JPH08111161A - 過電圧保護付き漏電遮断器 - Google Patents

過電圧保護付き漏電遮断器

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JPH08111161A
JPH08111161A JP27059094A JP27059094A JPH08111161A JP H08111161 A JPH08111161 A JP H08111161A JP 27059094 A JP27059094 A JP 27059094A JP 27059094 A JP27059094 A JP 27059094A JP H08111161 A JPH08111161 A JP H08111161A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
overvoltage
trip coil
circuit
resistor
Prior art date
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Pending
Application number
JP27059094A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Toyama
博之 外山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawamura Electric Inc
Original Assignee
Kawamura Electric Inc
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Publication date
Application filed by Kawamura Electric Inc filed Critical Kawamura Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電圧線間に大きなサージ電圧が印加されて
も、内部回路等を故障させることがなく、確実に電圧線
間の過電圧を検出し、主回路を遮断することができる過
電圧保護付き漏電遮断器を提供する。 【構成】 過電圧保護付き漏電遮断器1は、単相2線式
電路の電圧線間の過電圧を検出する過電圧検出回路2を
内蔵する集積回路IC1と、この過電圧検出回路2の出
力により動作するスイッチング素子であるサイリスタS
CR1と、このサイリスタSCR1の動作により励磁さ
れるトリップコイルTC1と、このトリップコイルTC
1の励磁により駆動される開閉機構3と、この開閉機構
3の駆動により遮断される接点4とで構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単相2線式電路の電圧
線間に過電圧が発生した時に、過電圧を検出して主回路
を遮断する過電圧保護付き漏電遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、過電圧保護付き漏電遮断器11は
図2に示すようなものであった。電圧線L1−L2間の
過電圧の検出は、電圧線L1−抵抗器R11−抵抗器R
12−ダイオードD11−電圧線L2の経路で行われ
る。ダイオードD11によって整流された電源電圧波形
は、抵抗器R11及び抵抗器R12で分圧され、抵抗器
R12の両端の電圧は集積回路IC2のA−B端子間に
接続することにより、集積回路IC2に内蔵された過電
圧検出回路12で監視される。その値が予め設定した値
よりも大きくなったときに集積回路IC2のC端子から
信号が出力され、この出力信号によりスイッチング素子
であるサイリスタSCR2がターンオンする。サイリス
タSCR2のターンオンに伴いトリップコイルTC2が
励磁され、このトリップコイルTC2の励磁により開閉
機構13が駆動され、主回路の接点14が遮断される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの過電
圧保護付き漏電遮断器の電圧線L1−L2間に大きなサ
ージ電圧が印加された場合、電圧吸収素子ZNR2では
吸収しきれず、抵抗器R11又は抵抗器R12にサージ
電圧が印加され、内部回路等を故障させる虞れがあると
いう欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記従来の過電圧保護付
き漏電遮断器の問題点に鑑み、本発明の目的は、電圧線
間に大きなサージ電圧が印加されても、内部機器等を故
障させることがなく、確実に電圧線間の過電圧を検出
し、主回路を遮断することができる過電圧保護付き漏電
遮断器を提供するもので、その構成は、単相2線式電路
の電圧線間の過電圧を検出する過電圧検出回路を内蔵す
る集積回路と、過電圧検出による該集積回路の出力によ
り動作するスイッチング素子と、該スイッチング素子の
動作により励磁されるトリップコイルと、該トリップコ
イルの励磁により駆動される開閉機構と、該開閉機構の
駆動により遮断される接点とで構成される過電圧保護付
き漏電遮断器において、前記電圧線間の電圧を分圧する
抵抗器と、前記トリップコイルとを直列に接続すること
である。
【0005】
【作用】電圧線間の過電圧の検出は、電圧線−トリップ
コイル−抵抗器−抵抗器−ダイオード−電圧線の経路で
行い、ダイオードによって整流された電源電圧波形は、
抵抗器及び抵抗器で分圧され、抵抗器の両端の電圧は集
積回路に内蔵された過電圧検出回路で監視される。その
値が予め設定した値よりも大きくなると集積回路から信
号が出力され、この出力信号によりスイッチング素子が
オンする。スイッチング素子のオンに伴いトリップコイ
ルが励磁され、このトリップコイルの励磁により駆動さ
れる開閉機構により、主回路の接点が遮断される。
【0006】電圧線間に大きなサージ電圧が印加された
場合、まず、電圧吸収素子で吸収し、吸収しきれない電
圧については、2つの抵抗器及びトリップコイルにより
分圧される。また、サージ電圧のような時間の短い電圧
に対しては、トリップコイルがインダクタンスとして働
くので、抵抗器に印加されるサージ電圧が大きく軽減さ
れる。
【0007】
【実施例】本発明に係る漏電遮断器の実施例を図1に示
す。以下この図面に基づいて説明する。
【0008】過電圧保護付き漏電遮断器1は、単相2線
式電路の電圧線間の過電圧を検出する過電圧検出回路2
を内蔵する集積回路IC1と、この過電圧検出回路2の
出力により動作するスイッチング素子であるサイリスタ
SCR1と、このサイリスタSCR1の動作により励磁
されるトリップコイルTC1と、このトリップコイルT
C1の励磁により駆動される開閉機構3と、この開閉機
構3の駆動により遮断される接点4とで構成される。
【0009】電圧線間の過電圧の検出は、電圧線L1−
トリップコイルTC−抵抗器R1−抵抗器R2−ダイオ
ードD1−電圧線L2の経路で行い、ダイオードD1に
よって整流された電源電圧波形は、抵抗器R1及び抵抗
器R2で分圧される。ここで商用周波数ではトリップコ
イルTC1の抵抗値は抵抗器R1及び抵抗器R2に比べ
て十分小さいので無視できる。抵抗器R2の両端の電圧
は集積回路IC1に内蔵された過電圧検出回路A−B端
子間で監視される。その値が予め設定した値よりも大き
くなったときに集積回路IC1のC端子から信号が出力
され、この出力信号によりスイッチング素子であるサイ
リスタSCR1がターンオンする。サイリスタSCR1
のターンオンに伴いトリップコイルTC1が励磁され、
このトリップコイルTC1の励磁により駆動される開閉
機構3により、主回路の接点4が遮断される。
【0010】電圧線L1−L2間に大きなサージ電圧が
印加された場合、まず、電圧吸収素子ZNR1で吸収
し、吸収しきれない電圧については、抵抗器R1、抵抗
器R2及びトリップコイルTC1により分圧される。ま
た、サージ電圧のような時間の短い電圧に対しては、ト
リップコイルTC1がインダクタンスとして働くので、
抵抗器R1及び抵抗器R2に印加されるサージ電圧が大
きく軽減される。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明に係る過電圧保護付
き漏電遮断器は、単相2線式電路の電圧線間の過電圧を
検出する過電圧検出回路を内蔵する集積回路と、過電圧
検出による該集積回路の出力により動作するスイッチン
グ素子と、該スイッチング素子の動作により励磁される
トリップコイルと、該トリップコイルの励磁により駆動
される開閉機構と、該開閉機構の駆動により遮断される
接点とで構成される過電圧保護付き漏電遮断器におい
て、前記電圧線間の電圧を分圧する抵抗器と、前記トリ
ップコイルとを直列に接続することによって、電圧線間
に大きなサージ電圧が印加された場合に、トリップコイ
ルがインダクタンスとして働くので、抵抗器に印加され
るサージ電圧が大きく軽減され、内部回路等を故障させ
ることがないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遮断器の回路図である。
【図2】従来の遮断器の回路図である。
【符号の説明】
1・・・過電圧保護付き漏電遮断器、2・・・遮断器
用、3・・・開閉機構、4・・・接点、IC1・・・集
積回路、TC1・・・トリップコイル、R1,R2・・
・抵抗器、D1・・・ダイオード、ZNR1・・・電圧
吸収素子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単相2線式電路の電圧線間の過電圧を検
    出する過電圧検出回路を内蔵する集積回路と、過電圧検
    出による該集積回路の出力により動作するスイッチング
    素子と、該スイッチング素子の動作により励磁されるト
    リップコイルと、該トリップコイルの励磁により駆動さ
    れる開閉機構と、該開閉機構の駆動により遮断される接
    点とで構成される過電圧保護付き漏電遮断器において、
    前記電圧線間の電圧を分圧する抵抗器と、前記トリップ
    コイルとを直列に接続することを特徴とする過電圧保護
    付き漏電遮断器。
JP27059094A 1994-10-07 1994-10-07 過電圧保護付き漏電遮断器 Pending JPH08111161A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27059094A JPH08111161A (ja) 1994-10-07 1994-10-07 過電圧保護付き漏電遮断器

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JP27059094A JPH08111161A (ja) 1994-10-07 1994-10-07 過電圧保護付き漏電遮断器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08111161A true JPH08111161A (ja) 1996-04-30

Family

ID=17488237

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27059094A Pending JPH08111161A (ja) 1994-10-07 1994-10-07 過電圧保護付き漏電遮断器

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JP (1) JPH08111161A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6882257B2 (en) * 2000-08-22 2005-04-19 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Earth Leakage Breaker
KR100501419B1 (ko) * 2002-10-30 2005-07-18 한국전력공사 동작테스트 기능을 갖는 저압 1상용 과전압 누전차단기
JP2009531827A (ja) * 2006-03-29 2009-09-03 サターン インフォメーション アンド コミュニケーション コーポレーション 異常電流の遮断及びリセット機能を有する遮断器

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JP2009531827A (ja) * 2006-03-29 2009-09-03 サターン インフォメーション アンド コミュニケーション コーポレーション 異常電流の遮断及びリセット機能を有する遮断器

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