JPH0811020B2 - きのこ栽培用コンテナ - Google Patents

きのこ栽培用コンテナ

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JPH0811020B2
JPH0811020B2 JP2212060A JP21206090A JPH0811020B2 JP H0811020 B2 JPH0811020 B2 JP H0811020B2 JP 2212060 A JP2212060 A JP 2212060A JP 21206090 A JP21206090 A JP 21206090A JP H0811020 B2 JPH0811020 B2 JP H0811020B2
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JP
Japan
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cultivation
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mushroom
bottles
interval
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JP2212060A
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Inventor
正幸 水野
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ホクト産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はホンシメジ等のきのこのビン栽培に用いて好
適なきのこ栽培用コンテナに関する。
〔従来の技術〕
従来、ホンシメジ等のきのこをビン栽培する場合、第
4図及び第5図に示すようなきのこ栽培用コンテナ50を
用いていた。コンテナ50は水平面部50hとこの水平面部5
0hの周縁部から立ち上げた一定高さの側面部50sにより
平面視正方形に形成され、通常、水平面部50h上には前
後左右四列、計十六本の栽培ビン51…が相互の隙間を空
けることなく収容される。そして、栽培ビン51…は、全
栽培工程を通して、コンテナ50に収容された状態で用い
られる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、近時、きのこの培地、特に、培地に加えら
れる栄養材等の改良が図られ、きのこの収量は飛躍的に
増加する傾向にある。
しかし、従来の栽培に用いるコンテナ50では栽培ビン
51…の隙間を空けない状態で配列せざるを得ないため、
きのこの傘部が栽培ビン51の外側面よりも外方へ延び、
これがために、次のような問題点も顕在化してきた。
第一に、隣接する栽培ビンにおけるきのこの傘部同士
が接触或は交錯し、本来の生育を阻害する原因となる。
第二に、収穫作業の際に、商品となるきのこ自身を傷
付けたり、壊してしまうことも少なくない。
第三に、栽培ビンをコンテナから取出しにくく、収穫
の際の作業能率を大きく低下させる原因となる。
一方、このような問題を解決するため、特開昭57-189
619号公報では、コンテナの他に栽培ビンが挿入する透
孔を所定間隔置きに設けたホルダーを別途用意し、この
ホルダーによりコンテナ内の栽培ビンを所定間隔置きに
配置するようにした方法も提案されているが、この種の
方法はホルダーが別途必要になるため、使い勝手や作業
能率が悪くなり、採用が困難である。
本発明はこのような従来の技術に存在する課題を解決
したきのこ栽培用コンテナの提供を目的とするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は複数の栽培ビン2、2…を収容可能なきのこ
栽培用コンテナ1を構成するに際して、内部における水
平面部1hに、前後左右に位置する各栽培ビン2、2…を
所定間隔置きに位置規制する断面台形をなす複数の間隔
規制部1c…を上方へ一体に膨出形成したことを特徴とす
る。
〔作用〕
本発明に係るきのこ栽培用コンテナ1によれば、収容
される各栽培ビン2、2…は、内部の水平面部1hの上面
から上方に突出(膨出)した間隔規制部1c…により、そ
の位置が規制され、前後左右に所定の間隔Gを介して配
列せしめられる。これにより、任意の栽培ビン2におけ
るきのこと隣合う他の栽培ビン2におけるきのこの間隔
が確保され、互いに干渉することはない。なお、この場
合、間隔規制部1c…は断面台形に形成するため、当該間
隔規制部1c…の周面が傾斜した側面となり、栽培ビン2
…の収容時及び取出時には当該栽培ビン2…を案内す
る。
したがって、栽培ビン2…は位置決めされる位置まで
容易に収容できるとともに、取り出しも容易となる。ま
た、水平面部1hの強度を高めることができるとともに、
断面台形に形成することと相俟って、非使用時には各コ
ンテナ1…を重ね合わせた際に、各コンテナ1…同士を
密着させることができる。
〔実施例〕
次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図面に基づ
き詳細に説明する。
まず、本発明に係るきのこ栽培用コンテナ1につい
て、第1図及び第2図を参照して説明する。
第1図及び第2図は本発明に係るきのこ栽培用コンテ
ナ1を示す。コンテナ1はプラスチック等により一体成
形し、水平面部1hの周辺に所定高さの側面部1sを有する
平面視正方形に形成する。
また、内部の水平面部1hの上面には前後方向及び左右
方向へ一定間隔置きに間隔規制部1c…を設け、これによ
り、前後左右に位置する四つの間隔規制部1c…(側面部
1sを含む)により区画される空間に、一本の栽培ビン2
を収容できるようにする。間隔規制部1c…は水平面部1h
の一部を上方へ膨出させて一体に形成することができ、
平面を正方形、側面(縦断面)を台形に形成する。間隔
規制部1c…をこのような形状に形成することにより、複
数のコンテナ1…を積重ねる際に有利となり、また、単
なるリブ片等を起立する場合に比べ強度を高めることが
できるとともに、栽培ビン2…の収容、取出も行い易く
なる。
よって、栽培ビン2…を収容した場合、隣合う栽培ビ
ン2、2…同士は第2図に示すように、所定間隔Gを置
いて配される。なお、所定間隔Gは任意に選定できる
が、ホンシメジの場合、4cm前後が望ましい。
次に、きのこの栽培方法について第3図を参照して説
明する。第3図はホンシメジの栽培工程を順を追って示
すフローチャートである。
まず、最初にビン詰め作業室において、培地のビン詰
めを行う(ステップ10)。培地の詰まった栽培ビンは殺
菌室で殺菌し(ステップ11)、殺菌の終了した栽培ビン
は放冷後、接種室において種菌を接種する(ステップ1
2)。接種後の栽培ビンは培養室で菌培養を行い、熟成
させるとともに(ステップ13)、熟成後は菌掻室で菌掻
きを行う(ステップ14)。そして、前段生育室に収容し
て芽出しを行う(ステップ15)。以上が、第一栽培工程
となる。
本栽培方法は大別して、以上の第一栽培工程と以下に
述べる第二栽培工程に分かれる。
即ち、本栽培方法では、全栽培工程において、芽出し
期から収穫期の間に、栽培ビンの間隔変更日(第3図
P)を設け、この間隔変更日以前を第一栽培工程、間隔
変更日から収穫期までを第二栽培工程とする。そして、
第一栽培工程では第4図及び第5図に示す通常のコンテ
ナ50を利用することにより、各栽培ビン2、2…の間隔
を空けない状態で行う。他方、第二栽培工程では本発明
に係るコンテナ1に移し替え、栽培ビン2、2…は所定
間隔Gを空けた状態で行う。
よって、前述したステップ15において、前段栽培室に
よる芽出しを行い、適度に生育したなら、栽培ビン2…
を第二栽培工程を移行させる。即ち、栽培ビン2…を本
発明に係るコンテナ1に移し替え、後段栽培室に移す
(ステップ16)。この場合、前段栽培室と後段栽培室は
特に室として分ける必要はないが、コンテナ1自体が通
常のコンテナ50に比べて四割ほど大きくなるため、その
ためのスペースを同一栽培室に確保する必要がある。そ
して、後段栽培室では最終の収穫期まで生育させ、収穫
室にて収穫を行う(ステップ17)。
なお、間隔変更日はホンシメジの場合、収穫前4〜10
日程度に設定することが望ましい。
このような栽培方法により、収穫時には各栽培ビン
2、2…同士の隙間が確保されるため、コンテナ1から
の栽培ビン2…の取出しが容易となり、また、生育が高
められた隣合うきのこ同士の干渉も無くなるため、生育
は何ら阻害されないとともに、きのこの壊れや傷付も有
効に防止される。
また、このような栽培方法では芽出し期から収穫期の
間に間隔変更日を設定したため、本発明に係るコンテナ
1の使用は収穫期に近い数日間のみとなる。このため、
第3図に示した第一栽培工程における各室は従来と変更
する必要がない。なお、コンテナ1に対する栽培ビン2
…の収容、取出は自動化されたクランプ装置等を用いて
行うことができる。
以上、実施例について詳細に説明したが、本発明はこ
のような実施例に限定されるものではなく、細部の構
成、形状等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
任意に変更できる。
〔発明の効果〕
このように、本発明に係るきのこ栽培用コンテナは、
内部における水平面部に、前後左右に位置する各栽培ビ
ンを所定間隔置きに位置規制する断面台形をなす複数の
間隔規制部を上方へ一体に膨出形成したため、次のよう
な顕著な効果を奏する。
隣接する栽培ビンにおけるきのこ同士の干渉を防止
するに際し、ホルダー等の別部材が不要になる。
間隔規制部を断面台形に形成したため、栽培ビンを
容易に収容又は取出すことができるとともに、使い勝手
に優れ、作業能率を大幅に高めることができる。
水平面部に断面台形の複数の間隔規制部を一体に膨
出形成したため、当該水平面部の強度を高めることがで
きるとともに、非使用時には各コンテナを密着した状態
で重ね合わせることができ、保管性及び運搬性に優れ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明に係るきのこ栽培用コンテナの平面図、 第2図:同きのこ栽培用コンテナの一部縦断正面図、 第3図:本発明に係るきのこの栽培方法を説明する栽培
工程のフローチャート、 第4図:従来の技術に係る栽培用コンテナの平面図、 第5図:同栽培用コンテナの正面図、 尚図面中、 1:きのこ栽培用コンテナ、1c……:間隔規制部 1h:水平面部、2……:栽培ビン G:所定間隔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の栽培ビン2、2…を収容可能なきの
    こ栽培用コンテナおいて、内部における水平面部1hに、
    前後左右に位置する各栽培ビン2、2…を所定間隔置き
    に位置規制する断面台形をなす複数の間隔規制部1c…を
    上方へ一体に膨出形成したことを特徴とするきのこ栽培
    用コンテナ。
JP2212060A 1990-08-10 1990-08-10 きのこ栽培用コンテナ Expired - Lifetime JPH0811020B2 (ja)

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