JPH08116538A - 画像符号化方式 - Google Patents

画像符号化方式

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JPH08116538A
JPH08116538A JP25317094A JP25317094A JPH08116538A JP H08116538 A JPH08116538 A JP H08116538A JP 25317094 A JP25317094 A JP 25317094A JP 25317094 A JP25317094 A JP 25317094A JP H08116538 A JPH08116538 A JP H08116538A
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JP
Japan
Prior art keywords
coefficient
divided
scanning
coefficient matrix
image
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP25317094A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunari Akaogi
一成 赤荻
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Publication of JPH08116538A publication Critical patent/JPH08116538A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、離散コサイン変換(DCT変換)を
用いた画像符号化方式に関し、従来と比べ高速な符号化
を可能とする。 【構成】量子化DCT係数マトリックスを複数の領域に
分割し、各分割領域内の各係数を、各分割領域毎に、か
つ、それら複数の分割領域について同時に、スキャニン
グしながら符号化を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データを符号化す
る画像符号化方式に関し、詳細には、DCT変換(離散
コサイン変換)を用いた画像符号化方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、種々の画像符号化方式が提案
されているが、カラー静止画像を符号化するに適した、
高品質な画像を効率よく符号化できる方式の1つとして
離散コサイン変換(DCT)方式が提案されている。離
散コサイン変換、及びその離散コサイン変換を用いた符
号化方式については、既に広く知られているため(例え
ば、「ディジタル信号処理ハンドブック」電子情報通信
学会編 オーム社、「インターフェース」’91 12
月号 参照)、ここでは、後述する本発明に関連する部
分の概略説明にとどめる。
【0003】図3は、DCT方式による符号化の概要説
明図である。各画素に各画素値が対応する2次元素画像
中の8×8画素の画素ブロックが入力され、離散コサイ
ン変換(DCT変換)が施され、8×8のDCT係数マ
トリックスが生成される。このDCT係数マトリックス
を構成する左上の要素(係数)は、入力された8×8画
素ブロックの低空間周波数成分のレベルを表わし、右側
ないし下側に進むほど、入力された8×8画素ブロック
の、それぞれ横方向ないし縦方向の高空間周波数成分の
レベルを表わしている。
【0004】次に、DCT係数マトリックスの各要素
が、予め用意された量子化テーブルの、対応する係数で
割り算され、その割り算結果の整数部分のみを配列した
量子化DCT係数マトリックスが生成される。量子化テ
ーブルは、規格により推奨された量子化テーブルもある
が、基本的には、入力される画像の性質に応じてユーザ
により予め定義されるものである。
【0005】この量子化DCT係数マトリックスは、通
常の画像ではその画像の低空間周波数成分に対応する左
上側には0以外の値を持ち、高空間周波数成分に対応す
る右下側には0が現れる確率が高い。ただし、その画像
にもよるが、右下側であっても0以外の値が現れること
も多い。この量子化DCT係数マトリックスを求めた
後、この量子化DCT係数マトリックスを構成する各要
素(各量子化DCT係数)を所定の順序でスキャニング
し、各量子化DCT係数を、所定の基準に従って順次符
号化する。
【0006】図4は、量子化DCT係数マトリックスの
スキャニングの順序を表わした図である。上述したよう
に、量子化DCT係数マトリックスは高周波側(右下
側)ほど0の値が現れる確率が高いため、低周波側から
高周波側に向かって、即ち、図4に矢印で示すように、
左上端から右下端に向かって順次斜めにスキャニングさ
れる。
【0007】このようにして符号化された画像データを
復号化するにあたっては、上述した説明の逆の順序を辿
ることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】画像の符号化にあたっ
ては、高品質性を維持した上で、高速にかつ、できるだ
け短いビット長に符号化することが求められる。特開平
4−196695号公報には、高速に符号化を行うため
に、図4に示す順序でスキャニングしながら符号化を行
い、0の値が所定数以上に続いた場合にそれ以降は全て
0の値であるとみなしてスキャニングを中止することが
提案されている。
【0009】しかし、0の値がいくつ続いたらスキャニ
ングを中止することにするのかが難しく、その数が小さ
いと誤差が大きくなり、その数が大きいと符号化の高速
性が失われるという問題がある。図5は、従来の他の提
案(特開平4−247770号公報参照)の説明図であ
り、量子化DCT係数マトリックスのスキャニング順序
を示す図である。
【0010】この提案は、例えば建物の画像等、所定の
方向についてのみ高周波成分が多く、その方向と直交す
る方向には高周波成分がほとんど存在しないような画像
の場合に、図5(a)ないし図5(b)のように、スキ
ャニングの順序を変更しようというものである。画像の
特徴が既に捉えられている場合は、その画像情報が集中
する特徴的な部分のみを先に符号化するようにスキャニ
ングの順序を変更し、その画像の特徴を表わさない領域
はスキャニングを中止することにより符号化の高速化を
図ることができる。しかし、画像の特徴を捉えるための
スキャニングが必要となる場合は、この手法では高速化
は望めない。
【0011】本発明は、上記事情に鑑み、従来と比べ高
速な符号化が可能な画像符号化方式を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の画像符号化方式は、各画素に各画素値が対応する2
次元画像もしくは2次元部分画像の画素値マトリックス
に離散コサイン変換を施して係数マトリックスを生成
し、係数マトリックスの各係数を量子化するための各量
子化係数からなる量子化テーブルを用いて係数マトリッ
クスの各係数を量子化することにより量子化係数マトリ
ックスを生成し、量子化係数マトリックスの各係数をス
キャニングしながら、それら各係数を順次符号化する画
像符号化方式において、上記量子化係数マトリックスが
複数の領域に分割されてなる各分割領域内の各係数を、
複数の分割領域毎に、かつ複数の分割領域について同時
にスキャニングすることを特徴とする。
【0013】ここで、上記本発明の画像符号化方式にお
いて、上記複数の分割領域のうち少なくとも1つの分割
領域内の少なくとも1つの係数について、その係数の値
を変更して変更された値について符号化してもよい。ま
た、上記本発明の画像符号化方式において、上記複数の
分割領域のうち少なくとも1つの分割領域についてその
分割領域全ての係数が0であると見なしてその分割領域
についてスキャニングを省略してもよい。
【0014】
【作用】本発明の画像符号化方式は、量子化係数マトリ
ックスの内部を複数に分割しておいて、それら複数の分
割領域それぞれを同時にスキャニングするものであるた
め、符号化の時間が短縮される。また、高周波成分は、
低周波成分と比べ符号化の誤差は視覚的な画質には大き
くは響かないことから、例えば高周波側の分割領域につ
いては、符号化した際によりビット長が短くなる値に変
更して符号化すると、その分符号化データのビット長が
短くなり高圧縮化が実現する。
【0015】また、多少大きな誤差が許容される場合
は、例えば高周波側の分割領域内の各要素が全て0の値
を有するものとみなして、その分割領域のスキャニング
を中止してもよい。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は、本発明の画像符号化方式の一実施例の説明図であ
り、量子化DCT係数マトリックスの分割領域及びスキ
ャニングの順序を示す図である。ここでは、量子化DC
T係数マトリックスがA,B,Cの3つの分割領域に分
割され、各分割領域A,B,C毎にスキャニングされ
る。またこれら各分割領域のスキャニングは同時に行わ
れる。従って、スキャニング開始からスキャニング終了
までの時間が短縮され高速な符号化が実現する。
【0017】ここで、例えば分割領域Aについては、そ
の分割領域A内の係数を忠実に符号化し、分割領域Bに
ついては、マイナスの値を有する係数は−1に統一し、
プラスの値を有する係数は+1に統一し、すなわち分割
領域Bについては−1,0,+1の3値のみを符号化
し、さらに分割領域Cについては、その分割領域C内の
係数を全て0と見なしてスキャニングを省略してもよ
い。
【0018】その場合、−1,+1に、符号化した際の
ビット長として短いビット長を割り当てておくことによ
り、符号化後のビット長が短縮される。また分割領域C
については、全ての係数が0の値を有するとみなしてい
るため、さらに短いビット長で済ませることができる。
このようにして、許容誤差に応じた高い圧縮率の符号化
データを生成することができる。
【0019】図2は、本発明の画像符号化方式を採用し
た画像符号化装置の一例を示すブロック図である。外部
からDCT変換器10に8×8画素ブロックが入力さ
れ、DCT変換器10でDCT変換が行われてDCT係
数マトリックスが生成される。そのDCT係数マトリッ
クスは量子化器20に入力され、予め用意された量子化
テーブルの、対応する係数との間で割り算され、量子化
DCT係数マトリックスが生成される。この量子化DC
T係数マトリックスはメモリ40に一旦入力される。
【0020】次いで、アドレス生成器50により、図1
に示す各分割領域A,B,C内の各係数が格納されたメ
モリアドレスが、各分割領域A,B,C内のスキャニン
グの順序で、かつ各分割領域A,B,Cについて循環的
に生成される。メモリ50からは、その生成されたアド
レスに格納された係数が読み出されて置換器60に入力
される。置換器60では、アドレス生成器50からのア
ドレス情報により、今入力された係数が分割領域A,
B,Cのいずれに属する係数であるかを知り、分割領域
Aの係数の場合はそのまま通過させて符号化器70に入
力し、分割領域Bの係数の場合は、マイナスの有効係数
であるかプラスの有効係数であるかに応じてその係数の
値を−1ないし+1に変更して符号化器70に入力し、
分割領域Cの係数の場合は、その係数の通過を置換器6
0で阻止して符号化器70には0の値を入力する。符号
化器70では、置換器60から送られてきた係数を各分
割領域毎に符号化する。
【0021】以上のようにして高速な符号化が行われ
る。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像符号化
方式は量子化係数マトリックスを複数の領域に分割し、
各分割領域毎に、かつそれら複数の分割領域について同
時にスキャニングして符号化するものであるため、高速
の符号化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像符号化方式の一実施例の説明図で
あり、量子化DCT係数マトリックスの分割領域及びス
キャニングの順序を示す図である。
【図2】本発明の画像符号化方式を採用した画像符号化
装置の一例を示すブロック図である。
【図3】DCT方式による符号化の概要説明図である。
【図4】量子化DCT係数マトリックスのスキャニング
の順序を表わした図である。
【図5】従来の提案の説明図であり、量子化DCT係数
マトリックスのスキャニング順序を示す図である。
【符号の説明】
10 DCT変換器 20 量子化器 30 量子化テーブル 40 メモリ 50 アドレス生成器 60 置換器 70 符号化器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各画素に各画素値が対応する2次元画像
    もしくは2次元部分画像の画素値マトリックスに離散コ
    サイン変換を施して係数マトリックスを生成し、該係数
    マトリックスの各係数を量子化するための各量子化係数
    からなる量子化テーブルを用いて該係数マトリックスの
    各係数を量子化することにより量子化係数マトリックス
    を生成し、該量子化係数マトリックスの各係数をスキャ
    ニングしながら、該各係数を順次符号化する画像符号化
    方式において、 前記量子化係数マトリックスが複数の領域に分割されて
    なる各分割領域内の各係数を、該複数の分割領域毎に、
    かつ該複数の分割領域について同時にスキャニングする
    ことを特徴とする画像符号化方式。
  2. 【請求項2】 前記複数の分割領域のうち少なくとも1
    つの分割領域内の少なくとも1つの係数について、該係
    数の値を変更して変更された値について符号化すること
    を特徴とする請求項1記載の画像符号化方式。
  3. 【請求項3】 前記複数の分割領域のうち少なくとも1
    つの分割領域内の少なくとも1つの分割領域について該
    分割領域全ての係数が0であると見なして該分割領域に
    ついてスキャニングを省略することを特徴とする請求項
    1又は2記載の画像符号化方式。
JP25317094A 1994-10-19 1994-10-19 画像符号化方式 Withdrawn JPH08116538A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006011258A1 (ja) * 2004-07-27 2006-02-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 画像符号化装置及び方法
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Effective date: 20020115