JPH0453937Y2 - - Google Patents

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JPH0453937Y2
JPH0453937Y2 JP7882485U JP7882485U JPH0453937Y2 JP H0453937 Y2 JPH0453937 Y2 JP H0453937Y2 JP 7882485 U JP7882485 U JP 7882485U JP 7882485 U JP7882485 U JP 7882485U JP H0453937 Y2 JPH0453937 Y2 JP H0453937Y2
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adhesive
rotor yoke
permanent magnet
liquids
adhered
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JP7882485U
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【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は二液性接着剤により接着を行なう接着
装置に関する。
[考案の技術的背景] 例えばアキシヤルギヤツプ型のブラシレスモー
タのロータは、浅底容器状のロータヨーク内に環
状の永久磁石を接着により固着して製造される。
ここで使用される接着剤は主として強度上の要請
から二液性の接着剤が用いられ、接着装置として
は、二液をノズル内で混合させながら永久磁石の
接着面に二液混合状態で吐出させた後、これにロ
ータヨークを被せて加圧する構成のものが供され
ていた。
[背景技術の問題点] ところが、二液性接着剤は混合直後から硬化反
応が開始されるため、ノズル内で混合が開始され
てから永久磁石にロータヨークを重ねて加圧する
迄の時間が僅かでも長くなると、その間に硬化反
応が進み過ぎて接着強度が低下し、これに起因し
て接着不良が発生するという欠点がある。しか
も、混合された接着剤が硬化反応の進行によりノ
ズル内で急速に粘度を高めるため、ノズル詰まり
が発生し易く、生産性が悪いという問題もあつ
た。
そこで、二液をノズル内で混合させず、永久磁
石上に一液づつ重ねて塗布し、この上にロータヨ
ークを重ねて加圧する構成も試されている。これ
によれば、ノズル詰まりは確実に防止できるもの
の、しかし二液を十分均一な混合状態にすること
ができないので、やはり接着強度を十分向上させ
ることができないし、この場合でも時間が経過す
るにつれ二液の接触面間で硬化反応が生ずるとい
う問題が残る。
[考案の目的] 本考案の目的は、ノズル詰まりを確実に防止し
て生産性の向上を図りながら、十分な接着強度を
確保できて接着不良の発生を防止できる接着装置
を提供するにある。
[考案の概要] 本考案は、接着面に二液を別々に付着させた後
被接着物の各接着面を互いに圧着させる加圧機構
と、被接着物を前記加圧機構による圧着状態のも
とで相対的に回転させる回転機構とを具備せる構
成とすることにより、被接着物の相対的回転によ
つて二液の十分なる均一混合を可能にし、且つこ
れにより二液を別々に被接着物に付着させること
を可能ならしめたところに特徴を有するものであ
る。
[考案の実施例] 以下本考案をアキシヤルギヤツプ形ブラシレス
モータのロータヨークと永久磁石とを接着するた
めの接着装置に適用した一実施例につき図面を参
照して説明する。
1は接着装置の支柱で、これには支持板2,3
が上下に所定距離離して略水平方向に延びるよう
に設けられている。支持板2には加圧機構に相当
するエアシリンダー4がロツド4aを下向きにし
て取付けられ、支持板3にはエアシリンダー4の
下方に位置してスプラインナツト5が回転自在に
取付けられている。スプラインナツト5にはスプ
ライン軸6が貫通状態で上下動可能に設けられ、
その上端部がエアシリンダー4のロツド4aに回
転可能に取付けられている。スプライン軸6の下
端部には円形の押え板7が固定され、その押え板
7の下面にOリング8が設けられている。9は下
側の支持板3に固定した駆動モータ、10はこの
駆動モータ9の回転軸9aに固定した駆動プーリ
ー、11はスプライン軸6に回転伝達可能に嵌合
してスプラインナツト5に取付けた従動プーリー
である。駆動及び従動の各プーリー10,11間
にはベルト12が張設され、これらによりモータ
9の回転によりスプライン軸6ひいては押え板7
を回転させる回転機構13を構成している。一
方、押え板7の下方には被接着物の移送台14が
複数個設けられている。移送台14は中央に開口
15aを有する受台15を一体的に有して成り、
受台15上面には滑り止め用のOリング16が取
着されている。この受台15には、第3図に示す
ように、被接着物の一方に相当する環状をなす永
久磁石17が載置される。
第2図には上記永久磁石17に接着剤を付着さ
せるための接着剤塗布装置の一例を示しており、
ここで18はエアシリンダーで、これのロツド1
8aの先端部には夫々ノズル19a,20aを備
えたタンク19,20が設けられており、ノズル
19a,20aからはタンク19,20に貯溜し
た二液性接着剤の各液を別々に所定量づつ吐出で
きるようにされている。斯かる接着剤塗布装置
は、移送台14上の永久磁石17にロータヨーク
21を被せるロータヨーク供給装置(図示せず)
及び前記接着装置と共に一台の専用機を構成して
おり、多数の移送台14が受台15上に永久磁石
17を載置した状態で接着剤塗布装置、ロータヨ
ーク供給装置及び接着装置を順次通過するように
所定のピツチで移送される。
次に本実施例の作用につき説明する。受台15
上に永久磁石17を載置した状態(第3図参照)
で移送台14を接着剤塗布装置側に送り、ここで
第2図及び第4図に示すように、永久磁石17上
に二液性接着剤の各液A,Bを所定量づつノズル
19,20から滴下して異なる位置に別々に付着
させる。この場合、各液A,Bが例えば同一円周
上に位置するように夫々4か所に付着させること
が最も好ましい。この状態では、各液A,Bは未
混合状態にあるから、硬化反応は開始されない。
この後、移送台14がロータヨーク供給装置に送
られると、ここでロータヨーク21が永久磁石1
7上に被せられ(第5図参照)、次いで接着装置
に送られる。そして、移送台14が押え板7の直
下に至ると(第1図参照)、エアシリンダー4が
作動して押え板7が下降し、ロータヨーク21の
接着面(下面)が永久磁石17の接着面(上面)
に圧着される。また、これと同時に、モータ9が
駆動されて従動プーリ11の回転によりスプライ
ン軸6ひいては押え板7が回転駆動されるため、
ロータヨーク21が永久磁石17に対し圧着状態
のもとで例えば3回転程度回転される。この様な
ロータヨーク21の圧着により二液は潰されるよ
うにして薄く広がると共に、ロータヨーク21の
回転により二液は激しく混合され十分に均一な混
合状態になるため、ロータヨーク21と永久磁石
17間の略全域に均一に混合された二液が薄く広
がつた状態になる(第6図参照)。これにより、
ロータヨーク21は永久磁石17に確実に固着さ
れる。
この様に本実施例では、二液性接着剤の各液を
未混合状態のまま別々に永久磁石17に付着させ
るようにしたから、ノズル19,20内で接着剤
が硬化を開始してノズル詰まりを起こす虞は全く
なく、それに起因する生産性の低下を未然に防止
することができる。また、このように二液を別々
に永久磁石17に付着させるものでありながら、
ロータヨーク21の永久磁石17に対する圧着・
回転により二液を十分に均一な混合状態にするこ
とができるから、接着強度を十分に確保すること
ができる。しかも、二液はロータヨーク21と永
久磁石17との圧着の開始と略同時に混合される
から、両者の圧着が行われる以前に二液の硬化反
応が進み過ぎてしまう虞がなく、従つて両者の接
着強度が低下して接着不良が発生したり接着の信
頼性を低下させたりする虞は全くない。
尚、上記実施例では、ロータヨーク21を永久
磁石17に対し回転させるようにしたが、本考案
はこれに限られず、ロータヨーク21側を固定し
て永久磁石17を回転させるようにしても良く、
或は両者を逆方向に回転させるようにしても良
い。また、回転回数は3回に限られず、被接着物
の形状或は接着剤の付着のさせ方等に応じて適宜
設定でき、例えば1/2回の往復回転であつても良
いことは勿論である。更には、本考案は、被接着
物はロータヨーク21及び永久磁石17に限られ
ないことや、接着剤は作業者が別々に二液を被接
着物の一方又は双方に付着させるようにしても良
い等、要旨を逸脱しない範囲で種々変形すること
ができるものである。
[考案の効果] 本考案は、以上述べたように、接着剤を付着さ
せた被接着物の接着面を加圧装置による圧着状態
のもとで相対的に回転させるようにしたから、接
着剤の二液を別々に被接着物に付着させるように
してノズルの詰まり等を未然に防止して生産性の
向上を図り得、しかもそれでいながら二液を均一
な混合状態にできるから、十分な接着強度を確保
できて接着不良の発生を未然に防止することがで
きるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は一部
側面にて示す縦断面図、第2図は接着剤塗布装置
の斜視図、第3図は移送台上に永久磁石を載置し
た状態を示す縦断面図、第4図は接着剤の付着後
の状態を示す縦断面図、第5図はロータヨークを
被せた状態を示す縦断面図、第6図はロータヨー
クと永久磁石とを接着した状態を示す縦断面図で
ある。 図面中、4はエアシリンダー(加圧機構)、6
はスプライン軸、13は回転機構、14は移送
台、17は永久磁石(被接着物)、21はロータ
ヨーク(被接着物)である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 二液性接着剤を付着させた被接着物の接着を行
    なうものにおいて、接着面に二液を別々に付着さ
    せた後被接着物の各接着面を互いに圧着させる加
    圧機構と、前記被接着物を前記加圧機構による圧
    着状態のもとで相対的に回転させる回転機構とを
    具備して成る接着装置。
JP7882485U 1985-05-27 1985-05-27 Expired JPH0453937Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7882485U JPH0453937Y2 (ja) 1985-05-27 1985-05-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7882485U JPH0453937Y2 (ja) 1985-05-27 1985-05-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61195762U JPS61195762U (ja) 1986-12-06
JPH0453937Y2 true JPH0453937Y2 (ja) 1992-12-18

Family

ID=30623160

Family Applications (1)

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JP7882485U Expired JPH0453937Y2 (ja) 1985-05-27 1985-05-27

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020129946A1 (ja) * 2018-12-17 2020-06-25 日本製鉄株式会社 ステータ用接着積層コア、その製造方法および回転電機

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JP2006034072A (ja) * 2004-07-21 2006-02-02 Asmo Co Ltd 回転電機のヨークの製造方法
WO2011030414A1 (ja) * 2009-09-09 2011-03-17 信越エンジニアリング株式会社 貼合構造体及びその製造方法並びにワーク貼り合わせ装置
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JPS61195762U (ja) 1986-12-06

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