JPH08114924A - 画像出力装置 - Google Patents

画像出力装置

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JPH08114924A
JPH08114924A JP6249616A JP24961694A JPH08114924A JP H08114924 A JPH08114924 A JP H08114924A JP 6249616 A JP6249616 A JP 6249616A JP 24961694 A JP24961694 A JP 24961694A JP H08114924 A JPH08114924 A JP H08114924A
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JP
Japan
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rotary drum
peripheral surface
outer peripheral
output target
pressing member
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JP6249616A
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English (en)
Inventor
Kiyoomi Mitsuki
清臣 光木
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転ドラムの外周面に巻き付ける被出力体に
ついて、フリーサイズ対応でかつ弛みや皺を防ぐ。 【構成】 一対の押さえ部材32,33で被出力体10
の前後端部を押さえるだけでなく、回転ドラム21内の
内室23を減圧して回転ドラム21の外周面中央部の吸
着溝24および小孔25から被出力体10を吸着し、安
定的に巻き付け固定するとともに被出力体の中央部の弛
みや皺を防ぐ。吸着溝24および小孔25から成る吸着
領域は、各押さえ部材32,33の押圧幅(回転ドラム
21の軸方向Xの長さ)の三分の一から三分の二までの
幅に設定し、複数のサイズの被出力体を使用可能とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転ドラムに巻き付け
られた感光材料等の被出力体に画像を描画する画像出力
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】{第1の従来例}感光式、感熱式または
インクジェット式の画像出力装置、特に外面走査方式の
画像出力装置について、第1の従来例では、感光材料ま
たは用紙等(以下、感光材料等と略す)の回転ドラムへ
の装着機構として、図3に示す構造を有していた。すな
わち、外周面に多数の小孔1が穿設された円筒状の回転
ドラム2の内室を、ブロワー配管9を介してブロワー等
の減圧機構(図示せず)が減圧することによって、感光
材料等が回転ドラム2の外周面に吸着保持されるよう構
成される。減圧機構が作動し続けることによって、回転
ドラム2の内室の減圧状態が保たれる。感光材料等を吸
着保持した回転ドラム2を回転駆動しながら、図示しな
い記録ヘッドを軸方向に移動させることにより所望の画
像が感光材料等に出力される。図3において、1aは小
孔からの吸着力を線上に拡大する吸着溝、3は回転ドラ
ム2を駆動するモータ、4は回転ドラム2の回転軸、5
は回転ドラム2の内室に連通する連結部、6は逆止弁、
7は弁座、8はホルダ、9はブロワー配管である。な
お、この第1の従来例において、小孔1および吸着溝1
aで構成される吸着領域は、回転ドラム2の軸方向のほ
ぼ全域に形成されている。
【0003】{第2の従来例}図4は第2の従来例の画
像出力装置を示す図であり、第1の従来例と同様の機能
を有する要素については同一符号を付している。該画像
出力装置は、感光材料等10の前端部および後端部を回
転ドラム2の外周面の一対の押さえ部材11で押さえ付
けて固定していた。なお、両押さえ部材11は、回転ド
ラム2の回転軸4に沿って対向配置されており、その両
端部は付勢具12にて回転ドラム2の外周面側に付勢さ
れている。そして、押さえ部材11自身の弾性力にて回
転ドラム2の外周面へ付勢することによって感光材料等
10の両端部を押圧して挟持固定していた。なお、付勢
具12が、押さえ部材11の両端部以外の中間部分に設
けられると、感光材料等10の押圧の妨げになるので、
一般に付勢具12は各押さえ部材11の両端部に設置さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
{第1の従来例の課題}第1の従来例のような構造で
は、感光材料等のサイズが予め規定された規定サイズと
一致している場合は、感光材料等が全ての吸着溝1aを
覆うため、空気の逃げ路がなく吸着力を強大に維持でき
る。また、規定サイズとの寸法差異があまりない感光材
料等を吸着するに当たっては、感光材料等が吸着溝1a
の大部分を覆うため、小孔1の吸着力の低減は問題にな
らない。しかし、規定サイズより大幅に異なるサイズの
感光材料等を吸着しようとすると、吸着溝1aの無視で
きない部分が感光材料等からはみ出して露出してしま
い、故に吸着力が大幅に低下してしまう。したがって、
使用者の立場で感光材料等のサイズを自由に設定(フリ
ーサイズ対応)することは困難であった。
【0005】{第2の従来例の課題}第2の従来例のよ
うな構造では、押さえ部材11の両端部が付勢具12に
て回転ドラム2の外周面へ付勢されているだけなので、
押さえ部材11の回転ドラム2の回転軸4方向について
の中央部の押圧力は、両端部の押圧力に比べて弱くな
る。したがって、あまり大きなサイズの感光材料等を挟
持しようとすると、中央部の押圧力が大幅に低下して、
感光材料等10の中央部が回転ドラム2の外周面上で弛
んだり皺が発生したりするおそれがある。ひいては、回
転ドラム2の高速回転に伴なう遠心力によって感光材料
等10が外れてしまうおそれがある。したがって、小サ
イズの感光材料等10しか対応できないといった欠点が
あった。
【0006】本発明は、上記課題に鑑み、小サイズから
大サイズの被出力体までをフリーサイズ対応で固定でき
る画像出力装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
課題解決手段は、回転ドラムと、該回転ドラムの外周面
に巻き付けられた被出力体を固定する固定手段とを備
え、前記被出力体に画像を出力する画像出力装置におい
て、前記固定手段は、前記回転ドラムの外周面に該回転
ドラムの軸方向にわたって配設され、前記被出力体の巻
き付け方向の前端部を前記外周面に押圧する前端押さえ
部材と、前記外周面において前記前端押さえ部材に平行
に配設され、前記被出力体の巻き付け方向の後端部を前
記外周面に押圧する後端押さえ部材と、前記両押さえ部
材の間の前記外周面に形成された吸着領域において前記
被出力体を吸着する吸着手段とを備え、前記吸着領域の
軸方向幅を、前記両押さえ部材あるいは前記回転ドラム
の軸方向長さの三分の一から三分の二の範囲としたこと
を特徴とする。
【0008】本発明の請求項2に係る課題解決手段は、
前記各押さえ部材の軸方向両端部を前記回転ドラムの外
周面側に付勢する付勢具をさらに備え、前記吸着領域
は、前記回転ドラムの軸方向の中央部に形成される。
【0009】
【作用】本発明の請求項1に係る画像出力装置では、被
出力体の前端部と後端部は押さえ部材で押圧固定し、被
出力体の中間部を吸着手段で吸着固定する。そうする
と、大きいサイズの被出力体については、押さえ部材の
みで固定する場合に比べて弛みや皺の発生を防止でき
る。また、小さいサイズの被出力体については、主とし
て吸着手段にて回転ドラムの外周面に安定的に吸着固定
できる。特に、吸着領域の軸方向幅を押さえ部材あるい
は回転ドラムの軸方向長さの三分の一から三分の二まで
に設定することで、かなり小さなサイズの被出力体であ
っても吸着領域の全てを覆うことができる。すなわち、
吸着領域が被出力体からはみ出すことがないので、吸着
領域での空気漏れによる吸着力の低下を防止できる。こ
れらのことから、押さえ部材にほぼ等しいサイズから吸
着領域にほぼ等しいサイズまでの複数種類のサイズの被
出力体を、弛みや皺の発生を防止しながらかつ安定的に
回転ドラムに固定することができる。
【0010】本発明の請求項2に係る画像出力装置にお
いて、仮に、押さえ部材の両端部を付勢具にて回転ドラ
ムの外周面側に付勢するだけとすれば、押さえ部材の中
間部の押圧力が両端部の押圧力に比べて弱くならざるを
得ない。そうすると、比較的小さいサイズの被出力体を
回転ドラムに巻き付ける場合、押さえ部材において小さ
な押圧力で押圧固定しようとしても、回転ドラムの回転
による遠心力で被出力体が外れてしまうおそれがある。
しかしながら、請求項2においては、さらに、吸着領域
を回転ドラムの軸方向の中央部に設定しているので、こ
の吸着領域にて小サイズの被出力体を安定的に固定し得
る。また、比較的大きいサイズの被出力体を回転ドラム
に巻き付ける場合、押さえ部材の中間部の押圧力が弱い
ために被出力体の中央部が弛んだり皺が発生したりする
おそれがあるが、吸着手段にて被出力体の中央部を吸着
することで、被出力体の弛みや皺の発生を防止できる。
【0011】
【実施例】
<構成>本発明の画像出力装置を露光装置を例にあげて
説明する。図1は本発明の一実施例の外面走査方式の露
光装置の一部を示す図である。図1において、従来例と
同様の機能を有する要素は同一の符号を付している。本
実施例の露光装置は、フィルム、感光用紙または刷版等
の被出力体について、例えばA3サイズ、B3サイズ、
A2サイズ、およびB2サイズの4種類のいずれのもの
にも対応するものである。なお、画像出力後に、被出力
体の巻付方向前端部または(および)後端部を切断して
望ましいサイズに長さ調整を行うことを前提とする。図
1中の21は円筒状の回転ドラム、22は前記回転ドラ
ム21の外周面に被出力体10を固定する固定手段に属
する要素を示している。
【0012】前記回転ドラム21は、その内部に内室2
3を有している。またその外周面には、後述する前端押
さえ部材32から後端押さえ部材33にかけて、該両押
さえ部材32,33の押圧幅(回転ドラム21の軸方向
長さ)の三分の一強の幅領域に、深さ1mm程度の溝
(以下、吸着溝と称す)24が格子状に形成され、該吸
着溝24が交差する部分には、回転ドラム21の内室2
3に連通する多数の小孔25が穿設されている。そし
て、該小孔25が穿設される領域は、回転ドラム21の
軸方向中央部に設定される。
【0013】なお、図2は回転ドラム21の外周面の展
開図である。具体的には、回転ドラム21の軸方向Xの
長さLdは、最大のB2サイズに対応するよう約73c
mより若干大きい程度に設定されている。また、回転ド
ラム21の外周面にあって、前記吸着溝24および前記
小孔25から形成される吸着領域R1は、軸方向Xの長
さLjが、最小のA3サイズの被出力体10に対応する
よう約30cmに設定されている。なお、回転ドラム2
1の回転方向Yの長さLkについては、画像出力後に望
ましいサイズに切断して被出力体の長さ調整を行うこと
を前提とするため、最大のB2サイズに適応するサイズ
であればよく、具体的には約52cmに設定される。両
押さえ部材32,33の夫々の押圧幅(軸方向Xの長
さ)は実質的に同一の幅Lp(LpはLdにほぼ等し
い)である。また、既述したように、前記吸着領域R1
は押圧幅Lpの中央部に設定され、好ましくは押圧幅L
pの中心位置Cに対して対称となる。
【0014】図1に戻り、回転ドラム21の回転軸の一
方には、貫通孔26を有する主軸27が内室23に連通
接続されており、他方には回転ドラム21を正逆転駆動
するためのモータ3の図示しない回転軸が取り付けられ
ている。主軸27とモータ3の回転軸とは、夫々軸受2
8を介して回転自在に軸受台29に支持されている。各
軸受台29は、架台31に取り付けられている。また、
該回転ドラム21に隣接して図示しない露光ヘッドが設
置される。
【0015】前記固定手段22は、被出力体10の前端
部および後端部を回転ドラム21の外周面に押圧挟持す
る押さえ手段と、被出力体10の中央部を回転ドラム2
1の外周面に吸着する吸着手段とを備える。
【0016】前記押さえ手段は、図1中のA方向から送
り込まれる被出力体10の前端部を押さえるための前端
押さえ部材32と、同じく被出力体10の後端部を押さ
えるための後端押さえ部材33とから構成される。各押
さえ部材32,33は、複数(各四個)の短冊状の押さ
え片34が弾性を有する連結具35にて連結されること
で、回転ドラム21の外周面側に付勢する板バネとして
機能する。各押さえ部材32,33は回転ドラム21の
回転軸に沿って対向配備され、各押さえ部材32,33
の軸方向Xの両端部に位置する押さえ片34の端部は、
前記回転ドラム21の外周面に固定され弾性を有する付
勢具12aにて回転ドラム21の外周面側に付勢され
る。
【0017】前記吸着手段は、前記回転ドラム21の吸
着溝24および小孔25と、回転ドラム21の内室23
を減圧する減圧機構とから構成される。また、前記減圧
機構は、真空ポンプ等のブロワー41と、該ブロワー4
1と前記内室23とを連結する連結部42とから構成さ
れる。前記ブロワー41は、軸流送風方式、二葉ブロワ
ー方式、または遠心送風方式等の一般的な吸引機(送風
機)が用いられる。
【0018】前記連結部42は、回転ドラム21の一端
の回転軸として機能する中空状の軸体45と、該軸体4
5の先端部に取り付けられ回転ドラム21の内室23の
減圧状態を保持するために一方向にのみ開閉して内室2
3を閉塞する逆止弁46と、該逆止弁46を収容し前記
軸体45の中空部に連通する中空状の軸受48と、該軸
受48の中空部と前記ブロワー41とを連通接続するブ
ロワー配管49,51とを備える。なお、図1中の52
はディスクブレーキ、53はシーラント用リング、54
は軸体45をシーラント用リング53へ押圧する圧縮コ
イルばね、55はワッシャ、56は軸体45を軸受48
に対して回転自在かつ軸方向へ装脱摺動自在に軸支する
ブッシュ、57は軸受台である。
【0019】<動作>上記構成において、被出力体10
を回転ドラム21に巻き付ける際、まず、図示しない搬
送機構によって、被出力体10を図1中のA方向から回
転ドラム21の外周面に当接した状態で送り込み、被出
力体10の前端部を前端押さえ部材32と回転ドラム2
1の間に挿入して挟持固定する。
【0020】次に、減圧機構のブロワー41をON動作
することにより、連結部42の逆止弁46が開き、回転
ドラム21の内室23の空気が吸引排出される。
【0021】そして、モータ3を低速で正転駆動して被
出力体10が吸着溝24および小孔25によって吸引さ
れて回転ドラム21の外周面に巻き付けられる。モータ
3が所定角度回転した後はモータ3を停止し、搬送機構
によって被出力体10の後端部が後端押さえ部材33と
回転ドラム21の間に挿入されて挟持固定される。
【0022】ところで、各押さえ部材32,33は、そ
の両端部に位置する押さえ片34の端部が付勢具12a
にて回転ドラム21の外周面側に付勢されており、各押
さえ部材32,33の中間部は連結具35にて弾性を有
せしめられることで、被出力体10に対する押圧がなさ
れているが、各押さえ部材32,33の中間部の押圧力
は、両端部の押圧力に比べてかなり弱くならざるを得な
い。そして、比較的小さなサイズ(例えばA3サイズ)
の被出力体10の場合、回転ドラム21の中央部の領域
のみに巻き付けられるため、該被出力体10の回転ドラ
ム21の外周面での巻き付け固定は不安定となり、回転
ドラム21を高速回転すると遠心力で撓んだり皺が発生
したり、ひいては回転ドラム21から外れてしまうとい
った不具合が生じるおそれがある。ところが、本実施例
では、回転ドラム21の外周面の所定の中央領域に吸着
溝24および小孔25から成る吸着領域R1を形成し、
ここから被出力体10を吸着しているため、比較的小さ
なサイズの被出力体10であっても、回転ドラム21の
外周面に沿って安定的に巻き付けることができ、故に、
回転ドラム21の高速回転時に、遠心力で撓んだり皺が
発生したり、ひいては回転ドラム21から外れてしまう
といった不具合を防止できる。逆に、大きなサイズ(例
えばB2サイズ)の被出力体の場合には、各押さえ部材
32,33の中間部の押圧力が弱いために被出力体10
の中央部が弛んだり皺が発生したりするおそれがある
が、吸着手段にて被出力体10の中央部を吸着すること
で、被出力体10の弛みや皺の発生を防止できる。
【0023】また、吸着領域R1は、各押さえ部材3
2,33の押圧幅(軸方向Xの長さLp)の三分の一強
の幅領域に設定されることで、最も小さいサイズの被出
力体10より小に設定されているので、適応されるサイ
ズ(本実施例ではA3サイズ、B3サイズ、A2サイ
ズ、およびB2サイズ)のうちいかなるサイズの被出力
体10であっても、吸着領域R1の全てを被出力体10
で覆うことができ、故に被出力体10の吸着時の空気漏
れを防止でき、ブロワー41による内室23の減圧レベ
ル、すなわち吸着溝24および小孔25における吸着力
を一定に保つことができる。したがって、内室23の減
圧レベルをあまり高めなくても被出力体10を十分に吸
着でき、故にブロワー41として減圧レベルの低い安価
なものを使用できる。
【0024】その後、被出力体10が回転ドラム21に
吸着保持された状態で、モータ3により回転ドラム21
が高速回転されながら、図示しない露光ヘッドを軸方向
Xに移動することにより被出力体10に所望の画像が出
力される。このとき、被出力体10が、弛んだり皺が発
生したりすることなく、回転ドラム21の外周面に沿っ
て安定的に固定されているので、被出力体10に出力さ
れた画像の画質を一定に保つことができる。
【0025】{変形例} (1)上記実施例では、格子状に配設された複数の吸着
溝と、該吸着溝の交点に形成された小孔の両方を備えて
いたが、複数の小孔のみを形成して吸着溝の形成を省略
してもよい。
【0026】(2)なお、吸着領域の幅を上記実施例よ
りも小さくすると、対応可能な被出力体のサイズの範囲
は広がるが、押さえ部材の軸方向長さに略同一の幅の被
出力体を固定することが難しくなる。実際上、大サイズ
の被出力体で押さえ部材の軸方向長さに略同一な幅のも
のを確実に固定するためには、前記領域の幅が押さえ部
材の三分の一から三分の二程度あることが必要である。
【0027】(3)また、上記実施例では、付勢具12
は回転ドラム21の外周面に固定された弾性体であった
が、回転ドラム21の内部にソレノイドを設置して回転
ドラム21の径方向に付勢具を上下させる機構にしても
よい。
【0028】(4)上記実施例では露光装置を例に挙げ
て説明したが、回転ドラムに被出力体を巻き付けて画像
を出力する装置であれば、どのようなものであってもよ
い。
【0029】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、被出力体を
吸着する吸着領域を、前端押さえ部材から後端押さえ部
材の間の回転ドラムの外周面に設定し、かつ押さえ部材
あるいは回転ドラムの軸方向長さの三分の一から三分の
二までの幅に設定しているので、回転ドラムとほぼ同サ
イズのものから吸着領域とほぼ同サイズのものまで複数
の種類の被出力体を弛んだり皺が発生することなくかつ
安定的に巻き付け固定できる。特に、大きいサイズの被
出力体については、押さえ部材のみで固定する場合に比
べて弛みや皺の発生を防止できる。また、小さいサイズ
の被出力体については、主として吸着手段にて回転ドラ
ムの外周面に安定的に吸着固定できる。
【0030】本発明の請求項2によると、吸着領域を回
転ドラムの軸方向中央部に設定しているので、押さえ部
材の中間部の押圧力が両端部の押圧力に比べて弱くて
も、回転ドラムの中央部にて小サイズの被出力体を安定
的に固定し得る。また、比較的大きいサイズの被出力体
を回転ドラムに巻き付ける場合でも、吸着手段での吸着
により、被出力体の中央部の弛みや皺の発生を防止でき
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の画像出力装置を示す斜視図
である。
【図2】本発明の一実施例の画像出力装置における回転
ドラム21の外周面の展開図である。
【図3】第1の従来例の画像出力装置を示す斜視図であ
る。
【図4】第2の従来例の画像出力装置を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 被出力体 12a 付勢具 21 回転ドラム 22 固定手段 23 内室 24 吸着溝 25 小孔 32 前端押さえ部材 33 後端押さえ部材 41 ブロワー 42 連結部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ドラムと、該回転ドラムの外周面に
    巻き付けられた被出力体を固定する固定手段とを備え、
    前記被出力体に画像を出力する画像出力装置において、 前記固定手段は、 前記回転ドラムの外周面に該回転ドラムの軸方向にわた
    って配設され、前記被出力体の巻き付け方向の前端部を
    前記外周面に押圧する前端押さえ部材と、 前記外周面において前記前端押さえ部材に平行に配設さ
    れ、前記被出力体の巻き付け方向の後端部を前記外周面
    に押圧する後端押さえ部材と、 前記両押さえ部材の間の前記外周面に形成された吸着領
    域において前記被出力体を吸着する吸着手段とを備え、 前記吸着領域の軸方向幅を、前記両押さえ部材あるいは
    前記回転ドラムの軸方向長さの三分の一から三分の二の
    範囲としたことを特徴とする画像出力装置。
  2. 【請求項2】 前記各押さえ部材の軸方向両端部を前記
    回転ドラムの外周面側に付勢する付勢具をさらに備え、 前記吸着領域は、前記回転ドラムの軸方向の中央部に形
    成される、請求項1記載の画像出力装置。
JP6249616A 1994-10-14 1994-10-14 画像出力装置 Pending JPH08114924A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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