JPH08113332A - 選別装置における整列流下装置 - Google Patents
選別装置における整列流下装置Info
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- JPH08113332A JPH08113332A JP12719794A JP12719794A JPH08113332A JP H08113332 A JPH08113332 A JP H08113332A JP 12719794 A JP12719794 A JP 12719794A JP 12719794 A JP12719794 A JP 12719794A JP H08113332 A JPH08113332 A JP H08113332A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 選別するとき粒子が一列に整列して流下する
装置を得る。 【構成】 粒子の選別装置において、粒子が滑り落ちる
斜面板の上面に線条板を間隔を於いて縦に乗せ、その線
条板を線条板の長手方向に沿って、線条板の幅方向に傾
けて、それぞれの線条板を係合または接着などの支持手
段で取り付ける。線条板の上端近くを他の部分より大き
く傾けることにより、束状で供給される粒子が上部で1
列になり、加速されて選別位置では粒子の上下方向の間
隔が開き、揃うようになる。
装置を得る。 【構成】 粒子の選別装置において、粒子が滑り落ちる
斜面板の上面に線条板を間隔を於いて縦に乗せ、その線
条板を線条板の長手方向に沿って、線条板の幅方向に傾
けて、それぞれの線条板を係合または接着などの支持手
段で取り付ける。線条板の上端近くを他の部分より大き
く傾けることにより、束状で供給される粒子が上部で1
列になり、加速されて選別位置では粒子の上下方向の間
隔が開き、揃うようになる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は選別装置における粒子
の流下装置に関する。粒子例えば米粒を色彩選別すると
き、その米粒を一列に整列して流下させる選別装置に組
み込んで利用する。
の流下装置に関する。粒子例えば米粒を色彩選別すると
き、その米粒を一列に整列して流下させる選別装置に組
み込んで利用する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の色彩選別装置の粒子の通
路は、樋状の流下装置である流下樋を使用したものが多
く、実開昭56−281、実公昭59−36313など
により知られている。また、シュートと呼ばれる幅広の
流下樋を使用したものは特開昭59−6973などによ
り知られている。さらに、斜面板(シュート)に線条板
を乗せて粒子の通路を形成したものが実開昭62−19
1709に記載されている。
路は、樋状の流下装置である流下樋を使用したものが多
く、実開昭56−281、実公昭59−36313など
により知られている。また、シュートと呼ばれる幅広の
流下樋を使用したものは特開昭59−6973などによ
り知られている。さらに、斜面板(シュート)に線条板
を乗せて粒子の通路を形成したものが実開昭62−19
1709に記載されている。
【0003】前記実開昭56−281等に見られるよう
な流下樋を使用したものは樋そのものの形状が複雑であ
るために精巧な樋の加工が容易ではなく、その樋を選別
装置の機枠に取付けるとき、樋と樋の間隔が広く必要で
あるために、選別装置の本体形状が横方向に大きくな
る。
な流下樋を使用したものは樋そのものの形状が複雑であ
るために精巧な樋の加工が容易ではなく、その樋を選別
装置の機枠に取付けるとき、樋と樋の間隔が広く必要で
あるために、選別装置の本体形状が横方向に大きくな
る。
【0004】特開昭59−6973にみられるシュート
と呼ばれるものは粒子が幅広の通路を流れるために、選
別装置の本体形状は比較的小さくできるが、粒子の区分
けされた列ができないので選別するとき横幅方向の境界
がはっきりしない。そのために選別精度を向上させるこ
とが容易ではない。
と呼ばれるものは粒子が幅広の通路を流れるために、選
別装置の本体形状は比較的小さくできるが、粒子の区分
けされた列ができないので選別するとき横幅方向の境界
がはっきりしない。そのために選別精度を向上させるこ
とが容易ではない。
【0005】また、実開昭62−191709に掲載さ
れたような斜面板に線条板を乗せて粒子の通路を形成し
たものは加工し易く、各通路が線条板で区分けされるた
め、粒子の選別は容易になる。しかし、それらの通路に
はある程度の幅があり、粒子を選別するとき空気噴射口
とか反発片などの選別機構の幅を通路の幅に合わせて比
較的広くつくらなければならない。また、各粒子の上下
方向の間隔を揃えることができない。
れたような斜面板に線条板を乗せて粒子の通路を形成し
たものは加工し易く、各通路が線条板で区分けされるた
め、粒子の選別は容易になる。しかし、それらの通路に
はある程度の幅があり、粒子を選別するとき空気噴射口
とか反発片などの選別機構の幅を通路の幅に合わせて比
較的広くつくらなければならない。また、各粒子の上下
方向の間隔を揃えることができない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
の有するこのような問題点を解決するためになされた。
その課題は、粒子を選別する装置に於いて、粒子の通路
の間隔を密に構成して、加工しやすくし、流下する粒子
を区分けして、それらの粒子がが一列に整列して流下す
るようにすることである。また、上端で多く重なり束の
ようになって供給される粒子が選別位置に等間隔で供給
されるという手段を提供することである。即ち、高性能
の選別装置をコンパクトに製作しようとするものであ
る。
の有するこのような問題点を解決するためになされた。
その課題は、粒子を選別する装置に於いて、粒子の通路
の間隔を密に構成して、加工しやすくし、流下する粒子
を区分けして、それらの粒子がが一列に整列して流下す
るようにすることである。また、上端で多く重なり束の
ようになって供給される粒子が選別位置に等間隔で供給
されるという手段を提供することである。即ち、高性能
の選別装置をコンパクトに製作しようとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】傾斜した通路を通って落
ちてくる粒子を光源で照らし、その粒子が反射または透
過する光の量を検出して粒子を選別する装置において、
粒子が上面を滑り落ちる斜面板1と、斜面板1の上面で
粒子の通路が縦線に沿って形成されるよう間隔をおいて
乗せられた複数の線条板2と、複数の線条板2を線条板
2の長手方向に沿って線条板2の幅方向に線条板2の間
隔の半幅より大きく傾けて2か所以上で係合又は接着し
て支持する支持手段とを用いて粒子の傾斜した通路を形
成する。
ちてくる粒子を光源で照らし、その粒子が反射または透
過する光の量を検出して粒子を選別する装置において、
粒子が上面を滑り落ちる斜面板1と、斜面板1の上面で
粒子の通路が縦線に沿って形成されるよう間隔をおいて
乗せられた複数の線条板2と、複数の線条板2を線条板
2の長手方向に沿って線条板2の幅方向に線条板2の間
隔の半幅より大きく傾けて2か所以上で係合又は接着し
て支持する支持手段とを用いて粒子の傾斜した通路を形
成する。
【0008】前記のように粒子の傾斜した通路を形成す
るとともに、通路の中央部乃至下部で粒子が加速したと
き粒子の上下方向の間隔が揃うようにするために、前記
通路の上部で供給される束状の多くの粒子をすばやく1
列に整列させるよう線条板2の上端近くを中央部や下部
より大きく傾ける。
るとともに、通路の中央部乃至下部で粒子が加速したと
き粒子の上下方向の間隔が揃うようにするために、前記
通路の上部で供給される束状の多くの粒子をすばやく1
列に整列させるよう線条板2の上端近くを中央部や下部
より大きく傾ける。
【0009】
【作用】粒子を選別する装置において、粒子が上面を滑
り落ちる斜面板1の上面に縦線に沿って間隔をおいて乗
せられた複数の線条板2を、切り込みを入れた支持装置
3,4により、又は溶接やねじ止め等による支持手段を
用いて組み立てることにより、複数に区分けされた粒子
の通路が形成される。
り落ちる斜面板1の上面に縦線に沿って間隔をおいて乗
せられた複数の線条板2を、切り込みを入れた支持装置
3,4により、又は溶接やねじ止め等による支持手段を
用いて組み立てることにより、複数に区分けされた粒子
の通路が形成される。
【0010】前記斜面板1の上面に乗せた線条板2を、
線条板2の長手方向に沿って線条板2の幅方向に線条板
2の間隔の幅より大きく傾けて支持することにより、粒
子は線条板2の斜面板1よりの隅を一列に整列して滑り
落ちるようになる。線条板2の傾きの大きさは粒子の大
きさにもよるが、粒子の大きさが揃っていて線条板2の
間隔の半幅より大きい場合には、線条板2の半幅程度の
傾きにするとよい。ただし、これら斜面板1と線条板2
は、あまり傾け過ぎると重力の作用によって粒子が加速
しなくなることがあるので留意する必要がある。
線条板2の長手方向に沿って線条板2の幅方向に線条板
2の間隔の幅より大きく傾けて支持することにより、粒
子は線条板2の斜面板1よりの隅を一列に整列して滑り
落ちるようになる。線条板2の傾きの大きさは粒子の大
きさにもよるが、粒子の大きさが揃っていて線条板2の
間隔の半幅より大きい場合には、線条板2の半幅程度の
傾きにするとよい。ただし、これら斜面板1と線条板2
は、あまり傾け過ぎると重力の作用によって粒子が加速
しなくなることがあるので留意する必要がある。
【0011】上記線条板2の上端近くを中央部や下部よ
り大きく傾けることにより、上端近くで供給された束状
の粒子が一列に整列する様になり、中央部や下部の傾き
をより小さくしても良い。粒子が一列に整列するための
作用は上部で得られる。傾斜した通路の上部で粒子が1
列に整列したとき、粒子の形状と速度に差がなければ粒
子の重心の距離が揃う。1列に整列した粒子が傾斜した
通路を流下するとき加速されて、選別位置ではそれぞれ
の粒子の上下方向の間隔が揃って等間隔に開くようにな
り、選別しやすくなる。
り大きく傾けることにより、上端近くで供給された束状
の粒子が一列に整列する様になり、中央部や下部の傾き
をより小さくしても良い。粒子が一列に整列するための
作用は上部で得られる。傾斜した通路の上部で粒子が1
列に整列したとき、粒子の形状と速度に差がなければ粒
子の重心の距離が揃う。1列に整列した粒子が傾斜した
通路を流下するとき加速されて、選別位置ではそれぞれ
の粒子の上下方向の間隔が揃って等間隔に開くようにな
り、選別しやすくなる。
【0012】
【実施例1】本考案の実施例について図面を参照ながら
説明する。図1において、粒子0の傾斜した通路は斜面
板1の上面に、縦線に沿って複数の線条板2を間隔をお
いて乗せて作る。それぞれの線条板2は図1Aに示すよ
うに線条板2の長手方向に沿って線条板2の幅方向に線
条板2の間隔の幅より大きく傾けて、図1Bに示すよう
にそれぞれの線条板2に係合させて支持する装置3,4
で、斜面板1と共に選別装置の機わく(図示せず)にボ
ルトやナットを用いて取付けた。
説明する。図1において、粒子0の傾斜した通路は斜面
板1の上面に、縦線に沿って複数の線条板2を間隔をお
いて乗せて作る。それぞれの線条板2は図1Aに示すよ
うに線条板2の長手方向に沿って線条板2の幅方向に線
条板2の間隔の幅より大きく傾けて、図1Bに示すよう
にそれぞれの線条板2に係合させて支持する装置3,4
で、斜面板1と共に選別装置の機わく(図示せず)にボ
ルトやナットを用いて取付けた。
【0013】線条板2を支持する装置3は、L字型に曲
げた一辺に線条板2の数+1の切り込みをいれて、斜面
板1の上に乗せた線条板2がはまり込むようにし、線条
板2の上部で線条板2の上から係合して、線条板2の傾
きと間隔を規制するように作った。
げた一辺に線条板2の数+1の切り込みをいれて、斜面
板1の上に乗せた線条板2がはまり込むようにし、線条
板2の上部で線条板2の上から係合して、線条板2の傾
きと間隔を規制するように作った。
【0014】線条板2を支持する装置4は、図3に例示
するように、断面を略コの字型に曲げた材料の一辺に線
条板2の数+1の切り込みをいれて線条板2の傾きと間
隔を規制し、他の辺には線条板2の下端があたって長手
方向の位置を規制するように切り込みをいれないで作っ
た。線条板2に係合して支持する装置3,4を線条板2
に係合させるとき、係合させる切り込みの位置を1だけ
ずらせて組み立てた。このことにより、線条板2は図1
Aに示すように線条板2の長手方向に沿って線条板2の
幅方向に線条板2の間隔の幅より大きく傾けて取付ける
ことができた。
するように、断面を略コの字型に曲げた材料の一辺に線
条板2の数+1の切り込みをいれて線条板2の傾きと間
隔を規制し、他の辺には線条板2の下端があたって長手
方向の位置を規制するように切り込みをいれないで作っ
た。線条板2に係合して支持する装置3,4を線条板2
に係合させるとき、係合させる切り込みの位置を1だけ
ずらせて組み立てた。このことにより、線条板2は図1
Aに示すように線条板2の長手方向に沿って線条板2の
幅方向に線条板2の間隔の幅より大きく傾けて取付ける
ことができた。
【0015】図2は米粒の色彩選別装置の主要部を側面
から見た断面の一例を示す。この選別装置は、ホッパー
5にある米粒を振動送穀樋6で傾斜した通路に供給す
る。米粒0の傾斜した通路は、図1で示す整列流下装置
を用いた。流下する米粒0は光源7と光感知器8などを
用いて、米粒0の色彩により正常米粒と異常米粒とに判
別される。異常米粒と判別されると空気噴射口9から空
気を噴射して異常米粒0を流下軌跡からそらせて分別す
るようになっている。
から見た断面の一例を示す。この選別装置は、ホッパー
5にある米粒を振動送穀樋6で傾斜した通路に供給す
る。米粒0の傾斜した通路は、図1で示す整列流下装置
を用いた。流下する米粒0は光源7と光感知器8などを
用いて、米粒0の色彩により正常米粒と異常米粒とに判
別される。異常米粒と判別されると空気噴射口9から空
気を噴射して異常米粒0を流下軌跡からそらせて分別す
るようになっている。
【0016】図1に例示するような流下装置を使用する
ことにより、米粒0は傾いた線条板2の斜面板1よりの
隅を一列に整列して流下するから、粒子0の幅方向の広
がりがなくなり、判別と分別が容易にできるようになっ
た。
ことにより、米粒0は傾いた線条板2の斜面板1よりの
隅を一列に整列して流下するから、粒子0の幅方向の広
がりがなくなり、判別と分別が容易にできるようになっ
た。
【0017】
【実施例2】図1に示す線条板2の上端近くで長さの約
20分の1をその部分だけで線条板2の間隔幅より大き
く傾けて、残りの部分は線条板2の間隔幅程度の傾きと
して米粒0の通路を形成した。この傾斜した通路に米粒
0を流下させると、米粒0は上端近くで一列になる。米
粒0が流下するときに加速されて米粒0の上下方向の間
隔が開いて揃うようになり、選別によって異常米粒の中
に正常米粒が混入することが少なくなった。
20分の1をその部分だけで線条板2の間隔幅より大き
く傾けて、残りの部分は線条板2の間隔幅程度の傾きと
して米粒0の通路を形成した。この傾斜した通路に米粒
0を流下させると、米粒0は上端近くで一列になる。米
粒0が流下するときに加速されて米粒0の上下方向の間
隔が開いて揃うようになり、選別によって異常米粒の中
に正常米粒が混入することが少なくなった。
【0018】
【実施例3】図1に示す線条板2の上端近くで長さの約
10分の1をその部分だけで線条板2の間隔幅の2倍程
度に傾けて、次に滑らかな曲線として中央部に連絡し、
残りの中央部及び下部は線条板2の間隔幅程度の傾きと
して米粒0を流下させた。上端で供給される束状の米粒
0は上端近くで一列になり、米粒0が流下するときに加
速されて米粒0の上下方向の間隔が開いて揃い、選別に
よって異常米粒の中に正常米粒が混入することが少なく
なった。この例の場合には実施例2の場合より多量の米
粒0を能率良くしかも安定して選別処理することができ
た。
10分の1をその部分だけで線条板2の間隔幅の2倍程
度に傾けて、次に滑らかな曲線として中央部に連絡し、
残りの中央部及び下部は線条板2の間隔幅程度の傾きと
して米粒0を流下させた。上端で供給される束状の米粒
0は上端近くで一列になり、米粒0が流下するときに加
速されて米粒0の上下方向の間隔が開いて揃い、選別に
よって異常米粒の中に正常米粒が混入することが少なく
なった。この例の場合には実施例2の場合より多量の米
粒0を能率良くしかも安定して選別処理することができ
た。
【0019】
【実施例4】斜面板1の上面に線条板2を取付けると
き、線条板2の長い1辺をL字型に折り曲げて短辺を下
にして斜面板1に点溶接により接着した。このときは、
より薄い鋼板を用いて線条板2を製作したが、選別性能
の低下は見られなかった。またこの場合、線条板2のL
字型の短辺と斜面板1とに締め付け穴を開けてビス止め
することもできると思った。
き、線条板2の長い1辺をL字型に折り曲げて短辺を下
にして斜面板1に点溶接により接着した。このときは、
より薄い鋼板を用いて線条板2を製作したが、選別性能
の低下は見られなかった。またこの場合、線条板2のL
字型の短辺と斜面板1とに締め付け穴を開けてビス止め
することもできると思った。
【0020】
【発明の効果】粒子を選別する装置において、粒子の流
下装置を作るとき、斜面板1の上面に縦線に沿って線条
板2を乗せて傾斜した粒子の通路を作るから選別機構の
横幅を狭くできる。斜面板1の上に乗せた線条板2をわ
ずかに傾けるだけで、粒子が一列に整列して流下するよ
うになるから選別機構の幅を狭くすることができる。ま
た、線条板2の上端近くの傾きを大きくすることによ
り、供給される束状の多量の粒子が傾斜した通路の上部
ですみやかに1列となる。1列に整列した粒子が重力の
作用で加速されて選別位置に到達するときには等間隔と
なる。粒子を選別するとき、供給される粒子が1列で等
間隔になるから選別の精度を良好に維持することができ
る。粒子の流下装置の加工と組立てが容易で、しかも小
型で高性能な選別装置を提供するのに役立つ。
下装置を作るとき、斜面板1の上面に縦線に沿って線条
板2を乗せて傾斜した粒子の通路を作るから選別機構の
横幅を狭くできる。斜面板1の上に乗せた線条板2をわ
ずかに傾けるだけで、粒子が一列に整列して流下するよ
うになるから選別機構の幅を狭くすることができる。ま
た、線条板2の上端近くの傾きを大きくすることによ
り、供給される束状の多量の粒子が傾斜した通路の上部
ですみやかに1列となる。1列に整列した粒子が重力の
作用で加速されて選別位置に到達するときには等間隔と
なる。粒子を選別するとき、供給される粒子が1列で等
間隔になるから選別の精度を良好に維持することができ
る。粒子の流下装置の加工と組立てが容易で、しかも小
型で高性能な選別装置を提供するのに役立つ。
【図1】図1 Aは発明実施例の主要部で、斜面板1と
線条板2の関係を示す正面図、図1 Bは側面から見た
任意の断面図を示す。
線条板2の関係を示す正面図、図1 Bは側面から見た
任意の断面図を示す。
【図2】図2は選別装置の概略側面断面図である。
【図3】図3は支持装置の1部分を例示する斜視図であ
る。
る。
1 斜面板 2 線条板 3、4 支持装置 5 ホッパー 6 振動送穀樋 7 光源 8 光感知器 9 空気噴射口 0 粒子(米粒)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】図2は米粒の色彩選別装置の主要部を側面
から見た断面の一例を示す。この選別装置は、ホッパー
5にある米粒を振動送穀樋6で傾斜した通路に供給す
る。米粒0の傾斜した通路は、図1で示す整列流下装置
を用いた。流下する米粒0は光源7と光感知器8などを
用いて、米粒0の色彩により正常米粒と異常米粒とに判
別される。異常米粒と判別されると選別機構である空気
噴射口9から空気を噴射して異常米粒0を流下軌跡から
そらせて分別するようになっている。図1に例示するよ
うな流下装置を使用することにより、米粒0は傾いた線
条板2の斜面板1よりの隅を一列に整列して流下するか
ら、粒子0の幅方向の広がりがなくなり、判別と選別が
容易にできるようになった。
から見た断面の一例を示す。この選別装置は、ホッパー
5にある米粒を振動送穀樋6で傾斜した通路に供給す
る。米粒0の傾斜した通路は、図1で示す整列流下装置
を用いた。流下する米粒0は光源7と光感知器8などを
用いて、米粒0の色彩により正常米粒と異常米粒とに判
別される。異常米粒と判別されると選別機構である空気
噴射口9から空気を噴射して異常米粒0を流下軌跡から
そらせて分別するようになっている。図1に例示するよ
うな流下装置を使用することにより、米粒0は傾いた線
条板2の斜面板1よりの隅を一列に整列して流下するか
ら、粒子0の幅方向の広がりがなくなり、判別と選別が
容易にできるようになった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】斜面板1の上面で線条板2に係合して支持
する装置3,4を線条板2に係合させるとき、係合させ
る切り込みの位置をずらせないで組み立てた。係合させ
る切り込みの位置をずらせないで組み立てた流下装置
を、斜面板1の面内でわずかに反時計方向に回転させて
選別装置の機枠に取り付けた。つぎに、係合させる切り
込みの位置をずらせないで組み立てた流下装置を、斜面
板1の左端の辺を軸にして斜面板1の右端の辺を手前に
持ち上げるようにして選別装置の機枠に取り付けた。ま
た、係合させる切り込みの位置をずらせないで組み立て
た流下装置を選別装置の機枠に取り付けて、その機枠を
左に傾けた。これらいずれの場合にも、米粒0は傾いた
線条板2の斜面板1側の隅を一列に整列して流下するよ
うになる。これらの場合には、傾斜した通路に米粒0が
均等に供給されるように振動送穀樋を傾けて傾斜した通
路に合わせて深い溝をいれるとか、判別位置や選別機構
の取付け等について工夫をした。
する装置3,4を線条板2に係合させるとき、係合させ
る切り込みの位置をずらせないで組み立てた。係合させ
る切り込みの位置をずらせないで組み立てた流下装置
を、斜面板1の面内でわずかに反時計方向に回転させて
選別装置の機枠に取り付けた。つぎに、係合させる切り
込みの位置をずらせないで組み立てた流下装置を、斜面
板1の左端の辺を軸にして斜面板1の右端の辺を手前に
持ち上げるようにして選別装置の機枠に取り付けた。ま
た、係合させる切り込みの位置をずらせないで組み立て
た流下装置を選別装置の機枠に取り付けて、その機枠を
左に傾けた。これらいずれの場合にも、米粒0は傾いた
線条板2の斜面板1側の隅を一列に整列して流下するよ
うになる。これらの場合には、傾斜した通路に米粒0が
均等に供給されるように振動送穀樋を傾けて傾斜した通
路に合わせて深い溝をいれるとか、判別位置や選別機構
の取付け等について工夫をした。
Claims (2)
- 【請求項1】傾斜した通路を通って落ちてくる粒子を光
源で照らし、その粒子が反射または透過する光の量を検
出して粒子を選別する装置において、粒子が上面を滑り
落ちる斜面板1と、斜面板1の上面で粒子の通路が縦線
に沿って形成されるよう間隔をおいて乗せられた複数の
線条板2と、複数の線条板2を線条板2の長手方向に沿
って線条板2の幅方向に線条板2の間隔の半幅より大き
く傾けて、2か所以上で係合又は接着して支持する支持
手段とを用いて粒子の傾斜した通路を形成したことを特
徴とする選別装置における整列流下装置。 - 【請求項2】傾斜した通路を通って落ちてくる粒子を光
源で照らし、その粒子が反射または透過する光の量を検
出して粒子を選別する装置において、粒子が上面を滑り
落ちる斜面板1と、斜面板1の上面で粒子の通路が縦線
に沿って形成されるよう間隔をおいて乗せられた複数の
線条板2と、複数の線条板2を線条板2の長手方向に沿
って線条板2の幅方向に線条板2の間隔の半幅より大き
く傾けて、2か所以上で係合又は接着して支持する支持
手段とを用いて粒子の傾斜した通路を形成するととも
に、通路の中央部乃至下部で粒子が加速したとき粒子の
上下方向の間隔が揃うようにするために、前記通路の上
端に供給される束状の多数の粒子をすばやく1列に整列
させるよう線条板2の上端近くを中央部や下部より大き
く傾けたことを特徴とする選別装置における整列流下装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12719794A JPH08113332A (ja) | 1993-06-15 | 1994-06-09 | 選別装置における整列流下装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3203993 | 1993-06-15 | ||
JP5-32039 | 1993-06-15 | ||
JP12719794A JPH08113332A (ja) | 1993-06-15 | 1994-06-09 | 選別装置における整列流下装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08113332A true JPH08113332A (ja) | 1996-05-07 |
Family
ID=26370562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12719794A Pending JPH08113332A (ja) | 1993-06-15 | 1994-06-09 | 選別装置における整列流下装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08113332A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107971248A (zh) * | 2017-11-22 | 2018-05-01 | 合肥吾佳机电设备制造有限公司 | 一种便于安装的滑道盖板 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4737837U (ja) * | 1971-05-25 | 1972-12-26 | ||
JPS4829577A (ja) * | 1971-08-17 | 1973-04-19 |
-
1994
- 1994-06-09 JP JP12719794A patent/JPH08113332A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4737837U (ja) * | 1971-05-25 | 1972-12-26 | ||
JPS4829577A (ja) * | 1971-08-17 | 1973-04-19 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107971248A (zh) * | 2017-11-22 | 2018-05-01 | 合肥吾佳机电设备制造有限公司 | 一种便于安装的滑道盖板 |
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