JPH0811075Y2 - 自覚式検眼装置 - Google Patents

自覚式検眼装置

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JPH0811075Y2
JPH0811075Y2 JP1993010379U JP1037993U JPH0811075Y2 JP H0811075 Y2 JPH0811075 Y2 JP H0811075Y2 JP 1993010379 U JP1993010379 U JP 1993010379U JP 1037993 U JP1037993 U JP 1037993U JP H0811075 Y2 JPH0811075 Y2 JP H0811075Y2
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JP
Japan
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shaft
distance
suspending
unit
tilting
Prior art date
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JP1993010379U
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JPH0582404U (ja
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昭宏 林
良晋 細井
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Nidek Co Ltd
Original Assignee
Nidek Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、遠用及び近用屈折力を
測定できる自覚式検眼装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自覚式検眼装置においては、測定用レン
ズの光軸を被検者の視軸上に一致させる必要がある。こ
のため近方視における被検眼の屈折力を測定するには、
まず遠方視における瞳孔間距離と左右の測定用レンズの
間隔とが一致するよう調整する。その後、特公昭56−
34722号に記載されているように、カム機構を用い
たあおり用レバーを回旋させることにより、近方視にお
ける左右の測定用のレンズユニットの間隔を補正すると
共に、測定用レンズの光軸を被検者の近方視の視軸と平
行にするいわゆるあおり動作を行っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、特公昭
56−34722号の装置のように、測定用のレンズユ
ニットの間隔補正とレンズユニットのあおりとをメカ的
に結合させて行おうとすると、極めて複雑な機構が必要
となるという欠点がある。また、製造上の限界から被検
者の瞳孔間距離の違いに正確に適合した機構を作ること
が困難であるという問題があった。
【0004】本考案の目的は、上記従来装置の問題点に
鑑みて、簡単な機構でか つ被検眼の状態に応じて正確に
動作させることができる自覚式検眼装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、次のような構成を有することを特徴とす
る。 (1) 遠用および近用の屈折力を自覚的に測定するた
めの自覚式検 眼装置において、左右の測定用レンズユニ
ットを保持するための左右 一対の吊り下げ手段と、左右
一対の移動ブロックと、該移動ブロック と前記吊り下げ
手段に係合すると共に、移動ブロックに対して吊り下
手段の高さを調整する調整手段を備える第1の軸と、前
記一対の移 動ブロックを眼幅調節のために左右対向的に
移動させる眼幅調節手段 と、前記吊り下げ手段に当接す
る第2の軸を持ち、吊り下げ手段の耳 側を押圧すること
によって測定用レンズユニットを前記第1の軸を中 心と
してあおるあおり手段と、該あおり手段と前記眼幅調節
手段の駆 動を制御する制御手段と、を有することを特徴
とする。
【0006】(2) (1)のあおり手段は、前記第2
の軸に設けられた偏心軸と 、該偏心軸を前記吊り下げ手
段に係合するために設けられた偏心軸係 合手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0007】(3) (1)の制御手段は、被検者の遠
方視での瞳孔間距離および 近用視標が置かれた近業距離
に基づいて近用測定時における輻輳角お よび瞳孔間距離
演算する演算手段を具備することを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下、本考案の1実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本考案による自覚式検眼装置の測定レン
ズユニット吊下げ部である。1は図示なき測定レンズユ
ニットを固定するための吊下げ板であり、軸2が吊下げ
板1に固定されている。軸2はスライド台3の穴4に差
込まれ、回旋自在となっている。また軸2の雌ネジ5に
上下動ノブ6の雄ネジ7を捩じ込むことにより、上下に
移動可能となっている。スライド台3は固定ガイド8の
軸方向にスライド可能であり、スライドのための駆動モ
ータ9は固定ガイド8とともに、図示なき固定ブラケッ
トに固定されている。駆動モータ9には互いに方向の異
なるネジ10,11が連結されており、スライド台3の
雌ネジと係合していることから、駆動モータ9により、
2つのスライド台3が互いに逆方向に移動する。
【0009】12はあおり用駆動モータであり、本実施
例ではその回転位置を正確に記憶、制御可能なステッピ
ングモータを用いている。あおり用駆動モータは図示な
き固定ブラケットに固定されており、その回転軸13上
には互いに捩じり方向が異なるウォーム14,15が固
定されている。これらウォームと噛み合うホイール1
6,17は回転可能な軸18,19に固定されており、
その下端には偏心軸20,21及びベアリング22,2
3が配置されており、吊下げ板1にある溝24,25に
係合されている。このため、あおり用駆動モータ12の
回転により、吊下げ板1が互いに逆方向にあおられる。
26はスライド台3の初期位置検出用マイクロスイッチ
である。27はあおり初期位置検出用マイクロスイッチ
であり、回転軸18を中心に回転するピン28により、
スイッチの開閉が行われる。
【0010】図2はモータ駆動のためのブロック図であ
り、マイクロスイッチ26,27、モータ駆動回路3
1,32、CPU33、RAM34、ROM35及び操
作パネル36により構成される。操作パネル36には瞳
孔間隔切替え選択スイッチ37及びそのインジケータ3
8、加入度切替え選択スイッチ41及びそのインジケー
タ42、数値切替えスイッチ39,40及び数値表示部
43等からなる。
【0011】図3は本実施例の原理を説明する図であ
り、眼球回旋点44、角膜頂点45(遠方視における角
膜頂点位置)、軸2の回転中心46、近用固視点47ま
での距離をa,b,cとし、遠方視における瞳孔間距離
をdとすると、吊り下げいた1のあおり角度θは以下の
式で示される。
【数1】 さらに、この時点における眼幅の片側の補正量eは以下
の式で示される。
【数2】 従って、あおりにともなって上記の式に基づき補正する
ことにより正確な視力検査を行いうる。
【0012】次に、以上の構成の実施例の動作を説明す
る。まず、被検眼と測定レンズとの位置合わせを行う。
このための吊下げ板1の上下移動であるが、ノブ6を被
検者が回転させることにより、ノブ6下部の押すネジ7
が軸2の雌ネジに捩じ込まれることから、軸2を上下に
移動することが可能となる。
【0013】図示なき電源スイッチを投入することによ
りCPU33から駆動モータ9,12を正回転する信号
が発し、モータ駆動回路31,32にてパルス信号を発
する。この信号に基づき駆動モータ9に直結されたネジ
10,11は図1中の矢印で示す方向に回転し、スライ
ド台3は互いに間隔が拡がる方向に移動する。スライド
台3がマイクロスイッチ26にあたると、これを通電さ
せることから、CPU33はモータ回転信号の発生を中
断し、スライド台3の初期位置が決まる。同様に、駆動
モータ12に直結された軸13は図1中の矢印方向に回
転し、ホイール16,17が同じく矢印方向に回転する
ことから、これに直結されたピン28がマイクロスイッ
チ27にあたる時点をあおりがない位置(遠用測定位
置)として定めることができる。
【0014】次に、検者が遠用の瞳孔間距離(以下PD
という)を変化させる際は、図2の操作パネル36上の
PDスイッチ37を押す。PDスイッチ37を押すとイ
ンジケータ38が点灯し、表示部43はPD表示に切替
わる。この状態でPD移動スイッチ40を押すことによ
り、駆動モータ9を所定量逆回転させるべく信号がCP
U33より発せられ、その信号に基づくモータ回転量は
RAM34に記憶され、かつ表示部43にはPDに変換
された数値が表示される。
【0015】次に検者が近用測定を行うために加入度用
スイッチ41を押すと、インジケータ42が点灯し、表
示部43には予め定められた近業距離、すなわち図3に
おけるb+cの距離(例えば35cm)が表示される。
この距離に基づき吊下げ板1をθだけあおるための駆動
モータ12の回転数をROM35にて前記数1に基づき
演算し、CPU33よりモータ逆回転信号が発せられ、
駆動回路32を通じ、あおり駆動モータ12は定められ
た回転量だけ回転する。あおり駆動モータ12の回転に
ともない回転軸13に直結されたウォーム14,15に
よりホイール16,17が軸18,19を中心に回転
し、これに直結された偏心軸20,21が移動すること
から、ベアリング24,25を介し、吊下げ板1が軸2
を中心に、所定の量(35cmに相当する量)のあおり
が行われる。さらに、このあおり量θに基づく眼幅の片
側補正量eをROM35により、駆動モータ9の回転量
に変換し、CPU33よりモータ駆動回路31を介して
スライド台3を駆動モータ9により駆動させる。このよ
うにして光軸と視軸を一致させた後、視力測定が行われ
る。
【0016】図4は吊下げ板1の上下機構における第2
の実施例の断面図である。吊下げ板1に固定された軸2
及びスライド台3は第1の実施例と同じ位置関係にあ
る。軸2の上部には雄ネジが切られており、外周にネジ
歯車が形成されているナット51が捩じ込まれている。
ナット51はスラストベアリング52を介して、スライ
ド台3の上で回転可能であり、軸54を中心に回転可能
なネジ歯車53と噛み合っており、軸54の延長上には
図示なきノブが配置されている。検者が軸54に固定さ
れた図示なきノブを回転することにより、ネジ歯車53
を介してナット51が回転し、ネジを介して軸2が上下
することからこれに固定された図示なき吊下げ板1の上
下が行われる。第2の実施例では上下用のノブを本体の
手前に配置することができる。
【0017】なお、以上の実施例ではスライド台駆動用
モータ及びあおり駆動用モータは左右兼用としたが左右
の測定レンズユニットのそれぞれに個別のモータを使用
しても同様な効果が得られる。
【0018】
【考案の効果】本考案によれば、あおり機構と測定レン
ズユニットの上下動機構を 有機的に結合することによっ
て、全体の機構を簡略化すると共に、被 検眼の状態に合
わせた正確な測定が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による自覚式検眼装置の測定レンズユニ
ット吊下げ部を示す斜視図である。
【図2】モータ駆動のためのブロック図である。
【図3】本実施例の原理を説明する図である。
【図4】吊下げ板1の上下機構における第2の実施例の
断面図である。
【符号の説明】
1 吊下げ板 2 軸 3 スライド台 5 雌ネジ 7 雄ネジ 9 スライド台駆動モータ 12 あおり用駆動モータ 20,21 偏心軸 33 CPU

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠用および近用の屈折力を自覚的に測定
    するための自覚式検眼装置において、左右の測定用レン
    ズユニットを保持するための左右一対の吊り下げ手段
    と、左右一対の移動ブロックと、該移動ブロックと前記
    吊り下げ手段に係合すると共に,移動ブロックに対して
    吊り下げ手段の高さを調整する調整手段を備える第1の
    軸と、前記一対の移動ブロックを眼幅調節のために左右
    対向的に移動させる眼幅調節手段と、前記吊り下げ手段
    に当接する第2の軸を持ち、吊り下げ手段の耳側を押圧
    することによって測定用レンズユニットを前記第1の軸
    を中心としてあおるあおり手段と、該あおり手段と前記
    眼幅調節手段の駆動を制御する制御手段と、を有するこ
    とを特徴とする自覚式検眼装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のあおり手段は、前記第2の軸
    に設けられた偏心軸と、該偏心軸を前記吊り下げ手段に
    係合するするために設けられた偏心軸係合手段と、を備
    えたことを特徴とする自覚式検眼装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の制御手段は、被検者の遠方視
    での瞳孔間距離および近用視標が置かれた近業距離に基
    づいて近用測定時における輻輳角および瞳孔間距離を演
    算する演算手段を具備することを特徴とする自覚式検眼
    装置。
JP1993010379U 1993-02-15 1993-02-15 自覚式検眼装置 Expired - Lifetime JPH0811075Y2 (ja)

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JP1993010379U JPH0811075Y2 (ja) 1993-02-15 1993-02-15 自覚式検眼装置

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JP1993010379U JPH0811075Y2 (ja) 1993-02-15 1993-02-15 自覚式検眼装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0582404U JPH0582404U (ja) 1993-11-09
JPH0811075Y2 true JPH0811075Y2 (ja) 1996-03-29

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ID=11748504

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993010379U Expired - Lifetime JPH0811075Y2 (ja) 1993-02-15 1993-02-15 自覚式検眼装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5937A (ja) * 1982-06-25 1984-01-05 ホ−ヤ株式会社 自覚式電動検眼機

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JPH0582404U (ja) 1993-11-09

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