JPH0628218Y2 - 内面被覆鋼管用接着剤塗布装置 - Google Patents

内面被覆鋼管用接着剤塗布装置

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JPH0628218Y2
JPH0628218Y2 JP14025789U JP14025789U JPH0628218Y2 JP H0628218 Y2 JPH0628218 Y2 JP H0628218Y2 JP 14025789 U JP14025789 U JP 14025789U JP 14025789 U JP14025789 U JP 14025789U JP H0628218 Y2 JPH0628218 Y2 JP H0628218Y2
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JP
Japan
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adhesive
boom
steel pipe
pipe
coating device
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JP14025789U
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JPH0379869U (ja
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康博 末内
雅己 石田
博史 宮崎
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Nippon Steel Corp
Nippon Steel Anti Corrosion Co Ltd
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Nippon Steel Corp
Nittetsu Anti Corrosion Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、高温の流体を輸送する為の耐熱水塩化ビニー
ルライニング鋼管等に用いられる高粘度の接着剤を、パ
イプ内面に均一に塗布する為の装置に関する。
[従来の技術] 第3図に示すように、鋼管1と塩化ビニール管12を合
体して得られる耐熱水塩化ビニール鋼管等は、その管相
互の接合に高粘度の接着剤11が使用されている。この
高粘度の接着剤は、従来の低粘度の接着剤の様に、塗装
機によるスプレー方式で塗布することは出来ず、通常
は、鋼管内面に接着剤を吐出し、しごきゴムの付いた棒
を挿入し接着剤を塗布、その後塩化ビニール管を挿入し
ていた。しかし従来方法では、接着剤の膜厚が不均一
で、塩化ビニール管と鋼管の剪断接着力に大きく影響し
ていた。
また、管内面塗装装置としては、実開昭60−2437
6号公報及び特開昭61−293571号公報に記載の
装置がある。実開昭60−24376号の考案は、管の
内面を摺動させる受皿と、この受皿に取付け先端部の孔
から塗料を供給するノズルと、このノズルを軸方向に移
動し、前記塗料の圧力で前記受皿のへり及び前記管の内
面との間に一定間隙を形成する円板状の蓋と、前記ノズ
ルの外周に放射状に配設する複数個の弾性部材と、この
弾性部材の端部に固着し前記管の内面にたわませて挿入
する半リング状の対向するガイドとからなる管内面塗布
装置である。また、特開昭61−293571号公報の
発明は、回転可能な拡散筒の噴出部を円錐状内周面の母
線に対して傾斜する姿勢に形成して、噴出部から噴出す
る塗料の量を平均化する管内塗装装置である。
[考案が解決しようとする課題] しかし、高粘度の接着剤を鋼管の内面に吐出後、シゴキ
ゴムのついた棒等を挿入し、前後に移動させて鋼管内面
に接着剤を塗布する従来の方法では、接着剤の膜厚が不
均一となり、かつその作業も非能率的で、接着剤塗布後
挿入する塩化ビニール管と鋼管の接着力も不安定であっ
た。また、実開昭60−24376及び特開昭61−2
93571号公報の塗装装置は、管内面の塗装装置であ
るが、いずれも低粘度の塗料をノズルまたは、拡散筒か
ら散布するもので、本考案のような高粘度の接着剤等の
塗布には不向きな装置である。
本考案はこの様な従来の接着剤噴霧装置の問題点を解決
し、高粘度接着剤を均一にかつ容易に鋼管内面に塗布
し、接着力の安定化を図った装置の提供を目的とするも
のである。
[課題を解決するための手段] 本考案の装置は、金属管製ブームの先端に接着剤しごき
用シールリングと、接着剤塗布用ゴム製フィンと、開口
部のある接着剤貯蔵タンクを順次設け、前記金属管製ブ
ームの他端には、ブーム回転用モーターと該ブームを支
持する駆動台車を設けて、金属管製ブームの内部を通し
て、前記貯蔵タンク内に接着剤を供給しつつブームを回
転し、移動させることによって鋼管内面に接着剤を塗布
可能に構成したことを特徴とする、内面被覆鋼管用接着
剤塗布装置である。
[実施例」 次に本考案の装置を図面に基づいて詳細に説明する。第
1図は本考案の一実施例であって、本考案装置の説明
図、第2図は本装置の要部の断面図である。
第1図に示す様に、鋼管1は接着剤が内面に塗布される
パイプである。接着剤供給ポンプ2は、任意の接着剤1
0を供給できる様に可変装置を備えている。接着剤タン
ク3は、接着剤ポンプ2から供給された接着剤を溜めて
おくもので、また上部には、第2図(ロ)に示す様に開孔
部があり、装置回転用モーター4によって装置を回転さ
せると接着剤が流出する。また装置回転用モーター4は
可変装置を備えており、任意の回転数を設定できる。金
属管製ブーム6は接着剤を接着剤タンク3に供給するホ
ース9と金属管によって構成されている。
金属管製ブーム6は、装置回転用モーター4によって回
転し、その回転はゴム製フィン7及び接着剤しごき用シ
ールリング8に伝えられる。また、金属管製ビーム6は
移動台車5によって支持されており、該台車5内には台
車をブーム軸方向に駆動する移動用モーター5aが設け
られ、これによりブームの前進または後進を行い、接着
剤を鋼管1の軸方向に拡げるが、該移動用モーター5a
には、可変装置がついており任意の速度で金属管ブーム
6を移動することが可能である。ゴム製フィン7は、第
2図(イ)に示す様に接着剤タンク3より流出した接着剤
10を鋼管1の周方向に拡げるものである。接着剤しご
き用シールリング8は、接着剤10を鋼管1に均一に塗
布するものである。
[作用] 次に本考案の装置の作用について第1図に基づいて述べ
る。本考案の装置は、高粘度の接着剤を、パイプ内面に
均一に塗布する為の装置であるが、まず金属管製ブーム
6の内部に装着されたホース9の内部を接着剤供給ポン
プ2により圧送された接着剤10は、ブームの先端の接
着剤タンク3に達し、接着剤タンク3の開孔部から鋼管
1の内面に流出する。この時金属管製ブーム6を、装置
回転用モーター4によって回転させると、ゴム製フィン
7も回転し、鋼管の周方向に塗布することが可能であ
る。また金属管製ブーム6を回転させながら、台車5の
移動用モーター5aによって軸方向に移動させると、接
着剤10は接着剤しごき用シールリング8により均一に
塗布される。
以下に具体例として、鋼管内面に塩化ビニール管を被覆
した例を示す。高粘度接着剤として、エポキシ系の接着
剤を用い、鋼管の内面に接着剤を本装置を用いて塗布
し、塩化ビニール管の内面被覆を行った結果を第1表に
示す。この例により下記の事が分った。
本考案の装置を用いて、エポキシ系接着剤を塗布した
ところ、従来に比較し接着剤の膜厚が均一となった。
接着剤塗布後内面被覆を行い、鋼管と被覆材の接着力
を測定した結果、従来に比較して1.7〜2倍の値を示
した。
鋼管1本当りの接着剤の使用量を調査したところ、従
来に比較し10%低減できた。
[考案の効果] 本考案の装置により、従来からの問題点が解決し、以下
に示す事柄が可能となった。
1)高粘度の接着剤を鋼管の内面に均一に塗布すること
が可能となった。
2)高粘度の接着剤を効率よく鋼管内面に塗布すること
が可能となった。
3)接着剤を均一に塗布することが可能となった為、内
面被覆を行った場合の鋼管と被覆材の接着力のバラツキ
が少なくなった。
4)接着剤を均一に塗布することが可能となった為、接
着剤のムラがなくなりコストの低減ができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の内面被覆金属管の接着剤塗布装置の
説明図、第2図(イ)(ロ)は、第1図のA−A線及びB−B
線断面図、第3図は、鋼管と塩化ビニール管を合体した
VLP鋼管の断面図である。 1……鋼管、2……接着剤供給ポンプ、3……接着剤タ
ンク、4……装置回転用モーター、5……移動台車、5
a……移動用モーター、6……金属管製ブーム、7……
ゴム製フィン、8……接着剤しごき用シールリング、9
……ホース、10……接着剤

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属管製ブーム(6)の先端に、接着剤し
    ごき用シールリング(8)と、接着剤塗布用ゴム製フィ
    ン(7)と、開口部のある接着剤貯蔵タンク(3)を先
    端側から順次設け、前記金属管製ブーム(6)の他端に
    は、ブーム回転用モーター(4)と、該ブームを支持し
    て移動する台車(5)を設けると共に、前記金属管製ブ
    ーム(6)内に接着剤供給管(9)を設けて、該供給管
    (9)を通して前記貯蔵タンク(3)内に接着剤を供給
    しつつブームを回転し、移動させることによって鋼管内
    面に接着剤を塗布可能に構成したことを特徴とする、内
    面被覆鋼管用接着剤塗布装置。
JP14025789U 1989-12-05 1989-12-05 内面被覆鋼管用接着剤塗布装置 Expired - Lifetime JPH0628218Y2 (ja)

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JP14025789U JPH0628218Y2 (ja) 1989-12-05 1989-12-05 内面被覆鋼管用接着剤塗布装置

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JPH0379869U JPH0379869U (ja) 1991-08-15
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JP4542327B2 (ja) * 2003-10-24 2010-09-15 株式会社カナエテクノス パック用ゲルシートの包装構造とその包装方法
JP2007029638A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Daiya Seiyaku Kk 冷却シート及び携帯用冷却シート

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