JPH08109530A - 耐切創性、耐熱性と耐摩耗性に優れた紡績糸およびそれを用いてなる編織物 - Google Patents

耐切創性、耐熱性と耐摩耗性に優れた紡績糸およびそれを用いてなる編織物

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JPH08109530A
JPH08109530A JP7064081A JP6408195A JPH08109530A JP H08109530 A JPH08109530 A JP H08109530A JP 7064081 A JP7064081 A JP 7064081A JP 6408195 A JP6408195 A JP 6408195A JP H08109530 A JPH08109530 A JP H08109530A
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resistance
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staple
aromatic polyamide
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JP7064081A
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English (en)
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Shujiro Ueda
周二郎 上田
Shigeru Omae
茂 大前
Takeshi Hatano
武 波多野
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Toray Industries Inc
Du Pont Toray Kevlar Co Ltd
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Toray Industries Inc
Du Pont Toray Kevlar Co Ltd
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02GCRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
    • D02G3/00Yarns or threads, e.g. fancy yarns; Processes or apparatus for the production thereof, not otherwise provided for
    • D02G3/44Yarns or threads characterised by the purpose for which they are designed
    • D02G3/442Cut or abrasion resistant yarns or threads

Abstract

(57)【要約】 【構成】芳香族ポリアミドステープルと破断伸度60%
以下のポリアミドステープルから主としてなる紡績糸で
あって、該紡績糸における前記芳香族ポリアミドステー
プルが少なくとも20重量%以上かつ前記ポリアミドス
テープルが少なくとも20重量%以上であることを特徴
とする耐切創性、耐熱性と耐摩耗性に優れた紡績糸、お
よび、それを用いてなる編織物。 【効果】本発明の紡績糸およびそれを用いてなる編織物
は、耐切創性、耐熱性にも優れ、芳香族ポリアミド繊維
の欠点であるフィブリル化現象からくる、耐摩耗性を大
幅に改善して、過酷なスポーツ、ワーキング衣料等の高
機能性の要求される用途分野に好適な布帛を提供するこ
とができるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐切創性、耐熱性と耐
摩耗性に優れた紡績糸および該紡績糸からなる編織物に
関する。さらに、詳しくはスポーツなど過酷な環境下で
の着用に耐える衣料素材に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、サッカー、フィッシング、登山、
スノーボードなどアウトドアスポーツの参加人口が著し
く伸び、それにともなって衣料用素材も従来以上に耐久
性が要求されるようになってきた。例えばスキーのエッ
ジや岩場の鋭利な突起物に対する切創性や、過酷なスポ
ーツをする人の靴下の爪先やかかとの穴あき、またトレ
ーニングパンツの摩擦による穴あきなどに対する耐切創
性や耐摩耗性、さらには煙草の火や火花に対する耐熱性
などの機能性を一層向上したものが望まれている。
【0003】これらに対して、耐熱性に優れ、糸強度も
高い芳香族ポリアミド繊維が幅広く用いられている。例
えば芳香族ポリアミド繊維100%からなるフィラメン
ト糸や紡績糸を部分使いで交編交織したものとして実公
平1−36600号公報や特公昭62−26900号公
報などがある。これらはいずれも芳香族ポリアミド繊維
の高強力特性を布帛で発揮して引裂強度の改良は得られ
るものの、芳香族ポリアミド繊維の欠点とも言える高配
向に伴う繊維のフィブリル化によるフロスティングなど
の欠点がでて耐摩耗性は満足するまでに至ってない。
【0004】さらに、芳香族ポリアミド繊維100%の
フィラメント糸や紡績糸を100%使いで織物にしてこ
れら特性の向上を狙ったものとして、特開平2−292
036号公報などがあるが、この場合も引裂抵抗性と耐
切創性は大幅に向上するが、芳香族ポリアミド繊維の特
性からくる耐摩耗性は大幅に改善されない欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記欠点を解
決せんとするものであって、芳香族ポリアミド繊維と合
繊ポリアミド繊維からなり、優れた耐切創性や耐熱性と
共に耐摩耗性を大幅に向上させた紡績糸および編織物を
安定的に供給せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の耐切創性、耐熱
性と耐摩耗性に優れた紡績糸は次の構成を有する。
【0007】すなわち、芳香族ポリアミドステープルと
破断伸度60%以下のポリアミドステープルから主とし
てなる紡績糸であって、該紡績糸における前記芳香族ポ
リアミドステープルが少なくとも20重量%以上かつ前
記ポリアミドステープルが少なくとも20重量%以上で
あることを特徴とする耐切創性、耐熱性と耐摩耗性に優
れた紡績糸である。
【0008】また、本発明の編織物は次の構成からな
る。
【0009】すなわち、上記紡績糸を編織物全体の5〜
100重量%用いてなることを特徴とする編織物であ
る。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。
【0011】芳香族ポリアミド繊維は、引張強度、熱分
解開始温度の物性について、他の一般の合成繊維より強
度、耐熱性がはるかに高い。従って、ベルト、ケーブ
ル、タイヤ、ホースなどといった主に産業資材分野によ
く使われている。一方、高機能繊維として衣料分野への
展開も試みられているが、芳香族ポリアミドの衣料用途
への2大欠点と言えるその一つの染色性は染料、染色処
方などにより改良がなされてきている。しかし、耐摩耗
性の点では、芳香族ポリアミド繊維は高配向のため単繊
維が無数に割れ、白化やささくれなどのフィブリル化現
象を起こし、作業ズボンのフロスティングや靴下の爪先
やかかとの穴あきなど長期の摩耗に対して極端に劣り、
摩耗に対する高機能性は満足するものでなく、耐切創
性、耐熱性とともに耐摩耗性の向上が望まれていた。
【0012】一方、ポリエステル系合成繊維は、近年の
後加工技術の高度化と合わせ、高品質化および高機能化
が一層進み衣料分野に幅広く使われている。しかしなが
ら、ポリエステル系合成繊維100%では過酷な衣料分
野へは、強度、耐熱性が不十分であり限界があった。ま
た、ポリエステル系合成繊維を上記芳香族ポリアミド繊
維と混紡、交撚を試みしても、両者の強伸度特性に差が
あり過ぎ、高機能繊維の特徴を保持しながら合成繊維の
特徴を発揮することができない。
【0013】本発明者らは、芳香族ポリアミドの衣料分
野への展開を狙って、特に上述の長期の摩耗に対する高
機能性付与について鋭意検討した結果、ステープルの状
態でポリアミドステープルを混紡することで、耐切創
性、耐熱性とともに芳香族ポリアミドのフィブリル化の
欠点をカバーして耐摩耗性が飛躍的に向上することを見
出だしたのである。
【0014】本発明において用いられる芳香族ポリアミ
ド繊維は、強度特性および耐熱性向上の観点から、引張
強度15〜30g/d、破断伸度2〜5%であることが
好ましく、さらに熱分解開始温度が500℃以上のもの
であることがより好ましい。具体的には、ポリ(p−フ
ェニレンテレフタルアミド)、ポリ(m−フェニレンイ
ソフタルアミド)、芳香族共重合ポリアミドなどがあげ
られる。なかでも強度特性に優れるポリ(p−フェニレ
ンテレフタルアミド)に代表されるパラアラミド型芳香
族ポリアミド繊維であることが好ましい。
【0015】本発明において芳香族ポリアミドと共に用
いられるステープルは、ポリアミドステープルであるこ
とが重要であり、ポリエステル系やポリアクリル系では
耐摩耗性が得られない。ポリアミドステープルとしては
特に限定されず、ナイロン6、ナイロン66系などであ
ってもよいが、ステープルの破断伸度が60%以下であ
ることが必要である。破断伸度が60%を超えるように
なると、芳香族ポリアミド繊維との強伸度特性に大きな
差が生じ、紡績糸としての糸強力や布帛での引裂強力が
得られないのである。
【0016】耐切創性、耐熱性と耐摩耗性の全てに優れ
た紡績糸とするためには、紡績糸が主として上記ポリア
ミドステープルと上記芳香族ステープルから構成されて
いることが重要である。本発明の効果を喪失しない限り
において、他のステープル糸が紡績糸に対し30重量%
以下の範囲において含まれていてもよい。
【0017】本発明の紡績糸において、破断伸度60%
以下のポリアミドステープルの混紡率は、紡績糸に対し
少なくとも20重量%以上あることが重要である。好ま
しくは40重量%以上である。破断伸度60%以下のポ
リアミドステープルの混紡率が、紡績糸に対して20重
量%未満では耐摩耗性に劣るものとなる。
【0018】一方、芳香族ポリアミドの混紡率は、紡績
糸に対し少なくとも20重量%以上あることが重要であ
る。好ましくは40重量%以上である。芳香族ポリアミ
ドの混紡率が紡績糸に対して20重量%未満では煙草の
火や摩擦熱に対する耐熱性や耐切創性、さらには引裂強
力が低下する。
【0019】これらの混紡率は、用いられる用途の要求
特性に応じて適宜設定すればよい。なかでも、破断伸度
60%以下のポリアミドステープルの混紡率が20重量
%以上80重量%以下で、残りが芳香族ポリアミドステ
ープルで構成される紡績糸であることが好ましい。
【0020】なお、ステープルの単繊維繊度は、特に限
定されないが、ポリアミドステープルおよび芳香族ポリ
アミド繊維ともに単繊維繊度が大きくなると紡績糸の構
成繊維本数が少なくなり、細番手が生産しにくくなる観
点から、単繊維繊度は3デニール以下であることが好ま
しい。特に、芳香族ポリアミドは曲げ剛性率が高いた
め、衣料用の紡績糸に用いる観点から芳香族ポリアミド
の単繊維繊度は2デニール以下の細いものが好ましい。
【0021】本発明の紡績糸は、ポリアミドステープル
に芳香族ポリアミドステープルを打綿工程で上記混紡比
率の範囲で混合し、通常の短繊維紡績工程の梳綿、練
条、粗紡、精紡の各工程を通すことにより紡績糸を得る
ことができる。ヨリ係数は3.0〜4.5の範囲とする
ことが耐切創性、耐摩耗性の点で望ましい。また、繊維
長を76〜160mmとして一般の梳毛紡績を通し紡績
糸を得てもよい。
【0022】本発明の編織物(織物と編物とを総称して
「編織物」という)は、上記の本発明に係る紡績糸を織
編物全体の重量の5〜100重量%の範囲で用いてなる
ものである。本発明の紡績糸が織編物全体の重量の5重
量%未満では、製品での十分な耐切創性、耐摩耗性が得
られない。好ましくは10〜100重量%の範囲であ
る。
【0023】本発明の紡績糸を織物に用いる場合には、
単糸あるいは双糸として、織物の経糸、緯糸双方、また
はいずれか一方、あるいは他の紡績糸やフィラメントの
数本置きに用いてもよく、さらには耐摩耗性が要求され
る製品の特定部分を想定してある部分に集中的に用いる
などして、所定の密度、組織で常法により、織物を得る
ことができる。
【0024】また、編物に本発明の紡績糸を用いる場合
には、単糸あるいは双糸として、100%使いや、フィ
ラメント、加工糸、弾性繊維などとの交編、さらには靴
下の爪先やかかと部分などのようにの耐摩耗性が要求さ
れる特定の部分に本発明紡績糸用い、常法により編物製
品を得ることができる。
【0025】
【実施例】以下、実施例によって本発明を詳しく説明す
る。
【0026】なお、実施例における特性値等の測定法は
次のとおりである。
【0027】(1)切創抵抗力 図1に示すように、枠体の中央部に3mmの幅で1枚の試
料シートを把持し、この試料シートに角度60度で2辺
に刃のある刃綱の刃を垂直に立てて当て、刃先を試料シ
ートに500mm/分の速度で押しつけ、試料シートが切
創されるときの最大荷重を測定した。
【0028】(2)難溶融性(煙草熱溶融性) 360℃に加熱された金属棒(直径約0.6cm)の先端
に試料を5秒間接触させた時の穴開きの程度を5級(穴
開きなし)〜1級(完全に穴が開く)の5段階で級判定
した。
【0029】(3)破裂強度 JIS−L1096「一般織物試験方法」ミューレン形
法により測定した。
【0030】(4)摩耗強度 JIS−L1018「メリヤス生地試験方法」およびJ
IS−L1096の「一般織物試験方法」により測定し
た。
【0031】[実施例1〜3、比較例1]単糸繊度1.
5デニール、繊維長51mmで、破断伸度が38%、46
%、57%、68%の4種のポリアミド(ナイロン)ス
テープルと、パラアラミド型芳香族ポリアミド繊維とし
て、引張強度23g/デニール、破断伸度3%、熱分解
開始温度500℃の単糸繊度1.5デニール、繊維長5
1mmの“ケブラー29”(登録商標)を用い、ポリアミ
ド(ナイロン)ステープルと50重量%混紡し、通常の
短紡方式で番手30S(撚り係数K=3.5)を得た。
【0032】これらの紡績糸特性を表1に示す。
【0033】
【表1】 表1から、ポリアミド(ナイロン)ステープルの破断伸
度が38%(実施例1)、46%(実施例2)、57%
(実施例3)のものは、紡績糸強度の低下が少なく高機
能繊維の強度特性を保持しているが、比較例1のステー
プルの破断伸度が68%のものは糸すじU%が悪くな
り、強度が極端に低下し、紡績糸としての破断伸度が高
くなり総合的評価が劣るものであった。
【0034】[実施例4〜8、比較例2〜6]実施例1
と同様の単糸繊度1.5デニール、繊維長51mmで、破
断伸度38%のポリアミド(ナイロン)ステープルを用
い、実施例1〜3と同一の繊度、繊維長を有する“ケブ
ラー29”との混紡率を、0重量%(“ケブラー29”
が100重量%)、10重量%、20重量%、30重量
%、50重量%、70重量%、80重量%、90重量%
と変更した8種の混紡糸を実施例1と同様の短紡式で、
番手30S(撚り係数K=3.3)を試作し、単糸を2
本合わせ、上撚係数65%(逆ヨリ)で双糸とした。
【0035】次に、これらの紡績糸を100%使いで1
8ゲージ編機で目付180g/m2のニットを作成後、
130℃で染色した。これらニットの破裂強度、切創抵
抗力、摩耗強度、煙草熱溶融性を調べた結果を表2に示
した。
【0036】また同時に、1.5デニール、51mm、破
断伸度24%のポリエステルステープル(比較例5)、
および1.5デニール、51mm、破断伸度29%のアク
リルステープル(比較例6)と、“ケブラー29”とを
50%混紡して同番手双糸によるニットを作成した。結
果を表2に示した。
【0037】
【表2】 表2の結果から、本発明に係るポリアミド(ナイロン)
ステープルとの混紡紡績糸(実施例6)は、同一混紡率
(50/50)の比較例5のポリエステルステープル使いお
よび比較例6のアクリルステープル使いに比べ摩耗強度
が極めて向上し、破裂強度、切創抵抗力、煙草熱溶融性
とともに優れた高機能性を得た。
【0038】また、ポリアミド(ナイロン)ステープル
の混紡率20重量%未満の比較例3は“ケブラー29”
100%使いのもの(比較例2)の摩耗強度と大差な
く、ポリアミド(ナイロン)ステープルによる摩耗強度
の向上効果が不十分であった。また、比較例4のポリア
ミド(ナイロン)ステープル90重量%混紡の編物は
“ケブラー29”の混紡率が10重量%と低く、摩耗強
度の他、破裂強度、切創抵抗力、煙草熱溶融性も劣るも
のであった。
【0039】[実施例9〜12、比較例7〜8]実施例
6の紡績糸からなる双糸を用いて、男性用スポーツ靴下
として耐摩耗性が要求される爪先とかかと部分に本発明
紡績糸を用い、紡績糸が靴下製品(片足)の全体重量に
対して3重量%、5重量%、10重量%、20重量%、
100%(靴下全体)になるように編み込み、通常の靴
下編み機でソックスを試作、製品化した。他の部分の紡
績糸は同番手のコットン100%を使用した。片足全体
の重量は68gであった。
【0040】一方、比較としてコットン100%糸によ
るソックスを作成した。
【0041】これらソックスを野球選手に長期着用させ
た結果、靴下製品全体重量の3重量%(比較例7)は、
たとえ特定の部分に本発明糸を用いても使用面積が少な
いため、コットン糸とのつなぎ部分で穴空きがあり摩耗
耐久効果が不十分であった。一方、5重量%〜20重量
%の実施例9〜11は、過酷な着用にもかかわらず、コ
ットン100%ソックス(比較例8)の数倍の長期着用
が可能であった。
【0042】また、本発明の紡績糸を100%使いのソ
ックス(実施例12)は、摩耗耐久性の他、破裂強度、
切創抵抗力があり、登山用ソックスとして好評を得た。
【0043】[実施例13、比較例9]実施例6で得た
紡績糸(番手 30/2)をそれぞれ経糸および緯糸に用い
て製織し、染色仕上加工して作業服を作成し着用した結
果、優れた耐摩耗特性を発揮し、摩耗熱溶融、難溶融
性、切創性に優れるものであった。また、耐薬品性もあ
り、幅広いワーキング素材として好評を得た。
【0044】
【発明の効果】本発明の紡績糸およびそれを用いてなる
編織物は、耐切創性、耐熱性にも優れ、芳香族ポリアミ
ド繊維の欠点であるフィブリル化現象からくる、耐摩耗
性を大幅に改善して、過酷なスポーツ、ワーキング衣料
等の高機能性の要求される用途分野に好適な布帛を提供
することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】切創抵抗力を評価する方法を説明する説明図で
ある。
【符号の説明】
1:試料シート 2:引張試験器セル 3:レコーダー 4:枠体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 波多野 武 大阪市北区中之島3丁目4番18号 デュポ ン・東レ・ケブラー株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芳香族ポリアミドステープルと破断伸度6
    0%以下のポリアミドステープルから主としてなる紡績
    糸であって、該紡績糸における前記芳香族ポリアミドス
    テープルが少なくとも20重量%以上かつ前記ポリアミ
    ドステープルが少なくとも20重量%以上であることを
    特徴とする耐切創性、耐熱性と耐摩耗性に優れた紡績
    糸。
  2. 【請求項2】破断伸度60%以下のポリアミドステープ
    ルが20重量%以上80重量%以下で、残りが芳香族ポ
    リアミドステープルで構成される紡績糸であることを特
    徴とする請求項1に記載の耐切創性、耐熱性と耐摩耗性
    に優れた紡績糸。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の紡績糸を編織物
    全体重量の5〜100重量%の範囲で用いてなることを
    特徴とする耐切創性、耐熱性と耐摩耗性に優れた編織
    物。
JP7064081A 1994-08-10 1995-03-23 耐切創性、耐熱性と耐摩耗性に優れた紡績糸およびそれを用いてなる編織物 Pending JPH08109530A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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