JPH0811676A - 押出型材を用いたスライドレール - Google Patents
押出型材を用いたスライドレールInfo
- Publication number
- JPH0811676A JPH0811676A JP15094394A JP15094394A JPH0811676A JP H0811676 A JPH0811676 A JP H0811676A JP 15094394 A JP15094394 A JP 15094394A JP 15094394 A JP15094394 A JP 15094394A JP H0811676 A JPH0811676 A JP H0811676A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rail
- fixed
- slide rail
- sliding contact
- oil reservoir
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- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造が容易で、かつリサイクルが可能な状態
であり、円滑なスライドが確保されたスライドレールを
提供することを目的としている。 【構成】 アルミニウム合金の押出型材でなる固定側レ
ール2と移動側レール3を互いに嵌装してスライドレー
ル1が構成してある。固定側レール2と移動側レールの
摺接面内に、レールの長手方向に沿って、油溜溝13が
設けてある。
であり、円滑なスライドが確保されたスライドレールを
提供することを目的としている。 【構成】 アルミニウム合金の押出型材でなる固定側レ
ール2と移動側レール3を互いに嵌装してスライドレー
ル1が構成してある。固定側レール2と移動側レールの
摺接面内に、レールの長手方向に沿って、油溜溝13が
設けてある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車のシートなど
を、スライド可能に支持する為の押出型材を用いたスラ
イドレールに関する。
を、スライド可能に支持する為の押出型材を用いたスラ
イドレールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のシートなどをスライド可
能に支持する為のスライドレールが知られている。固定
側のレールに対し、シートを搭載する移動側のレールを
スライド可能に嵌装した構造のものである。
能に支持する為のスライドレールが知られている。固定
側のレールに対し、シートを搭載する移動側のレールを
スライド可能に嵌装した構造のものである。
【0003】前記各レールは、金属板を折曲して構成し
たり、アルミニウム合金などの金属製でなる押出型材で
構成し、互いに嵌装してスライドレールとしていた。
たり、アルミニウム合金などの金属製でなる押出型材で
構成し、互いに嵌装してスライドレールとしていた。
【0004】移動側のレールのスライドに円滑性を得る
必要があることから、折曲金属板でレールを構成する場
合には、固定側のレールと移動側のレールの材質を異な
るもの(例えば固定側のレールを移動側のレールの材質
に比較して硬質の材質とする)としたり、押出型材でレ
ールを構成する場合には、両レールの摺接面において、
一方のレールに潤滑性を与えるスペーサ(例えばフッ素
樹脂成型品)を取付けると共に、夫々摺接面にグリスそ
の他の潤滑剤を塗布することが行なわれていた。
必要があることから、折曲金属板でレールを構成する場
合には、固定側のレールと移動側のレールの材質を異な
るもの(例えば固定側のレールを移動側のレールの材質
に比較して硬質の材質とする)としたり、押出型材でレ
ールを構成する場合には、両レールの摺接面において、
一方のレールに潤滑性を与えるスペーサ(例えばフッ素
樹脂成型品)を取付けると共に、夫々摺接面にグリスそ
の他の潤滑剤を塗布することが行なわれていた。
【0005】
【発明により解決すべき課題】レールのスライドに円滑
性を与える為の前記従来の手段には解決すべき問題点が
あった。
性を与える為の前記従来の手段には解決すべき問題点が
あった。
【0006】即ち、異種金属板を折曲して固定側のレー
ルと移動側のレールを構成する場合、製造管理が複雑に
なると共に、材料のリサイクルが難しいなどの問題点が
あった。
ルと移動側のレールを構成する場合、製造管理が複雑に
なると共に、材料のリサイクルが難しいなどの問題点が
あった。
【0007】又、押出型材でレールを構成し、一方のレ
ールにスペーサを取付けるようにする場合は、スペーサ
の取付け工数の増加や、スペーサを確実に固着する為の
処理が必要となるなど、製造上の問題点があった。材料
のリサイクルの点でも、スペーサの材料が混入すること
になり、リサイクルが難しくなる問題点があった。
ールにスペーサを取付けるようにする場合は、スペーサ
の取付け工数の増加や、スペーサを確実に固着する為の
処理が必要となるなど、製造上の問題点があった。材料
のリサイクルの点でも、スペーサの材料が混入すること
になり、リサイクルが難しくなる問題点があった。
【0008】この発明は以上の如くの問題点に鑑みてな
されたもので、製造が容易で、かつリサイクルが可能な
状態であり、円滑なスライドが確保されたスライドレー
ルを提供することを目的としている。
されたもので、製造が容易で、かつリサイクルが可能な
状態であり、円滑なスライドが確保されたスライドレー
ルを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するこ
の発明の押出型材を用いたスライドレールは、固定側の
レールに対し、移動側のレールをスライド可能に嵌装し
てなるスライドレールにおいて、固定側のレールおよび
移動側のレールが夫々、金属製押出型材でなり、固定側
のレールと移動側のレールの摺接面内に、レールの長手
方向に沿って、油溜溝が設けてあることを特徴としてい
る。
の発明の押出型材を用いたスライドレールは、固定側の
レールに対し、移動側のレールをスライド可能に嵌装し
てなるスライドレールにおいて、固定側のレールおよび
移動側のレールが夫々、金属製押出型材でなり、固定側
のレールと移動側のレールの摺接面内に、レールの長手
方向に沿って、油溜溝が設けてあることを特徴としてい
る。
【0010】前記油溜溝は、1条乃至複数条としたもの
である。
である。
【0011】又、油溜溝は、固定側のレールと移動側の
レールの一方又は両方に設けたものである。
レールの一方又は両方に設けたものである。
【0012】又、固定側のレールと移動側のレールの両
方に設けた油溜溝は、互いに対向しない位置に設けたも
のである。
方に設けた油溜溝は、互いに対向しない位置に設けたも
のである。
【0013】更には、油溜溝は、固定側のレールと移動
側のレールの摺接面中、移動側の荷重が固定側に伝達さ
れる摺接面に設けたものである。
側のレールの摺接面中、移動側の荷重が固定側に伝達さ
れる摺接面に設けたものである。
【0014】前記の油溜溝は、断面半円形、矩形又は三
角形の凹入溝とすることができる。
角形の凹入溝とすることができる。
【0015】
【作用】この発明の押出型材を用いたスライドレールで
は、摺接面内に設けた油溜溝にグリスその他の潤滑剤を
充填することによって、摺接面に潤滑剤を供給し、移動
側のレールのスライドに円滑性を得ることができる。
は、摺接面内に設けた油溜溝にグリスその他の潤滑剤を
充填することによって、摺接面に潤滑剤を供給し、移動
側のレールのスライドに円滑性を得ることができる。
【0016】然して、固定側のレールおよび移動側のレ
ール共に、同一材質の押出型材とすることができ、製造
を容易にすると共に、リサイクル上の問題も無くするこ
とができる。
ール共に、同一材質の押出型材とすることができ、製造
を容易にすると共に、リサイクル上の問題も無くするこ
とができる。
【0017】
【実施例】以下この発明の実施例を図を参照して説明す
る。
る。
【0018】図1はこの発明の第1の実施例のスライド
レール1であって、アルミニウム合金製の押出型材でな
る固定側レール2と移動側レール3とからなっている。
固定側レール2はブラケット4を介して車輌の床などに
固定される一方、移動側レール3にはブラケット5を介
してシートが搭載される。図中6はリベットである。
レール1であって、アルミニウム合金製の押出型材でな
る固定側レール2と移動側レール3とからなっている。
固定側レール2はブラケット4を介して車輌の床などに
固定される一方、移動側レール3にはブラケット5を介
してシートが搭載される。図中6はリベットである。
【0019】固定側レール2は基板2aの上端縁一側に
断面L字状の頂辺2bが設けられると共に、該頂辺2b
と対向するように受辺2cが設けられて、上方嵌装部7
がレールの長手方向に沿って構成してある一方、基板2
aの下端縁一側に断面T字状の底辺2dが設けられると
共に、該底辺2dと対向するように受辺2eが設けられ
て、下方嵌装部8がレールの長手方向に沿って構成して
ある。
断面L字状の頂辺2bが設けられると共に、該頂辺2b
と対向するように受辺2cが設けられて、上方嵌装部7
がレールの長手方向に沿って構成してある一方、基板2
aの下端縁一側に断面T字状の底辺2dが設けられると
共に、該底辺2dと対向するように受辺2eが設けられ
て、下方嵌装部8がレールの長手方向に沿って構成して
ある。
【0020】移動側レール3は基板3aの上端縁および
中間部下縁寄の位置の一側に、前記上下方嵌装部7、8
の形状に合致させた、上方嵌入部9および下方嵌入部1
0が、夫々連結辺3bを介してレールの長手方向に沿っ
て設けてあると共に、基板3aの下端縁一側に断面L字
状の底辺3cが設けてあり、該底辺3cと下方嵌入部1
0の外面が共同して、固定側レール3の底辺2dに対す
る嵌装部11が、レールの長手方向に沿って構成してあ
る。
中間部下縁寄の位置の一側に、前記上下方嵌装部7、8
の形状に合致させた、上方嵌入部9および下方嵌入部1
0が、夫々連結辺3bを介してレールの長手方向に沿っ
て設けてあると共に、基板3aの下端縁一側に断面L字
状の底辺3cが設けてあり、該底辺3cと下方嵌入部1
0の外面が共同して、固定側レール3の底辺2dに対す
る嵌装部11が、レールの長手方向に沿って構成してあ
る。
【0021】図2は実施例のスライドレール1を自動車
のシート設置部に使用した状態を示したもので、1対の
スライドレール1、1を左右対称の状態で並設し、夫々
の移動側レール3にシート12が搭載されている。ブラ
ケット5を介して移動側レール3に伝達されるシート1
2側の荷重は、上方嵌入部9の外面と上方嵌装部7の内
面の摺接面中、下部摺接面Aおよび内側摺接面Bの部分
(図1(a)参照)並びに、下方嵌入部10の外面と下
方嵌装部8の内面の摺接面中、下部摺接面Cおよび内側
摺接面Dの部分で、固定側レール2側へと伝達される。
のシート設置部に使用した状態を示したもので、1対の
スライドレール1、1を左右対称の状態で並設し、夫々
の移動側レール3にシート12が搭載されている。ブラ
ケット5を介して移動側レール3に伝達されるシート1
2側の荷重は、上方嵌入部9の外面と上方嵌装部7の内
面の摺接面中、下部摺接面Aおよび内側摺接面Bの部分
(図1(a)参照)並びに、下方嵌入部10の外面と下
方嵌装部8の内面の摺接面中、下部摺接面Cおよび内側
摺接面Dの部分で、固定側レール2側へと伝達される。
【0022】そこで実施例の固定側レール2および移動
側レール3の対応する摺接面(A、B、C、D)内に、
図1(b)、(c)に示したように、断面を半円形(半
径0.25mm)とした凹入溝でなる油溜溝13が、レー
ルの長手方向に沿って、全長に亘って設けてある。
側レール3の対応する摺接面(A、B、C、D)内に、
図1(b)、(c)に示したように、断面を半円形(半
径0.25mm)とした凹入溝でなる油溜溝13が、レー
ルの長手方向に沿って、全長に亘って設けてある。
【0023】即ち、上方嵌装部7の内面に、下部摺接面
Aに対応させて、油溜溝13が1条設けてあり、内側摺
接面Bに対応させて油溜溝13が1条設けてある。又、
下方嵌装部8の内面に、下部摺接面Cに対応させて油溜
溝13が2条設けてあり、内側摺接面Dに対応させて油
溜溝13が1条設けてある。
Aに対応させて、油溜溝13が1条設けてあり、内側摺
接面Bに対応させて油溜溝13が1条設けてある。又、
下方嵌装部8の内面に、下部摺接面Cに対応させて油溜
溝13が2条設けてあり、内側摺接面Dに対応させて油
溜溝13が1条設けてある。
【0024】上記実施例の固定側レール2および移動側
レール3は、アルミニウム合金の押出型材を夫々所定の
長さに切断して得ることができる。油溜溝13は、押出
用ダイス(図示していない)に形成した断面半円形の突
部によって、型材の長手方向に沿って設けられるもの
で、油溜溝13の形成の為の二次加工を必要とするもの
ではない。
レール3は、アルミニウム合金の押出型材を夫々所定の
長さに切断して得ることができる。油溜溝13は、押出
用ダイス(図示していない)に形成した断面半円形の突
部によって、型材の長手方向に沿って設けられるもの
で、油溜溝13の形成の為の二次加工を必要とするもの
ではない。
【0025】所定の長さに切断した固定側レール2と移
動側レール3を図1(a)に示したように互いに嵌合さ
せてスライドレール1が完成する。嵌合の際に、夫々の
油溜溝13へは油脂、グリス或いは二硫化モリブデン等
の潤滑剤を充填する。
動側レール3を図1(a)に示したように互いに嵌合さ
せてスライドレール1が完成する。嵌合の際に、夫々の
油溜溝13へは油脂、グリス或いは二硫化モリブデン等
の潤滑剤を充填する。
【0026】前記摺接面A、B、C、Dにおいては、油
溜溝13に充填したグリスが、毛細管現象により摺接面
全面に供給される結果、移動側レール3は固定側レール
2に対して、円滑にスライドすることができる。
溜溝13に充填したグリスが、毛細管現象により摺接面
全面に供給される結果、移動側レール3は固定側レール
2に対して、円滑にスライドすることができる。
【0027】上記の実施例では、油溜溝13は固定側レ
ール2側に設けたが、移動側レール3側に設けるように
しても良いし両方のレールに設けるようにしても良い。
又、各摺動面A、B、C、Dにおいて、摺動面Cを除く
摺動面A、B、Dは、油溜溝13は1条宛設けたが、摺
動面Cのように2条或いは3条以上設けるようにしても
良い。要するに、摺接面の面積、荷重による当接圧や摺
接面に必要な潤滑剤の量等を考慮して決定すれば良いも
のである。
ール2側に設けたが、移動側レール3側に設けるように
しても良いし両方のレールに設けるようにしても良い。
又、各摺動面A、B、C、Dにおいて、摺動面Cを除く
摺動面A、B、Dは、油溜溝13は1条宛設けたが、摺
動面Cのように2条或いは3条以上設けるようにしても
良い。要するに、摺接面の面積、荷重による当接圧や摺
接面に必要な潤滑剤の量等を考慮して決定すれば良いも
のである。
【0028】図3はこの発明の第2の実施例のスライド
レール1である。アルミニウム合金の押出型材でなる固
定側レール2の上、下部に上方嵌装部14と下方嵌装部
15が形成してあると共に、アルミニウム合金の押出型
材でなる移動側レール3の上、下部に上方嵌入部16と
下方嵌入部17が形成してあり、夫々互いに嵌装するよ
うになっている。
レール1である。アルミニウム合金の押出型材でなる固
定側レール2の上、下部に上方嵌装部14と下方嵌装部
15が形成してあると共に、アルミニウム合金の押出型
材でなる移動側レール3の上、下部に上方嵌入部16と
下方嵌入部17が形成してあり、夫々互いに嵌装するよ
うになっている。
【0029】固定側レール2の上方嵌装部14および下
方嵌装部15の内面には、図3(b)に示したように、
内外摺接面に対応させて、油溜溝13がレールの長手方
向に沿って各2条宛設けてある。また移動側レール3の
上方嵌入部16および下方嵌入部17の外面には、図3
(c)に示したように、上部又は下部摺接面に対応させ
て、油溜溝13がレールの長手方向に沿って2条宛設け
てある。
方嵌装部15の内面には、図3(b)に示したように、
内外摺接面に対応させて、油溜溝13がレールの長手方
向に沿って各2条宛設けてある。また移動側レール3の
上方嵌入部16および下方嵌入部17の外面には、図3
(c)に示したように、上部又は下部摺接面に対応させ
て、油溜溝13がレールの長手方向に沿って2条宛設け
てある。
【0030】図4は、油溜溝13を摺接面を構成する固
定側レール2と移動側レール3の両方に設けた第3の実
施例の図である。摺接面において、固定側レール2の下
方嵌装部15(上方嵌装部も同様である)の内面には油
溜溝13が2条乃至3条設けてある一方、移動側レール
3の下方嵌入部17(上方嵌入部も同様である)の外面
には油溜溝13が2条乃至3条設けてある。
定側レール2と移動側レール3の両方に設けた第3の実
施例の図である。摺接面において、固定側レール2の下
方嵌装部15(上方嵌装部も同様である)の内面には油
溜溝13が2条乃至3条設けてある一方、移動側レール
3の下方嵌入部17(上方嵌入部も同様である)の外面
には油溜溝13が2条乃至3条設けてある。
【0031】固定側レール2側の油溜溝13と移動側レ
ール3側の油溜溝13は、摺接面において互いに対向し
ないように設置位置がずらしてあり、摺接面における広
い面積に亘って潤滑剤が供給できるようにしたものであ
る。
ール3側の油溜溝13は、摺接面において互いに対向し
ないように設置位置がずらしてあり、摺接面における広
い面積に亘って潤滑剤が供給できるようにしたものであ
る。
【0032】油溜溝13は断面半円形の凹入溝で構成し
たが、図5(a)、(b)に示したように、断面矩形の
凹入溝による油溜溝13aや、断面三角形の凹入溝によ
る油溜溝13bとすることもできる。押出型材でなる固
定側又は移動側レール内に、衝撃による割れを生じ難く
する点では、前記の実施例のように断面半円形の凹入溝
でなる油溜溝が優れている。油溜溝の深さや幅は、潤滑
剤の必要量に応じて決められるものである。
たが、図5(a)、(b)に示したように、断面矩形の
凹入溝による油溜溝13aや、断面三角形の凹入溝によ
る油溜溝13bとすることもできる。押出型材でなる固
定側又は移動側レール内に、衝撃による割れを生じ難く
する点では、前記の実施例のように断面半円形の凹入溝
でなる油溜溝が優れている。油溜溝の深さや幅は、潤滑
剤の必要量に応じて決められるものである。
【0033】
【発明の効果】この発明によれば、円滑なスライドが可
能なスライドレールが簡単に製造できる効果がある。ま
た、固定側のレールおよび移動側のレールが同材質にで
き、かつスペーサのような異種材を介在させないので、
リサイクルに好適なスライドレールを提供できる効果が
ある。
能なスライドレールが簡単に製造できる効果がある。ま
た、固定側のレールおよび移動側のレールが同材質にで
き、かつスペーサのような異種材を介在させないので、
リサイクルに好適なスライドレールを提供できる効果が
ある。
【0034】油溜溝を摺接面に対応させて複数条設ける
ようにすると、油溜溝の深さおよび/または幅を小さく
して、必要量の潤滑剤を充填できるので、油溜溝の形成
によるレールの強度低下を避けることができる。
ようにすると、油溜溝の深さおよび/または幅を小さく
して、必要量の潤滑剤を充填できるので、油溜溝の形成
によるレールの強度低下を避けることができる。
【0035】油溜溝を固定側と移動側の両方に設けるよ
うにしても、同様の効果がある。
うにしても、同様の効果がある。
【0036】油溜溝を固定側と移動側の両方に設ける場
合に、互いに対向しない位置に設けるようにすれば、潤
滑剤の供給可能面積を大きくできる効果がある。
合に、互いに対向しない位置に設けるようにすれば、潤
滑剤の供給可能面積を大きくできる効果がある。
【0037】また油溜溝を、移動側の荷重が固定側に伝
達される摺接面に設けるようにすれば、スライドの円滑
性を合理的に向上できる効果がある。
達される摺接面に設けるようにすれば、スライドの円滑
性を合理的に向上できる効果がある。
【図1】この発明の第1の実施例の図で、(a)は正面
図、(b)および(c)は固定側レールの一部拡大断面
図、(d)は同じく油溜溝の拡大断面図である。
図、(b)および(c)は固定側レールの一部拡大断面
図、(d)は同じく油溜溝の拡大断面図である。
【図2】この発明の実施例の使用状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図3】この発明の第2実施例の図で、(a)は正面
図、(b)は固定側レールの一部拡大断面図、(c)は
移動側レールの一部拡大断面図である。
図、(b)は固定側レールの一部拡大断面図、(c)は
移動側レールの一部拡大断面図である。
【図4】この発明の第3実施例の一部拡大断面図であ
る。
る。
【図5】(a)、(b)は油溜溝の他の実施例の拡大断
面図である。
面図である。
1 スライドレール 2 固定側レール 3 移動側レール 4 ブラケット 5 ブラケット 6 リベット 7、14 上方嵌装部 8、15 下方嵌装部 9、16 上方嵌入部 10、17 下方嵌入部 11 嵌装部 12 シート 13、13a、13b 油溜溝
Claims (6)
- 【請求項1】 固定側のレールに対し、移動側のレール
をスライド可能に嵌装してなるスライドレールにおい
て、固定側のレールおよび移動側のレールが夫々、金属
製押出型材でなり、固定側のレールと移動側のレールの
摺接面内に、レールの長手方向に沿って、油溜溝が設け
てあることを特徴とする押出型材を用いたスライドレー
ル。 - 【請求項2】 油溜溝は、1条乃至複数条、設けてある
請求項1記載の押出型材を用いたスライドレール。 - 【請求項3】 油溜溝は、固定側のレールと移動側のレ
ールの一方又は両方に設けた請求項1又は2に記載の押
出型材を用いたスライドレール。 - 【請求項4】 固定側のレールと移動側のレールの両方
に設けた油溜溝は、互いに対向しない位置に設けてある
請求項3記載の押出型材を用いたスライドレール。 - 【請求項5】 油溜溝は、固定側のレールと移動側のレ
ールの摺接面中、移動側の荷重が固定側に伝達される摺
接面に設けてある請求項1乃至4の何れか1項に記載の
押出型材を用いたスライドレール。 - 【請求項6】 油溜溝は、断面半円形、矩形又は三角形
の凹入溝とした請求項1乃至5の何れか1項に記載の押
出型材を用いたスライドレール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15094394A JPH0811676A (ja) | 1994-07-01 | 1994-07-01 | 押出型材を用いたスライドレール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15094394A JPH0811676A (ja) | 1994-07-01 | 1994-07-01 | 押出型材を用いたスライドレール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0811676A true JPH0811676A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=15507812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15094394A Pending JPH0811676A (ja) | 1994-07-01 | 1994-07-01 | 押出型材を用いたスライドレール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0811676A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005239146A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Bos Gmbh & Co Kg | 改良されたスライド部材を有し案内手段のないウィンドウシェード |
-
1994
- 1994-07-01 JP JP15094394A patent/JPH0811676A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005239146A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Bos Gmbh & Co Kg | 改良されたスライド部材を有し案内手段のないウィンドウシェード |
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