JPH08108059A - 液状物質の混合装置 - Google Patents

液状物質の混合装置

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Publication number
JPH08108059A
JPH08108059A JP6247557A JP24755794A JPH08108059A JP H08108059 A JPH08108059 A JP H08108059A JP 6247557 A JP6247557 A JP 6247557A JP 24755794 A JP24755794 A JP 24755794A JP H08108059 A JPH08108059 A JP H08108059A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
mixing
difference
liquid substance
viscosity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6247557A
Other languages
English (en)
Inventor
Kojiro Yanagi
宏二郎 柳
Yuzo Kawada
祐三 川田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication of JPH08108059A publication Critical patent/JPH08108059A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】1本のローターを具備した簡単な構成でありな
がら、粘度差および混合比率差を有する複数の液状物質
を十分に混合することのできる混合装置を提供すること
を目的としている。 【構成】主軸20の外周に配された複数の攪拌羽21を
有するローター2を、装置本体3内に具備し、粘度差お
よび混合比率差を有する複数の液状物質を混合するよう
になされた混合装置1であって、該ローター2が、その
主軸20の長さ方向の中程に、円盤部22が拡径方向に
突設せられたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粘度差および混合比率
差を有する複数の液状物質を混合する混合装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図2に示すように、装置本体
b内に、外周に配された複数の攪拌羽cを有するロータ
ーdを具備した混合装置aが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の混
合装置aによって、粘度差および混合比率差を有する複
数の液状物質を混合しようとした場合、ローターdの回
転に伴う攪拌羽cによる単純流動の繰り返しであるた
め、例えば、低粘度の液状物質などは、すり抜けなどを
生じて充分に混合することができないといった不都合を
生じることとなる。
【0004】そこで、この混合装置aにラインミキサー
を連続直結し、この2つの混合手段により粘度差および
混合比率差を有する複数の液状物質を混合することも提
案されている。しかし、この場合、連続直結した2つの
混合手段が必要とされるため、装置が大型化するととも
に、装置のコストアップや装置のメンテナンスが煩わし
くなるといった不都合を生じることとなる。
【0005】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
で、1本のローターを具備した簡単な構成でありなが
ら、粘度差および混合比率差を有する複数の液状物質を
十分に混合することのできる混合装置を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1に示すように、上記
課題を解決するための本発明の液状物質の混合装置1
は、主軸20の外周に配された複数の攪拌羽21を有す
るローター2を、装置本体3内に具備し、粘度差および
混合比率差を有する複数の液状物質を混合するようにな
されたものであって、該ローター2が、その主軸20の
長さ方向の中程に、円盤部22が拡径方向に突設せられ
たものである。
【0007】ローター2の主軸20は、円筒状に形成さ
れており、基端部に縮径された縮径部23が形成されて
いる。この縮径部23により、ローター2の基端部から
投入された液状物質は、この縮径部23で混合後、すぐ
に拡径方向に流動されてせん断力が与えられ、円盤部2
2に至るまでの間の攪拌羽21による混合が効果的なも
のになる。すなわち、この縮径部23が無いと、ロータ
ー2の基端部から低粘度の液状物質を投入したような場
合に、この低粘度の液状物質が円盤部22まですり抜け
易くなり、円盤部22よりも上方の攪拌羽21によって
行われる混合が効果的なものとならない。ただし、ロー
ター2が短く、主軸20の基端部から円盤部22に至る
までの間隔が短いような場合には、この縮径部23が無
く、単に円筒状に形成された主軸20であってもよい。
また、主軸20は、若干拡径または縮径するようにテー
パ状に形成されたものであってもよい。
【0008】攪拌羽21は、主軸20の外周面に螺旋状
に設けられている。この攪拌羽21の数や突設高さなど
は特に限定されるものではない。
【0009】円盤部22は、主軸2の中程に、拡径方向
に突設されて形成されている。この円盤部22は、ロー
ター2の基端部から先端部に向かって混合されながら流
動する液状物質に、流動途中で拡径方向および縮径方向
の流動を起こさせて液状物質にせん断力を与えるように
なされている。すなわち、この円盤部22によって、ロ
ーター2の回転による流動とは異なった流動を与えるこ
とで、この円盤部22を前後して行われるローター2の
回転による流動が効果的なものとなり、混合力が高めら
れることとなる。したがって、円盤部22としては、少
なくとも攪拌羽21の突設高さよりもさらに拡径方向に
突設されていなければならない。なお、円盤部22は、
二個以上設けられていてもよい。
【0010】装置本体3は、ローター2およびローター
2の回転軸24を囲繞するようになされた複数の筒状体
によって構成されている。また、ローター2の基端部に
は、口径の異なる2つの液状物質導入部31が設けら
れ、2種類の液状物質を装置本体3内に導入できるよう
になされている。ただし、液状物質導入部31は、2つ
に限定されるものではなく、3つ以上設けられて、3種
類以上の液状物質を装置本体3内に導入できるようにな
されたものであってもよい。
【0011】このようになる混合装置1によって混合す
るのに好適な液状物質としては、粘度差および混合比率
差を有する2種以上の液状物質が挙げられる。粘度差と
しては、高粘度の液状物質と低粘度の液状物質との間
に、少なくともcps単位で100倍以上の差がある場
合に有効である。また、混合比率差としては、主成分1
00重量部に対して、最低含有量の副成分を5重量部以
下の混合比率で混合する場合に有効である。具体的に混
合する液状物質としては、例えば、高粘度液状物質とし
てのアクリルポリマーからなる主剤と、低粘度液状物質
としてのイソシアネート架橋剤とを混合して得られる粘
着テープ用の粘着剤が挙げられる。この場合、通常、粘
度差がcps単位で100倍以上あり、主剤100重量
部に対して架橋剤は5重量部以下の混合比率差で混合さ
れる。
【0012】
【作用】本発明によると、まず、装置本体内に同時に吐
出された粘度差および混合比率差を有する複数の液状物
質は、ローターの回転によって流動して混合される。
【0013】そして、ローターの長さ方向の中程に、円
盤部を拡径方向に突設させているので、液状物質の混合
過程の途中で、この円盤部において、拡径方向の流動力
と縮径方向の流動力とが瞬時に起こり、液状物質にせん
断力が与えられることとなる。
【0014】その後、液状物質は、再度ローターの回転
によって流動して混合される。
【0015】このように、ローターの長さ方向に沿って
単純流動する液状物質に、円盤部の位置で一旦、せん断
力が与えられることで、混合精度の高い混合液が得られ
ることとなる。
【0016】
【実施例1】図1に示す混合装置1で、ポリアクリル酸
エステルを酢酸エチルとトルエンとの混合溶剤で希釈し
た粘度10000cpsの高粘度液状物質とポリイソシ
アネート系架橋剤を酢酸エチルで希釈した粘度10cp
sの低粘度液状物質とを100:0.6の重量比で混合
し、混合された混合液を、2ロールコーターによって厚
み50μm、幅1000mmに塗工して乾燥させた。こ
の際、ローターは、長さ150mm、外径70mm、体
積170cm3 のものを使用し、回転数1800rpm
とした。また、混合液流量は10kg/minとし、混
合液温度は35℃であった。
【0017】その後、乾燥した粘着剤膜を塗工方向およ
び幅方向に任意にサンプリングし、元素分析により窒素
量を定量し、この窒素量から混合液中のイソシアネート
の量を求めて混合比を算出した。結果を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】
【比較例1】図2に示す従来の混合装置aを使用した以
外は上記実施例1と同じ条件で混合液を混合し、混合さ
れた混合液を厚み50μm、幅1000mmに塗工して
乾燥させた。
【0020】その後、乾燥した粘着剤膜を塗工方向およ
び幅方向に任意にサンプリングし、元素分析により窒素
量を定量し、この窒素量から混合液中のイソシアネート
の量を求めて混合比を算出した。結果を表2に示す。
【0021】
【表2】
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、ロ
ーターの長さ方向に沿って単純流動する液状物質に、円
盤部の位置で一旦、せん断力を与えることができるの
で、混合装置同士を連続直結することなく、1本のロー
ターを具備した簡単な構成でありながら、粘度差および
混合比率差を有する複数の液状物質を混合精度の高い状
態に混合することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】混合装置の全体構成の概略を示す断面図であ
る。
【図2】従来の混合装置の概略を示す断面図である。
【符号の説明】
1 混合装置 2 ローター 20 主軸 21 攪拌羽 22 円盤部 3 装置本体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸の外周に配された複数の攪拌羽を有
    するローターを、装置本体内に具備し、粘度差および混
    合比率差を有する複数の液状物質を混合するようになさ
    れた混合装置であって、 該ローターが、その主軸の長さ方向の中程に、円盤部が
    拡径方向に突設せられたものであることを特徴とする液
    状物質の混合装置。
JP6247557A 1994-10-13 1994-10-13 液状物質の混合装置 Pending JPH08108059A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6247557A JPH08108059A (ja) 1994-10-13 1994-10-13 液状物質の混合装置

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JP6247557A JPH08108059A (ja) 1994-10-13 1994-10-13 液状物質の混合装置

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JPH08108059A true JPH08108059A (ja) 1996-04-30

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ID=17165270

Family Applications (1)

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JP6247557A Pending JPH08108059A (ja) 1994-10-13 1994-10-13 液状物質の混合装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6267365U (ja) * 1985-10-16 1987-04-27
WO1999046035A1 (fr) * 1998-03-12 1999-09-16 Cosmo All Ltd. Agitateur permettant de produire une densite d'energie de cisaillement homogene et mazout en emulsion produit au moyen de celui-ci
JP2005528978A (ja) * 2002-06-07 2005-09-29 アルケマ 少なくとも二つの流体を連続的かつ動的に混合する方法およびマイクロミキサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6267365U (ja) * 1985-10-16 1987-04-27
WO1999046035A1 (fr) * 1998-03-12 1999-09-16 Cosmo All Ltd. Agitateur permettant de produire une densite d'energie de cisaillement homogene et mazout en emulsion produit au moyen de celui-ci
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