JPH08117036A - 回転収納ボックス - Google Patents

回転収納ボックス

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JPH08117036A
JPH08117036A JP29550894A JP29550894A JPH08117036A JP H08117036 A JPH08117036 A JP H08117036A JP 29550894 A JP29550894 A JP 29550894A JP 29550894 A JP29550894 A JP 29550894A JP H08117036 A JPH08117036 A JP H08117036A
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JP
Japan
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main body
wall surface
plate
shelf
upper position
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JP29550894A
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Mitsuharu Kamata
光晴 蒲田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い所に収納したものを、手の届く適当な高
さまで降ろすことにより、容易に物を出し入れすること
が可能となり、作業が終わると元の高い位置に簡単に戻
すことができ、又、頭を打つこともある正面下端の直角
のカドをなくして圧迫感のないようにし、さらに、開け
閉めの手間がかかり、開けたままでは邪魔になる扉を必
要としない、回転収納ボックスを提供。 【構成】 下にいくに従って先細り形状の略台形をした
両側板3,3と、それをつなぐ2枚以上の棚板5と正面
部分を覆う正面板4からなる本体1に、壁面9等に固定
する支持金物2,2が、上下方向に回動可能なように枢
着し、上の位置にある時には、本体1を保持するために
キャッチ機構を具備。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に壁面上部に設置
し、上下方向に回動させて使用する、回転収納ボックス
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、壁面上部に物を収納するものとし
て、第12図に示すような吊戸棚がある。それは、長方
形をした側板20,20とそれを繋ぐように天板21、
底板22、背面に後板23、正面には扉24がある箱体
で、内部には数枚の棚板25が側板20,20の間に架
かっているものである。それは、室の面積を狭くしない
で、収納場所を確保するのに便利なものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、吊戸棚が手の
届く範囲の高さにない場合や、たとえ手が届いたとして
も吊戸棚の奥行があり、奥にあるものを出し入れするの
が難しい場合は、脚立や椅子等の上に乗って作業をする
必要があった。それは、大変煩わしい作業であった。そ
れゆえ、吊戸棚に収納するものは、日常使わないもの
か、単にストックしておくものとか、季節物等に限られ
ていた。又、吊戸棚を横から見ると側板の形は縦長の長
方形をしており、その正面下端には直角のカドがあり、
高い所にあるといっても近寄れば圧迫感があったり、実
際頭を打つこともあった。さらに、開きの扉は、物を出
し入れする時には開け放たなければならないが、長時間
そのままにしておくのは見た目に乱雑で邪魔にもなって
いた。この発明が解決しようとする課題は、高い所等に
収納したものを、日常的にも便利に使えるように、手の
届く適当な高さまで降ろすことにより、容易に物を出し
入れすることが可能となり、作業を終えると元の高い位
置に簡単に戻すことができ、又、頭を打つこともある正
面下端の直角のカドをなくして、圧迫感のないように
し、さらに、開け閉めの手間がかかり、開けたままでは
邪魔になる扉を必要としない、回転収納ボックスを提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するものとして、この発明に係わる回転収納ボックス
は、本体1が上の位置にある時、下にいくに従って先細
り形状の略台形をした両側板3,3と両側板3,3を繋
ぐ2枚以上の棚板5と、正面部分をカバーする正面板4
とからなる本体1がある。壁面9等に取りつけ可能とし
た支持金物2,2が本体1と上下方向に回動可能に枢着
し、本体1が上下方向に回動して、下の位置に移動する
時は正面板4が壁面9によって静止し、上の位置にある
時は、キャッチ機構7を備えて確実に保持する手段を講
じたものである。本体1と支持金物2,2の高さ方向の
枢着位置14は、上の位置にある時の側板3のできるだ
け下部に設けるほうが、下の位置に本体1を降ろした
時、枢着位置14からの距離を稼ぎ、より下に降ろすこ
とができるので有利である。一方、水平方向の枢着位置
14は、本体1が上下方向に回動可能で、下の位置にあ
る時は、側板3,3の正面下部の辺が壁面にちょうど添
うようにして静止する位置に設定する。本体1が上の位
置にある時は、キャッチ機構7によって本体1を保持し
ているが、キャッチ機構7についての着脱方法は、いろ
いろ考えられるがこの場合最も簡単な、本体1を押すこ
とによる方法が適している。
【0005】
【作用】本発明は、上記の手段を講じたので、上の位置
にある本体1を少し押すと、キャッチ機構7が解除し、
自重により下に回転するので、それに手を添えるように
して降ろすと、正面板4や両側板3,3の正面下部の辺
が壁面9に当って制止する。そうすると、上の位置にあ
る時には、正面板4に隠れて見えなかった棚5と収納物
8が、本体1が下に回動することによって低い位置に現
れる。上の位置にあった収納物8は、枢着位置14から
の距離だけ枢着位置14より下の位置に降りてきて取り
出しやすくなる。出し入れの作業を終えると逆に本体1
を上に回転して、壁面9に両側板3,3の壁面側の小口
部分が当る位置にくると、キャッチ機構7が働いて本体
1を保持する。又、壁面9がこの回転収納ボックスの扉
の役目をして、収納物8を保護する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に従って
説明する。
【0007】図1〜図4に示すものは本発明の第1の実
施例であって、本体1が上の位置にある場合、側板3は
上下の相対する2辺が平行で、壁面9側の他の一辺は壁
面9に添い、平行な相対する辺とそれぞれ直角を成して
いて、残りの正面側の辺は中央部分がふくれて、くの字
形をしたものであって、下にいくに従って先細り形状の
略台形をしている。
【0008】棚板5は、両側板3,3との取り付け位置
によって奥行が異なり、上から広いもの順に5a,5
b,5c,5dの4枚があり、5a,5bは側板3,3
に取り付け、5c,5dは、側板3を棚板5bの下端の
位置で上部をカットし、正面板4の厚みと、支持金物の
壁面9への固定金具2A部分を避けた形で、側板3,3
の内側に平行してなる仕切り板3a,3aに取り付けて
いる。仕切り板3aの上部は棚板5bの下面に取り付
け、下部は側板3の下部と共に支持金物2が枢着し、側
板3と仕切り板3aの間は、支持金物2を収めるポケッ
ト6としている。本体1が上の位置にある時の棚板5
は、一番上にある水平な棚5aを除いて、壁面側を上げ
正面側を下げた角度で設置している。こうすることによ
り、収納物8が上方向に回転する時の回転による遠心力
により外に飛び出し、壁面9に当たるのを防いでいる。
又、本体1を下に降ろした時の棚板5は、正面側が上が
り壁面側が下がるので、収納物8が安定している。本体
1の正面には、くの字に折れた正面板4が両側板3,3
の間をカバーしている。下に降りた位置では、正面板4
の下部面4a部分が壁面9に当るようにして静止する。
【0009】本体1を構成する材料は、合板が一般的に
考えられるが、ある程度の強度があればどんな材料でも
よい。例えば、本体1の構成部材全体を透明や半透明の
プラスチックにすれば、中の収納物8が識別できるので
便利であるし、金属線を平行に連続させたものや網状に
組んだものにすれば、さらに軽量化や通風も計れること
になる。又、本体1を構成する部材の一部に使用しても
よい。例えば、正面板4のみを透明プラスチックや金属
線を網状に組んだものにしてもよい。それによる効果は
上述した通りである。壁面9の材料と本体1の構成材と
を同一材にすれば、室との一体感を出せ違和感を無くす
ことができるし、正面材4にカガミを貼れば、存在感を
消すとともに部屋を広く見せることもできる。さらに、
本体1をそれぞれ横に連続して設置すれば、室との一体
感が増し収納量も確保できる。
【0010】支持金物2は、本体1のポケット6の幅よ
り若干狭い幅を持ち、断面がコの字形をした壁面9への
固定金具2Aと、本体1の側板3と仕切り板3aの下部
を繋ぐように枢着した本体固定金具2Bに分かれてい
る。本体固定金具2Bは、下部には枢着軸用の穴2d
を、上部には引張スプリング受用軸2gの下向きのカー
ブを描くガイド穴2eと、それと連続する固定用穴2f
をそれぞれ備えた袖部2cが、中間部2bより左右に2
枚あり中間部2bに対してそれぞれ正面側に直角に折れ
ている。そして、壁に当る中間部2bは、壁固定金具2
Aの上下を挟むようにそれぞれ正面側に直角に曲げてい
る。そして、それらを下からボルト等で緊結している。
引張スプリング2hは、本体1のポケット部分の本体金
物Dの正面板4側に係止し、収納物8の入った本体1の
上げ下げの重さを軽減し、スムーズに作業ができるよう
補助する役目がある。又、本体1が下の位置にある時、
固定用穴2fと枢着軸用の穴2dを結んで延長させた線
より、本体金物Dの引っ張りスプリング軸受け位置が、
若干でも壁面9側にあるとストッパーがかかり、本体1
が軽くても浮き上がることがなく、出し入れの作業がし
やすくなる。
【0011】施工手順は、固定金具2Aを壁面9にそれ
ぞれ同レベルに、本体1のポケット6に入るように取付
け、本体1のポケット6部に枢着した本体固定金物2
B,2Bを固定金具2A,2Aに当てはめ、それぞれの
穴を合わせて下からボルト等で緊結すればよいので簡単
に施工できる。最後に本体1を下の位置に降ろすと、引
張スプリング受用軸2gがガイド穴2eにガイドされ
て、固定用穴2fにはまり込んで係止し、以後自然に外
れることはない。
【0012】支持金物2は、壁面9に固定するものとは
限らず垂直面があり、支持するに足る強度があればよ
い。例えば、人の出入りする片開戸の上部に支持金物
2,2を固定し、本体1を設置してもよい。その場合、
扉の開く範囲には何も物を置くことができないので、本
体1を下の位置に降ろしても、常に邪魔になることがな
い。又、支持金物2を壁等に固定する方法も、釘やコー
チボルトや各種アンカー等による場合に限らず、本体自
身が比較的小型で、収納物が重くない場合には壁の種類
によって、接着や吸盤による方法や相手がスチールの場
合には、磁石による方法も考えられる。
【0013】キャッチ機構7は、特に限定されるもので
はないが、この実施例の場合は、押すことにより嵌脱可
能なものとし、上の位置にある時には押すことによって
フリーな状態になり、本体1と収納物8の重みを引張ス
プリング2hの引張力で重さを軽減しながら下に降ろ
し、逆に上げる時は引張スプリング2hの復元力を利用
して軽く手を添えて上にあげ、壁面9に当る位置にくる
と、支持金物2の上部に付けた突片7aが、本体1の側
板3の内側に付設したキャッチ機構7に嵌入して本体1
を確実に保持する。
【0014】図5〜図7に示すものは本発明の第2の実
施例であって、第1の実施例では、本体1に手掛かりが
ないため、下ろしたり上げたりする作業を両手を使って
行う必要があり、収納物8が比較的重い場合には、作業
が困難な場合がある。そのため本体1に付属する操作ア
ーム11と、突起棒12を片側の側板3に設けて、片手
によって上げ下げの操作ができるようにしたものであ
る。
【0015】操作アーム11は、片側の側板3のほぼ中
央部で本体金物Dのある位置に軸芯13があり、軸芯1
3から壁面9までの距離を直径とした上に膨らむ半円状
の円弧部分11aと、その下部に直線部11bのある棒
状のステッキ形をしている。下部の直線部11bには、
少し下った所の正面側に突起部11cを有し、ほぼ中間
に軸着部11dがあり前後に自在に折れ、末端にはグリ
ップ11eがあり握りやすくしている。軸芯13は側板
3と仕切板3aの間のポケット6部分で本体金物Dの軸
受部分に枢設し、ネジスプリングをはめることによっ
て、本体1が上下の各位置に静止している時は、直線部
11bが壁面9に常に添うようにしている。
【0016】軸心13を中心にして操作アーム11のグ
リップ11eを持って手前に回転し、突起部11cの下
面と直線部11bのコーナーにちょうど当るように、片
側の側板3の正面側のくの字になった所に突起棒12の
位置を設定をする。その時、操作アーム11の直線部1
1bの軸着部11dより上部の直線部がくの字の下の辺
と平行で、その辺より正面側に若干はみ出すようにして
おくのが条件となる。そうすることにより、本体1が下
の位置に来た時、操作アーム11の軸着部11dより上
部の直線部が、壁面9に当り本体1を支え、正面板4の
4a面と壁面9との間にクリヤランスができ、双方に傷
がつくことがない。
【0017】本体1が上の位置にある時それを降ろす場
合は、グリップ11eを持って手前に引き寄せながら、
直線部11bの軸着部11dを上にしてくの字に折り、
突起棒12に突起部11cを当て、少し押すようにする
とキャッチ機構7が解除する。そして、引張スプリング
2hによって軽減された本体1と収納物8の重みを、操
作アーム11のてこの原理でより軽く、枢着部分14を
支点にして、下へ回転する本体1を支えながら下の位置
に降ろし、軸着部11dより上部の直線部が壁面9に当
り、本体1を支え静止する。本体1が下の位置にある時
それを上げる場合は、同じようにグリップ11eを持っ
て手前に引き寄せて軸着部11dを上にして、くの字に
折るようにすると、すでに突起棒12と突起部11cが
かみ合わさっているので、本体1は枢着部分14を支点
にして上方に回転する。その場合に、引張スプリング2
hの復元力と操作アーム11の、てこの原理を利用して
軽く押し上げることができる。上の位置にくるとキャッ
チ機構7が働いて、本体1を保持する。それを確かめグ
リップ11eを離すと、操作アーム11はネジスプリン
グの復元力によって、逆に回転して元の壁面9に添う位
置に戻る。
【0018】本体1が上の位置にある時、万が一、キャ
ッチ機構7が解除されることがあった場合でも、本体1
が自重によって回転しょうとすると、その重みを操作ア
ーム11の軸着部11dより上部の直線部が、壁面9の
反力によって抵抗し支えることによりストッパーの役目
をし、本体1が突然下へ回転落下して、人や物に損傷を
与えることはないので安全である。
【0019】本体1の下部に現在着用している服等を、
手軽にハンガーに掛けておくことができるように、横長
のU字形をしたハンガーバイプ15を設けており、回転
収納ボックスと共に機能しさらに便利に生活できるよう
にしている。ハンガーバイプ15の左右の竪材15a,
15aが支持金物2,2の内側の袖部2c下部にそれぞ
れ係止し、その上部は、係止した部分から壁面9側にく
の字に曲げ、その下部の中間部は壁面9に添うように
し、その下部を正面側にくの字に曲げ、それをつなぐ横
材15bが壁面9から距離をとれるようにしている。そ
うすることにより、横材15bにハンガーを掛けやすく
している。本体1が下の位置に降りてきても、正面板4
がくの字に折れているので、ハンガーパイプの横材15
bが、正面板の4b部分と壁面9との間に十分な間隔が
あれば、本体1とハンガーパイプに吊されたハンガーと
が接触することはない。
【0020】図8に示すものは本発明の第3の実施例で
あって、第1の実施例における本体1が上の位置にある
時、本体1の上に乗るように正面板4の上辺、両側板
3,3より若干はみ出す広さの固定棚16を固設したも
のである。天井の高い室等で、本体1の設置位置を壁面
9と天井面10のコーナーより下げる場合には、天井面
10と本体1の棚5aまでの空間ができ、空間の利用効
率が悪くなる。しかし、このように天井面10のかわり
に固定棚16を設ければ、その上に飾り物や他の収納物
を置いておくことができ便利である。この場合の支持金
物は、第1の実施例の支持金物2の中間部2bを上方に
伸ばし、固定棚16の底部に当るところで逆L字形に曲
げれば、本体1と固定棚16の両方を支持することがで
きる。
【0021】上記の場合は、本体1を天井付近に設けた
場合であるが、人の腰位の高さに設けて固定棚16に飾
り棚の機能を持たせ、その下部に本体1を設置してもよ
い。その場合、本体1を下の位置に降ろすと、物を出し
入れするのに適当な位置にきて、立っている人は腰を深
く曲げなくてもよいし、座っている人も中腰になること
なく作業できる。又、下の位置にある本体1の棚5は、
正面側が上がり壁面9側が下がって角度がつき、しか
も、側板3が先細り形状の略台形をしているので、下の
棚程手前にせり出すので収納物8もよく見え出し入れも
より楽になる。
【0022】図9に示すものは本発明の第4の実施例で
あって、キッチン等での壁面(前面壁)9と吊戸棚17
の底面とのコーナーに設置した例で、本体1が上の位置
にある場合、側板3は上下の相対する2辺が平行で、他
の一辺は壁面(前面壁)9に添い平行な相対する辺とそ
れぞれ直角を成している。残りの正面側の辺は円弧状
の、下にいくに従って先細り形状の略台形をしている。
棚板5は、棒状のものを平行に連続させて水切棚とした
もので、位置によって奥行が異なり、上から広いもの順
に、5a,5b,5cの3枚があり、両側板3,3に取
り付けている。本体1の正面には、上下方向に円弧状を
した正面板4が両側板3,3の間をカバーしている。下
に降りた位置では、正面板4が壁面9に当るようにして
静止する。
【0023】支持金物2は、下部には枢着軸用の穴2d
を備えた袖部2cが中間部2bより左右2枚あり、中間
部に対してそれぞれ正面側に直角に曲げている。上部は
棚板5aの位置で正面側に直角に折れ、壁面(前面壁)
9に支持させるのではなく、吊戸棚17の底部に固設し
ている。この実施例の場合引っ張りスプリングはないの
で、第1の実施例にある仕切り板3aが必要がない。そ
のため、棚5の中間にある5bは可動棚にできるので、
収納するものによって適当な位置に変更することが可能
である。又、必要に応じて可動棚を増やすこともでき
る。
【0024】調理中は、下の位置に降ろしておき、頻繁
に使用する調味料やスパイス類を入れておけば、見やす
く簡単に取り出せ便利である。その上、本体1が回動す
ることにより、粉末状の調味料等が揺すられて固まるの
を防止することができる。又、重くて割れやすい食器類
以外のこまごまとした調理用具等を、収納しておいても
便利に使用でき、調理が終われば水洗いしたものを入れ
ておき、水切りできたところで上の位置に上げておく
と、自然に乾燥して手間が要らずにきれいに片ずく。食
器類は水切りと自然乾燥までを、本体1を下の位置にし
ておくことによって可能になる。本体1を構成する側板
3や正面板4は、半透明のプラスチックにすれば、収納
物の判別ができるので便利である。又、正面板4が上下
万向に円弧状をしているので収納物の座りがよく、見た
目に柔らかい感じを与える。
【0025】図10に示すものは本発明の第5の実施例
であって、テーブル16下面中央に垂らした竪仕切り板
16aを設け、テーブル下面と竪仕切り板16aの左右
両コーナーに本体1を背向かいに設置し、支持金物2,
2を竪仕切り板16aに固設したものである。テーブル
16下部に収納があると便利であるが、テーブル16の
下に足を入れるのに邪魔になることがあり、又、それが
固定の収納だと覗く姿勢に困難が伴い、物を取出すのに
苦労する。しかし、この実施例の場合だと、本体1が上
の位置にある時、その断面形は下へ行くに従って先細り
形状になっているため、足を入れるのに邪魔になりにく
いし、本体1を下の位置に降ろすと、テーブル16下面
から本体1までの距離ができるので、中腰の姿勢でも見
やすく取出しやすくなる。
【0026】本体1に調味料等の粉末の容器を入れる
と、本体1を回動することによって中身を振るようにな
るので、固まるのを防ぐこともできる。規模が比較的小
さいので、引張スプリングはなくてもよく、キャッチ機
構7も軽く押すだけで着脱可能なマグネットキャッチを
利用してもよい。又、竪仕切り板16aをなくして支持
金物2,2を背中合わせにして、上部をそれぞれ逆L字
に曲げてテーブル16下面に支持させてもよい。
【0027】図11に示すものは本発明の第6の実施例
であって、本体1の支持金物を兼ねて本体1を支持する
支柱17、17間の上部に本体1の扉の役目をする幕板
18を架設し、支柱17,17の脚部は正面側にL字に
曲げ、移動可能なようにキャスター付きとしている。中
間部にはハンガーパイプ19や棚等を設けてもよい。本
体1が下の位置にくると、支柱17,17によって静止
する。又、ハンガーパイプ19上部に本体1があるの
で、上からのホコリを防ぐことができ、第3の実施例の
ように本体1の上に棚を設けると、さらに収納量は増
す。
【0028】
【発明の効果】この発明に係わる回転収納ボックスを使
用する時は、高い所に収納したものを手の届く適当な位
置まで降ろすことができるので、脚立や椅子等の上に乗
ることなく、収納物を容易に出し入れすることが可能で
ある。そして、出し入れする作業を終えると元の高い位
置に簡単に戻すことができる。このように、室の床面積
を狭くしないで、日常的に使用できる収納スペースを、
確保することができるので便利である。又、側板3を下
にいくに従って先細り形状の略台形として、正面下端の
直角のカドをなくしたので、圧迫感がなく邪魔にもなら
ない。本体1が上の位置の、壁上部と天井のコーナーに
ある時は、壁の延長としてみられるので、室の雰囲気を
壊すこともない。本体1が上の位置にある時は、壁面9
が本体1の扉の役割をしているので扉を設置する必要が
ない。そのため、下に降ろした時には扉を開ける手間が
要らず、降ろした状態のままでも邪魔になることもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転収納ボックスの第1実施例で、本
体が上の位置にある状態を示した斜視図である。
【図2】同実施例の図1に対して、本体が下の位置にあ
る状態を示した斜視図である。
【図3】同実施例の図1の状態の中央部分の断面図であ
る。
【図4】同実施例の図2の状態の端部の支持金物が入る
ポケット部分の断面図である。
【図5】同第2実施例で、本体が上の位置にある状態を
示した斜視図である。
【図6】図5の実施例で、本体が(a)上の位置、
(b)上の位置へいく手前の状態、又は上の位置から下
へいく状態のそれぞれの操作アームの動きを示す側面
図。
【図7】図5の実施例で、本体が(a)下の位置、
(b)下の位置へいく手前の状態、又は下の位置から上
へいく状態のそれぞれの操作アームの動きを示す側面
図。
【図8】同第3実施例を示す斜視図である。
【図9】同第4実施例を示す断面図である。
【図10】同第5実施例を示す断面図である。
【図11】同第6実施例を示す斜視図である。
【図12】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 本体 2 支持金物 3 側板 4 正面板 5 棚板 9 壁面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下にいくに従って先細り形状の略台形を
    した両側板(3)(3)と、それを繋ぐ2枚以上の棚板
    (5)と正面部分を覆う正面板(4)からなる本体
    (1)に、壁面(9)等に固定する支持金物(2)
    (2)が、上下方向に回動可能なように枢着し、上の位
    置にある時には、本体(1)を保持するためにキャッチ
    機構を備えてなる、回転収納ボックス。
JP29550894A 1994-10-21 1994-10-21 回転収納ボックス Pending JPH08117036A (ja)

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JP29550894A JPH08117036A (ja) 1994-10-21 1994-10-21 回転収納ボックス

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29550894A JPH08117036A (ja) 1994-10-21 1994-10-21 回転収納ボックス

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