JPH081098Y2 - カセツト式プリンタ - Google Patents

カセツト式プリンタ

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JPH081098Y2
JPH081098Y2 JP17408486U JP17408486U JPH081098Y2 JP H081098 Y2 JPH081098 Y2 JP H081098Y2 JP 17408486 U JP17408486 U JP 17408486U JP 17408486 U JP17408486 U JP 17408486U JP H081098 Y2 JPH081098 Y2 JP H081098Y2
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JP
Japan
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roll
sheet
cassette
print head
printer
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一男 小山
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株式会社石田衡器製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 開示技術は、スーパーマーケット等に設けられている
電子式はかり等の計量装置に併設されているレシートや
商品に貼付ける値付ラベル等に対するプリントアウトを
行うカセット式プリンタの構造技術の分野に属する。
〈要旨の概要〉 而して、この考案はスーパーマーケットのバックヤー
ド等に設けられている電子式はかり等の計量装置に一体
的に併設されているプリンタに対し、印字シートのサイ
ズ等の種類ごとの複数の印字シートロールを収納してい
る各カセットをワンタッチ式に側方から装着、取り外し
自在にされているカセット式プリンタに関する考案であ
り、特に、所定の印字を行ってプリントアウトする機構
部のプラテンロールと該プラテンロールにシートを介し
て当接離反するサーマル式等の印字ヘッドが外方が開放
型にされてプリンタ本体にカンチレバー式に取り付けら
れカセット脱着時にはプラテンロールよりシートを上方
に変位してシートの装脱がスムーズになし得るようにさ
れており、一方、装着離脱自在にされているカセットに
は種類ごとの印字シートロールと該印字シートロールか
ら繰り出されてシートからプリントアウトされた後の台
紙を巻き取る巻取ロールとが設けられて駆動装置を含む
複雑な機構部はプリンタ本体側に設けられているカセッ
ト式プリンタに係る考案である。
〈従来の技術〉 周知の如く、市民の消費生活が活発になってき、した
がって、流通部門のスーパーマーケット等供給側におけ
る各システムも複雑になってきている。
特に、食料品関係の部門では多種多様の商品に対する
計量の正確さ、及び、計量後の商品に貼付けるラベルに
重量、値段等の所謂値付事項をプリントアウトするプリ
ンタに於いては多量多品種の商品に対応するラベルシー
トの種類も多いために、プリンタの種類を対応的に多数
用意することはコストアップを招き、又、取扱操作が煩
雑になる等の不具合から、必要最小限の数のプリンタを
用意して各種類の商品ごとの印字シートロールを各カセ
ットに収納して計量装置に一体的に併設したプリンタ本
体に該カセットを交換してセットリセットする方式が広
く採用されるようになってきており、かかる所謂カセッ
ト式プリンタは各種のものが開発され、実用化されるよ
うになってきている。
このうち、プリンタの前面のテンキー等の操作部が集
約化されている等の形状や操作上の制約からプリンタ本
体の側面を利用してカセットの着脱を図る、例えば、実
開昭60-145055号公報考案等が開発されて一部は実用化
されている。
〈考案が解決しようとする課題〉 さりながら、該種側方からの着脱式のカセット式プリ
ンタに於いてはカセット側にプラテンロールやテンショ
ン付与装置が設けられることから、本来的な印字シート
ロール、及び、巻取ロールを必要とするカセットにこれ
以外の機構部が設けられ、したがって、各カセットごと
の装備重量が大きく嵩高で構造が複雑となるために、取
り扱いや操作がし難い難点があり、更にコスト高になる
不利点があり、加えて保守、点検、整備が極めて煩雑で
あるという欠点があった。
即ち、例えば、プラテンロールについてはその型成形
は勿論のこと、仕上作業も複雑であり、印字ヘッドに対
する馴染性から精密加工がされねばならず、したがっ
て、工数も多く、しかも、プリンタ本体側から回転駆動
されるための動力伝達機構も装備されねばならないの
で、カセットごとにこれ等の機構を装備することは極め
てコスト高になる原因となっていた。
又、プリンタ本体に対するカセットの着脱に際しては
ブラテンロールと印字ヘッドとに印字シートロールから
のシートが干渉しないように設計しなければならず、カ
セット脱着時にはシートの干渉が邪魔になるので、設計
の自由度が制限されるという不具合があった。
そして、交換作業中に不測にしてカセットを取り落し
たりする等すると、リセットする場合にこれ等の精密な
機構部に寸法狂い等を生じ、稼動中の正確なシート送り
やプリントアウトが出来難くなるという不都合さもあっ
た。
〈考案の目的〉 この考案の目的は上述従来技術に基づく流通部門にお
いて広く採用されようとしているカセット式プリンタの
カセット構造の問題点を解決すべき技術的課題とし、プ
リンタに必要とされる大重量の駆動部や精密さの故にコ
スト高である印字ヘッドやプラテンロール等の嵩高でコ
スト高であると共に、頻繁な保守、点検、整備、調整を
きらう機構部は全てプリンタ本体側に装備し、しかも、
カセットの装着取り外しに際し、印字シートロールから
のシートがスムーズにこれ等の機構部、特に、印字ヘッ
ド、プラテンロールのプリント機構部に干渉することな
く装着出来るようにカセット装脱の外方側を開放型にし
たカンチレバー式にし、一方、カセットの方は必要欠く
べからざる最小限の装備の印字シートロールとそのシー
トに対する巻取ロールとを装備するようにしてそのサイ
ズの設計上の自由度を有するようにし、カセットの交換
もワンタッチ式に行えるようにして、流通産業における
表示技術利用分野に益する優れたカセット式プリンタを
提供せんとするものである。
〈課題を解決するための手段・作用〉 上述目的に沿い先述実用新案登録請求の範囲を要旨と
するこの考案の構成は前述問題点を解決するために、プ
リンタ本体にはモーター等の駆動装置、プリントアウト
に不可欠で精密な印字ヘッド、及び、これに対するプラ
テンロールを装備させ、一方、カセット側には種類ごと
の印字シートロールとこれに対する巻取ロールと更にシ
ートのプラテンロールに対する昇降装置とを装備させ、
プリンタのカセットの交換に際しては印字ヘッドをプラ
テンロールに対して開き、又、該印字ヘッドとプラテン
ロールに印字シートロールからのシートが干渉しないよ
うにシートに対する昇降装置を操作してシートをプラテ
ンロールから浮かせた姿勢でカセットをプリンタ本体に
装着し、これにより、シートが印字ヘッドとプラテンロ
ールに干渉せず、それらの間にスムーズに装着され、し
かる後、シートにテンションを付与し、昇降装置により
シートをプラテンロールに対して降下し印字ヘッドを該
シートを介してプラテンロールに当接させ、スムーズに
所定のプリントアウトを行い、その取り外しに際しては
上述プロセスとは逆の手順でまず、印字ヘッドをプラテ
ンロールから離反させ、次に昇降装置を操作して、シー
トをプラテンロールから浮かせることにより、シートと
巻取ロールは機構部からプリント機構に干渉せずにスム
ーズに外され、カセットは直ちに取り外すことが出来る
ようにした技術的手段を講じたものである。
〈実施例〉 次に、この考案の1実施例を図面に基づいて説明すれ
ば以下の通りである。
第2図に示す態様において、1はこの考案の要旨の中
心を成すカセット式プリンタであり、スーパーマーケッ
トのバックヤード等に設けられる態様であり、可搬式に
されてそのスタンド2上に設けたフレームには一側寄り
に電子はかりの計量装置が設けられており、その他側側
には一体的にプリンタ本体4が併設されている。
而して、該計量装置3に於いては商品に対する秤量部
5が電気的に計装され、前部にはテンキー6等の操作部
7が設けられている。
一方、プリンタ4に於いては第1図に示す様に、その
内部の前側寄りにはプリント機構部8が設けられ、その
後部寄りのスペースにはカセット9が蓋10の開閉を介し
て側方から装着、取り外しがガイド11、11…を介してワ
ンタッチ式に当該第1図に示す様に、スムーズに行われ
るようにされている。
そして、この考案においては当該第1図に示す様に、
側方開放型のカセット9の内部所定部位には上方に印字
シートロール12に対するローラ13が設けられ、又、下部
には該印字シートロール12から繰り出されるシート14に
対するシート経路変更装置19とラベルを剥離された台紙
15に対する巻取ロール16とがフレーム17に設けられてい
る極めて簡素な構造にされている。
したがって、カセット9の構造は著しく簡単でそのサ
イズ、容量等の設計は極めて自由度の高いものにされて
いる。
而して、プリント機構部8に於いては第1図に示す様
に、印字ヘッド部20、及び、その下側の前部のプラテン
ロール部21が、そのカセット9の装脱方向の外方部は全
て開放型にされて計量装置3寄りのプリンタ本体4のケ
ーシング18側にカンチレバー式に外方に向け水平状態に
突出して設けられており、それぞれ外方寄りにて間隙を
有して相互に分離型にされている。
まず、印字ヘッド部20に於いては第1、3、4図に示
す様に略三角形型のサイドカバー23と内側ケーシング18
との間に水平に渡設されたピン24に対して印字ヘッド25
がその先端を上下旋回動自在に設けられており、その後
端とサイドカバー23との間に引張スプリング26が張設さ
れてプラテンロール部21に対し常に離反する方向に付勢
されている。
又、サイドカバー23の前端には印字ヘッド25のプリン
ト時の姿勢保持のためのノッチ27が第10図に示す様に、
割設されており、該ノッチ27に係合して印字ヘッド25の
プリント姿勢を維持するフックピン28は第9図に示す様
に印字ヘッド25の側面に設けたガイド29に摺動して前後
方向に移動するスライダー30の先端に設けられ、該スラ
イダー30の後部とサイドカバー23との間に張設した引張
スプリング31により後方への引戻し方向に付勢されてい
る。
又、印字ヘッド25の上面には指掛32が設けられてお
り、第10図に示す状態、即ち、印字ヘッド25が起き上が
っている状態から該印字ヘッド25を下側の印字姿勢に押
圧すると、サイドカバー23の傾斜面33に対するフックピ
ン28の押付力が発生し、その水平分力により該フックピ
ン28はスライダー30が引張スプリング31に抗して前出
し、ノッチ27で該引張りスプリング31によりフックピン
28が該ノッチ27に第11図に示す様に、係合して引張スプ
リング26に抗して印字ヘッド25のプリント姿勢を維持す
るようにされている。
次に、プラテンロール部21に於いては上述印字ヘッド
25のプリント姿勢位置にて該印字ヘッド25にシート14を
挟装して当接されるプラテンロール34が図示しない駆動
装置のモーターに対して図示しないタイミングプーリ、
及び、タイミングベルトを介して回動自在にカンチレバ
ー式にプリンタ本体4のケーシング18に設けられてい
る。
一方、カセット9に装備されるシート経路変更装置19
は互いに相反的に作用する前方の経路伸長部19′と後方
の経路短縮部19″より成り、該前方の経路伸長部19′に
於いては第3図に示す様に、カセット9のフレーム22に
対し取付ブラケットを兼ねるガイドシュー35がそり状に
設けられてその外端には第12図に示す様にサイドカバー
36が固定されている。
又、該サイドカバー36の前部内面には当該第12図に示
す様に平面視コの字型のブラケット37が内向に開いて一
体的に設けられてサイドカバー36に沿ってピン38が枢支
されており、該ピン38には平面視コの字型であって、こ
の考案の要旨の重要な構成を成す側面視略Uの字型のシ
ート14に対する昇降装置としてのフォーク39、39′が上
下旋回動自在に設けられており、ブラケット37の図示し
ないスリット、及び、サイドカバー36の方形の孔40を挿
通して一体的に正面視J形の指掛41が外向に設けられて
おり、ピン38を中心にフォーク39、39′を上下に旋回動
自在にするようにされている。
尚、該フォーク39、39′の姿勢は指掛41が上位姿勢に
あるときはその上端が第12、13図に示す様に略フラット
姿勢であって、当該第13図に示す様に、両者の接線がプ
ラテンロール34を横切るように、又、指掛41が下位姿勢
では第14図に示す様に、ピン38を中心に上方旋回してフ
ォーク39、39′の上縁のレベルの接線がプラテンロール
34の上端を上側で越すようにされてシート14を該プラテ
ンロール34から上側に持ち上げる様にしている。
又、サイドカバー36の方形の孔40の内側には第15、16
図に示す様に、中部が合い寄る挟窄した形状に上下方向
に設けられたフリップフロップばね42が設けられてお
り、指掛41が該フリップフロップばね42の中央部の狭隘
部43よりもその幅が広く形成されていることにより、該
フリップフロップばね42を拡縮して上位、下位の姿勢を
フリップフロップ裡に維持するように、即ち、フォーク
39、39′をして下位姿勢に維持してシート14に対し離反
し、該シート14を第13図に示す様に、プラテンロール34
と印字ヘッド25との間に挟装するようにされ、又、第14
図に示す様に、印字ヘッド25がプラテンロール30から離
反して上方にある姿勢ではフォーク39、39′がシート14
をプラテンロール34から上方に持ち上げて、テンション
を緩め、プラテンロール34から離反するように作用する
ようにされている。
一方、後方の経路短縮部19′に於いては第5図に示す
様にそのサイドカバー44がその先端を前方の経路伸長部
19′のサイドカバー36の後端と第12図に示す様に所定距
離の斜設スリット45を介し離隔されてカセット本体22に
対し取付バー46、46…(第12図には図示の都合上1本だ
け示されている)によりカンチレバー式に固設されてお
り、カセット本体22とサイドカバー44の間には第5図に
示す様にピン47を介して側面視略Uの字型のテンション
プレート48がその内外両側の一体的に設けたブラケット
49、49を介して上下旋回動自在に枢支されており、一方
の内側のブラケット49とフレーム22との間には引張スプ
リング50が張設されてテンションプレート48の下面が印
字シートロール12から繰り出されてプラテンロール34に
張設されるシート14に所定のテンションを付与するよう
にされている。
そして、第5図に示す様にサイドカバー44の所定部位
に穿設された方形の挿通孔51には平面視J型の指掛52が
上下左右方向に不回動であり、横外方向のみ進退スライ
ドするようにされると共に、ストッパ53により所定のス
トローク以上内側に入り込まないようにされており、
又、サイドカバー44の内向に於いて、指掛52に一体のフ
ランジ54とサイドカバー44の内面との間には第8図に示
す様に弾圧スプリング55が介装されて指掛52をして常に
内向に付勢している。
又、該指掛52の内端上面には上側から内面傾斜のテー
パー面56が形成されてテンションプレート48が引張スプ
リング50に抗してピン47を中心に下側に旋回する時には
その外縁が指掛52のテーパー面56に当接して弾圧スプリ
ング55に抗し、該指掛52を上下に旋回動不能に外方に押
進させて、テンションプレート48が指掛52の先端の下側
に入り込んだ時点で、該指掛52は弾圧スプリング55の付
勢力により内側に突出してその先端下面がテンションプ
レート48の上面に臨み、該テンションプレート48は引張
スプリング50に付勢されて上方旋回する時に、指掛52の
先端下面に当接して印字シートロール12からのシート14
のプラテンロール34に対する張設状態にテンションを所
定に付与し、その姿勢を維持するようにされている。
尚、第1図に於いて、プリンタ本体4のフレーム17の
前面下部には印字シートロール12からのシート14に対す
るプリント機構8による所定の印字事項をプリントアウ
トされたラベル57に対する排出用の窓58が設けられてい
る。
又、印字ヘッド25の先端下部にはラベル57のセンサー
59が設けられている。
上述構成において、第2図に示す様に、プリンタ本体
4の蓋10を開放して先述した如く、カセット9を交換す
るに際してはカセット9に所定に装着されている印字シ
ートロール12の紙製の芯筒、及び、巻取ロール16の芯筒
を図示しないプリンタ本体4のフレームから突出してい
る図示しないロール13、及び、シャフトに挿入すると共
に、ガイド11、11…を介してプリンタ本体4に所定にワ
ンタッチ式に装着する。
この際、後述する如く、印字ヘッド部20の印字ヘッド
25は開かれており、又、シート経路変更装置19の経路伸
長部19′に於ける昇降装置としてのフォーク39、39′は
第14図に示す姿勢に指掛41のフリップフロップばね42に
対する係合により上位しており、又、テンションプレー
ト48は第3図に示す様に、指掛52に対し上方に跳ね上げ
されて全て開放姿勢にされている。
そして、経路伸長部19′の昇降装置のフォーク39、3
9′の指掛41を上方に上げると、第16図に示す状態から
第15図に示す状態に指掛41はフリップフロップばね42の
中央の狭隘部43を拡縮してその上位姿勢から下位姿勢に
変位し、そこで、ピン38を介して昇降装置のフォーク3
9、39′は第14図の姿勢から第13図の姿勢に下降し、両
者の両端上縁の接線がプラテンロール34を交叉して下位
する姿勢にされる。
次いで、カセット9のプリンタ本体4に対するセット
が終わると、まず、経路短縮部19″のテンションプレー
ト48を上方から適宜に指先によって下方に押圧すること
により、引張スプリング50に抗し該テンションプレート
48は下降し、先述した如く、第5図に示す様に、指掛52
の先端上面テーパ部56に対する押圧力がカム作用により
水平分力を生じて弾圧スプリング55に抗して指掛52を外
方に進出させ、テンションプレート48は指掛52の下側に
入り込み、押圧力を除去することにより、引張スプリン
グ50により自動的に上方に旋回して復位するが、その前
に指掛52は弾圧スプリング55により内側に復帰している
ために、該指掛52の下側に当接し、台紙15に対する上側
からのテンション付与姿勢になる。
そこで、印字ヘッド部20の指掛32を介して印字ヘッド
25を下方に押圧すると、そのフックピン28はサイドカバ
ー23の上部斜面33に於いて、前方への水平分力がカム作
用を介して生じ、引張スプリング31に抗してスライダー
30を前延させ、フックピン28は前進してノッチ27に入り
込み、印字ヘッド25は引張スプリング26に抗してその下
端面がプラテンロール34の上面にてシート14を介して軽
く設定荷重で押圧姿勢となり全ての準備が完了し、図示
しない駆動装置のモーターを回転することにより、巻取
ロール16が回転し、シート14は印字シートロール12から
繰り出されて、そのラベル57に所定の印字事項が印字さ
れてプリントアウトされ、プリンタ本体4の前部下端の
排出スリット58から出され、所定に剥離されて図示しな
い商品に貼り付けられ、以下、その操作を維持する。
そして、印字シートロール12はそのラベル57の終端を
プリントアウトして排出されると、センサー59がこれを
検知するために、図示しない制御部からの信号によりプ
リンタ本体4の全ての機構を停止させ、印字ヘッド部20
に於いて、フックピン28を引張スプリング31に抗して一
瞬前方に引き出すと、印字ヘッド25は引張スプリング26
にピン24を中心により瞬間的に上方に旋回してプラテン
ロール34から離反してプリント機構部8は開放され、
又、経路短縮部19″の指掛52を外方に引くと、該指掛52
は弾圧スプリング55に抗して外方に進出し、そのため、
指掛52の内側先端部はテンションプレート48から離反
し、そこで、該テンションプレート48は引張スプリング
50によりピン47を中心に旋回して上方に上がり、第3図
に示す姿勢になり、そこで、経路伸長部19′の指掛41を
下方に押すと、該指掛41は第15図の姿勢から第16図に示
す姿勢にフリップフロップばね42の中央狭隘部43を拡縮
して上位姿勢から下位姿勢に移り、そのため、フォーク
39、39′は第13図の姿勢から第14図の姿勢に上がり、合
紙15をプラテンロール34より上方レベルに持ち上げ、台
紙15は第3図に示す様に、テンションを緩められた姿勢
になり、そこで、カセット9を側方に引き出すと、台紙
15はプラテンロール24と干渉せずに第3図に示す姿勢を
維持して巻取ロール16と共に外方にスムーズに抜き出さ
れ、先述した如く、新しい印字シートロール12と巻取ロ
ール16を装着しているカセット9と前述した如く交換さ
れる。
このようにして、商品毎の種類の異なる印字シートロ
ール12をカセット9の交換によってプリンタ本体4に交
換することが出来る。
勿論、都合により印字シートロール12のプリントアウ
ト中途においても上述操作により中途交換が出来ること
は勿論のことである。
尚、この考案の実施態様は上述実施例に限るものでな
いことは勿論であり、例えば、経路伸長部と経路短縮部
のサイドカバー相互のスリットは省略しても良く、又、
経路短縮部の指掛、及び、印字ヘッド部の指掛、更に
は、経路伸長部の指掛を1つのレバー操作により同時に
行うようにしたり、カセットのプリンタ本体に装着時に
所定のレバー機構を介して自動的に開放姿勢にする等種
々の態様が採用可能である。
そして、シートに対する昇降装置のフリップフロップ
ばねに支点を越える一般態様のコイルスプリング等を設
けてワンチッチ操作によりし易くする等の態様も採用可
能である。
又、適用対象は電子はかり以外の自動はかりや他の計
量装置等のプリンタにも適用出来、又、採用する場所は
スーパーマーケット以外のラベル発行を必要とするあら
ゆる店舗場所等に用いることが出来るものである。
〈考案の効果〉 以上、この考案によれば、基本的にスーパーマーケッ
トのバックヤード等に用いられている電子はかり等の計
量装置に並設されているカセット式プリンタに於いて、
商品毎のサイズの異なるラベルやレシートの種類等に応
じて複数種の印字シートロールを収納しているカセット
を所望にプリンタ本体に対して交換出来るために、1
台、少くとも、最小限の数のプリンタに対して複数種の
カセットを使用出来、弾力的なラベルやレシートのプリ
ントアウトが行えるという効果が奏される。
而して、プリンタのプリント機構部に必要な印字ヘッ
ドやプラテンロールの精密で大重量で嵩高なうえにコス
ト高な部分や頻繁にメンテナンスをすることが出来ない
機構部は全てプリンタ本体側に装備させ、一方、カセッ
ト側には印字シートロールと巻取ロール等簡単な構造の
機構部を取り付けたシンプルな構造にすることが出来る
ために、数多く用意する必要のあるカセットにサイズ、
容量等の設計の自由度を与えることが出来ると共に、共
用部分を多くして、コストダウンを図れ、取り扱いもし
易く、強度をアップして不測の事態にも損傷等を与えな
いという優れた効果が奏される。
又、プラテンロールに対するカセット側のサイドカバ
ーに該プラテンロールと印字ヘッドとの間に挟装する印
字シートロールからのシートに対する昇降装置を設けた
ことにより単に印字ヘッドのプラテンロールに対する開
放のみならず、シートをもプラテンロールから離反して
上昇した姿勢にすることが出来、したがって、カセット
のセットリセット時にシートの挿入、離脱が印字機構部
に干渉せず、スムーズに行え、カセットのワンタッチ操
作を助勢することが出来る優れた効果が奏される。
そして、このようにすることにより、カセットの印字
シートロールからの初期引き出しのシートをもプリンタ
本体のプリント機構に対してもカートリッジ式に装着離
脱することがより容易に出来るという優れた効果が奏さ
れる。
加えて、セット後はシートがプラテンロールや印字ヘ
ッドに干渉しないために該プラテンロールや印字ヘッド
のシートとの干渉による調整をせずに済み、そのため初
期組付の際、高精度を要求される該プラテンと印字ヘッ
ドの不測の調整をしないことによる機能維持を図ること
が出来、その上セット、リセット時のシートの切断やか
らみ等のトラブルを生ぜずに済むという優れた効果が奏
される。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の1実施例の説明図であり、第1図はカ
セットの全体概略側面図、第2図は計量装置に併設され
たプリンタの全体概略斜視図、第3図はプリンタ機構部
開放状態のシート装脱概略側面図、第4図はプリンタ機
構部の閉鎖姿勢のプリント姿勢の概略側面図、第5図は
経路短縮部の概略斜視図、第6、7図は経路短縮部への
指掛の係脱概略部分断面側面図、第8図は第5図指掛の
部分断面平面図、第9図は印字ヘッドのサイドカバーに
対する係脱部分概略斜視図、第10図は印字ヘッドのサイ
ドカバーに対する開放姿勢部分側面図、第11図は印字ヘ
ッドのサイドカバーに対する閉鎖姿勢の概略側面図、第
12図は昇降装置の部分拡大斜視図、第13図はプリント機
構部の昇降装置のシートの下降姿勢でのプラテンロール
への当接側面図、第14図はプラテンロールからのシート
の昇降装置による昇降姿勢の開放側面図、第15、16図は
昇降装置の指掛のフリップフロップばねに対する係脱側
面図である。 4……プリンタ本体、12……印字シートロール、9……
カセット、1……カセット式プリンタ、25……印字ヘッ
ド、34……プラテンロール、36……サイドカバー、14…
…シート、39、39′……昇降装置、16……巻取ロール、
41……指掛

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリンタ本体に側方から印字シートロール
    を収納したカセットが装着取り外し自在にされているカ
    セット式プリンタにおいて、プリンタ本体側に駆動装置
    とカンチレバー式に支持された印字ヘッドとプラテンロ
    ールが設けられ、一方カセット側には印字シートロール
    と巻取ロールとシートのプラテンロールに対するシート
    昇降装置が設けられ、該昇降装置に昇降用の指掛が一体
    付設され、而して昇降装置がプラテンロールの前後側に
    亘るフォーク状に形成され該フォーク状の部分がプラテ
    ンロールのレベルの上下に亘って自在に昇降されるよう
    にされていることを特徴とするカセット式プリンタ。
JP17408486U 1986-11-14 1986-11-14 カセツト式プリンタ Expired - Lifetime JPH081098Y2 (ja)

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