JPH08108970A - ボビンのリザーブ巻き形成方法と装置 - Google Patents

ボビンのリザーブ巻き形成方法と装置

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JPH08108970A
JPH08108970A JP7107610A JP10761095A JPH08108970A JP H08108970 A JPH08108970 A JP H08108970A JP 7107610 A JP7107610 A JP 7107610A JP 10761095 A JP10761095 A JP 10761095A JP H08108970 A JPH08108970 A JP H08108970A
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    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

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  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はボビンのリザーブ巻形成方法に関
し、糸捕捉巻取りシステムの中に容易に組み込み可能と
することを目的とする。 【構成】 糸ガイド60と、糸ガイド60を移動させるピス
トン78とピストンロッド80、ピストン78の行程を規定す
る端部ブロック82及びピストン78を移動させる圧力貯蔵
室66とシリンダ部分72から成るピストン・シリンダ装置
において、糸ガイド60に連結されたピストン78を前記端
部ブロック82に衝突させた時に反撥されるように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はボビンチューブ上に糸パ
ッケージを形成するために糸を捕捉して巻取るシステム
においてボビンにリザーブ巻きを形成する方法と装置に
関する。ここで用いられる「糸」という用語は特定すれ
ばモノフイラメントあるいはマルチフイラメント状の合
成繊維フイラメント糸のことをいうが、必ずしもこれに
限定する意図はない。以下の説明によりその理由は明ら
かとなろうが本発明は比較的太デニールの糸のパッケー
ジの巻取り用の巻取機、より特定すると自動型の所謂無
屑型の同一目的のための巻取機での使用に設計されてい
るが、これに限定するものではない。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】合成繊
維フイラメント糸用の自動ワインダは今日当業界におい
て周知であり、したがって、その詳細についての説明は
省略する。いわゆるレボルバ(revolver) の一例とし
て、このタイプの巻取機が米国特許第 4298171号公報に
開示されている。ただしこの種の巻取機に対する多くの
変形設計例も知られている。異った原理(異った機械結
合構造)に基づいて作動する自動巻取機が米国特許出願
番号第402014号 (1982年8月25日出願)、第411701号
(1982年8月26日出願)および第411908号 (1982年8月2
6日出願)に対応する欧州公開特許公報第 73930号公報
に図示されて説明されている。自動巻取機に対するさら
に他の機械設計がおりにふれて提案されてきている。
【0003】全てのこのような設計に共通することは、
複数のチャック(すなわちスピンドル)を備えており、
かつこれらチャックはそれぞれの長手方向のチャック軸
線の周りを個々に回転可能となっていることである。そ
れぞれのチャックは1個又はそれ以上のボビンチューブ
を受入れるように作られ、かつチャック軸線の周りにチ
ャックと共に回転させるために、受入れたボビンチュー
ブをチャック構造体に固定する手段を有する。
【0004】糸は巻取機に連続して供給される。供給さ
れた糸が1個のチャック上で満管パッケージに巻き上る
と、新らしいパッケージへの巻き取りを開始すべき他の
チャックに糸は移行され糸は2つのチャック間で切断さ
れる。巻取機が自動巻取機として複数のチャックを具備
するように設計されているか、あるいは1個のチャック
を具備するように設計されているかどうかに関係なく、
糸が切換え作動中に捕捉された後で且つパッケージへの
巻取りが始まる前に、ボビンチューブ上にリザーブ巻き
するのが慣例である。このリザーブ巻きはボビンチュー
ブ上に糸パッケージが形成される区域の外側、但しその
区域に近いボビンチューブ上の区域に形成される。
【0005】満管パッケージへの巻取りが完了した後に
糸端が糸捕捉装置から解放されるシステムにおいて、パ
ッケージが巻取機から外された時に糸端を所定位置に確
実に保つために、リザーブ巻きを重ね巻き方式とするこ
とが知られている(米国特許第 3920193号公報、第6欄
22行目〜35行目)。このようにしておかないと、その後
の処理工程および輸送中に緩んだ糸端部が自重によって
巻戻される危険がある。このようにして生じた糸の自由
になった端部は次工程中にその機械の一部分に捕まえら
れたり、他の糸と絡まったりし、それらの事が工程上の
深刻な問題を生ずる。
【0006】重ね巻きによるリザーブ巻きを形成するた
めの公知の装置は機械としても、それをコントロールす
る面からもむしろ複雑である。本発明は一般的に重ね巻
きによるリザーブ巻きを形成するために糸捕捉巻取りシ
ステムの中に容易に組合すことができる比較的簡単な装
置を提供することを目的とし、本発明はその一例を示す
下記の記載によって示される。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は方法の発明とし
て、第1方向で当接部材に向って糸ガイドキャリヤを移
動させて前記当接部材に衝突させ、衝突による反撥によ
って前記糸ガイドキャリヤを復帰運動させる工程を含ん
で成る重ね巻きによるリザーブ巻きの形成方法を提供す
る。
【0008】本発明は装置の発明として、糸ガイド、そ
の糸ガイドにリザーブ巻きを形成させるために糸ガイド
に連結されて所定方向に移動可能な移動部材、その移動
部材の移動を限定する当接部材、及びその当接部材に向
って前記移動部材を移動する手段を含んで成る重ね巻き
糸リザーブの形成装置(この装置自体は米国特許第 392
0193号公報中に開示された装置と共通する)であって、
前記移動部材を移動する手段と前記当接部材が、当接部
材上への移動部材の衝突が移動部材の反撥及びこれによ
る糸ガイドの復帰運動を生じさせ、それによって前記リ
ザーブ巻きの重ね巻きを発生させるように配置されてい
ることを特徴とする重ね巻き糸リザーブの形成装置によ
って達成される。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を示す添付図面を参照して
本発明を以下に詳述する。図1は例えば欧州特許公開公
報第 73930号公報に開示されたタイプのフィラメント巻
取機用のチャック10の部分を示す。この公開公報に開示
されているように、チャックは図1に示されたチャック
部分の左側に配置されているヘッドストックから前方に
片持ばり状に突出して配置される。チャック10は使用時
にそれ自身の長手チャック軸線12を中心として回転する
ことができるように、チャック10は前記ヘッドストック
内に載置される。
【0010】図1の右側部分(A) は、チャック10の外側
端部を示し、一方左側部分(B) は同じチャックの中間部
分を示す。後述されるように、チャック10は、チャック
の軸線方向に間隔をあけて配置された対応する複数の糸
パッケージに、複数の糸を同時に巻取ることができるよ
うに作られている。チャック10の主構造要素は長手軸方
向に延びている筒状支持体14である。中空支持体14の内
側には、後で詳述されるような複数のチャック要素のた
めの空気圧作動装置が配置されている。これら空気圧作
動装置は通常のものであって、したがって図面中に図示
せず又詳細な説明も省略する。
【0011】チューブ14は外方に突出する複数のランド
16A,16Bを備え、ランド16A,16Bは複数のスリーブ
18を支持する。スリーブ18はチューブ14と同心でありか
つチューブ14上を軸線方向に摺動可能である。スリーブ
18の数はチャック上に形成すべきパッケージの数に対応
する。説明の便宜上、図1中にはただ1個の前述のスリ
ーブ18が図示されている。このスリーブ18の外側端部が
図1の(A) に図示され、スリーブの内側端部が図1の
(B) に図示される。他の複数のスリーブ18は図1に実際
に示されたものと同一であり、スリーブ18に連結すべき
後述の要素についても同一である。
【0012】それぞれのランド16に近接して、チューブ
14は環状カムリング20A,20Bをそれぞれ有する。リン
グ20Aに近い方のスリーブ18の端部部分において、スリ
ーブ18は複数の細長いスロット22を有し、その内の2個
のスロット22のみが図1の(A) に示される。それぞれの
スロットはスリーブの長手方向に延び且複数のスロット
は軸線12の周りに等角度で間隔をあけて配置される。各
スロットは使用時にカム要素の収容及び保持を行う。各
カム要素は通常のものであり、図1においては簡明を図
るため図示を省略されている。カム要素の半径方向内側
部分の内周面は、スリーブ18が図1の軸線方向左側に移
動されるにつれて、カムリング20A上に着座さるべく形
成されており、その結果カム要素はスリーブに対して半
径外方に付勢される。これにより、巻取作動の準備のた
めチャック上に装着済のボビンチューブ26(破線)に対
し、数のカム要素の「ヘッド部分」(すなわち半径方向
外側部分)が突出せしめられボビンチューブ26の保持を
行う。
【0013】リング20Bに近いスリーブ18の端部部分に
おいて、スリーブ18は同様な複数の第2スロット28を有
し、その内の2個が図1の(B) に示されている。同様な
カム要素がスロット28内に配置され、このカム要素は、
スリーブ18がチャック構造体内で軸線方向に移動される
につれて、リング20Bと協働する。したがって各チュー
ブ26はチューブの内側端部と外側端部における2列のカ
ム要素によってその保持が行われる。
【0014】チャック構造体中でのスリーブ18の軸線方
向移動は中空チューブ14内の前述の空気圧式作動装置に
よって行われる。連結ピン30が前記空気式作動装置から
スロット32を経てチューブ14内に延びてスリーブ18と係
合し、その結果チャックの軸線方向でのピンの移動によ
りスリーブ18の軸線方向への移動が惹起される。既に述
べたように、図1の左側へのスリーブ18の移動は、カム
要素の半径方向外側への移動を惹起させ、チューブ26と
係合することによりチューブ26の保持を行い、図1の右
側へのスリーブ18の移動は、複数のカム要素のヘッド部
分をしてスリーブ18の周面の内方へ収縮せしめ、チュー
ブ26(およびチューブ上の糸パッケージ)との係合を解
除し、チューブ26はチャックから取外すことができる。
【0015】以上の説明は外側のボビンチューブ26の保
持がどのように行われるかの詳細を例示したものであ
る。隣接したボビンチューブの端部部分34が図1の(B)
に示される。このチューブの保持は同様に行われること
は理解されよう。このことはチャック10によって支承さ
れている他のチューブに対しても同様である。その外側
端部において、チャック10はねじ38によってチューブ14
に固定されたキャップ36によって閉じられる。キャップ
36の内側端部は、リング部材40と協働するリング部材46
として形成されてチューブ14上に載置され、米国特許第
4106711号による糸捕捉切断構造体を形成する。
【0016】糸捕捉切断リングの詳細は米国特許第 410
6711号に開示されている。ここでは、リング部材40が軸
線方向に突出する複数の歯42を有し(その内の唯だ1つ
が図1の(A) に示されている)、そしてリング部材46の
内側端部は糸を歯42の下方に案内するための案内表面を
形成しているということだけに言及するものとする。そ
れぞれの歯42の下側に、チャックがその正常な作動速度
で回転する時に遠心力下で外側に移動してそれぞれの歯
の下側に係合する半径方向に移動可能な把持ピン45があ
り、歯上で切断される糸端用のクランプ装着が構成され
る。
【0017】使用時にチャック10によって支承された各
ボビンチューブ用の各糸捕捉切断リングがある。チュー
ブ34のためのリングは図1の(B) に示され、このリング
も又図1の(A) の部材40と同様なリング部材40を含んで
成る。それぞれの内側リングにおいて、リング部材40に
対になる部分には複数のねじ48によってチューブ14に固
定された第2環状リング部材46が設けられる。図1の
(B) において、把持ピンは半径方向外側(作動)位置内
に示されており、一方図1の(A) では把持ピンは半径方
向内側(解放)位置内で示されている。
【0018】米国特許第 4106711号による捕捉切断構造
体が例示目的だけであるが図示されている。米国特許第
4477034号による構造体に交換するのは雑作はない。他
の代替構造体もとりえる。本発明の観点から見れば、重
要な点はこれらのリング構造体がチャック10自体の包絡
線の内方、すなわちスリーブ18の周面を含む筒状面の内
方に位置するということである。したがって、それぞれ
の糸の把持位置(図1において把持ピン45と歯42との接
触位置)は、各パッケージをその上に形成すべきそれぞ
れのボビンチューブ26,34等の外側筒状面の半径内方に
ある。したがって、捕捉切断構造体からボビンチューブ
上に糸が登攀可能である必要がある。糸の捕捉に引続く
チャックの1回転のうちに糸がボビンチューブに1気に
登らせることができないと、少くとも1回の巻取りが、
リング部材40の周面上に形成されることになる。後述す
るように、このような1回程度の巻取りは大した問題は
ない。しかし、糸をよじ登らせるのを何回も繰返して失
敗すると、巻き取られた糸の部分がリング部材40上に堆
積され、このような堆積部分は巻取り部分が多く追加さ
れればされるほど重大な問題となる。
【0019】後で記述されるように、本発明はチャック
10及び関連するボビンチューブ26若しくは34に対する糸
の移動をリング部材40への糸の堆積の発生速度が少くと
も実質的に減少するように行わせることを可能とするも
のである。これを達成する包括的な手段が図2〜6を参
照して先ず説明される。図5はチャック10の正面図であ
る。チャック10は摩擦駆動ローラ50と駆動関係にあるも
のとする。ローラ50は前述のヘッドストック内に載置さ
れ、図1の軸線12に平行なそれ自身の長手軸線(図示せ
ず)を中心として回転可能である。この装置は基本的に
は欧州特許出願第 73930号に開示されるものに準ずる。
図5で示された糸52のような、巻取機に供給される複数
の糸は摩擦ローラ50の周囲を巡ってからチャック10上の
パッケージに巻取られる。
【0020】糸52は、チャック10の廻りにチャック10が
その軸線12の廻りで回転することによって巻取られる。
チャック10の回転は摩擦駆動体50との接触駆動によって
惹起される。チャック10上に形成されている各パッケー
ジを所望の形状とするために、それぞれの糸は、巻取り
作動中、摩擦ローラ50の上流で、通常のトラバース機構
56から成る糸案内部材54と接触する。この装置は当業者
にとってきわめて公知であり、したがってここにおいて
の詳細な説明を省略する。
【0021】切換作動においては、“退去”するチャッ
ク上の満管パッケージへの糸は“進入”するチャックに
案内され、新たなパッケージの巻取が開始される。各糸
は、トラバース機構の直ぐ上流にある空気圧作動のピス
トンシリンダ装置58によって、トラバース機構56との接
触を外される。この装置は既に米国特許第 3920193号公
報に図示されて説明されている。前記装置58のピストン
はそれぞれの糸を、糸軌道に対してトラバース機構の反
対側に配置されたバー60に接触するように押し出す。
【0022】複数の糸のそれぞれはそれぞれのノッチ62
(図6)に係合される。バー60は図3で64として略示さ
れたピストンシリンダ装置を用いてローラ50とチャック
10の軸線方向に往復動可能である。このピストン・シリ
ンダ装置の好ましい実施例が図7を参照して本明細書に
おいて後述される。案内バー60の基本的な作動は米国特
許第 3920193号公報において既に説明されている。即
ち、退去するチャックで上の巻取作動の完了時に、バー
60は最初は所定の始動位置に不動に保持され、糸は前記
ピストンシリンダ装置58によってそれぞれのノッチ62の
中へ押込まれる。したがって複数の糸はもはや各パッケ
ージの軸線方向のトラバースを行わず、各パッケージの
外周面の所定位置に巻取られた糸の部分が堆積すること
になる。外側の糸について例示すれば、前記所定位置と
は摩擦ローラ50と脱出パッケージの間の糸の部分が進入
してくるチャック10上の端部キャップ36の円柱表面に係
合するような位置である。内側の糸はそれらのそれぞれ
の組合されたリング部材46(図1)上の筒状面に係合す
る。バー60はそれからローラ50とチャック10の軸線方向
に前記始動位置から図示していないヘッドストックに向
って内側に引込まれる。したがってそれぞれの糸は図1
で見て左側へ、リング部材46上の筒状受入れ面からそれ
ぞれの案内表面44(図1の(A)))上に引込まれ、それに
よって糸は組合されるリング部材40(図1の(A) および
(B))の歯42の下側に導びかれる。この方法によって、米
国特許第 4106711号に記載されているように、糸の把持
及び切断が行われ、その結果複数の糸は進入してくるチ
ャック10に止着され、退去してゆくチャック上のパッケ
ージ(図示せず)から分離される。
【0023】米国特許第 3920193号に記載されているよ
うに、クランプされた糸は、バーが同一方向に引続いて
引込み、移動されることにより、対応のボビンチューブ
26,34等に引き込まれ、リザーブ巻き部分が形成され
(例えば米国特許第 3920193号公報に開示されているよ
うに)、糸は最終的にはトラバース機構中に戻され正常
なパッケージ巻取りが開始せしめられる。米国特許第 3
920193号公報に開示されたシステムにおいて、バー60の
軸線方向移動の速度は、糸の捕捉の間及びボビンチュー
ブに向けての移動の間において一定に維持される。しか
しながら、米国特許第 3920193号に明瞭に開示されるよ
うに、糸捕捉段階中のバー60の軸線方向移動の速度は比
較的に遅くすることにより、糸捕捉段階において捕捉切
断リング構造体への糸の所望の巻付きが行われるように
する必要がある。一方、糸をボビンチューブによじ登ら
せる段階にあっては、バー60の軸線方向移動を相対的に
速めることによりリング部材40上に巻取られる望ましく
ない堆積の発生を減少することができる。切換作動中で
糸がどのように移動されるかは図3,4に説明されてい
る。
【0024】図2は図1の(A) に示した外側リング構造
体の拡大詳細図である。拡大図のために、端部キャップ
36には案内表面44の右側に浅い凹部43が設けられている
のが分る。この凹部43により形成されるくぼみの部分
が、糸が捕捉リングへの移動に先立って糸が端部キャッ
プ36上にある時に、糸のための所定始動位置を提供す
る。その始動位置においては糸は軸線12(図1)と直交
する平面内にある。即ち、この平面は図2における凹部
43により形成されるくぼみを通って延びる破線によって
表わされる。この始動位置においては、糸は摩擦ローラ
50(図5)から端部キャップ36を介し退去パッケージに
向けて延びているが、退去パッケージには静止のための
制動がかけられておらず慣性による回転により糸が依然
として巻かれている。
【0025】バー60がチャック10の軸線方向に移動を始
めると、糸は軸線12に直角な平面から移動され、端部キ
ャップ36上をスライドし始めて、凹部43の樋を通る平面
に対して角度αをなす(図3)。角度αはバー60におけ
るノッチ62の軸線方向移動の速度に左右される。さらに
後で説明されるように、図3は原理のみを図示すること
を意図して描かれており、大幅に簡略化されている。こ
の原理に基づき、バー60は段階A(図3)を通して一定
の軸線方向の速度で動かされ、その間に糸は把持ピン45
と歯42との間に形成される把持部へ移動される。局面A
での角度αは一定である。
【0026】糸が把持部46,42によって捕捉されると直
ぐに、バー60の速度は高められ、この高められた速度は
段階B(図3)を通じて一定に維持される。一方糸は把
持点からボビンチューブ26上に動かされる。対応する巻
取付度は図3でβで示される。角度βが角度αよりも大
きいことがこの発明の基本的な特徴である。図3でその
極く一部のみが示されている段階Cにおいて、リザーブ
巻き部分がボビンチューブ上に形成される。その後に糸
はトラバース区域に導びかれ、そのトラバース区域内
で、パッケージの主構造が形成される。段階Cについて
は詳細説明しないが、詳しくは米国特許第 3920193号参
照。しかしながら例外的に図7に関係した部分について
段階Cの説明がされることになる。即ち、図7において
図示されるピストンシリンダの装置は図3で示される効
果を得るための手頃でかつ精密な手段を提供するからで
ある。ここでは、本発明による主題と関連する段階Aお
よび段階Bに説明を集中する。
【0027】図3の解釈に当っては、線図は糸自体を表
わすものではなくて、チャック軸線に垂直な平面に対す
る糸の巻取角度を概略的にのみ示すことに注意された
い。図3で、夫々の角度はそこに含まれる原理の説明を
容易にするために、大いに誇張して示される。これらの
角度は如何なる場合も直接観測可能なものではなく、後
述されるように、近似計算によって得られるべきもので
ある。
【0028】角度αは、糸捕捉リング構成体の設計によ
って定められるある最大値以下に維持されなければなら
ない。もしこの最大値が過大になると、糸がリング構造
体を跨いでしまうためその捕捉がされず、その結果切換
作動がうまくゆかないおそれがある。即ち、段階Aの過
程でのバー60の軸線方向移動のための許容最大速度があ
る。
【0029】この段階Aの間で、バー60は同様にトラバ
ース機構として機能しており、巻取角度αはトラバース
機構による巻取角度と同様にチャックの軸線方向でのト
ラバースガイドノッチ62の速度とパッケージに供給され
る糸の線速度間の関係により評価することができる。こ
の計算に基づいて、約1°迄の角度αが通常許容される
ものであるが、角度αとしての好ましい範囲は0.5°
から0.8°である。
【0030】角度βのための必要条件は角度αのための
必要条件の反対である。即ち、急勾配の角度βとするこ
とがボビンチューブ端部にノッチ等として通常設けられ
る捕捉手段にとってと好適な形状となる。角度βは可能
な限り大きくすると好ましく、実際の限界はバー60の移
動の際にその重さの分の加速を行わせる現実の可能性に
よって決定される。最小角度としては2°が望ましく、
バー60を移動するために現在入手可能な手段を考慮した
角度βの好ましい範囲は3°以上の範囲である。
【0031】米国特許第 3920193号公報に引用された理
由のために、糸がトラバース区域の中に通過する際のリ
ザーブ巻き部分の形成段階Cにおける巻取角度は角度β
に類似する。図3おいて、「重ね巻き」されたリザーブ
巻き部分はこの段階Cにおいて巻取りの方向を逆転する
ことによって形成され、それによって巻取り作業の完了
時に、クランプ46,42によって解放されたリザーブ巻き
部分の止着を行うことができる。
【0032】図4は本発明による巻取機におけるバー60
の移動をオシログラフ上の図形により示している。この
オシログラフ図形の水平軸はバー内の複数のノッチの1
つの移動距離を表わし、垂直軸は時間を表わす。この図
形の水平軸の尺度は図2又は3とはその尺度とは異なる
が、段階A,BおよびCにおける夫々がオシログラフ図
形中のどの部分に対応しているかは明瞭に認識できる。
予想されることであったが、各種段階内における速度は
絶対的に一定とはできないし、また各段階間で速度を瞬
時に変化させることもできない。即ち、曲線の原点から
始まり曲線中の折曲点に向って進行する段階Aについ
て、糸の供給速度が3000m/min の場合に平均速度は約
0.16m/sec であり、これは0.18°の計算角度αを与え
る。
【0033】曲線における折曲げ点における接線によっ
て示される速度は0.42m/sec であり、これは段階Aと
段階B間の接合点において0.48°の計算角度を与えてい
る。段階Bにおける平均速度の計測値は 0.5から 2.5m
/sec の範囲内であり、これは糸の供給線速度が3000m
/min の時に 1.7°から 2.8°の角度βを与える。かく
して、本発明の採用により、ボビンチューブ上への糸の
よじ登りを行わせられ得ないことに帰因する、回避すべ
き糸の蓄積部分の割合を減少することが可能である。
【0034】図7は、図5に略示された装置にユニット
64として用いるのに適した空気圧作動ピストンシリンダ
装置を示す。図7の上半分(A) はピストンシリンダ装置
の左側部分を示し、図7の下半分(B) は同じピストンシ
リンダ装置の右側部分を示す。両方の部分はこれの図の
線I−Iにおいて合されることになる。これら両方の部
分は全く別の機能を果すので、これら両方の部分は別箇
に取り扱うことができるが、共通の室66は両方の部分用
の共通の圧力貯蔵室として用いられている。装置64の左
側部分(図7の(A) の64A)は段階AおよびBの間でバ
ー60の制御及び作動を行わせる。そこでこの部分を最初
に説明する。
【0035】部分64Aはシリンダ部分68によって区画さ
れた共通の圧力貯蔵室66とシリンダ部分72内の補助室70
を含んで成る。シリンダ部分68,72は中央開口部76を有
するバルクヘッド74によって接合されている。後述され
るように、開口部76が閉鎖されると、バルクヘッドと開
口部76用の閉鎖具との協同によって、室70は圧力貯蔵室
66から隔離される。閉鎖具が開口部76から移動されると
直ぐに室70は圧力貯蔵室66内の圧力を受ける。
【0036】室70はピストン78を収容し、そのピストン
は室70の左側端部と装置64の左側端部を区画するブロッ
ク82を通って延びるピストンロッドを有する。ピストン
ロッド80はガイドバー60に作動的に連結されている。装
置は始動条件下において図示されており、その条件下で
は糸は凹部43(図2)の平面を通過し、チャック軸線12
に垂直な平面内にある。この条件において、ピストン78
はバルクヘッド74に係合し、ピストン78と一体に形成さ
れている延長部84が開口部76を経て室66の中へ突出す
る。バルクヘッド74内に設けられたシール部材86が前記
延長部84に係合し、その結果延長部84は前述したように
開口部76用の効果的な閉鎖具を形成する。
【0037】室66はシリンダ部分68内の開口部88(図7
の(B))を経て圧力又は除圧される。室70は端部ブロック
82(図7の(A))に形成される通路90,92を経て加圧又は
除圧される。これらの通路は弁部材96、好ましくは高速
型の通気弁を有する補助室94によって接合される。通路
90が加圧されると、(図7の(A) に示すように)弁部材
96は室94の上方端部に向けて押圧され、通路90に付与さ
れた圧力は室94と通路92を経て室70に連通される。この
時点でもし室66が通気されているとするとピストン78は
バルクヘッド74と係合する図示された状態に押圧され
る。
【0038】もし大気圧以下の圧力が通路90に生ずる
と、弁部材96は補助室94に沿って図示された状態に速や
かに下方へ引かれ(図7の(A) 参照)、この状態におい
て、室94の上方部分、通路92および室70は直接大気中に
連通される。この通気動作は図3の左方への糸の移動を
開始せしめるため行われる。この起動動作以前にはブロ
ック82内の通気口は閉鎖状態に保たれ、室70は加圧され
る。室66も又加圧されるが、この室内の圧力は延長部84
の軸方向端における表面部分にのみ作用するので、逃し
弁96が開かれるまでは、ピストン78の軸方向の全端面上
に作用する室70内の圧力によりピストン78をバルクヘッ
ド74に対して当接維持することは比較的容易である。
【0039】弁96が開かれると、室96内の圧力に基づく
力により、ピストン78は、室66内の圧力と延長部84の有
効表面積によって決まる速度で、室70内を左方に移動さ
れる。ピストンのこの移動が段階Aに相等する。室70は
延長部84がバルクヘッド74を離れ、室70と室66間の流体
圧力の連通用開口部76を開放するまでは室66内の圧力か
ら隔離されたまである。このとき、ピストン78は貯蔵器
66内の全圧力をシリンダ部分の全断面において受けるこ
とになる。そのため、ピストン78の左側への移動の加速
が急激に行われ、ピストン78は室70の左側端部を区画す
るプラグ82にまで移動される。ピストンのこの移動は前
述の段階Bに相移行する。この際起こる打撃からの反撥
によって段階Cの説明部分で示された逆転運動が惹起さ
れる。
【0040】弾性的に圧縮可能な材料から成るリング98
がピストンロッド80を包囲する室70でプラグ82上に固定
される。このリング98はプラグ82上へのピストン78の衝
撃の幾分かを吸収するショックアブソーバとして作用す
る。リング98の材料の弾性は最初の衝撃の吸収後に貯蔵
室66の圧力に抗してリングによりピストン78を押戻すこ
とができる程度のものである。これにより、前述の反撥
型の逆転運動が補助され、前記したリザーブ巻き部分を
重ね巻きとして構成する際の助けとなる。オシログラフ
図形上に見ることができるように、リング98の材料の特
性を適合させることによって、振動の程度は二重の重ね
巻き部分が得られるように段階Cにおいて定めることが
できる。
【0041】図7の(B) に同図(A) に示された装置と原
理的に非常に類似した装置を示し、したがってこの装置
についての説明はごく簡単であっても充分であると考え
られる。図7の(B) において、室 200は図7の(A) の室
70に対応し、バルクヘッド 202はバルクヘッド74に対応
し、ピストン 204とピストンロッド 206はピストン78と
ピストンロッド80にそれぞれ対応し、延長部 208は延長
部84に対応し、プラグ210はプラグ82に対応する。この
装置は図4に示された最終段階を形成するもので、した
がって延長部 208は延長部84よりも実質的に短く作られ
ている。これは最終段階への導入部分であり段階Aの場
合と異なって延長された段階の形成の必要がないからで
ある。短い延長部 208はバルクヘッド 202との密封状態
を形成することだけに役立つ。
【0042】本発明は図面に示されかつ図面を参照して
記載される実施例の内容に限定されるものではない。特
に図5に示された実施例は、特定の巻取機への原理の具
体的応用を示す一例としてのみ与えられたものである。
しかしながら本発明によって提供された糸運動の変更は
図5に示されたシステムのような糸案内装置によって行
わせなければならないものではない。本発明は自動ワイ
ンダにおける応用を企図したものではあるけれども、図
5の概略構成から本発明はこの点を必須のものとしない
ことは明白である。本発明は、一連の巻取動作の間で巻
取の中断を行うことにより、単一のチャックから満管パ
ッケージを取外して、空ボビンチューブに交換するよう
な、単一チャックのみを有する複数のワインダにも等し
く採用可能である。さらに本発明は図5に示された摩擦
駆動装置に限定されず、チャックがそれ自身の駆動モー
タによって直接駆動される他の駆動装置がワインダ技術
において良く知られており、本発明はこれらに対しても
広く適用することができる。摩擦駆動装置が用いられる
場合でも、糸が糸パッケージに移される前に摩擦ローラ
50の周囲を通過する図5に示されるいわゆる加圧接触型
を必ずしも採用する必要はない。最初に摩擦ローラに接
触させずに糸をパッケージに移行させる他の方法が知ら
れており、本発明はこの方法に対しても応用することが
できる。
【0043】図1の(B) に示されるように、チャック上
の所定の位置にボビンチューブ26を位置決めする総括的
に 100で示された装置がある。この装置は一般的に公知
のタイプのものであるので、詳細に図示せずまた詳細な
説明は行わない。一般的にこの装置はヘッド部分 102と
停止部分 104を有する短かいレバーを備える。このレバ
ーはチューブ14の外表面にある凹部 106とレバー間を延
びる圧縮スプリング(図示せず)による旋回される揺動
体として構成される。この圧縮スプリングが、ヘッド部
分 102を装置の本体 108から半径方向外側へ、したがっ
てスリーブ18の外表面から半径方向外側に突出させる。
したがって停止部分 104は本体 108の内側に保たれる。
【0044】本体 108はリング構造体40, 46内に載置さ
れる。ボビンチューブ34がチューブ上にはめられると、
チューブ34の内側端部がヘッド部分 102上にのり、その
ヘッド部分 102を本体 108の中へ下向きに押圧する。チ
ューブ34が本体 108の上に位置される限り、停止部分 1
04も又本体の内側に保持される。しかしながらチューブ
34の外側端が停止部分 104を通過するや否や、圧縮スプ
リングが部分 104を外側に押圧する。チューブの外側端
部がヘッド部分 102上に位置され、一方ヘッド部分は本
体 108の内側に保たれ、その結果停止部分 104は本体の
外側表面からの突出部として維持される。かくして、チ
ューブ26はこの停止部分 104に対向位置される。2本以
上のパッケージを形成すべきときは、同様な構成によ
り、ボビンチューブ34又は他のボビンチューブをチャッ
ク上に位置せしめることができる。しかしながら他のボ
ビン位置決め方法が当業界において良く知られており、
図示型式の構成は本発明の必須の要素ではない。
【0045】図3で段階Aおよび段階Bによって現わさ
れる時間間隔およびオシログラフ図形によって現わされ
る移動の速度は、延長部84の長さおよび断面積、貯蔵器
66内の圧力、室70の断面積および室70の長さを適切に選
定することによって限界内にコントロールすることが可
能である。最適な効果を発揮せしめるべき装置の最終設
定は巻取機に本発明の装置を取付器具(図示せず)によ
って装着する際にユニット64の位置を調節することによ
って得ることができる。
【0046】チャック上に巻き取られる糸の部分を全く
無くすことは必ずしも必須なことではない。この比較的
軟巻の尾の部分が形成されても、ボビンチューブそれ自
体の軸線方向長さとほぼ等しい長さの程度の短いもので
あれば一般的に問題を生じない。このとき短い尾の部分
をも完全に解消しようとすると制御装置は過度に費用の
かかるものとなる。
【0047】本発明は、糸捕捉切断構造体がチャックの
外周表面の下方に凹部状にいつも収容されているチャッ
クに用いられることに限定されない。捕捉切断装置が、
チャックが止りドッフィング作動が実施されるときの半
径方向内側位置とチャックが回転し切換作動が行われる
半径方向外側位置との間で、チャックに対して半径方向
移動のために載置されているチャックが既に提案されて
いる(米国特許第 4155512号公報参照)。
【0048】本発明はこのような装置に応用された時に
も有利性がある。即ち、捕捉切断装置からボビンチュー
ブへ速やかな引渡が行えることから捕捉切断部材上に糸
の巻付き部分が形成されるおそれが小さくなる。移動型
の捕捉切断装置の場合には、このような糸の巻付き部分
の発生によりその適正な作動の大きな障害となる。前記
ピストンシリンダ移動手段は、例えばカム軸によって作
動されるカム装置のような他の装置によって代えること
ができる。さらに他の変形例として、糸案内部材(図5
の60)を、ステップモータ(図8ののM)、例えばウォ
ーム(図8のW)およびナット(図8のN)、およびス
テップモータの回転出力を案内するために往復駆動に変
換するためのリンク機構によって往復運動させることが
できる。このようなモータは、実際に必要な条件に作動
特性をたやすく調節できるプログラム付きコントローラ
(図8のPC)によって制御することができる。クラッチ
(図8のC)は好ましくは駆動モータMとウォームギャ
ーWの間に設けられ、ウォームギャーWは軸受部材Bに
支承されている。
【0049】図6に図示されたガイドは、所定の巻取位
置の全ての糸を同時に移動するように設計されている。
このことは必須な要件ではない。例えば、設置条件がき
わめて厳密である場合には、ある位置における複数の糸
のそれぞれに対して個々のガイドを設けることが望まし
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に関連する自動巻取機に用いられ
るチャック構造体の一部分の長手軸断面図であって(A)
はチャックの外側端部を、(B) はチャックの中間部分を
示す。
【図2】図2に図1のチャック構造体の一部分の詳細拡
大図である。
【図3】図3は切換作動中で図示されたチャック部分に
対する糸の巻取角度を示す線図である。
【図4】図4はチャックの軸線方向での糸ガイドの移動
を示すオシログラフ図形である。
【図5】図5は図1のチャック構造体を含む巻取機の部
分を略示する正面図である。
【図6】図6は図5の糸ガイドの一部分の拡大図であ
る。
【図7】図7は図5の巻取機に組合される空気圧式ピス
トンシリンダ装置の長手軸断面図である。
【図8】図8は他の駆動手段を示す概略図である。
【符号の説明】
60…糸ガイド 66…圧力貯蔵室 72…シリンダ部分 78…ピストン 80…ピストンロッド 82…端部ブロック 98…リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クルト シェファー スイス国,8400 ビンテルツール,グート シュトラーセ 7

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1方向で当接部材に向って糸ガイドキ
    ャリヤを移動させて前記当接部材に衝突させ、衝突によ
    る反撥によって前記糸ガイドキャリヤを復帰運動させる
    工程を含んで成る重ね巻きによるリザーブ巻き形成方
    法。
  2. 【請求項2】 糸ガイド(60) 、該糸ガイド(60) にリ
    ザーブ巻きを形成させるために糸ガイド(60) に連結さ
    れて、所定方向に移動可能な移動部材(78,80)、該移
    動部材(78, 80)の移動を限定する当接部材(82, 9
    8)、及び該当接部材(82, 98)に向って前記移動部材
    (78, 80)を移動する手段(66, 72)を含んで成る重ね
    巻きによるリザーブ巻き形成装置において、 前記移動部材(78, 80)を移動する手段(66, 72)と前
    記当接部材(82, 98)が、該当接部材(82, 98)上への
    移動部材(78, 80)の衝突が移動部材(78, 80)の反撥
    など該反撥に伴う糸ガイド(60) の復帰運動を生じさ
    せ、それによって重ね巻きによるリザーブ巻きを形成さ
    せるように配置されていることを特徴とするリザーブ巻
    形成装置。
  3. 【請求項3】 前記当接部材(82, 98)が前記移動部材
    (78, 80)に係合可能な、衝撃を弾性的に弱める手段
    (98)を含むことを特徴とする請求項2記載の装置。
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