JPH08110432A - 光導波路素子用パッケージ - Google Patents
光導波路素子用パッケージInfo
- Publication number
- JPH08110432A JPH08110432A JP24566994A JP24566994A JPH08110432A JP H08110432 A JPH08110432 A JP H08110432A JP 24566994 A JP24566994 A JP 24566994A JP 24566994 A JP24566994 A JP 24566994A JP H08110432 A JPH08110432 A JP H08110432A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- optical
- guide groove
- optical waveguide
- curvature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 光ファイバケーブルの引き回しスペースを小
さくすること。 【構成】 パッケージ用マウント2のガイド溝3を所定
の曲率半径の曲線によって形成し、そのガイド溝3で光
導波路素子1と光結合する光ファイバ4を引き止める。
さくすること。 【構成】 パッケージ用マウント2のガイド溝3を所定
の曲率半径の曲線によって形成し、そのガイド溝3で光
導波路素子1と光結合する光ファイバ4を引き止める。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光導波路素子用パッケ
ージに関し、特に、光ファイバの引き回しスペースを小
さくした光導波路素子用パッケージに関する。
ージに関し、特に、光ファイバの引き回しスペースを小
さくした光導波路素子用パッケージに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の光導波路素子用パッケージ
を示し、基板に光導波路が形成された光導波路素子1
と、光導波路素子1と光結合された光ファイバ4と、光
導波路素子1を配置する凹部6および光ファイバ4を引
き止めるガイド溝3を有したパッケージ用マウント2よ
り構成されている。
を示し、基板に光導波路が形成された光導波路素子1
と、光導波路素子1と光結合された光ファイバ4と、光
導波路素子1を配置する凹部6および光ファイバ4を引
き止めるガイド溝3を有したパッケージ用マウント2よ
り構成されている。
【0003】この種の光導波路素子用パッケージは、例
えば、特開平5−27139号公報に示されており、内
部にジェリー状樹脂を封入した信頼性の高い光導波回路
モジュールとして構成されている。
えば、特開平5−27139号公報に示されており、内
部にジェリー状樹脂を封入した信頼性の高い光導波回路
モジュールとして構成されている。
【0004】図4は図3の光導波路素子用パッケージに
接続された光ファイバ4の引き回し状況を示し、パッケ
ージ用マウント2のガイド溝3から引き出された光ファ
イバ4は許容される曲率半径で引き回されており、コネ
クタ5を介して他の光回路(図示せず)あるいは伝送用
光ファイバ(図示せず)に接続される。
接続された光ファイバ4の引き回し状況を示し、パッケ
ージ用マウント2のガイド溝3から引き出された光ファ
イバ4は許容される曲率半径で引き回されており、コネ
クタ5を介して他の光回路(図示せず)あるいは伝送用
光ファイバ(図示せず)に接続される。
【0005】光ファイバの引張力等に対処するパッケー
ジとして、例えば、特開平5−80220号公報に示さ
れるものがある。このパッケージは、ガイド溝3に引き
止められた光ファイバが外部に引き回された光ファイバ
4から引張力あるいは曲げを受けても光導波路素子1と
の光結合部等にその影響を与えないようにしたものであ
り、ガイド溝は光ファイバにとって許容される曲率半径
のループ状のガイド部を有し、このガイド部に光ファイ
バをループ状に掛け回しながらガイド溝に光ファイバを
引き止めており、これによって引張力および曲げの影響
を軽減している。
ジとして、例えば、特開平5−80220号公報に示さ
れるものがある。このパッケージは、ガイド溝3に引き
止められた光ファイバが外部に引き回された光ファイバ
4から引張力あるいは曲げを受けても光導波路素子1と
の光結合部等にその影響を与えないようにしたものであ
り、ガイド溝は光ファイバにとって許容される曲率半径
のループ状のガイド部を有し、このガイド部に光ファイ
バをループ状に掛け回しながらガイド溝に光ファイバを
引き止めており、これによって引張力および曲げの影響
を軽減している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の光導波
路素子用パッケージによると、ガイド溝は光導波路素子
の導波路光軸と直線をなすように設けられており、従っ
て、光ファイバはガイド溝から引き出されてから所定の
曲率半径で引き回されるため、引き回しによるスペース
を小さくするのに限界が生じている。
路素子用パッケージによると、ガイド溝は光導波路素子
の導波路光軸と直線をなすように設けられており、従っ
て、光ファイバはガイド溝から引き出されてから所定の
曲率半径で引き回されるため、引き回しによるスペース
を小さくするのに限界が生じている。
【0007】従って、本発明の目的は曲げ応力による光
損失および光ファイバの破断を防ぎながら光ファイバの
引き回しによりスペースを小さくすることができる光導
波路素子用パッケージを提供することにある。
損失および光ファイバの破断を防ぎながら光ファイバの
引き回しによりスペースを小さくすることができる光導
波路素子用パッケージを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を実
現するため、パッケージ用マウント上に光導波路素子を
載置し、前記パッケージ用マウント上に設けられたガイ
ド溝に引き止められた少なくとも1本の光ファイバを前
記光導波路素子に光結合させて構成された光導波路素子
用パッケージにおいて、前記ガイド溝は、前記光導波路
素子との光結合点から前記光ファイバの引き出し方向に
向かって所定の曲率半径の曲線を呈していることを特徴
とする光導波路素子用パッケージを提供する。
現するため、パッケージ用マウント上に光導波路素子を
載置し、前記パッケージ用マウント上に設けられたガイ
ド溝に引き止められた少なくとも1本の光ファイバを前
記光導波路素子に光結合させて構成された光導波路素子
用パッケージにおいて、前記ガイド溝は、前記光導波路
素子との光結合点から前記光ファイバの引き出し方向に
向かって所定の曲率半径の曲線を呈していることを特徴
とする光導波路素子用パッケージを提供する。
【0009】前記ガイド溝は、前記曲線の前記所定の曲
率半径が25mm以上である構成を有することが好まし
く、また、前記ガイド溝は、前記光ファイバの外径より
0.1mm〜0.5mmだけ大きい幅を有することが好
ましい。
率半径が25mm以上である構成を有することが好まし
く、また、前記ガイド溝は、前記光ファイバの外径より
0.1mm〜0.5mmだけ大きい幅を有することが好
ましい。
【0010】
【作用】光ファイバはガイド溝からその曲げの曲率に応
じて導波路光軸の延長線からずれた方向へ引き出され
る。ガイド溝の曲げは引き回される光ファイバのパター
ンに応じたパターンで形成されているので、引き回しに
よるスペースを最小にすることができる。しかも、光フ
ァイバの曲げ応力による破断を防ぐことができる。
じて導波路光軸の延長線からずれた方向へ引き出され
る。ガイド溝の曲げは引き回される光ファイバのパター
ンに応じたパターンで形成されているので、引き回しに
よるスペースを最小にすることができる。しかも、光フ
ァイバの曲げ応力による破断を防ぐことができる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示し、図4と同一
の部分には同一の引用数字が付されているので重複する
説明は省略する。
の部分には同一の引用数字が付されているので重複する
説明は省略する。
【0012】本実施例では、ガイド溝3が25mm以
上、すなわち、30mmの曲率半径を有する曲線として
形成されており、その幅は光ファイバ4の外径が約0.
2mm〜0.9mmとすると、それよりも0.1mm〜
0.5mmだけ大きい幅、すなわち、0.3mm〜1.
4mmに設定されている。
上、すなわち、30mmの曲率半径を有する曲線として
形成されており、その幅は光ファイバ4の外径が約0.
2mm〜0.9mmとすると、それよりも0.1mm〜
0.5mmだけ大きい幅、すなわち、0.3mm〜1.
4mmに設定されている。
【0013】導波路素子1の長さL2 を30mm、幅W
2 を5mmとし、パッケージ用マウント2の長さL1 を
70mm、幅W1 20mmとし、光ファイバ4の曲率半
径が30mmとなるようなガイド溝3を形成した。この
とき、図1で示す光ファイバ4の引き回しスペース(光
ファイバ4で囲まれる面積)は5227mm2 であっ
た。
2 を5mmとし、パッケージ用マウント2の長さL1 を
70mm、幅W1 20mmとし、光ファイバ4の曲率半
径が30mmとなるようなガイド溝3を形成した。この
とき、図1で示す光ファイバ4の引き回しスペース(光
ファイバ4で囲まれる面積)は5227mm2 であっ
た。
【0014】本実施例では、光ファイバ4は1本のみ図
示されているが、複数本の光ファイバがアレイ状に配置
された光ファイバアレイであっても良く、また、光ファ
イバテープであっても良い。光ファイバテープは、光フ
ァイバテープの側面がガイド溝3の底面と向かい合うよ
うにガイド溝3内に配置される。ガイド溝3の幅は光フ
ァイバテープの厚さよりも0.1〜0.5mmだけ大に
した方が好ましい。
示されているが、複数本の光ファイバがアレイ状に配置
された光ファイバアレイであっても良く、また、光ファ
イバテープであっても良い。光ファイバテープは、光フ
ァイバテープの側面がガイド溝3の底面と向かい合うよ
うにガイド溝3内に配置される。ガイド溝3の幅は光フ
ァイバテープの厚さよりも0.1〜0.5mmだけ大に
した方が好ましい。
【0015】図2は、本パッケージに用いた光導波路素
子1であり、本基板(例えば、石英板)10は不純物を
ドープして形成されたものである。この光導波路素子1
は1本の入射光ファイバに対応する1本の光導波路11
と、8本の出射側光導波路11’の間でY分岐等のカプ
ラを有する。光導波路素子1はこの構造に限定されるも
のではない。
子1であり、本基板(例えば、石英板)10は不純物を
ドープして形成されたものである。この光導波路素子1
は1本の入射光ファイバに対応する1本の光導波路11
と、8本の出射側光導波路11’の間でY分岐等のカプ
ラを有する。光導波路素子1はこの構造に限定されるも
のではない。
【0016】光導波路は通常の光回路を使うが、光導波
路11内で損失が生じない程度に曲率を与えれば、ガイ
ド溝3の曲率を緩和することができ、光回路の設計裕度
が大になる。
路11内で損失が生じない程度に曲率を与えれば、ガイ
ド溝3の曲率を緩和することができ、光回路の設計裕度
が大になる。
【0017】
【比較例】図3および図4で示すように、従来のパッケ
ージ構造を用いた場合は、導波路素子1の長さL2 を3
0mm、幅W2 を5mmとし、パッケージ用マウント2
の長さL1 を70mm、幅W1 を20mmとし、ガイド
溝3が導波路素子1に対して直線上になる。この時、図
4で示す光ファイバ4の引き回しスペースは7027m
m2 であった。
ージ構造を用いた場合は、導波路素子1の長さL2 を3
0mm、幅W2 を5mmとし、パッケージ用マウント2
の長さL1 を70mm、幅W1 を20mmとし、ガイド
溝3が導波路素子1に対して直線上になる。この時、図
4で示す光ファイバ4の引き回しスペースは7027m
m2 であった。
【0018】光ファイバ4の曲率半径を小さくすること
により、光ファイバ4の引き回しスペースは小さくなる
が、曲率半径を小さくすると、光ファイバ4に曲げ歪み
が掛かり、光ファイバの寿命(曲げによる破断が発生す
るまでの時間)が短くなり、損失が増加する。曲率半径
が30mm以上あれば、直線の場合と同程度となる。
により、光ファイバ4の引き回しスペースは小さくなる
が、曲率半径を小さくすると、光ファイバ4に曲げ歪み
が掛かり、光ファイバの寿命(曲げによる破断が発生す
るまでの時間)が短くなり、損失が増加する。曲率半径
が30mm以上あれば、直線の場合と同程度となる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、光ファイバの寿命の低
下を抑え、かつ、光損失の増加を抑えた状態で光ファイ
バの引き回しスペースを大幅に低減することが出来る。
下を抑え、かつ、光損失の増加を抑えた状態で光ファイ
バの引き回しスペースを大幅に低減することが出来る。
【図1】本発明の一実施例を示す説明図。
【図2】本発明に適用できる光導波路素子を示す説明
図。
図。
【図3】従来の光導波路素子用パッケージを示す説明
図。
図。
【図4】従来の光導波路素子用パッケージにおける光フ
ァイバの引き回しを示す説明図。
ァイバの引き回しを示す説明図。
1──光導波路素子 2──パッケージ 3──ガイド溝 4──光ファイバ 5──コネクタ 6──素子用凹部
Claims (3)
- 【請求項1】 パッケージ用マウント上に光導波路素子
を載置し、前記パッケージ用マウント上に設けられたガ
イド溝に引き止められた少なくとも1本の光ファイバを
前記光導波路素子に光結合させて構成された光導波路素
子用パッケージにおいて、 前記ガイド溝は、前記光導波路素子との光結合点から前
記光ファイバの引き出し方向に向かって所定の曲率半径
の曲線を呈していることを特徴とする光導波路素子用パ
ッケージ。 - 【請求項2】 前記ガイド溝は、前記曲線の前記所定の
曲率半径を25mm以上とした構成を有する請求項1項
記載の光導波路素子用パッケージ。 - 【請求項3】 前記ガイド溝は、前記光ファイバの外径
より0.1mm〜0.5mmだけ大きい幅を有する構成
の請求項1項記載の光導波路素子用パッケージ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24566994A JPH08110432A (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | 光導波路素子用パッケージ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24566994A JPH08110432A (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | 光導波路素子用パッケージ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08110432A true JPH08110432A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=17137061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24566994A Pending JPH08110432A (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | 光導波路素子用パッケージ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08110432A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009129827A1 (en) * | 2008-04-25 | 2009-10-29 | Proximion Fiber Systems Ab | Compact optical fibre component package |
-
1994
- 1994-10-11 JP JP24566994A patent/JPH08110432A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009129827A1 (en) * | 2008-04-25 | 2009-10-29 | Proximion Fiber Systems Ab | Compact optical fibre component package |
US20110064359A1 (en) * | 2008-04-25 | 2011-03-17 | Proximion Fiber Systems Ab | Compact optical fibre component package |
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