JPH0811041B2 - 食品の製造方法およびその装置 - Google Patents

食品の製造方法およびその装置

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JPH0811041B2
JPH0811041B2 JP5139542A JP13954293A JPH0811041B2 JP H0811041 B2 JPH0811041 B2 JP H0811041B2 JP 5139542 A JP5139542 A JP 5139542A JP 13954293 A JP13954293 A JP 13954293A JP H0811041 B2 JPH0811041 B2 JP H0811041B2
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欽吾 宮原
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株式会社スワーク
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一対の主、副電極ベル
ト間に供給した食品材料を搬送する間に、通電作用で速
やかに通電熟熱処理するための食品の製造方法およびそ
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、食品材料を通電抵抗により発生し
たジュール熱で速やかに熟熱処理し、風味ある加工食品
を得るために、食品材料を両側を開放した筒状の絶縁容
器へ直接充填し、次いで、充填した食品材料を含塩水接
電体を介し左右一対の電極板で挟むように押圧させなが
ら通電作用を行う製造技術、あるいは下部開放側に含塩
水接電体を載置した電極板を配設せしめた筒状の絶縁容
器内に、中央部に多数の通電孔を穿孔した薄膜状の通電
加工包装膜を含塩水接電体と通電孔部とが互いに密接す
るように上部開放側より展開状態のもとに挿入し、次い
で通電加工包装膜内に生の食品材料を充填するととも
に、この食品材料上に含塩水接電体を載置した後、これ
ら食品材料および含塩水接電体を下降される電極板で密
接状に押圧しながら通電作用を行う製造技術、さらに下
部開放側に含塩水接電体を載置した電極板を配設した筒
状の絶縁容器内に、上部を開放し、底部平坦面に多数の
通電孔を穿孔し、かつ内部に食品材料を充填せしめると
ともに、上部開放側は平坦面に多数の通電孔を穿孔した
蓋体で被蓋して形成した包装食品容器を、その底部平坦
面が含塩水接電体と密接するよう挿入し、次いで蓋体の
平坦面上には含塩水接電体を載置した後、上下部に載置
された含塩水接電体と食品材料とが密接するように電極
板の下降動作で押圧しながら通電作用を行う製造技術等
は、さきに本発明者が開発して周知である。しかしなが
ら、上述した各製造技術はその何れのものも、一個の食
品を製造することを対象としたものであるので多量生産
に適さない許りか、食品材料の充填状態が異なった場合
には製造装置の構成も必然的に異なり、一つの製造装置
によりあらゆる充填状態の食品材料を熟練技術も要する
ことなく簡単に、かつ連続して能率的に熟熱処理し、風
味ある食品を製造することができない。
【0003】そこで、本発明者は特公昭60−1070
5号公報に記載されたように、複数の電極板を等間隔を
おき、同心状に敷設した水平回転円盤を基台に対し電極
板の数だけ停止装置で停止されるよう回転自在に軸架
し、それぞれの電極板上には食品材料を収納する絶縁容
器を取外し自在に載置し、上記停止装置により停止され
た一個の絶縁容器の上部には、通電加工時に食品材料の
熟熱温度を検出する温度検出体を備えた押圧電極板を絶
縁容器内に嵌入できるよう昇降調節自在に配設せしめる
とともに、前記電極板および押圧電極板は水閉回転盤の
周面に絶縁容器と同数付設された接電片の一つが停止装
置付近に配設された接電体と当接した際に食品材料を通
して行われるようにして、たとえ如何なる状態のもとに
充填された数多くの食品材料といえども、食品材料を充
填した絶縁容器の連続供給操作と水平回転円盤の間欠回
転作動と押圧電極板の下降押圧作動とにより均等に熟熱
処理された食品を連続して能率的に製造することができ
る通電加工食品製造技術を開発した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述公知の
製造技術においても、通電加工食品の製造に際しては、
食品材料が充填された絶縁容器を連続的に供給せしめた
操作の後に、必ず水平回転円盤を間欠回転させる操作と
押圧電極板を下降押圧せしめる操作を行わなければなら
ないため、多くの労力を要し、量産化を省力化のもとに
達成できないという問題点があった。
【0005】本発明は、回転する一対の主、副電極ベル
ト間に食品材料を供給しさえすれば、以後は主、副電極
ベルトにより搬送する間に、食品材料に対し通電が自動
的に行われるようにして、省力化のもとに食品の量産化
を簡易な構成のもとで容易に達成させることができる許
りか、通電熟熱処理された以後の食品材料は、さらに再
加熱処理して風味ある、しかも美味しい食品として供給
することができる食品の製造方法およびその装置を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る食品の製造方法およびその装置におい
ては、第1項の製造方法を、主電極ベルトと副電極ベル
トとの間に設けた電極間隔に食品材料を供給し、前記
主、副電極ベルト間に食品材料を介して通電することに
よって発生したジュール熱により前記食品材料を搬送す
る間に通電熟熱処理したものである。
【0007】そして、前記第1項の製造方法を実施させ
るための第2項の製造装置を、所定の形状に成形された
食品材料の一方側面に接触する搬送面を有する主電極ベ
ルトと、前記主電極ベルトに対して電極間隔を隔てて配
置され、しかも前記食品材料の他方側面に接触する搬送
面を有する副電極ベルトとにより構成したものである。
【0008】また、第3項の製造方法を、主電極ベルト
と副電極ベルトとの間に設けた電極間隔に食品材料を供
給し、前記主、副電極ベルト間に食品材料を介して通電
することによって発生したジュール熱によって前記食品
材料を搬送する間に通電熟熱処理せしめるとともに通電
熟熱処理された以後の食品はさらに油炒め、ボイル、焼
成等の再加熱処理を施したものである。
【0009】そして、前記第3項の製造方法を実施させ
るための第4項の製造装置を、所定の形状に成形された
食品材料の一方側面に接触する搬送面を有する主電極ベ
ルトと、前記主電極ベルトに対して電極間隔を隔てて配
置され、しかも前記食品材料の他方側面に接触する搬送
面を有する副電極ベルトとにより構成するとともに、前
記主、副電極ベルトの搬出側には油炒め、ボイル、焼成
等を行う再加熱処理装置を配設したものである。
【0010】
【作用】第1項記載の製造方法および第2項記載の製造
装置を使用して食品材料を通電作用により通電熟熱処理
した食品を製造したい場合には、先ず、所定の形状に成
形された食品材料108を用意する。
【0011】次に、前記食品材料108を、矢印方向に
向けそれぞれ回転している主電極ベルト112と副電極
ベルト115間に形成された電極間隔118へ供給する
とともに、主、副電極ベルト112,115間に食品材
料108を介して通電熟熱処理109を施せば、食品材
料108はその両面が主、副電極ベルト112,115
の搬送面に接触されているので、食品材料108は搬送
過程において電極間隔118の厚さに押圧展開されなが
ら通電が行われ、電流は主、副電極ベルト112,11
5の両面より平均に食品材料108中を流通する。
【0012】したがって、食品材料108が主、副電極
ベルト112,115の供給側より排出側に向けて搬送
される数十秒の間に発生したジュール熱で約90度に熟
熱処理され、風味ある、しかも美味しい食品が製造され
る。
【0013】また、第3項記載の製造方法および第4項
記載の製造装置を使用して食品材料を通電作用により通
電熟熱処理した後、さらに再加熱処理した食品を製造し
たい場合には、先ず、所定形状に成形された食品材料1
08を用意する。
【0014】次いで、前記食品材料108を、矢印方向
に向けそれぞれ回転している主電極ベルト112と副電
極ベルト115間に形成された電極間隔118へ供給す
るとともに、主、副電極ベルト112,115間に食品
材料108を介して通電熟熱処理109を施せば、食品
材料108はその両面が主、副電極ベルト112,11
5の搬送面に接触されているので、食品材料108は搬
送過程において電極間隔118の厚さに押圧展開されな
がら通電が行われ、電流は主、副電極ベルト112,1
15の両面より平均に食品材料108中を流通するの
で、食品材料108が主、副電極ベルト112,115
の供給側より排出側に向けて搬送される数十秒の間に発
生したジュール熱で約90度に通電熟熱処理され食品と
なる。
【0015】そこで、さらに通電熟熱処理された食品を
油炒め、ボイル、焼成等の再加熱処理110のできる再
加熱処理装置110Aに供給して処理すれば、さらに風
味のある、しかも美味しい食品が製造される。
【0016】
【実施例】本発明に係る食品の製造方法を実施させるた
めの製造装置の一実施例を図1ないし図3に基づき説明
する。図面において、101は、食肉例えば生いわし等
の食肉あるいは魚肉の外、鳥、獣などの食肉であって、
該食肉101は、ミンチ状あるいは擂身状に作られたも
のが効果的である。108は、食肉101に、通電熟熱
作用が良好に営まれるのに適した量(例えば2%)の塩
分と玉ねぎのみじん切り、その他の材料等からなる野菜
103と、醤油、その他同等の材料からなる調味料10
4と適宜の香辛料105と適量の水106とパン粉、鶏
卵等からなるつなぎ材料107等を攪拌混合して得た所
定形状の食品材料108であって、該食品材料108は
上記以外の材料により所定形状に成形したものであって
もよい。前記食品材料108は、次に示すような製造装
置111によって通電熟熱処理109を施すことで、所
望の食品を製造することができる。前記の製造装置11
1は、絶縁性の駆動プーリー113と絶縁性の従動プー
リー114とに亘り懸回され、食品材料108の一方側
面に接触する搬送面を有する主電極ベルト112と、絶
縁性の駆動プーリー116と絶縁性の従動プーリー11
7とに亘り懸回され、食品材料108の他方側面に接触
する搬送面を有する副電極ベルト115とを電極間隔1
18をおいて並行状に配設して構成したものであって、
前記主、副電極ベルト112,115は駆動プーリー1
13,116の回転動力により矢印方向に向け回転され
るものである。110Aは、前記主、副電極ベルト11
2,115の排出側に配設した再加熱処理装置であっ
て、前記再加熱処理装置110Aは、食品材料108が
主、副電極ベルト112,115によって供給側より排
出側に向け搬送される間に通電作用で発生したジュール
熱により通電熟熱処理109された食品を、さらに油炒
め、ボイル、焼成等の再加熱処理110を施すことがで
きるように構成されている。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。食
品材料を主電極ベルトと副電極ベルトの間に設けた電極
間隔へ供給しさえすれば、主、副電極ベルト間に食品材
料を介し通電せしめ、発生したジュール熱により食品材
料を搬送する間に速やかに通電熟熱処理し、風味および
食味良好な食品を省力化のもとに量産することができる
許りか、装置全体の構成をより簡単にできる。
【0018】その上、本発明においては、搬送する間に
一対の主、副電極ベルト間に亘り施された通電で通電熟
熱処理された食品は、再加熱処理装置により、さらに油
炒め、ボイル、焼成等の再加熱処理を行ったので、より
一層風味および食味が増した食品を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の製造方法を示すフローチャートであ
る。
【図2】第3発明の製造方法を示すフローチャートであ
る。
【図3】食品の製造装置の正面図である。
【符号の説明】
108 食品材料 109 通電熟熱処理 110 再加熱処理 110A 再加熱処理装置 111 製造装置 112 主電極ベルト 115 副電極ベルト 118 電極間隔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主電極ベルトと副電極ベルトとの間に設
    けた電極間隔に食品材料を供給し、前記主、副電極ベル
    ト間に食品材料を介して通電することによって発生した
    ジュール熱により前記食品材料を搬送する間に通電熟熱
    処理したことを特徴とする食品の製造方法。
  2. 【請求項2】 所定の形状に成形された食品材料の一方
    側面に接触する搬送面を有する主電極ベルトと、前記主
    電極ベルトに対して電極間隔を隔てて配置され、しかも
    前記食品材料の他方側面に接触する搬送面を有する副電
    極ベルトとにより構成したことを特徴とする食品の製造
    装置。
  3. 【請求項3】 主電極ベルトと副電極ベルトとの間に設
    けた電極間隔に食品材料を供給し、前記主、副電極ベル
    ト間に食品材料を介して通電することによって発生した
    ジュール熱によって前記食品材料を搬送する間に通電熟
    熱処理せしめるとともに通電熟熱処理された以後の食品
    はさらに油炒め、ボイル、焼成等の再加熱処理を施した
    ことを特徴とする食品の製造方法。
  4. 【請求項4】 所定の形状に成形された食品材料の一方
    側面に接触する搬送面を有する主電極ベルトと、前記主
    電極ベルトに対して電極間隔を隔てて配置され、しかも
    前記食品材料の他方側面に接触する搬送面を有する副電
    極ベルトとにより構成するとともに、前記主、副電極ベ
    ルトの搬出側には油炒め、ボイル、焼成等を行う再加熱
    処理装置を配設したことを特徴とする食品の製造装置。
JP5139542A 1993-05-18 1993-05-18 食品の製造方法およびその装置 Expired - Lifetime JPH0811041B2 (ja)

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