JPH08112836A - 射出成形金型 - Google Patents

射出成形金型

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JPH08112836A
JPH08112836A JP24916394A JP24916394A JPH08112836A JP H08112836 A JPH08112836 A JP H08112836A JP 24916394 A JP24916394 A JP 24916394A JP 24916394 A JP24916394 A JP 24916394A JP H08112836 A JPH08112836 A JP H08112836A
Authority
JP
Japan
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gate
movable
movable block
mold plate
block
Prior art date
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Pending
Application number
JP24916394A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Sawa
明廣 澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication of JPH08112836A publication Critical patent/JPH08112836A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶融樹脂が射出されるゲートの断面積、或い
はゲート直下のキャビティ部の肉厚を変化させることに
より、溶融樹脂の流動特性を調整し、外観品質が優れた
成形品が得られる射出成形金型を提供する。 【構成】 固定側型板1と可動側型板2のパーティング
面にキャビティ3に溶融樹脂を射出するゲート5が設け
られた射出成形金型において、上記ゲート5が設けられ
た可動側型板2のゲート部が可動ブロック6により構成
され、この可動ブロック6が可動ブロック6の端部に設
けられた可動機構により固定側型板1方向に進退自在に
設けられ、ゲート5の幅Hが可変となされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形金型、特にゲ
ート、或いはゲート近傍の溶融樹脂の流路の断面積が増
減されて調整されるようになされた射出成形金型に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形金型により成形される成
形品の外観品質や強度等の物性は、種々の要因、特に用
いられる原料樹脂そのものの特性や、樹脂の温度、金型
温度、射出圧力、時間等の成形条件による溶融樹脂の流
動特性の変動に大きく影響されるものである。従って、
溶融樹脂のキャビティに射出される入口となるゲートの
構造やゲートの断面積は、当初の金型の設計段階で決定
されたものであり、成形品の外観品質等の特性を最良に
保持するため、従来は成形条件の変更により試行錯誤に
より調整が行われてきた。
【0003】例えば、上記の成形性の改良の一例とし
て、特開平3−61013号公報において、ゲートにゲ
ートシャットピンと、キャビティ内に充填される溶融樹
脂圧を検出する圧力検出手段とを設け、設定された溶融
樹脂圧に対する圧力の高低を検出してゲートの開閉を行
うようにしたものであり、ゲートシャットピンを溶融樹
脂の射出時に最大に開いてゲートの断面積を最大し、或
いは溶融樹脂の充填が完了すれば完全に閉じることによ
り、低圧高速成形を可能にし、又、ゲートが切断される
ことによるゲートの後仕上げを不要にすることを目的と
した成形金型が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の成形条件の調整や、特開平3−61013号公報記
載の成形金型では、成形中のリサイクル原料の投入、原
料ロットの違い、季節による外気温度の変化、原料グレ
ードの変更等に対して、これらの全ての要因による溶融
樹脂の流動特性をコントロールしきれず、限界がある。
又、多くのゲート、所謂多点ゲートが設けられ、リブや
孔等が設けられた成形品の金型では、特に成形条件の調
整は難航し、この調整にも限度がある。
【0005】本発明は、上記のこのような問題点に着眼
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、溶融樹脂が射出されるゲートの
断面積、或いはゲート直下のキャビティ部の肉厚を変化
させることにより溶融樹脂の流動特性を調整し、外観品
質が優れた成形品が得られる射出成形金型を提供するも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
射出成形金型のにおいては、固定側型板と可動側型板の
パーティング面に、キャビティに溶融樹脂を射出するゲ
ートが設けられた射出成形金型において、上記ゲートが
設けられた可動側型板側のゲート部が可動ブロックによ
り構成され、この可動ブロックが可動ブロックの端部に
設けられた可動機構により固定側型板方向に進退自在に
設けられ、ゲート幅が可変となされていることを特徴と
する。
【0007】請求項2記載の本発明の射出成形金型のに
おいては、固定側型板と可動側型板間に形成されたキャ
ビティに連通するピンポイントゲートが固定側型板側に
設けられた射出成形金型において、上記ピンポイントゲ
ートと対向し、成形品の非意匠面を形成する可動側型板
側の上記ピンポイントゲートと対向する直下に可動ブロ
ックが挿入されて設けられ、この可動ブロックが可動ブ
ロックの端部に設けられた可動機構によりピンポイント
ゲート方向に進退自在となされていることを特徴とす
る。
【0008】請求項3記載の本発明の射出成形金型のに
おいては、請求項1、又は請求項2記載の射出成形金型
の可動機構が、可動ブロックの端部に設けられたスライ
ド溝と、このスライド溝に嵌合し、可動ブロックと直角
方向に作動する傾斜面を有するスライドブロックと、更
に、このスライドブロックに連結されスライドブロック
を前進、後進させる作動手段とにより構成され、可動ブ
ロックが上記作動手段により進退するようになされてい
ることを特徴とする。
【0009】本発明の射出成形金型において、成形品の
非意匠面とは、成形品の外観をなす表面、所謂意匠面に
対して、外観に現れない反対側である裏面を指してい
う。
【0010】
【作用】請求項1記載の本発明の射出成形金型のにおい
ては、ゲートが設けられた可動側型板側のゲート部が可
動ブロックにより構成されていることにより、ゲートの
断面積を変更することができ、又、請求項2記載の本発
明の射出成形金型のにおいては、成形品の非意匠面を形
成する可動側型板側のピンポイントゲートと対向する直
下に可動ブロックが挿入されて設けられていることによ
り、ピンポイントゲート直下のキャビティの断面積を変
更することができ、溶融樹脂の流動特性がが調整されて
外観品質が優れた成形品が得られる。
【0011】又、請求項3記載の射出成形金型において
は、可動ブロックが、可動ブロックの端部に設けられた
スライドブロックの作動手段による作動により、細かく
調整されて可変されるので、ゲートの断面積、或いはピ
ンポイントゲート直下のキャビティの断面積の微細な調
整が行え、溶融樹脂の流動特性のきめ細かいコントロー
ルが可能である。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、請求項1記載の本発明の射出成形金型の
一例を示す要部の断面図である。図1において、1は固
定側型板であり、2は可動側型板である。この固定側型
板1と可動側型板2のパーティング面に溶融樹脂が充填
され成形品が成形されるキャビティ3が形成されてい
る。このキャビティ3に溶融樹脂の通路となるランナー
4と、このランナー4に連通してゲート5が設けられ、
このゲート5より溶融樹脂がキャビティ3内に射出、充
填されるようになされている。
【0013】6はゲート5の直下に、ゲート5方向にほ
ぼ垂直に設けられた可動ブロックであり、この可動ブロ
ック6は、可動ブロック6の下方端部に設けられた可動
機構(図3に示す)により、ゲート5方向に前進、後退
可能となされ、ゲート5の前後方向の幅Hを変化させ
て、このゲート5の断面積を調整することができるよう
になされている。
【0014】図2は、請求項2記載の本発明の射出成形
金型の一例を示す要部の断面図である。図2において、
10は固定側型板であり、20は可動側型板である。こ
の固定側型板10と可動側型板20のパーティング面に
溶融樹脂が充填され成形品が成形されるキャビティ30
が形成されている。このキャビティ30には、溶融樹脂
の通路となるスプルー40と、このスプルー40の先端
にキャビティ30と連通するピンポイントゲート50が
設けられ、このピンポイントゲート50より溶融樹脂が
キャビティ30内に射出、充填されるようになされてい
る。
【0015】60はピンポイントゲート50の直下に、
ピンポイントゲート50とほぼ平行の方向に設けられた
可動ブロックであり、この可動ブロック60は、可動ブ
ロック60の下方端部に設けられた可動機構(図3に示
す)により、ピンポイントゲート50方向に前進、後退
可能となされ、ピンポイントゲート50の直下であっ
て、キャビティ30の成形品の非意匠面となる裏面部3
0aの肉厚Dを変化させて、この裏面部30aの断面積
を調整することができるようになされている。
【0016】図3は、請求項3記載の本発明の射出成形
金型の可動機構の一例を示す断面図であり、図4は、図
3のA−A断面図である。図3、及び図4において、可
動側型板2内に設けられた可動ブロック6の下方端部に
はスライド溝61が設けられている。更に、可動側型板
2内に、上記スライド溝61に嵌合し、可動ブロック6
と直角方向に作動される傾斜面71が設けられたスライ
ドブロック7が設けられている。
【0017】可動ブロック6の下端に設けられたスライ
ド溝61は、スライドブロック7の断面形状がT字型の
傾斜面71に嵌合されている。従って、可動ブロック6
は、スライドブロック7の前後方向への作動に伴って、
ゲート5方向に対して前進、或いは後進することが可能
である。
【0018】上記スライドブロック7の可動側型板2の
端側寄りの端部には、このスライドブロック7を前後方
向に摺動させるためのネジ8が設けられ、スライドブロ
ック7の端部に連結されている。従って金型の外よりネ
ジ8を回転させることにより、スライドブロック7は、
可動側型板2の摺動面2aを前後方向に摺動することが
可能である。
【0019】以上説明の可動機構により、可動ブロック
6がゲート5の方向に可動されることにより、既に説明
の通りゲート5の断面積を変化させ、溶融樹脂のキャビ
ティ3への流動特性を調整することが可能となる。
【0020】上記実施例は、可動機構が請求項1記載の
本発明の射出成形金型のゲートの可動ブロックに設けら
れた例により説明したものであるが、この例に限定され
るものではなく、可動機構が請求項2記載の本発明の射
出成形金型のピンポイントゲートに設けられた可動ブロ
ックにおいても適応されるものである。
【0021】請求項3に記載の本発明の射出成形金型に
設けられる可動機構において、スライドブロック7の作
動手段には、実施例においてはネジ8が用いられている
が、これに限定されるものではなく、エアシリンダーや
油圧シリンダー等の作動手段が用いられても好適であ
る。
【0022】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の射出成形金型の
においては、ゲートが設けられた可動側型板側のゲート
部が可動ブロックにより構成されていることにより、ゲ
ートの断面積を変更することができ、又、請求項2記載
の本発明の射出成形金型のにおいては、成形品の非意匠
面を形成する可動側型板側のピンポイントゲートと対向
する直下に可動ブロックが挿入されて設けられているこ
とにより、ピンポイントゲート直下のキャビティの断面
積を変更することができ、溶融樹脂の流動特性がが調整
されて外観品質が優れた成形品が得られる。
【0023】又、請求項3記載の射出成形金型において
は、可動ブロックが、可動ブロックの端部に設けられた
スライドブロックの作動手段による作動により、細かく
調整されて可変されるので、ゲートの断面積、或いはピ
ンポイントゲート直下のキャビティの断面積の微細な調
整が行え、溶融樹脂の流動特性のきめ細かいコントロー
ルが可能である。従って、射出成形金型として好適に用
いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の本発明の射出成形金型の一例を
示す要部の断面図。
【図2】請求項1記載の本発明の射出成形金型の一例を
示す要部の断面図。
【図3】請求項3記載の本発明の射出成形金型の可動機
構の一例を示す断面図。
【図4】図3のA−A断面図。
【符号の説明】
1、10 固定側型板 2、20 可動側型板 3、30 キャビティ 4 ランナー 5 ゲート 6、60 可動ブロック 7 スライドブロック 8 ネジ 30a 裏面部 40 スプルー 50 ピンポイントゲート 61 スライド溝 71 傾斜面 H 幅 D 肉厚

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側型板と可動側型板のパーティング
    面に、キャビティに溶融樹脂を射出するゲートが設けら
    れた射出成形金型において、上記ゲートが設けられた可
    動側型板側のゲート部が可動ブロックにより構成され、
    この可動ブロックが可動ブロックの端部に設けられた可
    動機構により固定側型板方向に進退自在に設けられ、ゲ
    ート幅が可変となされていることを特徴とする射出成形
    金型。
  2. 【請求項2】 固定側型板と可動側型板間に形成された
    キャビティに連通するピンポイントゲートが固定側型板
    側に設けられた射出成形金型において、上記ピンポイン
    トゲートと対向し、成形品の非意匠面を形成する可動側
    型板側の上記ピンポイントゲートと対向する直下に可動
    ブロックが挿入されて設けられ、この可動ブロックが可
    動ブロックの端部に設けられた可動機構によりピンポイ
    ントゲート方向に進退自在となされていることを特徴と
    する射出成形金型。
  3. 【請求項3】 可動機構が、可動ブロックの端部に設け
    られたスライド溝と、このスライド溝に嵌合し、可動ブ
    ロックと直角方向に作動する傾斜面を有するスライドブ
    ロックと、更に、このスライドブロックに連結されスラ
    イドブロックを前進、後進させる作動手段とにより構成
    され、可動ブロックが上記作動手段により進退するよう
    になされていることを特徴とする請求項1、又は請求項
    2記載の射出成形金型。
JP24916394A 1994-10-14 1994-10-14 射出成形金型 Pending JPH08112836A (ja)

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JP24916394A JPH08112836A (ja) 1994-10-14 1994-10-14 射出成形金型

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109732855A (zh) * 2019-03-13 2019-05-10 延锋彼欧汽车外饰系统有限公司 一种可实现产品壁厚变更的模具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109732855A (zh) * 2019-03-13 2019-05-10 延锋彼欧汽车外饰系统有限公司 一种可实现产品壁厚变更的模具

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