JPH0811496A - 陶磁器製品絵付け用トナー及び転写シート並びに陶磁器製品の絵付け方法 - Google Patents

陶磁器製品絵付け用トナー及び転写シート並びに陶磁器製品の絵付け方法

Info

Publication number
JPH0811496A
JPH0811496A JP15096894A JP15096894A JPH0811496A JP H0811496 A JPH0811496 A JP H0811496A JP 15096894 A JP15096894 A JP 15096894A JP 15096894 A JP15096894 A JP 15096894A JP H0811496 A JPH0811496 A JP H0811496A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
toner
ceramic product
painting
transfer sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15096894A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Ota
充 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP15096894A priority Critical patent/JPH0811496A/ja
Publication of JPH0811496A publication Critical patent/JPH0811496A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printing Methods (AREA)
  • Decoration By Transfer Pictures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子写真現像方式にて、陶磁器製品絵付け用
転写シートを有利に作製し得る陶磁器絵付け用トナー、
及びそのようなトナーを用いて電子写真現像方式にて画
像が形成された転写シート、更には、該転写シートを用
いて、目的とする陶磁器製品の表面に絵柄を定着せしめ
る手法を提供する。 【構成】 陶磁器絵付け用トナーが、着色剤と釉薬若し
くはその源材料と結着樹脂とから主としてなる微粒子か
ら構成され、且つ前記結着樹脂を40重量%以下の割合
にて含有する。また、転写シートは、所定の基材シート
上に、前記トナーを用いて、静電潜像現像方式にて所望
の画像が形成されて、構成されている。更に、かかる転
写シートに形成された画像を、陶磁器製品表面の所定部
位に転写せしめて、該陶磁器製品表面に転写された画像
を焼き付けることにより、陶磁器製品への絵付けが行な
われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、陶磁器製品絵付け用トナー及び
転写シート並びに陶磁器製品の絵付け方法に係り、特に
陶磁器製品の絵付けを、静電潜像現像方式、即ち静電潜
像を現像する電子写真現像方式にて形成される画像を用
いて行なう技術並びにそのような方式にて所望の画像を
基材シート上に形成して、転写シートと為し得るトナー
に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来から、陶磁器に各種の図形や模様等の
絵柄を装飾する場合において、それが単純な形状のもの
であれば、陶磁器に、直接、着色剤の混合された塗料を
スクリーン印刷し、そして焼成することによって、陶磁
器製品の表面に所望の絵柄を焼き付けている。また、絵
柄が複雑な形状のものであったり、或いは色調、濃淡の
豊富なものであったりした場合には、先ず、スクリーン
印刷によって目的とする絵柄を有する転写紙を作製し、
そしてその転写紙から絵柄を水転写法等によって目的と
する陶磁器の所定の部位に転写せしめた後、スクリーン
印刷のインキ中に含まれる釉薬が溶解する温度、例えば
700℃以上の温度で焼成することにより、陶磁器表面
に目的とする絵柄を焼き付けるようにしている。
【0003】ところで、かかるスクリーン印刷に用いら
れる孔版は、紫外線硬化樹脂を塗布したスクリーンメッ
シュにポジフィルムを通して露光し、その光硬化した部
分だけを残し、印刷する部分は取り除かれるようにし
て、目的とする絵柄を形成することによって、製作され
ることとなるが、そのようなスクリーン印刷版(孔版)
の製作には、極めて長い日数と大きな手間が必要とされ
ている他、絵柄に必要な色のインキの枚数分の版が必要
とされ、例えば3色刷りのスクリーン印刷をする場合に
は3つの版が、また5色刷りの場合には五版のスクリー
ンメッシュ版が必要とされている。
【0004】また、かかるスクリーン印刷による陶磁器
への絵柄の装飾は、大量生産されるものであれば、上述
の如き5色、5版の絵付け原版を使用しても、得られる
絵付け製品へのコストの転嫁分は少なくて済み、製品コ
ストの上昇は、それ程問題とはならないが、絵付け製品
の個数が少ない場合にあっては、製品1個当たりの版の
値段が高くなり、製品コストを著しく上昇せしめる問題
に加えて、目的とする個数の絵付け製品を得た後におい
ては、未だ使用可能な版であるにも拘らず、それを廃棄
しなければならないという、非常に不経済な問題をも内
在するものであった。
【0005】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、かかる事情を背
景として為されたものであって、その解決課題とすると
ころは、従来の如きスクリーン印刷法を用いることな
く、陶磁器製品絵付け用転写シートを有利に且つ迅速に
製作するための静電潜像現像用トナーを提供することに
あり、またそのようなトナーを用いて電子写真現像方式
にて画像形成された転写シート、更には該転写シートよ
り、目的とする陶磁器製品の表面に充分な濃度と彩度を
有する絵柄を定着せしめる手法を提供することにある。
【0006】
【解決手段】そして、本発明は、かかる課題の解決のた
めに、着色剤と釉薬若しくはその源材料と結着樹脂とか
ら主としてなる微粒子より構成され、且つ該結着樹脂を
40重量%以下の割合にて含有していることを特徴とす
る陶磁器製品絵付け用トナーを、その要旨とするもので
ある。
【0007】このような本発明に従う陶磁器製品絵付け
用トナーは、静電潜像を現像する電子写真現像方式に
て、所定の基材シート上に所望の画像を形成して、転写
シートを得るために用いられるものであるが、そのよう
な方式による画像形成をより有効と為すためには、上記
のトナーを構成する微粒子は、更に荷電制御剤及び離型
剤の内の少なくとも1種を含有していることが望ましい
のである。
【0008】なお、かかる本発明に従う陶磁器製品絵付
け用トナーの望ましい一つの態様によれば、前記着色剤
と釉薬若しくはその源材料と結着樹脂とは、それぞれ、
5〜50重量部、20〜80重量部、15〜50重量部
の割合において用いられ、且つそれら着色剤と釉薬若し
くはその源材料と結着樹脂とが合計量で100重量部と
なるように配合せしめられている。
【0009】また、本発明は、所定の基材シート上に、
静電潜像現像方式にて形成された、上述の陶磁器製品絵
付け用トナー(着色剤と釉薬若しくはその源材料と結着
樹脂とから主としてなる微粒子より構成され、且つ該結
着樹脂を40重量%以下の割合にて含有している)から
なる所望の画像を有することを特徴とする陶磁器製品絵
付け用転写シートをも、その要旨とするものである。
【0010】そして、このような本発明に係る転写シー
トの有利な態様によれば、基材シートは、その表面に剥
離層を有し、該剥離層上に所望の画像が形成されている
ものであり、また本発明に従う転写シートは、有利に
は、画像の上に、更に、該画像を固定するためのカバー
コート層が形成されているものである。
【0011】さらに、本発明は、a)所定の基材シート
上に、前記陶磁器製品絵付け用トナーを用いて、静電潜
像現像方式にて所望の画像を形成することにより、絵付
け用転写シートを作製する工程と、b)該転写シートに
形成された画像を、陶磁器製品表面の所定部位に転写せ
しめる工程と、c)該陶磁器製品表面に転写された画像
を焼き付ける工程とを含むことを特徴とする陶磁器製品
の絵付け方法をも、その要旨とするものである。
【0012】なお、かかる本発明に従う絵付け方法にお
ける望ましい態様の一つによれば、前記画像形成は、剥
離層を設けた基材シートに対して実施される一方、その
形成された画像の上に、更に、該画像を固定するための
カバーコート層が形成されてなる転写シートを用い、該
転写シートより、前記基材シートを剥離せしめることに
よって、それら画像及びカバーコート層を含んで構成さ
れる転写層を取り出すと共に、該転写層を前記陶磁器製
品表面に転写せしめる手法が採用されることとなる。
【0013】
【具体的構成・作用】ところで、かかる本発明に従う陶
磁器製品絵付け用トナーは、着色剤と釉薬若しくはその
源材料と結着樹脂とを主成分とする微粒子より構成され
るものであるが、その構成成分の一つたる着色剤は、セ
ラミック顔料(無機質顔料)で代表されるように、釉薬
若しくはその源材料と焼成したときに分解或いは単独で
蒸発しない材料であって、釉薬若しくはその源材料と反
応しないものであることが条件となるが、一般に、陶磁
器製品の絵付け用に従来から用いられている顔料が、そ
のまま使用され得るものであり、特に本発明にあって
は、Y(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)、
Bk(ブラック)の4色のトナーを準備すべく、それら
の色相を与える4種類の公知の着色剤(顔料)が有利に
用いられることとなる。そのような4色のトナーを用い
て、電子写真現像方式にて画像を形成すれば、略全ての
色を再現することが出来るのである。
【0014】また、本発明に従うトナー微粒子を構成す
る成分たる釉薬は、陶磁器製品の絵付けに際して、上述
の如き着色剤を陶磁器製品の表面に付着、保持せしめる
ために用いられるものであって、有利には、500℃以
上の高温下で透明なガラス質層を与えるものが用いられ
ることとなる。具体的には、従来から陶磁器製品の絵付
けに用いられているガラスフラックス等の釉薬がそのま
ま用いられ得るものであるが、また、絵付け焼成時に加
熱溶融せしめられて釉薬となる源材料も、同様に、有利
に用いられ得るのである。そのような釉薬源材料として
は、SiO2 、Al2 3 、B2 3 、ZnO、Pb
O、MgO、CaO、SrO、BaO、ZrO2 、Sn
2 、Y2 3 、TiO2 、P2 5 、K2 O、Na2
O等の無機酸化物の中から数種類が組み合わされて、所
定の混合比率にて混合して用いられるのであって、それ
は、絵付け焼成時に、それぞれの陶磁器に合致した釉薬
として機能するのである。
【0015】さらに、上記した着色剤や釉薬若しくはそ
の源材料と共に、トナー微粒子を主として構成する結着
樹脂は、それら着色剤や釉薬若しくはその源材料を分散
形態において結合し、トナー微粒子形態を保持するバイ
ンダー成分であって、通常の電子写真現像方式に用いら
れているトナーと同様な樹脂を使用することが出来、例
えばスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系
樹脂、エポキシ系樹脂、ポリアルキレン系樹脂等が、単
独で或いは混合して用いられることとなる。
【0016】なお、本発明に従うトナーを構成する微粒
子には、上述した着色剤や釉薬若しくはその源材料や結
着樹脂に加えて、トナー粒子として積極的に帯電させる
ための荷電制御剤が有利に含有せしめられる。この荷電
制御剤にあっても、通常の電子写真現像方式で用いられ
ているものがそのまま利用され、例えば四級アンモニウ
ム塩、アゾ染料、アルコキシ化アミン、アルキルアミ
ド、トリフェニルメタン、高級脂肪酸の金属塩、オキシ
ナフトエ酸の金属錯体、サリチル酸系金属錯体、スチレ
ン−アクリル系樹脂、スチレン系樹脂等を挙げることが
出来る。このような荷電制御剤を含有せしめることによ
って、トナー微粒子を、電子写真現像方式における構成
システムに応じて、正帯電にも、負帯電にもすることが
出来るのである。
【0017】また、かかる本発明に従うトナー微粒子に
は、必要に応じて、離型剤も含有せしめられる。この離
型剤としては、ポリアルキレン或いは天然系のワックス
を用いることが出来、その具体的な例としては、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、カルナバワックス、キャンデ
リラワックス、ライスワックス等を使用することが出来
る。このような離型剤は、電子写真現像方式のプリンタ
や複写機における熱定着装置への付着がないように混合
されているものであって、画像の定着を行わない場合に
は、そのような離型剤の含有は、必要でない。なお、電
子写真現像方式にて形成される画像を熱定着する場合に
は、トナーには、また、オフセット防止剤が、従来と同
様に添加、含有せしめられることとなる。
【0018】さらに、このような本発明に従うトナーを
用いて、電子写真現像方式にて画像形成する場合には、
かかるトナーには、コロイダルシリカ、微粒子アルミ
ナ、酸化チタン等の流動性調整剤が配合せしめられるこ
ととなる。
【0019】ところで、このような本発明に係るトナー
微粒子を構成する成分の含有量に関して、着色剤は、そ
の含有量が多い方が、形成される画像の色が濃くなっ
て、望ましいものであるが、その分、該着色剤を定着さ
せるための釉薬若しくはその源材料の含有量が少なくな
るところから、目的とする陶磁器製品の表面に画像(絵
柄)を効果的に焼き付け、定着せしめる上において、該
着色剤は5〜50重量部の範囲で用いられることが望ま
しい。また、釉薬若しくはその源材料は、陶磁器製品の
表面上に着色剤を定着する作用を為すものであるため
に、そのような定着が出来ない程の少ない量は避けるべ
きであり、またその含有量を多くすることによって、着
色剤の含有量を減少せしめ、陶磁器製品の表面上での濃
度が薄くなっても、問題を生じるところから、その配合
量としては、20〜80重量部の範囲が好ましい。更
に、結着樹脂は、陶磁器製品の表面への画像の焼付けに
よって、最終的に分解、消失してしまう成分であるため
に、トナーとして存在させ得る最低量があればよく、ト
ナー中の含有量が40重量%以下となるように、上記着
色剤と釉薬若しくはその源材料に対して、15〜50重
量部の割合において、配合せしめることが望ましい。な
お、それら着色剤と、釉薬若しくはその源材料と、結着
樹脂とは、その合計量が100重量部となるような配合
割合において、上記した範囲内で配合されて、トナー微
粒子中に含有せしめられるのである。
【0020】また、トナー粒子中に有利に含有せしめら
れる荷電制御剤は、トナーを積極的に帯電させる役割を
担っているところから、着色剤や釉薬若しくはその源材
料が共に極性の無い材料、或いは所望の帯電量とは逆の
極性を持った材料の場合において、その含有量を多くす
ることが望ましい。一方、着色剤や結着樹脂や釉薬若し
くはその源材料の何れかが、何等かの帯電量を有し、そ
れが荷電制御剤の帯電を助けるか、或いは荷電制御剤を
全く必要としない場合もあるところから、かかる荷電制
御剤は、着色剤と釉薬若しくはその源材料と結着樹脂の
100重量部に対して、10重量部以下の混合量で充分
である。荷電制御剤は、それを多く配合しても、それだ
け帯電が高くなるものではなく、限界のあるものであっ
て、その限界が約10重量部であると考えられるのであ
る。
【0021】さらに、離型剤は、プリンタや複写機にお
ける熱定着装置へのトナーの付着を回避する上におい
て、トナー微粒子の主要成分(着色剤+釉薬若しくはそ
の源材料+結着樹脂)の100重量部に対して、10重
量部以下の割合にて用いられ、更にコロイダルシリカ等
の流動性調整剤は、特に非磁性1成分現像方式で現像す
る場合において、流動性が良くないと現像することが困
難となる場合があるところから、その流動性の確保のた
めに、本発明に従うトナー微粒子に対して有利に混合せ
しめられるものであり、一般に、微粒子トナーの100
重量部に対して、3重量部以下の割合において混合せし
められることとなる。
【0022】本発明に従う陶磁器製品絵付け用トナー
は、上記した着色剤と釉薬若しくはその源材料と結着樹
脂とを必須の構成成分とし、これに、更に、荷電制御
剤、離型剤、オフセット防止剤等を必要に応じて配合し
て、加熱、混練せしめ、均一な溶融混合物とした後、冷
却、粉砕、分級等の工程を経て、所定粒径の微小粒子と
して製造されるものである。なお、そのようなトナー微
粒子は、通常、5〜30μm程度の平均粒子径のものと
して、調製されることとなる。
【0023】そして、かくの如き本発明に従うトナーを
用いて、陶磁器製品絵付け用転写シートを作製するに
は、静電潜像を現像する通常の電子写真現像方式のプリ
ンタや複写機を用い、所望の図柄乃至は画像を所定の基
材シート上に出力すればよい。なお、この画像が形成さ
れる基材シートは、有利には、その表面に剥離層を有し
ており、該剥離層上に所望の画像が形成されることとな
る。この剥離層を介在せしめることによって、転写シー
トから陶磁器製品の表面への画像(絵柄)の転写が容易
となるのである。
【0024】このような基材シート上に形成される剥離
層は、陶磁器製品の表面への画像(絵柄)の転写を容易
にするものであって、その転写方式に従って、適宜に選
定されることとなるが、例えば湿式転写法乃至は水転写
法によって絵付けを行う時には、デキストリンやポリビ
ニルアルコール等の水溶性糊料からなる剥離層が選定さ
れ、また基材シートの表面性状と関連して離型性を示す
塗料や樹脂等にて、剥離層を構成することも可能であ
る。
【0025】なお、この本発明に従う転写シートを構成
する基材シートには、紙又はプラスチックフィルムが用
いられ、より具体的には、紙としては、例えば薄葉紙、
上質紙等が、またプラスチックフィルムとしては、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン等のポ
リオレフィン系樹脂フィルムを始め、ポリ塩化ビニル、
ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリエステル、ポ
リアミド、ポリアリレート、ポリエーテルケトン、アク
リル系樹脂、フッ素系樹脂、アイオノマー等のフィルム
が用いられることとなる。
【0026】ところで、このような転写シートを得るべ
く、本発明に従うトナーを用いて画像を出力するための
現像機の一つの構成が、図1に概略的に示されている。
この図1に示される現像機の構成は、所謂非磁性1成分
現像方式と称される現像方式のものであって、大きく分
けて、感光部と現像部とから構成され、そのうちの感光
部は、光を照射すると導電性となる物質が、円筒状のア
ルミ導電基材上に塗布されてなる感光体2にて構成さ
れ、この感光体2の表面は、暗室では絶縁性となってい
る。また、現像部は、かかる感光体2に接するトナーの
担持ローラ4と、この担持ローラ4上のトナーの薄層形
成のための層規制ブレード6と、担持ローラ4に接触
し、該担持ローラ4の下側に位置する供給ローラ8と、
該供給ローラ8に対してトナーを供給するアジテータ1
0とから構成されている。また、アジテータ10は、ト
ナーボックス12内に配置され、該トナーボックス12
内に収容されるトナー14を攪拌し、供給ローラ8に対
して、供給し得るようになっている。
【0027】また、図2には、図1に示される現像機に
おけるトナー14の感光体2上への現像の模式図が、拡
大して示されており、そこにおいて、帯電器16は、コ
ロトロン、帯電ローラ等から構成され、感光体2の表面
に、ある電位を与えることの出来るものであって、ここ
では、負の帯電を与え得るようになっている。そして、
この帯電器16によって、感光体2の全面に所定の負の
電位を与えた後、よく知られるように、画像情報に基づ
くデータを光に変換して、そのような帯電された感光体
2の表面に照射すると、その光の照射された部分だけの
電位(負電位)が低下し、静電潜像が形成されるように
なるのである。
【0028】一方、現像部では、担持ローラ4と供給ロ
ーラ8とが、それらの接触している部分で互いに反対方
向に回転し、それらの間に介在するトナー14を摩擦帯
電せしめる。なお、担持ローラ4としては、感光体2に
接触せしめられることを考えると、弾性体から構成され
ることが望ましく、一般にゴムローラ、スポンジローラ
等が用いられることとなる。勿論、金属ローラであって
も、使用することは可能であるが、感光体2上の静電潜
像を乱す虞があり、感光体2とは接触しない構成にする
ことが必要となる。この担持ローラ4を構成する材質に
は、トナー14の帯電量、感光体2上の電位等から半導
電性の材質を選ぶことが望ましい。供給ローラ8は、材
質、形状の限定はなく、金属ローラ、ゴムローラ、スポ
ンジローラの何れをも使用することが出来、トナー14
の帯電性に合わせて、絶縁性から導電性までを選択する
ことが出来る。
【0029】そして、それら供給ローラ8と担持ローラ
4にて摩擦帯電させられたトナー14は、担持ローラ4
の回転に伴って搬送され、該担持ローラ4に対して圧接
せしめられる層規制ブレード6によって、担持ローラ4
上に薄層状に担持させられるようになっている。
【0030】また、層規制ブレード6は、導電性のばね
部材、ゴムのような弾性部材、絶縁性のプラスチック部
材、フィルムを貼りつけた金属ブレード等の各種の部材
が用いられ得るが、供給ローラ8と担持ローラ4との間
における摩擦帯電のように、層規制ブレード6では、担
持ローラ4上にトナー14を薄層形成すると共に、トナ
ー14を摩擦帯電する役割も担っているのである。
【0031】このように、担持ローラ4上に形成された
薄層のトナー層18は、感光体2と接する部分へと搬送
される。担持ローラ4には、バイアス電位と呼ばれる電
圧(ここでは、−600V)が印加されており、負帯電
のトナー14とは、電気的に反発するようになってい
る。なお、バイアス電位は、トナー14に現像される力
を十分に加える為の電位であるので、静電潜像だけで十
分な静電引力をトナー14に与えることが出来るのであ
れば、担持ローラ4をアースしていても、何等差し支え
ない。
【0032】また、画像情報たる光が感光体2に照射せ
しめられることによって、感光体2上の光照射部位の負
電位が低下して、静電潜像が形成されることとなるが、
この感光体2上の静電潜像の中の負電位の低下した部分
では、周りよりも電位が低下しており、そしてこの感光
体2とトナー層18を担持する担持ローラ4との間に形
成される電界に沿って、負帯電のトナー14は、感光体
2上に静電的に現像され、保持されることとなるのであ
る。
【0033】なお、このようにして、感光体2上に現像
されたトナー14は、図示はされていないが、従来の電
子写真現像方式と同様に、転写ローラやスコロトロン等
の転写器によって、記録媒体である基材シート上に転写
されるのである。なお、基材シート上には、感光体2上
に現像されたトナー14が全て現像されるわけではな
く、転写器を通過した後でも感光体2上には、トナー1
4が残っており、そのため、これを清掃するクリーニン
グ装置が、一般に設けられている。
【0034】以上の非磁性1成分現像方式の説明は、負
帯電トナーを対象としたものであるが、正帯電トナーで
あっても、何等差し支えなく、また、上例の如き感光体
2上に光が照射された部分にトナー14が現像されると
いう反転現象と呼ばれる現像方式の他にも、光の照射さ
れない部分にトナーが現像される正規現像の現像方式で
あっても、同様に適用され得ることは、言うまでもない
ところであり、更に本発明に従うトナーを磁性トナーと
して、磁性1成分現像方式にて転写シートを作製した
り、また1.5成分現像方式や2成分現像方式等の公知
の電子写真現像方式に従って、本発明に係るトナーを用
いて、目的とする転写シートを作製することも可能であ
る。
【0035】このようにして、本発明に従うトナーを用
いて、電子写真現像方式にて所望の画像が形成されてな
る基材シートには、画像が流れないように固定するため
に、或いはそのような固定と共に、陶磁器製品の表面に
対する有効な転写のために、画像に固着し、フィルム状
の保護層を構成する、或いは該陶磁器製品の表面に接着
し得るカバーコート層乃至は接着層が、一般に、そのよ
うな画像を覆うように、その上に形成せしめられること
となる。なお、このカバーコート層乃至は接着層は、ア
クリル酸エステル系樹脂、メタクリル酸エステル系樹
脂、これらの共重合樹脂、ブチラール樹脂、セルロース
系樹脂、アルキッド樹脂、ポリエチレンオキサイド樹
脂、フェノール樹脂、ユリヤ樹脂、メラミン樹脂、ポリ
エステル樹脂、メラミン−アルキッド樹脂、ビニル系樹
脂、マレイン酸樹脂等のコーティング剤乃至は接着剤
や、アクリル系樹脂やそれを主体とする混合樹脂等から
なるコーティング剤乃至は接着剤にて形成され得るもの
である。
【0036】そして、上記の如くして得られた、静電潜
像現像方式にて所望の画像が形成されている絵付け用転
写シートを用いて、目的とする陶磁器製品の絵付けを行
なうには、先ず、かかる転写シートに形成された画像が
陶磁器製品表面の所定部位に転写せしめられることとな
るが、その転写方式としては、公知の各種の手法が適宜
に採用され、例えば画像自体が接着性を有していたり、
あるいはその上に形成されるカバーコート層が接着性を
有していたりする場合には、転写シートから、直接に、
陶磁器製品表面に転写せしめる手法が採用され得、また
湿式転写法乃至は水転写法等の如く、水中において転写
シートから画像を取り出した後、その画像を陶磁器製品
表面の所定部位に被着させることによって、転写せしめ
るようにした手法等が、適宜に採用されるのである。
【0037】なお、かかる画像の転写せしめられる陶磁
器製品としては、ここでは、陶器、磁器を始め、せっ
器、土器、琺瑯製品、ガラス製品等の各種のセラミック
ス製品が対象とされ、従来から絵柄の焼付けが行なわれ
ている全てのセラミックス製品を意図するものとして用
いられている。
【0038】次いで、この画像の転写された陶磁器製品
は、適当な高温炉に投入されて、加熱焼成され、以て画
像が陶磁器製品表面に焼き付けられるのである。なお、
この焼成温度(焼付け温度)としては、画像を与えるト
ナーを構成する釉薬若しくはその源材料が充分に溶融、
流動する温度が採用され、一般に、800℃〜1500
℃程度の温度とされ、例えばボーンチャイナであれば、
1200℃程度以下の温度で、且つ釉薬若しくはその源
材料が充分に流動する温度で焼成が行なわれることとな
る。
【0039】このような画像の焼付け操作によって、該
画像を与えるトナーを構成する結着樹脂、荷電制御剤、
離型剤等の有機成分や、必要に応じて形成されるカバー
コート層、更には、場合により存在する剥離層等の有機
成分は、分解、消失することとなるが、そのような分解
乃至は消失が惹起されることない着色剤や釉薬若しくは
その源材料は、融解し、また釉薬の源材料は、融解によ
って、釉薬となり、陶磁器製品表面に固定され、所定の
色調の絵柄が焼き付けられることとなる。そして、その
際、釉薬が透明であれば、着色剤の本来の色がそのまま
表れた絵柄となるのである。また、着色剤と釉薬とが反
応したり、熱によって着色剤の化学構造が変化すれば、
本来の着色剤とは異なった色調となり、更に釉薬が着色
している場合にあっては、その釉薬の色と着色剤の色と
が混合された色として、絵柄が焼き付けられることとな
る。
【0040】なお、かかる本発明に従う陶磁器製品の絵
付け方法の一例が、図3に概略的に示されている。この
図3に示される絵付け工程においては、水転写法乃至は
湿式転写法を用いて、画像の転写を行なうべく、先ず、
紙又はプラスチックフィルム等からなる基材シート20
を準備し、その一方の面にデキストリンやビニルアルコ
ール等の水溶性糊料にて、剥離層22が一体的に形成さ
れる。次いで、かかる剥離層22の基材シート20とは
反対側の面上に、前述の如き本発明に従う陶磁器製品絵
付け用トナーを用いて、公知の静電潜像現像方式にて所
望の画像24が形成される。更に、この画像24上に、
それを覆うようにして、スクリーンメッシュを通じてア
クリル塗料を塗布せしめ、そして乾燥することによっ
て、カバーコート層26を形成し、以て画像24が水等
に流されないように固定された転写シート28とされ
る。
【0041】そして、かくの如くして得られた転写シー
ト28から、その画像を水転写法にて転写せしめるべ
く、かかる転写シート28は水に浸漬せしめられ、これ
によって剥離層22の構成成分たる水溶性糊料が水に溶
解せしめられる。この剥離層22の溶解によって、画像
24を一体的に固着しているカバーコート層26が剥離
し、この画像24とカバーコート層26とから成るフィ
ルム状の転写層30が分離取得されるのである。
【0042】その後、かかる転写シート28から分離さ
れたフィルム状の転写層30(画像24+カバーコート
層26)は、陶磁器製品32の所定の絵付け面に貼り付
け、更に付着した水分を除去し、そのような転写層30
と陶磁器表面との間に水が介在しないようにされる。な
お、この画像24とカバーコート層26とを含む転写層
30は、図示の如く、画像24が位置する側を陶磁器製
品32に対向させて、貼り付けられる他、これとは逆
に、カバーコート層26を介して画像24が陶磁器製品
32の表面に位置するように、転写層30を貼り付ける
ようにすることも可能である。カバーコート層26を介
在せしめても、それは、焼き付け時に分解、消失するも
のであるところから、画像24は、陶磁器製品32の表
面に有効に焼き付け得ることとなるのである。その後、
このようにして、画像24が、カバーコート層26と共
に、絵付け面に貼り付けられた陶磁器製品32を所定の
高温炉に入れて、画像24を形成しているトナーの一成
分たる釉薬若しくはその源材料が融解する温度にて焼成
することにより、目的とする絵柄が焼き付けられた陶磁
器製品が得られることとなるのである。
【0043】
【実施例】以下に、本発明の代表的な実施例を示し、本
発明を更に具体的に明らかにすることとするが、本発明
が、そのような実施例の記載によって何等の制約をも受
けるものでないことは、言うまでもないところである。
また、本発明には、以下の実施例の他にも、更には上記
した具体的記述以外にも、本発明の趣旨を逸脱しない限
りにおいて、当業者の知識に基づいて、種々なる変更、
修正、改良等を加え得るものであることが理解されるべ
きである。
【0044】実施例 1 先ず、着色剤としてのセラミック顔料:20重量部と、
釉薬としてのガラスフラックス:50重量部と、結着樹
脂としてのスチレン−アクリル樹脂:30重量部と、離
型剤としてのポリプロピレン系ワックス:5重量部と、
荷電制御剤(アゾ系含金染料):5重量部とを用い、そ
れらをミキサーで予備混合せしめた後、更に、その予備
混合物を2軸型の混練押出機にて、100〜150℃の
温度で、加熱、混練せしめ、均一な溶融混合物と為し、
そして、その得られた混練物を冷却ベルト上に押し出し
て冷却した後、粗粉砕及び微粉砕して、分級することに
より、平均粒子径が約10μmのセラミックトナー原料
微粒子を得た。
【0045】次いで、かかるセラミックトナー原料微粒
子の100重量部に対して、1重量部となる割合で、流
動性調整剤としてのコロイダルシリカ(1次粒子径が1
0〜20nmであるワッカーケミカルズ社製H200
0)を混合せしめて得られるセラミックトナーを用い
て、市販の非磁性1成分現像機(EL400:沖電気工
業株式会社製)にて画像出しを行ない、基材シートたる
デキストリンコート紙上に所定の画像を静電潜像現像方
式にて形成することにより、かぶりのない、非常に鮮明
な画像を有する転写シートを得た。
【0046】その後、かかる転写シートの画像上に、ア
クリル塗料を塗布し、乾燥して、カバーコート層を形成
せしめた後、該転写シートを水中に浸漬して、基材シー
トからアクリル塗料の塗布層(カバーコート層)にて固
定された画像を剥離せしめた。次いで、このようにして
剥がされた画像を素焼きカップ(マグカップ)に貼り付
けて、よく水を切った後、1100℃のオーブンに入れ
て焼成を行ない、画像の焼付けを行なった。これによ
り、セラミック顔料が充分に素焼きカップに染み込ん
で、表面には光沢のある画像が焼き付けられてなる絵付
け製品が得られた。
【0047】実施例 2 セラミック顔料(着色剤):30重量部と、ガラスフラ
ックス(釉薬):50重量部と、スチレン−アクリル樹
脂(結着樹脂):20重量部と、アゾ系含金染料(荷電
制御剤):5重量部とを用い、実施例1と同様にしてセ
ラミックトナー原料微粒子を調製した。
【0048】そして、かかる得られたセラミックトナー
原料微粒子の100重量部に対して、1重量部となる割
合で、コロイダルシリカ(流動性調製剤:H2000)
を添加せしめて、目的とするセラミックトナーを調製し
た後、このセラミックトナーを用いて、実施例1と同様
にして、静電潜像現像方式にて所定の画像を基材シート
上に形成し、転写シートを作製した。その後、該転写シ
ートから水転写法にて画像を剥離して、素焼きカップに
貼り付け、焼付けを行なったところ、実施例1において
形成された画像よりも濃い色の画像が形成された絵付け
製品を得ることが出来た。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に従う陶磁器製品絵付け用トナーによれば、静電潜像現
像方式により、任意の絵柄の付与された陶磁器製品絵付
け用転写シートを簡単に且つ自由に作製することが出来
るのであり、従来の如きスクリーン印刷法を用いて転写
シートを作製する場合に生じる問題が悉く解決され得る
のである。即ち、本発明に従う陶磁器製品絵付け用トナ
ーを用いて転写シートを作製すると、その製作日数が著
しく短縮され、また製作の手間も軽減され得るのであ
り、更には印刷コストの低減が有利に実現され得ること
となるのである。
【0050】また、本発明に従う陶磁器製品絵付け用転
写シート及びそれを用いた絵付け方法によれば、様々な
陶磁器に各種の好みの絵柄を印刷して、楽しむことが出
来る利点がある。更に、転写シートにおける絵柄たる画
像も、スクリーン印刷の如く版を起こして、その版毎に
色を変えて画像を形成するのではなく、電子写真現像方
式を用いた公知の各種プリンターや複写機にて、直接、
転写シートの基材シート上に形成されるものであるとこ
ろから、転写シート上の画像の修正等がある場合にも、
容易に且つ迅速に対応することが出来、ニーズに素早く
応えることが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う陶磁器製品絵付け用トナーを用い
て画像を出力するための現像機の一例に係る構成の要部
を概略的に示す説明図である。
【図2】図1に示される現像機における感光体上の静電
潜像の現像形態を模式的に示す説明図である。
【図3】本発明に従う陶磁器製品の絵付け方法の一例を
工程的に示す説明図である。
【符号の説明】
2 感光体 4 担持ローラ 6 層規制ブレード 8 供給ローラ 10 アジテータ 12 トナーボック
ス 14 トナー 16 帯電器 18 トナー層 20 基材シート 22 剥離層 24 画像 26 カバーコート層 28 転写シート 30 転写層 32 陶磁器製品

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着色剤と釉薬若しくはその源材料と結着
    樹脂とから主としてなる微粒子より構成され、且つ該結
    着樹脂を40重量%以下の割合にて含有していることを
    特徴とする陶磁器製品絵付け用トナー。
  2. 【請求項2】 前記微粒子が、荷電制御剤及び離型剤の
    うちの少なくとも1種を更に含有している請求項1に記
    載の陶磁器製品絵付け用トナー。
  3. 【請求項3】 前記着色剤:5〜50重量部、前記釉薬
    若しくはその源材料:20〜80重量部、前記結着樹
    脂:15〜50重量部の割合において用いられ、且つそ
    れら着色剤と釉薬若しくはその源材料と結着樹脂とが合
    計量で100重量部となるように配合せしめられている
    請求項1又は請求項2に記載の陶磁器製品絵付け用トナ
    ー。
  4. 【請求項4】 所定の基材シート上に、静電潜像現像方
    式にて形成された、請求項1に記載のトナーからなる所
    望の画像を有することを特徴とする陶磁器製品絵付け用
    転写シート。
  5. 【請求項5】 前記基材シートが、その表面に剥離層を
    有し、そして該剥離層上に、前記画像が形成されている
    請求項4に記載の陶磁器製品絵付け用転写シート。
  6. 【請求項6】 前記画像の上に、更に、該画像を固定す
    るためのカバーコート層が形成されている請求項4又は
    請求項5に記載の陶磁器製品絵付け用転写シート。
  7. 【請求項7】 所定の基材シート上に、請求項1に記載
    のトナーを用いて、静電潜像現像方式にて所望の画像を
    形成することにより、絵付け用転写シートを作製する工
    程と、 該転写シートに形成された画像を、陶磁器製品表面の所
    定部位に転写せしめる工程と、 該陶磁器製品表面に転写された画像を焼き付ける工程
    と、を含むことを特徴とする陶磁器製品の絵付け方法。
  8. 【請求項8】 前記画像形成が、剥離層を設けた基材シ
    ートに対して実施される一方、その形成された画像の上
    に、更に、該画像を固定するためのカバーコート層が形
    成されてなる転写シートを用い、該転写シートより前記
    基材シートを剥離せしめることによって、それら画像及
    びカバーコート層を含んで構成される転写層を分離する
    と共に、該転写層を前記陶磁器製品表面に転写せしめる
    ようにした請求項7に記載の陶磁器製品の絵付け方法。
JP15096894A 1994-07-01 1994-07-01 陶磁器製品絵付け用トナー及び転写シート並びに陶磁器製品の絵付け方法 Pending JPH0811496A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15096894A JPH0811496A (ja) 1994-07-01 1994-07-01 陶磁器製品絵付け用トナー及び転写シート並びに陶磁器製品の絵付け方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15096894A JPH0811496A (ja) 1994-07-01 1994-07-01 陶磁器製品絵付け用トナー及び転写シート並びに陶磁器製品の絵付け方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0811496A true JPH0811496A (ja) 1996-01-16

Family

ID=15508381

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15096894A Pending JPH0811496A (ja) 1994-07-01 1994-07-01 陶磁器製品絵付け用トナー及び転写シート並びに陶磁器製品の絵付け方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0811496A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0851306A1 (en) * 1996-12-24 1998-07-01 Agfa-Gevaert N.V. A method for electrostatographically producing master images for decoration of ceramic objects
WO1998039272A1 (de) * 1997-03-05 1998-09-11 Michael Zimmer Verfahren und farbzusammensetzungen zur herstellung dekorierter keramik- und glaserzeugnisse
US5966571A (en) * 1996-12-24 1999-10-12 Agfa-Gevaert, N.V. Method for electrostatographically producing master images for decoration of ceramic objects
WO2008112099A1 (en) * 2007-03-09 2008-09-18 Wki Holding Company, Inc. Method and system for printing electrostatically or electrographically generated images to contoured surfaces of ceramic and glass items such as dishware
KR100905751B1 (ko) * 2007-08-03 2009-07-01 권숙자 전사용 용지, 전사용 용지의 제조방법 및 전사용 용지를이용한 채색무늬 형성방법
JP2010260228A (ja) * 2009-05-01 2010-11-18 Ricoh Co Ltd 焼成絵柄画像形成用転写用紙及びその製造方法、並びに焼成画像形成方法
US7887904B2 (en) 2007-03-09 2011-02-15 Wki Holding Company, Inc. Method and system for printing electrostatically or electrographically generated images to contoured surfaces of ceramic and glass items such as dishware
JP2011062817A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Ricoh Co Ltd 再利用可能なフィルム焼成絵柄画像形成用転写シートおよびその製造方法
JP2011213066A (ja) * 2010-04-02 2011-10-27 Ricoh Co Ltd 焼成絵柄画像形成用転写基材の製造方法及び焼成画像形成方法
JP2013092690A (ja) * 2011-10-26 2013-05-16 General Co Ltd セラミック画像形成システム用カバーシート及びセラミック画像形成システム並びにセラミック画像形成方法
WO2023187356A1 (en) * 2022-03-28 2023-10-05 Kevin Ball Printing method

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0851306A1 (en) * 1996-12-24 1998-07-01 Agfa-Gevaert N.V. A method for electrostatographically producing master images for decoration of ceramic objects
US5966571A (en) * 1996-12-24 1999-10-12 Agfa-Gevaert, N.V. Method for electrostatographically producing master images for decoration of ceramic objects
WO1998039272A1 (de) * 1997-03-05 1998-09-11 Michael Zimmer Verfahren und farbzusammensetzungen zur herstellung dekorierter keramik- und glaserzeugnisse
WO2008112099A1 (en) * 2007-03-09 2008-09-18 Wki Holding Company, Inc. Method and system for printing electrostatically or electrographically generated images to contoured surfaces of ceramic and glass items such as dishware
US7887904B2 (en) 2007-03-09 2011-02-15 Wki Holding Company, Inc. Method and system for printing electrostatically or electrographically generated images to contoured surfaces of ceramic and glass items such as dishware
KR100905751B1 (ko) * 2007-08-03 2009-07-01 권숙자 전사용 용지, 전사용 용지의 제조방법 및 전사용 용지를이용한 채색무늬 형성방법
JP2010260228A (ja) * 2009-05-01 2010-11-18 Ricoh Co Ltd 焼成絵柄画像形成用転写用紙及びその製造方法、並びに焼成画像形成方法
JP2011062817A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Ricoh Co Ltd 再利用可能なフィルム焼成絵柄画像形成用転写シートおよびその製造方法
JP2011213066A (ja) * 2010-04-02 2011-10-27 Ricoh Co Ltd 焼成絵柄画像形成用転写基材の製造方法及び焼成画像形成方法
JP2013092690A (ja) * 2011-10-26 2013-05-16 General Co Ltd セラミック画像形成システム用カバーシート及びセラミック画像形成システム並びにセラミック画像形成方法
WO2023187356A1 (en) * 2022-03-28 2023-10-05 Kevin Ball Printing method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0751434B1 (en) Method of forming colored image by use of inorganic toner, inorganic toner for developing latent electrostatic image, and colored toner image bearing image transfer medium
JP3460084B2 (ja) 装飾及び/又は文字をガラス、ガラスセラミック及びセラミック製品に施すための装置
JPH0811496A (ja) 陶磁器製品絵付け用トナー及び転写シート並びに陶磁器製品の絵付け方法
JPH09236982A (ja) 絵柄形成方法、画像形成用トナー、絵柄形成用転写体及び画像形成装置
WO2003066337A2 (en) Method and apparatus for making signs having an adhesive
JPH07195815A (ja) 装飾セラミック及びガラス物品、それらの製造方法並びに該方法を実施するためのセラミック染料組成物
JP3259026B2 (ja) 静電荷像現像用トナー用着色剤の製造方法
EP0851306B1 (en) A method for electrostatographically producing master images for decoration of ceramic objects
JPH10217596A (ja) セラミツク物体の装飾のためのマスター画像の静電写真的作製のための方法
JP3785645B2 (ja) 静電荷像現像用トナー及び画像形成方法
JP3849355B2 (ja) 窯業品印刷用乾式トナーと画像形成方法
JP3463084B2 (ja) 耐熱性固体表面の絵付け方法
JPH11105493A (ja) 転写シート及びトナー画像焼き付け方法
JPH1195578A (ja) 画像形成方法
US20030203294A1 (en) Method for producing developed electrostatic images using multiple toner fountains
JP3482453B2 (ja) 静電荷像現像用トナー及びこれを用いた画像形成シートと絵付け窯業製品
JPH1195481A (ja) 画像形成方法及び電子写真用現像剤
JPS62178977A (ja) 静電潜像の現像方法
JPH11109675A (ja) 画像形成方法及び現像剤
US20030036009A1 (en) Method for producing developed electrostatic images using multiple toner fountains
JPH11119473A (ja) 画像形成方法及び現像剤
JP3550965B2 (ja) トナー母粒子の製造方法、及びトナー並びに現像剤
JPH09197719A (ja) 無機質トナーを用いた着色トナー画像層形成方法、耐熱性固体表面に対する着色画像形成方法及び静電荷像現像用無機質トナー
JP2001030693A (ja) 転写シート、トナー画像を有する転写シート及びこれを用いる耐熱性固体表面へのトナー画像焼き付け方法
JPH09295453A (ja) 耐熱性固体表面に対する着色画像の形成方法、静電荷像現像用無機質トナー及び着色画像を有する転写媒体