JPH08115825A - コイル部品 - Google Patents
コイル部品Info
- Publication number
- JPH08115825A JPH08115825A JP25191894A JP25191894A JPH08115825A JP H08115825 A JPH08115825 A JP H08115825A JP 25191894 A JP25191894 A JP 25191894A JP 25191894 A JP25191894 A JP 25191894A JP H08115825 A JPH08115825 A JP H08115825A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- leg
- coil component
- magnetic core
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種電子機器に使用されるトランスやチョー
クコイルなどのコイル部品において、磁心の小型化によ
り優れた小型のコイル部品を提供することを目的とす
る。 【構成】 ＥＥ，ＥＩ，ＵＵ形状の閉磁路磁心３の分割
された外足磁脚６のコーナー部に、磁路に対して直交ま
たは交差する少なくとも二つ以上の貫通するスリット状
のギャップ７を形成することにより、磁気抵抗が均一化
され、磁束４が外足磁脚６全体に均一に分布し、磁心３
の利用効率が向上し、磁心３の小型化が可能になって小
型で効率のよいコイル部品が得られる。
クコイルなどのコイル部品において、磁心の小型化によ
り優れた小型のコイル部品を提供することを目的とす
る。 【構成】 ＥＥ，ＥＩ，ＵＵ形状の閉磁路磁心３の分割
された外足磁脚６のコーナー部に、磁路に対して直交ま
たは交差する少なくとも二つ以上の貫通するスリット状
のギャップ７を形成することにより、磁気抵抗が均一化
され、磁束４が外足磁脚６全体に均一に分布し、磁心３
の利用効率が向上し、磁心３の小型化が可能になって小
型で効率のよいコイル部品が得られる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】各種電子機器に使用されるトラン
スやチョークコイルなどのコイル部品に関するものであ
る。
スやチョークコイルなどのコイル部品に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】近年、各種電子機器に使用されるトラン
スやチョークコイルなどのコイル部品は、軽薄短小とと
もに低損失、低発熱、高効率などの電気特性の向上も合
わせて要求されている。
スやチョークコイルなどのコイル部品は、軽薄短小とと
もに低損失、低発熱、高効率などの電気特性の向上も合
わせて要求されている。
【０００３】以下に従来のコイル部品について説明す
る。図７は従来のコイル部品の構造を示すものである。
図７において、１は成形樹脂からなるボビンでこれにコ
イル２を巻回し、磁束４が通過する磁心３を挿入した構
造で、磁心３は中央磁脚５の断面積の半分が外足磁脚６
の断面積になるように構成されている。
る。図７は従来のコイル部品の構造を示すものである。
図７において、１は成形樹脂からなるボビンでこれにコ
イル２を巻回し、磁束４が通過する磁心３を挿入した構
造で、磁心３は中央磁脚５の断面積の半分が外足磁脚６
の断面積になるように構成されている。
【０００４】以上のように構成されたコイル部品につい
て、以下にその動作について説明する。磁心３を通過す
る磁束４は図７（ｃ）に示すように、外足磁脚６の磁気
抵抗の小さい内側に集中する。
て、以下にその動作について説明する。磁心３を通過す
る磁束４は図７（ｃ）に示すように、外足磁脚６の磁気
抵抗の小さい内側に集中する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成では、磁心３を通過する磁束４は、外足磁脚６におい
ては磁気抵抗の小さい内側に磁束が集中するため、磁心
３の全体積を効率的に使用できず、磁気飽和しやすくな
り、磁心３の利用効率が悪く、そのため形状が大きくな
るという問題点を有していた。
成では、磁心３を通過する磁束４は、外足磁脚６におい
ては磁気抵抗の小さい内側に磁束が集中するため、磁心
３の全体積を効率的に使用できず、磁気飽和しやすくな
り、磁心３の利用効率が悪く、そのため形状が大きくな
るという問題点を有していた。
【０００６】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、より損失の少ない効率のよい小型のコイル部品を供
給することを目的とする。
で、より損失の少ない効率のよい小型のコイル部品を供
給することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のコイル部品は、磁心の外足磁脚の磁路に対し
直交するスリット状のギャップを形成したものである。
に本発明のコイル部品は、磁心の外足磁脚の磁路に対し
直交するスリット状のギャップを形成したものである。
【０００８】
【作用】この構成によって、外足磁脚の最短磁路にギャ
ップが形成され、そのギャップは中央磁脚に近い方は大
きく、遠ざかるにつれ小さくなっているため、磁気抵抗
が均一化され、最短磁路に磁束が集中することがなくな
り、外足磁脚の全体での効率的な磁路が構成できる。さ
らにギャップ部において磁束が一旦透磁率の小さい空気
中に出て再び外足磁脚に入っていく。この場合磁束は磁
性体面から垂直に飛び出る性質があるため、磁束は直角
に曲がり易くなり、外足磁脚からの漏れが少なくなり効
率が向上する。
ップが形成され、そのギャップは中央磁脚に近い方は大
きく、遠ざかるにつれ小さくなっているため、磁気抵抗
が均一化され、最短磁路に磁束が集中することがなくな
り、外足磁脚の全体での効率的な磁路が構成できる。さ
らにギャップ部において磁束が一旦透磁率の小さい空気
中に出て再び外足磁脚に入っていく。この場合磁束は磁
性体面から垂直に飛び出る性質があるため、磁束は直角
に曲がり易くなり、外足磁脚からの漏れが少なくなり効
率が向上する。
【０００９】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同一構成部品には同
じ符号で示し説明は省略する。
しながら説明する。なお、従来例と同一構成部品には同
じ符号で示し説明は省略する。
【００１０】図１〜図４に示すように、磁心３を構成す
るＥ型コアまたはＵ型コアの外足磁脚６のコーナー部
に、磁路に対して直交または交差する少なくとも二つ以
上の貫通するスリット状のギャップ７を形成したもの
で、このギャップ７は外足磁脚６のコーナー部内側に近
い方は大きく、遠ざかるにしたがい小さくし、磁気抵抗
を均一化している。
るＥ型コアまたはＵ型コアの外足磁脚６のコーナー部
に、磁路に対して直交または交差する少なくとも二つ以
上の貫通するスリット状のギャップ７を形成したもの
で、このギャップ７は外足磁脚６のコーナー部内側に近
い方は大きく、遠ざかるにしたがい小さくし、磁気抵抗
を均一化している。
【００１１】以上のように構成されたコイル部品につい
て、図５〜図６を用いてその動作を説明する。外足磁脚
６のコーナー部に形成したギャップ７により磁気抵抗が
均一化され、最短磁路に磁束４が集中することがなくな
り、磁束４は外足磁脚６の全体を通過し分布が均一にな
る。さらに、ギャップ７部において磁束４が一旦透磁率
の小さい空気中に出て再び外足磁脚６に入っていくと
き、磁束４は磁性体面から垂直に飛び出る性質があるた
め、磁束４は直角に曲がり易くなり、外足磁脚６からの
漏れが少なくなり効率が向上して、磁気飽和特性が従来
の特性値線８に比較して特性値線９のように伸びる。
て、図５〜図６を用いてその動作を説明する。外足磁脚
６のコーナー部に形成したギャップ７により磁気抵抗が
均一化され、最短磁路に磁束４が集中することがなくな
り、磁束４は外足磁脚６の全体を通過し分布が均一にな
る。さらに、ギャップ７部において磁束４が一旦透磁率
の小さい空気中に出て再び外足磁脚６に入っていくと
き、磁束４は磁性体面から垂直に飛び出る性質があるた
め、磁束４は直角に曲がり易くなり、外足磁脚６からの
漏れが少なくなり効率が向上して、磁気飽和特性が従来
の特性値線８に比較して特性値線９のように伸びる。
【００１２】以上のように本実施例によれば、磁心３の
外足磁脚６のコーナー部に磁路に対して直交または交差
する貫通するスリット状のギャップ７を形成し、ギャッ
プ７の形状を外足磁脚６のコーナー部内側に近い方は大
きく、遠ざかるにしたがい小さくし磁気抵抗を均一化す
ることにより、磁束４が外足磁脚６全体に均一に分布
し、さらに、外足磁脚６からの漏れが少なくなり磁心３
の利用効率を向上させることができる。
外足磁脚６のコーナー部に磁路に対して直交または交差
する貫通するスリット状のギャップ７を形成し、ギャッ
プ７の形状を外足磁脚６のコーナー部内側に近い方は大
きく、遠ざかるにしたがい小さくし磁気抵抗を均一化す
ることにより、磁束４が外足磁脚６全体に均一に分布
し、さらに、外足磁脚６からの漏れが少なくなり磁心３
の利用効率を向上させることができる。
【００１３】
【発明の効果】以上の実施例の説明より明らかなように
本発明は、ＥＥ，ＥＩ，ＵＵ形状の閉磁路磁心の中央磁
脚から分割された外足磁脚のコーナー部に、磁路に対し
て直交または交差する少なくとも二つ以上の貫通するス
リット状のギャップを設けたことにより、磁気抵抗が均
一化され、磁束が外足磁脚全体に均一に分布し、さらに
外足磁脚からの漏れが少なくなり磁心の利用効率が向上
し、磁心の小型化が可能になって小型で効率のよいコイ
ル部品を実現できるものである。
本発明は、ＥＥ，ＥＩ，ＵＵ形状の閉磁路磁心の中央磁
脚から分割された外足磁脚のコーナー部に、磁路に対し
て直交または交差する少なくとも二つ以上の貫通するス
リット状のギャップを設けたことにより、磁気抵抗が均
一化され、磁束が外足磁脚全体に均一に分布し、さらに
外足磁脚からの漏れが少なくなり磁心の利用効率が向上
し、磁心の小型化が可能になって小型で効率のよいコイ
ル部品を実現できるものである。
【図１】本発明の実施例におけるコイル部品の斜視図
【図２】（ａ）本発明の一実施例におけるＥ型磁心の斜
視図 （ｂ）同平面図
視図 （ｂ）同平面図
【図３】（ａ）本発明の他の実施例におけるＥ型磁心の
斜視図 （ｂ）同平面図
斜視図 （ｂ）同平面図
【図４】（ａ）本発明の一実施例におけるＵ型磁心の斜
視図 （ｂ）同平面図
視図 （ｂ）同平面図
【図５】（ａ）本発明のＥ型磁心において磁束を示す概
略図 （ｂ）同平面図
略図 （ｂ）同平面図
【図６】本発明の一実施例における磁心の磁気飽和特性
図
図
【図７】（ａ）従来のコイル部品の斜視図 （ｂ）従来の磁心の斜視図 （ｃ）同平面図
１ ボビン ２ コイル ３ 磁心 ４ 磁束 ５ 中央磁脚 ６ 外足磁脚 ７ ギャップ
Claims (2)
- 【請求項１】 ＥＥ，ＥＩ，ＵＵ形状の閉磁路磁心の外
足磁脚のコーナー部に、磁路に対して直交または交差す
る少なくとも二つ以上の貫通するスリット状のギャップ
を形成したコイル部品。 - 【請求項２】 スリット状のギャップは、外足磁脚のコ
ーナー部内側に近い方は大きく、遠ざかるにしたがい小
さくした請求項１記載のコイル部品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25191894A JPH08115825A (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | コイル部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25191894A JPH08115825A (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | コイル部品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08115825A true JPH08115825A (ja) | 1996-05-07 |
Family
ID=17229907
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25191894A Pending JPH08115825A (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | コイル部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08115825A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107731481A (zh) * | 2017-08-23 | 2018-02-23 | 广路智能科技有限公司 | 一种磁路拓扑集成磁体 |
| JP2020107687A (ja) * | 2018-12-27 | 2020-07-09 | 川崎重工業株式会社 | リアクトル |
-
1994
- 1994-10-18 JP JP25191894A patent/JPH08115825A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107731481A (zh) * | 2017-08-23 | 2018-02-23 | 广路智能科技有限公司 | 一种磁路拓扑集成磁体 |
| JP2020107687A (ja) * | 2018-12-27 | 2020-07-09 | 川崎重工業株式会社 | リアクトル |
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