JPH08115898A - ダイヤモンドブリッジまたはダイヤモンドカンチレバーとその製造方法並びに該ダイヤモンドブリッジまたはダイヤモンドカンチレバーを使用した電子デバイス - Google Patents

ダイヤモンドブリッジまたはダイヤモンドカンチレバーとその製造方法並びに該ダイヤモンドブリッジまたはダイヤモンドカンチレバーを使用した電子デバイス

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JPH08115898A
JPH08115898A JP24972394A JP24972394A JPH08115898A JP H08115898 A JPH08115898 A JP H08115898A JP 24972394 A JP24972394 A JP 24972394A JP 24972394 A JP24972394 A JP 24972394A JP H08115898 A JPH08115898 A JP H08115898A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐環境性が良好で寸法精度と強度が十分で比
較的簡単に製作できるダイヤモンドブリッジ、ダイヤモ
ンドカンチレバー及びその製造方法の提供、及び該ダイ
ヤモンドブリッジ等を使用した量産可能な電子デバイス
を提供する 【構成】 シリコン等の基板1上に成膜したダイヤモン
ド膜3であって、該ダイヤモンド膜は該基板面からこれ
に一時的に設けた犠牲層上にまたがって成膜されたのち
に該犠牲層4aを除去して形成した空洞2を該基板との
間に有する。シリコン等の基板に酸化膜を付け、該酸化
膜の傷つけ処理後に該膜の一部を除去して基板表面を露
出させ、その露出面上及びこれに連続した該酸化膜の一
部であって犠牲層となるべき酸化膜の膜面上にレジスト
を設けたのちイオン注入し、該レジストを除去してそこ
にダイヤモンド膜を形成し、酸化膜の犠牲層および残り
の酸化膜を除去して該ダイヤモンド膜と基板との間に空
洞を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐環境性が要求される
電子デバイスや歪センサ等のセンサその他の測定用或い
は制御用の電子デバイスに適用されるダイヤモンドブリ
ッジまたはダイヤモンドカンチレバーとその製造方法、
並びに該ダイヤモンドブリッジまたはダイヤモンドカン
チレバーを使用した電子デバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、振動ロッドトランスデューサーに
使用するユニットとして、反対両側にそれぞれ主面を形
成しているダイヤモンド層と、各々のダイヤモンド層に
於ける一方の主面に結合されたサポートと、ダイヤモン
ドを橋架するブリッジングストリップであって、サポー
トされたダイヤモンド層を連結し且つそれと一体的に形
成されている少なくとも1つのサポートされていないブ
リッジングストリップとを有する構成のものが公知であ
る(特開平5−149760号公報)。このユニット
は、基板となるサポートを加工することによりブリッジ
ングストリップを形成するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来ユニットは、
基板となる微細なサポートを加工するところに産業分野
への応用が制約される不都合があった。即ち、この微細
な基板の加工に多大な時間と労力が必要であり、且つ基
板の寸法精度と強度を出すことが甚だ困難で、量産に不
向きで高価になる。また、上記のものにダイヤモンドカ
ンチレバーについての記載は見られない。
【0004】本発明は、耐環境性が良好で寸法精度と強
度が十分で比較的簡単に製作できるダイヤモンドブリッ
ジまたはダイヤモンドカンチレバーおよびその製造方法
を提供すること、および該ダイヤモンドブリッジまたは
ダイヤモンドカンチレバーを使用した量産可能な電子デ
バイスを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、ダイヤモン
ドブリッジまたはダイヤモンドカンチレバーの構成を、
シリコン、SiCまたはSi3 4 の基板上に成膜した
ダイヤモンド膜であって、該ダイヤモンド膜は該基板面
から一時的に設けた犠牲層上にまたがって成膜されたの
ちに該犠牲層を除去して形成された空洞を該基板との間
に有する構成とすることにより、上記の目的を達成する
ようにした。また、上記の目的は、ダイヤモンドブリッ
ジまたはダイヤモンドカンチレバーの構成を、シリコ
ン、SiC、Si3 4 、Ta、MoまたはWCの基板
上に設けたダイヤモンド基礎膜上に成膜したダイヤモン
ド膜であって、該ダイヤモンド膜は該ダイヤモンド基礎
膜面から一時的に設けた犠牲層上にまたがって成膜され
たのちに該犠牲層を除去して形成された空洞を該ダイヤ
モンド基礎膜との間に有する構成とすることによっても
達成できる。更に、該ダイヤモンドブリッジまたはダイ
ヤモンドカンチレバーは、シリコン、SiCまたはSi
3 4 の基板に酸化膜を付け、この酸化膜の傷つけ処理
後に該酸化膜の一部を除去して基板表面を露出させ、そ
の露出面上及びこれに連続した該酸化膜の一部であって
犠牲層となるべき酸化膜の膜面上にレジストを設けたの
ち該レジストをマスクとして該酸化膜面にイオン注入
し、該レジストを除去してその除去面にダイヤモンド膜
を形成し、該酸化膜の犠牲層および残りの酸化膜を除去
して該ダイヤモンド膜と基板との間に空洞を形成するこ
とにより、或いは、シリコン、SiC、Si3 4 、T
a、MoまたはWCの基板上にダイヤモンド基礎膜を形
成し、該ダイヤモンド基礎膜上に酸化膜を付け、この酸
化膜の傷つけ処理後に該酸化膜の一部を除去して該基礎
膜の表面を露出させ、その露出面及びこれに連続した該
酸化膜の一部であって犠牲層となるべき酸化膜の膜面上
にレジストを設けたのち該レジストをマスクとして該酸
化膜面にイオン注入し、該レジストを除去してその除去
面にダイヤモンド膜を形成し、該酸化膜の犠牲層および
残りの酸化膜を除去して該ダイヤモンド膜とダイヤモン
ド基礎膜との間に空洞を形成することにより、比較的簡
単に製作できる。更に、本発明のダイヤモンドブリッジ
またはダイヤモンドカンチレバーのダイヤモンド膜上に
島状にボロンドープダイヤモンド膜を形成し、該ボロン
ドープダイヤモンド膜上にチタン層と白金層とを順次に
形成して積層電極を設けることにより、電子デバイスが
比較的簡単に量産可能になる。
【0006】
【作用】本発明のダイヤモンドブリッジまたはダイヤモ
ンドカンチレバーは、ダイヤモンド膜をブリッジ状また
はカンチレバー状とするための空間はその下の犠牲層の
除去により形成したものであるため、シリコン等の基板
自体に特別な切削加工やエッチング加工等を施さずに製
作ができ、耐環境性が良好で寸法精度が高くしかも基板
の強度が損なわれることもなく、簡単に製作できる。ま
た、本発明の製造方法は、シリコン等の基板に直接或い
はダイヤモンド基礎膜上に酸化膜を付け、この酸化膜を
傷つけ処理後に該酸化膜の一部を除去して基板表面を露
出させ、その露出面上及び該酸化膜の一部の犠牲層とな
るべき酸化膜の膜面上に連続してレジストを設け、該レ
ジストをマスクとして該酸化膜面にイオン注入し、該レ
ジストを除去してその除去面にダイヤモンド膜を形成
し、該酸化膜の犠牲層および残りの酸化膜を除去して該
ダイヤモンド膜と基板との間に空洞を形成する簡単なプ
ロセスであるので、多大な時間と労力が軽減され、しか
も高精度、高強度なダイヤモンドブリッジまたはダイヤ
モンドカンチレバーを製造できる。更に、本発明のダイ
ヤモンドブリッジまたはダイヤモンドカンチレバーのダ
イヤモンド膜上に島状にボロンドープダイヤモンド膜を
形成し、各ボロンドープダイヤモンド膜上にチタン層と
白金層とを順次に形成して積層電極を設けることで、簡
単に耐環境性の良い電子デバイスが得られる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を別紙図面に基づき説明す
る。図1および図2は請求項1の発明のダイヤモンドブ
リッジの実施例を示し、これらの図に於いて符号1は、
シリコン、SiCまたはSi3 4 の基板で、その上に
該基板1との間に後述の犠牲層の除去により形成した空
洞2を有するブリッジ状のダイヤモンド膜3が設けられ
ている。ブリッジ部のダイヤモンド膜3の厚みは3.5
μmであり、空洞2の高さは2μmである。このブリッ
ジ部の中央に1mgから40mgの荷重を加えることに
より、荷重に比例したたわみが検出された。荷重とたわ
み量とブリッジ部のサイズから計算されるヤング率は、
1242GPaであった。
【0008】該ダイヤモンドブリッジは図3乃至図7に
示す製造方法により比較的簡単に製作でき、これを詳述
すると、まず図3のように基板1にスパッタ法により厚
さ2μmの酸化シリコン膜の酸化膜4を形成し、該酸化
膜4の表面に傷つけ処理を施す。尚、該酸化膜4の形成
に先立ち、基板1の表面に傷つけ処理しておく。続いて
該酸化膜4の表面に例えば電子線リソグラフィにより図
4のようにレジスト5を所定のパターンに現像し、この
レジスト5をマスクとして、バッファードふっ酸で酸化
膜4をエッチングして基板1に達する穴6をあける(図
5)。この穴6により図示の断面図では酸化膜4が3つ
の部分に分かれるが、後述するように中央部の酸化膜4
の上にはダイヤモンド膜3が形成される。このように、
ダイヤモンド膜3が形成される酸化膜の部分を犠牲層4
aと称し、該犠牲層4aは、平面から見て穴6に連続し
て設けられる。
【0009】次に図5の犠牲層4a及び穴6にのみレジ
スト5が存在するように電子線リソグラフィによりパタ
ーニングし(図6)、該レジストをマスクとして100
keVのアルゴンイオンを1×1016/cm2 注入し
た。その後、硫酸と過酸化水素水混合液を用いてレジス
トを溶解除去した。このイオン注入により、犠牲層4a
及び穴6以外はダイヤモンド膜が成長しなくなる。該犠
牲層4aの大きさは、460μm×240μmである。
【0010】次に、図7に示すようにダイヤモンド膜3
を形成する。上記したようにレジストによりイオン注入
を受けない犠牲層4a及び穴6にのみダイヤモンドが成
長し、基板面から犠牲層上に連続したダイヤモンド膜3
が形成される。その後、犠牲層4aおよび酸化膜4をバ
ッファードふっ酸でエッチングすると、ダイヤモンド膜
3の下に犠牲層4aの除去による空洞2が形成され図1
及び図2に示すダイヤモンドブリッジが得られる。
【0011】尚、ダイヤモンド膜の形成は、図21に示
した構成の装置により電子衝撃CVD法(EACVD
法)により行った。具体的には、該装置の真空容器10
内に図6の工程を終えた基板1を設置し、該真空容器1
0内にガス導入口11からメタン濃度1%の水素稀釈の
メタンを導入して圧力30Torrとし、フィラメント12
を約2000℃に通電加熱して基板を約800℃にし
た。そして、基板1を正電圧とし、フィラメント12と
基板間に1.5Aの電流が流れるように直流電圧を印加
した。この方法により、成長速度約1μm/hでダイヤ
モンド膜を形成した。13は直流電源、14は交流電源
である。
【0012】ダイヤモンドカンチレバーを製作する場
合、図5の穴6を1箇所とし、図8のようにレジストを
パターニングしてイオン注入を施す。これにより該レジ
ストを除去して上記の方法によりダイヤモンド膜3を形
成すると、図9のように約L字形の断面に成長し、酸化
膜4及び犠牲層4aを除去すると図10のダイヤモンド
カンチレバーが得られる。
【0013】基板1がTa、MoまたはWCの金属基板
である場合、酸化膜4のエッチング時に該基板1がエッ
チングされないように保護する必要があり、また、基板
1がシリコン、SiC、Si3 4 であっても電気的絶
縁用、耐環境性の向上、基板全体の温度を均一に保つ要
望が存するが、これを満足するために該基板1上にダイ
ヤモンド膜が設けられていることが望ましい。図12及
び図18は、ダイヤモンド基礎膜7を設けた基板1に、
ダイヤモンドブリッジまたはダイヤモンドカンチレバー
を設けた請求項2の実施例であり、ダイヤモンド膜3は
ダイヤモンド基礎膜7との間に犠牲層4aの除去による
空洞2を有するもので、これの製造方法は上記した基板
1に直接ダイヤモンドブリッジまたはダイヤモンドカン
チレバーを形成する場合と略同様である。即ち、基板1
に設けたダイヤモンド基礎膜7の上にスパッタ法により
厚さ2μmの酸化シリコン膜の酸化膜4を形成し(図1
3)、該酸化膜4の表面に傷つけ処理を施し、該酸化膜
4の表面にレジスト5を所定のパターンに現像し(図1
4)、バッファードふっ酸で酸化膜4をエッチングして
ダイヤモンド基礎膜7に達する穴6をあけ(図15)、
犠牲層4a及び穴6にのみレジスト5を設け(図1
6)、該レジストをマスクとしてアルゴンイオンを注入
し、該レジストを溶解除去した後に犠牲層4a上から各
穴6内のダイヤモンド基礎膜7に連続するダイヤモンド
膜3を形成し(図17)、犠牲層4aおよび酸化膜4を
エッチングで除去すると、図12に示すダイヤモンドブ
リッジが得られる。尚、ダイヤモンドカンチレバーを製
作する場合、穴6を1箇所とすればよい。
【0014】本発明のダイヤモンドブリッジまたはダイ
ヤモンドカンチレバーは、図19のように、そのダイヤ
モンド膜3上にボロンドープダイヤモンド膜8を島状に
形成し、このドープダイヤモンド膜の上にチタン層9と
白金層15を積層して積層電極を設けることにより、電
子デバイスが得られ、例えば歪みセンサ等の検出素子と
して利用できる。該ダイヤモンドブリッジまたはダイヤ
モンドカンチレバーは腐蝕に対して強く、ミクロンのオ
ーダーで精密に製作でき、強度が十分であるので、耐環
境性が良好で高精度、高強度な電子デバイスが得られ
る。
【0015】
【発明の効果】以上のように請求項1、2の発明によれ
ば、シリコン、SiCまたはSi3 4 の基板上、また
はシリコン、SiC、Si3 4 、Ta、MoまたはW
Cの基板上に設けたダイヤモンド基礎膜上に成膜したダ
イヤモンド膜は、該基板面または該基礎膜面から一時的
に設けた犠牲層上にまたがって成膜されたのちに該犠牲
層を除去して形成された空洞を該基板または該基礎膜面
との間に有するので、耐環境性に優れ、寸法精度も良好
で高強度を有するダイヤモンドブリッジまたはダイヤモ
ンドカンチレバーが得られる効果があり、請求項4、5
の発明によれば、シリコン、SiCまたはSi3 4
基板上またはシリコン、SiC、Si3 4 、Ta、M
oまたはWCの基板に形成したダイヤモンド基礎膜上
に、酸化膜を付けてこれの傷つけ処理後に該酸化膜の一
部を除去して基板または該基礎膜の表面を露出させ、そ
の露出面上及びこれに連続した該酸化膜の一部であって
犠牲層となるべき酸化膜の膜面上にレジストを設けたの
ちイオン注入し、該レジストを除去してその除去面にダ
イヤモンド膜を形成し、該酸化膜の犠牲層および残りの
酸化膜を除去して該ダイヤモンド膜と基板または該基礎
膜の間に空洞を形成するので、該ダイヤモンドブリッジ
またはダイヤモンドカンチレバーを高精度で比較的簡単
に大量生産できる等の効果があり、該ダイヤモンドブリ
ッジまたはダイヤモンドカンチレバーのダイヤモンド膜
上に島状にボロンドープダイヤモンド膜を形成し、該ド
ープダイヤモンド膜上にチタン層と白金層とを順次に形
成して積層電極を設けることにより、耐環境性に優れ、
高精度で高強度の電子デバイスが得られる等の効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1の発明のダイヤモンドブリッジの実
施例の斜視図
【図2】 図1の断面図
【図3】 請求項4の発明の酸化膜形成工程の断面図
【図4】 請求項4の発明のレジストパターン形成工程
の断面図
【図5】 請求項4の発明のエッチング工程の断面図
【図6】 請求項4の発明のレジストパターン形成工程
の断面図
【図7】 請求項4の発明のダイヤモンド膜形成工程の
断面図
【図8】 請求項4の発明の他の実施例の酸化膜形成工
程の断面図
【図9】 請求項4の発明の他の実施例のレジストパタ
ーン形成工程の断面図
【図10】 請求項1の発明の他の実施例の断面図
【図11】 請求項2の発明のダイヤモンドブリッジの
実施例の斜視図
【図12】 図11の断面図
【図13】 請求項5の発明の酸化膜形成工程の断面図
【図14】 請求項5の発明のレジストパターン形成工
程の断面図
【図15】 請求項5の発明のエッチング工程の断面図
【図16】 請求項5の発明のレジストパターン形成工
程の断面図
【図17】 請求項5の発明のダイヤモンド膜形成工程
の断面図
【図18】 請求項2の発明の他の実施例の断面図
【図19】 請求項6の発明の実施例の製造工程の断面
【図20】 請求項6の発明の実施例の製造工程の断面
【図21】 ダイヤモンド膜形成工程の説明図
【符号の説明】
1 基板 2 空洞 3 ダ
イヤモンド膜 4 酸化膜 4a 犠牲層 5 レ
ジスト 6 穴 7 ダイヤモンド基礎膜 8 ホウ素ドープダイヤモンド膜 9 チ
タン層 15 白金層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01D 21/00 G G01L 9/00 C

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン、SiCまたはSi3 4 の基
    板上に成膜したダイヤモンド膜であって、該ダイヤモン
    ド膜は該基板面からこれに一時的に設けた犠牲層上にま
    たがって成膜されたのちに該犠牲層を除去して形成した
    空洞を該基板との間に有することを特徴とするダイヤモ
    ンドブリッジまたはダイヤモンドカンチレバー。
  2. 【請求項2】 シリコン、SiC、Si3 4 、Ta、
    MoまたはWCの基板上に設けたダイヤモンド基礎膜上
    に成膜したダイヤモンド膜であって、該ダイヤモンド膜
    は該ダイヤモンド基礎膜面から一時的に設けた犠牲層上
    にまたがって成膜されたのちに該犠牲層を除去して形成
    された空洞を該ダイヤモンド基礎膜との間に有すること
    を特徴とするダイヤモンドブリッジまたはダイヤモンド
    カンチレバー。
  3. 【請求項3】 上記犠牲層は酸化シリコン膜であること
    を特徴とする請求項1または2に記載のダイヤモンドブ
    リッジまたはダイヤモンドカンチレバー。
  4. 【請求項4】 シリコン、SiCまたはSi3 4 の基
    板に酸化膜を付け、この酸化膜の傷つけ処理後に該酸化
    膜の一部を除去して基板表面を露出させ、その露出面上
    及びこれに連続した該酸化膜の一部であって犠牲層とな
    るべき酸化膜の膜面上にレジストを設けたのち該レジス
    トをマスクとして該酸化膜面にイオン注入し、該レジス
    トを除去してその除去面にダイヤモンド膜を形成し、該
    酸化膜の犠牲層および残りの酸化膜を除去して該ダイヤ
    モンド膜と基板との間に空洞を形成することを特徴とす
    るダイヤモンドブリッジまたはダイヤモンドカンチレバ
    ーの製造方法。
  5. 【請求項5】 シリコン、SiC、Si3 4 、Ta、
    MoまたはWCの基板上にダイヤモンド基礎膜を形成
    し、該ダイヤモンド基礎膜上に酸化膜を付け、この酸化
    膜の傷つけ処理後に該酸化膜の一部を除去して該基礎膜
    の表面を露出させ、その露出面及びこれに連続した該酸
    化膜の一部であって犠牲層となるべき酸化膜の膜面上に
    レジストを設けたのち該レジストをマスクとして該酸化
    膜面にイオン注入し、該レジストを除去してその除去面
    にダイヤモンド膜を形成し、該酸化膜の犠牲層および残
    りの酸化膜を除去して該ダイヤモンド膜とダイヤモンド
    基礎膜との間に空洞を形成することを特徴とするダイヤ
    モンドブリッジまたはダイヤモンドカンチレバーの製造
    方法。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項2または請求項3
    のいずれかに記載されたダイヤモンドブリッジまたはダ
    イヤモンドカンチレバーにおいて、ダイヤモンド膜上に
    島状にボロンドープダイヤモンド膜を形成し、該ボロン
    ドープダイヤモンド膜上にチタン層と白金層とを順次に
    形成して積層電極を設けたことを特徴とする電子デバイ
    ス。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011102474A1 (ja) 2010-02-22 2011-08-25 独立行政法人物質・材料研究機構 単結晶ダイヤモンド可動構造体及びその作製方法
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US10424643B2 (en) 2017-04-10 2019-09-24 The Government Of The United States Of America, As Represented By The Secretary Of The Navy Diamond air bridge for thermal management of high power devices

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