JPH08116107A - 磁気検出半導体装置及び半導体集積回路装置 - Google Patents

磁気検出半導体装置及び半導体集積回路装置

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JPH08116107A
JPH08116107A JP6252602A JP25260294A JPH08116107A JP H08116107 A JPH08116107 A JP H08116107A JP 6252602 A JP6252602 A JP 6252602A JP 25260294 A JP25260294 A JP 25260294A JP H08116107 A JPH08116107 A JP H08116107A
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JP
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magnetic
semiconductor
semiconductor device
magnetic detection
layer
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Tatsuya Usuki
達哉 臼杵
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気検出半導体装置及び半導体集積回路装置
に関し、小型で感度の高い磁気抵抗素子を半導体で形成
すると共に、磁気抵抗素子と周辺回路と一体化してモノ
リシックに形成してシステム全体を小型化する。 【構成】 電子親和力と禁制帯幅の和、或いは、電子親
和力が互いに異なる半導体1,2及び4によるヘテロ接
合を形成してその界面近傍に2次元キャリア層を形成す
ると共に、この2次元キャリア層中に磁性不純物5をド
ープする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気検出半導体装置及び
半導体集積回路装置に関するものであり、特に、半導体
超格子構造に基づく2次元キャリアと磁性不純物との相
互作用を利用した磁気検出半導体装置及び信号処理のた
めの周辺回路をモノリシックに一体化した半導体集積回
路装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気記録装置分野においても高密
度化が進められており、このために磁気検出素子の微細
化や高感度化が要求されている。この磁気検出のため
に、従来から磁気抵抗(MR)効果が利用されており、
半導体薄膜や強磁性体薄膜を利用したものが知られてい
る。
【0003】キャリアの移動度の大きなGaAsやIn
As等のIII-V族化合物半導体を用いた薄膜半導体磁気
抵抗素子においては、高精度の磁気記録装置に使用しえ
る程度の磁場に対する抵抗率の変化率、即ち、感度は得
られていない。
【0004】また、InAs中に磁性元素であるMnを
微量添加した場合において、即ち、In1-x Mnx As
(0.001≦x≦0.03)薄膜において顕著な磁気
抵抗効果が生ずることも知られている(H.Munek
ata et al.:J.Cryst.Growth
111,p.1011〜1015,1991)が、実
用に供するには感度が充分でなかった。
【0005】一方、強磁性体薄膜を利用した磁気抵抗素
子も古くから知られており、図6はこの様な強磁性体薄
膜の磁気抵抗効果の原理の説明図である。 図6参照 強磁性体薄膜16に電圧印加源17より電圧Vを印加し
て電流Iを流す場合、電流Iは強磁性体薄膜16の有す
る磁化Mの方向と電流方向のなす角θに依存するもので
あり、磁化Mの容易方向を薄膜の長手方向とした場合
に、この長手方向に垂直方向に磁場Hを印加すると、図
6(a)に示すように磁場Hが小さい場合にはθ2
0、即ち、電流と磁化方向が平行になり、図6(b)に
示すように磁場Hが大きい場合にはθ1 〜90°、即
ち、電流と磁化方向が垂直になる。そして、電流と磁化
方向が平行な場合には、電流と磁化方向が垂直な場合に
比べて電気抵抗が若干大きくなる。例えば、NiCo合
金においては、室温での変化率が約6%である。
【0006】しかし、この程度の変化率では実用に供す
ることが困難であり、この様な問題を解決するものとし
て、金属人工格子を用いた磁気検出素子が提案されてい
る。(M.N.Baibich et al.:Phy
s.Rev.Lett.61,p.2472,198
8)
【0007】図7は、この提案されている金属人工格子
を用いた磁気検出素子の説明図である。 図7参照 この金属人工格子20は、30Åの磁性金属であるFe
薄膜18と9Åの非磁性金属であるCr薄膜19とを交
互に60層積層させたもので、Cr薄膜19を隔ててと
なり合うFe薄膜18の磁化方向(図の矢印方向)が反
平行に結合している。
【0008】この金属人工格子20に2TG(テラガウ
ス)の磁場を印加した場合に、室温で約16%の変化
(抵抗の低下)が得られ、このような効果は巨大磁気抵
抗(MR)効果と称されている。また、8.0Åの磁性
金属であるCoと8.3Åの非磁性金属であるCuとを
交互に60層積層させた金属人工格子においてはさらに
優れた特性が得られている。なお、巨大磁気抵抗(M
R)効果においては、電流方向に対する磁場方向の影響
はほとんどないので、通常のMR効果とは異なるものと
考えられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、金属人
工格子を用いた磁気検出素子の場合には、得られる感度
は十分であるものの、既に量産技術の域に達している半
導体超格子に比べるとその成長が技術的に困難であり、
また、金属人工格子の場合には、磁気検出素子からの信
号を処理するために必要な周辺回路を完全に別体の外部
回路として構成する必要がある。
【0010】したがって、本願発明は、小型で感度の高
い磁気抵抗素子を半導体で構成することを目的とし、ま
た、磁気抵抗素子と周辺回路とをモノリシックに一体化
して形成することによりシステム全体を小型化すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理的
構成を説明するためにエネルギ・バンド・ダイヤグラム
の価電子帯側のみを表したものである。 図1参照 本発明の磁気検出半導体装置は、導電型決定不純物3を
含んだ半導体層1及び2と磁性不純物5以外には導電型
決定不純物を含まない半導体層4とによりヘテロ接合を
形成し、且つ、ヘテロ接合界面の磁性不純物5以外には
導電型決定不純物を含まない半導体層4側に2次元キャ
リア層ができるように半導体層1及び2と半導体層4の
電子親和力と禁制帯幅とを選択し、この2次元キャリア
層中に磁性不純物5をドープしたことを特徴とするもの
である。
【0012】また、本発明は、ヘテロ接合を形成する半
導体として、互いに、電子親和力と禁制帯幅の和が異な
る半導体を用い、且つ、2次元キャリア層の形成されな
い方の半導体をp型にしたことを特徴とする。また、本
発明は、上記ヘテロ接合をGaAsとAlGaAsとに
より形成することを特徴とする。
【0013】また、本発明は、磁気検出半導体装置と磁
気検出半導体装置からの信号処理を行う周辺回路とをモ
ノリシックに一体化して形成したことを特徴とする。
【0014】
【作用】図2は、この磁気検出半導体装置の磁気抵抗効
果の原理の説明図であり、図2により本願発明の作用を
説明する。 図2(a)参照 図2(a)に示すように、磁場が印加されない場合にお
いて、磁性不純物のスピンが上向(Up)の不純物、即
ち、Up不純物6と下向(Down)の不純物、即ち、
Down不純物7とがランダムに存在することになる。
一方、自由電子は元々、スピンが上向(Up)の電子、
即ち、Up電子8と下向(Down)の電子、即ち、D
own電子9とがランダムに均等に存在している。
【0015】この場合、磁性不純物による自由電子の散
乱は、互いのスピンが平行の場合と反平行の場合とで散
乱確率が異なり、平行の場合に散乱確率が小さく、した
がって、抵抗率も小さくなる。ここで、平行な場合の抵
抗率をρ0 /2−Δρとし、反平行の場合のρ0 /2+
Δρとすると、Up電子8はUp不純物6とDown不
純物7とに同じ確率で遭遇するので、Up電子8による
抵抗率ρU はρU =(ρ0 /2−Δρ)+(ρ0 /2+
Δρ)となり、Down電子9による抵抗率ρD もρU
と同じ理由により、ρD =(ρ0 /2−Δρ)+(ρ0
/2+Δρ)となる。したがって、全抵抗率Rは、1/
R=1/ρU +1/ρD であるので、結局、上記関係式
を代入することにより、R=ρ0 /2が得られる。
【0016】図2(b)参照 一方、図2(b)に示すように磁場が印加された場合に
は、磁性不純物のスピンは磁場に影響されて整列するこ
とになる。ここで、強い磁場が印加されて全ての不純物
のスピンが一方向(図においてはUp方向)に揃ったと
仮定すると、Up電子8は全て不純物のスピン方向と平
行になり、Down電子9は全て反平行になるので、上
記の式に合わせると、ρU =(ρ0 /2−Δρ)+(ρ
0 /2−Δρ)、及び、ρD =(ρ0 /2+Δρ)+
(ρ0 /2+Δρ)となる。したがって、全抵抗率R
は、1/R=1/ρU +1/ρD であるので、結局、上
記関係式を代入することにより、R=ρ0 /2−2(Δ
ρ)2 /ρ0 となり、磁場が印加されていない場合に比
べて、2(Δρ)2 /ρ0 だけ抵抗率が低下する効果が
得られる。
【0017】図2(c)参照 図2(c)は、抵抗率Rの磁場H依存性を示す図であ
り、磁場が増大するに連れて抵抗率が大きく低下する負
の磁気抵抗が生ずることになり、この低下の程度、即
ち、変化率は2(Δρ)2 /ρ0 に依存するので、Δρ
が大きいほど、即ち、電子と不純物との磁気的相互作用
が大きいほど変化率も大きくなり、巨大磁気抵抗効果が
得られることになる。
【0018】したがって、本願発明のようにヘテロ接合
を形成する半導体層の電子親和力と禁制帯幅の和、或い
は、電子親和力の差を利用してキャリア密度の高い2次
元キャリア層を形成し、その部分に磁性不純物をドープ
することにより、キャリアのスピンと電子のスピンとの
間の磁気的相互作用を効率的に行うことができ、巨大磁
気抵抗効果が得られる。
【0019】また、ヘテロ接合を構成する一方の半導体
層として、p型半導体を用いることにより、磁性不純物
の形成する価電子帯寄りの深い準位と効率よく磁気的相
互作用を行うことができ、さらに、ヘテロ接合を構成す
る半導体としてAlGaAs層及びGaAs層を用いた
場合には、良好な界面を有するヘテロ接合を再現性良く
形成することができる。
【0020】また、磁気検出半導体装置と磁気検出半導
体装置からの信号処理を行う周辺回路とをモノリシック
に一体化することによりシステム全体を小型化すること
ができると共に、無駄な寄生容量等を低減させて磁気検
出から信号処理までの処理速度をより高速化することが
できる。
【0021】
【実施例】図3は本発明の第1の実施例の価電子帯側の
エネルギ・バンド・ダイヤグラムである。 図3参照 この磁気検出半導体装置は、アクセプタとなるBe原子
12をドープしたp型AlGaAs層10及び11の間
に磁性不純物であるNi原子14を1018cm -3ドープ
した厚さ10nmのGaAs層13を挟んだダブルヘテ
ロ接合構造からなる。なお、この場合、GaAs層13
は、磁性不純物以外の導電型決定不純物は意図的には含
んでいないものである。
【0022】この場合、p型AlGaAs層10,11
と、AlGaAs層よりも電子親和力と禁制帯幅の和の
小さなGaAs層13との間に形成されるヘテロ接合に
おいて、両者の電子親和力と禁制帯幅の和の差に基づい
て、価電子帯にスパイクが形成され、界面のGaAs層
13側に2次元ホール(正孔)層が形成される。
【0023】このGaAs層13の2次元ホール層にド
ープされたNi原子14は、GaAs層13中において
価電子帯寄りの深い準位を形成するので、2次元ホール
層中の2次元キャリアガスであるホールはNi原子14
と効率的に磁気的相互作用を行うことになる。
【0024】なお、この第1の実施例においては、Ga
As層13の厚さが10nm程度と量子井戸構造を形成
する程度に薄く、GaAs層13全体が2次元キャリア
層となるので、NiをGaAs層13に均一にドープし
ても良いものであり、また、不純物としてもNi以外
に、Mn或いはCr等の遷移金属からなる磁性不純物を
用いても良いものである。
【0025】次に、磁性不純物として希土類元素である
Erを用いた第2の実施例を説明する。 図4参照 この場合にも、基本的構成は、第1の実施例と同様に、
Be12をドープしたp型AlGaAs層10及び11
の間に厚さ10nmのGaAs層13を挟んだダブルヘ
テロ接合構造からなるものであり、相違は、磁性不純物
としてNiの代わりにErを用いた点にある。このEr
をGaAs層にドープする場合に、クラスタ状の固まり
としてドープされることが知られており(K.E.Si
nger et al.:Appl.Phys.Let
t.64,p.707,1994)、本発明において
も、GaAs層13にErを5×1018cm-3ドープし
た場合、Erクラスタ15が禁制帯中に準位を形成す
る。
【0026】この磁気検出半導体装置に磁場を印加した
場合には、Erクラスタ15を構成するEr原子のスピ
ンが磁場の強さに応じて一方向に整列し、第1の実施例
と同様な磁気抵抗効果を示すことになる。なお、この場
合の磁性不純物としては、Erと同様の特性を有する他
の希土類元素でも良い。
【0027】次に、シングルヘテロ接合を利用した第3
の実施例を説明する。 図5参照 この場合にも、基本的には第1の実施例と同様にBeを
ドープしたp型AlGaAs層10とGaAs層13と
の間でヘテロ接合を形成し、GaAs層13のヘテロ接
合界面近傍に生ずる2次元ホール層にNi原子14をド
ープする。
【0028】このような、シングルヘテロ接合構造を利
用した磁気検出半導体装置の場合には、第1の実施例と
は異なって、ヘテロ接合界面近傍の2次元ホール層のみ
が実効的なキャリア走行層であるので、2次元ホール
層、即ち、GaAs層のp型AlGaAs層寄りの部分
に磁性不純物が確実にドープされるようにする必要があ
る。
【0029】上記実施例1乃至実施例3は、磁気検出半
導体素子のみからなる磁気検出半導体装置を説明したも
のであるが、磁気検出半導体素子からの検出信号を処理
する周辺回路を磁気検出半導体素子とモノリシックに一
体化しても良い。この場合には、半絶縁性GaAs基板
上にGaAsバッファ層を介して第1のp型AlGaA
s層、Ni等の磁性不純物をドープしたGaAs層、及
び、第2のp型AlGaAs層(必要に応じて、p+
GaAsコンタクト層)を連続的に成長させたのち、磁
気検出半導体素子を形成する部分を除いて、少なくとも
GaAsバッファ層が露出するまで第2のp型AlGa
As層、GaAs層、及び、第1のp型AlGaAs層
を除去する。
【0030】次いで、露出したGaAsバッファ層、或
いは、その上に選択的に成長させたGaAs層或いは多
層ヘテロ接合構造等に信号処理のためのMESFET或
いはHBT等からなる周辺回路を形成する。この様に、
周辺回路部においては、磁性不純物を含んでいるGaA
s層を除去しているので、周辺回路を構成するMESF
ET或いはHBT等の能動素子が磁場の影響を受けるこ
とが少なくなる。
【0031】なお、上記の半導体集積回路装置の実施例
においては、周辺回路部において磁性不純物を含んでい
るGaAs層を選択的に除去しているものの、逆に、磁
気検出素子部分にのみ選択的に磁性不純物を含んでいる
GaAs層を成長させても良いものであり、また、上記
の説明においてはダブルヘテロ接合構造になっている
が、シングルヘテロ接合でも良いものである。
【0032】また、上記の各実施例においては、キャリ
ア供給層としてp型AlGaAsを用い、キャリア走行
層としてGaAs層を用いたAlGaAs/GaAs系
で構成しているが、InP/InGaAsP系やGaA
s/InGaAs系等の他の化合物半導体を用いても良
く、また、p型不純物としてBeを用いているがZnや
Mg等の不純物でも良いものである。
【0033】また、上記の各実施例においては、キャリ
ア供給層としてp型AlGaAsを用い、2次元キャリ
ア層が2次元ホール層であるが、キャリア供給層として
n型半導体を用い、2次元キャリア層を2次元電子層と
しても良いものであり、この場合には、キャリア供給層
の電子親和力を磁性不純物をドープする2次元キャリア
層の電子親和力より小さくする必要がある。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、半導体超格子構造に起
因する2次元キャリア層を利用し、この2次元キャリア
層に磁性不純物をドープすることにより、キャリアのス
ピンと磁性不純物のスピンとの磁気的相互作用を効率的
に行うことができるので、超小型の磁気検出素子におい
て容易に巨大磁気抵抗(MR)効果を実現でき、磁気記
録装置の高密度化が可能になり、また、半導体を使用し
ているので、信号処理のための周辺回路も一体に形成で
き、システム全体の小型化に大いに寄与するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成を説明するための価電子帯
側のエネルギ・バンド・ダイヤグラムである。
【図2】本発明の磁気抵抗効果の原理の説明図である。
【図3】本発明の第1の実施例の価電子帯側のエネルギ
・バンド・ダイヤグラムである。
【図4】本発明の第2の実施例の価電子帯側のエネルギ
・バンド・ダイヤグラムである。
【図5】本発明の第3の実施例の価電子帯側のエネルギ
・バンド・ダイヤグラムである。
【図6】従来の強磁性体薄膜の磁気抵抗効果の原理の説
明図である。
【図7】従来の金属人工格子の構成の説明図である。
【符号の説明】
1 電子親和力+禁制帯幅の大きな第1の半導体層 2 電子親和力+禁制帯幅の大きな第2の半導体層 3 アクセプタ(導電型決定不純物) 4 電子親和力+禁制帯幅の小さな半導体層 5 磁性不純物 6 Up不純物 7 Down不純物 8 Up電子 9 Down電子 10 第1のp型AlGaAs層 11 第2のp型AlGaAs層 12 Be原子 13 GaAs層 14 Ni原子 15 Erクラスタ 16 強磁性体薄膜 17 電圧印加源 18 Fe薄膜 19 Cr薄膜 20 金属人工格子

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子親和力と禁制帯幅の和、或いは、電
    子親和力が互いに異なる半導体によりヘテロ接合を形成
    して、前記半導体の界面近傍に2次元キャリア層を形成
    すると共に、前記2次元キャリア層中に磁性不純物をド
    ープしたことを特徴とする磁気検出半導体装置。
  2. 【請求項2】 上記ヘテロ接合をダブルヘテロ接合と
    し、2つのヘテロ接合に挟まれた半導体層側に上記2次
    元キャリア層が形成されるようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の磁気検出半導体装置。
  3. 【請求項3】 上記ダブルヘテロ接合の、上記2つのヘ
    テロ接合に挟まれた半導体層の厚さを、量子井戸構造が
    形成される厚さにしたことを特徴とする請求項2記載の
    磁気検出半導体装置。
  4. 【請求項4】 上記ヘテロ接合をシングルヘテロ接合と
    したことを特徴とする請求項1記載の磁気検出半導体装
    置。
  5. 【請求項5】 上記ヘテロ接合を形成する半導体とし
    て、互いに電子親和力と禁制帯幅の和が異なる半導体を
    用い、且つ、上記2次元キャリア層の形成されない方の
    半導体をp型にしたことを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれか1項に記載の磁気検出半導体装置。
  6. 【請求項6】 上記ヘテロ接合をp型AlGaAsとG
    aAsにより形成したことを特徴とする請求項5記載の
    磁気検出半導体装置。
  7. 【請求項7】 上記磁性不純物として、遷移金属を用い
    たことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記
    載の磁気検出半導体装置。
  8. 【請求項8】 上記磁性不純物として希土類元素を用い
    たことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記
    載の磁気検出半導体装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の磁気検出半導体装置と、
    前記磁気検出半導体装置からの検出信号を処理する周辺
    回路とをモノリシックに一体化したことを特徴とする半
    導体集積回路装置。
  10. 【請求項10】 上記周辺回路を設ける領域には、上記
    磁性不純物をドープした半導体層が存在しないようにし
    たことを特徴とした請求項9記載の半導体集積回路装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005003801A3 (en) * 2003-06-02 2005-09-15 Honeywell Int Inc Semiconductor device and magneto-resistive sensor integration
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