JPH08107441A

JPH08107441A - 電話転送装置

Info

Publication number: JPH08107441A
Application number: JP27415194A
Authority: JP
Inventors: Takaharu Korogi; 高春興梠; Yoshiichi Kubo; 芳一久保
Original assignee: NIPPON DENSHI TSUSHIN KK; Etna Corp
Current assignee: NIPPON DENSHI TSUSHIN KK; Etna Corp
Priority date: 1994-10-03
Filing date: 1994-10-03
Publication date: 1996-04-23

Abstract

(57)【要約】【目的】通話中の電話機からの操作のみで転送先の電
話機へ電話の転送ができるため短時間にスムーズに転送
が可能である。また、複数の電話回線を使用している事
務所においてもこの装置により事務所内の転送の様に、
簡単に外部へ転送可能である。【構成】電話機からの転送制御用の特定番号を認識す
るＰＢ信号受信部（５１〜５２）と、電話機の通話状態
を監視するフック検出部（４１〜４２）と、電話機を空
き回線へ接続する内線切替用のリレー（３１〜３２、６
０）と、転送通話を行う転送通話部（７０）と、発信側
切替用のリレー（１１〜１２）および着信側切替用のリ
レー（２１〜２２）とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、電話転送装置に関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の電話転送装置において不特定の相
手へ電話を転送する場合には、転送元電話機と通話中の
電話機を保留状態にしたまま、別の電話機から転送先電
話機へ電話をかけていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の電話転送装置に
は次の欠点があった。（イ）転送元電話機と通話中の電話機を保留状態にし
たまま、別の電話機から転送先電話機へ電話をかけるの
で、電話の転送をすみやかに行うには近くに２台の電話
機を置く必要があり、設置場所に制約が発生した。（ロ）電話機の受話器を置くことを忘れると転送通話
が終了した後も、回線を捕捉したままとなった。本発明は、これらの欠点を解消するためになされたもの
である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】電話機からの転送制御用
の特定番号を認識するＰＢ信号受信部（５１〜５２）
と、電話機の通話状態を監視するフック検出部（４１〜
４２）と、電話機を空き回線へ接続する内線切替用のリ
レー（３１〜３２、６０）と、転送通話を行う転送通話
部（７０）と、発信側切替用のリレー（１１〜１２）お
よび着信側切替用のリレー（２１〜２２）とを設ける。
本発明は、以上の構成からなる電話転送装置である。

【０００５】

【作用】転送元電話機（６０１）と電話回線１（２０
１）および電話接続線（３０１）を介して通話中の電話
機１（４０１）からの転送制御用の特定番号をダイヤル
すると、ＰＢ受信部（５１）でこの特定番号を識別し、
特定番号の場合には以下の転送動作となる。リレー
（２１）を転送通話部側へ接続して電話回線１（２０
１）を保留状態にした後、リレー（３１、６０、１２）
を各々制御して電話機１（４０１）を電話回線２（２０
２）に結合して、電話機１（４０１）から転送先電話機
（６０２）へ電話をかけた後、電話機１（４０１）の受
話器を置くとフック検出部（４２）でこれを検出して、
リレー（６０）を転送通話部側へ接続することにより電
話回線１（２０１）と電話回線２（２０２）が転送通話
部（７０）を介して転送通話となる。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の実施例１を図１および図２に
よって説明する。通常電話回線１（２０１）は、リレー
（１１）、リレー（２１）、リレー（３１）、フック検
出部（４１）およびＰＢ受信部（５１）が結合し、さら
に電話接続線１（３０１）を介して電話機１（４０１）
と接続する。同様に電話回線２（２０２）は、リレー
（１２）、リレー（２２）、リレー（３２）、フック検
出部（４２）およびＰＢ受信部（５２）が結合し、さら
に電話接続線２（３０２）を介して電話機２（４０２）
と接続する。転送元電話機（６０１）から電話回線１
（２０１）を介して電話機１（４０１）に呼出しがかか
ると、事務所（５００）内の操作者は受話器を上げてこ
れを受けた後、ＰＢ信号にて転送制御用の特定番号をダ
イヤルする。この時、本装置ではＰＢ受信部（５１）で
特定番号を識別して特定番号の場合には以下の転送動作
を行う。（イ）電話回線１（２０１）を保留するために、リレ
ー（２１）を転送通話部側に接続する。また、転送通話
部（７０）からは、電話回線１（２０１）へ保留を知ら
せるために保留メロディを出力する。（ロ）電話機１（４０１）を電話回線２（２０２）へ
接続するために、リレー（３１）、リレー（６０）およ
びリレー（１２）を制御する。（ハ）電話機１（４０１）から転送先電話機（６０
２）へ電話をかけ呼び出し、相手が出たら受話器を置
く。（ニ）フック検出部（４１）で受話器の置いたのを検
出して、リレー（６０）を転送通話部側に切り替え、転
送通話部（７０）から出力している保留メロディを停止
して通話路を接続することにより転送通話を形成する。以上、電話回線１（２０１）から電話回線２（２０２）
への転送の動作を説明したが、本実施例では電話回線１
側と電話回線２側に接続する構成は同じため、電話回線
２（２０２）から電話回線１（２０１）への転送も同様
に行うことができる。

【０００７】次に、電話回線を４回線と電話機を４台収
容した実施例２を図３および図４によって説明する。回
線毎の構成はすでに説明した実施例１と同じであり、４
回線に増えているだけであるが、次の動作に違いがあ
る。転送元電話機と通話中の電話機から、ＰＢ信号にて
転送制御用の特定番号をダイヤルし、ＰＢ受信部（５
１）で特定番号を受信した場合には、転送元電話機と接
続している電話回線を保留にした後、電話機を接続する
電話回線をフック検出部（４１〜４４）で検出した通話
状態により空き回線を選択する動作が、実施例１と異な
る。

【０００８】

【発明の効果】以上説明したように本発明の電話転送装
置により、通話中の電話機からの操作のみで転送先の電
話機へ電話の転送ができるため短時間にスムーズに転送
が可能である。また、複数の電話回線を使用している事
務所においてもこの装置により事務所内の転送の様に、
簡単に外部へ転送可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例１を示すブロック図である。

【図２】本発明の実施例１に係わる装置を設置した電話
回線の接続系統図である。

【図３】本発明の実施例２を示すブロック図である。

【図４】本発明の実施例２に係わる装置を設置した電話
回線の接続系統図である。

【符合の説明】

１１リレー、１２リレー１３リレー、１４リレー２１リレー、２２リレー２３リレー、２４リレー３１リレー、３２リレー３３リレー、３４リレー４１フック検出部、４２フック検出
部４３フック検出部、４４フック検出
部５１ＰＢ信号受信部、５２ＰＢ信号受
信部５３ＰＢ信号受信部、５４ＰＢ信号受
信部６０リレー、７０転送通話部１００本装置２０１電話回線１、２０２電話回線２２０３電話回線３、２０４電話回線４３０１電話機接続線１、３０２電話機接続
線２３０３電話機接続線３、３０４電話機接続
線４４０１電話機１、４０２電話機２４０３電話機３、４０４電話機４５００事務所６００電話網６０１転送元電話機、６０２転送先電話
機

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】電話機からの転送制御用の特定番号を認
識するＰＢ信号受信部（５１〜５２）と、電話機の通話
状態を監視するフック検出部（４１〜４２）と、電話機
を空き回線へ接続する内線切替用のリレー（３１〜３
２、６０）と、転送通話を行う転送通話部（７０）と、
発信側切替用のリレー（１１〜１２）および着信側切替
用のリレー（２１〜２２）とを設け、転送元電話機と通
話中の電話機からの転送操作により、転送元電話機と転
送先電話機との転送通話を可能にしたことを特徴とする
電話転送装置。