JPH08108745A - 車両用ガードバー - Google Patents

車両用ガードバー

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JPH08108745A
JPH08108745A JP24393594A JP24393594A JPH08108745A JP H08108745 A JPH08108745 A JP H08108745A JP 24393594 A JP24393594 A JP 24393594A JP 24393594 A JP24393594 A JP 24393594A JP H08108745 A JPH08108745 A JP H08108745A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
guard bar
vehicle
patch
reinforcement
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP24393594A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiro Iwatani
二郎 岩谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
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Publication of JPH08108745A publication Critical patent/JPH08108745A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レインフォースやパッチを取付ける必要がな
いか、あるいは取付けるとしても板厚が薄くてよい車両
用ガードバーを提供する。 【構成】 横断面において少なくとも1つの溝形12が形
成された車両用ガードバー11において、その溝形12の長
手方向の両端部を除く略中央部に溝形12より浅く且つ広
幅の溝形14が形成されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用のドアパネルを
補強する桁部材として用いられる、横断面において少な
くとも1つの溝形が形成された車両用ガードバーに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、実開平 2− 69521号公報に記載
されている図を引用して示す図6に示すように、自動車
用ドア16には、アウターパネル17とインナーパネル18と
で形成される空間部19内にドアガードバー20が自動車の
前後方向に沿って配設され、車両の側面衝突時等におけ
るドア16の潰れに対する補強が行われている。
【0003】上記ドアガードバー20は、図7に示すよう
に、長手方向に沿う溝部21が例えば2本並設されたガー
ドバー本体22と、そのガードバー本体22の略中央部の溝
部21に、溝部との間で閉断面部23を形成するように取付
けられたレインフォース24とで形成されている。また、
ガードバー本体22には、図7bに二点鎖線で示すように、
必要によりパッチ25を取付けることができ、このパッチ
25により2本の溝部の間の凹部にも閉断面部26が形成さ
れ、より強度の向上が図れる。
【0004】図8に示すドアガードバー27は、別の実施
態様のもので、近年の材料の強度上昇にあわせて比較的
加工し易いものとなっており、ガードバー本体28に形成
された長手方向に沿う溝部29が1本の場合であって、そ
の溝部29には浅い溝部30が形成されたレインフォース31
と、そのレインフォース31に重ねるように取付けられた
パッチ32とで形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のドアガードバー20, 27にあっては、剛性や衝
突時の吸収エネルギを向上させるためには、ガードバー
本体22, 28やレインフォース24, 31の板厚を厚くした
り、さらにはパッチ32を付け加えたりしなければならな
いため、加工工程の増加や重量増加を招き、近年の燃費
軽減のための自動車の軽量化とは相反することになる。
【0006】そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みて
なしたものであって、その目的は、レインフォースやパ
ッチを取付ける必要がないか、あるいは取付けるとして
も板厚が薄くてよい車両用ガードバーを提供するもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る車両用ガードバーは、横断面におい
て少なくとも1つの溝形が形成された車両用ガードバー
において、前記溝形の長手方向の両端部を除いて溝形が
2段階に形成されてなるものである。
【0008】上記車両用ガードバーにおいては、2段階
に形成された溝形が、深い方の溝深さをH、全長をLと
したとき、浅い方の溝深さおよび深い方の溝底幅を除い
た浅い方の溝幅のそれぞれがH/2未満、溝長さがL/
2未満に形成されてあってもよい。
【0009】
【作用】以下、本発明の構成並びに作用について詳細に
説明する。上述した従来のガードバー本体のような溝形
状では、溝の開放された側から衝突等による曲げ力が掛
かると溝側壁と鍔部のコーナーが内側に折れ曲がるよう
にして鍔部ともども座屈が発生する。この座屈が発生し
た時点でガードバーの吸収エネルギーは大きく下がるこ
とから、従来のガードバーでは、中央部の座屈し易い部
分にレインフォースやパッチを取付け溝を閉塞すること
で溝側壁と鍔部のコーナーを内側に折れ曲がり難くする
と共に鍔部を補強し当該部分の耐座屈性を向上させてい
る。しかし、この方法では曲げ力をレインフォースやパ
ッチで吸収しなければならないため、その分重量が嵩む
ことになる。
【0010】そこで、本発明では、図1に示すように、
上記座屈を起こし易い従来の溝形1の中央部分2に浅く
且つ幅のある溝形3を形成し2段階の溝形とする。この
本発明によれば、図1に示すようにガードバーに荷重P
が作用しても、従来座屈が発生し易かった壁部に溝形3
が形成されているため、溝形3の底部4により溝形3の
側壁5の座屈強度が高まり耐座屈性が大きく向上する。
なお、図1において、6は溝形1(溝形3)の鍔部、7
は溝形1の側壁をそれぞれ示す。
【0011】上記の耐座屈性を向上させる基本的な中央
部分の溝寸法としては、溝形1の溝深さをH、その全長
をLとしたとき、溝形3の深さh、および溝形3の底の
一部である溝形3の底部4の幅wは、それぞれh<H/
2,w<H/2、さらに溝形3の長さlはl<L/2と
するのがよく、この範囲を外れると従来の1溝形と変わ
らなくなり耐座屈性の向上が大きく期待できなくなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は、本発明に係るドアガードバーの説明図で
あって、aは全体斜視図、bはaのB−B断面図であ
る。
【0013】図において、11は鋼板製のドアガードバー
であって、このドアガードバー11は、ドアの略前端部か
ら後端部に渡る長さに形成され、その中央部には長手方
向に溝形12が周囲を鍔13に囲まれて形成され、さらにそ
の溝形12の長手方向の両端部を除く略中央部には溝形12
より浅く且つ広幅の溝形14が形成されている。そして、
この例では溝形14の開口側に薄鋼板のパッチ15が取付け
られている。
【0014】因みに、上記構成のドアガードバー11(図
1に示す符号と同じ部位でH=32mm,W=30mm,L=11
00mm,l= 500mm,h=15mm,w=15mm)と、溝形12の
みのガードバー本体(H=32mm,W=30mm,L=1100m
m)の中央部にパッチ15(l=500mm)を取付けたもの
(比較例1)と、さらに溝形12のみのガードバー本体
(H=32mm,W=30mm,L=1100mm)の中央部に図8に
示す構成のレインフォースとパッチ(それぞれl= 500
mm)を取付けたもの(比較例2)とを制作し、これら
を、図3に示すようにスパン 950mmに支持しその中央部
上方より加圧してその中央の変位量(mm)と荷重の関係
を調査した。その調査結果を図4に示す。なお、ガード
バーの鋼板厚さは 1.4mm、レインフォースの鋼板厚さは
1.4mm、パッチの鋼板厚さは 1.4mmである。
【0015】図4より明らかなように、比較例1では荷
重 10000Nで中央の変位量が約50mmに達し、その後、変
位量 100mm前後の位置で座屈が発生し、荷重が大きく低
下する。これに対し、本発明例と比較例2では、荷重 1
1000Nで中央の変位量が約50mmに達し、その後は変位量
の増加に対して荷重は僅かに低下するだけで変位量が15
0mmまでは座屈は見られない。したがって、本発明例で
はレインフォースを使用しない分、軽量化や製造工程の
簡素化が図れる。
【0016】上記の実施例は1溝タイプの例であるが、
図5に示すように、2溝または必要によりそれ以上の溝
を並設した形状に加工することもでき、この場合であっ
ても、上記1溝タイプの実施例と同様の作用効果を奏す
ることは言うまでもない。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る車両
用ガードバーによれば、レインフォースやパッチを取付
けなくても、あるいは取付ける場合には溝形の開口側を
開きにくくする程度の強度の比較的板厚の薄いレインフ
ォースを取付けることで、衝突等の衝撃に対する耐座屈
性を向上させることができ、これにより車両用ガードバ
ーの軽量化が図れる。また複雑な形状のレインフォース
を使用しない分、あるいはパッチを施工しない分、製造
工程の簡素化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用ガードバーの説明図であっ
て、aは正面図、bはaのA−A断面図である。
【図2】本発明の実施例に係るドアガードバーの説明図
であって、aは全体斜視図、bはaのB−B断面図であ
る。
【図3】荷重に対する中央の変位量を測定するための装
置の概要図である。
【図4】ガードバーの荷重と変位量の関係を示す説明図
である。
【図5】本発明の別の実施例に係るドアガードバーの説
明図であって、aは全体斜視図、bはaのC−C断面図
である。
【図6】自動車用ドアの説明図であって、aは斜視図、
bはaのD−D断面図である。
【図7】従来のドアガードバーの説明図であって、aは
全体斜視図、bはaのE−E断面図である。
【図8】従来のドアガードバーの断面図である。
【符号の説明】
1,3:溝形 2:中央部分 4:底部
5,7:側壁 6:鍔部 11:ドアガードバー
12, 14:溝形 13:鍔 15:パッチ P:曲げ力(荷
重)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横断面において少なくとも1つの溝形が
    形成された車両用ガードバーにおいて、前記溝形の長手
    方向の両端部を除いて溝形が2段階に形成されてなるこ
    とを特徴とする車両用ガードバー。
  2. 【請求項2】 2段階に形成された溝形が、深い方の溝
    深さをH、全長をLとしたとき、浅い方の溝深さおよび
    深い方の溝底幅を除いた浅い方の溝幅のそれぞれがH/
    2未満、溝長さがL/2未満に形成されてなる請求項1
    記載の車両用ガードバー。
JP24393594A 1994-10-07 1994-10-07 車両用ガードバー Withdrawn JPH08108745A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24393594A JPH08108745A (ja) 1994-10-07 1994-10-07 車両用ガードバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24393594A JPH08108745A (ja) 1994-10-07 1994-10-07 車両用ガードバー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08108745A true JPH08108745A (ja) 1996-04-30

Family

ID=17111226

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24393594A Withdrawn JPH08108745A (ja) 1994-10-07 1994-10-07 車両用ガードバー

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JP (1) JPH08108745A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013212793A (ja) * 2012-04-03 2013-10-17 Mazda Motor Corp 車両のドア構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013212793A (ja) * 2012-04-03 2013-10-17 Mazda Motor Corp 車両のドア構造

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Effective date: 20020115