JPH08110064A - 空気調和機の熱交換コイル - Google Patents

空気調和機の熱交換コイル

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JPH08110064A
JPH08110064A JP6270537A JP27053794A JPH08110064A JP H08110064 A JPH08110064 A JP H08110064A JP 6270537 A JP6270537 A JP 6270537A JP 27053794 A JP27053794 A JP 27053794A JP H08110064 A JPH08110064 A JP H08110064A
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JP
Japan
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heat exchange
air conditioner
exchange coil
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coil
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Pending
Application number
JP6270537A
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English (en)
Inventor
Masaaki Fukuto
正明 服藤
Mutsuo Fukuoka
睦男 福岡
Kazuyoshi Hayashinaka
和義 林中
Kenzo Kishimoto
健蔵 岸本
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Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Appliances Inc
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Publication date
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 奥行幅の小さい薄型空気調和機に適した熱交
換コイルを提供する。 【構成】 熱交換コイル41の一方の管板側部に臨接し
て設けた入口ヘッダ42と出口ヘッダ43において、両
ヘッダ42,43が管板側端部から異なった距離で互い
に当接しない位置に配設する。これによりパイプの列間
隔が小さくできるので、熱交換コイルの厚みが薄くな
り、両ヘッダの上下端部が同じ高さにある場合に比べ、
熱交換コイルの取付寸法は小さくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は奥行幅の小さい薄型空気
調和機に適した熱交換コイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来一般のこの種の空気調和機は、図7
〜図9に示すように空気調和機1のケーシング2内を仕
切板3で空間Aと空間Bの左右二室に区画し、この両空
間A,Bの下部を互いに導通して一つのU字状の空気通
路Cを構成している。そして空気調和用の空気は、ケー
シング2の吸込側天板4に設けた吸込口5より吸い込
み、空間A内で吸込口5に近接して配設したプレフィル
タ6及びメインフィルタ7を経由し、底部で空気通路面
が左右両面となるよう配設して使用する熱交換コイル8
を通過する際に冷却(または加熱)された後、空間Bへ
移り、空間B内を仕切る取付板9に電動機10組込形の
送風機11を取り付け、この送風機11の流入口12か
ら流出口13を経由して、吐出側天板14に設けた吐出
口15より空気調和用空気として空気調和機1の機外に
供給される。ケーシング2は、上記天板4,14の他、
左右側板16,17、空間Aの前後側板18,19、空
間Bの前後側板21,22及びベース23より構成され
ている。熱交換コイル8は図9に示すように、箱形状の
左右管板24,25、L字形で一片に取付孔26等を有
する上下枠板27,28で外郭を形成し、内部に複数個
のフィン29とU字状のパイプ30とを互いに密着させ
たクロスフィン形の熱交換器で、パイプ30は管板25
の側部に隣接した入口ヘッダ32から流入し、出口ヘッ
ダ33から流出する間にフィン29の隙間を通過する空
気調和機用空気を冷却(または加熱)するよう構成して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来一般の空気調和機
の熱交換コイル8は、空気通路面が左右両面となるよう
配設して使用するので、入口ヘッダ32並びに出口ヘッ
ダ33は前面または背面に位置する。図7では背面に位
置する場合を例示しているが、この場合で一例を示せ
ば、風量が1時間当たり2400立方メートル程度の空
気調和機の熱交換コイルでの空気通過部は、奥行300
mm、高さ800mm程度であり、これにヘッダの必要
空間として背面に200mm程度が加算されるため、空
気調和機としての奥行寸法は少なくとも550mm程度
が必要であった。これに対し、例えば奥行寸法が300
mm以下の薄型とするとき、空気通過部が極度に減少
し、高さ方向を高くしても実用上コイル能力を確保する
ことは不可能であった。他方コイル能力改善のため、空
気の流れ方向にパイプ30の列数を増加することが考え
られるが、能力改善の効果以上に空気抵抗損失の増加が
大きく、このため能力改善には限界があり、また厚みも
大きくなるものであった。上記課題は空気通路面部が前
後両面になるよう斜設することで、空気通過面積を大き
くとり、かつヘッダ部に工夫を加えて取付寸法が小さい
熱交換コイルが構成できれば解決する。
【0004】本発明は薄型空気調和機に適した熱交換コ
イルを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたもので、熱交換コイルの入口ヘッダと
出口ヘッダにおいて、管板側端部からの距離や各ヘッダ
両端部の上下方向の位置をそれぞれ変えることにより能
力を変えることなく薄くすることを要旨とする。
【0006】
【作 用】入口ヘッダと出口ヘッダとを管板側端部から
等しい位置に配設する場合に比べ、両ヘッダをそれぞれ
異なった位置とすることで、パイプの列間隔が小さくで
きるので、熱交換コイルの厚みが薄くなる。また斜設す
る熱交換コイルにあって、両ヘッダは下端部でケーシン
グに近接する側を高くし、他方上端部で逆に低くなるよ
う構成することにより、両ヘッダの上下端部が同じ高さ
にある場合に比べ、熱交換コイルの取付寸法は小さくで
きるものとなる。
【0007】
【実施例】以下本発明の空気調和機の熱交換コイルを図
面に示す実施例にもとづいて説明する。図4〜図6は、
奥行幅の小さい薄型の空気調和機34の全形を示し、こ
の空気調和機34のケーシング35内を仕切板36で空
間Dと空間Eの左右二室に区画し、この空間D,Eの下
部で互いに導通したU字状の空気通路Fを形成する。そ
して空気調和機における空調用の空気は、ケーシング3
5の吸込側天板37に設けた吸込口38より吸い込み、
一方の空間Dに空気通路面部が前後両面になるよう斜設
したプレフィルタ39、メインフィルタ40及びその下
方に配設した熱交換コイル41を順次通過する。この熱
交換コイル41には、側部に隣接して冷水(または温
水)供給用の入口ヘッダ42と出口ヘッダ43が設けら
れ、それぞれ入口管44、出口管45に接続し、前述の
空気は熱交換コイル41を通過する間に冷却(または加
熱)された後、天板51に設けた吐出口52より機外に
吐出される。
【0008】ケーシング35は、上記天板37,51の
他、左右側板53,54、空間Dの前後側板55,5
6、空間Eの前後側板57,58及びベース59より構
成されている。
【0009】熱交換コイル41は図1〜図3に詳示す
る。図示のものは2列のクロスフィン形熱交換器を使用
する場合を例示している。箱形の左右管板60,61、
L字形で一片に取付孔62等を有する上下枠板63,6
4で偏平なる箱形に外郭を形成し、この内部に複数個の
フィン65とU字状のパイプ66,67等とを互いに密
着させるとともに、このパイプ66,67は管板61側
でエルボ68により接続して循環路とし、冷水(または
温水)の通路を形成する。管板61の側部には、対接し
て一対のヘッダすなわち入口ヘッダ41と出口ヘッダ4
3を設け、前記パイプ66,67をそれぞれ両ヘッダに
結合する。ここに前記の両ヘッダ42,43は、管板6
1の側端部から各々異なる距離で互いに当接しない位置
に配設したので、パイプ66の延長と出口ヘッダ43が
当接しなければよく、この結果両ヘッダとも等しい位置
に配設した場合に比べパイプ66と67の間隔すなわち
列ピッチは小さくできる。このことは、熱交換コイル4
1の厚みが同じ列数でも薄くなり、薄型の空気調和機が
提供できるものである。両ヘッダを管板側端部から等し
い位置に並べて配置する場合でも、パイプ66と67の
ヘッダ結合部近傍を曲げ加工し、両ヘッダに接続するこ
とで、上記同様に列間隔を小さくすることはできるが、
曲げ加工は作業性や信頼性が低下し、かつコストの高い
ものになる。従ってパイプ66,67を真っ直ぐに延長
して両ヘッダに結合できる本発明の場合、安価で品質の
高い薄型の熱交換コイルが提供できるものである。
【0010】また熱交換コイル41は主面が左右方向に
広がり、空気通路を前後両面に斜設したものであるが、
この様な取付方式の両ヘッダ42,43の下端部69,
70において、図5に示す後側板56に近接する側すな
わち出口ヘッダ43の下端部70を高くし、他方各々の
上端部71,72では、前側板55に近接する側、すな
わち入口ヘッダ42の上端部71を低くして構成したの
で、両ヘッダの上下端部が同じ高さにある場合に比べ、
熱交換コイル41を取り付けるに必要な奥行方向の空間
幅が小さくできる。
【0011】さらに管板側端部から遠い側で、かつ下端
部が低いヘッダを入口ヘッダ42とし、他方を出口ヘッ
ダ43とするとともに、空調用空気が出口ヘッダ43の
ある上流側コイル面41aから流入し、入口ヘッダ42
のある下流側コイル面41bに流出する一方、冷水(ま
たは温水)が入口ヘッダ42より下流側コイル面41b
近傍の下部パイプ66bから上流側コイル面41a近傍
の上部パイプ66aさらにエルボ68を通り、同様にパ
イプ67の67b,67aを経て出口ヘッダ43に流出
する。この間に、例えば冷水の場合パイプ66,67か
らフィン65を経て空気に伝熱され冷風となるが、この
際の冷水と空気の相対的な流れは、熱交換性能上いわゆ
る対向流に近似するため熱効率が向上するものである。
【0012】また両ヘッダの下端部に設けた水抜きプラ
グを73,74とするとき、このプラグを開放してパイ
プ66,67等の内部の水抜きを行う際、下部のパイプ
66bから上部の67aに至る流路が形成できているの
で、排水が容易かつ確実となり、水抜きによる凍結破損
の防止が確実にできるものである。
【0013】
【発明の効果】本発明の空気調和機の熱交換コイルは、
熱交換コイルの一方の管板側部に対接して設けた入口ヘ
ッダと出口ヘッダにおいて、両ヘッダが管板側端部から
異なった距離で互いに当接しない位置に配設したので、
両ヘッダを等しい位置に並べて配置する場合に比べ、パ
イプの列ピッチが小さくでき、厚みの薄い熱交換コイル
ができる。また主面が左右方向に広がり、空気通路を前
後両面にして斜設した熱交換コイルの側部に設けた入口
ヘッダと出口ヘッダにおいて、両ヘッダの下端部はケー
シングに近接する側を高くし、他方上端部は逆に低くし
たので、両ヘッダの上下端が同じ高さにある場合に比
べ、熱交換コイル取付に必要な奥行寸法が小さくでき
る。さらに空気と冷水(または温水)の互いの流れが対
向流となるようパイプとヘッダ及びコイルの上・下流面
を設定したので、熱交換コイルの熱効率が向上するもの
である。またパイプは真っ直ぐに延長して両ヘッダと結
合したので、安価で信頼性の高い熱交換コイルが構成で
きる。なお上記のうち熱交換コイルの薄型化のために
は、パイプを2列とするとき、その効果が最も発揮でき
る等数々の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱交換コイルの実施例の斜視図で
ある。
【図2】同右側面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】本発明空気調和機の実施例の態様を例示した正
面図である。
【図5】同右側面図である。
【図6】同左側面図である。
【図7】従来例の空気調和機の正面図である。
【図8】同右側面図である。
【図9】従来の熱交換コイルの斜視図である。
【符号の説明】
34 空気調和機 35 ケーシング 41 熱交換コイル 42 入口ヘッダ 43 出口ヘッダ 60,61 左右管板 66,67 パイプ 69,70 ヘッダの下端部 71,72 ヘッダの上端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸本 健蔵 大阪府茨木市東太田4丁目5番11号 日立 冷熱株式会社茨木工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換コイルの一方の管板側部に臨接し
    て設けた入口ヘッダと出口ヘッダにおいて、両ヘッダが
    管板側端部から異なった距離で互いに当接しない位置に
    配設したことを特徴とする空気調和機の熱交換コイル。
  2. 【請求項2】 主面が左右方向に広がり、空気通路を前
    後両面にして斜設した熱交換コイルの一方の管板側部に
    臨接して設けた一対の入口ヘッダと出口ヘッダにおい
    て、両ヘッダの下端部はケーシングに近接する側を高く
    し、他方上端部は逆に低くしたことを特徴とする空気調
    和機の熱交換コイル。
  3. 【請求項3】 両ヘッダは管板側端部から異なった距離
    で互いに当接しない位置に配設した請求項2記載の空気
    調和機の熱交換コイル。
  4. 【請求項4】 下端部が低いヘッダ側を入口ヘッダと
    し、他方を出口ヘッダとして、入口ヘッダの下部よりパ
    イプに流入し、より上部のパイプから出口ヘッダへ流出
    する冷水(または温水)通路を形成した請求項2または
    3記載の空気調和機の熱交換コイル。
  5. 【請求項5】 空気調和用空気が出口ヘッダのある上流
    コイル面から流入し、入口ヘッダ側の下流コイル面に流
    出する一方、冷水(または温水)が下流コイル面近傍の
    下部パイプより流入し、上流側コイル面近傍の上部パイ
    プから流出する請求項4記載の空気調和機の熱交換コイ
    ル。
  6. 【請求項6】 管板側端部から遠い距離にあるヘッダを
    入口ヘッダとし、他方を出口ヘッダとしてパイプを真っ
    直ぐに延長して両ヘッダに結合した請求項5記載の空気
    調和機の熱交換コイル。
  7. 【請求項7】 パイプを2列とした請求項6記載の空気
    調和機の熱交換コイル。
JP6270537A 1994-10-07 1994-10-07 空気調和機の熱交換コイル Pending JPH08110064A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008062771A1 (fr) * 2006-11-22 2008-05-29 Daikin Industries, Ltd. Échangeur de chaleur du type à ailettes
JP2010169301A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Mayekawa Mfg Co Ltd 冷却空気供給方法及び供給設備
CN104279795A (zh) * 2014-09-30 2015-01-14 广东美的制冷设备有限公司 空调器室内机及其换热器

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