JPH08107448A - 電子交換システムとそれを用いたデジタル多機能電話機伝送方法 - Google Patents

電子交換システムとそれを用いたデジタル多機能電話機伝送方法

Info

Publication number
JPH08107448A
JPH08107448A JP24323394A JP24323394A JPH08107448A JP H08107448 A JPH08107448 A JP H08107448A JP 24323394 A JP24323394 A JP 24323394A JP 24323394 A JP24323394 A JP 24323394A JP H08107448 A JPH08107448 A JP H08107448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control data
digital
data
exchange
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24323394A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuhiko Sato
敦彦 佐藤
Tomokazu Konishi
友和 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP24323394A priority Critical patent/JPH08107448A/ja
Publication of JPH08107448A publication Critical patent/JPH08107448A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exchange Systems With Centralized Control (AREA)
  • Sub-Exchange Stations And Push- Button Telephones (AREA)
  • Interface Circuits In Exchanges (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 交換機からデジタル多機能電話機までの距離
を延ばす。 【構成】 端子Taを介して交換機から入力された音声
データS20aは、音声データインタフェース回路21
で音声データに変換され、それらがTDMインタフェー
ス回路241 〜24n を介してEN301 〜30n へ伝
送される。端子Tbを介して交換機から入力された制御
データS20bは、制御データ変換回路23でチャネル
ごとの制御データに変換されて回路241 〜24n を介
してEN301 〜30n へ伝送される。EN301 〜3
n は、受信した音声データ及び制御データをピンポン
伝送用の信号に変換してDTEL11 〜1n に対する伝
送が行われる。DTEL11 〜1n からの音声信号及び
制御信号に対して、EN301 〜30n 及びSLIC−
DE20内の各回路は上記と逆の変換を行い、交換機に
対応する音声信号及び制御信号が送信される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、延長(遠隔地に設置)
されたデジタル多機能電話機(以下、DTELという)
を電子交換機等に収容する電子交換システム及びデジタ
ル多機能電話機に対するピンポン伝送を行うデジタル多
機能電話機伝送方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の電子交換システムの構成
ブロック図である。従来の電子交換機におけるDTEL
の収容は、図2に示すようなDTEL用加入者回路(以
下、SLIC−Dという)10を用いて行っていた。こ
のSLIC−D10は、音声信号送受信端子Taに接続
された音声データインタフェース回路11と制御信号送
受信端子Tbに接続された制御データインタフェース回
路12とを備え、各インタフェース回路11,12の出
力側に接続された伝送方式変換回路13とを備えてい
る。伝送方式変換回路13の出力が構内回線を介してD
TEL1に接続されている。端子Taから入力された音
声信号s1は音声インタフェース回路11で受信され、
その音声信号s1を音声インタフェース回路11は音声
データd11aに変換して伝送方式変換回路13に送出
する。端子Tbから入力された制御信号s2は制御デー
タインタフェース回路12で受信され、制御データイン
タフェース回路12は、その制御信号s2を制御データ
d12bに変換して伝送方式変換回路13に送出する。
伝送方式変換回路13では、両インタフェース回路1
1,12から受信したデータd11a,d12bをピン
ポン伝送方式データ信号D13に変換してDTEL1に
伝送する。一方、DTEL1からの受信データD1は、
伝送方式変換回路13にて音声データd13aと制御デ
ータd13bに分離され、各インタフェース回路11,
12に送られる。音声データインタフェース回路11
は、データd13aから音声信号s11を生成して端子
Ta伝送する。制御データインタフェース回路12は、
データd13bから制御信号s12を生成して端子Tb
から送出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電子交換システムでは、次のような課題があった。例え
ば専用線を用いたとしても、信号の減衰及び波形の崩れ
が発生するので、交換機とDTEL1間の距離が延長で
きなかった。そのため、伝送距離が最大2kmまでとな
っている。また、伝送方式が特殊であるため、専用線の
途中に信号増幅回路或いは波形整形回路等を設けても伝
送遅延の問題があり、その延長距離を延ばすことができ
ないという課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、複数のデ
ジタル多機能電話機を収容する電子交換システムを次の
ような構成にしている。即ち、交換機に接続されたデジ
タル加入者延長回路と、前記各デジタル多機能電話機に
対してピンポン伝送をそれぞれ行う複数の延長端末装置
と、デジタル専用線を介して前記デジタル加入者延長回
路と前記各延長端末装置間の通信をデジタルでそれぞれ
行う通信手段とを設けている。そして、前記デジタル加
入者延長回路は、前記交換機からの音声信号を前記各デ
ジタル多機能電話機に対応する第1のデジタルインター
フェース信号に変換する手段及びその逆の変換を行う手
段と、交換機からの制御データを各チャネル対応のデー
タに変換しそれらを前記各デジタル多機能電話機に対応
する第2のデジタルインターフェース信号に変換する手
段及びその逆の変換を行う手段とで構成している。ま
た、前記各延長端末装置は、前記デジタル通信における
データの送受信に用いられるタイミング信号を作成する
手段と、前記通信手段を介して得られた音声データを前
記ピンポン伝送用の信号に変換する手段及びその逆の変
換を行う手段と、前記通信手段を介して得られた制御デ
ータを前記ピンポン伝送用の信号に変換する手段及びそ
の逆の変換を行う手段とで構成している。第2の発明
は、交換機に対して第1の発明における複数の延長端末
装置及びデジタル多機能電話機を分散配置し、前記交換
機に対して送受信する音声データ及び制御データを、第
1の発明におけるデジタル加入者延長回路と通信手段を
用い前記各延長端末装置へそれぞれ送受信し、前記各延
長端末装置を用いて前記各デジタル多機能電話機に対し
てピンポン伝送を行うようにしている。
【0005】第3の発明は、複数のデジタル多機能電話
機を収容する電子交換システムにおいて、次のような手
段を講じている。即ち、交換機に接続されたデジタル加
入者延長回路と、前記各デジタル多機能電話機に対して
ピンポン伝送を行う延長端末装置と、デジタル専用線を
介して前記デジタル加入者延長回路と前記延長端末装置
間の通信をデジタルで行う通信手段とを設けている。そ
して、前記デジタル加入者延長回路は、前記交換機から
の音声信号を前記各デジタル多機能電話機にそれぞれ対
応する第1のデジタルインターフェース信号に変換する
手段及びその逆の変換を行う手段と、交換機からの前記
チャネルごとの制御データを1つの制御データに多重化
し該多重化された制御データを第2のデジタルインター
フェース信号に変換する手段及びその逆の変換を行う手
段とで構成している。また、前記延長端末装置は、前記
デジタル通信におけるデータの送受信に用いられるタイ
ミング信号を作成する手段と、前記通信手段を介して得
られた音声データを前記各ピンポン伝送用の信号にそれ
ぞれ変換する手段及びその逆の変換を行う手段と、前記
通信手段を介して得られた制御データを前記各チャネル
単位の制御データに変換分離し、前記デジタル多機能電
話機に対応するチャネルごとの前記ピンポン伝送用の信
号に変換する手段及びその逆の変換を行う手段とで構成
している。第4の発明は、交換機に対して第3の発明に
おける延長端末装置及び該延長端末装置に接続された複
数のデジタル多機能電話機を遠隔地に配置し、前記交換
機に対して送受信する音声データ及び制御データを、第
3の発明におけるデジタル加入者延長回路と通信手段を
用い前記延長端末装置へ送受信し、前記延長端末装置を
用いて前記各デジタル多機能電話機に対してピンポン伝
送を行うようにしている。
【0006】第5の発明によれば、複数のデジタル多機
能電話機を収容する電子交換システムにおいて、次のよ
うな構成を講じている。即ち、交換機に接続されたデジ
タル加入者延長回路と、前記各デジタル多機能電話機に
対してピンポン伝送を行う延長端末装置と、デジタル専
用線を介して前記デジタル加入者延長回路と前記延長端
末装置間の通信を時分割多重で行う通信手段とを設けて
いる。そして、前記デジタル加入者延長回路は、交換機
からのチャネルごとの制御データを1つの制御データに
多重化し該多重化された制御データを該交換機から得ら
れた音声データに多重化すると共に該音声データ及び制
御データの多重化されたデータを時分割多重インターフ
ェース信号に変換する手段及びその逆の変換を行う手段
とで構成している。また、前記延長端末装置は、前記時
分割多重通信におけるデータの送受信に用いられるタイ
ミング信号を作成する手段と、前記通信手段を介して得
られた音声データを前記各ピンポン伝送用の信号にそれ
ぞれ変換する手段及びその逆の変換を行う手段と、前記
通信手段を介して得られた制御データを前記各チャネル
単位の制御データに変換分離し、該各チャネルごとの前
記ピンポン伝送用の信号にそれぞれ変換する手段及びそ
の逆の変換を行う手段とで構成している。
【0007】第6の発明は、交換機に対して第5の発明
における延長端末装置及び該延長端末装置に接続された
複数のデジタル多機能電話機を遠隔地に配置し、前記交
換機に対して送受信する音声データ及び制御データを、
第5の発明におけるデジタル加入者延長回路と通信手段
を用いた時分割多重で前記延長端末装置へ送受信し、前
記延長端末装置を用いて前記各デジタル多機能電話機に
対してピンポン伝送を行うようにしている。第7の発明
は、複数のデジタル多機能電話機を収容する電子交換シ
ステムにおいて、次のような構成を講じている。即ち、
交換機に接続されたデジタル加入者延長回路と、前記各
デジタル多機能電話機に対してピンポン伝送をそれぞれ
行う複数の延長端末装置と、アナログ専用線を介して前
記デジタル加入者延長回路と前記各延長端末装置間の通
信をアナログでそれぞれ行う通信手段とを設けている。
そして、前記デジタル加入者延長回路は、前記交換機か
らの音声信号を前記各デジタル多機能電話機に対応する
アナログインターフェース信号に変換する手段及びその
逆の変換を行う手段と、交換機からの制御データを各チ
ャネル対応のインタフェースしたアナログデータに変換
する手段及びその逆の変換を行う手段とで構成してい
る。また、前記各延長端末装置は、前記通信手段を介し
て得られた音声データを前記ピンポン伝送用の信号に変
換する手段及びその逆の変換を行う手段と、前記通信手
段を介して得られたインタフェースした制御データを前
記ピンポン伝送用の信号に変換する手段及びその逆の変
換を行う手段とで構成している。
【0008】第8の発明は、交換機に対して第7の発明
における複数の延長端末装置及びデジタル多機能電話機
を分散配置し、前記交換機に対して送受信する音声デー
タ及び制御データを、第7の発明におけるデジタル加入
者延長回路と通信手段を用い前記各延長端末装置へそれ
ぞれ送受信し、前記各延長端末装置を用いて前記各デジ
タル多機能電話機に対してピンポン伝送を行うにしてい
る。第9の発明は、複数のデジタル多機能電話機を収容
する電子交換システムにおいて、次のような構成を講じ
ている。即ち、交換機に接続されたデジタル加入者延長
回路と、前記各デジタル多機能電話機に対してピンポン
伝送を行う延長端末装置と、アナログ専用線を介して前
記デジタル加入者延長回路と前記延長端末装置間の通信
をアナログで行う通信手段とを設け、前記デジタル加入
者延長回路は、前記交換機からの音声信号を前記各デジ
タル多機能電話機に対応するアナログインターフェース
信号に変換する手段及びその逆の変換を行う手段と、交
換機からの制御データの複数チャネル分を時間圧縮多重
化し、そのデータをインタフェースしたアナログデータ
に変換する手段及びその逆の変換を行う手段とで構成し
ている。また、前記延長端末装置は、前記通信手段を介
して得られた音声データを前記各ピンポン伝送用の信号
にそれぞれ変換する手段及びその逆の変換を行う手段
と、前記通信手段を介して得られたインタフェースした
多重化制御データを各チャネルごとの制御データに分離
し、前記ピンポン伝送用の信号にそれぞれ変換する手段
及びその逆の変換を行う手段とで構成している。第10
の発明は、交換機に対して第9の発明における延長端末
装置と該延長端末装置に接続された複数のデジタル多機
能電話機を遠隔地に配置し、前記交換機に対して送受信
する音声データ及び制御データを、第9の発明における
デジタル加入者延長回路と通信手段を用い前記延長端末
装置へそれぞれ送受信し、前記延長端末装置を用いて前
記各デジタル多機能電話機に対してピンポン伝送を行う
ようにしている。
【0009】
【作用】第1の発明によれば、デジタル加入者延長回路
において、交換機からの音声信号が第1のデジタルイン
ターフェース信号に変換される。また、交換機からの制
御データに関しては各チャネル対応のデータに変換され
る。これらは通信手段によって複数の延長端末装置にデ
ジタル専用線を介し、各延長端末装置へ通信される。各
延長端末装置はタイミング信号を用いてデジタル通信さ
れたデータを受信し、通信手段を介して得られた音声デ
ータが各DTELに対するピンポン伝送用の信号に変換
される。通信手段を介して得られた制御データも各DT
ELに対するピンポン伝送用の信号に変換される。これ
らピンポン伝送用の信号に基づき、各延長端末装置はD
TELとピンポン伝送を行う。DTELからの音声信号
及び制御信号に対して、各延長端末装置及びデジタル加
入者延長回路はそれぞれ逆の変換を行い、交換機にDT
ELからの音声信号及び制御信号に対応したデータが伝
送される。第2の発明によれば、第1の発明における延
長端末装置とデジタル多機能電話機を交換機に対して分
散配置し、交換機と各DTELの通信を行う。
【0010】第3の発明によれば、デジタル加入者延長
回路において、交換機からの音声信号が第1のデジタル
インターフェース信号に変換される。また、交換機から
の制御データに関してはチャネルごとの制御データが1
つの制御データに多重化され、その多重化された制御デ
ータが第2のデジタルインターフェース信号に変換され
る。これらは通信手段によって延長端末装置にデジタル
専用線を介し通信される。延長端末装置はタイミング信
号を用いてデジタル通信されたデータを受信し、通信手
段を介して得られた音声データが各DTELに対するピ
ンポン伝送用の信号に変換される。通信手段を介して得
られた制御データも各DTELに対するピンポン伝送用
の信号に変換される。これらピンポン伝送用の信号に基
づき、延長端末装置は各DTELとピンポン伝送を行
う。DTELからの音声信号及び制御信号に対して、延
長端末装置及びデジタル加入者延長回路は上記とは逆の
変換を行い、交換機にDTELからの音声信号及び制御
信号に対応したデータが伝送される。
【0011】第4の発明によれば、第3の発明における
延長端末装置とデジタル多機能電話機を交換機に対して
遠隔地に配置し、交換機と各DTELの通信を行う。第
5の発明によれば、デジタル加入者延長回路において、
交換機からの制御データはチャネルごとの制御データを
1つの制御データに多重化され、該多重化された制御デ
ータが該交換機から得られた音声データに多重化され、
その音声データ及び制御データの多重化されたデータが
時分割多重インターフェース信号に変換される。これら
は通信手段によってデジタル専用線を介した時分割多重
で延長端末装置へ通信される。延長端末装置はタイミン
グ信号を用いて時分割多重通信されたデータを受信し、
通信手段を介して得られた音声データが各DTELに対
するピンポン伝送用の信号に変換される。通信手段を介
して得られた制御データは各チャネル単位の制御データ
に変換分離され、各チャネルごとのピンポンピンポン伝
送用の信号に変換される。これらピンポン伝送用の信号
に基づき、延長端末装置は各DTELとピンポン伝送を
行う。DTELからの音声信号及び制御信号に対して、
延長端末装置及びデジタル加入者延長回路は逆の変換を
行い、交換機にDTELからの音声信号及び制御信号に
対応したデータが伝送される。第6の発明によれば、第
5の発明における延長端末装置とデジタル多機能電話機
を交換機に対して遠隔地に配置し、交換機と各DTEL
の通信を行う。
【0012】第7の発明によれば、デジタル加入者延長
回路において、交換機からの音声信号がアナログインタ
ーフェース信号に変換される。また、交換機からの制御
データに関しては各チャネル対応のインタフェースした
アナログデータに変換される。これらは通信手段によっ
て複数の延長端末装置にアナログ専用線を介し各延長端
末装置へ通信される。各延長端末装置では通信手段を介
して得られた音声データが各DTELに対するピンポン
伝送用の信号に変換される。通信手段を介して得られた
インタフェースした制御データがピンポン伝送用の信号
に変換される。これらピンポン伝送用の信号に基づき、
各延長端末装置はDTELとピンポン伝送を行う。DT
ELからの音声信号及び制御信号に対して、各延長端末
装置及びデジタル加入者延長回路は逆の変換を行い、交
換機に各DTELからの音声信号及び制御信号に対応し
たデータが伝送される。
【0013】第8の発明によれば、第7の発明における
延長端末装置とデジタル多機能電話機を交換機に対して
分散配置し、交換機と各DTELの通信を行う。第9の
発明によれば、デジタル加入者延長回路において、交換
機からの音声信号がアナログインターフェース信号に変
換される。また、交換機からの制御データに関しては複
数チャネル分が時間圧縮多重され、圧縮多重された制御
データがインタフェースしたアナログデータに変換され
る。これらは通信手段によって延長端末装置にアナログ
専用線を介し通信される。通信手段を介して得られた音
声データが各DTELに対するピンポン伝送用の信号に
変換される。通信手段を介して得られたインタフェース
した多重化制御データは各チャネルごとに分離変換され
て各DTELに対するピンポン伝送用の信号に変換され
る。これらピンポン伝送用の信号に基づき、延長端末装
置は各DTELとピンポン伝送を行う。DTELからの
音声信号及び制御信号に対して、延長端末装置及びデジ
タル加入者延長回路は逆の変換を行い、交換機にDTE
Lからの音声信号及び制御信号に対応したデータが伝送
される。第10の発明によれば、第9の発明における延
長端末装置とデジタル多機能電話機を交換機に対して遠
隔地に配置し、交換機と各DTELの通信を行う。従っ
て、前記課題を解決できるのである。
【0014】
【実施例】第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例を示す電子交換システム
の構成ブロック図である。図1に示されたシステムは、
音声信号送受信端子Ta及び制御信号送受信端子Tbを
有し、図示しない交換機に対して音声信号と制御信号を
送受信するDTEL延長用加入者回路(以下、SLIC
−DEという)20を備えている。SLIC−DE20
はデジタル搬送装置(以下、TDMという)20Aに接
続されている。TDM20Aは複数のDTEL11 〜1
n に対応してそれぞれ設けられた各延長端末装置(以
下、ENという)301 〜30n に付加されたTDM3
0A1〜30An に接続されている。TDM20A及び
各TDM30A1 〜30An は、SLIC−DE20と
EN301 〜30n 間の伝送をデジタルで行うための通
信手段である。各EN301 〜30n に、DTEL11
〜1n がそれぞれ接続されている。即ち、本実施例の電
子交換システムは、交換機側にSLIC−DE20を設
け、さらに分散配置された複数のDTEL側にEN30
1 〜30n をそれぞれ設け、SLIC−DE20とEN
301 〜30n 間の伝送をデジタル伝送で行い、各EN
301 〜30n とDTEL11 〜1n 間のみでそれぞれ
ピンポン伝送させるようにしている。
【0015】SLIC−DE20は、音声信号送受信端
子Taに接続された音声データインタフェース回路21
と、制御信号送受信端子Tbに接続された制御データイ
ンタフェース回路22とを、備えている。制御データイ
ンタフェース回路22は制御データ変換回路23に接続
されている。音声データインタフェース回路21及び制
御データ変換回路23は、DTEL11 〜1n に対応し
て設けられた複数のTDMインタフェース回路241
24n に接続され、その各TDMインタフェース回路2
1 〜24n がTDM20Aに接続されている。音声デ
ータインタフェース回路21は、交換機からの音声タイ
ミング信号に基いて送受信端子Taからの音声信号s2
0aを受信し、音声データd21a1 〜d21an を生
成すると共に、TDMインタフェース回路241 〜24
n から入力した音声データd24a1 〜d24an を交
換機タイミングの信号に基いて音声信号s21aを生成
する機能を有している。その音声信号s21aが送受信
端子Taから出力される構成である。制御データインタ
フェース回路22は、交換機からの制御信号s20bを
送受信端子Tbから受信し、制御信号s20bのうちの
自分の(SLIC−DE20)向けの制御信号は自回路
で処理する。且つ、制御データインタフェース回路22
は、制御信号s20bのうちのDTEL11 〜1n 向け
の制御信号に対して、各種制御信号に基づき、DTEL
1 〜1n に対応する種々の制御データに変換し、それ
らを制御データ変換回路23に送出する機能を有してい
る。且つ、制御データインタフェース回路22は、制御
データ変換回路23から種々の制御データを受信して、
複数のDTELからの制御データとSLIC−DE20
自体から送出する制御データとを交換機インタフェース
の制御信号s22bに変換する。また、制御データイン
タフェース回路回路22は、交換機に対して制御信号を
送受信するための各種制御信号に基づき、制御信号s2
2bを制御信号送受信端子Tbから出力する構成であ
る。
【0016】制御データ変換回路23は制御データイン
タフェース回路22から受信した各DTEL11 〜1n
に対する制御データを、DTEL11 〜1n に対応する
チャネルごとの制御データd23b1 〜d23bn に変
換する。各チャネルに対応するTDMインタフェース回
路241 〜24n に送出する。また、制御データ変換回
路23は、TDMインタフェース回路241 〜24n
らの各チャネルごとの制御データd24b1 〜d24b
n を、SLIC−DE20単位でDTEL制御データに
変換して制御データインタフェース回路回路22に送る
機能を有している。各TDMインタフェース回路241
〜24n は、音声データインタフェース回路21から受
信した音声データd21a1 〜d21an をTDM20
Aにおける信号方式及び信号条件にそれぞれ適合させて
該TDM20Aに与える。さらに、各TDMインタフェ
ース回路241 〜24n は制御データ変換回路23から
受信したDTEL制御用のデータd23b1 〜d23b
n も、同様にTDM20Aにおける信号方式及び信号条
件にそれぞれ適合させて該TDM20Aに与える。また
その逆に、各TDMインタフェース回路241 〜24n
はTDM20Aから受信した音声データ及び制御データ
をTDMインタフェースの信号からSLIC−DE20
内部のインタフェースデータに変換し、それぞ対応する
回路に送出する機能を有している。即ち、各TDMイン
タフェース回路241 〜24n は音声データd24a1
〜d24an 及び制御データd24b1 〜d24bn
それぞれ送出する。
【0017】EN301 は、TDM30A1 に接続され
たTDMインタフェース回路311及びタイミング信号
受信分配回路321 を備えている。TDMインタフェー
ス回路311 は制御データ変換回路331 を介して伝送
方式変換回路341 に接続されている。タイミング信号
受信分配回路321 は、制御データ変換回路331 及び
伝送方式変換回路341 にタイミング信号を与える構成
となっている。伝送方式変換回路341 がDTEL11
に接続されている。各EN302 〜EN30nについて
もEN301 と同様の構成となっている。各タイミング
信号受信分配回路321 〜32n は、TDM30A1
30Anから同期信号(8k+64kの重畳信号)を受
信し、その信号に同期した内部使用の各種制御信号及び
タイミング信号を作成してTDMインタフェース回路3
1 〜31n と制御データ変換回路331 〜33n と伝
送方式変換回路341 〜34n とにそれぞれ与える機能
を有している。各TDMインタフェース回路311〜3
n は、タイミング信号をタイミング信号受信分配回路
321 〜32n からそれぞれ受信していること以外は、
SLIC−DE20中の“TDMインタフェース回路2
1 〜24n と同様の機能を有している。各制御データ
変換回路331 〜33n は、タイミング信号をタイミン
グ信号受信分配回路321 〜32n からそれぞれ受信し
ていること及び伝送方式変換回路341 〜34n と送受
信する種々の制御データが1チャネルのみのデータとな
っていることが異なる以外は、制御データ変換回路23
と同様の機能を有している。
【0018】各伝送方式変換回路341 〜34n は、E
N301 〜EN30n 内部回路より受信した音声データ
d31a1 〜d31an 及び制御データd33b1 〜d
33bn を、「ピンポン伝送方式」の符号伝送方式及び
信号条件にあった信号に変換し、DTEL11 〜1n
それぞれ供給する。また、各DTEL11 〜1n から受
信したピンポン伝送信号をEN301 〜30n の内部回
路インタフェースに変換し、音声データd34a1 〜d
34an 及び制御データd34b1 〜d34bn を対応
する各回路にそれぞれ送出する。次に、図1のシステム
の動作を説明する。音声信号送受信端子Taから受信し
た音声信号S20aは、音声データインタフェース回路
21で音声送受信タイミング信号に基づき受信され、各
チャネルの音声データd21a1 〜d21an に変換さ
れる。各音声データd21a1 〜d21an は各チャネ
ルごとにTDMインタフェース回路241 〜24n にそ
れぞれ送られ、そこで、TDMインタフェースの信号に
変換されTDM20Aを介してTDM30A1 〜30A
n へ伝送される。各EN301 〜30n では、自局のT
DM30A1 〜30An から送られてくる音声データ
を、タイミング信号受信分配回路321 〜32n からの
タイミング信号に基づいて、TDMインタフェース回路
311 〜31n でそれぞれ受信する。各TDMインタフ
ェース回路311〜31n が受信した音声データを各E
N301 〜EN30n の内部インタフェース信号に変換
し、伝送方式変換回路341 〜34n がピンポン伝送信
号に変換してDTEL11 〜1n へそれぞれ送出する。
【0019】DTEL11 〜1n からのピンポン伝送信
号は、まず各伝送方式変換回路341 〜34n によって
内部音声データd34a1 〜d34an にそれぞれ変換
される。その後、各TDMインタフェース回路311
31n が、音声データd34a1 〜d34an をTDM
インタフェース信号にそれぞれ変換すると共に、タイミ
ング信号に基づいて各TDM30A1 〜30An を介し
て音声データとしてTDM20Aへ伝送する。TDM2
0Aを介して得られた音声データをTDMインタフェー
ス回路241 〜24n が、SLIC−DE20の内部信
号である音声データd24a1 〜d24an に変換して
音声データインタフェース回路21に送る。音声データ
インタフェース回路21は、各チャネルごとに音声デー
タが送られてくるので、それらの音声データを交換機の
音声送受信タイミングに基づいた音声信号s21aに変
換して音声信号送受信端子Taから送出する。一方、制
御信号送受信端子Tbから入力された制御信号s20b
は、制御データインタフェース回路22でSLIC−D
E20向けの制御データとDTEL11 〜1n 向けの制
御データに分離される。SLIC−DE20向けの制御
データは自回路内部で処理され、DTEL11 〜1n
けの制御データは種々の制御データとして制御データ変
換回路23へ送られる。制御データ変換回路23では、
種々の制御データを、DTEL11 〜1n に対応する各
チャネルごとの制御データd23b1 〜d23bn に変
換し、各チャネルに対応するTDMインタフェース回路
241 〜24n にそれぞれ送出する。各制御データd2
3b1 〜d23bn はTDMインタフェース回路241
〜24n によってTDMインタフェース信号に変換され
てTDM20Aを介して各TDM30A1 〜30An
伝送される。
【0020】各EN301 〜30n では、自局TDM3
0A1 〜30An からの制御データをタイミング信号受
信分配回路321 〜32n からのタイミング信号に基づ
いてTDMインタフェース回路311 〜31n でそれぞ
れ受信する。各TDMインタフェース回路311 〜31
n はそれらの制御データをEN301 〜30n の内部イ
ンタフェース信号に変換し、制御データ変換回路331
〜33n にそれぞれ送る。各制御データ変換回路331
〜33n は受信したインタフェース信号の種々の制御デ
ータを各伝送方式変換回路に対応した制御データd33
1 〜d33bn に変換して伝送方式変換回路341
34n に送る。伝送方式変換回路341〜34n は制御
データd33b1 〜d33bn をピンポン伝送信号に変
換してそれぞれ対応するDTEL11 〜1n に送出す
る。
【0021】また、DTEL11 〜1n からのピンポン
伝送信号は伝送方式変換回路341〜34n にそれぞれ
与えられ、各伝送方式変換回路341 〜34n は受信し
たピンポン伝送信号を内部の種々の制御データd34b
1 〜d34bn に変換するとともに、制御データ変換回
路331 〜33n にそれぞれ送る。各制御データ変換回
路331 〜33n は制御データd34b1 〜d34bn
をチャネル単位の1つの制御データに変換し、TDMイ
ンタフェース回路311 〜31n へそれぞれ送る。TD
Mインタフェース回路311 〜31n は受信した制御デ
ータをTDMインタフェース信号に変換し、タイミング
信号受信分配回路321 〜32n からのタイミング信号
に基づいてTDM30A1 〜30An を介してTDM2
0Aに伝送する。SLIC−DE20では、TDM20
Aからの制御データをTDMインタフェース回路241
〜24n で受信し、TDMインタフェース回路241
24n がSLIC−DE20の内部信号である制御デー
タd24b1 〜d24bnに変換して制御データ変換回
路23に送る。制御データ変換回路23は各チャネルご
とに送られてくる制御データd24b1 〜d24bn
SLIC−DE20単位のDTEL種々制御データに変
換して、制御データインタフェース回路22に供給す
る。制御データインタフェース回路22は、DTEL1
1 〜1n に対応する制御データとSLIC−DE20内
の制御データとを交換機インタフェースの種々制御信号
s21bに変換し、且つ、交換機からの指示及び各種タ
イミング信号に基づいてその制御信号s21bを制御信
号送受信端子Tbから出力する。以上のように、本実施
例では次のような利点を有している。
【0022】(1)デジタル専用線を用い、DTEL1
1 〜1n に対してピンポン伝送を行う距離をDTEL1
1 〜1n からEN301 〜30n 間のみとしているの
で、交換機から分散された各DTEL11 〜1n までの
距離を2kmに比べてそれぞれ飛躍的に延ばすことができ
る。 (2)交換機本体のソフトウエアを変更することなく、
各DTEL11 〜1nに対して従来の交換機直結のデジ
タル多機能電話機と同じすべての内線サービスを提供す
ることができる。 (3)音声データ及び制御データを各チャネルごとに送
受信するので、DTEL11 〜1n を遠隔地に分散する
構成にしても、その遠隔地におけるハード量が簡単なも
のですむ。第2の実施例 図3は、本発明の第2の実施例を示す電子交換システム
の構成ブロック図である。このDTEL収容システム
は、図示しない交換機に接続されて音声信号及び制御信
号をその交換機に送受信するSLIC−DE40と、複
数のDTEL11 〜1n 側に設けられた1つのEN50
とを備えている。SLIC−DE40とEN50間では
該各SLIC−DE40とEN50にそれぞれ付加され
たTDM40AとTDM50Aとが、複数のデジタル専
用線で接続されている。SLIC−DE40は、図1と
同様に音声信号送受信端子Taに接続された音声データ
インタフェース回路41と、制御信号送受信端子Tbに
接続された制御データインタフェース回路42と、その
制御データインタフェース回路42に接続された制御デ
ータ変換回路43とを有している。音声データインタフ
ェース回路41も、図1と同様に、DTEL11 〜1n
に対応して設けられた複数のTDMインタフェース回路
441 〜44n に接続されている。これら、音声データ
インタフェース回路41,制御データインタフェース回
路42,制御データ変換回路43,TDMインタフェー
ス回路441 〜44n は、第1の実施例の各回路と同様
の機能を有している。
【0023】本実施例におけるSLIC−DE40に
は、制御データ変換回路23に接続された制御データ多
重/分配回路45と、制御データ多重/分配回路45と
TDM40A間に接続されたTDMインタフェース回路
46とが、設けられている。制御データ多重/分配回路
45は、制御データ変換回路43から受信した各チャネ
ルごとの制御データを1つの制御データに多重し、それ
をTDMインタフェース回路46に送出する機能と、T
DMインタフェース回路46から受信した制御データを
各チャネルごとの制御データに分配し、それを制御デー
タ変換回路43へ送る機能とを有している。TDMイン
タフェース回路46は制御データ多重/分配回路45か
らの多重化制御データをその多重化速度に即したTDM
インタフェース信号に変換してTDM40Aに送出す
る。又、TDMインタフェース回路46は、TDM40
Aから受信した信号を、SLIC−DE40内部インタ
フェースの多重化制御データに変換し、それを制御デー
タ多重/分配回路45に供給するものである。
【0024】第1の実施例ではDTEL11 〜1n の数
に対応して設けらEN301 〜30n が設置されていた
が本実施例では、遠隔地に配置された1つのEN50で
DTEL11 〜1n に対する通信を行う構成である。E
N50は、図1におけるTDMインタフェース回路31
1 〜31n に対応するTDMインタフェース回路511
〜51n と、図1とは異なる機能を有したTDMインタ
フェース回路52と、各TDMインタフェース回路51
1 〜51n 等にタイミング信号を与えるためのタイミン
グ信号分配回路53と、伝送方式変換回路541 〜54
n とを有している。それらがTDM50Aに接続されて
いる。各TDMインタフェース回路511 〜51n が伝
送方式変換回路541 〜54n に接続されている。これ
らの各TDMインタフェース回路511 〜51n と伝送
方式変換回路541 〜54n は、第1の実施例の各TD
Mインタフェース回路311 〜31n 及び伝送方式変換
回路341 〜34n と同様の機能を有している。また、
タイミング信号は伝送方式変換回路541 〜54n にも
タイミング信号を与える接続になっている。このEN5
0には、制御データ多重/分配回路55と制御データ変
換回路56とを有している。制御データ多重/分配回路
55はTDMインタフェース回路52に接続され、その
制御データ多重/分配回路55と伝送方式変換回路54
1 〜54n 間に制御データ変換回路56が接続されてい
る。タイミング信号分配回路53の機能は第1の実施例
におけるタイミング信号分配回路321 〜32n と同じ
機能を有し、制御データ変換回路56も第1の実施例に
おける制御データ変換回路331 〜33n と同様の機能
を有している。TDMインタフェース回路52はタイミ
ング信号をタイミング信号受信分配回路53から受信す
る以外は、SLIC−DE40中のTDMインタフェー
ス回路42と同じ機能を有する。また、制御データ多重
/分配回路55もタイミング信号受信分配回路53から
受信する以外は、制御データ多重/分配回路45と同じ
機能を有している。
【0025】次に、図3の電子交換システムの動作を説
明する。音声信号送受信端子Taから送受信する音声信
号に対しては、第1の実施例と同様の動作が行われ、D
TEL11 〜1n に対するピンポン伝送が実施される。
一方、制御信号送受信端子Tbから入力された制御信号
に対してSLIC−DE40は、図3中のa点つまり制
御データ変換回路43で各DTEL11 〜1nに対応す
る制御データを生成するまで、第1の実施例と同様の動
作を行う。制御データ変換回路43で生成された各チャ
ネルごとの制御データは、制御データ多重/分配回路4
5で多重化され、TDMインタフェース回路46に送ら
れる。TDMインタフェース回路46は多重化された制
御データを多重化速度に合ったTDMインタフェース信
号に変換し、変換された信号がTDM40Aを介してT
DM50Aに伝送される。EN50ではTDM50Aか
ら送られた信号をTDMインタフェース回路52でタイ
ミング信号受信分配回路53からのタイミング信号に基
づいて受信する。TDMインタフェース回路52は、受
信した信号をEN50内部インタフェース信号にあった
多重化データに変換して制御データ多重/分配回路55
へ送る。制御データ多重/分配回路55は送られてきた
多重化データを各チャネルごとの制御データに分解する
と共に、制御データ変換回路56(図3中のb点)へ送
出する。このb点以降、EN50は、第1の実施例にお
けるEN301 〜EN30nと同様の動作を行う。
【0026】各DTEL11 〜1n から受信した制御信
号に対してEN50は、b点までは第1の実施例のEN
301 〜EN30n と同様の動作を行う。制御データ多
重/分配回路55は、制御データ変換回路56から受け
た各チャネルごとの制御データをEN50単位の1つの
データに多重化し、TDMインタフェース回路52に送
る。TDMインタフェース回路52は受信した多重化デ
ータを多重化速度に合ったTDMインタフェース信号に
変換し、タイミング信号受信分配回路53からのタイミ
ング信号に基づいてTDM50Aに送信する。SLIC
−DE40は、TDM50AからTDM40Aを介して
入力された制御データをTDMインタフェース回路46
で受信する。TDMインタフェース回路46は受信した
制御データをSLIC−DE40内部インタフェース信
号に合った多重化データに変換し制御データ多重/分配
回路45へ送る。制御データ多重/分配回路45はその
多重化データを各チャネルごとの制御データに変換し、
制御データ変換回路43に送る(a点)。a点より制御
信号送受信端子Tb間では第1の実施例と同様の動作を
SLIC−DE40は行う。
【0027】以上のように、本実施例では、DTEL1
1 〜1n に対してピンポン伝送を行う距離をDTEL1
1 〜1n からEN50間としているので、第1の実施例
と同様に、交換機から各DTEL11 〜1n までの距離
を延ばすことができる。また、交換機本体のソフトウエ
アを変更することなく、各DTEL11 〜1n に対して
従来の交換機直結のデジタル多機能電話機と同じすべて
の内線サービスを提供することができる。さらに、DT
EL11 〜1n に対する音声データのチャネル数nに対
して制御データのチャネル数を1としている。そのた
め、使用するデジタル専用線の数が(n+1)となり、
第1の実施例に比べて専用線の線路数を少なくすること
ができる。この場合、遠隔地にボタン電話装置等の小型
の交換装置を設置することも考えられるが、本実施例で
はそれに比べて次のような利点を有している。 (i)本体の交換機能をそのまま使用するので、遠隔地
における交換機能を必要とせず、ハード構成が非常に簡
単である。 (ii)遠隔装置が交換機内線のDTELと同じ動作をを
するので、交換機本体のソフトウエアの変更がいらな
い。 (iii)提供可能なサービス機能が遠隔地の装置機能に左
右されないので、該本体交換機が提供するすべてのデジ
タル内線サービスを、各DTELに提供することができ
る。 第3の実施例 図4は、本発明の第3の実施例を示す電子交換システム
の構成ブロック図である。この電子交換システムは、交
換機側に備えられたSLIC−DE60と、複数のDT
EL11 〜1n 側に設けられた1つのEN70とを備え
ている。SLIC−DE60とEN70間では該各SL
IC−DE60とEN70にそれぞれ付加されたTDM
60AとTDM70Aとが、一対の高速デジタル専用線
で接続されている。
【0028】本実施例は、距離の離れたSLIC−DE
60とEN70間の通信を「TTCの2Mb/sデジタ
ル専用線」で標準化されている方式で行い、EN70が
DTEL11 〜1n とのピンポン伝送を行うものであ
る。SLIC−DE60は、図1及び図2と同様に音声
信号送受信端子Taに接続された音声データインタフェ
ース回路61と、制御信号送受信端子Tbに接続された
制御データインタフェース回路62と、その制御データ
インタフェース回路62に接続された制御データ変換回
路63とを有している。これらは第1の実施例に示され
た各回路21,22,23と同様の機能を有している。
音声インタフェース回路61はa点で音声データ/制御
データ多重/分配回路64に接続され、制御データ変換
回路63は制御データ多重/分配回路65を介して音声
データ/制御データ多重/分配回路64に接続されてい
る。音声データ/制御データ多重/分配回路64がTD
Mインタフェース回路66を介してTDM60Aに接続
されている。制御データ多重/分配回路65は、制御デ
ータ変換回路63を介して得られたN(N≦8)チャネ
ルごとの制御データd63bを一度蓄積してデータの空
白部分を圧縮多重し、圧縮多重された制御データをさら
にM(N×2)ごとに1つの制御データd65bに多重
すると共に、その制御データd65bを音声データ/制
御データ多重/分配回路64に送る機能を有している。
また、制御データ多重/分配回路65は、逆に、音声デ
ータ/制御データ多重/分配回路64から受信したMチ
ャネルごとの多重データd64bを、各チャネルごとに
分配し制御データ変換回路63を介して制御データイン
タフェース回路62に送る機能も有している。
【0029】図5は、図4におけるデータチャネルを説
明する図である。音声データ/制御データ多重/分配回
路64は、音声データインタフェース回路61からの音
声データd61aをチャネルごとに、制御データd65
bを多重単位ごとに図5に示すデータチャネルに多重
し、その多重化したデータD64をTDMインタフェー
ス回路66に送る。また、逆に、TDMインタフェース
回路66から受信したデータから、音声データと制御デ
ータを分離し、音声データインタフェース回路61及び
制御データ多重/分配回路65に送る。TDMインタフ
ェース回路66は、音声データ/制御データ多重/分配
回路64からの多重化データD64を「TTCの2Mb
/sデジタル専用線」の信号方式及び条件に合った信号
に変換してTDM60Aに送る。また、逆に、TDM6
0Aから受信した「TTCの2Mb/sデジタル専用
線」の信号方式及び条件に合った信号をSLIC−DE
60のよ内部多重化信号に変換し、音声データ/制御デ
ータ多重/分配回路64へ送る機能も有している。EN
70は、TDM70Aに接続されたTDMインタフェー
ス回路71と、TDMインタフェース回路71に接続さ
れたタイミング信号受信分配回路72及び音声データ/
制御データ多重/分配回路73とを備え、その音声デー
タ/制御データ多重/分配回路73と制御データ変換回
路75の間には、制御データ多重/分配回路74が接続
されている。制御データ多重/分配回路74には制御デ
ータ変換回路75が接続され、その制御データ変換回路
75にはDTEL11 〜1nにピンポン伝送を行う伝送
方式変換回路761 〜76n が接続されている。各伝送
方式変換回路761 〜76n には、音声データ/制御デ
ータ多重/分配回路73とタイミング信号受信分配回路
72の出力が接続され、制御データ変換回路75にはタ
イミング信号受信分配回路72の出力が接続されてい
る。タイミング信号受信分配回路72,制御データ変換
回路75,伝送方式変換回路761 〜76n は、第1の
実施例におけるタイミング信号受信分配回路321 〜3
n ,制御データ変換回路331 〜33n ,伝送方式変
換回路341 〜34n と同様の機能を有している。
【0030】TDMインタフェース回路71は、タイミ
ング信号をタイミング信号受信分配回路72から受信す
ること以外は、SLIC−DE60中のTDMインタフ
ェース回路66と同様の機能を有している。制御データ
多重/分配回路74はタイミング信号をタイミング信号
受信分配回路72から受信すること以外は、制御データ
多重/分配回路65と同様の機能を有している。音声デ
ータ/制データ多重/分配回路73は、タイミング信号
をタイミング信号受信分配回路72から受信すること以
外は、音声データ/制データ多重/分配回路64と同様
の機能を有している。次に、図4の電子交換システムの
動作を説明する。音声信号送受信端子Taから受信した
音声信号に関して、図4中の点aまで、即ち、音声デー
タインタフェース回路61が音声データを出力するまで
は、この電子交換システムは第1の実施例と同じ動作を
行う。点aからの音声データは音声データ/制御データ
多重/分配回路64に送られ、図5に示したデータチャ
ネル(チャネルの割当は任意に行う)に多重される。図
5のデータチャネルにおけるチャネルCH0は同期等の
伝送制御チャネル、チャネルCH15は未使用チャネ
ル、CH1〜CH14及びCH16〜CH31はデータ
チャネル(ユーザ使用)を示している。ここで、音声デ
ータの最大収容チャネル数は、制御データが「伝送路
(制御データ用)1チャネル=内部チャネルM(8×2
=16)」であるので、28チャネルとなる。即ち、デ
ータチャネル30−制御用チャネル2=28となる。こ
の多重化された信号はTDMインタフェース回路66
で、「TTCの2Mb/sデジタル専用線」の信号方式
及び条件に合った信号D60に変換され、TDM60A
を介してTDM70Aに伝送される。
【0031】EN70では、TDM70Aを介して入力
された「TTCの2Mb/sデジタル専用線」の信号方
式及び条件に合った信号D60を、TDMインタフェー
ス回路71でタイミング信号受信分配回路72からのタ
イミング信号に基づいて受信し、EN70の内部インタ
フェース信号に変換して音声データ/制御データ多重/
分配回路73に送る。音声データ/制御データ多重/分
配回路73はTDMインタフェース回路71から受信し
た信号から音声データを分離し、さらに、各チャネルご
との音声データに変換して各チャネル対応の伝送方式変
換回路761 〜76n に図4中の点cにて送出する。点
cからDTEL11 〜1n 間での動作は図1の第1の実
施例と同様である。各DTEL11 〜1n からEN70
に対して送出された信号に対して、点cに至るまでEN
70中の伝送方式変換回路761 〜76n は第1の実施
例と同様に動作する。伝送方式変換回路761 〜76n
を介した音声データは音声データ/制御データ多重/分
配回路73に送られ、音声データ/制御データ多重/分
配回路73は、図5に示されたデータチャネル内の音声
データ用チャネルに多重し(チャネルの割当は、任意に
行う)、TDMインタフェース回路71に与える。TD
Mインタフェース回路71は、受信した多重化データを
「TTCの2Mb/sデジタル専用線」の信号方式及び
条件に合った信号D70に変換してタイミング信号受信
分配回路72からのタイミング信号に基づいてTDM7
0Aを介してTDM60Aに伝送する。
【0032】SLIC−DE70では、TDM60Aを
介して入力した「TTCの2Mb/sデジタル専用線」
の信号方式及び条件に合った信号D70を、TDMイン
タフェース回路66でSLIC−DE70内部信号に変
換して音声データ/制御データ多重/分配回路64に送
る。音声データ/制御データ多重/分配回路64は、そ
のTDMインタフェース回路66から受信した信号から
音声データを分離して音声データインタフェース回路6
1に送る。点aから音声信号送受信端子Ta間では、第
1の実施例と同様の動作が行われる。一方、制御信号送
受信端子Tbから入力された制御信号に関して、この電
子交換システムは図4中の点bまで、即ち、制御データ
変換回路63が制御データを出力するまで第1の実施例
と同じ動作を行う。点bからの制御データは制御データ
多重/分配回路65に送られ、制御データ多重/分配回
路65は、その制御データにおけるバーストデータの空
白部分を利用して、N(N≦8)チャネルごとの制御デ
ータ単位で圧縮多重する。さらに、制御データ多重/分
配回路65は圧縮多重されたデータをM(N×2)チャ
ネル単位の多重化データに変換して音声データ/制御デ
ータ多重/分配回路64に送る。音声データ/制御デー
タ多重/分配回路64は、図5に示されたデータチャネ
ル内の制御データ用チャネル(チャネルの割当は任意に
行う)に多重化する。このとき、制御データの最大収容
チャネル数は、制御データが「伝送路(制御データ用)
1チャネル=内部チャネルM(8×2=16)」である
ので、2チャネル(データチャネル30=伝送制御用チ
ャネル2+音声用チャネル28)となる。この多重化さ
れた信号はTDMインタフェース回路66で、「TTC
の2Mb/sデジタル専用線」の信号方式及び条件に合
った信号D60に変換され、TDM60Aを介してTD
M70Aに伝送される。
【0033】EN70では、TDM70Aを介して入力
された「TTCの2Mb/sデジタル専用線」の信号方
式及び条件に合った信号D60を、TDMインタフェー
ス回路71でタイミング信号受信分配回路72からのタ
イミング信号に基づいて受信し、EN70の内部インタ
フェース信号に変換して音声データ/制御データ多重/
分配回路73に送る。音声データ/制御データ多重/分
配回路73はTDMインタフェース回路71から受信し
た信号から制御データを分離し、さらに、各制御用チャ
ネル単位(Mチャネル多重データ)で制御データ多重/
分配回路74に送る。制御データ多重/分配回路74は
受信したM(N×2)チャネル多重の制御データをNチ
ャネルごとの制御データに分解し、かつ、その分解した
データをチャネルごとの制御データに変換して、制御デ
ータ変換回路75、即ち、図5中の点dに送る。点dか
らDTEL11 〜1n 間での動作は図1の第1の実施例
と同様である。各DTEL11 〜1n からEN70に対
して送出された信号に対して、点cに至るまでEN70
中の伝送方式変換回路761 〜76n は第1の実施例と
同様に動作する。伝送方式変換回路761 〜76n を介
した制御データは制御データ変換回路75を介して制御
データ多重/分配回路74に送られ、制御データ多重/
分配回路74は各チャネルごとの制御データをMチャネ
ルごとに多重化して音声データ/制御データ多重/分配
回路73に送る。音声データ/制御データ多重/分配回
路73はMチャネルごとに多重化した制御データを、図
5のデータチャネル内の制御データ用チャネルに多重化
(チャネルの割当は、任意に行う)してTDMインタフ
ェース回路71に与える。TDMインタフェース回路7
1は、受信した多重化データを「TTCの2Mb/sデ
ジタル専用線」の信号方式及び条件に合った信号D70
に変換してタイミング信号受信分配回路72からのタイ
ミング信号に基づいてTDM70Aを介してTDM60
Aに伝送する。
【0034】SLIC−DE70では、TDM60Aを
介して入力した「TTCの2Mb/sデジタル専用線」
の信号方式及び条件に合った信号D70を、TDMイン
タフェース回路66でSLIC−DE70内部信号に変
換して音声データ/制御データ多重/分配回路64に送
る。音声データ/制御データ多重/分配回路64は、そ
のTDMインタフェース回路66から受信した信号から
制御データを分離し、各制御用チャネル単位(Mチャネ
ル多重データ)にして制御データ多重/分配回路65に
送る。制御データ多重/分配回路65は、受信したMチ
ャネル多重の制御データをNチャネルごとの制御データ
に分解しその分解したデータをチャネルごとの制御デー
タに変換して、図5中の点b、つまり、制御データ変換
回路63を介して制御データインタフェース回路62に
送る。点bから制御信号送受信端子Tbまでの動作は、
第1の実施例と同様である。以上のように、本実施例で
は次のような利点を有している。
【0035】(1)「TTCの2Mb/sデジタル専用
線」を使用し、DTEL11 〜1nに対してピンポン伝
送を行う距離をDTEL11 〜1n からEN301 〜3
n間のみとしているので、交換機から各DTEL11
〜1n までの距離を2kmに比べて飛躍的に延ばすことが
できる。 (2)交換機本体のソフトウエアを変更することなく、
各DTEL11 〜1nに対して従来の交換機直結のデジ
タル多機能電話機と同じすべての内線サービスを提供す
ることができる。 (3)最大28チャネル分の音声データと制御データ
が、1対のデジタル専用線でEN70に供給される構成
であるので、デジタル専用線の使用線路数を非常に少な
くできる。また、この場合、遠隔地に小容量交換機また
はボタン電話装置等の小型の交換装置を設置することも
考えられるが、本実施例ではそれに比べて次のような利
点を有している。 (i)本体の交換機能をそのまま使用するので遠隔地に
おける交換機能を必要とせず、ハード構成が非常に簡単
である。 (ii)遠隔装置が交換機内線のDTELと同じ動作をを
するので、交換機本体のソフトウエアの変更がいらな
い。 (iii)提供可能なサービス機能が遠隔地の装置機能に左
右されないので、該本体交換機が提供するすべてのデジ
タル内線サービスを、各DTELに提供することができ
る。第4の実施例 図6は、本発明の第4の実施例を示す電子交換システム
の構成ブロック図である。
【0036】このシステムは、音声信号送受信端子Ta
及び制御信号送受信端子Tbを有し、図示しない交換機
に対して音声信号と制御信号を送受信するSLIC−D
E80を備えている。SLIC−DE80はアナログ搬
送表置(以下、FDMという)FDM80Aに接続され
ている。FDM80Aは複数のDTEL11 〜1n に対
応してそれぞれ設けられた各延長端末装置901 〜90
n に付加されたFDM90A1 〜90An に接続されて
いる。FDM80A及び各FDM90A1 〜90A
n は、SLIC−DE80とEN901 〜90n 間の伝
送をアナログ専用線を介してアナログで行うための通信
手段である。各FDM90A1 〜90An にはEN90
1 〜90n がそれぞれ接続され、それらEN901 〜9
n に、DTEL11 〜1n がそれぞれ接続されてい
る。即ち、本実施例の電子交換システムは、交換機側に
SLIC−DE80を設け、さらに分散配置された複数
のDTEL側にEN901 〜90n をそれぞれ設け、S
LIC−DE80とEN901 〜90n 間伝送をアナロ
グ伝送で行い、各EN901 〜90n とDTEL11
n 間のみでピンポン伝送させるようにしている。SL
IC−DE80は、音声信号送受信端子Taに接続され
た音声データインタフェース回路81と、制御信号送受
信端子Tbに接続された制御データインタフェース回路
82とを、備えている。制御データインタフェース回路
82は制御データ変換回路83に接続されている。音声
データインタフェース回路81は、DTEL11 〜1n
に対応して設けられた複数のアナログ/デジタル変換回
路(以下、D/A回路という)841 〜84n に接続さ
れ、各D/A回路841 〜84n がFDM80Aに接続
されている。制御データ変換回路83はDTEL11
n に対応して設けられた複数の伝送方式符号変換回路
851 〜85n に接続され、伝送方式符号変換回路85
1 〜85n もFDM80Aに接続されている。音声デー
タインタフェース回路81と制御データインタフェース
回路82と制御データ変換回路83は、第1の実施例に
おける音声データインタフェース回路21と制御データ
インタフェース回路22と制御データ変換回路23と同
様の機能を有している。各D/A回路841 〜84n
図6中の点aの位置、つまり、音声データインタフェー
ス回路81から受信した音声データを、アナログ音声信
号に変換してFDM80Aに送信する機能と、逆に、F
DM80Aにからのアナログ音声信号を、デジタル音声
信号に変換して音声データインタフェース回路81に送
出する機能とをそれぞれ有している。
【0037】各伝送方式符号変換回路851 〜85
n は、図5中の点bつまり制御データ変換回路83から
受信した信号を「CCITT−V29またはV32イン
タフェース」準拠の信号に変換してFDM80Aに送信
する機能と、逆に、FDM80Aから受信した、「CC
ITT−V29またはV32インタフェース」準拠の信
号をSLIC−DE80内部インタフェース信号に変換
して図6中の点bで制御データ変換回路83に送る機能
とを有している。EN901 は、FDM90A1 に接続
されたD/A回路911 及び伝送方符号変換回路921
と、タイミング信号作成分配回路931 を備えている。
D/A回路911 及び伝送方式符号変換回路921 はタ
イミング信号作成分配回路931からのタイミング信号
を入力する構成となっている。D/A回路911 は図6
中の点cで伝送方式変換回路941 に接続され、伝送方
式変換回路941 がDTEL11 に接続されている。伝
送方式符号変換回路921 は制御データ変換回路951
に接続され、制御データ変換回路951 が伝送方式変換
回路941 に接続されている。なお、タイミング信号作
成分配回路931 からのタイミング信号は、制御データ
変換回路951 と伝送方式変換回路941 にも入力され
る構成となっている。各EN902 〜EN90n につい
ても、EN901 と同様の構成となっている。各伝送方
式変換回路941 〜94n 及び各制御データ変換回路9
1 〜95nは、第1の実施例における伝送方式変換回
路341 〜34n 及び制御データ変換回路331 〜33
n と同様の機能をそれぞれ有し、タイミング信号作成分
配回路931 〜93n は、EN901 〜90n 内部で使
用する信号の各種クロック及びタイミング信号を作成
し、EN901 〜90n 内の各回路に供給する機能を有
している。各D/A回路911 〜91n はタイミング信
号をタイミング信号作成分配回路931 〜93n から入
力する以外は、SLIC−DE80内のD/A回路84
1 〜84n と同様の機能を有している。伝送方式符号変
換回路921 〜92n はタイミング信号をタイミング信
号作成分配回路931 〜93n から入力する以外は、S
LIC−DE80内の伝送方式符号変換回路851 〜8
n と同様の機能を有している。
【0038】次に、図6の電子交換システムの動作を説
明する。音声信号送受信端子Taから入力された音声信
号に対し、SLIC−DE80は、図6中のa点つまり
音声データインタフェース回路回路81が音声データを
出力するまで、第1の実施例と同様の動作を行う。各D
/A回路841 〜84nは点aから受信した音声データ
をアナログ音声信号s84a1 〜s84an にそれぞれ
変換してFDM80Aを介して各FDM90A1 〜90
n へ伝送する。各EN901 〜90n ではFDM90
1 〜90An から入力したアナログ音声信号をD/A
回路911 〜91n でデジタル音声データに変換して伝
送方式変換回路941 〜94n へそれぞれ送信する。図
6中の点cからDTEL11 〜1n間での間は、第1の
実施例と同様の動作が行われてピンポン伝送が行われ
る。また、各DTEL11 〜1n からの音声信号に対し
て、図6中の点cまでは第1の実施例と同様の動作が行
われる。D/A回路911 〜91n は図6の点cから受
信した音声データをアナログ音声信号S90に変換して
FDM90A1 〜90An を介してFDM80Aに伝送
する。SLIC−DE80ではFDM80Aを介して入
力したアナログ音声信号を、D/A回路841 〜84n
でぞれぞれ受信し、それらD/A回路841 〜84
nは、受信した信号をSLIC−DE80内部のデジタ
ル音声データにそれぞれ変換して点aから音声データイ
ンタフェース回路81に送る。点aから音声信号送受信
端子Taまでの間は、第1の実施例と同様の動作が行わ
れる。
【0039】制御信号送受信端子Tbから入力された制
御信号に対し、SLIC−DE80は、図6中のb点つ
まり制御データ変換回路83が制御データ送出するまで
は、SLIC−DE80が第1の実施例と同様の動作を
行う。伝送方式符号変換回路851 〜85n は点bから
入力した各音声データを「CCITT−V29またはV
32インタフェース」準拠の信号に変換してFDM80
Aを介してFDM90A1 〜90An へそれぞれ伝送す
る。各EN901 〜90n はFDM90A1 〜90An
から入力した「CCITT−V29またはV32インタ
フェース」準拠の信号を、伝送方式符号変換回路921
〜92n で受信し、それらをEN901 〜90n の内部
インタフェース信号に変換して制御データ変換回路95
1 〜95n へ、図6の点dを介してそれぞれ送る。図6
の点dからDTEL11 〜1n までは、第1の実施例と
同様の動作が行われてピンポン伝送が行われる。DTE
L11 〜1n から入力される制御信号に対してEN90
1 〜90n では、図6の点dまで第1の実施例と同様の
動作を行う。伝送方式符号変換回路921 〜92n は点
dから受信した制御データを「CCITT−V29また
はV32インタフェース」準拠の信号に変換してFDM
90A1 〜90An を介してFDM80Aに伝送する。
SLIC−DE80ではFDM80Aからの制御信号
を、伝送方式符号変換回路851 〜85n で、「CCI
TT−V29またはV32インタフェース」準拠の信号
からSLIC−DE80内部回路インタフェースの制御
データに変換し、それを制御データ変換回路83に、図
6中の点bを介して送る。点bから制御信号送受信端子
Tbまでは第1の実施例と同様の動作が行われる。
【0040】以上のように、本実施例の電子交換システ
ムでは、次のような利点を有している。 (1)交換機本体のソフトウエアを変更することなく、
各DTEL11 〜1nに対して従来の交換機直結のデジ
タル多機能電話機と同じすべての内線サービスを提供す
ることができる。 (2)音声データ及び制御データを各チャネルごとに送
受信するので、DTEL11 〜1n を遠隔地に分散する
構成にしても、その遠隔地におけるハード量が簡単なも
のですむ。 (3)アナログ専用線を用いた通信を行い、DTEL1
1 〜1n に対してピンポン伝送を行う距離をDTEL1
1 〜1n からEN901 〜90n 間のみとしているの
で、交換機から分散された各DTEL11 〜1n までの
距離を2kmに比べてそれぞれ飛躍的に延ばすことができ
る。 (4)使用専用線がアログナ専用線であるので、従来の
アナログ専用線をそのまま使用することができる。さら
に、既存のアナログ内線延長方法(SF信号装置等によ
る)の端末を、本体交換機のソフトウエアの局データ上
の端末種別等の軽微な変更と遠隔地の少量のハードの追
加とで、デジタル端末に置き換えることができ、アナロ
グ端末ではできない高機能のデジタル端末内線サービス
を提供することができる。第5の実施例 図7は、本発明の第5の実施例を示す電子交換システム
の構成ブロック図である。
【0041】図示しない交換機に接続されて音声信号及
び制御信号をその交換機に送受信するSLIC−DE1
00と、複数のDTEL11 〜1n 側に設けられた1つ
のEN110とを備えている。SLIC−DE100と
EN110間では該各SLIC−DE100とEN11
0にそれぞれ付加された通信手段のFDM100AとF
DM110Aとが、複数のアナログ専用線で接続されて
いる。即ち、DTEL11 〜1n に対するピンポン伝送
をEN110が行う構成となっている。SLIC−DE
100は、図6と同様に音声信号送受信端子Taに接続
された音声データインタフェース回路101と、制御信
号送受信端子Tbに接続された制御データインタフェー
ス回路102と、その制御データインタフェース回路1
02に接続された制御データ変換回路103とを有して
いる。音声データインタフェース回路101も、図6と
同様に、DTEL11 〜1n に対応して設けられた複数
のD/A回路1041 〜104n に接続されている。こ
れら、音声データインタフェース回路101,制御デー
タインタフェース回路102,制御データ変換回路10
3,D/A回路1041 〜104n は、第4の実施例の
音声データインタフェース回路81,制御データインタ
フェース回路82,制御データ変換回路83,D/A回
路841 〜84n と同様の機能を有している。本実施例
におけるSLIC−DE100には、図7中のa点で制
御データ変換回路103に接続された制御データ多重/
分配回路105と、その制御データ多重/分配回路10
5に点bで接続された伝送方式符号変換回路106と
が、設けられ、伝送方式符号変換回路106がFDM1
00Aに接続されている。伝送方式符号変換回路106
も第4の実施例における伝送方式符号変換回路851
85n と同様の機能を有している。
【0042】制御データ多重/分配回路105は、点a
から受けたN(N≦8)チャネルごとの制御データをチ
ャネル単位に格納エリアを別けて蓄積し、そのデータに
EN110で使用する付加制御データ(チャネル選択デ
ータ)を付加加重して現在1番データ量の多いエリアを
優先多重化し、伝送方式符号変換回路106に送る機能
を有している。又、制御データ多重/分配回路105
は、逆に、点bから受信した信号を付加制御データによ
り各チャネルごとにエリアを別けて蓄積し、各チャネル
ごとの制御データを制御データ変換回路103に送る機
能も有している。EN110は、FDM110Aに接続
されたD/A回路1111 〜111n と伝送方式符号変
換回路112とタイミング信号作成分配回路113とを
有している。各D/A回路1111 〜111n は伝送方
式変換回路1141 〜114n にもそれぞれ接続され、
各伝送方式変換回路1141 〜114n がDTEL11
〜1n に接続されている。これらの各D/A回路111
1 〜111n 、伝送方式変換回路1141 〜114n
タイミング信号作成分配回路113からのタイミング信
号を入力する接続となっている。伝送方式符号変換回路
112は制御データ多重/分配回路115に図7中の点
cで接続され、制御データ多重/分配回路115は図7
中の点dで制御データ変換回路116に接続されてい
る。制御データ変換回路116が伝送方式変換回路11
1 〜114n に接続されている。タイミング信号作成
分配回路113からのタイミング信号は、制御データ多
重/分配回路115及び制御データ変換回路116にも
供給される構成となっている。D/A回路1111 〜1
11n 、伝送方式符号変換回路112、タイミング信号
作成分配回路113、伝送方式変換回路1141 〜11
n 、及び制御データ変換回路116は、第4の実施例
における対応する回路と同様の機能を有している。制御
データ多重/分配回路115はタイミング信号をタイミ
ング信号作成分配回路113から受信する以外は、SL
IC−DE100中の制御データ多重/分配回路105
と同様の機能を有している。
【0043】次に、図7の電子交換システムの動作を説
明する。音声信号送受信端子Taから入力された音声信
号に対しては、第4の実施例と同様の動作が行われる。
制御信号送受信端子Tbから入力された制御信号に対
し、SLIC−DE100では点aまでは第4の実施例
と同様の動作が行われる。点aから受けたNチャネルご
との制御データを、制御データ多重/分配回路105は
チャネル単位にエリアを別けて蓄積し、そのデータにE
N110中の制御データ多重/分配回路115で使用す
る付加制御データ(チャネル選択データ等)を付加多重
化し、制御データがバーストデータであることを利用し
て各エリアの蓄積量の監視制御を行いながら、現在1番
データ量の多いエリアを優先的に多重化制御データに多
重する。この多重された制御データが伝送方式符号変換
回路106に送られる。図7中の点bから点cまでは第
4の実施例と同じ動作が行われる。制御データ多重/分
配回路115は、点cから受信した信号を付加制御デー
タに基づき各チャネルごとにエリアを別けて蓄積し、そ
のデータを各チャネルごとの制御データに分配して制御
データ変換化回路116に送る。図7中の点dからDT
EL11 〜1n の間は第4の実施例と同じ動作が行わ
れ、各DTEL11〜1n に対するピンポン伝送が行わ
れる。DTEL11 〜1n から入力される制御信号に対
し、DTEL11 〜1n から点dまでは第4の実施例と
同様の動作が行われる。制御データ多重/分配回路11
5は点dから受信した信号を制御データ多重/分配回路
105と同様の動作で多重化し、伝送方式変換回路11
3に送出する。点cから点bの間も、第4の実施例と同
様の動作が行われる。制御データ多重/分配回路105
では、点bから入力した信号を制御データ多重/分配回
路115と同様の処理で分配し、制御データ変換回路1
03に点aでおくる。点aから制御データ送受信端子T
b間では、第4の実施例と同様の動作が行われる。
【0044】以上のように、本実施例の電子交換システ
ムでは、次のような利点を発揮することができる。 (1)交換機本体のソフトウエアを変更することなく、
各DTEL11 〜1nに対して従来の交換機直結のデジ
タル多機能電話機と同じすべての内線サービスを提供す
ることができる。 (2)アナログ専用線を用いた通信を行い、DTEL1
1 〜1n に対してピンポン伝送を行う距離をDTEL1
1 〜1n からEN110間のみとしているので、交換機
から各DTEL11 〜1n までの距離を2kmに比べてそ
れぞれ飛躍的に延ばすことができる。 (3)使用専用線がアログナ専用線であるので、従来の
アナログ専用線をそのまま使用することができる。さら
に、既存のアナログ内線延長方法(SF信号装置等によ
る)の端末を、本体交換機のソフトウエアの局データ上
の端末種別等の軽微な変更と遠隔地の少量のハードの追
加とで、デジタル端末に置き換えることができ、アナロ
グ端末ではできない高機能のデジタル端末内線サービス
を提供することができる。 (4)音声データNチャネルに対して制御データ1チャ
ネルがEN110に伝送されるので、使用するアナログ
専用線は「N+1」となり、線路数を減じることができ
る。又、この場合、遠隔地にボタン電話装置等の小型の
交換装置を設置することも考えられるが、本実施例では
それに比べて次のような利点を有している。
【0045】(i)本体の交換機能をそのまま使用する
ので遠隔地における交換機能を必要とせず、ハード構成
が非常に簡単である。 (ii)遠隔装置が交換機内線のDTELと同じ動作をを
するので、交換機本体のソフトウエアの変更がいらな
い。 (iii)提供可能なサービス機能が遠隔地の装置機能に左
右されないので、該本体交換機が提供するすべてのデジ
タル内線サービスを、各DTELに提供することができ
る。 なお、本発明は、上記実施例に限定されず種々の変形が
可能である。その変形例としては、例えば次のようなも
のがある。 (A) 第1〜第3の実施例における各TDMインタフ
ェース回路は、DSU(第1種電気通信事業者の網終端
装置)インタフェース回路に置換えてもよい。この置換
えにより、TDMを設置することなくデジタル内線延長
サービスを提供することができる。遠隔地に電話機数が
少ない場合、TDMを設置するよりも少ないハード量で
システムを構築することができる。 (B) 第3の実施例では、「TTCの2Mb/sのデ
ジタル専用線」適用しているがこの方式に限定されず他
の時分割多重通信を行う事も可能である。
【0046】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、電子交換システムにデジタル加入者延長回路
と各DTELにそれぞれ接続された複数の延長端末装置
を設け、デジタル専用線を用いた通信を行う構成として
いるので、DTELに対してピンポン伝送を行う距離を
各DTELから対応する延長端末装置間のみとすること
ができ、交換機から分散された各DTELまでの距離を
従来の2kmに比べてそれぞれ飛躍的に延ばすことができ
る。第2の発明によれば、交換機に対して第1の発明に
おける複数の延長端末及びDTELを分散配置し、交換
機と各DTEL間のピンポン伝送を行うので、交換機本
体のソフトウエアを変更することなく、各DTELに対
して従来の交換機直結のデジタル多機能電話機と同じす
べての内線サービスを提供することができる。また、音
声データ及び制御データを各チャネルごとに送受信する
ので、DTELを遠隔地に分散する構成にしても、その
遠隔地におけるハード量が簡単なものですむ。第3の発
明によれば、電子交換システムにデジタル加入者延長回
路と複数のDTELにそれぞれピンポン伝送を行う延長
端末装置を設け、デジタル専用線を用いた通信を行う構
成としているので、DTELに対してピンポン伝送を行
う距離を各DTELから延長端末装置間のみとすること
ができ、交換機から各DTELまでの距離を従来の2km
に比べてそれぞれ飛躍的に延ばすことができる。また、
各DTELに対する音声データのチャネル数nに対して
制御データのチャネル数を1とできる。そのため、使用
するデジタル専用線の数が(n+1)となり、第1の発
明に比べてデジタル専用線の線路数を少なくすることが
できる。
【0047】第4の発明によれは、第3の発明における
延長端末装置及びそれに接続されたDTELを交換機に
対して遠隔地に配置し、ピンポン伝送を行うので、遠隔
地における交換機能を必要とせず、ハード構成が非常に
簡単ですみ、また、交換機本体のソフトウエアの変更も
いらない。第5の発明によれば、デジタル加入者延長回
路と延長端末装置間の伝送を、音声データと制御データ
を多重化した時分割多重で行うことができるので、交換
機から各DTELまでの距離を従来の2kmに比べてそれ
ぞれ飛躍的に延ばすことができると共に、デジタル専用
線の使用線路数を非常に少なくできる。第6の発明によ
れば、第5の発明における延長端末装置及びそれに接続
されたDTELを交換機に対して遠隔地に配置してピン
ポン伝送を行うので、遠隔地における交換機能を必要と
せず、ハード構成が非常に簡単ですみ、また、交換機本
体のソフトウエアの変更もいらない。
【0048】第7の発明によれば、デジタル加入者延長
回路と各DTELにそれぞれ接続された複数の延長端末
装置を設け、アナログ専用線を用いた通信を行う構成と
しているので、従来から布設されているアナログ専用線
をそのまま利用して第1の発明と同様の効果を奏する電
子交換システムとすることができる。さらに、既存のア
ナログ内線延長方法(SF信号装置等による)の端末
を、本体交換機のソフトウエアの局データ上の端末種別
等の軽微な変更と遠隔地の少量のハードの追加とで、デ
ジタル端末に置き換えることができ、アナログ端末では
できない高機能のデジタル端末内線サービスを提供する
ことができる。第8の発明によれば、第7の発明におけ
る延長端末装置及びそれに接続されたDTELを交換機
に対して遠隔地に配置し、ピンポン伝送を行うので、遠
隔地における交換機能を必要とせず、ハード構成が非常
に簡単ですむ。第9の発明によれば、制御データに関し
て時間圧縮多重したデータをアナログ専用線を用いた通
信を行う構成としているので、第7の発明におけるアナ
ログ専用線の数を少なくすることができる。第10の発
明によれば、第9の発明における延長端末装置及びそれ
に接続されたDTELを交換機に対して遠隔地に配置し
てピンポン伝送を行うので、遠隔地における交換機能を
必要とせず、ハード構成が非常に簡単ですむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電子交換システム
の構成ブロック図である。
【図2】従来の電子交換システムを示す構成ブロック図
である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す電子交換システム
の構成ブロック図である。
【図4】本発明の第3の実施例を示す電子交換システム
の構成ブロック図である。
【図5】図4におけるデータチャネルを示す図である。
【図6】本発明の第4の実施例を示す電子交換システム
の構成ブロック図である。
【図7】本発明の第5の実施例を示す電子交換システム
の構成ブロック図である。
【符号の説明】
1,11 〜1n
DTEL 20,40,60,80,100
SLIC−DE 20A,30A1 〜30An ,40A,50A,60
A,70A TDM 80A,90A1 〜90An ,100A,110A
FDM 301 〜30n ,50,70,901 〜90n ,110
EN

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデジタル多機能電話機を収容する
    電子交換システムにおいて、 交換機に接続されたデジタル加入者延長回路と、 前記各デジタル多機能電話機に対してピンポン伝送をそ
    れぞれ行う複数の延長端末装置と、 デジタル専用線を介して前記デジタル加入者延長回路と
    前記各延長端末装置間の通信をデジタルでそれぞれ行う
    通信手段とを設け、 前記デジタル加入者延長回路は、前記交換機からの音声
    信号を前記各デジタル多機能電話機に対応する第1のデ
    ジタルインターフェース信号に変換する手段及びその逆
    の変換を行う手段と、交換機からの制御データを各チャ
    ネル対応のデータに変換しそれらを前記各デジタル多機
    能電話機に対応する第2のデジタルインターフェース信
    号に変換する手段及びその逆の変換を行う手段とで構成
    し、 前記各延長端末装置は、前記デジタル通信におけるデー
    タの送受信に用いられるタイミング信号を作成する手段
    と、前記通信手段を介して得られた音声データを前記ピ
    ンポン伝送用の信号に変換する手段及びその逆の変換を
    行う手段と、前記通信手段を介して得られた制御データ
    を前記ピンポン伝送用の信号に変換する手段及びその逆
    の変換を行う手段とで構成した、 ことを特徴とする電子交換システム。
  2. 【請求項2】 交換機に対して請求項1記載の複数の延
    長端末装置及びデジタル多機能電話機を分散配置し、前
    記交換機に対して送受信する音声データ及び制御データ
    を、請求項1記載のデジタル加入者延長回路と通信手段
    を用い前記各延長端末装置へそれぞれ送受信し、前記各
    延長端末装置を用いて前記各デジタル多機能電話機に対
    してピンポン伝送を行う、ことを特徴とするデジタル多
    機能電話機伝送方法。
  3. 【請求項3】 複数のデジタル多機能電話機を収容する
    電子交換システムにおいて、 交換機に接続されたデジタル加入者延長回路と、 前記各デジタル多機能電話機に対してピンポン伝送を行
    う延長端末装置と、 デジタル専用線を介して前記デジタル加入者延長回路と
    前記延長端末装置間の通信をデジタルで行う通信手段と
    を設け、 前記デジタル加入者延長回路は、前記交換機からの音声
    信号を前記各デジタル多機能電話機にそれぞれ対応する
    第1のデジタルインターフェース信号に変換する手段及
    びその逆の変換を行う手段と、交換機からのチャネルご
    との制御データを1つの制御データに多重化し該多重化
    された制御データを第2のデジタルインターフェース信
    号に変換する手段及びその逆の変換を行う手段とで構成
    し、 前記延長端末装置は、前記デジタル通信におけるデータ
    の送受信に用いられるタイミング信号を作成する手段
    と、前記通信手段を介して得られた音声データを前記各
    ピンポン伝送用の信号にそれそれぞれ変換する手段及び
    その逆の変換を行う手段と、前記通信手段を介して得ら
    れた制御データを前記各チャネル単位の制御データに変
    換分離し、前記デジタル多機能電話機に対応するチャネ
    ルごとの前記ピンポン伝送用の信号に変換する手段及び
    その逆の変換を行う手段とで構成した、 ことを特徴とする電子交換システム。
  4. 【請求項4】 交換機に対して請求項3記載の延長端末
    装置及び該延長端末装置に接続された複数のデジタル多
    機能電話機を遠隔地に配置し、前記交換機に対して送受
    信する音声データ及び制御データを、請求項3記載のデ
    ジタル加入者延長回路と通信手段を用い前記延長端末装
    置へ送受信し、前記延長端末装置を用いて前記各デジタ
    ル多機能電話機に対してピンポン伝送を行う、ことを特
    徴とするデジタル多機能電話機伝送方法。
  5. 【請求項5】 複数のデジタル多機能電話機を収容する
    電子交換システムにおいて、 交換機に接続されたデジタル加入者延長回路と、 前記各デジタル多機能電話機に対してピンポン伝送を行
    う延長端末装置と、 デジタル専用線を介して前記デジタル加入者延長回路と
    前記延長端末装置間の通信を時分割多重で行う通信手段
    とを設け、 前記デジタル加入者延長回路は、交換機からのチャネル
    ごとの制御データを1つの制御データに多重化し該多重
    化された制御データを該交換機から得られた音声データ
    に多重化すると共に該音声データ及び制御データの多重
    化されたデータを時分割多重インターフェース信号に変
    換する手段及びその逆の変換を行う手段とで構成し、 前記延長端末装置は、前記時分割多重通信におけるデー
    タの送受信に用いられるタイミング信号を作成する手段
    と、前記通信手段を介して得られた音声データを前記各
    ピンポン伝送用の信号に変換する手段及びその逆の変換
    を行う手段と、前記通信手段を介して得られた制御デー
    タを前記各チャネル単位の制御データに変換分離し、該
    各チャネルごとの前記ピンポン伝送用の信号にそれぞれ
    変換する手段及びその逆の変換を行う手段とで構成し
    た、 ことを特徴とする電子交換システム。
  6. 【請求項6】 交換機に対して請求項5記載の延長端末
    装置及び該延長端末装置に接続された複数のデジタル多
    機能電話機を遠隔地に配置し、前記交換機に対して送受
    信する音声データ及び制御データを、請求項5記載のデ
    ジタル加入者延長回路と通信手段を用いた時分割多重で
    前記延長端末装置へ送受信し、前記延長端末装置を用い
    て前記各デジタル多機能電話機に対してピンポン伝送を
    行う、ことを特徴とするデジタル多機能電話機伝送方
    法。
  7. 【請求項7】 複数のデジタル多機能電話機を収容する
    電子交換システムにおいて、 交換機に接続されたデジタル加入者延長回路と、 前記各デジタル多機能電話機に対してピンポン伝送をそ
    れぞれ行う複数の延長端末装置と、 アナログ専用線を介して前記デジタル加入者延長回路と
    前記各延長端末装置間の通信をアナログでそれぞれ行う
    通信手段とを設け、 前記デジタル加入者延長回路は、前記交換機からの音声
    信号を前記各デジタル多機能電話機に対応するアナログ
    インターフェース信号に変換する手段及びその逆の変換
    を行う手段と、交換機からの制御データを各チャネル対
    応のインタフェースしたアナログデータに変換する手段
    及びその逆の変換を行う手段とで構成し、 前記各延長端末装置は、前記通信手段を介して得られた
    音声データを前記ピンポン伝送用の信号に変換する手段
    及びその逆の変換を行う手段と、前記通信手段を介して
    得られたインタフェースした制御データを前記ピンポン
    伝送用の信号に変換する手段及びその逆の変換を行う手
    段とで構成した、 ことを特徴とする電子交換システム。
  8. 【請求項8】 交換機に対して請求項7記載の複数の延
    長端末装置及びデジタル多機能電話機を分散配置し、前
    記交換機に対して送受信する音声データ及び制御データ
    を、請求項7記載のデジタル加入者延長回路と通信手段
    を用い前記各延長端末装置へそれぞれ送受信し、前記各
    延長端末装置を用いて前記各デジタル多機能電話機に対
    してピンポン伝送を行う、ことを特徴とするデジタル多
    機能電話機伝送方法。
  9. 【請求項9】 複数のデジタル多機能電話機を収容する
    電子交換システムにおいて、 交換機に接続されたデジタル加入者延長回路と、 前記各デジタル多機能電話機に対してピンポン伝送を行
    う延長端末装置と、 アナログ専用線を介して前記デジタル加入者延長回路と
    前記延長端末装置間の通信をアナログで行う通信手段と
    を設け、 前記デジタル加入者延長回路は、前記交換機からの音声
    信号を前記各デジタル多機能電話機に対応するアナログ
    インターフェース信号に変換する手段及びその逆の変換
    を行う手段と、交換機からの制御データの複数チャネル
    分を時間圧縮多重化し、そのデータをインタフェースし
    たアナログデータに変換する手段及びその逆の変換を行
    う手段とで構成し、 前記延長端末装置は、前記通信手段を介して得られた音
    声データを前記ピンポン伝送用の信号にそれぞれ変換す
    る手段及びその逆の変換を行う手段と、前記通信手段を
    介して得られたインタフェースした多重化制御データを
    各チャネルごとの制御データに分離し、前記ピンポン伝
    送用の信号にそれぞれ変換する手段及びその逆の変換を
    行う手段とで構成した、 ことを特徴とする電子交換システム。
  10. 【請求項10】 交換機に対して請求項9記載の延長端
    末装置と該延長端末装置に接続された複数のデジタル多
    機能電話機を遠隔地に配置し、前記交換機に対して送受
    信する音声データ及び制御データを、請求項9記載のデ
    ジタル加入者延長回路と通信手段を用い前記延長端末装
    置へそれぞれ送受信し、前記延長端末装置を用いて前記
    各デジタル多機能電話機に対してピンポン伝送を行う、
    ことを特徴とするデジタル多機能電話機伝送方法。
JP24323394A 1994-10-07 1994-10-07 電子交換システムとそれを用いたデジタル多機能電話機伝送方法 Pending JPH08107448A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24323394A JPH08107448A (ja) 1994-10-07 1994-10-07 電子交換システムとそれを用いたデジタル多機能電話機伝送方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24323394A JPH08107448A (ja) 1994-10-07 1994-10-07 電子交換システムとそれを用いたデジタル多機能電話機伝送方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08107448A true JPH08107448A (ja) 1996-04-23

Family

ID=17100821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24323394A Pending JPH08107448A (ja) 1994-10-07 1994-10-07 電子交換システムとそれを用いたデジタル多機能電話機伝送方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08107448A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7868120B2 (en) 2006-09-21 2011-01-11 Ppg Industries Ohio, Inc. Low temperature, moisture curable coating compositions and related methods
US8168738B2 (en) 2006-09-21 2012-05-01 Ppg Industries Ohio, Inc. Low temperature, moisture curable coating compositions and related methods
US8349066B2 (en) 2006-09-21 2013-01-08 Ppg Industries Ohio, Inc. Low temperature, moisture curable coating compositions and related methods

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7868120B2 (en) 2006-09-21 2011-01-11 Ppg Industries Ohio, Inc. Low temperature, moisture curable coating compositions and related methods
US8168738B2 (en) 2006-09-21 2012-05-01 Ppg Industries Ohio, Inc. Low temperature, moisture curable coating compositions and related methods
US8349066B2 (en) 2006-09-21 2013-01-08 Ppg Industries Ohio, Inc. Low temperature, moisture curable coating compositions and related methods

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4593389A (en) Simultaneous voice and asynchronous data telephone
US4740955A (en) Communications system having voice and digital data capability and employing a plurality of voice and data buses in main service unit and serial packetized transmission to and from telephones
US7016377B1 (en) Home network system in asymmetric digital subscriber line system
US4750169A (en) Telephone system and method for transmitting digital information
US4866703A (en) Integrated services digital network module
EP0707432A2 (en) Communication system topology providing dynamic allocation of B-channels
US3889063A (en) Multiplexed digital data communication system
JPH10210510A (ja) 高速度データ・サービスの通信機器サポート
US6078580A (en) Operator status server for voice over data
CA2036998C (en) Transmitting/receiving system between pbx's
WO2000064196A1 (fr) Systeme de transmission a fibre optique pour abonnes
JPH08107448A (ja) 電子交換システムとそれを用いたデジタル多機能電話機伝送方法
KR19980040998A (ko) 비동기식 전송모드(atm) 사설망의 음성전화 서비스장치
JPS5836557B2 (ja) 時分割交換方式
JPH10503339A (ja) 多ノード・ディジタル電話分配システム
US6973169B1 (en) Telephone network for a structured item and telephone communication system between remote structured items using this network
JPS6340067B2 (ja)
US5579313A (en) Method of multiplexing speech signal and control signal in ISDN B-channels for an exchange system
US6178182B1 (en) Method and communication system for the transmission of compressed voice information in a communication network
HU213436B (en) Data transfer system especially on of telecommunication
KR940006745B1 (ko) 디지탈 간이 교환시스템
JPH0818626A (ja) バックアップ多重化方法
JP3772465B2 (ja) ディジタル回線接続システム
JP2671811B2 (ja) 多重化方式
US6810117B1 (en) Method and circuit for simultaneously establishing communication links between a subscriber station and further subscriber stations

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020806