JPH0811103B2 - 電気掃除機の吸込口体 - Google Patents

電気掃除機の吸込口体

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JPH0811103B2
JPH0811103B2 JP63070430A JP7043088A JPH0811103B2 JP H0811103 B2 JPH0811103 B2 JP H0811103B2 JP 63070430 A JP63070430 A JP 63070430A JP 7043088 A JP7043088 A JP 7043088A JP H0811103 B2 JPH0811103 B2 JP H0811103B2
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chamber
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電気掃除機の吸込口体に係り、とくに、吸
込風路の構造に関する。
(従来の技術) 従来の電気掃除機の吸込口体の一例を第4図を参照し
て説明する。
吸込口本体1の内部に、仕切壁2〜8により、底面を
開口して吸込口9とした吸込部としての前側の回転ブラ
シ室10と、後側に位置して左右方向に並んだ駆動回路室
11、通風室12および電動機収納室13と、この電動機収納
室13および回転ブラシ室10の側方に位置するベルト室14
とが区画形成されている。そして、回転ブラシ室10内に
回転ブラシ15が回転自在に支持され、電動機収納室13内
に電動機16が収納されているとともに、ベルト室14内に
電動機16から回転ブラシ15へ回転を伝達するベルト17が
収納されている。また、通風室12内には、掃除機本体に
ホースおよび延長管を介して接続される連結管18の前部
が同軸的に嵌合されて枢着されており、この連結管18
は、通風室12とこの通風室12の回転ブラシ室10への開口
部である連通口19を介して、この回転ブラシ室10に連通
されている。
ところで、電動機16は、吸込口体を構成する他の部品
に比べて非常に重いが、構造上吸込口本体1の中央部に
は配設し難い。そこで、連結管18に接続された延長管あ
るいはホースの握り部を持って掃除する際の操作性が損
なわれないよう、左右の重量バランスをとる必要がある
ため、従来、連結管18の吸込口本体1への取付位置を電
動機16を設けた側に寄せた構造が採られている。すなわ
ち、第4図に示す従来の吸込口体では、連結管18の前部
および通風室12の左右方向における中心線O1と、吸込口
本体1全体の左右方向における中心線O2とが左右方向に
ずれている。さらに、吸込口本体1内の一方の端部にベ
ルト17を配設してる関係上、回転ブラシ室10の左右方向
における中心線O3も、通風室12の中心線O1に一致してい
ない。
さらに、第4図に示す従来の電気掃除機の吸込口体で
は、気流の流れを滑らかにするため回転ブラシ室10の後
面を形成する仕切壁2,3と通風室12の左右両側面を形成
する仕切壁4,5とが交わる部分を滑らかな円弧状部20,21
としているが、連通口19の両側にそれぞれ位置するこれ
ら左右の円弧状部20,21は、半径rが等しい構造となっ
ている。したがって、当然、連通口19の左右方向におけ
る中心線は通風室12の中心円O1と一致しており、吸込口
本体1あるいは回転ブラシ室10の中心線O2,O3とは一致
していない。
しかし、上記従来の構造では、連結管18の開口端に対
向連通する連通口19の図示右側の端縁から回転ブラシ室
10の図示右側すなわち電動機16側の端面までの流さより
も、連通口19の反対側の端縁から回転ブラシ室10の反対
側の端面までの長さの方が長くなるため、回転ブラシ室
10の端面付近における吸込力が、連通口19の端縁から端
面までの距離の長い方は低くなり、逆に短い方は高くな
る。そのため、左右両側における吸込能力がアンバラン
スになり、吸込性能および操作性ともに悪影響が出るこ
とになる。また、回転ブラシ15によって掻き上げられる
繊維塵類については回転ブラシ室10が主に吸込に寄与す
るが、砂塵、粉塵類については吸込口本体1の底面と被
掃除面との間における吸込口9以外の部分も吸込に寄与
する。したがって、連通口19の端縁から吸込口本体1の
側方端面までの距離が左右両側で異なることも、吸込能
率などに悪影響を及ぼす。
(発明が解決しようとする課題) 上述の第4図に示すように、通風室12の中心線O1と吸
込口本体1の中心線O2あるいは吸込部としての前側の回
転ブラシ室10の中心線O3とが一致していない従来の電気
掃除機の吸込口体においては、回転ブラシ室10と通風室
12との間の挿通口19の端縁から回転ブラシ室10あるいは
吸込口本体1の端面までの長さが左右両側で異なるた
め、吸込能力および操作性がよくない問題がある。
本発明は、このような問題点を解決しようとするもの
で、通風室の中心線と吸込口本体あるいは吸込部の中心
線とが一致していなくとも、吸込口本体あるいは吸込部
の両側で同等の吸込力が得られ、操作性のよい電気掃除
機の吸込口体を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 請求項1記載の電気掃除機の吸込口体は、吸込部を底
面へ開口させて設けるとともにこの吸込部の左右方向に
おける中間部へ開口した通風室を内部に設けこの通風室
の前記吸込部への開口部を連通口とした吸込口本体と、
この吸込口本体に前記通風室に臨んで設けられこの通風
室および前記連通口を介して前記吸込部に連通された連
結管と、前記吸込口部内に回転自在に設けられた回転清
掃体と、前記通風室の左右方向の一側に設けられ前記回
転清掃体を回転させる電動機とを備え、前記連結管が前
記吸込口本体の左右方向の中心よりも前記電動機側に設
けられた電動掃除機の吸込口体において、前記通風室の
左右両側面とこれら側面に連続する前記吸込部の背面と
が交わる部分の形状を左右両側で異ならせて、左右方向
における前記通風口の中心線と前記吸込口本体の中心線
とを一致させたものである。
請求項2記載の電気掃除機の吸込口体は、吸込部を底
面へ開口させて設けるとともにこの吸込部の左右方向に
おける中間部へ開口した通風室を内部に設けこの通風室
の前記吸込部への開口部を連通口とした吸込口本体と、
この吸込口本体に前記通風室に臨んで設けられこの通風
室および前記連通口を介して前記吸込部に連通された連
結管と、前記吸込口部内に回転自在に設けられた回転清
掃体と、前記通風室の左右方向の一側に設けられ前記回
転清掃体を回転させる電動機とを備え、前記連結管が前
記吸込口本体の左右方向の中心よりも前記電動機側に設
けられた電動掃除機の吸込口体において、前記通風室の
左右両側面とこれら側面に連続する前記吸込部の背面と
が交わる部分の形状を左右両側で異ならせて、左右方向
における前記連通口の中心線と前記吸込部の中心線とを
一致させたものである。
(作用) 請求項1記載の電気掃除機の吸込口体では、掃除時、
吸込口本体の底面に開口した吸込部から塵埃とともに好
い込まれた吸込気流が、吸込部の左右方向における中間
部に臨む連通口から通風室を介して、この通風室に臨ん
で設けられた連結管さらにはこの連結管に接続された延
長管およびホースなどを介して掃除機本体へ導かれる。
このとき、吸込部内に配設された回転清掃体を回転させ
る重量の重い電動機を通風室の左右方向の一側に設けて
いるので、重量バランスを保持するため連結管が吸込口
本体の左右方向の中心よりも電動機側に位置するので、
通風室の中心線が吸込口本体の中心線に一致していない
ものの、通風室と吸込部との間の連通口の中心線は吸込
口本体の中心線と一致しているため、吸込口本体の左右
両側面とこれら側面に近い方の連通口の端縁との距離が
左右両側で等しくなっていることにより、吸込口本体の
左右両側における吸込力は同程度のものになる。
請求項2記載の電気掃除機の吸込口体では、吸込部内
に配設された回転清掃体を回転させる重量の重い電動機
を通風室の左右方向の一側に設けているので、重量バラ
ンスを保持するため連結管が吸込口本体の左右方向の中
心よりも電動機側に位置するので、通風室の中心線が吸
込部の中心線に一致していないものの、連通口の中心線
は吸込部の中心線と一致しているため、吸込口部の左右
両側面とこれら側面に近い方の連通口の端縁との距離が
左右両側で等しくなっていることにより、吸込部の左右
両側における吸込力は同程度のものとなる。
(実施例) 以下、本発明の電気掃除機の吸込口体の一実施例の構
成につき、第1図を参照して説明する。
31は吸込口本体で、この吸込口本体31は、上面を開口
した下部ケース32と、この下部ケース32の上側にねじな
どで結合され下面を開口した図示しない上部ケースとか
らなっている。また、吸込口本体31の内部には、下部ケ
ース32および上部ケースとそれぞれ一体に形成され互い
に接合された仕切壁34〜39によって、吸込部としての回
転ブラシ室40と駆動回路室41と通風室42と電動機収納室
43とベルト室44とが区画形成されている。すなわち、左
右方向へ延び、間に連通口45を開口形成した左右一対の
前後仕切壁34,35により、前側に回転ブラシ室40が形成
され、連通口45の両側端縁から後方に延びる一対の左右
仕切壁36,37により、後側に図示左から右へ並んで駆動
回路室41と連通口45に臨む通風室42と電動機収納室43と
が形成されている。さらに、回転ブラシ室40の一側に形
成された仕切壁38と電動機収納室43の一側に形成された
仕切壁39とにより、これら回転ブラシ室40および電動機
収納室43の側方にベルト室44が形成されている。そし
て、回転ブラシ室40に臨んで、吸込口本体31の底面であ
る下面に吸込口46が開口形成されているが、この吸込口
46は、回転ブラシ室40のベルト室44側の後縁から反対側
の端縁まで延びている。また、通風室42に臨んで、吸込
口本体31の後面には挿通孔47が形成されている。
さらに、回転ブラシ室40の背面である後面をなす仕切
壁34,35と、通風室42の左右両側面をなす仕切壁36,37と
が交わる部分は、駆動回路室41および電動機収納室43内
にそれぞれ中心軸を有する円柱面状の円弧状部48,49と
なっており、これら円弧状部48,49により、仕切壁34,36
それに仕切壁35,37はそれぞれ滑らかに結ばれている。
そして、両円弧状部48,49のうち、図示右側の円弧状部4
8の半径r1は、図示左側の円弧状部49の半径r2よりも小
さくなっている。また通風室42の左右方向における中心
線O1は、吸込口本体31全体の左右方向における中心線O2
よりも図示右方すなわち電動機収納室43側にずれてい
る。すなわち、通風室42の中心線O1から吸込口本体31の
図示右側面までの距離L1は、中心線O1から吸込口本体31
の図示左側面までの距離L2より短くなっている。しか
し、連通口45の左右両側部に位置する円弧状部48,49の
半径r1,r2が上述のように異ならせてあることにより、
連通口45の左右方向における中心線は吸込口本体31の中
心線O2に一致されている。さらに、ベルト室44がある関
係上、回転ブラシ室40の左右方向における中心線O3は、
通風室42の中心線O1ばかりでなく吸込口本体31の中心線
O2からも図示左方にずれている。
また、下部ケース32の底部の前縁部と後縁部とには、
左右一対の前輪51と後輪52とがそれぞれ前後回動自在に
軸着されている。
一方、56は連結管で、この連結管56は、吸込口本体31
の後部に所定角度回動自在に設けられ、後部をほぼ円筒
形状に形成した回動管57と、この回動管57の後部に周方
向へ回動自在に嵌合接続された屈曲した円筒形状の接続
管58とからなっている。そして、回動管57の前部は、前
面を開口した半円筒部59に形成されており、この半円筒
部59の両側面には、支軸部60がそれぞれ外方へ突出形成
されている。そして、この半円筒部59は、その両側の支
軸部60が、通風室42の両側の仕切壁36,37に形成された
軸受孔61に回動自在に嵌合されていることによって、こ
の通風室42内に前後方向へ回動自在にかつ同軸的に嵌合
支持されており、また、接続管58は、通風室42の通風孔
47を介して後方へ突出されている。
さらに、接続管58の外周面にはコネクター62が固設さ
れており、このコネクター62にコード63の一端が接続さ
れている。そして、このコード63は、吸込口本体31の後
面から駆動回路室41内に導かれており、この駆動回路室
41内に支持固定された回路基板64に搭載された電子部品
65に電気的に接続されている。
また、吸込口本体31の電動機収納室43内には、電動機
66が一対のゴム製支持体67,68により弾性的に支持され
ており、この電動機66の回転軸69はベルト室44内に突出
されている。そして、この回転軸69にギヤ状のプーリ70
が固定されている。さらに、リード線71を介して、コー
ド63および回路基板64と電動機66とが電気的に接続され
ている。
一方、76は回転ブラシで、この回転ブラシ76は、左右
方向をスラスト方向で長手方向とするほぼ円柱形状のブ
ラシ台本体77を有しており、このブラシ台本体77の外周
面には、複数のブラシ毛78が螺旋状に植設されている。
また、ブラシ台本体77の両端部には回転軸79がそれぞれ
同軸的にかつ外方へ突出させて固定されている。さら
に、ブラシ台本体77には、両端面側方に位置して端部ブ
ラシ台80,81が固定されている。そして、図示右方の端
部ブラシ台80の外周面には、ギヤ状のプーリ82が形成さ
れている。
また、両端部ブラシ台80,81の外側の端面から突出し
た回転軸79には、外周面が角柱面をなす筒状の軸受83が
回転自在に嵌合されている。さらに、回転ブラシ室40内
の図示左端面とベルト室44内の右端面の回転ブラシ室40
に対向する部分とには、溝状の軸受支持部84がそれぞれ
形成されている。そして、これら両軸受支持部84,84内
に回転ブラシ76の両軸受83が嵌合支持されている。この
ようにして、回転ブラシ76が回転ブラシ室40内に回転自
在に支持されている。なお、回転ブラシ76のプーリ82側
の端部は、回転ブラシ室40の一側の仕切壁38に形成され
た保持孔85に回転自在に挿通されている。そして、ベル
ト室44内に位置した回転ブラシ76のプーリ82と、電動機
66のプーリ70とに無端のタイミングベルト86が張架され
ている。
つぎに、上記実施例の作用について説明する。
掃除にあたっては、図示しない掃除機本体にホースお
よび延長管などを介して吸込口体を連通接続する。この
とき、延長管に吸込口体の接続管58を嵌合するが、それ
に伴って、この接続管58に設けられたコネクター62が、
図示しない延長管に設けられたコネクターに接続され、
延長管およびホースに沿って設けられた給電線を介して
掃除機本体内の電源回路と吸込口体内の回路とが電気的
に接続される。
そして、掃除時、使用者はホースの握り部などを持っ
て、吸込口本体31を被掃除面上で摺動させるが、このと
き、回動管57が俯仰回動するとともに、接続管58が回動
して手元に左右方向の回転が与えられることにより、吸
込口本体31を楽に走行させられる。
ところで、掃除中などに吸込口本体31を持ち上げたと
きには、この吸込口本体31に対する連結管56の取付位置
が他の部品に比べて非常に重い電動機66側にずらされて
いて、吸込口体の左右の重量バランスがとられているこ
とにより、連結管56を中心として回動して吸込口本体31
の電動機66のある側が下がり、吸込口本体31が鉛直にな
ってしまうことがなく、使い勝手がよい。
そうして、電動機66の回転力は、その回転軸69に固定
されたプーリ70と回転ブラシ76に固定されたプーリ82と
に張架されたタイミングベルト86を介して回転ブラシ76
に伝達され、回転するこの回転ブラシ76がじゅうたんな
どから塵埃を掻き上げる。そして、掻き上げられた塵埃
は、吸込気流とともに、掃除機本体内の電動送風機の駆
動により、吸込口本体31の吸込口46を有する回転ブラシ
室40から吸引され、連通口45、通風室42、連結管56、延
長管およびホースを介して掃除機本体の集塵室に導かれ
る。
このとき、回転ブラシ室40と通風室42との間の連通口
45の両側部の円弧状部48,49すなわち風路の屈曲部にお
いて、より半径の大きい図示左側の円弧状部49の方が風
は流れやすい。したがって、吸込口本体31の下面部にお
ける図示左側すなわち電動機66と反対側の部分の吸込力
が、両円弧状部48,49の半径が等しい場合よりも増大す
る。そして、連通口45の中心線と吸込口本体31の中心線
O2とが一致するように、両円弧状部48,49の半径r1,r2
決められているので、吸込口本体31の左右両側で同程度
の吸込力が得られ、吸込口本体31の左右両端部における
吸込力が異なるものになることがない。したがって、能
率のよい吸塵が行えるとともに、吸込口本体31の左右両
側における被掃除面に対する吸着力も等しくなるので、
走行操作性も向上し、掃除性がよくなる。
ここで、円弧状部48の半径r1の最適値の求め方を第2
図を参照して説明する。
通風室42の左右方向の幅をa、通風室42の中心線O1
吸込口本体31の中心線O2とのずれ幅をdとする。また、
連通口45の電動機66側の端縁すなわち回転ブラシ室40の
後面と円弧状部48との接点をP1、反対側の端縁すなわち
回転ブラシ室40の後面と円弧状部49との接点をP2とす
る。さらに、点P1と吸込口本体31の中心線O2との間の距
離をl1、点P2と中心線O2との間の距離をl2とする。
一般に、回転ブラシ室40内における吸込力は、その幅
が一番狭い場所で決まってしまう。すなわち、回転ブラ
シ室40の後面と円弧状部48,49とが接する点P1,P2におい
て、左右の吸込力すなわち風圧、風速はほぼ一致する。
そこで、左右両端部における吸込力をほぼ一致させるた
めには、点P1,P2が中心線O2から等距離になければなら
ない。すなわち、l1=l2でなければならない。そして、
l1=r1+a/2+d、l2=r2+a/2−dなので、l1=l2なる
条件から、r2=r1+2dを得る。
結局、両円弧状部48,49の半径r1,r2をr2=r1+2dなる
関係で定めれば、左右両端部における吸込力をほぼ一致
させることができる。
なお、上記実施例では、連通口45の中心線を吸込口本
体31の中心線O2と一致させたが、第3図に示すように、
連通口45の中心線を回転ブラシ室40の中心線O3と一致さ
せてもよい。そして、両円弧状部48,49の半径r1,r2の決
め方は、先の実施例と全く同様である。したがって、第
3図において、第2図と対応する部分には同一符号を付
し、説明も省略する。ただし、第3図において、dは通
風室42の中心線O1と回転ブラシ室40の中心線O3とのずれ
幅、l1,l2はこの中心線O3と連通口45の端縁P1,P2との距
離である。
そして、この第3図に示した構成によれば、回転ブラ
シ室40内における圧力勾配が点P1から図示右方と点P2
ら図示左方の部分との対応する位置でほぼ同じになり、
回転ブラシ室40の左右両端部で同等の吸込力が得られる
ことになる。
ここで、連通口45の中心線を吸込口本体31の中心線O2
に一致させた場合と、回転ブラシ室40の中心線O3に一致
させた場合との違いについて説明する。
上記実施例のような回転ブラシ76を有する吸込口体
は、じゅうたん類の掃除にとくに有効なものであり、回
転ブラシ76によってじゅうたんに付いた繊維塵などを掻
き出すことが重要な作用である。すなわち、繊維塵は回
転ブラシ76のある回転ブラシ室40で主に吸い込まれるか
ら、回転ブラシ76のある吸込口体では、回転ブラシ室40
の中心線O3に連通口45の中心線を一致させた方がよい。
一方、床、たたみなどの掃除の場合には、吸込口本体
1の底面と被掃除面との間における吸込溝以外の場所か
らも砂塵や粉塵などを吸い込むので、吸込溝と通風室と
の間の連通口の中心線を吸込口本体の中心線に一致させ
た方がよい。
もちろん、吸込部としての回転ブラシ室40の中心線O3
と吸込口本体31の中心線O2とをともに連通口45の中心線
に一致させることが最も望ましいが、そのためには、回
転ブラシ室40の中心線O3と吸込口本体31の中心線O2とを
一致させなければならない。
なお、上記両実施例では、回転ブラシ室40の後面と通
風室42の側面とが交わる部分を円弧状部48,49とした
が、平面的な傾斜面、あるいは、段階的な傾斜面などに
してもよい。
さらに、たとえば連通口45の中心線と吸込口本体31の
中心線O2とが完璧には一致しておらず、微少なずれがあ
っても、十分な効果が得られることはいうまでもない。
(発明の効果) 請求項1記載の電気掃除機の吸込口体によれば、連結
管が設けられた通風室の左右両側面とこれら側面が連続
する吸込部の背面とが交わる部分の形状を左右両側で異
ならせて、通風室と吸込部との間の連通口の中心線と吸
込口本体の中心線とを一致させたため、吸込部内の回転
清掃体を回転させる重量の重い電動機を通風室の左右方
向の一側に設けているので、重量バランスを保持するた
め連結管が吸込口本体の左右方向の中心よりも電動機側
に位置するので、通風室の中心線と吸込口本体の中心線
とがずれているにもかかわらず、吸込口本体の左右両側
で同等の吸込力が得られ、能率のよい吸塵が行えるとと
もに、吸込口本体の左右両側における被掃除面への吸着
力もほぼ等しくなり、走行操作性も向上できる。
請求項2記載の電気掃除機の吸込口体によれは、連結
管が設けられた通風室の左右両側面とこれら側面が連続
する吸込部の背面とが交わる部分の形状を左右両側で異
ならせて、連通口の中心線と吸込部の中心線とを一致さ
せたため、吸込部内の回転清掃体を回転させる重量の重
い電動機を通風室の左右方向の一側に設けているので、
重量バランスを保持するため連結管が吸込口本体の左右
方向の中心よりも電動機側に位置するので、通風室の中
心線と吸込部の中心線とがずれているにもかかわらず、
吸込部の左右両側で同等の吸込力が得られ、能率のよい
吸塵が行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電気掃除機の吸込口体の一実施例を示
す断面図、第2図は同上連通口付近の説明平面図、第3
図は本発明の他の実施例を示す挿通口付近の説明平面
図、第4図は従来の電気掃除機の吸込口体の一例を示す
断面図である。 31……吸込口本体、40……吸込部としての回転ブラシ
室、42……通風室、45……連通口、56……連結管、O1
…通風室の中心線、O2……吸込口本体の中心線、O3……
吸込部の中心線。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸込部を底面へ開口させて設けるとともに
    この吸込部の左右方向における中間部へ開口した通風室
    を内部に設けこの通風室の前記吸込部への開口部を連通
    口とした吸込口本体と、この吸込口本体に前記通風室に
    臨んで設けられこの通風室および前記連通口を介して前
    記吸込部に連通された連結管と、前記吸込口部内に回転
    自在に設けられた回転清掃体と、前記通風室の左右方向
    の一側に設けられ前記回転清掃体を回転させる電動機と
    を備え、前記連結管が前記吸込口本体の左右方向の中心
    よりも前記電動機側に設けられた電動掃除機の吸込口体
    において、 前記通風室の左右両側面とこれら側面に連続する前記吸
    込部の背面とが交わる部分の形状を左右両側で異ならせ
    て、左右方向における前記連通口の中心線と前記吸込口
    本体の中心線とを一致させた ことを特徴とする電気掃除機の吸込口体。
  2. 【請求項2】吸込部を底面へ開口させて設けるとともに
    この吸込部の左右方向における中間部へ開口した通風室
    を内部に設けこの通風室の前記吸込部への開口部を連通
    口とした吸込口本体と、この吸込口本体に前記通風室に
    臨んで設けられこの通風室および前記連通口を介して前
    記吸込部に連通された連結管と、前記吸込口部内に回転
    自在に設けられた回転清掃体と、前記通風室の左右方向
    の一側に設けられ前記回転清掃体を回転させる電動機と
    を備え、前記連結管が前記吸込口本体の左右方向の中心
    よりも前記電動機側に設けられた電動掃除機の吸込口体
    において、 前記通風室の左右両側面とこれら側面に連続する前記吸
    込部の背面とが交わる部分の形状を左右両側で異ならせ
    て、左右方向における前記通風口の中心線と前記吸込部
    の中心線とを一致させた ことを特徴とする電気掃除機の吸込口体。
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