JPH08109882A - ピストン及びコンプレッサ - Google Patents

ピストン及びコンプレッサ

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Publication number
JPH08109882A
JPH08109882A JP24809894A JP24809894A JPH08109882A JP H08109882 A JPH08109882 A JP H08109882A JP 24809894 A JP24809894 A JP 24809894A JP 24809894 A JP24809894 A JP 24809894A JP H08109882 A JPH08109882 A JP H08109882A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
cylinder
fitted
compressor
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24809894A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Obokata
芳信 小保方
Masazo Okajima
政三 岡島
Takeo Komatsubara
健夫 小松原
Renkou Muwatari
錬幸 六渡
Yasuaki Seyama
康昭 瀬山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP24809894A priority Critical patent/JPH08109882A/ja
Publication of JPH08109882A publication Critical patent/JPH08109882A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2210/00Fluid
    • F04C2210/26Refrigerants with particular properties, e.g. HFC-134a

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピストンの往復運動時のピストンとピストン
リングとの間の摩擦熱の発生を抑制し、コンプレッサに
使用されているエステル系油の熱による分解を抑える。 【構成】 シリンダにはめ込まれてシリンダ内を摺動す
るピストンにおいて、ピストン周側面に設けられた溝と
この溝にはめ込まれたピストンと摩擦の少ない材質で形
成しする。表面処理しないアルミでピストンを形成する
とともに、硝子繊維を含まないポリイミドでピストンリ
ングを形成する。或いは、表面ににアルマイト処理を施
してピストンを形成するとともに、硝子繊維入りのポリ
イミドでピストンリングを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫、自動販売機、
ショーケース或いはエアコン等の冷凍機に使用されるコ
ンプレッサのシリンダ内で摺動するピストン及びそのピ
ストンを使用したコンプレッサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷蔵庫、自動販売機及びショーケ
ース用の圧縮機は冷媒としてジクロロジフルオロメタン
(R12という)を多くし要していた。このR12はオ
ゾン層の破壊の問題からフロン規制の対象となってい
る。そして、R12の代替え冷媒としてR134aが検
討されている。(例えば、特開平1ー271491号公
報参照)。
【0003】一方、エアコン等の空調機用の圧縮機は従
来冷媒としてモノクロロジフルオロメタン(R22)を
多く使用していた。しかし、このR22も上述したオゾ
ン層の破壊の問題からR12に次いで規制される歩行で
ある。そしてこのR22に代替可能な冷媒として候補に
挙げられているのは134aを含むHFC系の混合冷媒
であり、有力な組み合わせとしてはR134aとジフル
オロメタン(R32)とペンタフルオロエタン(R12
5)との混合冷媒である(例えば、特開平3ー1705
95号参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、冷媒R
134aは現在使われている鉱物油の冷凍機油相溶性が
悪く、圧縮機への油の戻りの悪化や寝込み機動時の分離
冷媒の吸い上げなどから圧縮機の潤滑不良に至る問題が
あった。
【0005】このため、R134aと相溶性のある冷凍
機油としてポリオールエステル系油が検討されている。
しかしながら、このエステル系油はレシプロコンプレッ
サに使用される場合、アルミピストンに対して硝子繊維
入りのピストンリングを使用していたため低速高荷重の
かかるピストンとピストンリングの接触部で大きな摩擦
力が働く。このため、その接触部で高温となりエステル
系油が分解して脂肪酸となり金属石鹸が発生するととも
に、スラッジが発生して冷凍回路内のキャピラリーチュ
ーブの内壁等に蓄積すると云う問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような発明
を解決するもので、アルミ製ピストンと硝子繊維を含ま
ないポリイミド製ピストンリングを組み合わせて、ピス
トンを構成する。或いは、表面にアルマイト処理をした
ピストンに硝子繊維入りのポリイミド製ピストンリング
を組み合わせてをピストンを構成する。また、こうした
ピストンを使用したコンプレッサを提供する。
【0007】
【作用】ピストンとピストンリングとの間の摩擦熱の発
生が抑制され、エステル系油が分解されることはない。
従って、エステル系油の加水分解が起こることはなく、
金属石鹸やスラッジが発生することはない。
【0008】
【実施例】図2はレシプロコンプレッサの断面図であ
る。同図において、1はコンプレッサ、2はこのコンプ
レッサ1のモータであり、モータケース3とこのモータ
ケース3に軸止されたシャフト4と、このシャフト4と
ともに回転するロータ5と、ロータ5の外周部に設けら
れたステータ6とからなる。7はシャフト4の上端に設
けられたカム、8はこのカム7と摺動自在に保持するク
ランクであって、このカム7とクランク8の機構でモー
タの回転運動が往復運動に変換される。9はこの上記ク
ランク8が取り付けられたピストンであって、クランク
8と連動してシリンダ10内を往復運動する。
【0009】図1は上記シリンダ10とピストンの部分
を拡大した断面図であり、11はピストン周側面に設け
られたリング溝、12はこのリング溝11にはめ込まれ
たピストンリングであり、ピストン9の往復運動時、シ
リンダ10の内側面と擦れながら周動する。また、この
ピストン9のリング溝11とピストンリング12もピス
トンの往復運動に合わせて微妙に擦れ合う。
【0010】本発明では、ピストン9とピストンリング
12を互いに摩擦の少ない材質で形成する。例えば、ピ
ストン9側をアルマイト処理をして通常の硝子繊維入り
のポリイミドで形成したピストンリング12を組み合わ
せる。或いは、アルマイト処理をしないピストン9と硝
子繊維を含有しないポリイミドで形成したピストンリン
グ12を組み合わせる。
【0011】摩擦の少ない材質を使うことにより、コン
プレッサ1動作時のピストン9とピストンリング12間
で摩擦熱が発生せず、使用されているオイル、即ち、エ
ステル油が分解少なく、脂肪酸発生による金属石鹸の生
成は殆どない。従って、スラッジが発生することは無
く、冷媒回路に悪影響を与えることは無い。
【0012】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明のピストンは、
ピストンとピストンリングが摩擦の少ない材質で形成し
たので、ピストンの往復運動時のピストンとピストンリ
ングとの間の摩擦熱の発生が抑制され、使用されている
エステル系油の熱による分解が少なく、脂肪酸の発生に
よる金属石鹸の生成は殆ど無い。従って、こうしたピス
トンリングを用いたコンプレッサを使用すると、スラッ
ジが発生せず冷媒回路のキャピラリー等に蓄積して冷凍
機の能力を低下させると云う問題はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のピストンリングの要部を示す断面図。
【図2】従来のレシプロコンプレッサの構造を示す断面
図。
【符号の説明】
1:コンプレッサ 2:モータ 3:モータケース 4:シャフト 5:ロータ 6:ステータ 7:カム 8:クランク 9:ピストン 10:シリンダ 11:リング溝 12:ピストンリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 六渡 錬幸 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 瀬山 康昭 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダにはめ込まれてシリンダ内を摺
    動するアルミ製ピストンにおいて、ピストンの側面周囲
    に設けられた溝と、この溝にはめ込まれたポリイミドか
    らなるピストンリングと、を有してなるピストン。
  2. 【請求項2】 シリンダにはめ込まれてシリンダ内を摺
    動するアルミ製ピストンにおいて、表面にアルマイト処
    理を施したピストンと、ピストンの側面周囲に設けられ
    た溝と、この溝にはめ込まれた硝子繊維入りのポリイミ
    ドからなるピストンリングと、を有してなるピストン。
  3. 【請求項3】 エステル系油を潤滑油として使いHFC
    冷媒ガスを圧縮するコンプレッサにおいて、冷媒ガスの
    圧縮室となるシリンダと、このシリンダにはめ込まれて
    シリンダ内を摺動するアルミ製ピストンと、このピスト
    ンの側面周囲に設けられた溝と、この溝にはめ込まれた
    ポリイミドからなるピストンリングと、を有してなるコ
    ンプレッサ。
  4. 【請求項4】 エステル系油を潤滑油として使いHFC
    冷媒ガスを圧縮するコンプレッサにおいて、冷媒ガスの
    圧縮室となるシリンダと、このシリンダにはめ込まれて
    シリンダ内を摺動する表面にアルマイト処理を施したピ
    ストンと、このピストンの側面周囲に設けられた溝と、
    この溝にはめ込まれた硝子繊維入りのポリイミドからな
    るピストンリングと、を有してなるコンプレッサ。
JP24809894A 1994-10-13 1994-10-13 ピストン及びコンプレッサ Pending JPH08109882A (ja)

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JP24809894A JPH08109882A (ja) 1994-10-13 1994-10-13 ピストン及びコンプレッサ

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JPH08109882A true JPH08109882A (ja) 1996-04-30

Family

ID=17173192

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24809894A Pending JPH08109882A (ja) 1994-10-13 1994-10-13 ピストン及びコンプレッサ

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JP (1) JPH08109882A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6705207B2 (en) 2001-03-02 2004-03-16 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Piston type compressor
WO2023017833A1 (ja) * 2021-08-11 2023-02-16 Ntn株式会社 ピストンリング

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6705207B2 (en) 2001-03-02 2004-03-16 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Piston type compressor
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