JPH08115618A - 平型多心電線 - Google Patents
平型多心電線Info
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- JPH08115618A JPH08115618A JP6249634A JP24963494A JPH08115618A JP H08115618 A JPH08115618 A JP H08115618A JP 6249634 A JP6249634 A JP 6249634A JP 24963494 A JP24963494 A JP 24963494A JP H08115618 A JPH08115618 A JP H08115618A
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- Japan
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- electric wire
- flat
- contact portion
- connector
- reinforcing member
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- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 接続されるコネクタ同士が左右方向に大きく
ずれている場合でも、接続可能な平型多心電線を提供す
る。 【構成】 矩形状の横断面を有する平角絶縁電線１０を
その横断面の長軸方向が上下に揃えられた状態で、左右
方向に並列配置し、それらの両端部を平角絶縁電線固定
部材１４で連結固定することによって平型多心電線を得
る。 【効果】 上記のような平型多心電線によると、平型多
心電線の左右方向に屈曲性が得られ、接続されるコネク
タ同士が左右方向に大きくずれている場合でも接続が可
能である。
ずれている場合でも、接続可能な平型多心電線を提供す
る。 【構成】 矩形状の横断面を有する平角絶縁電線１０を
その横断面の長軸方向が上下に揃えられた状態で、左右
方向に並列配置し、それらの両端部を平角絶縁電線固定
部材１４で連結固定することによって平型多心電線を得
る。 【効果】 上記のような平型多心電線によると、平型多
心電線の左右方向に屈曲性が得られ、接続されるコネク
タ同士が左右方向に大きくずれている場合でも接続が可
能である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、プリント配線基板同
士の接続に用いる平型多心電線に関する。
士の接続に用いる平型多心電線に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の平型多心電線としては、例えば、
特開平６−８９７６１号公報に記載の技術が挙げられ
る。上記の従来技術は、図５および図６に示すように、
錫メッキ軟銅等からなる平型導体に絶縁樹脂を押し出し
加工することによって横断面が矩形状の平角絶縁電線１
０を得て、前記各平角絶縁電線１０の両端部の各絶縁部
材１２を揃えて剥離して前記各平型導体を露出させて各
接触部１１を形成する。そして、前記平角絶縁電線１０
の横断面の長軸方向が左右方向になるように揃えた状態
で、左右方向に平面状に並列配置するとともに、前記各
平角絶縁電線１８の下面から露出させた前記各接触部１
１の下面にかけてポリエステル等の平角絶縁電線固定部
材１４を貼り付けて連結固定して形成された平型多心電
線である。
特開平６−８９７６１号公報に記載の技術が挙げられ
る。上記の従来技術は、図５および図６に示すように、
錫メッキ軟銅等からなる平型導体に絶縁樹脂を押し出し
加工することによって横断面が矩形状の平角絶縁電線１
０を得て、前記各平角絶縁電線１０の両端部の各絶縁部
材１２を揃えて剥離して前記各平型導体を露出させて各
接触部１１を形成する。そして、前記平角絶縁電線１０
の横断面の長軸方向が左右方向になるように揃えた状態
で、左右方向に平面状に並列配置するとともに、前記各
平角絶縁電線１８の下面から露出させた前記各接触部１
１の下面にかけてポリエステル等の平角絶縁電線固定部
材１４を貼り付けて連結固定して形成された平型多心電
線である。
【０００３】上記のように構成された平型多心電線は、
平型多心電線の両端部が通常プリント配線基板の多心コ
ネクタ等に差し込まれて、前記各接触部１１がコネクタ
内の各端子と電気的に接続されることにより、プリント
配線基板同士の電気的接続に使用される。
平型多心電線の両端部が通常プリント配線基板の多心コ
ネクタ等に差し込まれて、前記各接触部１１がコネクタ
内の各端子と電気的に接続されることにより、プリント
配線基板同士の電気的接続に使用される。
【０００４】しかしながら、従来の平型多心電線では、
各平角絶縁電線１０の横断面の長軸方向を平型多心電線
の配列方向（左右方向）に揃えた状態で形成されている
ため、前記平型多心電線の上下方向（第６図（ａ）α方
向）には屈曲性があるが、前記平型多心電線の左右方向
（第６図（ｂ）β方向）には屈曲性がかなり制限される
ことになる。従って、例えばプリント配線基板同士の配
線において、その接続される各コネクタ同士が近距離に
あるとともに、相互に左右にずれた位置にある場合に
は、従来の平型多心電線を使用することは非常に困難で
あった。
各平角絶縁電線１０の横断面の長軸方向を平型多心電線
の配列方向（左右方向）に揃えた状態で形成されている
ため、前記平型多心電線の上下方向（第６図（ａ）α方
向）には屈曲性があるが、前記平型多心電線の左右方向
（第６図（ｂ）β方向）には屈曲性がかなり制限される
ことになる。従って、例えばプリント配線基板同士の配
線において、その接続される各コネクタ同士が近距離に
あるとともに、相互に左右にずれた位置にある場合に
は、従来の平型多心電線を使用することは非常に困難で
あった。
【０００５】そのため、接続される２つのコネクタ同士
が左右方向にずれている場合には、一方のコネクタを左
右方向に移動することによってコネクタ同士が左右にず
れていないような位置に配置して、上記のような従来の
平型多心電線を使用するか、あるいは接続されるコネク
タ同士が左右にずれている状態で、その接続される２つ
のコネクタの左右のズレ量に応じて予め曲げられた平型
多心電線を形成することによって、各プリント配線基板
のコネクタ同士を電気的に接続させていた。
が左右方向にずれている場合には、一方のコネクタを左
右方向に移動することによってコネクタ同士が左右にず
れていないような位置に配置して、上記のような従来の
平型多心電線を使用するか、あるいは接続されるコネク
タ同士が左右にずれている状態で、その接続される２つ
のコネクタの左右のズレ量に応じて予め曲げられた平型
多心電線を形成することによって、各プリント配線基板
のコネクタ同士を電気的に接続させていた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、接続さ
れるコネクタ同士の位置が左右にずれていないようにす
るために、コネクタの位置を左右に移動させるのは非常
に面倒であり、またプリント配線基板上のプリント配
線、もしくはプリント配線基板の位置等の都合により、
コネクタ同士が左右にずれていない位置にするのは不可
能な場合もある。
れるコネクタ同士の位置が左右にずれていないようにす
るために、コネクタの位置を左右に移動させるのは非常
に面倒であり、またプリント配線基板上のプリント配
線、もしくはプリント配線基板の位置等の都合により、
コネクタ同士が左右にずれていない位置にするのは不可
能な場合もある。
【０００７】一方、接続される２つのコネクタの左右の
ズレに応じて予め曲げられた平型多心電線を作るには、
そのズレ量に応じてその都度、異なった曲がり度合いの
平角絶縁電線を形成することによって平型多心電線を構
成する必要があり、非常に手間がかかる上、さらにコス
ト増の原因になる。
ズレに応じて予め曲げられた平型多心電線を作るには、
そのズレ量に応じてその都度、異なった曲がり度合いの
平角絶縁電線を形成することによって平型多心電線を構
成する必要があり、非常に手間がかかる上、さらにコス
ト増の原因になる。
【０００８】そこで、この発明の課題は、接続されるコ
ネクタ同士が至近距離にあり、かつ左右にずれた位置に
ある場合でも、コネクタ同士を接続できるような、平型
多心電線の配列方向である左右方向に屈曲性の高い平型
多心電線を提供することにある。
ネクタ同士が至近距離にあり、かつ左右にずれた位置に
ある場合でも、コネクタ同士を接続できるような、平型
多心電線の配列方向である左右方向に屈曲性の高い平型
多心電線を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項１記載の平型多心電線は、平型導体に絶縁部
材を被覆してなる横断面矩形状の複数の平角絶縁電線を
両端部の絶縁部材をそれぞれ皮剥ぎすることによって、
露出した前記平型導体よりなる接触部を形成し、前記各
平角絶縁電線を、それら横断面の長軸方向を上下方向に
それぞれ揃えた状態で左右方向に並列配置して、前記各
平角絶縁電線同士を、それらの両端部の上面側および下
面側の少なくとも一方において平角絶縁電線固定部材を
貼り付けることにより連結固定したことを特徴とする。
め、請求項１記載の平型多心電線は、平型導体に絶縁部
材を被覆してなる横断面矩形状の複数の平角絶縁電線を
両端部の絶縁部材をそれぞれ皮剥ぎすることによって、
露出した前記平型導体よりなる接触部を形成し、前記各
平角絶縁電線を、それら横断面の長軸方向を上下方向に
それぞれ揃えた状態で左右方向に並列配置して、前記各
平角絶縁電線同士を、それらの両端部の上面側および下
面側の少なくとも一方において平角絶縁電線固定部材を
貼り付けることにより連結固定したことを特徴とする。
【００１０】また、請求項２記載の平型多心電線のよう
に、並列配置された前記各平角絶縁電線の両端におい
て、前記絶縁部材端部の一方側面から前記接触部の一方
側面にかけて接触部補強部材を付設してもよい。
に、並列配置された前記各平角絶縁電線の両端におい
て、前記絶縁部材端部の一方側面から前記接触部の一方
側面にかけて接触部補強部材を付設してもよい。
【００１１】さらに、請求項３記載の平型多心電線のよ
うに、前記接触部補強部材は弾性を有するようにしても
よい。
うに、前記接触部補強部材は弾性を有するようにしても
よい。
【００１２】なお、請求項４記載の平型多心電線のよう
に、前記接触部補強部材と前記接触部はともに、前記各
平角絶縁電線の先端に向かって上下方向の寸法が順次小
さくなるように仕上げてもよい。
に、前記接触部補強部材と前記接触部はともに、前記各
平角絶縁電線の先端に向かって上下方向の寸法が順次小
さくなるように仕上げてもよい。
【００１３】一方、請求項５記載の平型多心電線のよう
に、前記接触部補強部材は、前記平型多心電線平面の上
下方向に突出して、コネクタ挿入の際にコネクタ側に係
止する抜け落ち防止係止部を備えるようにしてもよい。
に、前記接触部補強部材は、前記平型多心電線平面の上
下方向に突出して、コネクタ挿入の際にコネクタ側に係
止する抜け落ち防止係止部を備えるようにしてもよい。
【００１４】
【作用】以上のように構成された請求項１記載の平型多
心電線は、前記各平角絶縁電線の横断面の長軸方向を上
下方向に揃えた状態で、左右方向に並列配置しているの
で、平型多心電線の左右方向に屈曲性が得られる。
心電線は、前記各平角絶縁電線の横断面の長軸方向を上
下方向に揃えた状態で、左右方向に並列配置しているの
で、平型多心電線の左右方向に屈曲性が得られる。
【００１５】また、請求項２記載のように、並列配置さ
れた前記各平角絶縁電線の両端において、前記絶縁部材
端部の一方側面から前記接触部の一方側面にかけて接触
部補強部材をさらに付設した場合には、接触部に強度を
持たせることができる。
れた前記各平角絶縁電線の両端において、前記絶縁部材
端部の一方側面から前記接触部の一方側面にかけて接触
部補強部材をさらに付設した場合には、接触部に強度を
持たせることができる。
【００１６】なお、請求項３記載のように、前記接触部
補強部材が、弾性を有するように構成すれば、前記接触
部に弾力性を持たせることができる。
補強部材が、弾性を有するように構成すれば、前記接触
部に弾力性を持たせることができる。
【００１７】さらに、請求項４記載のように、前記接触
部補強部材と前記接触部をともに、前記平角絶縁電線の
先端に向かって上下方向の寸法が順次小さくなるように
仕上げると、前記接触部をコネクタに挿入する際に容易
に挿入が可能となる。
部補強部材と前記接触部をともに、前記平角絶縁電線の
先端に向かって上下方向の寸法が順次小さくなるように
仕上げると、前記接触部をコネクタに挿入する際に容易
に挿入が可能となる。
【００１８】一方、請求項５記載のように、前記接触部
補強部材に前記平型多心電線の上下方向に突出して、コ
ネクタ挿入の際にコネクタ側に係止する抜け落ち防止係
止部を備えると、前記接触部をコネクタに挿入した際
に、前記抜け落ち係止部がコネクタに係止される。
補強部材に前記平型多心電線の上下方向に突出して、コ
ネクタ挿入の際にコネクタ側に係止する抜け落ち防止係
止部を備えると、前記接触部をコネクタに挿入した際
に、前記抜け落ち係止部がコネクタに係止される。
【００１９】
【実施例】以下、実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
【００２０】実施例は、図１および図２に示すように、
錫メッキ軟銅等からなる平型導体に絶縁樹脂を押し出し
加工することによって、平型導体に絶縁部材１２が被覆
された横断面矩形状の平角絶縁電線１０を形成し、前記
各平角絶縁電線１０の両端部の各絶縁部材１２を皮剥ぎ
して、露出した平型導体で各接触部１１を形成する。そ
して、前記各平角絶縁電線を、それらの横断面の長軸方
向を上下方向にそれぞれ揃えた状態で左右方向に並列配
置するとともに、前記各平角絶縁電線１０の両端部にお
いて、絶縁部材１２の上面側と下面側にそれぞれポリエ
ステル等の平各絶縁電線固定部材１４を貼り付けること
により平角絶縁電線１０同士を相互に連結固定する。さ
らに、並列配置された前記各平角絶縁電線１０の両端に
おいて、前記各平角絶縁電線１０の絶縁部材１２の一方
側面から前記接触部１１の一方側面にかけてＰＥＴフィ
ルムやＰＩフィルム等の弾性を有する接触部補強部材１
５を付設し、隣合う前記各平角絶縁電線間１０には、そ
の両端部において図３（ａ）に示すような離隔部材１３
を挟入する。前記離隔部材１３は、図３（ｂ）に示すよ
うに、一方側に連結部１３ａを有する櫛形形状のものを
使用してもよい。
錫メッキ軟銅等からなる平型導体に絶縁樹脂を押し出し
加工することによって、平型導体に絶縁部材１２が被覆
された横断面矩形状の平角絶縁電線１０を形成し、前記
各平角絶縁電線１０の両端部の各絶縁部材１２を皮剥ぎ
して、露出した平型導体で各接触部１１を形成する。そ
して、前記各平角絶縁電線を、それらの横断面の長軸方
向を上下方向にそれぞれ揃えた状態で左右方向に並列配
置するとともに、前記各平角絶縁電線１０の両端部にお
いて、絶縁部材１２の上面側と下面側にそれぞれポリエ
ステル等の平各絶縁電線固定部材１４を貼り付けること
により平角絶縁電線１０同士を相互に連結固定する。さ
らに、並列配置された前記各平角絶縁電線１０の両端に
おいて、前記各平角絶縁電線１０の絶縁部材１２の一方
側面から前記接触部１１の一方側面にかけてＰＥＴフィ
ルムやＰＩフィルム等の弾性を有する接触部補強部材１
５を付設し、隣合う前記各平角絶縁電線間１０には、そ
の両端部において図３（ａ）に示すような離隔部材１３
を挟入する。前記離隔部材１３は、図３（ｂ）に示すよ
うに、一方側に連結部１３ａを有する櫛形形状のものを
使用してもよい。
【００２１】上記のように構成された平型多心電線で
は、前記各平角絶縁電線１０が、それらの横断面の長軸
方向を上下方向に揃えた状態で、左右方向に並列配置さ
れているので、前記平型多心電線の左右方向（第１図、
第２図（ａ）α方向）に屈曲性を得ることができ、接続
されるコネクタ同士が近距離にあり、かつ左右方向に大
きくずれているときでも接続することができる。さら
に、前記各平角絶縁電線１０はそれら横断面の長軸方向
を上下方向に揃えて、左右方向に並列配置されるので、
平型多心電線の左右幅とこれに接続されるコネクタの幅
を小さくできる。さらに、並列配置された前記各平角絶
縁電線１０の両端に前記絶縁部材１２端部の一方側面と
前記各接触部１１の一方側面にかけて接触部補強部材１
５を付設しているので、前記平型多心電線をコネクタに
挿入したときに必要な接触部１１の弾力性を得ることが
でき、挿入時に接触部１１の折れ曲がり等を防ぐことが
できる。また、隣合う前記各平角絶縁電線１０間には、
その両端部において離隔部材１３を挟入したので、各平
角絶縁電線１０を固定保持する力が強まるとともに、前
記各離間部材１３の寸法精度を高めることにより、前記
各接触部１１の間隔の寸法精度を高めることができる。
は、前記各平角絶縁電線１０が、それらの横断面の長軸
方向を上下方向に揃えた状態で、左右方向に並列配置さ
れているので、前記平型多心電線の左右方向（第１図、
第２図（ａ）α方向）に屈曲性を得ることができ、接続
されるコネクタ同士が近距離にあり、かつ左右方向に大
きくずれているときでも接続することができる。さら
に、前記各平角絶縁電線１０はそれら横断面の長軸方向
を上下方向に揃えて、左右方向に並列配置されるので、
平型多心電線の左右幅とこれに接続されるコネクタの幅
を小さくできる。さらに、並列配置された前記各平角絶
縁電線１０の両端に前記絶縁部材１２端部の一方側面と
前記各接触部１１の一方側面にかけて接触部補強部材１
５を付設しているので、前記平型多心電線をコネクタに
挿入したときに必要な接触部１１の弾力性を得ることが
でき、挿入時に接触部１１の折れ曲がり等を防ぐことが
できる。また、隣合う前記各平角絶縁電線１０間には、
その両端部において離隔部材１３を挟入したので、各平
角絶縁電線１０を固定保持する力が強まるとともに、前
記各離間部材１３の寸法精度を高めることにより、前記
各接触部１１の間隔の寸法精度を高めることができる。
【００２２】なお、前記各接触補強部材１５は、第４図
（ａ）に示すようなものでもよい。即ち、前記各接触部
補強部材１５は、ＰＥＴフィルムやＰＩフィルム等の弾
性を有する素材からなり、並列配置された前記各平角絶
縁電線１０の両端において、前記各平角絶縁電線１０の
絶縁部材１２の一方側面と前記接触部１１の一方側面に
かけて付設され、かつ平型多心電線の上下方向に突出し
た抜け落ち防止係止部１６を有する。以上のように前記
接触部補強部材１５に前記抜け落ち防止係止部１６を備
えると、平型多心電線の端部をコネクタに挿入した際
に、前記抜け落ち防止係止部１６がコネクタのハウジン
グもしくはコネクタ内の一部に係止されて、前記接触部
１１がコネクタより抜け落ちるのを防止できる。
（ａ）に示すようなものでもよい。即ち、前記各接触部
補強部材１５は、ＰＥＴフィルムやＰＩフィルム等の弾
性を有する素材からなり、並列配置された前記各平角絶
縁電線１０の両端において、前記各平角絶縁電線１０の
絶縁部材１２の一方側面と前記接触部１１の一方側面に
かけて付設され、かつ平型多心電線の上下方向に突出し
た抜け落ち防止係止部１６を有する。以上のように前記
接触部補強部材１５に前記抜け落ち防止係止部１６を備
えると、平型多心電線の端部をコネクタに挿入した際
に、前記抜け落ち防止係止部１６がコネクタのハウジン
グもしくはコネクタ内の一部に係止されて、前記接触部
１１がコネクタより抜け落ちるのを防止できる。
【００２３】また、前記接触部１１と前記接触部補強部
材１５は図４（ｂ）に示すようなものでもよい。即ち、
前記接触部補強部材１５は、上記と同様に抜け落ち防止
係止部１６を備え、かつ前記接触部１１と前記接触部補
強部材１５はともに、それら上下方向の寸法が平角絶縁
電線の先端に向かって次第に小さくなるような形状を有
する。以上のような構造によると、前記抜け落ち防止係
止部１６により上記と同様な効果が得られるとともに、
前記接触部１１と前記接触部補強部材１５はともに、前
記平角絶縁電線１０の先端に向かって次第に狭まった形
状を有するので、前記接触部１１をコネクタに挿入する
際に、容易に挿入が可能である。
材１５は図４（ｂ）に示すようなものでもよい。即ち、
前記接触部補強部材１５は、上記と同様に抜け落ち防止
係止部１６を備え、かつ前記接触部１１と前記接触部補
強部材１５はともに、それら上下方向の寸法が平角絶縁
電線の先端に向かって次第に小さくなるような形状を有
する。以上のような構造によると、前記抜け落ち防止係
止部１６により上記と同様な効果が得られるとともに、
前記接触部１１と前記接触部補強部材１５はともに、前
記平角絶縁電線１０の先端に向かって次第に狭まった形
状を有するので、前記接触部１１をコネクタに挿入する
際に、容易に挿入が可能である。
【００２４】なお、上記の実施例による平型多心電線の
各接触部１１が挿入されるコネクタの各端子は、前記接
触部１１の形状に合わせて、コネクタの上下方向に長く
する必要があり、また、前記接触部補強部材１５に抜け
落ち防止係止部１６を備えた場合には、コネクタのハウ
ジングもしくはコネクタ内の前記各端子側に前記抜け落
ち防止係止部１６が係止される被係止部を備える必要が
ある。
各接触部１１が挿入されるコネクタの各端子は、前記接
触部１１の形状に合わせて、コネクタの上下方向に長く
する必要があり、また、前記接触部補強部材１５に抜け
落ち防止係止部１６を備えた場合には、コネクタのハウ
ジングもしくはコネクタ内の前記各端子側に前記抜け落
ち防止係止部１６が係止される被係止部を備える必要が
ある。
【００２５】また、上記実施例では、平角絶縁電線固定
部材１４を平角絶縁電線１０端部の上面側と下面側の両
方に貼り付けているが、いずれか一方側にのみ貼り付け
て貼り付けてあってもよい。
部材１４を平角絶縁電線１０端部の上面側と下面側の両
方に貼り付けているが、いずれか一方側にのみ貼り付け
て貼り付けてあってもよい。
【００２６】
【発明の効果】以上のように、請求項１記載の発明によ
ると、複数の平角絶縁電線の矩形状の横断面の長軸方向
を上下方向に揃えた状態で、前記各平型絶縁電線を左右
方向に並列配置したので、平型多心電線の左右方向に屈
曲性が得られ、接続されるコネクタ同士が左右方向に大
きくずれている場合でも接続することができる。
ると、複数の平角絶縁電線の矩形状の横断面の長軸方向
を上下方向に揃えた状態で、前記各平型絶縁電線を左右
方向に並列配置したので、平型多心電線の左右方向に屈
曲性が得られ、接続されるコネクタ同士が左右方向に大
きくずれている場合でも接続することができる。
【００２７】また、請求項２記載の発明によると、並列
配置された前記各平角絶縁電線の両端において、前記平
角絶縁電線の前記絶縁部材の一方側面と前記各接触部の
一方側面にかけて接触部補強部材をさらに付設したの
で、前記接触部がコネクタに挿入される際に折れ曲がる
ことを防ぐことができる。
配置された前記各平角絶縁電線の両端において、前記平
角絶縁電線の前記絶縁部材の一方側面と前記各接触部の
一方側面にかけて接触部補強部材をさらに付設したの
で、前記接触部がコネクタに挿入される際に折れ曲がる
ことを防ぐことができる。
【００２８】さらに、請求項３記載の発明によると、前
記補強部材は弾性を有するので、前記接触部をコネクタ
に挿入する際に必要な弾性力を持たせることができるの
で、前記接触部の折れ曲がりが防げるとともに、コネク
タへの挿入が容易になる。
記補強部材は弾性を有するので、前記接触部をコネクタ
に挿入する際に必要な弾性力を持たせることができるの
で、前記接触部の折れ曲がりが防げるとともに、コネク
タへの挿入が容易になる。
【００２９】なお、請求項４記載の発明によると、前記
接触部補強部材と前記接触部はともに、前記平型多心電
線の先端方向に向かって上下方向の寸法が順次小さくな
るように仕上げられているので、前記接触部をコネクタ
に挿入する際に、挿入が容易になる。
接触部補強部材と前記接触部はともに、前記平型多心電
線の先端方向に向かって上下方向の寸法が順次小さくな
るように仕上げられているので、前記接触部をコネクタ
に挿入する際に、挿入が容易になる。
【００３０】一方、請求項５記載の発明によると、前記
接触部補強部材は平型多心電線の上下方向に突出した抜
け落ち防止係止部を備えているので、前記接触部補強部
材をコネクタに挿入した後、前記接触部がコネクタから
抜け落ちることを防ぐことができる。
接触部補強部材は平型多心電線の上下方向に突出した抜
け落ち防止係止部を備えているので、前記接触部補強部
材をコネクタに挿入した後、前記接触部がコネクタから
抜け落ちることを防ぐことができる。
【図１】この発明にかかる一実施例を示す斜視図であ
る。
る。
【図２】同上の断面図である。
【図３】この発明にかかる離隔部材を示す斜視図であ
る。
る。
【図４】この発明にかかる接触部補強部材の変形例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図５】従来例を示す斜視図である。
【図６】同上の断面図である。
１０ 平角絶縁電線 １１ 接触部 １２ 絶縁部材 １３ 離隔部材 １４ 平角絶縁電線固定部材 １５ 接触部補強部材 １６ 抜け落ち防止係止部
Claims (5)
- 【請求項１】 平型導体に絶縁部材を被覆してなる横断
面矩形状の複数の平角絶縁電線を両端部の絶縁部材をそ
れぞれ皮剥ぎすることによって、露出した前記平型導体
よりなる接触部を形成し、前記各平角絶縁電線を、それ
ら横断面の長軸方向を上下方向にそれぞれ揃えた状態で
左右方向に並列配置して、前記各平角絶縁電線同士を、
それらの両端部の上面側および下面側の少なくとも一方
において平角絶縁電線固定部材を貼り付けることにより
連結固定したことを特徴とする平型多心電線。 - 【請求項２】 並列配置された前記各平角絶縁電線の両
端において、前記絶縁部材端部の一方側面から前記接触
部の一方側面にかけて接触部補強部材が付設されている
ことを特徴とする請求項１記載の平型多心電線。 - 【請求項３】 前記接触部補強部材は弾性を有すること
を特徴とする請求項２記載の平型多心電線。 - 【請求項４】 前記接触部補強部材と前記接触部はとも
に、前記各平角絶縁電線の先端に向かって上下方向の寸
法が順次小さくなるように仕上げられていることを特徴
とする請求項２および３のいずれか１項に記載の平型多
心電線。 - 【請求項５】 前記接触部補強部材は、前記平型多心電
線平面の上下方向に突出して、コネクタ挿入の際にコネ
クタ側に係止する抜け落ち防止係止部を備えたことを特
徴とする請求項２ないし４のいずれか１項に記載の平型
多心電線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6249634A JPH08115618A (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | 平型多心電線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6249634A JPH08115618A (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | 平型多心電線 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08115618A true JPH08115618A (ja) | 1996-05-07 |
Family
ID=17195946
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6249634A Pending JPH08115618A (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | 平型多心電線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08115618A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006294488A (ja) * | 2005-04-13 | 2006-10-26 | Sumitomo Electric Ind Ltd | フラットケーブル及びその製造方法 |
| CN102456088A (zh) * | 2010-10-27 | 2012-05-16 | 英业达股份有限公司 | 电路图重新布线方法 |
-
1994
- 1994-10-14 JP JP6249634A patent/JPH08115618A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006294488A (ja) * | 2005-04-13 | 2006-10-26 | Sumitomo Electric Ind Ltd | フラットケーブル及びその製造方法 |
| JP4591166B2 (ja) * | 2005-04-13 | 2010-12-01 | 住友電気工業株式会社 | フラットケーブル及びその製造方法 |
| CN102456088A (zh) * | 2010-10-27 | 2012-05-16 | 英业达股份有限公司 | 电路图重新布线方法 |
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