JPH08111361A - 面位置検出装置 - Google Patents

面位置検出装置

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JPH08111361A
JPH08111361A JP6245359A JP24535994A JPH08111361A JP H08111361 A JPH08111361 A JP H08111361A JP 6245359 A JP6245359 A JP 6245359A JP 24535994 A JP24535994 A JP 24535994A JP H08111361 A JPH08111361 A JP H08111361A
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JP6245359A
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Yasuaki Tanaka
康明 田中
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7003Alignment type or strategy, e.g. leveling, global alignment
    • G03F9/7023Aligning or positioning in direction perpendicular to substrate surface
    • G03F9/7026Focusing

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 大面積の2次元の撮像素子を用いることな
く、且つ高い分解能で被検面上の広い範囲で高さ分布を
検出する。 【構成】 格子板12上の明暗のパターンを、送光光学
系9を介して縞パターンの像16として、ウエハ3の表
面3aに投影光学系2の光軸AXに対して斜めに投影
し、その表面3aからの反射光を受光光学系17を介し
て1次元のアレイセンサ22上に導き、アレイセンサ2
2上に縞パターンの像16の一部の像を再結像する。受
光光学系17内の振動ミラー19を回動させて縞パター
ンの像16中から選択された像を順次アレイセンサ22
上に再結像させ、それぞれアレイセンサ22上で再結像
される縞パターンの像の横ずれ量を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばマスク上の回路
パターンを投影光学系を介して感光基板上のショット領
域に投影する投影露光装置に設けられ、そのショット領
域内の投影光学系の光軸方向の位置の分布を計測するた
めの多点の焦点位置検出装置に適用して好適な面位置検
出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子、又は液晶表示素子等を製造
するためのリソグラフィ工程で使用される投影露光装置
においては、マスクとしてのレチクル上の微細な回路パ
ターンを投影光学系を介して高い解像度でウエハ(又は
ガラスプレート等)上の各ショット領域に転写するた
め、ウエハの表面を投影光学系の結像面に対して焦点深
度の範囲内で合わせ込む必要がある。そのため、従来よ
り投影露光装置には、ウエハ上のショット領域の所定の
計測点での投影光学系の光軸方向の位置(焦点位置)を
検出する斜入射方式の焦点位置検出装置(以下、「オー
トフォーカスセンサ」という)、及びそのショット領域
に平行光束を照射して、反射光の集光位置からそのショ
ット領域の平均的な傾斜角を検出するレベリングセンサ
とが備えられていた。そして、検出された焦点位置、及
び傾斜角に基づいて、ウエハのショット領域の平均的な
面を結像面に合わせた後に、露光が行われていた。
【0003】これに対して本出願人は、ウエハ上の露光
対象とするショット領域内の所定の検出領域に、投影光
学系の光軸に対して斜めに明暗の縞状パターンの像を投
影し、ウエハで反射された光束を受光して2次元アレイ
センサ、又は2次元CCD等の2次元の撮像素子上にそ
の縞状パターンの像を再結像させる多点のオートフォー
カスセンサを提案している。この場合、その検出領域内
の各点の高さに応じて再結像される縞状パターンの像が
部分的に横ずれすることから、その2次元の撮像素子の
撮像信号を画像処理して縞状パターンの像の各部の横ず
れ量を求めることにより、その検出領域の平均的な面の
焦点位置、及び傾斜角を求めることができる。
【0004】この場合、その検出領域内の複数の計測点
の近傍の焦点位置を検出したいときには、縞状パターン
の再結像面においてそれら計測点に対応する位置での縞
のずれ量を検出すればよい。更に別の使用方法として、
例えば各ショット領域内で部分的に特に微細なパターン
が露光される領域が存在するような場合には、その部分
的な領域を検出領域として縞状パターンの像を投影し、
再結像された縞状パターンの像を画像処理してその検出
領域の焦点位置等を求め、その検出領域を重点的に結像
面に合わせ込むことも可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにウエハ上
の所定の検出領域に縞状パターンの像を投影する多点の
オートフォーカスセンサによれば、その検出領域全体で
の焦点位置の分布を一度に検出することができる。しか
しながら、その検出領域を例えばショット領域全体を覆
う程度に広くすると、再結像される縞状パターンの像が
収まる大きさの撮像面を有する撮像素子として容易に且
つ廉価に入手できるものが現状では殆どないという不都
合がある。この際に、検出領域から撮像面への倍率を小
さくすれば、撮像面は狭くすることができるが、その場
合でも撮像素子の各画素の大きさは変わらないため、再
結像される縞状パターンの像の横ずれ量の検出分解能が
粗くなり、焦点位置の検出分解能も粗くなるという不都
合がある。
【0006】また、実質的に検出領域を広くするため
に、ウエハのショット領域内に複数の検出領域を設定
し、各検出領域に対してそれぞれ縞状パターンの像を投
影する多点のオートフォーカスセンサを配置することも
考えられるが、これでは全体として光学系が複雑化する
と共に、光学系を配置できる余地は限られているため、
設定できる検出領域の個数に制限があるという不都合が
ある。更に、この方式では検出領域を容易に変更するこ
とができないため、ウエハに投影しようとする回路パタ
ーンに変化があった場合にそのパターンに適した検出領
域が得られないという不都合もある。
【0007】本発明は斯かる点に鑑み、大面積の2次元
の撮像素子を用いることなく、且つ高い分解能で被検面
上の広い範囲で高さ分布を検出できると共に、光学系を
複雑化させることなく、被検面上での高さの検出領域の
個数や配置を容易に変更できる面位置検出装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による面位置検出
装置は、被検面(3a)上の所定の検出領域内の高さ方
向の位置の分布を検出する装置において、その被検面上
のその所定の検出領域を含む計測領域に斜めに明暗の縞
状パターンの像(16)を投影する送光光学系(9)
と、その被検面からの反射光を受光してその縞状パター
ンの像(24)を再結像させる受光光学系(17)と、
この受光光学系による再結像面に設置された複数の受光
画素よりなり、これら複数の受光画素の配列方向が前記
縞状パターンの像の配列方法に平行な1次元のアレイセ
ンサ(22)と、受光光学系(17)中に設置され、そ
の再結像される縞状パターンの像とその1次元のアレイ
センサとをその縞状パターンの像の長手方向に相対移動
させる選択手段(19,21)と、この選択手段を介し
てアレイセンサ(22)と縞状パターンの像(24)と
を相対移動させてアレイセンサ(22)の検出信号を読
み出す制御手段(25)と、を有するものである。
【0009】この場合、アレイセンサ(22)の受光面
の直前、又はアレイセンサ(22)の受光面と光学的に
共役な面上に、アレイセンサ(22)上に再結像される
縞状パターンの像(24)の範囲を縞状パターンの像
(24)の長手方向に制限する可変視野絞り(23)を
配置することが望ましい。
【0010】
【作用】斯かる本発明によれば、例えば図1において、
被検面(3a)上で高さ分布を検出したい検出領域が複
数個ある場合には、それらの検出領域を含む広い領域を
計測領域として、送光光学系(9)からその計測領域全
体に斜めに縞状パターンの像(16)を投影する。この
縞状パターンの像(16)の一部の像(24W)が、選
択手段(19,21)、及び受光光学系(17)を介し
て1次元のアレイセンサ(22)上に像(24)として
再結像される。この際に、送光光学系(9)の光軸を被
検面(3a)上に射影して得られる軸を、縞状パターン
の像(16)の配列方向(X方向)に対して平行(又は
直交以外の角度で交差)になるようにしておく。これに
より、被検面(3a)の高さが変化すると、縞状パター
ンの再結像される像(24)が配列方向(R方向)に変
位する。また、アレイセンサ(22)上の縞状パターン
の像(24)の配列方向は、アレイセンサ(22)の受
光画素の配列方向と平行であるため、それら受光画素の
検出信号を処理すると、被検面(3a)上の部分的な像
(24W)の投影位置での高さ分布が検出できる。
【0011】そこで、例えば振動ミラーよりなる選択手
段(19,21)を介して、その像(24W)の位置を
縞状パターンの像(16)の長手方向に走査すると、実
質的に被検面(3a)上に投影される縞状パターンの像
(16)を再結像して得られる像の全体をアレイセンサ
(22)の受光面で走査するのと等価になる。その選択
手段で選択する像(24W)の位置が変化する毎に、ア
レイセンサ(22)から検出信号を読み出して処理する
ことにより、縞状パターンの像(16)が投影される計
測領域の全体での高さ分布が検出される。
【0012】また、アレイセンサ(22)の検出信号の
一部分だけを使って縞状パターンの像の位置を検出する
ことにより、被検面(3a)上で縞状パターンの像(1
6)の配列方向(X方向)の特定の検出領域だけの高さ
分布(又は1点の高さ)を検出することもできる。更
に、アレイセンサ(22)の検出信号の内使用する部分
の幅を変更することによって検出領域の大きさを変える
こともでき、例えば図4に示すように、使用する部分を
複数(27A,27B)に分けて設定することで検出領
域(26A,26B)を複数にすることもできる。更
に、選択手段(19,21)で取り込む範囲を複数設定
すると共に、それぞれについてアレイセンサの検出信号
のどの部分を使用するかを設定することで、検出領域を
2次元的に複数設定することもできる。
【0013】次に、可変視野絞り(23)を設けた場合
には、例えば図2に示すように、可変視野絞り(23)
の開口(23a)でアレイセンサ(22)上に再結像さ
れる縞状パターンの像(24)を縞の長手方向に制限す
る。これにより、被検面(3a)上で、縞状パターンの
像(16)の長手方向(Y方向)での検出領域の幅の分
解能が可変となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明による面位置検出装置の一実施
例につき図面を参照して説明する。本実施例は、投影露
光装置においてウエハの表面の焦点位置の分布を検出す
るための多点のオートフォーカスセンサ(焦点位置検出
装置)に本発明を適用したものである。
【0015】図1は本実施例の投影露光装置の要部の概
略構成を示し、この図1において、レチクル1が不図示
の照明光学系からの露光用の照明光ILで照明され、そ
の照明光ILのもとでレチクル1の下面に形成された回
路パターンの像が、投影光学系2を介してフォトレジス
トが塗布されたウエハ3の表面3aの各ショット領域に
投影される。ここで、投影光学系2の光軸AXに平行に
Z軸を取り、Z軸に垂直な平面内で図1の紙面に平行に
X軸を、図1の紙面に垂直にY軸を取る。
【0016】ウエハ3はウエハホルダ4上に吸着保持さ
れ、ウエハホルダ4は3個のそれぞれZ方向に伸縮自在
の支点6A〜6Cを介してレベリングステージ5上に載
置され、レベリングステージ5はウエハステージ7上に
載置されている。それら支点6A〜6Cの伸縮量を調整
することにより、ウエハホルダ4上のウエハ3の表面の
傾斜角を所望の状態に設定できると共に、支点6A〜6
Cの伸縮量を並行に調整することにより、ウエハ3の表
面のZ方向の位置(焦点位置)を所定の範囲内で調整で
きる。また、ウエハステージ7は、ウエハ3をZ方向に
広い範囲内で位置決めするZステージ、及びXY平面内
でウエハ3の位置決めを行うXYステージ等から構成さ
れ、支点6A〜6Cの伸縮量、及びウエハステージ7の
動作はステージ制御系8により制御される。
【0017】投影光学系2の側面に送光光学系9、受光
光学系17、及び1次元のアレイセンサ22等からなる
多点のオートフォーカスセンサの光学系が配置されてい
る。先ず、送光光学系9において、ハロゲンランプ、又
は発光ダイオード等の光源10から射出された照明光
が、コンデンサーレンズ11を介して格子板12に照射
される。照明光としては、ウエハ3に塗布されたフォト
レジストに対する感光性の弱い波長帯の光が使用され
る。格子板12は、ガラス板上に図1の紙面に平行な方
向に所定ピッチで明暗の縞パターン(ライン・アンド・
スペースパターン)を形成したものであり、格子板12
を通過した照明光は、集光レンズ13を介して光路折り
曲げ用のミラー14上に集光されて反射された後、対物
レンズ15を介してウエハ3の表面3aに照射される。
【0018】その対物レンズ15の光軸は投影光学系2
の光軸AXに対して所定の角度で交差していると共に、
格子板12とウエハ3の表面3aとは、集光レンズ1
3、ミラー14及び対物レンズ15よりなる合成光学系
に関してほぼアオリの結像関係を満たしている。このよ
うにアオリの結像関係が成立するためには、その合成光
学系の図1の紙面に平行なメリジオナル断面において、
その合成光学系の光軸から格子板12の延長線と物側主
平面との交点までの距離と、その合成光学系の光軸から
表面3aの延長線と像側主平面との交点までの距離とが
等しい条件(シャインプルーフの条件)が満たされれば
よい。これにより、ウエハ3の表面3aには格子板12
に形成された明暗の縞パターンの像16が斜めに結像投
影される。
【0019】本例では、その縞パターンの像16の投影
領域を、ウエハ3の表面3aでこれから露光されるショ
ット領域の全面に合致させる。また、縞パターンの像1
6の配列方向をX方向に平行にして、送光光学系9の対
物レンズ15の光軸を表面3aに射影して得られる軸を
X方向にほぼ平行に設定する。これにより、表面3aが
Z方向に変位すると、再結像される縞パターンの像が配
列方向に移動するため、表面3aの変位に対する検出感
度が最大となる。更に、縞パターンの像16のX方向へ
の配列ピッチを、検出領域であるショット領域のX方向
の幅に対して十分小さく設定し、そのショット領域に複
数本の縞が投影されるようにしている。
【0020】但し、ウエハ3の表面3aには凹凸、及び
Z方向への変位があるため、更にその合成光学系を両側
テレセントリックとしている。これにより、表面3aの
位置がZ方向にずれても、表面3aには縞パターンの像
16がほぼ鮮明に結像投影される。次に、ウエハ3の表
面3aで反射された照明光は、受光光学系17に入射す
る。受光光学系17において、その照明光は対物レンズ
18により光路折り曲げ用の振動ミラー19の表面に集
光されて反射された後、結像レンズ20を介して1次元
のアレイセンサ22の受光面に縞パターンの像16の一
部の像を再結像する。対物レンズ18、振動ミラー1
9、及び結像レンズ20よりなる合成光学系に関して
も、ウエハ3の表面3aとアレイセンサ22の受光面と
はアオリの結像関係を満たし、且つその合成光学系も両
側テレセントリックであり、アレイセンサ22の受光面
には縞パターンの像16から選択された像が縞パターン
の像24として鮮明に再結像される。
【0021】この場合、アレイセンサ22としては、1
次元CCD、又は1次元のMOS型イメージセンサ等の
ラインセンサが使用できる。また、アレイセンサ22の
受光画素の配列方向を、縞パターンの像24の明暗のパ
ターンの配列方向とほぼ平行に、即ちその縞パターンの
像24の各縞の長手方向(図1の紙面に垂直な方向)に
ほぼ垂直に設定する。アレイセンサ22の一列の受光画
素から読み出される光電変換信号(以下、「検出信号」
という)は信号処理回路25に供給される。
【0022】また、受光光学系17内の振動ミラー19
は、図1の紙面に平行な軸を中心として回動自在に支持
され、駆動モータ21によりその軸を介して振動ミラー
19を回動させることができる。信号処理回路25は、
駆動モータ21を介して振動ミラー19の所定の基準角
度からの回転角を順次変化させながら、それぞれアレイ
センサ22から検出信号を取り込み、取り込まれた検出
信号を処理して縞パターンの像24の例えば暗部の位置
(検出信号が極小となる位置)をそれぞれ求める。更
に、信号処理回路25はその暗部の位置から、ウエハ3
の表面3aの縞パターンの像16の投影領域内の所定の
検出領域の平均的な面の焦点位置、及び傾斜角を算出す
る。また、投影光学系2の結像面のZ方向の位置、及び
傾斜角は予め計測してあるため、信号処理回路25は、
結像面に対するウエハ3上の検出領域の平均的な面の焦
点位置、及び傾斜角のずれ量を算出し、これらのずれ量
を減少させるようにステージ制御系8を介して支点6A
〜6Cの伸縮量を調整する。これによりオートフォーカ
ス、及びオートレベリングが実行されて、露光が行われ
る。
【0023】更に、受光光学系17内において、アレイ
センサ22の受光面の直前に可変視野絞り23が配置さ
れている。この可変視野絞り23は図1の紙面に垂直な
方向で、即ち、縞パターンの像24の各縞の長手方向に
その像24の範囲を制限するものである。次に、本実施
例における受光光学系17中の振動ミラー19の動作等
について詳述する。先ず、ウエハ3の表面3aの所定の
ショット領域にレチクル1のパターンを投影しようとす
るとき、表面3aのそのショット領域上には縞パターン
の像16が投影される。このとき、アレイセンサ22の
受光面上で再結像される縞パターンの像24は、振動ミ
ラー19の回転角に応じて、表面3a上の縞パターンの
像16内で、その縞の長手方向(図1の紙面に垂直な方
向)に細長く、且つその縞の配列方向(X方向)でその
像16の全体に跨る或る一部の像と共役関係になってい
る。
【0024】図2は、ウエハの表面3a上の縞パターン
の像16とアレイセンサ22の受光面上に再結像される
縞パターンの像24との関係を示し、この図2におい
て、縞パターンの像16内でY方向に所定の幅を有し、
X方向で全体を覆う一部の像24Wが、そのアレイセン
サ22上の像24と共役となっている。また、アレイセ
ンサ22の受光画素の配列方向であるR方向が、ウエハ
の表面3aでのX方向に対応しており、一部の像24W
の投影領域がZ方向に変位すると、アレイセンサ22上
の像24の明暗のパターンがR方向に位置ずれする。具
体的に、図3に示すように、縞パターンの像16の投影
領域内の一部の領域28が凸になると、その領域28上
の縞パターンの像16はX方向に横ずれする。その領域
28が、図2において、一部の像24Wの投影領域にか
かると、アレイセンサ22上の縞パターンの像24の内
で、その領域28上の像と共役な部分がR方向に横ずれ
する。
【0025】従って、アレイセンサ22の検出信号を処
理して、例えば検出信号の極小値(暗部)を順次求める
ことにより、表面3aの像24Wの投影領域におけるX
方向での焦点位置の分布を検出できる。また、例えば予
め不図示の基準面が投影光学系2の結像面に合致すると
きの、アレイセンサ22上での縞パターンの像の位置を
基準位置として求めておき、実際の縞パターンの像24
の位置とその基準位置とのずれ量を求めることにより、
投影光学系2の結像面に対する表面3aの像24Wの投
影領域のZ方向へのずれ量を、R方向への横ずれ量とし
て求めることもできる。
【0026】また、アレイセンサ22上で再結像される
縞パターンの像24は、R方向に複数本の縞の像を並べ
たものであるため、そのうちの特定の1本ないし数本に
ついて縞位置を求めるようにしてもよい。これにより、
その特定の縞と共役な縞が投影されているウエハの表面
3a上の領域についての焦点位置のずれ量を求めること
ができる。更に、アレイセンサ22の検出信号の内、検
出に使用する部分を変更することによって、ウエハの表
面3aでの検出領域を縞パターンの像16の配列方向
(X方向)に変更できる。また、アレイセンサ22の一
列の受光画素からいくつかの部分領域を抽出し、抽出さ
れたいくつかの部分領域についてそれぞれについて縞位
置を求めるようにすれば、抽出された各部分と表面3a
で共役な領域についてそれぞれ個別に焦点位置の分布
(又は焦点位置の結像面からのずれ量の分布、以下同
様)を求めることができる。
【0027】図4は、図1におけるウエハの表面3a上
の縞パターンの像16と、アレイセンサ22上の縞パタ
ーンの像24との関係を示し、この図4において、表面
3a上の縞パターンの像16内の一部の像24Wとアレ
イセンサ22上の像24とが、対物レンズ18、振動ミ
ラー19、及び結像レンズ20に関して共役である。ま
た、像24W内で縞の配列方向に沿って互いに異なる検
出領域26A及び26Bが、それぞれアレイセンサ22
上の縞パターンの像22内の部分領域27A及び27B
と共役となっている。従って、部分領域27A及び27
B内でそれぞれ縞位置を検出することにより、ウエハの
表面3a上の検出領域26A及び26Bでの焦点位置を
検出できることになる。
【0028】次に、図2に戻り、振動ミラー19の回転
角を変化させると、アレイセンサ22上の縞パターンの
像22とウエハの表面3a上で共役な像24Wの位置
が、縞パターンの像16上で縞の長手方向であるY方向
に変化する。この際にアレイセンサ22の検出信号を処
理して求められる縞の横ずれ量は、縞パターンの像16
内の或るY方向の位置でのスリット状の領域での焦点位
置の分布に対応する。そこで、振動ミラー19の回転角
を変えて、縞パターンの像16上でのその像24WのY
方向の位置を所望の検出領域に設定することにより、Y
方向での所望の検出領域における焦点位置の分布を検出
できる。
【0029】この場合、一例として振動ミラー19の回
転角の可変範囲を、ウエハの表面3a上の縞パターンの
像16上でY方向の全体に亘って像24Wが移動するよ
うな範囲とする。これにより、縞パターンの像16が投
影される計測領域の全面で焦点位置の分布を検出でき
る。また、他の例として、振動ミラー19の回転角を所
定間隔の複数の不連続な角度としてもよい。この方式で
は、縞パターンの像16上でY方向に所定間隔で設定さ
れる複数の検出領域での焦点位置の分布が検出できる。
【0030】更に、振動ミラー19の回転角の設定範囲
と、図4に示すようなアレイセンサ22上で縞パターン
の像24内での検出範囲とを組み合わせることにより、
ウエハの表面3aでの焦点位置の検出領域を2次元的に
任意の位置に設定できるようになる。また、例えば露光
されるレチクル1の種類等に応じて、その検出領域を変
化させることも容易である。
【0031】また、本実施例においては、アレイセンサ
22の直前に可変視野絞り23が設けられているが、こ
れにより図2に示すように、縞パターンの像24内で可
変視野絞り23の幅Wの開口23a内に収まる部分だけ
がアレイセンサ22で受光される。従って、ウエハの表
面3aにおける検出領域のY方向への分解能は、その表
面3aでその開口23aと共役な領域のY方向の幅と等
しくなる。その開口23aの幅Wを狭くする程、検出領
域のY方向の分解能を細かくできる。その分解能は、露
光対象とするレチクル1のパターンの構成等に応じて設
定される。
【0032】一方、可変視野絞り23の開口23aの幅
をアレイセンサ22の受光面の幅以上に設定すると、検
出領域のY方向への分解能はアレイセンサ22の受光画
素の幅によって規定される。なお、上述実施例では、可
変視野絞り23がアレイセンサ22の直前に設けられて
いるが、受光光学系17内にアレイセンサ22の受光面
と共役な面を形成し、この共役な面に可変視野絞り23
を配置してもよい。
【0033】このように、本発明は上述実施例に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取
り得る。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、縞状パターンの像と1
次元のアレイセンサとを相対移動させることにより、計
測領域の全面の高さ分布(投影露光装置の場合の焦点位
置の分布)を検出できるため、大面積の2次元の撮像素
子を使用する必要がないと共に、アレイセンサの分解能
により縞状パターンの像の横ずれ量の分解能が決まるた
め、高い分解能で高さを検出できる利点がある。特に、
1次元のアレイセンサであれば、容易に受光画素数を多
くできるため、容易に高さの検出分解能を高めることが
できる。
【0035】また、選択手段で選択する領域と、アレイ
センサ上で検出信号を利用する受光画素の領域とを組合
せることにより、2次元の計測領域内での検出領域を任
意の状態に変更できるため、検出領域が増えても光学系
が複雑化することがなく、且つ検出領域の数に制約を受
けることがない。次に、アレイセンサの受光面、又はこ
の受光面と共役な面に可変視野絞りを設けた場合には、
その可変視野絞りの開口部の幅を調整することにより、
被検面上で縞状パターンの像の長手方向での高さの検出
領域の分解能を調整できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による面位置検出装置の一実施例が適用
された投影露光装置の要部を示す概略構成図である。
【図2】実施例における振動ミラー19の動作の説明に
供する図である。
【図3】ウエハの表面に凹凸がある場合の、縞パターン
の像16の変化の一例を示す平面図である。
【図4】アレイセンサ22上の複数の領域とウエハの表
面3aにおける縞パターンの像16上の複数の検出領域
との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 レチクル 2 投影光学系 3 ウエハ 5 レベリングステージ 7 ウエハステージ 9 送光光学系 16 縞パターンの像 17 受光光学系 19 振動ミラー 21 駆動モータ 22 アレイセンサ 23 可変視野絞り 24 再結像された縞パターンの像 25 信号処理回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検面上の所定の検出領域内の高さ方向
    の位置の分布を検出する装置において、 前記被検面上の前記所定の検出領域を含む計測領域に斜
    めに明暗の縞状パターンの像を投影する送光光学系と、 前記被検面からの反射光を受光して前記縞状パターンの
    像を再結像させる受光光学系と、 前記受光光学系による再結像面に設置された複数の受光
    画素よりなり、該複数の受光画素の配列方向が前記縞状
    パターンの像の配列方法に平行な1次元のアレイセンサ
    と、 前記受光光学系中に設置され、前記再結像される縞状パ
    ターンの像と前記1次元のアレイセンサとを前記縞状パ
    ターンの像の長手方向に相対移動させる選択手段と、 該選択手段を介して前記アレイセンサと前記縞状パター
    ンの像とを相対移動させて前記アレイセンサの検出信号
    を読み出す制御手段と、を有することを特徴とする面位
    置検出装置。
  2. 【請求項2】 前記アレイセンサの受光面の直前、又は
    前記アレイセンサの受光面と光学的に共役な面上に、前
    記アレイセンサ上に再結像される前記縞状パターンの像
    の範囲を前記縞状パターンの像の長手方向に制限する可
    変視野絞りを配置したことを特徴とする請求項1記載の
    面位置検出装置。
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