【0052】この構成において、スプレーを出したい場
合は、流量切替部44を電動噴霧器12側に切り替え、
電動噴霧器12をスタンドの設置部27から取り出して
電動噴霧器12のスイッチ15を入れる。
【0053】また、アイロン本体38を使用する場合
は、流量切替部44をアイロン本体38側に切り替える
が、アイロン本体38がスタンド42より取り外されて
いるときは、前述のように、第1水路47の開口46は
第1ボール48によって塞がれている。また、第2水路
52の小口51も第2ボール53によって塞がれてい
る。
【0054】ここで、アイロン本体38をスタンド42
の載置部26に載せると、開閉軸55が第1スプリング
49,第2スプリング54の抗力に打ち勝って、各々第
1ボール48,第2ボール53を開口46,小口51よ
り離し、その結果、水の通路が形成されるようになる。
【0055】さらに、電源投入によって制御手段23が
動作を開始すると同時に、給水装置45が駆動される。
前述のように、アイロン本体38がスタンド42に載置
されている場合、第1弁装置41,第1給水口43の水
路は、開閉軸55,第1ボール48,第2ボール53等
の動作により開状態になっているため、貯水タンク21
内の水は給水装置45,第1給水口43,第1弁装置4
1,第1導入口40を通じて第1タンク39に送られ
る。
【0056】ここで、アイロン本体38を載置部26か
ら取り外してアイロンかけを行なうと、第1タンク39
内の水は、導水路7を通じて気化室3に送られ、この気
化室3内で気化しスチームとしてベース4底面より噴出
しアイロンかけが行える。
【0057】次に、アイロン本体38を傾斜した載置部
26に載置すると、信号端子10,給電ピン11が給電
端子20と接続され、さらに、第1弁装置41,第1給
水口43も同様に接続されるため、前述のように、ヒー
タ5への通電および第1タンク39への給水が行われる
のである。
【0058】次に、本発明の第5の実施例を図8を参照
しながら説明する。なお、上記第2および第4の実施例
と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0059】図に示すように、電動噴霧器29は、噴霧
手段13,接続部材16,ホース30から成り、電動ポ
ンプは取り付けていない。スタンド57の内部には、貯
水タンク21と、これに接続する給水装置45と、この
給水装置45の出口側に流量切替部44を接続させ、こ
れの切替操作によりアイロン38側と電動噴霧器29側
に分岐させている。
【0060】これにより、アイロン38側への水の供給
と、電動噴霧器29側への水の供給を1台の電動ポンプ
14で行わせることができ、しかも、電動噴霧器29の
軽量化も図ることができる。
【0061】次に、本発明の第6の実施例を図9および
図10を参照しながら説明する。なお、上記第4の実施
例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略す
る。
【0062】図に示すように、電動噴霧器58は、噴霧
手段13と、電動ポンプ14と、第2タンク59と、こ
の第2タンク59と接続する第2導水口60と、第2弁
装置61と、電源コード18から構成している。
【0063】スタンド62は、電動噴霧器58の第2導
水口60と接続される第2給水口63と、貯水タンク2
1と、この貯水タンク21と接続する流量切替部44
と、この流量切替部44から分岐して第1給水口63と
接続する接続パイプ64と、第2給水口63と接続する
接続パイプ65と、電動噴霧器58の設置部66への設
置を検知する設置検知手段67から成る。
【0064】第1弁装置41と第2弁装置61および第
1給水口43と第2給水口63は各々同一の構成であ
り、上述のように電動噴霧器58をスタンド62の設置
部66に設置することにより水路が形成され、取り外し
た場合に水路を閉塞するものである。
【0065】この場合、電動噴霧器58がスタンド62
の設置部66に設置されていると、第2弁装置61,第
2給水口63の水路は、アイロン本体38の載置時と同
様に、開閉軸55,第1ボール48,第2ボール53等
の動作により開状態になっているため、設置検知手段6
7の出力により制御手段23が給水装置45を駆動し、
貯水タンク21内の水は、第2給水口63,第2弁装置
61,第2導水口60を通じて第2タンク59に送られ
る。
【0066】ここで、電動噴霧器58を設置部66から
取り外してスイッチ68を操作すると、電動ポンプ14
が駆動して第2タンク59内の水が噴霧手段13に送ら
れ、この噴霧手段13で霧化し霧状に外部に噴出して霧
吹きが行える。
【0067】次に、電動噴霧器58を設置部66に設置
すると、この場合もアイロン本体38の載置時と同様
に、第2弁装置61,第2給水口63が接続されるた
め、前述のように、第2タンク59への給水が行われる
のである。
【0068】したがって、前述の設置部66に電動噴霧
器58を設置するだけで水路の接続が確実に行われるた
め、水路の接続状態に注意をはらわなくともよく、ま
た、スイッチ68を操作するだけで簡単に霧が得られる
ようになり、アイロン本体38のように重いものを持ち
上げて操作する必要もないため、作業者の腕や指にかか
る負担が大幅に削減できるようになる。
【0069】さらに、アイロン本体38の第1タンク3
9に供給する水を蓄える貯水タンク21の水を噴霧用に
共用できるため、給水はスチーム用と噴霧用に分けて行
う必要がなく、作業の手間を省くことができる。
【0070】なお、上記各実施例においては、給水装置
を1個とし、流路切替部を用いて切替ているが、給水装
置をアイロン本体内の第1タンクへの給水用と、電動噴
霧器内の第2タンクへの給水用と2個設けて各々に給水
するようにしてもよい。
【0071】また、上記各実施例においては、ポンプ等
の給水装置によって貯水タンク内の水を電動噴霧器やア
イロン本体内のタンクに供給するようにしているが、貯
水タンクと電動噴霧器やアイロン本体内タンクの水頭差
を利用して供給してもよく、要は、電動噴霧器やアイロ
ン本体をスタンドに設置、載置したときに水路が構成さ
れ、水が供給できるものであればよい。
【0072】
【発明の効果】以上のように本発明は、水を噴霧状態に
して外部に噴出する噴霧手段、この噴霧手段に水圧を加
えるための電動ポンプ、この電動ポンプに接続部材を介
して連結したホース、電動ポンプに接続した電源コード
を有する電動噴霧器にスタンドに設置した貯水タンクか
ら水を供給するようにしたことにより、電動噴霧器に供
給する電源をアイロン本体へ供給する電源と共用させて
スタンド内に設置することができ、電動噴霧器に強力な
噴霧力を持たせることができて、布地に必要な霧を短時
間で広範囲に発生させることができ、しかも、電動噴霧
器は、噴霧手段を駆動する電動ポンプとスイッチとを設
けているだけであるため、軽量で、腕や指に負担のかか
ることがなく、使い勝手のよい電動噴霧器が得られる。
【0073】また、電動噴霧器内部に噴霧手段とこの噴
霧手段に接続部材を介して連結したホースを備え、スタ
ンド内部に電動ポンプ、電動噴霧器を設置する設置部、
電動ポンプと接続する貯水タンクを備えたことにより、
電動噴霧器は非常に軽量化され、一層使い勝手を向上で
きる。
【0074】また、アイロンのタンクを着脱自在に取り
付け可能とし、このタンクの下部にベースの気化室と連
通するスチームノズルパッキンを設けるとともに、噴霧
手段、電動ポンプ、ホース、電源コードで構成された電
動噴霧器の噴霧手段の噴出部先端部がアイロンのスチー
ムノズルパッキンに嵌合できるようにしたことにより、
長期間アイロンを使用してベースの気化室内に水垢が堆
積した場合、電動噴霧器の噴霧手段の先端部をこのノズ
ルパッキンに挿入した状態で霧を多量に噴出させ、気化
室内で水を短時間に蒸発させることができ、水垢をスチ
ーム噴出穴から飛び出させ、気化室内の掃除をすること
ができる。
【0075】また、タンクを有するアイロン本体にこの
タンクに接続した導水口と、ヒータ回路に接続した給電
ピンを持たせ、スタンド側にはこれらの各々に接続する
給水口、給電端子を持たせるとともにスタンド内の貯水
タンク内に接続して流路切替部を設け、この流路切替部
から給水装置、給水口を経てアイロン内のタンクに水を
供給する通路と電動噴霧器に水を供給する通路とに分岐
させるようにしたことにより、貯水タンクに水を供給す
るだけでアイロン本体、電動噴霧器への水の供給がスタ
ンドへの載置、設置に応じて行えるようになるため、給
水の手間が大幅に削減できる。
【0076】また、タンクを有するアイロン本体にこの
タンクに接続した導水口と、ヒータ回路に接続した給電
ピンを持たせ、スタンド側にはこれらの各々に接続する
給水口、給電端子を持たせるとともに、スタンド内の貯
水タンクと給水装置を接続させ、この給水装置にアイロ
ンタンクに水を供給する給水口側と電動噴霧器側のどち
らかに供給するための流路切替部を備えたことにより、
スチーム用と噴霧用の水が1つの水で供給することがで
き、噴霧用の電動ポンプとスチーム用のポンプを兼用さ
せることにより噴霧装置を軽量化できる。
【0077】また、電動噴霧器内部に噴霧手段、電動ポ
ンプ、この電動ポンプに水を供給する第2タンク、この
第2タンクに接続した導水口を備え、スタンド内部には
この導水口に接続する給水口と電動噴霧器のスタンドへ
の設置に応動して第2タンクへの給水を制御する制御手
段を備えたことにより、噴霧装置内に設けたタンクの水
を使用の都度必要量だけ供給することができ、噴霧装置
と貯水タンク間をつなぐホースをなくすことができて使
い勝手を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 本発明の第1の実施例のアイロン装置
の一部を切欠いた斜視図 (b) 同アイロン装置の電動噴霧器の断面図
【図2】同アイロン装置のアイロン本体とスタンドの要
部を断面で示した側面図
【図3】(a) 本発明の第2の実施例のアイロン装置
の一部を切欠いた斜視図 (b) 同アイロン装置の電動噴霧器の断面図
【図4】本発明の第3の実施例のアイロン装置の一部を
分解したアイロン本体とスタンドの要部を断面で示した
側面図
【図5】本発明の第4の実施例のアイロン装置のアイロ
ン本体とスタンドの要部を断面で示した側面図
【図6】(a) 同アイロン装置の導水口と給水口の構
成を示した断面図 (b) 同アイロン装置の導水口の構成を示した断面図 (c) 同アイロン装置の給水口の構成を示した断面図
【図7】同アイロン装置の構成を示したブロック図
【図8】本発明の第5の実施例のアイロン装置の構成を
示したブロック図
【図9】本発明の第6の実施例のアイロン装置の電動噴
霧器とスタンドの構成を示した要部断面図
【図10】同アイロン装置の構成を示したブロック図
【図11】従来のスプレー付きアイロンの要部を断面で
示した側面図
【図12】従来の霧吹き器の外観図
【図13】従来のコードレスタイプの電動噴霧器を備え
たアイロン装置の斜視図
【符号の説明】
1 アイロン本体 4 ベース 5 ヒータ 12 電動噴霧器 13 噴霧手段 14 電動ポンプ 16 接続部材 17 ホース 18 電源コード 19 スタンド 21 貯水タンク 26 載置部 27 設置部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータによって加熱されるベースを有す
    るアイロン本体と、水を噴霧状態にして外部に噴出する
    噴霧手段、この噴霧手段に水圧を加えるための電動ポン
    プ、この電動ポンプに接続部材を介して連結したホー
    ス、前記電動ポンプに接続した電源コードを有する電動
    噴霧器と、前記アイロン本体を載置する載置部、前記電
    動噴霧器を設置する設置部、前記ホースと接続する貯水
    タンクを有するスタンドとを具備したアイロン装置。
  2. 【請求項2】 ヒータによって加熱されるベースを有す
    るアイロン本体と、水を噴霧状態にして外部に噴出する
    噴霧手段、この噴霧手段に接続部材を介して連結したホ
    ースを有する電動噴霧器と、前記アイロン本体を載置す
    る載置部、前記電動噴霧器のホースと接続した電動ポン
    プ、前記電動噴霧器を設置する設置部、前記電動ポンプ
    と接続する貯水タンクを有するスタンドとを具備したア
    イロン装置。
  3. 【請求項3】 ヒータによって加熱されるベース、この
    ベースに形成した気化室、この気化室の上部に位置し前
    記気化室と連通するスチームノズルパッキン、このスチ
    ームノズルパッキンの上部に着脱自在に取り付けられる
    タンク本体を有するアイロン本体と、水を噴霧状態にし
    て外部に噴出するとともに噴霧手段先端部が前記スチー
    ムノズルパッキンに嵌合できるようにした噴霧手段、こ
    の噴霧手段に水圧を加えるための電動ポンプ、この電動
    ポンプに接続部材を介して連結したホース、前記電動ポ
    ンプに接続した電源コードを有する電動噴霧器と、前記
    アイロン本体を載置する載置部、前記電動噴霧器を設置
    する設置部、前記ホースと接続する貯水タンクを有する
    スタンドとを具備したアイロン装置。
  4. 【請求項4】 ヒータによって加熱されるベース、この
    ベースに形成した気化室、この気化室に連結した第1タ
    ンク、この第1タンクに接続した第1導水口、前記ヒー
    タ回路に接続した給電ピンを有するアイロン本体と、水
    を噴霧状態にして外部に噴出する噴霧手段、この噴霧手
    段に水圧を加えるための電動ポンプ、この電動ポンプに
    接続部材を介して連結したホース、前記電動ポンプに接
    続した電源コードを有する電動噴霧器と、前記アイロン
    本体を載置する載置部、前記電動噴霧器を設置する設置
    部、前記タンクと前記ホースに供給する水を貯える貯水
    タンク、この貯水タンク内の水を第1タンクに供給する
    給水装置、前記アイロン本体の第1導水口と接続される
    第1給水口、前記貯水タンクの水を電動噴霧器のホース
    側とアイロン本体側のどちらかに供給するための流路切
    替部、前記給電ピンに対向して設けた給電端子を有する
    スタンドと、前記アイロン本体のスタンドへの載置に応
    動して前記第1タンクへの給水を制御する制御手段とを
    具備したアイロン装置。
  5. 【請求項5】 ヒータによって加熱されるベース、この
    ベースに形成した気化室、この気化室に連結した第1タ
    ンク、この第1タンクに接続した第1導水口、前記ヒー
    タ回路に接続した給電ピンを有するアイロン本体と、水
    を噴霧状態にして外部に噴出する噴霧手段、この噴霧手
    段に水圧を加えるための電動ポンプ、この電動ポンプに
    接続部材を介して連結したホースを有する電動噴霧器
    と、前記アイロン本体を載置する載置部、前記電動噴霧
    器を設置する設置部、前記第1タンクと前記ホースに供
    給する水を貯える貯水タンク、この貯水タンク内の水を
    第1タンクと前記ホースに供給する給水装置、入口側を
    この給水装置と接続し出口側を前記アイロン本体の第1
    導水口と接続される第1給水口および前記ホースと接続
    させた流路切替部、前記給電ピンに対向して設けた給電
    端子を有するスタンドと、前記アイロン本体のスタンド
    への載置に応動して前記第1タンクへの給水を制御する
    制御手段とを具備したアイロン装置。
  6. 【請求項6】 ヒータによって加熱されるベース、この
    ベースに形成した気化室、この気化室に連結した第1タ
    ンク、この第1タンクに接続した第1導水口、前記ヒー
    タ回路に接続した給電ピンを有するアイロン本体と、水
    を噴霧状態にして外部に噴出する噴霧手段、この噴霧手
    段に水圧を加えるための電動ポンプ、この電動ポンプに
    水を供給する第2タンク、この第2タンクに接続した第
    2導水口、前記電動ポンプに接続した電源コードを有す
    る電動噴霧器と、前記アイロン本体を載置する載置部、
    前記電動噴霧器を設置する設置部、前記タンクと前記第
    2タンクに供給する水を貯える貯水タンク、この貯水タ
    ンク内の水を前記第1タンクと前記第2タンクに供給す
    る給水装置、前記アイロン本体の第1導水口と接続され
    る第1給水口、前記電動噴霧器の第2導水口と接続され
    る第2給水口、前記給電ピンに対向して設けた給電端子
    を有するスタンドと、前記アイロン本体のスタンドへの
    載置および前記電動噴霧器のスタンドへの設置に応動し
    て前記第1タンクおよび第2タンクへの給水を制御する
    制御手段とを具備したアイロン装置。
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