JPH08108111A - エアゾ−ル容器の流量調整構造 - Google Patents
エアゾ−ル容器の流量調整構造Info
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- JPH08108111A JPH08108111A JP6275648A JP27564894A JPH08108111A JP H08108111 A JPH08108111 A JP H08108111A JP 6275648 A JP6275648 A JP 6275648A JP 27564894 A JP27564894 A JP 27564894A JP H08108111 A JPH08108111 A JP H08108111A
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Abstract
保して、内容物の流量調整を精度よく行うことを目的と
する。 【構成】 放出操作にともない移動するステム1と、内
容物の流れの圧力によるステム1の方への移動距離に応
じて流量調整部14の断面積を変え、そこでの内容物の流
量変動を抑える圧力応動部材9とを、筒状部6に、両者
の間に第1の空間部16が形成されるかたちで備え、筒状
部内周面6aの、圧力応動部材9より下流側に小径部7を
設け、圧力応動部材9の、流量調整部14よりも下流側の
部分に、一部が小径部8に接して第1の空間部16を分割
する作用を行う空間分割部15を設け、内周面6aと空間分
割部15との間の第2の空間部17を外部に連通させるため
の通路部18を設け、圧力応動部材9の下流側への移動の
際、第2の空間部17の気体を通路部18から外部へ逃がし
てそこでの圧力上昇を抑えるようにしている。
Description
応じて内容物通過部分の断面積を変えることによりそこ
での単位時間あたりの流量変動を抑えて、内容物の外部
への放出量が継続して一定となるようにしたエアゾール
容器の流量調整構造に関する。
は、フロンガスに代えて窒素,炭酸ガス,空気等の圧縮
ガスを用いて内部圧力を付与しているが、これらの圧縮
ガスは使用初期からその後の使用によってその内部圧力
が急激に低下するため、使用初期から終了までの間に内
容物の単位時間あたりの放出量が著しく減少する傾向が
ある。
平6−71414号「エアゾ−ル容器用流量調整構造」
により内容物の放出量を調整するようにしたものを開示
している。この特願平6−71414号に記載のもの
は、内容物の流れの圧力を受けることによりその流れの
下流側の方に圧力応動部材を移動させ、この移動距離に
したがい、通路の一部と圧力応動部材との間の隙間の断
面積が変化するようにしたものである。
過速度が速い使用初期においては隙間の断面積を小さく
する一方、一定期間使用後において圧力がある程度低下
して内容物の通過速度が遅くなった場合には隙間の断面
積を大きくし、継続して使用した場合に単位時間あたり
の内容物の流量が変動しないようにしている。
−71414号に記載のものは、内容物を放出していな
い不使用時では圧力応動部材を通過した内容物がステム
と圧力応動部材との間の空間部に多量に溜まった状態と
なっている。したがって、ステムが移動する際、空間部
に入っている多量の内容物がステムの移動を妨げること
になり、その結果、円滑な放出操作を行うことができな
くなるといった問題点を有している。
部に多量の内容物が溜まった状態では、圧力応動部材の
ステム側への移動を多量の内容物が妨げるものとなり、
特に、空間部が圧力応動部材の上方に位置する場合に
は、空間部内の内容物の重量を圧力応動部材が受けるこ
とになるため、内容物の放出時において圧力の変化に対
応して圧力応動部材が機敏に対応することができず、内
容物の流量調整の精度を高めることができないといった
問題点を有している。
材との間の空間部に溜まる内容物を減少させることによ
り、ステムおよび圧力応動部材の円滑な動作を確保し、
内容物の流量調整を精度よく行うことを目的とする。
の流量調整構造は、基本的には図1に示すようになって
いる。すなわち、容器本体に設けられた筒状部6には、
内容物の流れの上流側に圧力応動部材9を、また下流側
にステム1をそれぞれ設けている。また、筒状部6に
は、内周面6aから突出する小径部7と、小径部7の上
流側に突出部8を形成している。
抗して移動することにより、内容物放出用通路3に続く
オリフィス4をステムラバー5から開放するようにして
いる。圧力応動部材9は、内容物の流れの下流側に下流
側受圧部10を、上流側に上流側受圧部11をそれぞれ
形成するとともに、小径部7との間に設置されたコイル
スプリング12の付勢力に抗してステム1の方に移動で
きるようになっている。
6の内周面に、上流側受圧部11の外縁は突出部の内周
面にそれぞれ慴動可能な状態となっている。さらに、上
流側受圧部11の、突出部8に対して慴動する部分には
凹入した流量調整部14が設けられるとともに、流量調
整部14の下流側には孔部13が設けられている。
下流側の方に移動する距離に応じて、突出部8内周面と
の間で形成された内容物通過用の断面積を減少させるよ
うに形成されている。なお、この流量調整部14を、圧
力応動部材9の側面に沿って二個以上形成してもよく、
また、圧力応動部材9の側面の一周にわたって形成して
もよい。さらに、孔部6は、図示ような単一のものに限
定されず、複数であってもよい。
て、ステム1および圧力応動部材9に対する付勢力の付
与としてゴムや板バネ等を用いてもよく、さらに、ステ
ム1を内容物の流れの下流側に向けて付勢し、圧力応動
部材9を上流側に向けて付勢するものであればその設置
箇所は任意である。
10から突出して小径部7の内周面7aに一周にわたっ
て当接する空間分割部15を設けている。これにより、
筒状部6内においてステム1と圧力応動部材9との間の
空間部を、第1の空間部16と第2の空間部17に分割
するようにしている。
させるための通路部18を筒状部6に形成している。こ
の通路部18は、第2の空間部17と外部とを連通させ
るものであれば筒状部6の肉厚内に沿って形成すること
に限定されず、パイプ等を用いて一旦筒状部6の外側を
通すようにしてもよい。
と、先ず、内容物を放出しない非使用状態では、図1に
示すように、圧力応動部材9は、コイルスプリング12
に何の負荷もかかっていない状態の位置に保持されてい
る。すなわち、圧力応動部材9は小径部7から最も離れ
た状態となっている。
に、内容物の圧力が高い使用初期の段階でステム1を移
動させ、ステムラバー5からオリフィス4を開放する
と、内容物は、先ず実線矢印のように上流側受圧部11
にぶつかった後に、流量調整部14を通過してこんどは
下流側受圧部10にぶつかり、続いて孔部13から第1
の空間部16に送られた後、オリフィス4−内容物放出
用通路3を介して外部に放出される。
応動部材9は、上流側受圧部11に受ける圧力と下流側
受圧部10に受ける圧力とによってコイルスプリング1
2の付勢力に抗して下流側2方に移動し、これにより流
量調整部14での内容物通過用の断面積を小さくし、そ
の結果、流量調整部14を通過した内容物は、その流量
を規制された状態で下流側受圧部10に達することにな
る。
動することにより第2の空間部17の容積を縮小させる
ことになる。したがって、第2の空間部17に入ってい
た気体(例えば空気)は、第2の空間部17の容積の縮
小にともない、通路部18を介して外部に放出される。
ィス4をステムラバー5で閉塞して内容物の放出を止め
ると、圧力応動部材9は、コイルスプリング12の付勢
力によって小径部7から離れて元の位置に戻ることにな
る。これにともなって、縮小されていた第2の空間部1
7の容積が復帰するため、外部の空気が通路部18を介
して第2の空間部17に入ってくる。
圧力が低下した場合では、ステム1が移動してオリフィ
ス4を開放した場合、内容物の圧力が低いため上流側受
圧部11および下流側受圧部10に内容物がぶつかった
ときでも圧力応動部材9をコイルスプリング12の付勢
力に抗して移動させることができない。
状態となり、内容物は、断面積が大きく内容物が最も通
り抜けやすい状態の流量調整部14を通過することにな
る。これにより、内容物は、流量があまり規制されない
状態で下流側受圧部10に達した後、孔部13を介して
第1の空間部16に送られることになる。この場合には
第2の空間部17は影響を受けない。
1および下流側受圧部10のそれぞれに受ける内容物の
圧力によって圧力応動部材9を適宜移動させることが必
要であるため、コイルスプリング12としては、使用初
期における最も高い圧力を受けたときに最も縮小される
ような弾性力を持つものを用いる必要がある。
流側受圧部11を小さく、また流量調整部14を通過し
た後の低い圧力を受ける下流側受圧部10を大きくする
ことにより、両者の受ける圧力のバランスをとり、圧力
応動部材9に生じる歪みが小さくなるようにしている
が、これに限定されず、上流側受圧部11が大きくかつ
下流側受圧部10が小さい場合や両者が同一である場合
であってもよい。
に設けることに代えて、筒状部6(例えば突出部8の内
周面部分)に設けるようにしてもよい。この場合、図示
のものと同様に、圧力応動部材9の移動にともなう上流
側受圧部11の端部と流量調整部14との間の相対的な
位置関係によって内容物通過用の断面積を変化させ、内
容物の流量を調整する。
7を設けるとともに、この小径部7に当接する空間分割
部15を圧力応動部材9に設けているため、筒状部6に
おいて圧力応動部材9の下流側(第1の空間部16)に
溜まる内容物の量を少なくして、ステム1の非使用状態
からの移動の際や、圧力応動部材9の移動の際にこの溜
まった内容物がそれぞれの円滑な移動を妨げないように
している。
させるための通路部18を第1の空間部16とは別個に
設けているため、圧力応動部材9の移動にともなって第
2の空間部17の容積が縮小した場合、第2の空間部1
7に入っている気体を通路部18から逃がし、第2の空
間部17の圧力の上昇を防止することにより、圧力応動
部材9が内容物の圧力に対応して敏感に反応するように
している。
て説明する。図において、1〜11,12〜18は図1
に示すものと同様のものであり、11aは鍔部、19は
マウンテンキャップ、20は小径部形成用筒状体、21
は閉塞部材、21aは凹入部、22は溝部、23はブッ
シュ、24は吸上げパイプ、25は壁部、26は気体通
過用通路、27は環状部材をそれぞれ示している。
側には小径部形成用筒状体20が嵌め込まれて小径部7
を形成するとともに、筒状部6の内周面との間に隙間を
設けて通路部18を形成するようにしている。そして、
容器本体に取り付けられたマウンテンキャップ19の下
方側から筒状部6を嵌め込んで固定するようにしてい
る。
との間には環状の閉塞部材21が設けられるとともに、
この閉塞部材21の下面側にステムラバー5をセットす
るようにしている。
れぞれステム1に保持され、ステム1がコイルスプリン
グ2の付勢力に抗して移動する場合に、ステムラバー5
がオリフィス4を、閉塞部材21がステム1に設けられ
た溝部22をそれまでの閉塞状態からそれぞれ開放する
ようにしている。
ス4の開放よりも溝部22の開放が早く行われるように
設定する。すなわち、ステム1の移動にともない、閉塞
部材21はすぐに変形して溝部22を開放し、一方、ス
テムラバー5は、ステム1とともに多少移動した後に小
径部形成用筒状体20の上端に係止されて変形し、オリ
フィス4を開放する。
開放をオリフィス4の開放より早く行うことに限定され
ず、両者の開放が同時に行われるようにしてもよい。さ
らに、両者を閉塞するタイミングは、溝部22の閉塞が
ステムラバー5によるオリフィス4の閉塞の後に行われ
るようにしているが、両者が同時に閉塞されるようにし
てもよい。
リフィス4は第1の空間部16と連通状態となり、ま
た、溝部22は、閉塞部材21とステムラバー5との間
の隙間および通路部18を介して第2の空間部17と連
通状態となる。なお、閉塞部材21とステムラバー5と
の間の実質的な隙間を確保するため、閉塞部材21の下
面に凹入部21aを設けている。
24を備えたブッシュ16が、突出部8を設けるための部
材を筒状部6との間に挟み込んだ状態で取り付けられて
いる。したがって、容器本体の内容物は、吸上げパイプ
24−筒状部6−オリフィス4−内容物放出用通路3と
いった流れで外部に放出される。なお、ステム1には一
般に放出口を持つ押しボタンが取り付けられる。
12によって内容物の流れの上流側の方に付勢された状
態で圧力応動部材9を設けている。この圧力応動部材9
は、内周面6aと慴動する下流側受圧部10と、突出部
8より上流側に位置する上流側受圧部11とを備えてい
る。なお、上流側受圧部11を突出部8の開口部よりも
大きくして鍔部11aを形成している。
は、圧力応動部材9の下流側の方への移動距離に応じて
内容物通過のための断面積(開口面積)が減少する流量
調整部14を設けるとともに、流量調整部14の下流側
付近を入口とする孔部13を設けている。なお、孔部1
3の出口部分は、第1の空間部16に面した圧力応動部
材9の下流側略中央に設けられている。
当接する空間分割部15を設け、この空間分割部15に
よって、ステム1と圧力応動部材9との間の空間部を、
第1の空間部16と第2の空間部17とに分割してい
る。それぞれの空間部がステム1の移動時にオリフィス
4や溝部22と連通状態になるのは前述のとおりであ
る。
の出口部分に対応する壁部25を設け、これにより、吸
上げパイプ24からの内容物が一旦壁部25に当たって
から上流側受圧部11に達するようにして、内容物の流
れの圧力を上流側受圧部11が直接受けることを回避
し、圧力応動部材9が必要以上に移動してしまうのを防
止している。
内の内容物の圧力が高い場合における使用状態を説明し
ている。先ず、図3に示す状態からステム1が移動する
と、閉塞部材21およびステムラバー5がそれぞれオリ
フィス4および溝部22から離れることにより、内容物
は、吸上げパイプ24から実線矢印で示すように筒状部
6内に入り込む。
受圧部11の上流側の圧力を高くし、かつ、流量調整部
14を通って下流側受圧部10にあたるため、圧力応動
部材9は、コイルスプリング12の付勢力に抗して下流
側の方(ステム1の方)に移動し、鍔部11aを突出部
8に当接させた状態となる。
を最も減少させて内容物を通過しにくくするため、内容
物は、この流量調整部14によってその流量を規制され
た状態で下流側受圧部10に達した後、孔部13−第1
の空間部16−オリフィス4−内容物放出用通路3を通
って外部に放出される。
動によって、第2の空間部17の容積を縮小することに
なるが、第2の空間部17に入っていた気体(空気)
は、点線矢印で示すように、容積の縮小にともない通路
部18から閉塞部材21とステムラバー5との間の隙間
を通って溝部22より外部に放出される。
態となっているものと比較して、圧力応動部材9の移動
による第2の空間部17の圧力の上昇が発生せず、これ
により第2の空間部17が圧力応動部材9の動作の妨げ
とはならないようにしている。
ィス4をステムラバー5で閉塞すると、吸上げパイプ2
4側と第1の空間部16との内容物の圧力差がなくなる
ため、下流側の方に移動していた圧力応動部材9は、コ
イルスプリング12の付勢力によって図3に示す元の状
態に復帰する。
ていた第2の空間部17の容積が元の状態に戻るため、
これにともない外部の空気が溝部22から閉塞部材21
とステムラバー5との間の隙間−通路部18を介して第
2の空間部17に供給され、その後、溝部22は閉塞部
材21により閉塞された元の状態に戻る。以上の動作
は、容器本体内の圧力が十分に高い状態において、放出
操作のたびに繰り返されることになる。
部材9は、上流側受圧部11等が受ける圧力とコイルス
プリング12の付勢力とが釣り合った状態まで下流側の
方に移動し、この移動の程度に応じて流量調整部14の
断面積を減少させ、内容物の単位時間あたりの通過流量
が変動しないようにしている。
によって第2の空間部17の容積が縮小されるが、この
縮小された分だけ溝部22から気体が適宜放出される。
また、コイルスプリング12は、使用初期における内容
物の圧力を最大負荷として、この最大負荷を受ける圧力
応動部材9の移動によって最大に圧縮されるものを用い
ている。
の圧力が十分に低下した場合の使用状態について説明し
ている。先ず、ステム1を移動させると、実線矢印に示
すように、上流側受圧部11および下流側受圧部10が
内容物の圧力を受けても圧力応動部材9は図3に示す状
態から移動しない。
きな状態のまま維持されることになるが、内容物の圧力
が使用初期と比較して低くなっているため、孔部13を
通過する内容物の単位時間当たりの流量は、使用初期と
比較して著しく変動しないようにしている。一方、第2
の空間部17は内容物の放出時には影響を受けないこと
になる。
ている。ここで、ステム1には、内容物放出用通路3と
は別の気体通過用通路26が設けられている。また、マ
ウンテンキャップ19と筒状部6との間の閉塞部材21
の下面側には、環状部材27を挟んだ状態でステムラバ
ー5がセットされている。なお、気体通過用通路26
は、内容物放出用通路3と別個のものであれば、その態
様は図示のものに限定されない。
1の内周面で気体通過用通路26の入口部分を閉塞する
ようにしている。さらに、閉塞部材21とステムラバー
5との間は、環状部材27の上下面に設けた凹部によっ
て通路部18と連通した状態となっている。なお、他の
構成は、図3に示すものと同様となっている。
バー5がオリフィス4を、閉塞部材21が気体通過用通
路26をそれまでの閉塞状態からそれぞれを開放する。
そして、その開放のタイミングは、気体通過用通路26
の開放をオリフィス4の開放より早く行われるように設
定しているが、両者が同時に開放されるようにしてもよ
い。
体通過用通路26の閉塞がステムラバー5によるオリフ
ィス4の閉塞の後に行われるようにしているが、両者が
同時に閉塞されるようにしてもよい。また、これらが開
放されたときには、オリフィス4は第1の空間部16と
連通状態となり、また、気体通過用通路26は、閉塞部
材21とステムラバー5との間の隙間および通路部18
を介して第2の空間部17と連通状態となる。
容物の圧力が高い場合における使用状態を説明してい
る。先ず、図6に示す状態からステム1が移動すると、
閉塞部材21およびステムラバー5がそれぞれオリフィ
ス4および気体通過用通路26から離れ、内容物は、実
線矢印で示すように筒状部6内に入り込む。
圧部10が内容物の高い圧力を受けることにより、圧力
応動部材9は下流側の方(ステム1の方)に移動し、流
量調整部14の断面積を最も減少させるため、内容物は
その流量を規制された状態で第1の空間部16からオリ
フィス4−内容物放出用通路3を通って外部に放出され
る。
2の空間部17の気体(空気)は、点線矢印で示すよう
に、通路部18から閉塞部材21とステムラバー5との
間の隙間(環状部材27を含む)を通って気体通過用通
路26より外部に放出され、第2の空間部17の圧力の
上昇を回避している。
付けられるため、この押しボタンには、内容物放出用通
路3に続く放出口とは別の、気体通過用通路26に続く
放出口を設けるようにする。
ィス4をステムラバー5で閉塞した場合には、圧力応動
部材9の元の状態への復帰にともない、縮小されていた
第2の空間部17の容積が元の状態に戻るため、外部の
空気が気体通過用通路26から閉塞部材21とステムラ
バー5との間の隙間−通路部18を介して第2の空間部
17に供給され、その後、気体通過用通路26は閉塞部
材21により閉塞された元の状態に戻る。
部材9の移動の程度によって第2の空間部17の気体を
気体通過用通路26から適宜放出する。また、内容物の
圧力が十分に低下した場合は圧力応動部材9は移動しな
いため、流量調整部14で内容物の単位時間当たりの流
量を調整するとともに、第2の空間部17は内容物の放
出には影響を受けないものとなる。
るとともに、圧力応動部材に小径部と当接する空間分割
部を設け、さらに第2の空間部と外部とを連通する通路
部を、第1の空間部とは別に形成しているため、ステム
と圧力応動部材との間に溜まる内容物の量を少なくする
とともに、圧力応動部材の移動にともなって第2の空間
部の気体を通路部から逃がすようにしている。これによ
り、ステムや圧力応動部材が非使用状態から移動すると
き、内容物が両者それぞれのスムーズな移動の妨げとな
る場合や、第2の空間部の圧力が上昇して圧力応動部材
の機敏な動作の妨げとなることを回避でき、両者の円滑
な動作を確保することにより内容物の流量調整を精度よ
く行うことができる。
本的な構成を説明する断面図である。
力が高い場合の使用状態を示す断面図である。
の使用状態を示す断面図である。
の使用状態を示す断面図である。
の使用状態を示す断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 放出操作にともない、内容物の流れの下
流側から上流側に移動するステムと、前記流れの圧力に
応じて前記ステムの方に移動し、このときの移動距離に
したがって内容物通過部分の断面積を変えることにより
そこでの流量変動を抑える圧力応動部材とを、筒状部
に、両者の間に第1の空間部が形成されるかたちで備え
たエアゾール容器の流量調整構造において、 前記筒状部内周面の、前記圧力応動部材より前記下流側
に小径部を設け、 前記圧力応動部材の、前記断面積を変化させる機能を持
つ部分よりも下流側の部分に、一部が前記小径部に接し
て前記第1の空間部を分割する作用をおこなう空間分割
部を設け、 前記筒状部の内周面と前記空間分割部の外周面との間に
形成された第2の空間部を外部に連通させるための通路
部を設け、 前記圧力応動部材の前記下流側への移動のさい、前記第
2の空間部の気体を前記通路部から外部へ逃がしてそこ
での圧力上昇を抑えるようにしたことを特徴とするエア
ゾール容器の流量調整構造。 - 【請求項2】 前記小径部として前記筒状部とは別体で
当該筒状部に嵌められた小径部形成用筒状体を用い、ま
た前記通路部として前記筒状部と当該小径部形成用筒状
体との間の隙間部分を用いることを特徴とする請求項1
記載のエアゾール容器の流量調整構造。 - 【請求項3】 前記通路部の出口部分を、前記放出操作
にともなう前記ステムの移動により、それまでの閉塞状
態から開放状態となるように設けたことを特徴とする請
求項1または2記載のエアゾール容器の流量調整構造。 - 【請求項4】 前記ステムとして前記第1の空間部に続
く内容物放出用通路とは別に気体通過用通路を設けたも
のを用い、前記通路部の出口部分と前記気体通過用通路
とを連通させるようにしたことを特徴とする請求項1、
2または3記載のエアゾール容器の流量調整構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27564894A JP3486699B2 (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | エアゾ−ル容器の流量調整構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27564894A JP3486699B2 (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | エアゾ−ル容器の流量調整構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08108111A true JPH08108111A (ja) | 1996-04-30 |
JP3486699B2 JP3486699B2 (ja) | 2004-01-13 |
Family
ID=17558393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27564894A Expired - Fee Related JP3486699B2 (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | エアゾ−ル容器の流量調整構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3486699B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010047281A (ko) * | 1999-11-19 | 2001-06-15 | 시명순 | 미세분무기 |
WO2011079219A1 (en) * | 2009-12-23 | 2011-06-30 | Summit Packaging Systems, Inc. | Pressure regulated flow valve with gas-piston |
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- 1994-10-13 JP JP27564894A patent/JP3486699B2/ja not_active Expired - Fee Related
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