JPH08108546A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
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- JPH08108546A JPH08108546A JP24809194A JP24809194A JPH08108546A JP H08108546 A JPH08108546 A JP H08108546A JP 24809194 A JP24809194 A JP 24809194A JP 24809194 A JP24809194 A JP 24809194A JP H08108546 A JPH08108546 A JP H08108546A
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- JP
- Japan
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- ink jet
- cartridge
- carriage
- inkjet
- jet cartridge
- Prior art date
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- Ink Jet (AREA)
- Common Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 インクジェット記録装置において、インクジ
ェットカートリッジの交替時の位置決め精度を向上す
る。 【構成】 インクジェット記録装置のキャリッジ部は、
キャリッジ本体３０と、スライダ４０と、レバー５０を
有する。インクジェットカートリッジ１０は、インクタ
ンクと記録ヘッド１１０を有し、底面にピン１５０を有
する。レバー５０を水平位置にすると、スライダ４０が
引き出される。インクジェットカートリッジ１０のピン
１５０をスライダ４０の穴４３０に差し込み、レバー５
０を垂直位置に回動する。スライダ４０とともにインク
ジェットカートリッジ１０はキャリッジ本体３０に押し
込まれ、板ばね３５５，３７２の作用により、インクジ
ェットカートリッジとキャリッジ本体に設けた位置規制
部が密着し、正確な位置決めが達成される。
ェットカートリッジの交替時の位置決め精度を向上す
る。 【構成】 インクジェット記録装置のキャリッジ部は、
キャリッジ本体３０と、スライダ４０と、レバー５０を
有する。インクジェットカートリッジ１０は、インクタ
ンクと記録ヘッド１１０を有し、底面にピン１５０を有
する。レバー５０を水平位置にすると、スライダ４０が
引き出される。インクジェットカートリッジ１０のピン
１５０をスライダ４０の穴４３０に差し込み、レバー５
０を垂直位置に回動する。スライダ４０とともにインク
ジェットカートリッジ１０はキャリッジ本体３０に押し
込まれ、板ばね３５５，３７２の作用により、インクジ
ェットカートリッジとキャリッジ本体に設けた位置規制
部が密着し、正確な位置決めが達成される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、インク滴を飛翔させて
記録紙に印字を行う装置に関し、特に記録ヘッドを備え
たインクジェットカ−トリッジをキャリッジに着脱自在
に構成したインクジェット記録装置に関する。
記録紙に印字を行う装置に関し、特に記録ヘッドを備え
たインクジェットカ−トリッジをキャリッジに着脱自在
に構成したインクジェット記録装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】インク滴を吐出させる記録ヘッド部を備
えたインクジェットカートリッジをキャリッジに着脱可
能としたインクジェット記録装置において、記録紙に吐
出するインク滴による記録精度向上のため、記録ヘッド
部の位置決めを高精度に行う必要がある。特に、複数の
記録ヘッドによる記録を行うカラ−記録の場合には、各
記録ヘッドの位置精度が悪いと色ずれが生じてしまう不
都合が発生した。また、インクジェットカートリッジは
消耗品であり、ユーザーが交換するものであるのでイン
クジェットカートリッジの交換作業は簡単である必要が
あった。特願平５−５５２５３号では記録ヘッドの位置
決め手段と、本体側コネクタと、カートリッジのコネク
タを動作接続するために、相対的に動作させる手段をも
つ構成を採用することにより交換操作の簡略化を図った
装置が提案されている。
えたインクジェットカートリッジをキャリッジに着脱可
能としたインクジェット記録装置において、記録紙に吐
出するインク滴による記録精度向上のため、記録ヘッド
部の位置決めを高精度に行う必要がある。特に、複数の
記録ヘッドによる記録を行うカラ−記録の場合には、各
記録ヘッドの位置精度が悪いと色ずれが生じてしまう不
都合が発生した。また、インクジェットカートリッジは
消耗品であり、ユーザーが交換するものであるのでイン
クジェットカートリッジの交換作業は簡単である必要が
あった。特願平５−５５２５３号では記録ヘッドの位置
決め手段と、本体側コネクタと、カートリッジのコネク
タを動作接続するために、相対的に動作させる手段をも
つ構成を採用することにより交換操作の簡略化を図った
装置が提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この提案され
ている装置はユーザーの操作は容易となっているが、装
置の機構は複雑となってしまった。インクジェットカ−
トリッジの位置決めは、特にキャリッジの走査方向、紙
送り方向における位置決めが重要であり、用紙との距離
も一定にすることが望ましい。さらに、各機器の電気的
接続は確実なものでなくてはならない。一般に使用され
ているカードエッジコネクタは、その構造において高信
頼性を得ているが、複数個のコネクタを用いた構成はコ
ネクタ側の部品精度と独立した動作ができないなどの欠
点があった。そこで、本発明は上記の問題を解決すべ
く、装置の構成をシンプル化しコスト低減を図ったイン
クジェット記録装置を提供するものである。
ている装置はユーザーの操作は容易となっているが、装
置の機構は複雑となってしまった。インクジェットカ−
トリッジの位置決めは、特にキャリッジの走査方向、紙
送り方向における位置決めが重要であり、用紙との距離
も一定にすることが望ましい。さらに、各機器の電気的
接続は確実なものでなくてはならない。一般に使用され
ているカードエッジコネクタは、その構造において高信
頼性を得ているが、複数個のコネクタを用いた構成はコ
ネクタ側の部品精度と独立した動作ができないなどの欠
点があった。そこで、本発明は上記の問題を解決すべ
く、装置の構成をシンプル化しコスト低減を図ったイン
クジェット記録装置を提供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明では記録ヘッドに
備えた位置決め部を記録ヘッドの反対面より押し圧す
る、第１及び第２の弾性作用部を有しインクジェットカ
ートリッジを動作させるキャリッジガイドを備え、電気
接続を行うためのカードエッジコネクタとコネクタ相互
を接続するフレキシブルケーブルと相互に独立して稼働
し揺動できる構成を特徴とする。
備えた位置決め部を記録ヘッドの反対面より押し圧す
る、第１及び第２の弾性作用部を有しインクジェットカ
ートリッジを動作させるキャリッジガイドを備え、電気
接続を行うためのカードエッジコネクタとコネクタ相互
を接続するフレキシブルケーブルと相互に独立して稼働
し揺動できる構成を特徴とする。
【０００５】
【作用】本発明によると、簡単な操作でインクジェット
カートリッジの着脱と位置決めの精度向上ができるとと
もに、電気接続不良によるトラブルを回避することがで
き、安価で信頼性の高いインクジェットプリンタを提供
する。
カートリッジの着脱と位置決めの精度向上ができるとと
もに、電気接続不良によるトラブルを回避することがで
き、安価で信頼性の高いインクジェットプリンタを提供
する。
【０００６】
【実施例】図１は本発明のインクジェット記録装置１を
構成するキャリッジ部の斜視図である。全体を符号２０
で示すキャリッジ部は、キャリッジ本体３０と、複数の
インクジェットカートリッジ１０−１、１０−２を搭載
して装着位置と着脱位置の間を摺動するスライダ４０
と、スライダ４０を操作する操作レバー５０とを有す
る。キャリッジ部２０は、キャリッジ本体３０に設けた
リニアガイド３２を介してガイドシャフトにより支持さ
れて、印字方向であるキャリッジ走査方向（主走査方
向）Ｘ1−Ｘ2方向に走査される。インクジェット記録装
置は、矢印Ｘ1−Ｘ2で示すキャリッジ走査方向に対して
垂直方向（副走査方向）Ｙ1−Ｙ2に記録紙を送る紙送り
装置を備え、インクジェット記録を達成する。
構成するキャリッジ部の斜視図である。全体を符号２０
で示すキャリッジ部は、キャリッジ本体３０と、複数の
インクジェットカートリッジ１０−１、１０−２を搭載
して装着位置と着脱位置の間を摺動するスライダ４０
と、スライダ４０を操作する操作レバー５０とを有す
る。キャリッジ部２０は、キャリッジ本体３０に設けた
リニアガイド３２を介してガイドシャフトにより支持さ
れて、印字方向であるキャリッジ走査方向（主走査方
向）Ｘ1−Ｘ2方向に走査される。インクジェット記録装
置は、矢印Ｘ1−Ｘ2で示すキャリッジ走査方向に対して
垂直方向（副走査方向）Ｙ1−Ｙ2に記録紙を送る紙送り
装置を備え、インクジェット記録を達成する。
【０００７】図示の実施例にあっては、２個のインクジ
ェットカートリッジ１０−１、１０−２が装備される。
第１のインクジェットカートリッジ１０−１は例えば黒
色のインクを収容し、第２のインクジェットカートリッ
ジ１０−２は、内部に３個の室に区画されており、イエ
ロー、マゼンダ、シアンの３色のインクを収容し、フル
カラー印字を達成する。内部構造は異なるが、２個のイ
ンクジェットカートリッジ１０は、同一の外形状と外形
寸法を有する。
ェットカートリッジ１０−１、１０−２が装備される。
第１のインクジェットカートリッジ１０−１は例えば黒
色のインクを収容し、第２のインクジェットカートリッ
ジ１０−２は、内部に３個の室に区画されており、イエ
ロー、マゼンダ、シアンの３色のインクを収容し、フル
カラー印字を達成する。内部構造は異なるが、２個のイ
ンクジェットカートリッジ１０は、同一の外形状と外形
寸法を有する。
【０００８】図２はインクジェットカートリッジ１０の
上面図、図３はインクジェットカートリッジの正面図、
図４は図３の左側面図、図５はインクジェットカートリ
ッジの下面図である。インクジェットカートリッジ１０
は、インクジェットノズルを有する記録ヘッド部１１０
と、記録ヘッド部へ送るインクを収容するインクタンク
１２０を備える。インクタンク１２０の上部はカバー１
２２で覆われる。記録ヘッド部１１０は、ノズル１１２
やインクの吐出機構、ヒートシンク等を有するが、その
詳細は省略する。
上面図、図３はインクジェットカートリッジの正面図、
図４は図３の左側面図、図５はインクジェットカートリ
ッジの下面図である。インクジェットカートリッジ１０
は、インクジェットノズルを有する記録ヘッド部１１０
と、記録ヘッド部へ送るインクを収容するインクタンク
１２０を備える。インクタンク１２０の上部はカバー１
２２で覆われる。記録ヘッド部１１０は、ノズル１１２
やインクの吐出機構、ヒートシンク等を有するが、その
詳細は省略する。
【０００９】インクジェットカートリッジ１０の外形部
はプラスチックを成型加工してつくられる。インクジェ
ットカートリッジの平面形状は長辺と短辺で形成される
矩形状となっている。このインクジェットカートリッジ
１０は、長辺の一方を構成する第１の壁面１２４にイン
クジェットカートリッジ１０をキャリッジ部２０に位置
決めし、固定するための複数の位置決め手段を有する。
インクジェットカートリッジ１０のインクタンク１２０
を形成する長辺に沿った第１の壁面１２４の一方の端部
からは、第１の壁面１２４から延長する第１の突出部１
３０が設けられる。
はプラスチックを成型加工してつくられる。インクジェ
ットカートリッジの平面形状は長辺と短辺で形成される
矩形状となっている。このインクジェットカートリッジ
１０は、長辺の一方を構成する第１の壁面１２４にイン
クジェットカートリッジ１０をキャリッジ部２０に位置
決めし、固定するための複数の位置決め手段を有する。
インクジェットカートリッジ１０のインクタンク１２０
を形成する長辺に沿った第１の壁面１２４の一方の端部
からは、第１の壁面１２４から延長する第１の突出部１
３０が設けられる。
【００１０】第１の突出部１３０は、インクタンク１２
０の中央からやや上側（インクタンクカバー１２２を上
側、記録ヘッド部１１０を下側とする）からは、一方の
短辺を形成する第２の壁面１２５の中央に向けて加工す
る傾斜面１３２と、傾斜面１３２の下端部から第２の壁
面１２５に沿って垂直方向に延長される垂直壁面１３６
により形成される。垂直壁面の裏側にはカードエッジコ
ネクタ１４０が配設される。
０の中央からやや上側（インクタンクカバー１２２を上
側、記録ヘッド部１１０を下側とする）からは、一方の
短辺を形成する第２の壁面１２５の中央に向けて加工す
る傾斜面１３２と、傾斜面１３２の下端部から第２の壁
面１２５に沿って垂直方向に延長される垂直壁面１３６
により形成される。垂直壁面の裏側にはカードエッジコ
ネクタ１４０が配設される。
【００１１】傾斜面１３２の中央には溝１３４が形成さ
れ、後述するように、この溝１３４に係合するスプリン
グにより、インクジェットカートリッジ１０全体が下方
に押圧されるとともに、第１の壁面１２４側へ押圧され
る。インクタンク１２０の下面壁１２７の第２の壁面１
２５の反対側の壁面１２６の近傍には、下方へ突出する
ガイドピン１５０が設けられる。インクカートリッジ１
０は、交換が容易に達成できるが、装着時には、キャリ
ッジに対して正確に位置決めする必要がある。
れ、後述するように、この溝１３４に係合するスプリン
グにより、インクジェットカートリッジ１０全体が下方
に押圧されるとともに、第１の壁面１２４側へ押圧され
る。インクタンク１２０の下面壁１２７の第２の壁面１
２５の反対側の壁面１２６の近傍には、下方へ突出する
ガイドピン１５０が設けられる。インクカートリッジ１
０は、交換が容易に達成できるが、装着時には、キャリ
ッジに対して正確に位置決めする必要がある。
【００１２】図３，図４において、インクジェットカー
トリッジ１０は、第２の壁面１２５を位置決めする方向
Ｂと、底面１２７を位置決めする方向Ｃと第１の壁面１
２４を位置決めする方向Ａのそれぞれの姿勢を規制する
ことによって、所定の位置に正確に固定される。本発明
のインクジェットカートリッジ１０には３つの方向Ａ，
Ｂ，Ｃの位置を２ヵ所以上で規制する位置規制手段が設
けられる。
トリッジ１０は、第２の壁面１２５を位置決めする方向
Ｂと、底面１２７を位置決めする方向Ｃと第１の壁面１
２４を位置決めする方向Ａのそれぞれの姿勢を規制する
ことによって、所定の位置に正確に固定される。本発明
のインクジェットカートリッジ１０には３つの方向Ａ，
Ｂ，Ｃの位置を２ヵ所以上で規制する位置規制手段が設
けられる。
【００１３】第１の位置規制手段１６０は、第１の壁面
１２４の端部から突出する板状の突出部であって、この
第１の位置規制手段１６０は、第１の突出部１３０の傾
斜面１３２の下側に設けられる。第１の位置規制手段１
６０は、その直交する２辺でＡ1方向とＢ1方向の位置を
規制する。第１の位置規制手段１６０の下方のインクタ
ンク１２０の底面１２７の近傍には第２の位置規制手段
１６２が設けられる。この第２の位置規制手段１６２
は、板状の突起であって、その直交する３辺で、Ａ1，
Ｂ1，Ｃの３つの方向の位置を規制する。第２の位置規
制手段１６２と記録ヘッド１１０を挾んだ反対側のイン
クタンク底面１２７近傍には第３の位置規制手段１６４
が設けられる。この第３の位置規制手段１６４はリブ状
の突出部であって、その面がキャリッジ本体側に押圧さ
れてＡ3方向の位置を規制する。
１２４の端部から突出する板状の突出部であって、この
第１の位置規制手段１６０は、第１の突出部１３０の傾
斜面１３２の下側に設けられる。第１の位置規制手段１
６０は、その直交する２辺でＡ1方向とＢ1方向の位置を
規制する。第１の位置規制手段１６０の下方のインクタ
ンク１２０の底面１２７の近傍には第２の位置規制手段
１６２が設けられる。この第２の位置規制手段１６２
は、板状の突起であって、その直交する３辺で、Ａ1，
Ｂ1，Ｃの３つの方向の位置を規制する。第２の位置規
制手段１６２と記録ヘッド１１０を挾んだ反対側のイン
クタンク底面１２７近傍には第３の位置規制手段１６４
が設けられる。この第３の位置規制手段１６４はリブ状
の突出部であって、その面がキャリッジ本体側に押圧さ
れてＡ3方向の位置を規制する。
【００１４】図６，図７は本発明を構成する部品の説明
図である。キャリッジ本体３０は、ガイドシャフトに係
合するリニアベアリング部３２を有する。キャリッジ本
体３０は、プラスチックでつくられ、平坦な底面３１０
には、インクジェットカートリッジ１０の記録ヘッド部
１１０が係合する開口部３１１と、インクジェットカー
トリッジのガイドピン１５０を受け入れるための開口部
３１２等が設けられる。開口部３１１の端部に近接して
立設されるピン３３０は、キャリッジ本体側に設けられ
る第３の位置規制部材であって、インクジェットカート
リッジ１０の第３の位置規制手段１６４に当接する。
図である。キャリッジ本体３０は、ガイドシャフトに係
合するリニアベアリング部３２を有する。キャリッジ本
体３０は、プラスチックでつくられ、平坦な底面３１０
には、インクジェットカートリッジ１０の記録ヘッド部
１１０が係合する開口部３１１と、インクジェットカー
トリッジのガイドピン１５０を受け入れるための開口部
３１２等が設けられる。開口部３１１の端部に近接して
立設されるピン３３０は、キャリッジ本体側に設けられ
る第３の位置規制部材であって、インクジェットカート
リッジ１０の第３の位置規制手段１６４に当接する。
【００１５】ピン３３０に対向する開口部の側縁には、
板ばね３７０と一体のカム３７２が設けられ、インクジ
ェットカートリッジを押圧する。底面３１０の両側部は
上方に立ち上がって側壁３１３を形成する。側壁３１３
には、外方へ突出するシャフト３２０と、水平方向に長
い長穴３２２が設けられる。側壁３１３の内面には水平
方向に延びるガイド溝３２４が設けられる。側壁３１３
は後壁３１６，３１８で連結される。
板ばね３７０と一体のカム３７２が設けられ、インクジ
ェットカートリッジを押圧する。底面３１０の両側部は
上方に立ち上がって側壁３１３を形成する。側壁３１３
には、外方へ突出するシャフト３２０と、水平方向に長
い長穴３２２が設けられる。側壁３１３の内面には水平
方向に延びるガイド溝３２４が設けられる。側壁３１３
は後壁３１６，３１８で連結される。
【００１６】この後壁３１６，３１８に近接して、イン
クジェットカートリッジ１０の位置規制手段に当接する
柱状の第１の位置規制部材３４０が立設される。この第
１の位置規制部材３４０は、インクジェットカートリッ
ジ１０の第１の位置規制手段１６０に当接し、方向
Ａ1，Ｂ1位置を規制する。
クジェットカートリッジ１０の位置規制手段に当接する
柱状の第１の位置規制部材３４０が立設される。この第
１の位置規制部材３４０は、インクジェットカートリッ
ジ１０の第１の位置規制手段１６０に当接し、方向
Ａ1，Ｂ1位置を規制する。
【００１７】この第１の位置規制部材３４０の下方には
柱状の第２の位置規制部材３４４が設けられる。この第
２の位置規制部材３４４は、インクジェットカートリッ
ジの第２の位置規制手段１６２に当接して、方向Ａ2，
Ｂ2，Ｃの位置を規制する。側壁３１３の頂部３１４に
は、ブロック部材３５０がとりつけられる。このブロッ
ク部材３５０は傾斜面３５２を有し、傾斜面３５２に板
ばね３５４が固着される。この板ばね３５４の端部には
下向きの折曲部３５５が形成される。
柱状の第２の位置規制部材３４４が設けられる。この第
２の位置規制部材３４４は、インクジェットカートリッ
ジの第２の位置規制手段１６２に当接して、方向Ａ2，
Ｂ2，Ｃの位置を規制する。側壁３１３の頂部３１４に
は、ブロック部材３５０がとりつけられる。このブロッ
ク部材３５０は傾斜面３５２を有し、傾斜面３５２に板
ばね３５４が固着される。この板ばね３５４の端部には
下向きの折曲部３５５が形成される。
【００１８】キャリッジ本体３０の後壁部にはスリット
３１７が形成され、コネクタユニット３６０がとりつけ
られる。コネクタユニット３６０は２個のコネクタ３６
２を有し、このスリット３１７内にコネクタ３６２が挿
入される。キャリッジ本体３０には２個のインクジェッ
トカートリッジ１０−１，１０−２が搭載されるので、
コネクタ３６２も２個装備される。２個のコネクタ３６
２は、フレキシブルケーブル３６４で連結される。各コ
ネクタ３６２は、スリット３１７内に移動可能に支持さ
れる。この構成により、コネクタ３６２は搭載されるイ
ンクジェットヘッド側のカードエッジコネクタの位置に
追従し、両者の位置の誤差が吸収される。
３１７が形成され、コネクタユニット３６０がとりつけ
られる。コネクタユニット３６０は２個のコネクタ３６
２を有し、このスリット３１７内にコネクタ３６２が挿
入される。キャリッジ本体３０には２個のインクジェッ
トカートリッジ１０−１，１０−２が搭載されるので、
コネクタ３６２も２個装備される。２個のコネクタ３６
２は、フレキシブルケーブル３６４で連結される。各コ
ネクタ３６２は、スリット３１７内に移動可能に支持さ
れる。この構成により、コネクタ３６２は搭載されるイ
ンクジェットヘッド側のカードエッジコネクタの位置に
追従し、両者の位置の誤差が吸収される。
【００１９】スライダ４０は、キャリッジ本体３０の内
側に揺動自在に配設され、底部４１０にはインクジェッ
トカートリッジ１０を収容する切り込み４１２を有す
る。また、この底部４１０にはインクジェットカートリ
ッジのガイドピン１５０が挿入される穴４３０を有す
る。スライダ４０の両側壁４２０には外方へ突出するシ
ャフト４３０と、ガイドピン４３２が設けられる。この
シャフト４３０とガイドピン４３２はキャリッジ本体３
０の長穴３２２と水平溝３２４にそれぞれ係合する。
側に揺動自在に配設され、底部４１０にはインクジェッ
トカートリッジ１０を収容する切り込み４１２を有す
る。また、この底部４１０にはインクジェットカートリ
ッジのガイドピン１５０が挿入される穴４３０を有す
る。スライダ４０の両側壁４２０には外方へ突出するシ
ャフト４３０と、ガイドピン４３２が設けられる。この
シャフト４３０とガイドピン４３２はキャリッジ本体３
０の長穴３２２と水平溝３２４にそれぞれ係合する。
【００２０】図７において、操作レバー５０は、コ字形
の形状を有し、取付穴５１０のまわりに円弧状の膨出部
５１２を有する。この膨出部５１２の内側には円弧状の
カム溝５２０が形成される。レバー５０の取付穴５１０
はキャリッジ本体３０のシャフト３２０に嵌合し、カム
溝５２０はキャリッジ本体の長穴３２２から突出するス
ライダ４０のシャフト４３０に嵌合する。レバー５０の
カム溝５２０は、レバー５０を水平位置に倒したときに
スライダ４０をキャリッジ本体３０から引き出し、レバ
ー５０を垂直位置に回動したときにスライダ４０をキャ
リッジ本体３０内に押し込む形状を有する。
の形状を有し、取付穴５１０のまわりに円弧状の膨出部
５１２を有する。この膨出部５１２の内側には円弧状の
カム溝５２０が形成される。レバー５０の取付穴５１０
はキャリッジ本体３０のシャフト３２０に嵌合し、カム
溝５２０はキャリッジ本体の長穴３２２から突出するス
ライダ４０のシャフト４３０に嵌合する。レバー５０の
カム溝５２０は、レバー５０を水平位置に倒したときに
スライダ４０をキャリッジ本体３０から引き出し、レバ
ー５０を垂直位置に回動したときにスライダ４０をキャ
リッジ本体３０内に押し込む形状を有する。
【００２１】したがって、キャリッジ部２０に装備され
ていた使用済みのインクジェットカートリッジ１０を交
換する際には、まず、レバー５０を垂直位置から水平位
置に回動する。この操作によって、スライダ４０はキャ
リッジ本体３０から離れる方向に摺動する。インクジェ
ットカートリッジ１０はピン１５０でスライダ４０に連
結されているので、スライダ４０とともに引き出され、
インクジェットカートリッジ側の位置規制手段とキャリ
ッジ本体側の位置規制部材との接触は解放される。これ
により、使用済みのインクジェットカートリッジをとり
出し、新しいインクジェットカートリッジのピン１５０
をスライダ４０の穴４３０に差し込んで所定の位置に載
置する。
ていた使用済みのインクジェットカートリッジ１０を交
換する際には、まず、レバー５０を垂直位置から水平位
置に回動する。この操作によって、スライダ４０はキャ
リッジ本体３０から離れる方向に摺動する。インクジェ
ットカートリッジ１０はピン１５０でスライダ４０に連
結されているので、スライダ４０とともに引き出され、
インクジェットカートリッジ側の位置規制手段とキャリ
ッジ本体側の位置規制部材との接触は解放される。これ
により、使用済みのインクジェットカートリッジをとり
出し、新しいインクジェットカートリッジのピン１５０
をスライダ４０の穴４３０に差し込んで所定の位置に載
置する。
【００２２】次に、図８に示すように、レバー５０を水
平位置から垂直位置に回動する。インクジェットカート
リッジ１０を載せたスライダ４０は、キャリッジ本体３
０内に押し込まれる。この操作により、インクジェット
カートリッジ１０の各位置規制手段は、キャリッジ本体
３０側の各位置規制部材に対して押圧され、インクジェ
ットカートリッジ１０は正確に位置決めされる。この際
に、インクジェットカートリッジの突出部１３０に形成
された溝１３４にキャリッジ本体３０にとりつけた板ば
ね３５５が係合し、インクジェットカートリッジ１０を
確実に保持する。
平位置から垂直位置に回動する。インクジェットカート
リッジ１０を載せたスライダ４０は、キャリッジ本体３
０内に押し込まれる。この操作により、インクジェット
カートリッジ１０の各位置規制手段は、キャリッジ本体
３０側の各位置規制部材に対して押圧され、インクジェ
ットカートリッジ１０は正確に位置決めされる。この際
に、インクジェットカートリッジの突出部１３０に形成
された溝１３４にキャリッジ本体３０にとりつけた板ば
ね３５５が係合し、インクジェットカートリッジ１０を
確実に保持する。
【００２３】この操作によって、インクジェットカート
リッジ１０に設けられたカードエッジコネクタ１４０は
キャリッジ本体３０に支持されたコネクタ３６２に差し
込まれる。コネクタ３６２は移動可能に支持されている
ので、インクジェットカートリッジ側のコネクタに追従
し、取付位置の誤差を吸収して、確実な結合が達成され
る。
リッジ１０に設けられたカードエッジコネクタ１４０は
キャリッジ本体３０に支持されたコネクタ３６２に差し
込まれる。コネクタ３６２は移動可能に支持されている
ので、インクジェットカートリッジ側のコネクタに追従
し、取付位置の誤差を吸収して、確実な結合が達成され
る。
【００２４】
【発明の効果】本発明は以上のように、インクジェット
記録装置において、キャリッジ上にインクジェットカー
トリッジを容易に着脱する装置を提供する。キャリッジ
はキャリッジ本体と、キャリッジ本体に対してレバーに
より摺動するスライダを備える。スライダに載せられた
インクジェットカートリッジはレバーの回動によって、
キャリッジ本体に押圧されて位置決め、保持される。
記録装置において、キャリッジ上にインクジェットカー
トリッジを容易に着脱する装置を提供する。キャリッジ
はキャリッジ本体と、キャリッジ本体に対してレバーに
より摺動するスライダを備える。スライダに載せられた
インクジェットカートリッジはレバーの回動によって、
キャリッジ本体に押圧されて位置決め、保持される。
【００２５】キャリッジ本体にはインクジェットカート
リッジを支持する複数の位置規制部材が設けられ、イン
クジェットカートリッジには、これらに対応する複数の
位置規制手段が設けられる。これらの位置規制部材及び
手段は、インクジェットカートリッジを正確な姿勢で位
置決めする。２個のばね部材が設けられて、インクジェ
ットカートリッジを保持する。インクジェットカートリ
ッジに設けられたカードエッジコネクタは、キャリッジ
側のコネクタに挿入される。キャリッジ側のコネクタは
カードエッジコネクタに追従し、組立誤差が吸収でき
る。
リッジを支持する複数の位置規制部材が設けられ、イン
クジェットカートリッジには、これらに対応する複数の
位置規制手段が設けられる。これらの位置規制部材及び
手段は、インクジェットカートリッジを正確な姿勢で位
置決めする。２個のばね部材が設けられて、インクジェ
ットカートリッジを保持する。インクジェットカートリ
ッジに設けられたカードエッジコネクタは、キャリッジ
側のコネクタに挿入される。キャリッジ側のコネクタは
カードエッジコネクタに追従し、組立誤差が吸収でき
る。
【図１】 発明のインクジェット記録装置に搭載される
キャリッジ部の斜視図。
キャリッジ部の斜視図。
【図２】 インクジェットカートリッジの上面図。
【図３】 インクジェットカートリッジの正面図。
【図４】 インクジェットカートリッジの左側面図。
【図５】 インクジェットカートリッジの下面図。
【図６】 本発明の構成部品の斜視図。
【図７】 本発明の構成部品の斜視図。
【図８】 キャリッジとインクジェットカートリッジの
位置関係を示す説明図。
位置関係を示す説明図。
１０ インクジェットカートリッジ、 ２０ キャリッ
ジ部、 ３０ キャリッジ本体、 ３２ リニアベアリ
ング、 ４０ スライダ、 ５０ レバー、１１０ 記
録ヘッド、 １２０ インクタンク、 １３０ 第１の
突出部、 １４０ カードエッジコネクタ、 １５０
ガイドピン、 ３２０ シャフト、３３０ ピン、 ３
４０ 第１の位置規制部材、 ３４４ 第２の位置規制
部材。
ジ部、 ３０ キャリッジ本体、 ３２ リニアベアリ
ング、 ４０ スライダ、 ５０ レバー、１１０ 記
録ヘッド、 １２０ インクタンク、 １３０ 第１の
突出部、 １４０ カードエッジコネクタ、 １５０
ガイドピン、 ３２０ シャフト、３３０ ピン、 ３
４０ 第１の位置規制部材、 ３４４ 第２の位置規制
部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ４１Ｊ 25/28 Ｚ
Claims (5)
- 【請求項１】 インク滴を吐出させて記録紙に印字を行
う記録ヘッド部を備えたインクジェットカートリッジ
と、前記カートリッジを着脱自在に装填し、記録紙上を
走査するキャリッジ部と、キャリッジ走査方向とは垂直
方向に記録紙を搬送する紙送り機構を有するインクジェ
ット記録装置において、 キャリッジ部に設けられるインクジェットカートリッジ
の主走査方向及び用紙送り方向の位置規制部材と、イン
クジェットカートリッジに設けられる複数の位置規制部
材とを備え、位置規制部材は記録ヘッド部に備えた位置
決め部を反対面より直接押圧する第１の弾性作用部とイ
ンクジェットカートリッジを押圧する第２の弾性作用部
を備え、インクジェットカートリッジは、位置決め可動
用ピンと、記録ヘッド部に対して電気的接続を行うため
のカードエッジコネクタを備えることを特徴とするイン
クジェット記録装置。 - 【請求項２】 インクジェットカートリッジと電気的接
続を行うためにキャリッジ側に設けられる複数のコネク
タは、フレキシブルケーブルで接続、保持され双方が個
別に稼働できる構成を備えることを特徴とする請求項１
記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項３】 前記インクジェットカートリッジは、キ
ャリッジ部に設けられる室内溝と、レバーにより摺動す
るスライダによって所定位置に配設されることを特徴と
する請求項１記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項４】 前記インクジェットカートリッジ側位置
規制部材は、記録ヘッドが取り付けられているヒートシ
ンク上及び、インクタンクの双方に設けられることを特
徴とする請求項１記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項５】 前記インクジェットカートリッジ側位置
規制部材は、段付部を有することを特徴とする請求項１
記載のインクジェットカートリッジ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24809194A JP3307107B2 (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24809194A JP3307107B2 (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | インクジェット記録装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08108546A true JPH08108546A (ja) | 1996-04-30 |
| JP3307107B2 JP3307107B2 (ja) | 2002-07-24 |
Family
ID=17173082
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24809194A Expired - Fee Related JP3307107B2 (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3307107B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003048335A (ja) * | 2001-08-08 | 2003-02-18 | Shinsei Industries Co Ltd | サーマルプリンタのヘッド着脱機構 |
| GB2409435A (en) * | 2003-12-22 | 2005-06-29 | Seiko Epson Corp | An ink cartridge mounting device having a rotating and sliding mechanism |
| KR100701849B1 (ko) * | 2005-11-15 | 2007-03-30 | 주식회사 잉크테크 | 잉크카트리지 착탈장치 |
| US7396110B2 (en) | 2004-09-27 | 2008-07-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink container and mounting method of the ink container |
| CN100430233C (zh) * | 2004-08-30 | 2008-11-05 | 精工爱普生株式会社 | 记录装置和液体喷射装置 |
| CN100436141C (zh) * | 2005-11-04 | 2008-11-26 | 光宝科技股份有限公司 | 墨盒承载机构及具有墨盒和承载机构的组合结构 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101743261B1 (ko) * | 2015-11-02 | 2017-06-05 | 코스테크 주식회사 | 잉크 공급장치 |
-
1994
- 1994-10-13 JP JP24809194A patent/JP3307107B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003048335A (ja) * | 2001-08-08 | 2003-02-18 | Shinsei Industries Co Ltd | サーマルプリンタのヘッド着脱機構 |
| US7455397B2 (en) | 2003-12-22 | 2008-11-25 | Seiko Epson Corporation | Ink cartridge attachment/detachment device, recording apparatus, liquid ejection apparatus, and liquid container |
| GB2409435A (en) * | 2003-12-22 | 2005-06-29 | Seiko Epson Corp | An ink cartridge mounting device having a rotating and sliding mechanism |
| GB2409435B (en) * | 2003-12-22 | 2006-04-12 | Seiko Epson Corp | Ink cartridge attachment/detachment device, recording apparatus, liquid ejection apparatus, and liquid container |
| US8042909B2 (en) | 2003-12-22 | 2011-10-25 | Seiko Epson Corporation | Ink cartridge attachment/detachment device, recording apparatus, liquid ejection apparatus, and liquid container |
| CN100430233C (zh) * | 2004-08-30 | 2008-11-05 | 精工爱普生株式会社 | 记录装置和液体喷射装置 |
| US7396110B2 (en) | 2004-09-27 | 2008-07-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink container and mounting method of the ink container |
| CN100436141C (zh) * | 2005-11-04 | 2008-11-26 | 光宝科技股份有限公司 | 墨盒承载机构及具有墨盒和承载机构的组合结构 |
| KR100701849B1 (ko) * | 2005-11-15 | 2007-03-30 | 주식회사 잉크테크 | 잉크카트리지 착탈장치 |
| EP1968798A1 (en) * | 2005-11-15 | 2008-09-17 | Inktec Co., Ltd. | An ink-cartridge loading/unloading apparatus |
| EP1968798A4 (en) * | 2005-11-15 | 2009-07-22 | Inktec Co Ltd | APPARATUS FOR LOADING / UNLOADING INK CARTRIDGE |
| AU2006316188B2 (en) * | 2005-11-15 | 2010-11-04 | Inktec Co., Ltd. | An ink-cartridge loading/unloading apparatus |
| WO2007058460A1 (en) | 2005-11-15 | 2007-05-24 | Inktec Co., Ltd. | An ink-cartridge loading/unloading apparatus |
| US8162441B2 (en) | 2005-11-15 | 2012-04-24 | Inktec Co., Ltd. | Ink-cartridge loading/unloading apparatus |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3307107B2 (ja) | 2002-07-24 |
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