JPH08113041A - 電気自動車用二次電池の充電装置 - Google Patents
電気自動車用二次電池の充電装置Info
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- JPH08113041A JPH08113041A JP25239894A JP25239894A JPH08113041A JP H08113041 A JPH08113041 A JP H08113041A JP 25239894 A JP25239894 A JP 25239894A JP 25239894 A JP25239894 A JP 25239894A JP H08113041 A JPH08113041 A JP H08113041A
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- linear transmission
- flexible linear
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- charging
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電気自動車用電池の着脱交換システムに適し
た充電装置の提供。 【構成】 塔状支持体1と、塔状支持体1内に配設され
て周回軌道をつくる可撓線状伝動体5と、可撓線状伝動
体5の周回軌道にその下方に偏位してほぼ並行して配さ
れたガイド7と、上端部が前記可撓線状伝動体5に枢着
され、下端部が前記ガイド7に案内され、電池支持部が
ほぼ水平に配された多数の電池保持台8と、所定位置に
ある電池保持台8に対し、電気自動車用二次電池を搬出
入する電池搬出入部7と、充電用電源と、充電用電源か
ら各電池保持台8に配電する配電手段と、各電池保持台
8の配電手段接続端に電気自動車用二次電池の接続端を
着脱可能に接続する接続手段とを、有していることを特
徴とする。
た充電装置の提供。 【構成】 塔状支持体1と、塔状支持体1内に配設され
て周回軌道をつくる可撓線状伝動体5と、可撓線状伝動
体5の周回軌道にその下方に偏位してほぼ並行して配さ
れたガイド7と、上端部が前記可撓線状伝動体5に枢着
され、下端部が前記ガイド7に案内され、電池支持部が
ほぼ水平に配された多数の電池保持台8と、所定位置に
ある電池保持台8に対し、電気自動車用二次電池を搬出
入する電池搬出入部7と、充電用電源と、充電用電源か
ら各電池保持台8に配電する配電手段と、各電池保持台
8の配電手段接続端に電気自動車用二次電池の接続端を
着脱可能に接続する接続手段とを、有していることを特
徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気自動車に搭載され
る大電気容量の動力用二次電池を順位に立体的に収容す
る収容機能と、収容した二次電池に必要な充電電流を供
給する電流供給機能とを併せ有する電気自動車用二次電
池の充電装置に関するものである。
る大電気容量の動力用二次電池を順位に立体的に収容す
る収容機能と、収容した二次電池に必要な充電電流を供
給する電流供給機能とを併せ有する電気自動車用二次電
池の充電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気自動車に搭載される動力用の二次電
池は、総重量が約250Kg(総電圧96V・容量15
0A/5時間の場合)と重いので、充電にさいしては車
内の二次電池と車外の充電用電源とを電力ケーブルでつ
ないでいる。
池は、総重量が約250Kg(総電圧96V・容量15
0A/5時間の場合)と重いので、充電にさいしては車
内の二次電池と車外の充電用電源とを電力ケーブルでつ
ないでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、充電処理期
間中の電気自動車は運行できず、運行を拘束される時間
は、ときには8時間にもおよぶ。充電時間を短縮させる
一つの方法に急速充電があるが、このような強制充電法
を適用しても、充電時間を充分に短縮させることは不可
能である。そのうえ、急速充電においては大量の熱が発
生するので、強制冷却を必要とするなど電力消費量がか
さむ。しかも、高電圧・大電流を扱うことになるので危
険を伴うのみならず、二次電池の耐用寿命を縮めてしま
う。
間中の電気自動車は運行できず、運行を拘束される時間
は、ときには8時間にもおよぶ。充電時間を短縮させる
一つの方法に急速充電があるが、このような強制充電法
を適用しても、充電時間を充分に短縮させることは不可
能である。そのうえ、急速充電においては大量の熱が発
生するので、強制冷却を必要とするなど電力消費量がか
さむ。しかも、高電圧・大電流を扱うことになるので危
険を伴うのみならず、二次電池の耐用寿命を縮めてしま
う。
【0004】したがって、放電した電気自動車用二次電
池を、充電ずみの電気自動車用二次電池と短時間で交換
できるシステムの構築が今後の課題であり、本発明はか
かる課題の解決にさいして必要となる充電装置、すなわ
ち、限られたスペース内に多数の電気自動車用二次電池
を高密度で収容でき、収容した二次電池に対して、ただ
ちに必要な充電電流を安全に供給できる充電装置の提供
をその目的とする。
池を、充電ずみの電気自動車用二次電池と短時間で交換
できるシステムの構築が今後の課題であり、本発明はか
かる課題の解決にさいして必要となる充電装置、すなわ
ち、限られたスペース内に多数の電気自動車用二次電池
を高密度で収容でき、収容した二次電池に対して、ただ
ちに必要な充電電流を安全に供給できる充電装置の提供
をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、塔状支持体
と、塔状支持体内に配設されて周回軌道をつくる可撓線
状伝動体と、可撓線状伝動体の周回軌道にその下方に偏
位してほぼ並行して配されたガイドと、上端部が前記可
撓線状伝動体に枢着され、下端部が前記ガイドに案内さ
れ、電池支持部がほぼ水平に配された多数の電池保持台
と、所定位置にある電池保持台に対し、電気自動車用二
次電池を搬出入する電池搬出入部と、充電用電源と、充
電用電源から各電池保持台に配電する配電手段と、各電
池保持台の配電手段接続端に電気自動車用二次電池の接
続端を着脱可能に接続する接続手段とを、有しているこ
とを特徴とする。ここで自動車用二次電池とは、電池単
体のものを指称するのみならず、複数の電池が連結固定
されたものや、ボックスやケース内に複数の電池が収納
されたもの全体をも指称する。
と、塔状支持体内に配設されて周回軌道をつくる可撓線
状伝動体と、可撓線状伝動体の周回軌道にその下方に偏
位してほぼ並行して配されたガイドと、上端部が前記可
撓線状伝動体に枢着され、下端部が前記ガイドに案内さ
れ、電池支持部がほぼ水平に配された多数の電池保持台
と、所定位置にある電池保持台に対し、電気自動車用二
次電池を搬出入する電池搬出入部と、充電用電源と、充
電用電源から各電池保持台に配電する配電手段と、各電
池保持台の配電手段接続端に電気自動車用二次電池の接
続端を着脱可能に接続する接続手段とを、有しているこ
とを特徴とする。ここで自動車用二次電池とは、電池単
体のものを指称するのみならず、複数の電池が連結固定
されたものや、ボックスやケース内に複数の電池が収納
されたもの全体をも指称する。
【0006】また本発明は上記構成に加え、ガイド上部
及び下部に沿って配設され、電池保持台が左右方向に移
行するときに、ガイドによって案内される電池保持台の
下端部を、可撓線状伝動体によって駆動される電池保持
台の上端部の動きに同期して駆動する補助駆動手段を有
することを特徴とする。ここで電池保持台が左右方向に
移行するとは、ほぼ水平方向に移行するときのみなら
ず、円弧軌跡上等の軌跡上を移行し、結果的に左から
右、又は右から左へ移行する場合をも含む。
及び下部に沿って配設され、電池保持台が左右方向に移
行するときに、ガイドによって案内される電池保持台の
下端部を、可撓線状伝動体によって駆動される電池保持
台の上端部の動きに同期して駆動する補助駆動手段を有
することを特徴とする。ここで電池保持台が左右方向に
移行するとは、ほぼ水平方向に移行するときのみなら
ず、円弧軌跡上等の軌跡上を移行し、結果的に左から
右、又は右から左へ移行する場合をも含む。
【0007】配電手段は充電用電源に接続されて、可撓
線状伝動体の周回軌道に沿って配置された導電体と、電
池保持台から突出して前記導電体に弾接触する接触子と
を有している構成となすことができる。
線状伝動体の周回軌道に沿って配置された導電体と、電
池保持台から突出して前記導電体に弾接触する接触子と
を有している構成となすことができる。
【0008】
【作用】可撓線状伝動体の周回移動に伴い、電池保持台
を上昇または下降させることができるので、限られた敷
地面積内に多数の電気自動車用二次電池を高密度で収容
でき、しかもこの二次電池の出し入れおよびその管理
を、電池搬出入部でまとめて行うことができる。また、
電池を搬出入している間においても、充電用電源から他
の収容二次電池への給電を継続させることも可能なの
で、必要最小限の時間で効率よくかつ安全に充電処理を
施すことができる。さらに、可撓線状伝動体に上端部が
枢着され、ガイドに下端部が案内された電池保持台は二
次電池を常に略水平位に確実に保つので、電池液が動揺
したり片寄ったりすることはほとんどない。配電手段お
よび接続手段は、充電用電源に対する二次電池の接続を
最短距離で行わせ、かつ接続の着脱を容易にする。
を上昇または下降させることができるので、限られた敷
地面積内に多数の電気自動車用二次電池を高密度で収容
でき、しかもこの二次電池の出し入れおよびその管理
を、電池搬出入部でまとめて行うことができる。また、
電池を搬出入している間においても、充電用電源から他
の収容二次電池への給電を継続させることも可能なの
で、必要最小限の時間で効率よくかつ安全に充電処理を
施すことができる。さらに、可撓線状伝動体に上端部が
枢着され、ガイドに下端部が案内された電池保持台は二
次電池を常に略水平位に確実に保つので、電池液が動揺
したり片寄ったりすることはほとんどない。配電手段お
よび接続手段は、充電用電源に対する二次電池の接続を
最短距離で行わせ、かつ接続の着脱を容易にする。
【0009】また、請求項2に記載の構成によっては、
補助駆動手段の働きで、塔状支持体内の上部及び下部で
の電池保持台の左右動をスムースに行なわせることがで
きる。
補助駆動手段の働きで、塔状支持体内の上部及び下部で
の電池保持台の左右動をスムースに行なわせることがで
きる。
【0010】請求項3に記載の構成によっては、電池保
持台の周回移動中においても給電を継続させることがで
きる。
持台の周回移動中においても給電を継続させることがで
きる。
【0011】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を図面とともに説明
する。図1に示すように、建造物たる塔状支持体1(建
物内に設けられていてもよい。)には、左右1対の上部
輪状体3a、3bおよび左右1対の下部輪状体4a、4
bが片持ち支持され、これら輪状体3a、3b、4a、
4b間に隅丸長方形の軌道をつくる可撓線状伝動体5が
張架されている。上部輪状体3a、3bおよび下部輪状
体4a、4bにスプロケットを用い、可撓線状伝動体5
にリンク・チェーンを用いることができる。
する。図1に示すように、建造物たる塔状支持体1(建
物内に設けられていてもよい。)には、左右1対の上部
輪状体3a、3bおよび左右1対の下部輪状体4a、4
bが片持ち支持され、これら輪状体3a、3b、4a、
4b間に隅丸長方形の軌道をつくる可撓線状伝動体5が
張架されている。上部輪状体3a、3bおよび下部輪状
体4a、4bにスプロケットを用い、可撓線状伝動体5
にリンク・チェーンを用いることができる。
【0012】図1に示した上部輪状体3a、3b、下部
輪状体4a、4bおよび可撓線状伝動体5は、いずれも
手前に位置するもので、図2、図3に示すように実際に
はその向こう側にも同様のものがもう一基並設されてい
る。そしてこれらの輪状体の内の1つ3aがモータ2に
連結された駆動体となっている。
輪状体4a、4bおよび可撓線状伝動体5は、いずれも
手前に位置するもので、図2、図3に示すように実際に
はその向こう側にも同様のものがもう一基並設されてい
る。そしてこれらの輪状体の内の1つ3aがモータ2に
連結された駆動体となっている。
【0013】両可撓線状伝動体5の周回軌道の夫々の下
方には、所定量下方に偏位してほぼ前記周回軌道に並行
して配設されたガイド7が設けられている。このガイド
7は図1及び図2に示すように、前後、左右の両方向の
いずれにおいても、両可撓線状伝動体5の周回軌道の内
側に位置している。このガイド7の両鉛直部7dの下端
近傍部には、断絶部7aが設けられ、電池保持台8の上
端軸8aが通過しうるように構成されている。
方には、所定量下方に偏位してほぼ前記周回軌道に並行
して配設されたガイド7が設けられている。このガイド
7は図1及び図2に示すように、前後、左右の両方向の
いずれにおいても、両可撓線状伝動体5の周回軌道の内
側に位置している。このガイド7の両鉛直部7dの下端
近傍部には、断絶部7aが設けられ、電池保持台8の上
端軸8aが通過しうるように構成されている。
【0014】電池保持台8は図4に示すように、上端軸
8a、背面壁8b、電池支持部8c、側枠8dを有し、
その上端軸8aは両端において左右の可撓線状伝動体5
に、軸受6を介して回動可能に取付けられている。また
電池支持部8cの後方突出部の両側面に突出軸8eが設
けられ、かつこの突出軸8eにローラ8fが回動自在に
支持されている。そして、ローラ8fはガイド7に案内
され、ガイド7に沿って移動する。
8a、背面壁8b、電池支持部8c、側枠8dを有し、
その上端軸8aは両端において左右の可撓線状伝動体5
に、軸受6を介して回動可能に取付けられている。また
電池支持部8cの後方突出部の両側面に突出軸8eが設
けられ、かつこの突出軸8eにローラ8fが回動自在に
支持されている。そして、ローラ8fはガイド7に案内
され、ガイド7に沿って移動する。
【0015】上記のように電池保持台8は、その上端部
が可撓線状伝動体5に枢着され、その下端部がガイド7
に案内され、かつ図1に示すように、電池支持部8cが
ほぼ水平に維持されるように配設されている。多数の電
池保持台8が等ピッチで可撓線状伝動体5に枢着される
ことによって、これら電池保持台8が一定間隔を置きつ
つ、一斉に周回移動する。
が可撓線状伝動体5に枢着され、その下端部がガイド7
に案内され、かつ図1に示すように、電池支持部8cが
ほぼ水平に維持されるように配設されている。多数の電
池保持台8が等ピッチで可撓線状伝動体5に枢着される
ことによって、これら電池保持台8が一定間隔を置きつ
つ、一斉に周回移動する。
【0016】ガイド7の上部7bの下方には、図5に示
すように、エンドレス伝動体9a、エンドレス伝動体9
aに所定ピッチで設けた駆動ピン9b、エンドレス伝動
体9aを駆動するモータ9c等からなる上側補助駆動手
段9が設けられている。この上側補助駆動手段9は可撓
線状伝動体5と同速度に駆動され、これによって、電池
保持台8の左右動をスムースにする。すなわち、上昇し
てきた電池保持台8の下端部の突出軸8eを、これに係
合する前記駆動ピン9bによって左方(又は右方)に駆
動し、電池保持台8の下端部がガイド7の上部7bに沿
ってスムースに移動して、下降位置に達するようにして
いる。
すように、エンドレス伝動体9a、エンドレス伝動体9
aに所定ピッチで設けた駆動ピン9b、エンドレス伝動
体9aを駆動するモータ9c等からなる上側補助駆動手
段9が設けられている。この上側補助駆動手段9は可撓
線状伝動体5と同速度に駆動され、これによって、電池
保持台8の左右動をスムースにする。すなわち、上昇し
てきた電池保持台8の下端部の突出軸8eを、これに係
合する前記駆動ピン9bによって左方(又は右方)に駆
動し、電池保持台8の下端部がガイド7の上部7bに沿
ってスムースに移動して、下降位置に達するようにして
いる。
【0017】ガイド7の下部7cの上方には、図5に示
すように、エンドレス伝動体10a、エンドレス伝動体
10aに所定ピッチで設けた駆動ピン10b、エンドレ
ス伝動体10aを駆動するモータ10c等からなる下側
補助駆動手段10が設けられている。この下側補助駆動
手段10は可撓線状伝動体5と同速度に駆動され、これ
によって、電池保持台8の左右動をスムースにする。す
なわち、下降してきた電池保持台8の下端部の突出軸8
eを、これに係合する前記駆動ピン10bによって右方
(又は左方)に駆動し、電池保持台8の下端部がガイド
7の下部7cに沿ってスムースに移動して、上昇位置に
達するようにしている。
すように、エンドレス伝動体10a、エンドレス伝動体
10aに所定ピッチで設けた駆動ピン10b、エンドレ
ス伝動体10aを駆動するモータ10c等からなる下側
補助駆動手段10が設けられている。この下側補助駆動
手段10は可撓線状伝動体5と同速度に駆動され、これ
によって、電池保持台8の左右動をスムースにする。す
なわち、下降してきた電池保持台8の下端部の突出軸8
eを、これに係合する前記駆動ピン10bによって右方
(又は左方)に駆動し、電池保持台8の下端部がガイド
7の下部7cに沿ってスムースに移動して、上昇位置に
達するようにしている。
【0018】1対の可撓線状伝動体5、5の各外側に
は、1対の導電体11が配置されている。両導電体11
は固定のもので、可撓線状伝動体5、5の周回軌道に沿
った内面11aおよび端子11bをそれぞれ有し、端子
11bは充電用電源(図示せず)に接続されている。
は、1対の導電体11が配置されている。両導電体11
は固定のもので、可撓線状伝動体5、5の周回軌道に沿
った内面11aおよび端子11bをそれぞれ有し、端子
11bは充電用電源(図示せず)に接続されている。
【0019】電池保持台8の上端軸8aの一端部から、
図4に示すように、導電性の接触子12aが出没自在に
突出している。接触子12aは上端軸8aと絶縁されて
いて、導電体11の内面11aに弾接触している。そし
て、接触子12aに一端を接続したケーブル13aが上
端軸8aの中空部を通って当該電池保持台8上に延び、
その接続端14aが自動車用二次電池15の一方の電極
端子に着脱可能に接続されている。また、上端軸8aの
他端部からも導電性の接触子12bが出没自在に突出し
ており、この接触子12bは導電体11の内面11aに
弾接触している。接触子12bも上端軸8aと絶縁され
ており、接触子12bに一端を接続したケーブル13b
も当該電磁保持台8上に延び、その接触端14bが二次
電池15の他方の電極端子に着脱可能に接続されてい
る。
図4に示すように、導電性の接触子12aが出没自在に
突出している。接触子12aは上端軸8aと絶縁されて
いて、導電体11の内面11aに弾接触している。そし
て、接触子12aに一端を接続したケーブル13aが上
端軸8aの中空部を通って当該電池保持台8上に延び、
その接続端14aが自動車用二次電池15の一方の電極
端子に着脱可能に接続されている。また、上端軸8aの
他端部からも導電性の接触子12bが出没自在に突出し
ており、この接触子12bは導電体11の内面11aに
弾接触している。接触子12bも上端軸8aと絶縁され
ており、接触子12bに一端を接続したケーブル13b
も当該電磁保持台8上に延び、その接触端14bが二次
電池15の他方の電極端子に着脱可能に接続されてい
る。
【0020】充電用電源は変圧器を介して整流器を接続
したいわゆる整流電源である。図示した実施例のもので
は太陽電池16を併用している。
したいわゆる整流電源である。図示した実施例のもので
は太陽電池16を併用している。
【0021】17は、二次電池15を搬出入するための
開閉自在な電池搬出入部である。そして、電池搬出入部
17が設けられた水平面に対し、凹所18が設けられて
おり、1対の可撓線状伝動体5、5の周回軌道及びガイ
ド7、7の軌跡の一部が凹所18内に入り込んでいる。
凹所18は地下で、ここに塔状支持体1の裾部が埋設さ
れている。塔状支持体1の最上部には、充電処理中に発
生した熱やガスを集約して回収または処理するための隔
離室19が設けられている。
開閉自在な電池搬出入部である。そして、電池搬出入部
17が設けられた水平面に対し、凹所18が設けられて
おり、1対の可撓線状伝動体5、5の周回軌道及びガイ
ド7、7の軌跡の一部が凹所18内に入り込んでいる。
凹所18は地下で、ここに塔状支持体1の裾部が埋設さ
れている。塔状支持体1の最上部には、充電処理中に発
生した熱やガスを集約して回収または処理するための隔
離室19が設けられている。
【0022】二次電池15の搬入にさいしては、電池搬
出入部17の位置に空きの電池保持台8または充電処理
を終えた電池保持台8が移動してくるまで、1対の可撓
線状伝動体5、5を周回移動させる。充電を必要とする
電池保持台8上の二次電池15に対しては、充電用電源
から1対の導電体11、11、1対の接触子12a、1
2bおよびこれに連なるケーブルからなる配電手段なら
びにその端部たる接続端14a、14bを通じて充電電
流が供給されている。この給電系回路は、1対の可撓線
状伝動体5、5が周回移動をしている間も成立するの
で、充電電流の供給は途絶えない。
出入部17の位置に空きの電池保持台8または充電処理
を終えた電池保持台8が移動してくるまで、1対の可撓
線状伝動体5、5を周回移動させる。充電を必要とする
電池保持台8上の二次電池15に対しては、充電用電源
から1対の導電体11、11、1対の接触子12a、1
2bおよびこれに連なるケーブルからなる配電手段なら
びにその端部たる接続端14a、14bを通じて充電電
流が供給されている。この給電系回路は、1対の可撓線
状伝動体5、5が周回移動をしている間も成立するの
で、充電電流の供給は途絶えない。
【0023】また、搬入する二次電池15に対し、その
電池にとって必要な充電所要時間を、電池保持台単位で
設けたタイマーによってあらかじめ設定しておくと、充
電予定時間の終了とともに給電を自動停止させることが
できる。また、充電用電源から各電池保持台8に通じる
配電手段ごとに、過電流防止機器を接続しておくと、そ
れぞれの充電完了時期を集中管理したり、視認したりす
ることができる。さらに、全電池保持台8上の時どきの
進捗状況を集中管理することによって、充電処理を完了
した電池保持台8や空きの電池保持台8を、電池搬出入
部17に最短距離で移動させることができる。
電池にとって必要な充電所要時間を、電池保持台単位で
設けたタイマーによってあらかじめ設定しておくと、充
電予定時間の終了とともに給電を自動停止させることが
できる。また、充電用電源から各電池保持台8に通じる
配電手段ごとに、過電流防止機器を接続しておくと、そ
れぞれの充電完了時期を集中管理したり、視認したりす
ることができる。さらに、全電池保持台8上の時どきの
進捗状況を集中管理することによって、充電処理を完了
した電池保持台8や空きの電池保持台8を、電池搬出入
部17に最短距離で移動させることができる。
【0024】接触子12a、12bは出没形式のもので
なくてもよく、要するに上端軸8a付近から突出して導
電体11に弾接触するものであればよく、パンタグラフ
状のものや、ブラシ状のものを採用することができる。
さらに、導電体11、11を1対の可撓線状伝動体5、
5の各外側に配置する構成に代えて、片側に集約して配
置してもよい。
なくてもよく、要するに上端軸8a付近から突出して導
電体11に弾接触するものであればよく、パンタグラフ
状のものや、ブラシ状のものを採用することができる。
さらに、導電体11、11を1対の可撓線状伝動体5、
5の各外側に配置する構成に代えて、片側に集約して配
置してもよい。
【0025】上述した実施例では、1対の導電体11、
11が固定構造であったが、可撓線状伝動体5とともに
周回移動をさせてもよい。この場合、1対の導電体は可
撓線状伝動体5に沿って配置され、充電用電源に対し、
1対の接続子を介して接続されることになるが、1対の
導電体から各電池保持台8への給電路はケーブルのみ
で、直接行うことができる。
11が固定構造であったが、可撓線状伝動体5とともに
周回移動をさせてもよい。この場合、1対の導電体は可
撓線状伝動体5に沿って配置され、充電用電源に対し、
1対の接続子を介して接続されることになるが、1対の
導電体から各電池保持台8への給電路はケーブルのみ
で、直接行うことができる。
【0026】また、可撓線状伝動体5が周回移動してい
る間は給電を中断させてもよい。この場合、いずれか一
つの電池保持台8が電池搬出入部17に位置している定
常期間に限って各二次電池15への給電が行われるの
で、接触子の損傷を軽減させることができる。
る間は給電を中断させてもよい。この場合、いずれか一
つの電池保持台8が電池搬出入部17に位置している定
常期間に限って各二次電池15への給電が行われるの
で、接触子の損傷を軽減させることができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によると、限られた
床面積に多数の電気自動車用二次電池を高密度で、かつ
安全に収容できるのみならず、二次電池の出し入れおよ
びその管理が簡便にでき、しかも、出し入れの間におい
ても他の二次電池に必要な充電電流を継続供給できるよ
うに構成することも可能で充電の処理効率は高く、電気
自動車用二次電池の充電処理および保管をつかさどるバ
ッテリ交換システムに適用してすぐれた実効を得ること
ができる。
床面積に多数の電気自動車用二次電池を高密度で、かつ
安全に収容できるのみならず、二次電池の出し入れおよ
びその管理が簡便にでき、しかも、出し入れの間におい
ても他の二次電池に必要な充電電流を継続供給できるよ
うに構成することも可能で充電の処理効率は高く、電気
自動車用二次電池の充電処理および保管をつかさどるバ
ッテリ交換システムに適用してすぐれた実効を得ること
ができる。
【図1】本発明の一実施例における全体構成正面図。
【図2】本発明の一実施例における全体構成側面図。
【図3】本発明の一実施例における要部の斜視図。
【図4】本発明の一実施例における要部の斜視図。
【図5】本発明の一実施例における要部の正面図。
1 塔状支持体 5 可撓線状伝動体 7 ガイド 8 電池保持台 9、10 補助駆動手段 11 導電体 12a、12b 接触子 14a、14b 接触端 15 電気自動車用二次電池 17 電池搬出入部
Claims (3)
- 【請求項1】 塔状支持体と、 塔状支持体内に配設されて周回軌道をつくる可撓線状伝
動体と、 可撓線状伝動体の周回軌道にその下方に偏位してほぼ並
行して配されたガイドと、 上端部が前記可撓線状伝動体に枢着され、下端部が前記
ガイドに案内され、電池支持部がほぼ水平に配された多
数の電池保持台と、 所定位置にある電池保持台に対し、電気自動車用二次電
池を搬出入する電池搬出入部と、 充電用電源と、 充電用電源から各電池保持台に配電する配電手段と、 各電池保持台の配電手段接続端に電気自動車用二次電池
の接続端を着脱可能に接続する接続手段とを、 有していることを特徴とする電気自動車用二次電池の充
電装置。 - 【請求項2】 ガイド上部及び下部に沿って配設され、
電池保持台が左右方向に移行するときに、ガイドによっ
て案内される電池保持台の下端部を、可撓線状伝動体に
よって駆動される電池保持台の上端部の動きに同期して
駆動する補助駆動手段を有することを特徴とする請求項
1記載の電気自動車用二次電池の充電装置。 - 【請求項3】 配電手段は充電用電源に接続されて、可
撓線状伝動体の周回軌道に沿って配置された導電体と、
電池保持台から突出して前記導電体に弾接触する接触子
とを有していることを特徴とする請求項1または2記載
の電気自動車用二次電池の充電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25239894A JPH08113041A (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 電気自動車用二次電池の充電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25239894A JPH08113041A (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 電気自動車用二次電池の充電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08113041A true JPH08113041A (ja) | 1996-05-07 |
Family
ID=17236785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25239894A Pending JPH08113041A (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 電気自動車用二次電池の充電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08113041A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005238969A (ja) * | 2004-02-26 | 2005-09-08 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 車載用蓄電装置及び蓄電装置交換スタンド |
JP2010521132A (ja) * | 2007-03-26 | 2010-06-17 | ザ ジレット カンパニー | 電池を自動的にロード及びアンロードする機構を備えた電池充電器 |
JP2021036506A (ja) * | 2019-08-30 | 2021-03-04 | トヨタ自動車株式会社 | 非水電解液二次電池の設置システム |
-
1994
- 1994-10-18 JP JP25239894A patent/JPH08113041A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005238969A (ja) * | 2004-02-26 | 2005-09-08 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 車載用蓄電装置及び蓄電装置交換スタンド |
JP2010521132A (ja) * | 2007-03-26 | 2010-06-17 | ザ ジレット カンパニー | 電池を自動的にロード及びアンロードする機構を備えた電池充電器 |
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