JPH0810688A - スライド−ビード塗布装置および塗布方法 - Google Patents

スライド−ビード塗布装置および塗布方法

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JPH0810688A
JPH0810688A JP7160921A JP16092195A JPH0810688A JP H0810688 A JPH0810688 A JP H0810688A JP 7160921 A JP7160921 A JP 7160921A JP 16092195 A JP16092195 A JP 16092195A JP H0810688 A JPH0810688 A JP H0810688A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗布リブの形成が始まる最大差圧を増加させ
るスライド−ビード塗布装置を提供する。 【構成】 スライド−ビード塗布技術は塗布リップにお
いて終端している下部スライド表面と連結している上部
スライド表面を含む二重のスライドを使用する。基板は
塗布リップを通過する塗布ロール上を塗布リップと基板
との間に位置する塗布位置で液体ビードを形成するよう
に搬送される。塗布位置は塗布ロールの外周で回転軸を
通る水平中心面の下10度以上しかし50度以下であ
る。下部スライド表面は塗布位置において基板の表面と
接する平面と85度と95度の間の角度を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスライド−ビード(slid
e-bead)塗布装置および塗布方法に関する。特に、本発
明は移動する基板上へ単一の流動する材料または複数の
流動する材料を塗布するためのスライド−ビード塗布装
置において使用される特別な幾何学形状に関する。
【0002】なお、本明細書の記述は本件出願の優先権
の基礎たる米国特許出願第08/266,401号(1
994年6月27日出願)の明細書の記載に基づくもの
であって、当該米国特許出願の番号を参照することによ
って当該米国特許出願の明細書の記載内容が本明細書の
一部分を構成するものとする。
【0003】
【従来の技術】スライド−ビード塗布はこの技術分野に
おいて単一の流動する液体層または複数の流動する液体
層をスライド表面の流出端、すなわちリップ(lip )、
そこで液体の橋、すなわちビード、がリップと移動して
いる基板との間の間隙に形成される、に供給することと
して知られている。従来技術の塗布装置について図2に
示すように、スライド表面の端部に近い液体流は厚い領
域に薄い領域が続き、さらに間隙を橋渡しする液体が続
くという断面形状を有する。スライド表面の端部および
間隙中の液体流の表面はこうして非常に湾曲している。
移動する基板はビード中に残留する液体からスライド表
面上に実現している層構造と同じ構造の液体を運ぶ。模
範的な例がそれぞれラッセル(Russell )およびマーシ
アー(Mercier )らに付与された米国特許第2,761,791
号および第2,761,419 号に記載されている。
【0004】所与の塗布機の装置、基板速度、塗布液お
よび流動条件に対して、満足な塗布が得られる負荷差圧
(differential pressure )の動作範囲(operative ra
nge)がある。その範囲の限界はビードの不安定性およ
び/またはその他の実際上の考慮すべき事項によって規
定される。サイトー(Saito )らの「スライド塗布流の
不安定性」1982 ウィンターナショナルアイヒェミーテ
ィング(1982 WinterNational AIChE Meeting, Orland
o, Fla. )に記載されているように、差圧が動作範囲を
超えて増加すると、または同じ差圧を保ちながら基板速
度が関連する動作範囲を超えると、塗布ビードの表面は
ビードが不安定になるほど強く湾曲して引き続く塗布中
に等間隔の乱れ、すなわちリブ(ribbing )が生じる。
もし差圧が減少すると、差圧が塗布液が必要な幅にわた
って等しく覆うことを維持するのに不十分な条件および
/またはビードがその全幅にわたって不安定になる条件
に達する。破滅的な結果は幅の狭いそして一様でない被
覆、または連続的な被覆の完全な喪失を含む。上述した
差圧の上限と下限の差は満足な質と幅の塗布膜を作るた
めの有用な差圧範囲としてここで呼ばれるものを構成す
る。有用な差圧範囲を増加させる方法と装置の例がバー
ケット(Burket)らに付与された米国特許第4,443,504
号、ジャクソン(Jackson )らに付与された米国特許第
3,996,885 号、ヒタカ(Hitaka)らに付与された米国特
許第4,440,811 号に記載されている。タナカ(Tanaka)
らに付与された米国特許第4,297,396 号は最大差圧を増
加させる方法を記述し、ウィレムセンズ(Willemsens)
らに付与された米国特許第4,313,980 号は最小の有用な
差圧を減少させる方法を記述している。
【0005】塗布速度が増加するにつれて最大の差圧が
減少することがこの技術分野で知られている。従って、
所定の速度で最大差圧を増加させることは、専門家にそ
れぞれ望ましい二つの選択を提供するので、最大の関心
事である。塗布速度は固定しておくことができ、その場
合は増加した最大差圧は操業上の自由度(operational
latitude)を与える。液体の流動中に乱れを起こす妨害
は少ないようである。増加した最大差圧はまた専門家
が、もし必要なら、より高速度で作業することを可能に
し、それは高い生産性という望まれる利益を有する。
【0006】この技術の改善がジャクソン(Jackson )
に付与された米国特許第3,993,019号に記述されてお
り、そこではスライドは二つの領域を有する。基板に最
も近い領域は基板から離れた領域より下向きの傾斜が少
なく、そしてビード領域の直前で貯液(pooling )を容
易にするのに充分な長さである。貯液はある程度の効果
をもたらすけれど、塗布速度および操業上の自由度に関
しての更なる改善が強く求められている。塗布がロール
の水平中心線の近くで行われるときに最良の効果が観察
され、その他の塗布の構成が用いられると効果が減少す
る。しかし、貯液では、粒子がより急速に液体から沈降
して、リップに付着するようになり液の流動に対する障
害となり、かくて引き続く塗布における欠陥をもたら
す。
【0007】流動を上向きにする設計がそれぞれチョイ
ンスキ(Choinski )およびイサヤマ(Isayama )らに
付与された米国特許第4,283,443 号および第4,299,188
号に教示されている。米国特許第4,283,443 号における
上向きのリップ領域は貯液のために充分な長さが必要で
ある。その結果、操業上の自由度の利点が制限され、有
害な沈降効果に敏感である。米国特許第4,299,188 号の
上向きのリップ領域はその寸法が限定され、操業上の自
由度の利点がより多く改善される。しかし、この設計の
実現は、たいしたことはないけれどもなお貯液に敏感で
あるだろう。さらに、これら上向きのリップの二つの設
計は共に鋭くかつ傷つきやすいリップ端を与える。破損
したリップ端は塗布品質に有害であり、取外しまたは取
り替えが生産性の低下の原因となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は塗布リ
ブの形成が始まる最大差圧を増加させるスライド−ビー
ド塗布装置を提供することである。本発明の他の目的は
より高速で運転できるスライド−ビード塗布装置を提供
することである。本発明のさらに他の目的は増強された
生産を提供できるスライド−ビード塗布装置および塗布
方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるスライド−
ビード塗布装置は、塗布リップにおいて終端している下
部スライド表面と結合している上部スライド表面、回転
中心軸および該軸を通過する水平中心面を有する塗布ロ
ール、前記塗布リップと前記塗布ロールによって前記リ
ップを通過して運搬される基板との間に位置する塗布位
置に液体の橋すなわちビードが形成されるように少なく
とも1種の流動する液体層を前記上部スライド表面およ
び前記下部スライド表面に供給する手段を備え、前記塗
布位置が前記塗布ロールの外周で水平中心面の10度以
上かつ50度以下だけ下方であり、前記塗布位置が前記
塗布ロールの外周で水平中心面の10度以上かつ50度
以下だけ下方であり、前記下部スライド表面が前記塗布
位置で前記基板の表面に接する平面と85度と95度と
の間の角度を形成していることを特徴とする。
【0010】ここで、前記下部スライド表面の長さが
0.25から1.00mmであってもよく、前記下部ス
ライド表面の長さが0.25から0.75mmであって
もよく、前記下部スライド表面の長さが0.40から
0.60mmであってもよい。
【0011】前記下部スライド表面が前記塗布位置にお
いて前記基板の表面と接する平面と89〜91度の角度
を形成してもよい。
【0012】前記少なくとも1種の流動する液体層が感
光性もしくは放射線感受性であってもよく、前記基板が
ポリエチレンテレフタレートからなってもよい。
【0013】前記塗布位置が前記水平中心面の下10度
以上かつ20度以下であってもよい。
【0014】本発明による表面塗布方法は、液体供給手
段から液体の流動を開始して塗布リップにおいて終端し
ている下部スライド表面と結合している上部スライド表
面を含む二重スライド表面上に少なくとも1種の流動す
る液体層を形成する工程、液体の橋すなわちビードが前
記塗布リップと前記基板との間に位置する塗布位置に形
成されるように前記基板を軸上で回転する塗布ロール上
を前記リップを通過して輸送しそれによって液体を前記
液体ビードから前記基板上に移す工程、ただし前記ビー
ド中の液体は前記液体層供給手段から連続的に補充され
る、および前記塗布位置を前記塗布ロールの外周で水平
中心面の10度以上かつ50度以下だけ下方に位置させ
る工程、前記下部スライド表面が前記塗布位置で前記基
板の表面に接する平面と85度と95度との間の角度を
形成するように配置する工程を有することを特徴とす
る。
【0015】ここで、前記下部スライド表面の長さが
0.25から1.00mmであってもよく、前記塗布位
置が前記水平中心面の下10度以上かつ20度以下に位
置してもよい。
【0016】
【作用】本発明は、塗布リップにおいて終端している下
部スライド表面と結合している上部スライド表面を含む
二重スライド(dual slide)を利用するスライド−ビー
ド塗布技術を含む。基板は塗布リップと基板の間に位置
する塗布位置において液体ビードを形成するように塗布
リップを通過して塗布ロール上を輸送される。塗布位置
が塗布ロールの外周で塗布ロールの回転軸を通る水平中
心面の10度以上かつ50度以下だけ下方に位置する。
下部スライド表面が塗布位置で基板の表面に接する平面
と85度と95度との間の角度を形成している。
【0017】
【実施例】本発明の理解を助けるために、まず従来例に
ついて説明する。図1は従来のスライド−ビード塗布装
置を示す。塗布される液体1および2は塗布プレート3
および4を有するスライドタイプホッパー塗布ヘッドア
センブリに供給される。塗布層を増やすためには図示し
ない付加的なプレートが必要である。液体1および2は
傾斜したスライド表面を降り、最も近いプレート3と基
板6との間の間隙を横切り、かくして基板6上に塗布さ
れた層を形成する。塗布されるべき基板6は回転軸22
および軸22を通る水平中心面23を有する塗布ロール
7によって搬送される。塗布液1および2は供給ポンプ
8および9によって供給され、空洞10および11、お
よびスロット12および13に送り込まれる。図示され
た例より多くの層を塗布するためには適当な数のポン
プ、空洞およびスロットが必要とされる。室14および
関連するポンプ15が間隙5における液体の下面のガス
圧を減少するために適用される。一般的には室14から
物質を除去するためのドレインチューブ26と溜め(su
mp)27が設けられている。
【0018】図2は液体1および2がプレート3と基板
6との間の間隙5を横切っている部分のスライド−ビー
ド塗布装置を示す。間隙5の中の液体はこの技術分野で
一般的にビードとよばれる。スライド表面16とリップ
ランド(lip land)17は交わってリップ18を形成す
る。
【0019】図3は本発明の二重スライドシステムを示
す。図3において、液体1および2と基板6は上述した
同じ符号の要素に対応する。本発明の二重スライドは上
部スライド19と下部スライド20を有し、下部スライ
ド20はリップ18でリップランド17と交差する。上
部スライド19は基板6に向かって下向きに傾斜してい
る。水平に対して10〜45度の傾斜角が好ましい。下
部スライドはその長さが0.25から1.00mm、よ
り好ましくは0.25から0.60mm、最も好ましく
は0.40から0.60mmである。上部スライド1
9、下部スライド20、リップ18は少なくとも塗布層
の幅だけ広い。塗布線(coating line)21は基板6上
の線であって、基板がリップ18と塗布ロール7(図3
では図示されない)の回転軸22の両方を含む平面24
と交差する線である。「塗布位置」の定義はそこで塗布
層が塗布される基板6上の外見上の位置である。塗布位
置は一般的には塗布線21の近くであり、便宜上、塗布
位置は塗布線21と等しいと定義される。
【0020】本発明の装置においては、塗布位置は塗布
ロール7の外周で塗布ロール7の水平中心面の10度以
上しかし50度以下だけ下である。塗布位置が10度以
上しかし20度以下塗布ロール7の水平中心面の下であ
ることがより好ましい。
【0021】下部スライド20の表面は好ましくは塗布
位置において基板6と接する平面に対して垂直である。
実際には、下部スライド20の表面と塗布位置において
基板6と接する平面との間の角度は好ましくは85度と
95度の間;より好ましくは89度と91度の間であ
る。便宜的に、85度は垂直から(接面に対して)5度
下と定義され、95度は垂直から5度上と定義される。
実際に作製されるように、上部スライド19と下部スラ
イド20との接合部は円筒の内面で近似される。動作真
空範囲を拡張する点について最大の利益を達成するため
にはこの断面の曲率半径を小さくし、しかし流動中に停
滞したまたは再循環する帯域を作るような鋭いコーナー
を形成するほど小さくなくしなければならない。実際的
には、0.075mmの曲率半径が適している。効果が
少ないとしても、湾曲部の広がりが下部スライド20が
完全に湾曲するところまで増加しても有益な効果が得ら
れる。この場合、湾曲した下部スライド20の終端で接
する平面は塗布位置で基板6の表面に接する面に対して
85度から95度であるのが好ましいであろう。
【0022】水平面から10度以上下の塗布位置に対し
て、下部スライドと基板に接する平面との間の角度85
度〜95度は最大差圧を増加させる効果を与える。この
装置配列では図3に示すように、図2の従来の設計の装
置について示したよりビードの表面が非常に少なく湾曲
するように液体流の薄い領域は向きを変えられる。その
結果、所定の塗布速度でビードを不安定な形状に操作す
るために必要な差圧は大きく増加する。下部スライドを
95度以上の角度で向きを変えることは操業上の自由度
についてある程度の利益が得られるが、鋭くかつ損傷し
やすいリップ領域を作る。本発明で得られる最大差圧の
増加は下部スライドが重力の累積する影響が少なく貯液
が最小であるように比較的短い場合により著しい。下部
スライドの長さが0.5mmのときに効果は最も顕著で
ある。
【0023】ここで記述される本発明は、それに限定さ
れるものではないが感光性および/または放射線感受性
の液体の層を含む無数の流動する液体層に対して有効で
ある。これら感光性および/または放射線感受性の層は
グラフィックアート、印刷、医学および情報システムな
どの分野における像形成(imaging )および複写(repr
oduction)に利用可能である。塩化銀の感光層およびそ
れに関連する層が好ましい。感光性ポリマー、ジアゾ、
小胞像形成組成物(vesicular image-formingcompositi
ons)および他の系がハロゲン化銀に加えて使用するこ
とができる。
【0024】新規な方法において使用される層を支持す
る支持基板はいかなる適当な透明プラスチックまたは紙
でも良い。好適なプラスチックフィルムはセルロース系
支持体、例えばセルロースアセテート、セルローストリ
アセテート、セルロース混合エステル類、ポリエチレン
テレフタレート/イソフタレート類その他を含むがこれ
らに限定されない。上述したポリエステルフィルムはそ
れらの寸法安定性の故に特に好適である。それらのフィ
ルムの製造の間、例えばロウリンズ(Rawlinsによって
米国特許第3,567,452 号に教示されているビニリデンク
ロライド−イタコン酸の混合ポリマー下塗り組成物、ま
たはミラー(Miller)によって米国特許第4,916,011 号
および第4,701,403 号に、チョー(Cho )によって米国
特許第4,891,308 号に教示されている帯電防止組成物
(antistatic compositions )のような樹脂下塗り層を
塗布するのが好ましい。
【0025】「流動する液体層」という語はこの分野で
知られているように、単一の層または同時に塗布された
多数の層を指すように意図されている。多層の塗布は多
数の塗布ホッパーを必要とする。
【0026】写真フィルムの塗布された層は液体媒質の
蒸発によって乾燥される。蒸発は好ましくは伝導、対流
および/または輻射加熱によって加速される。熱の移動
はファンデルホーフ(Van Derhoef )らが米国特許第2,
269,169 号に、ローズ(Rose)が米国特許第2,620,285
号に、ルフ(Ruff)がドイツ特許公開公報第2,703,776
号に、そしてアーター(Arter )が米国特許第4,365,42
3 号に示しているように支持基板を通しての加熱された
ドラムまたはロールとの物理的な接触、または暖かい空
気などの気体媒質との直接の接触などによって起こり得
る。塗布された層への気体媒質のジェット衝突は、ウィ
リス(Willis)が米国特許第1,951,004号に、アランダ
ー(Allander )が米国特許第3,012,335 号に、マイヤ
ー−ウィンドホルスト(Meier-Windhorst )が米国特許
第3,041,739 号に、ステリング(Stelling)が米国特許
第3,074,179 号に、ダーシー(Darcy )らが米国特許第
3,599,341 号に、そしてスチッベ(Stibbe)が米国特許
第4,116,620 号に示しているように、熱と質量を移動す
る媒質を提供する。感光性フィルムが比較的敏感でない
放射線もベック(Beck)が米国特許第2,815,307 号およ
び第3,898,882 号に示しているように液体媒質の蒸発を
実現するのに使用することができる。ディッペル(Dipp
el)らによって米国特許第3,588,218 号に、カニンガム
(Cunningham)らによって米国特許第2,662,302 号に、
ブリークリー(Bleackley )によって米国特許第3,466,
415 号に、ハリング(Hering)によって米国特許第3,58
9,022号に、ステファンセン(Stephansen)によって米
国特許第3,672,066 号に、フィリップス(Philips )に
よって英国特許第633,731 号に、そしてクロキ(Kurok
i)によって英国特許第1,207,222 号に示されているマ
イクロウェーブ加熱も同様に使用することができる。
【0027】これらの教示は以下の実施例によって最も
よく表示されるが、これらは本発明の範囲を制限するも
のではない。
【0028】実施例1−対照例 150メーター/分で動作しているスライド−ビード塗
布装置を用い二つの異なる層をポリエチレンテレフタレ
ート基板上に塗布した。上層は7%ゼラチン水溶液(粘
度13cp)で、濡れた状態の厚さ20マイクロメータ
に塗布された。下層はコロイド状の懸濁のAgBrを9%伴
う6%ゼラチン溶液(粘度8.9cp)で、濡れた状態
の厚さ50マイクロメータに塗布された。スライド塗布
装置は、水平からほぼ23度傾斜し塗布リップと基板の
表面がロールの水平中心面からほぼ15度下で0.25
mmの塗布間隙だけ離れるように設置されている単一の
平坦なスライド表面を有していた。このスライド塗布装
置を用いこれらの塗布条件で、塗布装置の真空室に付与
する差圧を等間隔の乱れが基板を横切って観察されるま
で増加した。ついで、差圧を徐々に減少し、等間隔の乱
れが消失する差圧を最大差圧として定義した。この対照
例では最大差圧が82Pa(水柱0.33インチ)であ
ることが観察された。
【0029】実施例2−本発明 下部スライドの表面と塗布位置において基板の表面と接
する平面との間の角度が90度であるようにスライド表
面が上部スライドに対して傾斜した0.5mmの下部ス
ライドを有する以外は実施例1の全ての条件を繰り返し
た。この配置は下部スライドと水平との間の角度15度
に相当する。この本発明のスライド塗布装置を用いたと
き、観察された最大差圧は370Pa(水柱1.50イ
ンチ)であった。
【0030】実施例3−対照例 下部スライドの表面と塗布位置において基板の表面と接
する平面との間の角度が110度であるようにスライド
表面が上部スライドに対して傾斜した長さ0.55mm
の下部スライドを有する以外は実施例1の全ての条件を
繰り返した。この配置は下部スライドと水平との間の角
度5度に相当する。この配置の下部スライドの角度はジ
ャクソン(Jackson )に付与された米国特許第3,993,01
9 号の教示の範囲内である。この対照例のスライド塗布
装置を用いたとき、最大差圧が170Pa(水柱0.6
7インチ)であることが観察された。
【0031】実施例4−本発明 下部スライドの表面と塗布位置において基板の表面と接
する平面との間の角度が90度であるようにスライド表
面が上部スライドに対して傾斜した長さ1.0mmの下
部スライドを有する以外は実施例1の全ての条件を繰り
返した。この配置は下部スライドと水平との間の角度1
5度に相当する。この本発明のスライド塗布装置を用い
たとき、最大差圧が210Pa(水柱0.85インチ)
であることが観察された。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
リブの形成が始まる最大差圧を増加させることができ
る。さらに、本発明によれば、スライド−ビード塗布装
置を高速で運転でき、生産を増強することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のスライド−ビード塗布装置の模式的部分
立面図である。
【図2】図1に示した従来装置のビード領域の模式的部
分立面図である。
【図3】本発明の一実施例の部分縦断面図である。
【符号の説明】
1、2 液体 3、4 塗布プレート 5 間隙 6 基板 7 塗布ロール 8、9 供給ポンプ 10、11 空洞 12、13 スロット 14 室 15 ポンプ 16 スライドの表面 17 リップランド 18 リップ 19 上部スライド 20 下部スライド 21 塗布線 22 回転軸 23 水平中心面 24 回転軸とリップを通る平面 26 ドレインチューブ 27 溜め
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 コスタス ニキフォロス クリストドーロ ー アメリカ合衆国 19810 デラウエア州 ウイルミントン レイブン ロード 2504

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗布リップにおいて終端している下部ス
    ライド表面と結合している上部スライド表面、回転中心
    軸および該軸を通る水平中心面を有する塗布ロール、前
    記塗布リップと前記塗布ロールによって前記リップを通
    過して運搬される基板との間に位置する塗布位置に液体
    の橋すなわちビードが形成されるように少なくとも1種
    の流動する液体層を前記上部スライド表面および前記下
    部スライド表面に供給する手段を備え、前記塗布位置が
    前記塗布ロールの外周で水平中心面の10度以上かつ5
    0度以下だけ下方であり、前記下部スライド表面が前記
    塗布位置で前記基板の表面に接する平面と85度と95
    度との間の角度を形成していることを特徴とするスライ
    ド−ビード塗布装置。
  2. 【請求項2】 前記下部スライド表面の長さが0.25
    から1.00mmであることを特徴とする請求項1に記
    載の装置。
  3. 【請求項3】 前記下部スライド表面の長さが0.25
    から0.75mmであることを特徴とする請求項2に記
    載の装置。
  4. 【請求項4】 前記下部スライド表面の長さが0.40
    から0.60mmであることを特徴とする請求項2に記
    載の装置。
  5. 【請求項5】 前記下部スライド表面が前記塗布位置に
    おいて前記基板の表面と接する平面と89〜91度の角
    度を形成することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記少なくとも1種の流動する液体層が
    感光性もしくは放射線感受性であることを特徴とする請
    求項1に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記基板がポリエチレンテレフタレート
    からなることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記塗布位置が前記水平中心面の下10
    度以上かつ20度以下であることを特徴とする請求項1
    に記載の装置。
  9. 【請求項9】 液体供給手段から液体の流動を開始して
    塗布リップにおいて終端している下部スライド表面と結
    合している上部スライド表面を含む二重スライド表面上
    に少なくとも1種の流動する液体層を形成する工程、液
    体の橋すなわちビードが前記塗布リップと前記基板との
    間に位置する塗布位置に形成されるように前記基板を軸
    上で回転する塗布ロール上を前記リップを通過して輸送
    しそれによって液体を前記液体ビードから前記基板上に
    移す工程、ただし前記ビード中の液体は前記液体層供給
    手段から連続的に補充される、および前記塗布位置を前
    記塗布ロールの外周で水平中心面の10度以上かつ50
    度以下だけ下方に位置させる工程、前記下部スライド表
    面が前記塗布位置で前記基板の表面に接する平面と85
    度と95度との間の角度を形成するように配置する工程
    を有することを特徴とする表面塗布方法。
  10. 【請求項10】 前記下部スライド表面の長さが0.2
    5から1.00mmであることを特徴とする請求項9に
    記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記塗布位置が前記水平中心面の下1
    0度以上かつ20度以下に位置することを特徴とする請
    求項9に記載の方法。
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