JPH08111385A - 気相成長装置用基板加熱制御装置 - Google Patents

気相成長装置用基板加熱制御装置

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JPH08111385A
JPH08111385A JP28461094A JP28461094A JPH08111385A JP H08111385 A JPH08111385 A JP H08111385A JP 28461094 A JP28461094 A JP 28461094A JP 28461094 A JP28461094 A JP 28461094A JP H08111385 A JPH08111385 A JP H08111385A
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JP
Japan
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temperature
substrate
susceptor
temperature measuring
measuring device
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Application number
JP28461094A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Setoguchi
佳孝 瀬戸口
Kimito Nishikawa
公人 西川
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 気相成長過程にある基板の表面温度を所望値
に正確に維持することを目的とする。 【構成】 原料ガスの投入直前で非回転状態にある基板
の表面に、第1の温度測定器の感温部を直接接触させ
て、基板の表面温度を計測し、その表面温度が所望表面
温度となるようにヒータを制御する。そのときのサセプ
タの内部の第2の温度測定器による測定温度をメモリー
する。そのあと第1の温度測定器の感温部を基板の表面
から離した状態で、基板を回転させて気相成長を行な
う。その成長過程で第2の温度測定器による測定値が、
さきにメモリーされた温度値を維持するようにヒータを
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造に利
用される気相成長装置、特に化学的気相成長装置に使用
する基板加熱制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のようにこの種気相成長装置は、気
体原料を、熱、プラズマなどのエネルギーを利用して、
この気体原料を熱分解、酸化、還元、重合あるいは気相
化合反応などさせたのち、薄膜組成を基板上に沈着させ
て薄膜を形成する装置である。たとえばIII−V族化
合物半導体デバイスを製造するのに利用されるMOCV
D装置は、原料に有機金属蒸気あるいは水素化物ガスを
用い、これらガスを熱分解することによって、化合物半
導体、シリコンなどの基板上に所望の薄膜を形成するこ
とができる。
【0003】このような気相成長装置により良質な薄膜
を得るためには、成膜プロセスにおいて、ガス流量、成
長圧力、成長温度(基板温度)の最適化を図る必要があ
る。しかしこれらの条件は、成膜材料、デバイス構造な
どにより異なるため、最適条件を見出すためには、数多
くの実験を重ねる必要がある。これらの条件のなかで基
板の表面温度は原料の分解、反応に大きく寄与する要件
の一つである。
【0004】従来では、薄膜の純度、均一性を重要視す
るため、基板の表面温度を直接測定するようなことをせ
ず、基板を支持しているサセプタの内部に無電対温度測
定器を設け、これにより基板の温度を間接的に測定する
ようにしていた。
【0005】図4はその従来構成を示し、1は成長チャ
ンバ、2はガス導入口、3はガス排気口、4は薄膜を表
面に形成させようとする基板で、これはサセプタ5の表
面に設置される。薄膜の均一な成長を図るため、薄膜成
長の過程で基板4を回転させる必要があり、そのために
サセプタ5を回転軸6に連結し、これを外部の駆動源に
よって回転させるようにしている。7は回転軸6が成長
チャンバ1を貫通する部分を機密を保って回転自在に支
持する軸受機構、8は回転軸6の外端を閉塞する端子板
で、これは回転軸6が回転する際に、一緒に回転しない
ように固定位置にあり、Oリング9などによりシールド
されている。
【0006】10は基板4を加熱するためのヒータで、
これはサセプタ5の内部に設置されている。ヒータ10
には電極11が接続されてあり、この電極11は端子板
8の端子12を介して外部の加熱用電源に接続されてい
る。この加熱用電源によりヒータ10に加熱用電力が供
給される。
【0007】13は温度測定器たとえば熱電対温度測定
器で、その先端の感温部14はサセプタ5の内面に合い
対するように配置されている。熱電対温度測定器13の
リード線15は端子板8の端子16を介して外部に導出
されている。17はヒータ10からの熱が感温部14に
伝わらないように、感温部14の周囲を囲繞するように
配置されている反射板である。なおプラズマなどによる
原料ガスを分解、反応などの処理をするための機構の設
置も可能であるが、図中省略してある。
【0008】前記のように気体成長装置は、気体原料を
用いて薄膜を形成するため、外部からのリークがない成
長チャンバ1内で成長を行なう。原料ガスはガス導入口
2から投入され、未反応ガスはガス排気口3より排出さ
れる。通電によって発熱するヒータ10からの熱は、輻
射熱として、または伝導熱としてサセプタ5を加熱す
る。この加熱によってサセプタ5上の基板4が加熱され
る。
【0009】成長中は基板4は回転しており、また原料
ガスが流れているため、基板4の表面の温度を直接測定
することは不可能である。そのため図示する従来構成で
は基板4の表面温度はサセプタ5の内部の熱電対温度測
定器13によって行なっている。しかし基板4の加熱に
は熱伝導が作用しているため、熱電対温度測定器13に
よる測定値と、基板4の表面とでは温度差(たとえばサ
ファイヤ基板を用いた場合200℃程度)が生ずる。
【0010】そのためこのような従来の構成によれば、
成膜途上にある基板4の表面を正確に測定することがで
きず、したがってその表面温度を所望の温度に維持し続
けることができないことにより、成長条件の最適化を十
分に満足させることができなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、気相成長過
程における基板の表面温度を所望値に維持することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、原料ガスの投
入直前での基板の非回転状態において、基板の表面に第
1の温度測定器の感温部を直接接触させて、基板の表面
温度を計測し、その表面温度が所望の温度となるように
ヒータを制御し、その際サセプタの内部の第2の温度測
定器による測定温度をメモリーし、そのあと第1の温度
測定器の感温部を基板の表面から離した状態で、原料ガ
スを投入し、基板を回転させて気相成長を行ない、その
成長過程で第2の温度測定器による測定値が、さきにメ
モリーされた温度値を維持するようにヒータを制御する
ようにしたことを特徴とする。
【0013】
【作用】第1の温度測定器の感温部が直接基板の表面に
接触して温度測定を実施するので、基板の表面温度が正
確に測定できるため、ヒータによって基板の表面温度が
正確に所望の値となるように制御することができる。そ
して所望の表面温度に到達したときの第2の温度測定器
による測定値は、基板の表面温度を所望の値とするのに
必要なサセプタの内部温度として位置付けされる。この
測定値はメモリーされる。
【0014】実際に気相成長を実施する場合は、第1の
温度測定器の感温部は基板の表面から離される。そして
原料ガスを投入し、基板を回転させて気相成長を実施す
るとき、その過程で第2の温度測定器による測定値が、
さきにメモリーした値を維持するように、ヒータをパワ
ー制御する。これにより基板の表面温度は気相成長過程
中でも、さきに設定した所望表面温度が維持されるよう
になる。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を図1によって説明する。な
お図4と同じ符号を付した部分は同一または対応する部
分を示す。本発明にしたがい、図4の構成に加えて別に
熱電対温度測定器20を設置する。この熱電対温度測定
器20は成長チャンバ1の上壁に設置された伸縮用のベ
ローズ21の端板22に固定されるとともに、この端板
22を機密に貫通している。そしてその先端の感温部2
3は、ベローズ21の伸縮に応じて基板4の表面に接
触、隔離自在とされている。
【0016】以上の構成において、その構成による動作
を図3を参照して説明する。気相成長を実施する直前
に、非回転状態にある基板4の表面に対して、ベローズ
21を伸張させて熱電対温度測定器20の感温部23を
接触させる。そしてこの状態で基板4の表面温度を測定
する。この測定値は比較回路25に与えられる。比較回
路には、基板4の所望表面温度に対応する基準信号Sが
別に与えられている。
【0017】比較回路25は熱電対温度測定器20によ
る測定値と基準信号とを比較し、その差の信号に基づい
て制御回路26を駆動して、ヒータ10への供給パワー
を制御する。これによって基板4の表面温度が所望の温
度に到達したときは、比較回路25からの差の信号がな
くなる。この差の信号がなくなったとき、メモリ回路2
7がトリガされて、そのときの熱電対温度測定器13の
測定値がメモリ回路27にメモリされる。このメモリ値
は、基板4の表面を所望の温度とするのに必要なサセプ
タ5の内部温度であることを意味する。
【0018】このあとベローズ21を縮めることによ
り、感温部23を基板4の表面から十分に隔離する。そ
して基板4を回転軸6の回転によって回転させるととも
に、原料ガスをガス導入口2から導入して、所定の気相
成長による薄膜の形成を実施する。この気相成長の過程
でメモリ回路27によるメモリ値と、熱電対温度測定器
13による測定値とが比較回路28によって比較され
る。
【0019】この比較の結果、両値に差がある場合は、
その差に応じた信号が比較回路28より出力され、その
出力値は制御回路26に送られる。これによりヒータ1
0への供給パワーが制御されて、ヒータ10をして熱電
対温度測定器13の測定値がさきにメモリされた値とさ
れる。これにより基板4の表面温度は気相成長の過程で
も、所望の温度値に維持されることになる。またその表
面温度の再現も簡単である。
【0020】なお図1では、熱電対温度測定器13の感
温部23を基板4の表面に対して接触、隔離するように
しているが、基板4を支持しているサセプタ5の表面の
温度と、基板4の表面温度との差は僅少であるため、図
2に示すように、熱電対温度測定器13の感温部23を
サセプタ5の表面に対して接触、隔離するようにしても
よい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
板の表面における気相成長過程においても、基板の表面
温度を正確に測定できるとともに、所望の値に維持し続
けることが可能となるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例を示すブロック回路図である。
【図4】従来構成の断面図である。
【符号の説明】
1 成長チャンバ 4 基板 5 サセプタ 6 回転軸 10 ヒータ 13 熱電対温度測定器 20 熱電対温度測定器 21 ベローズ 23 感温部 25 比較回路 26 制御回路 27 メモリ回路 28 比較回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料ガスの投入直前での非回転状態にあ
    る基板、または前記基板を表面で支持するサセプタの表
    面に感温部が接触することにより、前記基板の表面温度
    を測定して、表面温度値を出力する第1の温度測定器
    と、前記サセプタの内部に配置されてあって、前記サセ
    プタの内部の温度を測定する第2の温度測定器と、前記
    サセプタを介して前記基板を加熱するヒータと、前記表
    面温度値と前記基板の所望表面温度値とを比較し、両温
    度値の差がなくなるまで、前記ヒータを制御する信号を
    出力する比較手段と、前記両温度値の差がなくなるとき
    の前記第2の温度測定器による測定値をメモリするメモ
    リ手段と、前記第1の温度測定器の感温部を前記基板ま
    たは前記サセプタの表面から隔離し、前記基板の回転状
    態での気相成長過程における前記第2の温度測定器の測
    定値が、前記メモリ手段のメモリ値を維持するように、
    前記ヒータを制御する制御手段とを具備してなる気相成
    長装置用基板加熱制御装置。
JP28461094A 1994-10-11 1994-10-11 気相成長装置用基板加熱制御装置 Pending JPH08111385A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019039508A1 (ja) * 2017-08-22 2019-02-28 株式会社新川 実装装置および温度測定方法

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