JPH08110734A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH08110734A
JPH08110734A JP6272933A JP27293394A JPH08110734A JP H08110734 A JPH08110734 A JP H08110734A JP 6272933 A JP6272933 A JP 6272933A JP 27293394 A JP27293394 A JP 27293394A JP H08110734 A JPH08110734 A JP H08110734A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image forming
sensor
control
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6272933A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Hyo
伊智郎 標
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP6272933A priority Critical patent/JPH08110734A/ja
Publication of JPH08110734A publication Critical patent/JPH08110734A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 装置の制御に用いるセンサの調整し忘れや制
御基準値の設定し忘れを未然に防止できる画像形成装置
を提供する。 【構成】 感光体ドラムに形成した基準画像の画像濃度
を検出するPセンサ14又は現像装置内のトナー濃度を
検出するTセンサ93を備えた画像形成装置において、
Pセンサ14又はTセンサ93の調整が行なわれたか否
かを、電圧印加部のPWMコントローラ23に送る制御
信号としてのPWM値が0であるか否かで判断し、その
判断結果に基づいて操作表示部26におけるスパナマー
ク等の表示を制御する制御手段を設ける。Pセンサ14
の出力値と制御基準値との比較結果に基づいて画像形成
プロセス条件の設定を変更する設定変更手段と制御基準
値の初期設定を行なう初期設定手段とを備えた場合に
は、制御基準値の初期設定が行なわれたか否かを判断
し、その判断結果に基づいて操作表示部における表示を
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、像
担持体上に形成した基準画像の画像濃度を検出する画像
濃度検出手段の出力値や、現像装置内のトナー濃度を検
出するトナー濃度検出手段の出力値に基づいて制御を行
なう画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置としては、像担持体を
一様帯電した後、光像を照射することにより像担持体上
に潜像を形成し、現像装置を用いてトナー及びキャリア
からなる二成分現像剤(以下、現像剤という)により該
潜像を顕像化し、顕像化した画像を転写紙に転写するも
のが知られている。
【0003】ここで、現像装置内の現像剤のキャリアに
対するトナーの重量比(以下、トナー濃度という)は画
像濃度に影響するため、現像装置内に適宜トナーを補給
してトナー濃度を一定に保つことが望ましい。このトナ
ー補給は、一般に、像担持体に形成した基準画像の画像
濃度を検出する画像濃度検出手段としての反射型フォト
センサの出力値、現像装置内のトナー濃度を検出するト
ナー濃度検出手段としてのトナー濃度センサの出力値、
又は両センサの出力値に基づいて制御される。
【0004】上記トナー補給制御に用いるフォトセンサ
は、センサ特性のバラツキや像担持体である感光体との
組み合わせによって、その出力値が変わるため、装置ご
とに調整する必要がある。また、上記トナー補給制御に
用いるトナー濃度センサは、センサ特性のバラツキや現
像装置内の現像剤の特性のバラツキによって、その出力
値が変わるため、上記フォトセンサと同様に装置ごとに
調整する必要がある。通常、上記フォトセンサ及びトナ
ー濃度センサの調整は、画像形成装置が工場から出荷さ
れた後、サービスマンやセールスマンがユーザー先で装
置の設置時に行なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サービ
スマン等が上記フォトセンサ及びトナー濃度センサの調
整を忘れてしまうと、トナー補給が適正に行なわれなく
なり、地汚れ、トナー飛散、あるいは画像濃度低下等の
不具合が発生してしまうおそれがある。
【0006】また最近では、上記フォトセンサの駆動電
圧やトナー濃度センサのコントロール電圧をPWM制御
回路を備えた電源から供給し、サービスマン等がセンサ
調整モードを選択して実行することにより、フォトセン
サ及びトナー濃度センサの自動調整を行なう画像形成装
置もある。この自動調整によって設定したPWM制御回
路に用いるPWM値は、制御部内の記憶手段であるRA
M等に記憶されるが、RAM化け等のなんらかの異常で
RAMクリアーされた場合、再調整が必要となってく
る。このとき、サービスマン等が再調整を忘れると、上
記不具合が発生するおそれがある。
【0007】また、画像の明るさを一定に保つため、い
わゆるプロセスコントロールを行なう画像形成装置も知
られている。このプロセスコントロールは、一定の濃度
の基準パターンに対応した基準画像を感光体上に形成
し、フォトセンサで基準画像の画像濃度を検出し、その
出力値を制御基準値Vrefとして記憶し、以後、一定の
コピー枚数間隔ごとに基準画像を形成し、その画像濃度
をフォトセンサで検出し、その出力値(Vdat)と制御
基準値Vrefとを比較し、その比較結果に基づいて露光
ランプ電圧、帯電印加電圧、現像バイアス電圧の少なく
とも一つの設定を変更するように制御するものである。
通常、このプロセスコントロールに用いる制御基準値V
refの設定も、サービスマン等がユーザー先で装置の設
置時に行なっているが、万一設定し忘れると、経時的に
画像が明るくなったり、文字が出なかったり、濃度が下
がったりする等の不具合が発生するか、逆に画像が暗く
なったり、地汚れが発生したりする等の不具合が発生す
るおそれがある。
【0008】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、装置の制御に用いる
センサの調整し忘れや制御基準値の設定し忘れを未然に
防止できる画像形成装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、像担持体に画像濃度検出用の基
準画像を形成する基準画像形成手段と、該基準画像の画
像濃度を検出する画像濃度検出手段とを備えた画像形成
装置において、該画像濃度検出手段の調整が行なわれた
か否かを判断し、その判断結果に基づいて操作表示部に
おける表示を制御する制御手段を設けたことを特徴とす
るものである。
【0010】また、請求項2の発明は、現像装置内のト
ナー濃度を検出するトナー濃度検出手段を備えた画像形
成装置において、該トナー濃度検出手段の調整が行なわ
れたか否かを判断し、その判断結果に基づいて操作表示
部における表示を制御する制御手段を設けたことを特徴
とするものである。
【0011】また、請求項3の発明は、像担持体に画像
濃度検出用の基準画像を形成する基準画像形成手段と、
該基準画像の画像濃度を検出する画像濃度検出手段と、
該画像濃度検出手段の出力値と制御基準値との比較結果
に基づいて画像形成プロセス条件の設定を変更する設定
変更手段と、該制御基準値の初期設定を行なう初期設定
手段とを備えた画像形成装置において、該制御基準値の
初期設定が行なわれたか否かを判断し、その判断結果に
基づいて操作表示部における表示を制御する制御手段を
設けたことを特徴とするものである。
【0012】特に、請求項4の発明は、請求項1、2又
は3の画像形成装置において、上記画像濃度検出手段又
は上記トナー濃度検出手段の調整、若しくは上記制御基
準値の初期設定が行なわれていない場合に、上記操作表
示部の通常点灯している部分を点滅させることを特徴と
するものである。
【0013】特に、請求項5の発明は、上記画像濃度検
出手段を用いる第1の動作モードと該画像濃度検出手段
を用いない第2の動作モードとを有し、該第1の動作モ
ード又は第2の動作モードのいずれか一方を選択するた
めのモード選択手段とを備えた請求項1又は4の画像形
成装置において、該第1の動作モードを選択した場合に
のみ、該画像濃度検出手段の調整が行なわれたか否かを
判断し、その判断結果に基づいて操作表示部における表
示を制御することを特徴とするものである。
【0014】特に、請求項6の発明は、上記トナー濃度
検出手段を用いる第1の動作モードと該トナー濃度検出
手段を用いない第2の動作モードとを有し、該第1の動
作モード又は第2の動作モードのいずれか一方を選択す
るためのモード選択手段を備えた請求項2又は4の画像
形成装置において、該第1の動作モードを選択した場合
にのみ、該トナー濃度検出手段の調整が行なわれたか否
かを判断し、その判断結果に基づいて操作表示部におけ
る表示を制御することを特徴とするものである。
【0015】特に、請求項7の発明は、上記画像濃度検
出手段の出力値と制御基準値との比較結果に基づいて画
像形成プロセス条件の設定を変更する第1の動作モード
と該画像形成プロセス条件の設定を変更しない第2の動
作モードとを有し、該第1の動作モード又は第2の動作
モードのいずれか一方を選択するためのモード選択手段
を備えた請求項3又は4の画像形成装置において、該第
1の動作モードを選択した場合にのみ、該制御基準値の
初期設定が行なわれたか否かを判断し、その判断結果に
基づいて操作表示部における表示を制御することを特徴
とするものである。
【0016】特に、請求項8の発明は、像担持体の使用
時間に基づいて画像形成プロセス条件の設定を変更する
設定変更手段を備え、該像担持体の交換時に該画像形成
プロセス条件の初期設定を行なう像担持体初期設定モー
ドとを有する請求項1、4又は5の画像形成装置におい
て、該像担持体初期設定モードが実行された場合に、該
画像濃度検出手段の調整が行なわれていないと判断され
るように制御することを特徴とするものである。
【0017】
【作用】請求項1の発明においては、基準画像形成手段
によって像担持体に画像濃度検出用の基準画像を形成
し、画像濃度検出手段によって該基準画像の画像濃度を
検出する。そして、制御手段によって、画像濃度検出手
段の調整が行なわれたか否かを判断し、その判断結果に
基づいて、該調整が行なわれていない場合に操作表示部
にその旨を表示するように制御して、サービスマン等の
オペレータに知らせる。
【0018】請求項2の発明においては、トナー濃度検
出手段によって現像装置内のトナー濃度を検出する。そ
して、制御手段によって、トナー濃度検出手段の調整が
行なわれたか否かを判断し、その判断結果に基づいて、
該調整が行なわれていない場合に操作表示部にその旨を
表示するように制御して、サービスマン等のオペレータ
に知らせる。
【0019】請求項3の発明においては、初期設定手段
によって制御基準値の初期設定を行ない、基準画像形成
手段によって像担持体に画像濃度検出用の基準画像を形
成し、画像濃度検出手段によって該基準画像の画像濃度
を検出し、設定変更手段によって、画像濃度検出手段の
出力値と制御基準値との比較結果に基づいて画像形成プ
ロセス条件、例えば露光ランプ電圧、帯電印加電圧、現
像バイアス電圧の設定を変更する。そして、制御手段に
よって、制御基準値の初期設定が行なわれたか否かを判
断し、その判断結果に基づいて、該初期設定が行なわれ
ていない場合に操作表示部にその旨を表示するように制
御して、サービスマン等のオペレータに知らせる。
【0020】請求項4の発明においては、上記画像濃度
検出手段又は上記トナー濃度検出手段の調整、若しくは
上記制御基準値の初期設定が行なわれていない場合に、
上記操作表示部の通常点灯している部分を点滅させるこ
とにより、該調整又は初期設定が行なわれていないこと
を、サービスマン等のオペレータに知らせる。
【0021】請求項5の発明においては、モード選択手
段によってサービスマン等のオペレータが画像濃度検出
手段を用いる第1の動作モードを選択した場合には、画
像濃度検出手段の調整が行なわれたか否かを判断し、そ
の判断結果に基づいて、該調整が行なわれていない場合
に操作表示部にその旨を表示するように制御して、オペ
レータに知らせる。一方、オペレータが画像濃度検出手
段を用いない第2の動作モードを選択した場合には、上
記判断及び操作表示部への表示を行なわないように制御
する。
【0022】請求項6の発明においては、モード選択手
段によってサービスマン等のオペレータがトナー濃度検
出手段を用いる第1の動作モードを選択した場合には、
トナー濃度検出手段の調整が行なわれたか否かを判断
し、その判断結果に基づいて、該調整が行なわれていな
い場合に操作表示部にその旨を表示するように制御し
て、オペレータに知らせる。一方、オペレータがトナー
濃度検出手段を用いない第2の動作モードを選択した場
合には、上記判断及び操作表示部への表示を行なわない
ように制御する。
【0023】請求項7の発明においては、モード選択手
段によってサービスマン等のオペレータが画像濃度検出
手段の出力値と制御基準値との比較結果に基づいて画像
形成プロセス条件の設定を変更する第1の動作モードを
選択した場合には、制御基準値の初期設定が行なわれた
か否かを判断し、その判断結果に基づいて、該初期設定
が行なわれていない場合に操作表示部にその旨を表示す
るように制御して、オペレータに知らせる。一方、オペ
レータが画像形成プロセス条件の設定を変更しない第2
の動作モードを選択した場合には、上記判断及び操作表
示部への表示を行なわないように制御する。
【0024】請求項8の発明においては、設定変更手段
によって像担持体の使用時間に基づいて画像形成プロセ
ス条件、例えば露光ランプ電圧や帯電印加電圧の設定を
変更することにより、像担持体の膜厚や感度が変化して
も所定の潜像が形成されるようにする。そして、像担持
体の交換時には像担持体初期設定モードを実行し、経時
において設定を変更した画像形成プロセス条件をクリア
ーして初期値に戻すように初期設定する。この像担持体
初期設定モードが実行された場合に、該画像濃度検出手
段の調整が行なわれていないと判断されるように制御す
ることにより、該調整が行なわれていないことがサービ
スマン等のオペレータに知らせることができるようにす
る。
【0025】
【実施例】以下、本発明を画像形成装置である電子写真
複写機(以下、複写機という)に適用した実施例につい
て説明する。 〔実施例1〕図2は、第1の実施例に係る複写機の概略
構成を示す正面図である。原稿台1上に置かれた原稿2
を露光ランプ3で照射し、その反射光4をミラー5及び
レンズ6を介して、像担持体としての感光体ドラム7上
に投影することにより、感光体ドラム7上に原稿2の静
電潜像を形成する。感光体ドラム7の周辺には、感光体
ドラム7の表面を一様に負極性に帯電する帯電装置8、
感光体ドラム7上に形成された静電潜像を顕像化する現
像装置9、顕像化した像を転写紙に転写するベルトタイ
プの転写装置10、感光体ドラム7上の転写残トナーを
除去するクリーニング装置11、感光体ドラム7上の残
留電荷を除去する除電装置12等が配設されている。
【0026】上記現像装置9は、現像部内へトナーを補
給するトナー補給手段としてのトナーホッパー91及び
トナー補給ローラ92、現像部内のキャリア及び正帯電
トナーからなる二成分系現像剤のトナー濃度を検出する
トナー濃度検出手段としてのトナー濃度センサ(以下、
Tセンサという)93、現像部内の現像剤を担持して感
光体ドラム7上にトナーを供給する現像剤担持体として
の現像スリーブ94、現像スリーブ94上の現像剤を規
制するためのドクターブレード95などを備えている。
この現像スリーブ94には図示しない電源から負極性の
現像バイアス電圧が印加され、感光体ドラム7との間に
所定の現像ポテンシャルが形成される。また、トナーホ
ッパー91から現像部内へのトナーの補給は、Tセンサ
93の出力値Vtと制御基準値Vtrとを比較し、その比
較結果に基づいてトナー補給ローラ92を駆動して制御
する。
【0027】上記トナー補給制御により、画像濃度に影
響する要因の一つであるトナー濃度を一定に保つことが
できるが、画像濃度は、現像剤の経時での剤物性の変
化、温湿度等の環境や現像条件(現像スリーブ94と感
光体ドラム7との距離、ドクターブレード95と現像ス
リーブ94との距離)等によっても影響される。そこ
で、本実施例では、基準画像形成手段としての帯電装置
8、露光ランプ3などの露光装置、イレース13、現像
装置9等を用いて、予め決められた基準濃度の基準パタ
ーン15に対応する基準画像を感光体ドラム7上に形成
し、その基準画像の濃度を画像濃度検出手段としての反
射型フォトセンサ(以下、Pセンサという)14で検出
し、この検出結果に基づき、Tセンサ93の制御基準値
Vtrを補正するように制御し、より安定した画像が得ら
れるようにしている。
【0028】図3は、Tセンサ93及びPセンサ14を
用いてトナー補給制御を行なう電装部のブロック図であ
る。制御手段としての制御部16はCPU,RAM,R
OM,I/Oインターフェース等で構成され、I/Oイ
ンターフェースにはドライバー17,18,19を介し
て、それぞれメインモータ20、現像クラッチ21及び
トナー補給クラッチ22が接続されている。現像クラッ
チ21は駆動源としてのメインモータ20から現像装置
9の現像ローラ94等への回転駆動力の伝達をON/O
FFするためのものであり、トナー補給クラッチ22は
トナー補給ローラ92への回転駆動力の伝達をON/O
FFするためのものである。 (以下、余白)
【0029】また、制御部16のI/Oインターフェー
スには、Tセンサ93及びPセンサ14に所定の電圧を
供給するためのPWMコントローラ23、Tセンサ93
及びPセンサ14から出力されるアナログ信号をディジ
タル信号に変換するA/Dコンバータ24,25、及び
操作表示部26が接続されている。PWMコントローラ
23からは、図4(a)に示すように繰り返し周期t1
(例えば、最大50μsec)、パルス幅t2の2つのパル
ス波が出力される。このパルス波は積分回路によって直
流電圧に変換された後、Tセンサ93及びPセンサ14
それぞれに印加される。ここで、上記PWMコントロー
ラ23から出力されるパルス波のパルス幅t2は、制御
部16から送られる制御信号(以下、PWM値という)
によって変化させることができ、例えば図4(b)に示
すように(t2/t1)×100%で定義されるPWMデ
ューティを0%と100%との間で変化させることによ
り、それに応じてTセンサ93に供給するコントロール
電圧Vcを0Vと10Vとの間で変化させることができ
る。
【0030】図5(a)はPセンサ14の回路図であ
り、発光ダイオード14aの光が感光体ドラム7上の基
準画像に照射され、その反射光がフォトトランジスタ1
4bによって検出されてVoutとして出力され、A/D
コンバータ25を介して制御部16に入力される。Pセ
ンサ14の出力レベルは、発光ダイオード14aのアノ
ード及びフォトトランジスタ14bのコレクタに印加す
る駆動電圧を変化させることによって調整することがで
きる。
【0031】図6はPセンサ14の調整モードの一例を
示すフローチャートである。Pセンサ調整モードは、サ
ービスマン等がユーザー先で装置の設置時やPセンサ1
4の交換時に、所定のボタンを押す等の操作によって実
行される。このPセンサ調整モードを実行すると判断さ
れた場合には、Pセンサ14に駆動電圧が供給されて発
光ダイオード(LED)がONし、繰り返し変数Nの値
がリセットされて「1」となる(ステップ1〜3)。そ
して、Pセンサ14によって感光体ドラム7上の非画像
部の画像濃度が検出され、その出力Voutが制御部16
にVsgとして入力される(ステップ4)。この非画像部
に対するPセンサ14の出力Vsgが、所定の範囲(Vsg
=4±0.2V)内の値になったときに、そのときのP
WM値が制御部16に記憶され、Pセンサ14への駆動
電圧の供給を停止してLEDをOFFする(ステップ5
〜7)。上記非画像部に対するPセンサ14の出力Vsg
が所定の範囲内の値にない場合には、制御部16からP
WMコントローラ23に送るPWM値を増減させ、Nの
値が所定の繰り返し回数N0(例えば8回)に達したか
否かを判断し、達していない場合には1を加算し、上記
ステップ4に戻って非画像部の濃度を再び検出する(ス
テップ8〜12,4)。そして、調整の繰り返し回数N
が所定のN0に達した場合には調整異常と判断され、P
WM値=0として制御部16に記憶される。
【0032】図5(b)はTセンサ93の回路図であ
り、基準信号の正弦波発振出力をパルス信号に波形整形
する基準信号出力回路93aと、現像剤のトナー濃度に
比例してインダクタンスが変化するコイルN2からなる
トナー濃度検知部93bと、現像剤の濃度に応じた位相
のパルス信号を出力する矩形波整形回路93cと、基準
パルス信号及び現像剤の濃度に応じた位相のパルス信号
が入力される排他的論理和回路からなる位相比較回路9
3dと、電源回路93eと、位相比較回路93dで得ら
れたパルスを平均値積分して直流電圧を取り出す積分回
路93fと、増幅回路93gと、コントロール電圧Vc
に応じて発振出力レベルをコントロールするアナログ出
力コントロール回路93hとから構成される。アナログ
出力コントロール回路93hから出力されるアナログ信
号は、A/Dコンバータ24を介して制御部16に入力
される。また、Tセンサ93の出力レベルは、アナログ
出力コントロール回路93hに印加するコントロール電
圧Vcを変化させることによって調整することができ
る。
【0033】図7はTセンサ93の調整モードの一例を
示すフローチャートである。このTセンサ調整モード
も、サービスマン等がユーザー先で装置の設置時やTセ
ンサ93の交換時に、所定のボタンを押す等の操作によ
って実行される。このTセンサ調整モードを実行すると
判断された場合には、メインモータ20及び現像装置9
の現像クラッチ21がONされ、Tセンサ93にコント
ローラ電圧Vcが供給される(ステップ1,2)。そし
て、Tセンサ93によって現像装置9内の現像剤のトナ
ー濃度が検出され、その出力が制御部16にVtとして
入力される(ステップ3)。このTセンサ93の出力V
tが、所定の範囲(Vt=2.5±0.1V)内の値に
なったときに、そのときのPWM値が制御部16に記憶
され、メインモータ20及び現像装置9の現像クラッチ
21がOFFされ、Tセンサ93へのコントロール電圧
の供給を停止する(ステップ4〜6)。上記Tセンサ9
3の出力Vtが所定の範囲内の値にない場合には、制御
部16からPWMコントローラ23に送るPWM値を増
減させ、そのPWM値が最大値または最小値に達したか
否かを判断し、達していない場合には上記ステップ3に
戻ってトナー濃度を再び検出する(ステップ7〜10,
3)。そして、PWM値が最大値または最小値に達した
場合には調整異常と判断され、PWM値=0として制御
部16に記憶される。
【0034】このようにサービスマン等がユーザー先で
装置の設置時やPセンサ14又はTセンサ93の交換時
にセンサの調整を行なうが、センサ調整を怠るとトナー
補給が適正に行なわれなくなってしまう。そこで、本実
施例1ではセンサの調整し忘れを未然に防止すべく、装
置の設置後やセンサ交換後にコピースタートボタンが押
されたとき等にセンサの調整有無の判断を行なってい
る。
【0035】図1(a)及び(b)はそれぞれPセンサ
14及びTセンサ93の調整有無の判断モードの一例を
示すフローチャートである。ここで、センサ調整前のP
センサ14の駆動電圧及びコントロール電圧に対するP
WM値がそれぞれ0に設定されるようにしておく。そし
て、装置の設置後やセンサ交換後に、そのPWM値が0
であるか否かが判断され、PWM値が0のときはセンサ
未調整と判断され、図8(a)に示す操作表示部26の
スパナマーク26aを点灯させる(ステップ1,2)。
このスパナマーク26aの点灯により、サービスマン等
がセンサ未調整であることを知ることができ、各センサ
14,93の調整し忘れを未然に防止することができ
る。
【0036】なお、上記実施例1ではスパナマーク26
aを点灯させているが、この点灯に代え又は加えて、図
8(a)のように液晶表示パネル26bを有する場合に
は、その液晶表示パネル26bに「Pセンサ未調整」、
「Tセンサ未調整」等と表示させるように制御しても良
い。
【0037】また、上記実施例1では操作表示部26の
スパナマーク26aのように特別に点灯させる部分を設
けているが、図8(b)のようにセンサ未調整表示のた
めのスパナマーク26aを設けずに、通常点灯している
部分を点滅させるように構成してもよい。例えば図8
(c)のように画像濃度のノッチ表示部26cを点滅さ
せたり、図8(d)のようにコピー枚数の置数表示部2
6dを点滅させたりすることで、サービスマン等にセン
サ未調整を知らせるように構成してもよい。この場合に
は、スパナマーク26aのように特別に点灯させる部分
を設ける必要がないので、低コスト化を図ることができ
る。
【0038】また、上記実施例1の図6及び図7のセン
サの調整モードにおいて、センサの故障等でセンサが調
整できずに調整異常と判断した場合にはPWM値=0を
記憶しているので、その後のセンサ調整有無の判断モー
ドでスパナマーク26aが点灯したり、上記ノッチ表示
部26cや置数表示部26d等が点滅したりする。この
センサ調整異常の場合には、Pセンサ14及びTセンサ
93を用いたトナー補給モードから、Tセンサ93のみ
を用いたトナー補給モード、又はPセンサ14及びTセ
ンサ93を用いずに転写紙のサイズに基づいた一定量だ
けトナー補給する定量補給モードに自動的に切り換わる
ように制御されたり、オペレータが操作ボタン等を押す
ことによって特殊モードとして上記定量補給モード等に
切り換わるように制御される。ところが、サービスマン
等がセンサ故障とわかっても通常、交換用のセンサを携
帯していないため、センサを交換するまでの間、スパナ
マーク26aが点灯したままであったり、上記ノッチ表
示部26cや置数表示部26d等が点滅したままである
ので、ユーザが不快に思ったり違和感を感じたりする場
合がある。そこで、図9のフローチャートに示すよう
に、Pセンサ14及びTセンサ93のうち少なくとも一
つのセンサを用いたトナー補給制御を行なう場合のみ、
その制御に用いるセンサの調整有無をPセンサ14の駆
動電圧又はTセンサ93のコントロール電圧のPWM値
が0か否かで判断し、PWM値が0で異常調整と判断し
た場合にスパナマーク26aを点灯させたり、ノッチ表
示部26cや置数表示部26d等を点滅させるように制
御するのが好ましい。これにより、センサを交換するま
での間のユーザの不快感や違和感を取り除くことができ
る。
【0039】また、上記実施例1ではPセンサ14及び
Tセンサ93の両センサの出力値に基づいて、現像装置
へのトナー補給を制御しているが、本発明は、いずれか
一方のセンサのみの出力値に基づいてトナー補給を制御
する場合にも適用できるものである。例えば、上記Tセ
ンサ93の制御目標値VtrをPセンサ14の出力値に基
づいて補正しないで出力値Vtと制御目標値Vtrとの比
較結果のみに基づいてトナー補給ローラ92の駆動を制
御する場合にも適用でき、Tセンサ93を用いずにPセ
ンサ14の出力値とその制御基準値との比較結果に基づ
いてトナー補給ローラ92の駆動を制御する場合にも適
用できる。このように一方のセンサの出力値に基づいて
トナー補給を制御する場合のセンサ調整有無の判断モー
ドとしては、上記図1(a)及び(b)の一方の判断モ
ードのみを実行したり、故障したセンサを良品に交換す
るまでの間のユーザの不快感を取り除くために図10又
は図11の判断モードを実行したりすることができる。
【0040】〔実施例2〕次に、本発明の第2の実施例
について説明する。本実施例に係る複写機の概略構成は
上記実施例1(図2参照)と略同様であるため、それら
の説明は省略する。上記実施例1と異なるのは、Pセン
サ14の出力値とその制御基準値Vrefとの比較結果に
基づいて画像形成プロセス条件、例えば露光ランプ3に
印加する露光ランプ電圧の設定を補正するプロセスコン
トロールモードを有し、制御基準値Vrefが未設定の場
合にその旨を操作表示部26に表示するように制御する
点である。以下、この制御について説明する。
【0041】図12は上記プロセスコントロールに用い
る制御基準値Vrefの設定モードの一例を示すフローチ
ャートである。この制御基準値Vrefの設定モードは、
通常、サービスマン等がユーザー先で装置の設置時に実
行される。サービスマン等が所定のボタンを押すことに
よって設定モードが選択されると、露光ランプ3に印加
する露光ランプ電圧及び帯電装置8に印加する帯電印加
電圧を、7ノッチに分割されている画像形成プロセス条
件の中間の標準条件である4ノッチ条件に設定し、現像
ローラ94に印加する現像バイアス電圧Vbを−50V
に設定し、濃度OD=0.14の基準パターン15に対
応する基準画像を感光体ドラム7上に形成する(ステッ
プ1,2)。そして、この基準画像の画像濃度をPセン
サ14によって検出し、その出力値Vsplと非画像部に
対する出力値Vsglとの比Vspl/Vsglが所定値、例え
ば0.45以上であるか否かを判断する(ステップ3,
4)。ここで、0.45より小さい場合には、現像バイ
アス電圧Vbを25Vだけ小さくして再び基準画像を形
成し、上記ステップ3及び4を繰り返す(ステップ5,
3,4)。そして、上記Pセンサ14の出力比Vspl/
Vsglが0.45以上になったときの値Vspl/Vsglを
制御基準値Vrefとし、このときの現像バイアス電圧Vb
lとともに制御部16に記憶する(ステップ6,7)。
【0042】図13はプロセスコントロールモードの一
例を示すフローチャートである。1000枚のコピー枚
数ごとに、露光ランプ電圧及び帯電印加電圧を4ノッチ
条件に設定し、現像バイアス電圧を上記Vblに−25V
加算した値に設定し、基準画像を感光体ドラム7上に形
成する(ステップ1,2)。そして、この基準画像の画
像濃度をPセンサ14によって検出し、その出力比Vsp
l/VsglをVdatとして制御部16に記憶する(ステッ
プ3)。
【0043】ここで、上記図12の設定モードで設定し
た制御基準値Vrefが0.5であった場合、このときの
負極性の現像バイアス電圧に−25Vだけ加算すると、
図14の破線に示すように現像ポテンシャル(感光体ド
ラム7の表面電位と現像バイアス電圧との電位差の絶対
値)が25Vだけ小さくなり、Pセンサ14の出力比V
datが0.62程度(制御基準値Vrefの123%程度)
になると予想される。そこで、表1に示すように、実際
のPセンサ14の出力比Vdatが予測値からずれて制御
基準値Vrefの146%以上になった場合、すなわち画
像濃度が薄くなった場合には、現像ポテンシャルを大き
くして所定の画像濃度に戻すように露光ランプ電圧を1
Vだけ小さくする(ステップ4,5)。一方、Pセンサ
14の出力比Vdatが予測値からずれて制御基準値Vref
の100%以下になった場合、すなわち画像濃度が濃く
なった場合には、現像ポテンシャルを小さくして所定の
画像濃度に戻すように露光ランプ電圧を1Vだけ大きく
する(ステップ6,7)。
【表1】
【0044】上記プロセスコントロールに用いる制御基
準値Vrefの設定は、通常装置の設置時に行なわれる
が、万一設定し忘れると、経時的に画像不良が発生する
おそれがでてくる。そこで、本実施例2では、制御基準
値Vrefの設定し忘れを未然に防止すべく、装置の設置
後のコピースタートボタンが押されたとき等に制御基準
値Vrefの設定有無の判断を行なっている。
【0045】図15は制御基準値Vrefの設定有無の判
断モードの一例を示すフローチャートである。ここで、
設定前の制御基準値Vrefの値は0にしておく。そし
て、装置の設置後に、制御基準値Vrefの値が0である
か否かが判断され、Vrefの値が0のときはVref未設定
と判断され、図8(a)に示す操作表示部26のスパナ
マーク26aを点灯させる(ステップ1,2)。このス
パナマーク26aの点灯により、サービスマン等がVre
f未設定であることを知ることができ、制御基準値Vref
の設定し忘れを未然に防止することができる。
【0046】なお、上記実施例2ではスパナマーク26
aを点灯させているが、この点灯に代え又は加えて、図
8(a)のように液晶表示パネル26bを有する場合に
は、その液晶表示パネル26bに「制御基準値Vref未
設定」等と表示させるように制御しても良い。また、操
作表示部26の通常点灯している部分、例えば画像濃度
のノッチ表示部や置数表示部を点滅させたりしてもよ
い。
【0047】また、上記実施例2において、サービスマ
ン等が何らかの理由によりプロセスコントロールを用い
たくないとき、制御基準値Vrefの設定を行なわない場
合がある。この場合に上記図15の設定有無の判定モー
ドが実行されると、スパナマーク26aが点灯したまま
になったり、置数表示部が点滅したままになるので、ユ
ーザが不快に思ったり違和感を感じたりする場合があ
る。そこで、図16のフローチャートに示すように、プ
ロセスコントロールを行なう場合のみ、その制御に用い
る制御基準値Vrefの設定有無をVrefの値が0か否かで
判断し、Vrefの値が0で未設定と判断した場合に置数
表示部等を点滅させたり、スパナマーク26aを点灯さ
せたりするのが好ましい。これにより、次にプロセスコ
ントロールを用いるまで間のユーザの不快感や違和感を
取り除くことができる。
【0048】また、上記実施例2の制御基準値Vrefの
設定有無の判定モードは、上記実施例1のトナー補給制
御に用いるTセンサ93の制御基準値Vtrを装置の設置
等に設定するような場合にも適用できる。
【0049】また、上記実施例2のプロセスコントロー
ルにおいてもPセンサ14を用いているので、上記実施
例1で用いたPセンサ14の調整モード(図6)及び調
整有無の判定モード(図1(a))を適用することがで
きる。
【0050】また、上記実施例2は現像剤としてキャリ
ア及びトナーからなる二成分系現像剤を用いた複写機に
ついて説明したが、本発明は一成分系現像剤を用いた画
像形成装置にも適用することができる。
【0051】また、上記実施例2のプロセスコントロー
ルにおいては、Pセンサ14の出力値に基づいて露光ラ
ンプ3に印加する露光ランプ電圧の設定値を変更してい
るが、本発明は、Pセンサ14の出力値と制御基準値V
refとの比較結果に基づいて、帯電装置8に印加する帯
電印加電圧や現像バイアス電圧等の他の画像形成プロセ
ス条件の設定値を変更するプロセスコントロールを行な
う画像形成装置にも適用できるものである。
【0052】また、上記実施例1及び実施例2におい
て、感光体ドラム7の経時での膜厚変化、感度変化によ
る画質変化等を防止するために、感光体ドラム7の回転
時間に基づいて帯電印加電圧、露光ランプ電圧等を補正
する制御を行なう場合がある。このような補正制御を採
用している複写機等においては、感光体ドラムの交換時
に上記補正をクリアして初期設定する特殊モード(以
下、感光体初期設定モードという)が用意されている。
この感光体初期設定モードは、サービスマン等が感光体
交換時に実行するが、感光体交換時にはPセンサ14の
調整も行なわなくてはならない。そこで、図17に示す
ように、感光体初期設定モードを実行した場合にPセン
サ14の駆動電圧のPWM値を0にすることにより、そ
の後にセンサ調整を忘れた場合でも調整有無の判断モー
ドにおいて未調整と判断され、サービスマン等による調
整し忘れを未然に防止することができる。
【0053】また、上記実施例1及び実施例2において
は、Tセンサ93及びPセンサ14に所定の可変電圧を
供給するためにPWMコントローラ23を用い、このP
WMコントローラ23に入力する制御信号(PWM値)
を変化させることによって各センサを調整しているが、
これに代え、直流電圧を可変抵抗器等によって分圧し、
その分圧した直流電圧をTセンサ93及びPセンサ14
に印加するように構成してもよい。この場合には、サー
ビスマン等が可変抵抗器を操作して直流電圧の分圧比を
変化させることによって、Tセンサ93及びPセンサ1
4に所望の電圧を印加させて各センサを調整することが
できる。
【0054】また、上記実施例1及び実施例2において
は、感光体ドラム7を負極性に帯電し、正帯電トナーを
用いた正規現像方式を採用した複写機について説明した
が、本発明は帯電極性の正負にかかわらず適用でき、更
に反転現像方式を採用した画像形成装置にも適用できる
ものである。
【0055】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、制御手段によ
って、画像濃度検出手段の調整が行なわれたか否かを判
断し、その判断結果に基づいて、該調整が行なわれてい
ない場合に操作表示部にその旨を表示するように制御し
て、サービスマン等のオペレータに知らせることができ
るので、画像濃度検出手段の調整し忘れを未然に防止す
ることができるという効果がある。
【0056】また、請求項2の発明によれば、制御手段
によって、トナー濃度検出手段の調整が行なわれたか否
かを判断し、その判断結果に基づいて、該調整が行なわ
れていない場合に操作表示部にその旨を表示するように
制御して、サービスマン等のオペレータに知らせること
ができるので、トナー濃度検出手段の調整し忘れを未然
に防止することができるという効果がある。
【0057】また、請求項3の発明によれば、制御手段
によって、制御基準値の初期設定が行なわれたか否かを
判断し、その判断結果に基づいて、該初期設定が行なわ
れていない場合に操作表示部にその旨を表示するように
制御して、サービスマン等のオペレータに知らせること
ができるので、制御基準値の初期設定し忘れを未然に防
止することができるという効果がある。
【0058】また特に、請求項4の発明によれば、上記
画像濃度検出手段又は上記トナー濃度検出手段の調整、
若しくは上記制御基準値の初期設定が行なわれていない
場合に、上記操作表示部の通常点灯している部分を点滅
させることにより、該調整又は初期設定が行なわれてい
ないことをサービスマン等のオペレータに知らせること
ができ、操作表示部に特別な表示部を設ける必要がな
く、コストダウンを図ることができるという効果があ
る。
【0059】また特に、請求項5の発明によれば、モー
ド選択手段によってサービスマン等のオペレータが画像
濃度検出手段を用いない第2の動作モードを選択した場
合には、上記画像濃度検出手段の調整有無の判断及び操
作表示部への表示を行なわないように制御することによ
り、ユーザーが正常時と同じように表示される操作表示
部を使用できるようになるので、違和感や不快感等を持
つことなく画像形成装置を使用することができるという
効果がある。
【0060】また特に、請求項6の発明によれば、モー
ド選択手段によってサービスマン等のオペレータがトナ
ー濃度検出手段を用いない第2の動作モードを選択した
場合には、上記トナー濃度検出手段の調整有無の判断及
び操作表示部への表示を行なわないように制御すること
により、ユーザーが正常時と同じように表示される操作
表示部を使用できるようになるので、違和感や不快感等
を持つことなく画像形成装置を使用することができると
いう効果がある。
【0061】また特に、請求項7の発明によれば、モー
ド選択手段によってサービスマン等のオペレータが画像
形成プロセス条件の設定を変更しない第2の動作モード
を選択した場合には、上記制御基準値の初期設定有無の
判断及び操作表示部への表示を行なわないように制御す
ることにより、ユーザーが正常時と同じように表示され
る操作表示部を使用できるようになるので、違和感や不
快感等を持つことなく画像形成装置を使用することがで
きるという効果がある。
【0062】また特に、請求項8の発明によれば、像担
持体初期設定モードが実行された場合に、画像濃度検出
手段の調整が行なわれていないと強制的に判断されるよ
うに制御することにより、該調整が行なわれていないこ
とをサービスマン等のオペレータに知らせることができ
るので、像担持体交換時の画像濃度検出手段の調整し忘
れを未然に防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は実施例1に係る複写機におけるPセン
サの調整有無の判断のフローチャート。(b)は同複写
機におけるTセンサの調整有無の判断のフローチャー
ト。
【図2】同複写機の概略構成図。
【図3】同複写機の電装部のブロック図。
【図4】(a)は同電装部におけるPWMコントローラ
のパルス出力電圧の波形を示す説明図。(b)は同PW
Mコントローラのパルス出力電圧のデューティ比とセン
サに印加される直流電圧との関係を示す特性図。
【図5】(a)は同複写機に用いるPセンサの回路図。
(b)は同複写機に用いるTセンサ内部の回路図。
【図6】同複写機におけるPセンサの調整のフローチャ
ート。
【図7】同複写機におけるTセンサの調整のフローチャ
ート。
【図8】(a)及び(b)は同複写機の操作表示部の部
分平面図。(c)はノッチ表示部の点滅の説明図。
(d)は置数表示部の点滅の説明図。
【図9】同複写機におけるPセンサ及びTセンサの調整
有無の判断のフローチャート。
【図10】変形例に係るPセンサの調整有無の判断のフ
ローチャート。
【図11】他の変形例に係るTセンサの調整有無の判断
のフローチャート。
【図12】実施例2に係る複写機のプロセスコントロー
ルに用いる制御基準値Vrefの設定のフローチャート。
【図13】同プロセスコントロールのフローチャート。
【図14】感光体上のトナー付着量と、現像ポテンシャ
ル及びPセンサの出力比との関係を示す特性図。
【図15】同プロセスコントロールに用いる制御基準値
Vrefの設定有無の判断のフローチャート。
【図16】変形例に係る制御基準値の設定有無の判断の
フローチャート。
【図17】感光体交換時の感光体初期設定のフローチャ
ート。
【符号の説明】
3 露光ランプ 7 感光体ドラム 8 帯電装置 9 現像装置 14 Pセンサ 15 基準パターン 16 制御部 20 メインモータ 21 現像クラッチ 22 トナー補給クラッチ 23 PWMコントローラ 26 操作表示部 26a スパナマーク 26b 液晶表示パネル 26c ノッチ表示部 26d 置数表示部 91 トナーホッパー 92 トナー補給ローラ 93 Tセンサ 94 現像スリーブ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体に画像濃度検出用の基準画像を形
    成する基準画像形成手段と、該基準画像の画像濃度を検
    出する画像濃度検出手段とを備えた画像形成装置におい
    て、 該画像濃度検出手段の調整が行なわれたか否かを判断
    し、その判断結果に基づいて操作表示部における表示を
    制御する制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】現像装置内のトナー濃度を検出するトナー
    濃度検出手段を備えた画像形成装置において、 該トナー濃度検出手段の調整が行なわれたか否かを判断
    し、その判断結果に基づいて操作表示部における表示を
    制御する制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】像担持体に画像濃度検出用の基準画像を形
    成する基準画像形成手段と、該基準画像の画像濃度を検
    出する画像濃度検出手段と、該画像濃度検出手段の出力
    値と制御基準値との比較結果に基づいて画像形成プロセ
    ス条件の設定を変更する設定変更手段と、該制御基準値
    の初期設定を行なう初期設定手段とを備えた画像形成装
    置において、 該制御基準値の初期設定が行なわれたか否かを判断し、
    その判断結果に基づいて操作表示部における表示を制御
    する制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】上記画像濃度検出手段又は上記トナー濃度
    検出手段の調整、若しくは上記制御基準値の初期設定が
    行なわれていない場合に、上記操作表示部の通常点灯し
    ている部分を点滅させることを特徴とする請求項1、2
    又は3の画像形成装置。
  5. 【請求項5】上記画像濃度検出手段を用いる第1の動作
    モードと該画像濃度検出手段を用いない第2の動作モー
    ドとを有し、該第1の動作モード又は第2の動作モード
    のいずれか一方を選択するためのモード選択手段とを備
    えた請求項1又は4の画像形成装置において、 該第1の動作モードを選択した場合にのみ、該画像濃度
    検出手段の調整が行なわれたか否かを判断し、その判断
    結果に基づいて操作表示部における表示を制御すること
    を特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】上記トナー濃度検出手段を用いる第1の動
    作モードと該トナー濃度検出手段を用いない第2の動作
    モードとを有し、該第1の動作モード又は第2の動作モ
    ードのいずれか一方を選択するためのモード選択手段を
    備えた請求項2又は4の画像形成装置において、 該第1の動作モードを選択した場合にのみ、該トナー濃
    度検出手段の調整が行なわれたか否かを判断し、その判
    断結果に基づいて操作表示部における表示を制御するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】上記画像濃度検出手段の出力値と制御基準
    値との比較結果に基づいて画像形成プロセス条件の設定
    を変更する第1の動作モードと該画像形成プロセス条件
    の設定を変更しない第2の動作モードとを有し、該第1
    の動作モード又は第2の動作モードのいずれか一方を選
    択するためのモード選択手段を備えた請求項3又は4の
    画像形成装置において、 該第1の動作モードを選択した場合にのみ、該制御基準
    値の初期設定が行なわれたか否かを判断し、その判断結
    果に基づいて操作表示部における表示を制御することを
    特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】像担持体の使用時間に基づいて画像形成プ
    ロセス条件の設定を変更する設定変更手段を備え、該像
    担持体の交換時に該画像形成プロセス条件の初期設定を
    行なう像担持体初期設定モードとを有する請求項1、4
    又は5の画像形成装置において、 該像担持体初期設定モードが実行された場合に、該画像
    濃度検出手段の調整が行なわれていないと判断されるよ
    うに制御することを特徴とする画像形成装置。
JP6272933A 1994-10-11 1994-10-11 画像形成装置 Pending JPH08110734A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6272933A JPH08110734A (ja) 1994-10-11 1994-10-11 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6272933A JPH08110734A (ja) 1994-10-11 1994-10-11 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08110734A true JPH08110734A (ja) 1996-04-30

Family

ID=17520793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6272933A Pending JPH08110734A (ja) 1994-10-11 1994-10-11 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08110734A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007058140A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Canon Inc 画像形成装置
EP1956441A2 (en) 2007-02-06 2008-08-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for determining the status of a toner sensor
US7551862B2 (en) 2006-06-13 2009-06-23 Ricoh Company Limited Developing device, and process unit and image forming apparatus using the developing device

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007058140A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Canon Inc 画像形成装置
JP4659560B2 (ja) * 2005-08-26 2011-03-30 キヤノン株式会社 画像形成装置
US7551862B2 (en) 2006-06-13 2009-06-23 Ricoh Company Limited Developing device, and process unit and image forming apparatus using the developing device
EP1956441A2 (en) 2007-02-06 2008-08-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for determining the status of a toner sensor
EP1956441A3 (en) * 2007-02-06 2011-05-25 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for determining the status of a toner sensor
CN102591175A (zh) * 2007-02-06 2012-07-18 三星电子株式会社 成像设备及其墨粉传感器状态感测方法
EP2434350A3 (en) * 2007-02-06 2012-09-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for determining the status of a toner sensor
US8478142B2 (en) * 2007-02-06 2013-07-02 Samsung Electronics Co., Ltd. Image forming apparatus and toner sensor status sensing method thereof and determination of agitator abnormality
US8577231B2 (en) 2007-02-06 2013-11-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Image forming apparatus and toner sensor status sensing method thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6121986A (en) Process control for electrophotographic recording
US5839018A (en) Toner density control for an image forming apparatus
JP3007650B2 (ja) 画像形成装置
JPH09106170A (ja) トナー付着コントラストの制御および長期間のトナー濃度調整による現像剤寿命の長期化を実施するための装置および方法
JPH0462075B2 (ja)
JP2002196546A (ja) 画像形成装置
US5987271A (en) Method and apparatus for control of variability in charge to mass ratio in a development station
US5862433A (en) Electrostatographic method and apparatus with improved auto cycle up
JPH08110734A (ja) 画像形成装置
JP4685502B2 (ja) 電子写真装置
JPH06130818A (ja) 電子写真装置
US6118953A (en) Electrostatographic apparatus and method with programmable toner concentration decline with the developer life
JPH07261477A (ja) 電子写真式画像形成装置
JP4703265B2 (ja) 画像形成装置
JPH08234635A (ja) 画像形成装置
JPH05257352A (ja) 電子写真装置
JPH05333623A (ja) デジタル電子写真装置
JP2004020659A (ja) 画像形成装置
JP3007368B2 (ja) 画像濃度制御方法
KR100444897B1 (ko) 전자사진현상기기의현상전압자동제어방법및그장치
JP2005148355A (ja) 画像形成装置
JP4462792B2 (ja) 画像形成装置
JP3107618B2 (ja) 画像濃度制御方法
JP3261285B2 (ja) 画像形成装置
JP2001281979A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021115