JPH08115748A - 2次電池の充電方法及び装置 - Google Patents

2次電池の充電方法及び装置

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JPH08115748A
JPH08115748A JP6251036A JP25103694A JPH08115748A JP H08115748 A JPH08115748 A JP H08115748A JP 6251036 A JP6251036 A JP 6251036A JP 25103694 A JP25103694 A JP 25103694A JP H08115748 A JPH08115748 A JP H08115748A
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secondary battery
power source
voltage
battery
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Masaki Ito
雅樹 伊藤
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Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数個の2次電池からなる組電池の充電方法
及び装置において、過充電及び充電不足を防止する。 【構成】 2次電池の充電方法では、先ず、単電池B1
〜Bnからなる組電池が充電装置1にセットされ、全て
のスイッチSWiが電池接続側に切換えられ、全ての電
池Biは定電流電源2に直列に接続される。この後、電
源2がオンにされ、電源2からの定電流が各電池Biに
直列に流れ込むことにより充電が開始される。充電が開
始されると、各電圧計Diからの測定電圧VBiが、目
標電圧Vfに達したか否かについて監視が続けられる。
ある測定電圧VBiが、目標電圧Vfに達すると、この
測定電圧VBiに対応する単電池Biのプラス端子側に
接続されているスイッチSWiが、電池接続側から電池
バイパス側に切換えられる。この操作は、全てのスイッ
チSWiが電池バイパス側に切換えられるまで行われ
る。全てのスイッチSWiが電池バイパス側に切換えら
れた時に、電源2はオフされ、充電を終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2次電池の充電方法及
び装置に関し、特に、複数個の2次電池からなる組電池
の充電方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数個の充電可能な単電池(2次
電池)を直列に接続してなる組電池の充電方法として
は、当該複数個の単電池を直列に接続した状態で単一の
充電用電源に接続することにより、これらの単電池をま
とめて充電する方法等が知られている。この充電方法に
ついて図6を参照して説明する。
【0003】図6において、充電装置101は、チャー
ジコントローラ102、電圧計103及びスイッチSW
を備えて構成されており、充電装置101には、n個の
充電可能な単電池(2次電池)B1〜Bnからなる組電
池がセットされている。ここに、例えば、各単電池は定
格1Vや1.5Vの単電池であり、10個や20個の単
電池から一つの組電池が構成される。チャージコントロ
ーラ102は、例えば充電すべき組電池の種類に応じて
定められる電流を供給可能に構成された定電流電源から
なる。
【0004】また、電圧計103は、組電池の両端の電
圧、即ち単電池B1のプラス端子と単電池Bnのマイナ
ス端子の間の電圧を測定するように電気的接続されてい
る。スイッチSWは、チャージコントローラ102と単
電池B1のプラス端子との間に配設されており、チャー
ジコントローラ102からの供給電流をオン/オフ制御
するように構成されている。
【0005】このように構成された充電装置101を用
いた従来の充電方法は、以下のように行われる。即ち、
先ず、n個の単電池B1〜Bnをセットすると共にチャ
ージコントローラ102に所望の充電終止電圧を設定す
る。より具体的には、各単電池の充電終止電圧をvとす
ると、組電池としての充電終止電圧Vn(= v ×
n)をチャージコントローラ102に設定する。この
後、スイッチSWをオンにして、充電を開始する。この
充電中の組電池の両端の電圧を電圧計103により測定
することにより、この測定電圧をチャージコントローラ
102にて監視し続ける。そして、チャージコントロー
ラ102は、測定電圧が充電終止電圧Vnに達した時点
で、スイッチSWをオフとして充電を終了する。
【0006】以上のように、従来の充電方法によれば、
組電池全体としての電圧を監視して、充電を組電池の単
位で管理することにより、n個の単電池からなる組電池
をまとめて充電することができ便利であり、さらに各単
電池を1個ずつ順次充電していくのと比べて、充電時間
を短くすることもできる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】2次電池の場合であっ
ても、充電により何度でも繰り返して使用できる訳では
なく、そのサイクル寿命は有限である。このため、2次
電池のサイクル寿命を延ばすことは、一般的に要請され
るところである。
【0008】しかしながら、上述した従来の充電方法に
よれば、組電池全体としての電圧を監視して、充電を組
電池の単位で管理するので、充電及び放電を繰り返して
いくうちに組電池を構成する単電池間での電圧変化に差
を生じるため、充電不足や過充電の単電池が発生してし
まう。ここに、過充電を繰り返されると、その単電池で
は容量低下(劣化)が進み、また充電不足の単電池は放
電時間が短くなる。ここで、例えば、20個の単電池か
らなる組電池において、1個の単電池のみが劣化した場
合にも、組電池全体として放電時間が短くなってしまう
という特性が組電池にはある。以上の結果、従来の充電
方法によれば、各単電池としてのサイクル寿命のみなら
ず、組電池全体としてのサイクル寿命が短くなってしま
うという問題があった。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、過充電及び充電不足を防止し得る2次電
池の充電方法及び装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の2次電
池の充電方法は、複数個の2次電池を充電用の電源に直
列接続する第1の段階と、上記複数個の2次電池の電圧
を夫々測定する第2の段階と、一つの2次電池について
測定された電圧が所定の目標電圧に達した時に、当該一
つの2次電池の両側の配線部分における上記電源に対す
る直列接続関係を維持しつつ当該一つの2次電池への上
記電源からの電源供給を減少させ又は停止させるように
当該配線部分に変更を加える第3の段階と、全ての2次
電池について上記配線部分に変更を加えるまで上記第2
及び第3の段階を繰り返して行う第4の段階とを有する
ことを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の2次電池の充電装置は、
複数個の2次電池を充電するための充電装置であって、
充電用の電源と、上記複数個の2次電池を上記電源に直
列接続する配線と、上記複数個の2次電池の電圧を夫々
測定する複数の測定手段と、上記複数個の2次電池に隣
接して夫々設けられており、各2次電池の両側の配線部
分における上記電源に対する直列接続関係を維持しつつ
当該各2次電池への上記電源からの電源供給を減少させ
又は停止させるように当該配線部分に夫々変更を加える
複数の切換え手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】請求項3に記載の2次電池の充電装置は、
請求項2に記載の2次電池の充電装置において、さらに
前記測定された電圧が所定の目標電圧に夫々達したか否
かを判断すると共に、一つの2次電池について測定され
た電圧が前記目標電圧に達したと判断した時に、当該一
つの2次電池について前記変更を加えるように前記切換
え手段を制御する制御手段を有することを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1に記載の2次電池の充電方法によれ
ば、第1の段階で、複数個の2次電池が電源に直列接続
されて充電が開始されるが、これらの2次電池の電圧が
第2の段階で夫々測定される。ここで第3の段階におい
て、一つの2次電池について測定された電圧が所定の目
標電圧に達した時に、当該一つの2次電池の両側の配線
部分における電源に対する直列接続関係を維持しつつ当
該一つの2次電池への電源からの電源供給を減少させ又
は停止させるように配線部分に変更が加えられる。この
結果、当該一つの2次電池以外の他の2次電池には、直
列接続関係が維持されて電源が供給され続けるので、こ
れら他の2次電池が充電不足となることはない。
【0014】一方、当該一つの2次電池への電源供給は
減少又は停止されるので、当該一つの2次電池が過充電
されることもない。その後、第2及び第3の段階は、全
ての2次電池について配線部分に変更が加えられるまで
繰り返して行われるので、目的電圧に達した2次電池か
ら順次充電が終えられると共に目的電圧に達していない
2次電池に対してはさらに充電が継続されるので、最終
的に全ての2次電池について過充電なく且つ充電不足も
なく充電を完了することができる。このように本願第1
発明によれば、2次電池ごとに充電を管理することによ
り、過充電状態の2次電池及び充電不足状態の2次電池
の発生を効果的に防止できる。
【0015】請求項2に記載の2次電池の充電装置によ
れば、複数の測定手段により、電源に直列接続された複
数個の2次電池の電圧が夫々測定される。複数の切換え
手段により、各2次電池の両側の配線部分における電源
に対する直列接続関係を維持しつつ当該各2次電池への
電源からの電源供給を減少させ又は停止させるように配
線部分に夫々変更が加えられる。従って、充電の途中で
一つの2次電池について測定された電圧が目標電圧に達
した時に、当該一つの2次電池に隣接する配線部分に変
更を加えるように切換え手段を操作し、かかる操作を全
ての2次電池について測定された電圧が目標電圧に達す
るまで繰り返せば、全ての2次電池について過充電なく
且つ充電不足もなく充電を完了することができる。
【0016】請求項3に記載の2次電池の充電装置によ
れば、一つの2次電池について測定された電圧が目標電
圧に達した時に、制御手段により、当該一つの2次電池
に隣接する配線部分に変更を加えるように切換え手段が
制御されるので、自動的に全ての2次電池について過充
電なく且つ充電不足もなく充電を完了することができ
る。
【0017】
【実施例】次に図面を参照して本発明の好適な実施例を
説明する。図1において、本発明の第1実施例である2
次電池の充電装置1は、充電用の電源2、n(n:自然
数)個の電圧計D1〜Dn及びn個のスイッチSW1〜
SWnを備えて構成されている。
【0018】充電装置1には、n個の充電可能な単電池
(2次電池)B1〜Bnからなる組電池がセットされて
いる。電源2は、定電流電源から構成されている。ま
た、測定手段の一例としての各電圧計Di(i=1〜
n)は、各単電池Bi(i=1〜n)の両端の各電圧V
Bi(i=1〜n)を測定するように電気的接続されて
いる。
【0019】切換え手段の一例としての各スイッチSW
i(i=1〜n)は、各単電池Biに隣接して設けられ
ている。より具体的には、スイッチSWiは、単電池B
iのプラス端子側における電源2に直列接続された配線
部分に設けられた、一つの入力を二つの出力のどちらか
一方に切換え可能に構成された切換式スイッチからな
る。スイッチSWiの一方の出力は、単電池Biのプラ
ス端子に接続されており単電池Biを介して次段のスイ
ッチSWi+1に接続されている。スイッチSWiの他
方の出力は、次段のスイッチSWi+1に直接接続され
ている。なお、以下の説明では、この一方の側を電池接
続側と呼び、他方の側を電池バイパス側と呼ぶことにす
る。
【0020】本実施例では特に、充電装置1には、図2
に示す充電制御装置11が接続されており、充電装置1
及び充電制御装置11から自動充電システムが構築され
ている。図2において、制御手段の一例としての充電制
御装置11は、絶縁入力A/Dボード12及びコントロ
ーラ13を備えて構成されている。
【0021】絶縁入力A/Dボード12には、各電圧計
Di(図1)の測定電圧VBiが入力される。絶縁入力
A/Dボード12は、入力された測定電圧VBiをアナ
ログ値からデジタル値に変換した後、コントローラ13
に伝送する。コントローラ13は、例えば、汎用のパー
ソナルコンピュータや専用のマイクロコンピュータから
構成される。パーソナルコンピュータで構成する場合に
は、充電装置1と充電制御装置11とは別ユニットとし
て構築すればよく、マイクロコンピュータで構成する場
合には、充電装置1と充電制御装置11とを一体型ユニ
ットとして構築すれば便利である。
【0022】コントローラ13には、予め組電池の充電
終止電圧Vsがデータ入力されており、“Vs ÷
n”を計算し、結果を目標電圧Vfとして内部メモリに
保持しておき、この目標電圧Vf及び測定電圧VBiに
基づいて、後述するような動作を行うように所定プログ
ラムに沿ってスイッチSWiを制御する。なお、図2に
示すように本実施例では、各スイッチSWiは、夫々ト
ランジスタスイッチ14を介してコントローラ13によ
り電流が制御される電磁コイルを含むリレイ・スイッチ
として構成されている。
【0023】次に、本実施例の動作について図3に示す
フローチャートを用いて説明する。図3において、先
ず、初期設定が行われる(ステップS1)。具体的に
は、単電池B1〜Bnが充電装置1にセットされると共
にコントローラ13に充電終止電圧Vsが設定入力され
る。この電圧Vsの入力は、操作者がキーボードやスイ
ッチにより入力してもよいし、或いは充電装置1に固有
の値として、充電装置1を充電制御装置11に接続した
ときに自動的に設定されるようにしてもよい。またさら
に、組電池に固有の値として組電池を充電装置1にセッ
トした際に自動的に設定されるようにしてもよい。こう
して、充電終止電圧Vsが設定入力されると、コントロ
ーラ13は、“Vs ÷ n”を計算して目標電圧Vf
として内部メモリに保持する。
【0024】以上の初期設定が行われると、次にコント
ローラ13は、全てのスイッチSWiを電池接続側に切
換える(ステップS2)。これにより全ての電池Biは
電源2に直列に接続される。この切換えが完了すると、
電源2がオンにされ、電源2からの定電流が各電池Bi
に直列に流れ込むことにより充電が開始される(ステッ
プS3)。なお、この電源2のオンは、コントローラ1
3により制御してもよいし、手動で行ってもよい。
【0025】充電が開始されると、コントローラ13
は、絶縁入力A/Dボード12を介して入力される各測
定電圧VBiが、目標電圧Vf(=Vs ÷ n)に達
したか否かを監視し続ける(ステップS4)。ある測定
電圧VBiが、目標電圧Vfに達すると(YES)、こ
の測定電圧VBiに対応する単電池Biのプラス端子側
に接続されているスイッチSWiを、電池接続側から電
池バイパス側に切換える(ステップS5)。このスイッ
チ切換えにより、当該単電池Biは、過充電も充電不足
も起こらず、丁度目的とする電圧に充電されたことにな
る。
【0026】さらに、コントローラ13は、全てのスイ
ッチSWiが電池バイパス側に切換えられたか否かを判
断する(ステップS6)。全てのスイッチSWiが切換
えられていないのであれば(NO)、ステップS3に戻
りステップS3からS6の処理が繰り返される。
【0027】ステップS6において、全てのスイッチS
Wiが電池バイパス側に切換えられていれば(YE
S)、電源2をオフとし(ステップS7)、充電を終了
する。なお、ステップS7における電源2のオフは、コ
ントローラ13により制御してもよいし、全てのスイッ
チSWiが電源バイパス側に接続された時点で電源2が
ショートされた状態になるのを利用して自動的に電源2
をオフさせるように構成しても良い。
【0028】以上の操作により、全ての単電池Biは、
過充電も充電不足もなく目標電圧Vf(=Vs ÷
n)に充電されたことになり、従って、組電池として
も、過充電も充電不足もなく充電終止電圧Vsに充電さ
れたことになる。この結果、本実施例によれば、n個の
単電池からなる組電池のサイクル寿命を伸ばすことがで
きる。
【0029】なお、以上に説明した第1実施例では、図
2の充電制御装置11を用いて自動的に充電作業が行わ
れるようにしているが、充電制御装置11に接続せずと
も適当な手動操作を行いさえすれば図1の充電装置1に
より、全ての単電池Biを過充電も充電不足もなく充電
することができる。以下、充電制御装置11を用いない
充電方法について説明する。
【0030】この場合には、図1において先ず、単電池
B1〜Bnが充電装置1にセットされ、全てのスイッチ
SWiが電池接続側に切換えられ、全ての電池Biは電
源2に直列に接続される。この後、電源2がオンにさ
れ、電源2からの定電流が各電池Biに直列に流れ込む
ことにより充電が開始される。充電が開始されると、各
測定電圧VBiが、目標電圧Vfに達したか否かについ
て監視が続けられる。ある測定電圧VBiが、目標電圧
Vfに達すると、この測定電圧VBiに対応する単電池
Biのプラス端子側に接続されているスイッチSWi
が、電池接続側から電池バイパス側に切換えられる。こ
の操作は、全てのスイッチSWiが電池バイパス側に切
換えられるまで行われる。全てのスイッチSWiが電池
バイパス側に切換えられた時に、電源2はオフされ、充
電を終了する。
【0031】以上の操作により、充電制御装置11に接
続せずとも図1の充電装置1により、全ての単電池Bi
を過充電も充電不足もなく目標電圧Vfに充電すること
ができ、従って、組電池としても、過充電も充電不足も
なく充電終止電圧Vsに充電することができる。
【0032】次に本発明の第2実施例について図4及び
図5を参照して説明する。なお、第2実施例において第
1実施例と同じ構成要素には同じ参照符号を付す。図4
において、本発明の第2実施例である2次電池の充電装
置21は、電源2、n個の電圧計D1〜Dn、n個のス
イッチSW1´〜SWn´及びn個の抵抗器Rを備えて
構成されている。
【0033】充電装置21には、n個の単電池B1〜B
nからなる組電池がセットされている。電源2は、定電
流電源から構成されている。また、各電圧計Diは、各
単電池Biの両端の電圧VBiを測定するように電気的
接続されている。
【0034】切換え手段の他の一例としてのスイッチS
Wi´(i=1〜n)は、各単電池Biに隣接して並列
に接続されており、各単電池Biを抵抗器Rを介して夫
々バイパスする配線部分を開閉可能に構成された開閉式
スイッチからなる。
【0035】本実施例では、特に充電装置21には、第
1実施例と同じく図2に示した充電制御装置11が接続
され、充電装置21及び充電制御装置11から自動充電
システムが構築される。但し、この場合、図2の充電制
御装置11が有するコントローラ13は、目標電圧Vf
(=Vs ÷ n)及び測定電圧VBiに基づいて、所
定のプログラムに沿って下記の如くスイッチSWi´を
制御する。
【0036】次に、本実施例の動作について図5に示す
フローチャートを用いて説明する。図5において、先
ず、初期設定を行う(ステップS11)。具体的には、
単電池B1〜Bnが充電装置21にセットされると共に
コントローラ13に充電終止電圧Vsが設定入力され
る。コントローラ13は、“Vs ÷ n”を計算して
目標電圧Vfとして内部メモリに保持する。
【0037】以上の初期設定が行われると、次にコント
ローラ13は、全てのスイッチSWiをオフにする(ス
テップS12)。これにより全ての電池Biは電源2に
直列に接続される。この切換えが完了すると、電源2が
オンにされ、電源2からの定電流が各電池Biに直列に
流れ込むことにより充電が開始される(ステップS1
3)。
【0038】充電が開始されると、コントローラ13
は、絶縁入力A/Dボード12を介して入力される各測
定電圧VBiが、目標電圧Vf(=Vs ÷ n)に達
したか否かを監視し続ける(ステップS14)。ある測
定電圧VBiが、目標電圧Vfに達すると(YES)、
この測定電圧VBiに対応する単電池Biに並列に接続
されたスイッチSWiをオンにする(ステップS1
5)。すると、このスイッチSWi及びこれに直列に接
続された抵抗器Rにも電流が流れることになる。よっ
て、このスイッチ動作により、当該単電池Biに流れる
電流は、減少することになる。
【0039】このような減少幅は、抵抗器Rと単電池B
iの内部抵抗の抵抗値の比率に応じて決まるが、例え
ば、単電池Biと同程度の抵抗値をもつ抵抗器Rを使用
すれば、単電池Biに流れる電流を半分程度にできる。
ここで、充電末期の単電池には、充電されにくい特性が
あるので、このように充電用の電流を下げると、実質的
にはそれ以上の電圧に充電されることは殆どない。この
結果、スイッチSWiがオンされることにより、単電池
Biの過充電を低減することができる。
【0040】さらに、コントローラ13は、全てのスイ
ッチSWiがオンされたか否かを判断する(ステップS
16)。全てのスイッチSWiがオンされていないので
あれば(NO)、ステップS13に戻りステップS13
からS16の処理が繰り返される。
【0041】ステップS16において、全てのスイッチ
SWiがオンにされていれば(YES)、一定時間充電
を継続した後(ステップS17)、電源2をオフとし
(ステップS18)、充電を終了する。ステップS17
において充電を継続させると、全ての抵抗器R及び単電
池Biに流れる電流が安定する状態が得られるので、対
応するスイッチSWiが最後にオンされた単電池Biも
含めて、最終的に全ての単電池Biをより均一に充電す
ることができる利点がある。
【0042】なお、ステップS18における電源2のオ
フは、コントローラ13により制御してもよいし、或い
は全てのスイッチSWiがオンされた時点でコントロー
ラ13により終了表示又は終了音発生を行うように構成
することにより手動で行うようにしてもよい。
【0043】以上の操作により、全ての単電池Biは、
殆ど過充電されずに且つ充電不足なく目標電圧Vf(=
Vs ÷ n)に充電されたことになり、従って、組電
池としても、過充電も充電不足もなく充電終止電圧Vs
に充電されたことになる。この結果、本実施例によれ
ば、n個の単電池からなる組電池のサイクル寿命を伸ば
すことができる。
【0044】なお、以上に説明した第2実施例では、図
2の充電制御装置11を用いて自動的に充電作業が行わ
れるようにしているが、第1実施例の場合と同様に充電
制御装置11に接続せずとも適当な手動操作を行えば、
図4の充電装置21により、全ての単電池Biを過充電
も充電不足もなく充電することができる。以下、充電制
御装置11を用いない充電方法について説明する。
【0045】この場合、先ず、単電池B1〜Bnが充電
装置21にセットされ、全てのスイッチSWiがオフに
され、全ての電池Biは電源2に直列に接続される。そ
の後、電源2がオンにされ、電源2からの定電流が各電
池Biに直列に流れ込むことにより充電が開始される。
充電が開始されると、各測定電圧VBiが、目標電圧V
fに達したか否かについて監視が続けられる。ある測定
電圧VBiが、目標電圧Vfに達すると、この測定電圧
VBiに対応する単電池Biに並列に接続されたスイッ
チSWiがオンにされ、当該単電池Biに流れる電流は
減少する。この操作は、全てのスイッチSWiがオンに
されるまで行われる。全てのスイッチSWiがオンにさ
れた時から一定時間経過後に、電源2はオフされ、充電
を終了する。
【0046】以上の操作により、充電制御装置11に接
続せずとも、図4の充電装置21により、全ての単電池
Biは、殆ど過充電されずに且つ充電不足なく目標電圧
Vfに充電されたことになり、従って、組電池として
も、過充電も充電不足もなく充電終止電圧Vsに充電さ
れたことになる。
【0047】なお、以上の各実施例は、組電池について
説明したが、組電池ではなくとも、同一電圧の充電可能
な複数の単電池(2次電池)をまとめて充電する場合に
も、各単電池の過充電及び充電不足を防止することがで
き、各単電池のサイクル寿命を延ばすこともでき便利で
ある。
【0048】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、組電池を構成する複数の2次電池に対し、組電池単
位で充電を管理するのではなく、個々の2次電池単位で
充電を管理することにより、過充電状態の2次電池及び
充電不足状態の2次電池の発生を効果的に防止できる。
このため、個々の2次電池のサイクル寿命のみならず組
電池のサイクル寿命が延びるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る2次電池の充電装置のブロッ
ク図である。
【図2】第1実施例に係る2次電池の充電装置に接続さ
れて自動充電システムを構築する充電制御装置のブロッ
ク図である。
【図3】第1実施例に係る2次電池の充電装置の動作を
示すフローチャートである。
【図4】第2実施例に係る2次電池の充電装置のブロッ
ク図である。
【図5】第2実施例に係る2次電池の充電装置の動作を
示すフローチャートである。
【図6】従来の2次電池の充電装置のブロック図であ
る。
【符号の説明】
1…2次電池の充電装置 2…電源 SW1〜SWn…スイッチ B1〜Bn…単電池(2次電池) D1〜Dn…電圧測定器 11…充電制御装置 12…絶縁入力A/Dボード 13…コントローラ 14…トランジスタスイッチ 21…2次電池の充電装置 SW1´〜SWn´…スイッチ R…抵抗器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の2次電池を充電用の電源に直列
    接続する第1の段階と、 上記複数個の2次電池の電圧を夫々測定する第2の段階
    と、 一つの2次電池について測定された電圧が所定の目標電
    圧に達した時に、当該一つの2次電池の両側の配線部分
    における上記電源に対する直列接続関係を維持しつつ当
    該一つの2次電池への上記電源からの電源供給を減少さ
    せ又は停止させるように当該配線部分に変更を加える第
    3の段階と、 全ての2次電池について上記配線部分に変更を加えるま
    で上記第2及び第3の段階を繰り返して行う第4の段階
    とを有することを特徴とする2次電池の充電方法。
  2. 【請求項2】 複数個の2次電池を充電するための充電
    装置であって、 充電用の電源と、 上記複数個の2次電池を上記電源に直列接続する配線
    と、 上記複数個の2次電池の電圧を夫々測定する複数の測定
    手段と、 上記複数個の2次電池に隣接して夫々設けられており、
    各2次電池の両側の配線部分における上記電源に対する
    直列接続関係を維持しつつ当該各2次電池への上記電源
    からの電源供給を減少させ又は停止させるように当該配
    線部分に夫々変更を加える複数の切換え手段とを備えた
    ことを特徴とする2次電池の充電装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の2次電池の充電装置で
    あって、さらに前記測定された電圧が所定の目標電圧に
    夫々達したか否かを判断すると共に、一つの2次電池に
    ついて測定された電圧が上記目標電圧に達したと判断し
    た時に、当該一つの2次電池について前記変更を加える
    ように前記切換え手段を制御する制御手段を有すること
    を特徴とする2次電池の充電装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008507098A (ja) * 2004-07-19 2008-03-06 アヴェスター リミティッド パートナーシップ アルカリ金属ポリマー電池を充電する方法
JP2008125158A (ja) * 2006-11-08 2008-05-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 充電システム、電池パック、及びその充電方法
JP2011019330A (ja) * 2009-07-08 2011-01-27 Toshiba Corp 充電装置
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