JPH0810678A - ダイコータ - Google Patents
ダイコータInfo
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- JPH0810678A JPH0810678A JP14651794A JP14651794A JPH0810678A JP H0810678 A JPH0810678 A JP H0810678A JP 14651794 A JP14651794 A JP 14651794A JP 14651794 A JP14651794 A JP 14651794A JP H0810678 A JPH0810678 A JP H0810678A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slit
- deckle
- manifold
- liquid
- die coater
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ダイを分解することなしに塗布幅の変更を容
易に行え、かつ、ウェブ上に安定した塗布膜を形成でき
る改良されたダイコータを提供すること。 【構成】 上下の金型によりマニホールドおよびマニホ
ールドから延長するスリットを形成し、スリット先端と
バックアップロールとのギャップ部分のウエブ上流側を
減圧チャンバーで包囲してなるダイコータにおいて、減
圧チャンバーがバックアップロールの軸方向に複数域に
区画され、各区画にそれぞれ真空系が接続されてなるこ
とを特徴とする。 【効果】 前記目的を達成することができる。
易に行え、かつ、ウェブ上に安定した塗布膜を形成でき
る改良されたダイコータを提供すること。 【構成】 上下の金型によりマニホールドおよびマニホ
ールドから延長するスリットを形成し、スリット先端と
バックアップロールとのギャップ部分のウエブ上流側を
減圧チャンバーで包囲してなるダイコータにおいて、減
圧チャンバーがバックアップロールの軸方向に複数域に
区画され、各区画にそれぞれ真空系が接続されてなるこ
とを特徴とする。 【効果】 前記目的を達成することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイコータに関するも
のであり、詳しくは、ダイを分解することなく塗布幅の
変更を容易に行えるように改良されたダイコータに関す
るものである。
のであり、詳しくは、ダイを分解することなく塗布幅の
変更を容易に行えるように改良されたダイコータに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、走行するシート(ウェブ)表
面への塗布装置として、ダイコータが使用されている。
このダイコータは、上下の金型によりマニホールドおよ
びこのマニホールドから延長するスリットを形成し、こ
のスリット内の左右両端部にはデッケルそれぞれ液密状
態で配置されたダイを備えた構造とされている。スリッ
ト内に配置されたデッケルはスリットを閉鎖する機能を
果たすものでありが、これを所定の位置に移動させて塗
布幅を変更する場合には、従来から知られているダイコ
ータにあっては、ダイをダイコータから取り外して、分
解する必要があった。
面への塗布装置として、ダイコータが使用されている。
このダイコータは、上下の金型によりマニホールドおよ
びこのマニホールドから延長するスリットを形成し、こ
のスリット内の左右両端部にはデッケルそれぞれ液密状
態で配置されたダイを備えた構造とされている。スリッ
ト内に配置されたデッケルはスリットを閉鎖する機能を
果たすものでありが、これを所定の位置に移動させて塗
布幅を変更する場合には、従来から知られているダイコ
ータにあっては、ダイをダイコータから取り外して、分
解する必要があった。
【0003】また、ダイコータは多数の組立てボルトを
有するため、ダイの取り外し、分解・組立てなどの作業
には長時間を要し、ダイを組立てた後には復元状態を確
認する必要があるため、かなりの手間と時間を要するば
かりでなく、作業環境も必ずしも良くないので、作業者
の負担が大であるとの欠点があった。このような課題を
解決する目的で、本出願人は先に種々の検討を行い、ダ
イの取り外し・分解をせずに塗布幅を変更する方法とし
て、デッケルをデッケルガイドによってマニホールド内
の左右両側にインナーデッケルシャフトに取付け、この
インナーデッケルシャフトを駆動させることにより塗布
幅を変更する方法を提案した(特願平4−28881
6、特願平4−305573)。
有するため、ダイの取り外し、分解・組立てなどの作業
には長時間を要し、ダイを組立てた後には復元状態を確
認する必要があるため、かなりの手間と時間を要するば
かりでなく、作業環境も必ずしも良くないので、作業者
の負担が大であるとの欠点があった。このような課題を
解決する目的で、本出願人は先に種々の検討を行い、ダ
イの取り外し・分解をせずに塗布幅を変更する方法とし
て、デッケルをデッケルガイドによってマニホールド内
の左右両側にインナーデッケルシャフトに取付け、この
インナーデッケルシャフトを駆動させることにより塗布
幅を変更する方法を提案した(特願平4−28881
6、特願平4−305573)。
【0004】ダイコータによって連続塗布する際には、
塗布膜の厚さとダイスリット先端とウェブとの間隔(ギ
ャップ)との関係の制御が重要である。すなわち、膜厚
を薄くするためにはギャップを小さくする必要がある
が、ウェブに厚さのバラツキ、ソリ、ゆがみ等があるの
で、ギャップを小さくするには限界があり、ギャップを
小さくし過ぎるとダイスリット先端とウェブが接触する
危険性があり、ギャップを大きくし過ぎると塗布液の吐
出状態が著しく不安定になる。ギャップを広げて安定塗
布する方法として、ウェブ上流側を減圧に保持すること
が知られており(ジャーナル・オブ・フリュッド・エン
ジニアリング、1982年12月、Vol.104、4
69〜474頁)、具体的にビード安定用吸引チャンバ
ーを設置し、このチャンバー内の減圧度を制御する方法
も提案されている(特公昭62−50195号公報参
照)。
塗布膜の厚さとダイスリット先端とウェブとの間隔(ギ
ャップ)との関係の制御が重要である。すなわち、膜厚
を薄くするためにはギャップを小さくする必要がある
が、ウェブに厚さのバラツキ、ソリ、ゆがみ等があるの
で、ギャップを小さくするには限界があり、ギャップを
小さくし過ぎるとダイスリット先端とウェブが接触する
危険性があり、ギャップを大きくし過ぎると塗布液の吐
出状態が著しく不安定になる。ギャップを広げて安定塗
布する方法として、ウェブ上流側を減圧に保持すること
が知られており(ジャーナル・オブ・フリュッド・エン
ジニアリング、1982年12月、Vol.104、4
69〜474頁)、具体的にビード安定用吸引チャンバ
ーを設置し、このチャンバー内の減圧度を制御する方法
も提案されている(特公昭62−50195号公報参
照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ダイスリット先端とバ
ックアップロール間のギャップに配置したウェブ上流側
に減圧チャンバーが設置されたダイコータにあっては、
塗布幅を変更するためにインナーデッケルシャフトを移
動させると、塗布液が吐出されないギャップを通して周
囲のガス(空気)が洩れ込むこととなる。このため、減
圧チャンバーにおける減圧度の制御が困難となり、チャ
ンバー内の減圧度が不均一になり、結果的にウェブ上に
安定して塗布膜を形成することができない。本発明の目
的は、インナーデッケルシャフトを移動させて、塗布液
の塗布幅を変更する際にも減圧状態に影響のない改良さ
れたダイコータを提供することにある。
ックアップロール間のギャップに配置したウェブ上流側
に減圧チャンバーが設置されたダイコータにあっては、
塗布幅を変更するためにインナーデッケルシャフトを移
動させると、塗布液が吐出されないギャップを通して周
囲のガス(空気)が洩れ込むこととなる。このため、減
圧チャンバーにおける減圧度の制御が困難となり、チャ
ンバー内の減圧度が不均一になり、結果的にウェブ上に
安定して塗布膜を形成することができない。本発明の目
的は、インナーデッケルシャフトを移動させて、塗布液
の塗布幅を変更する際にも減圧状態に影響のない改良さ
れたダイコータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく鋭意検討した結果、減圧チャンバーを特定の
構造とし、かつ、インナーデッケルシャフトに特定構造
のデッケル、デッケルガイドおよびシール片を設置する
ことにより、空気洩れを防止して減圧チャンバーを効率
的に操作し得ることを見出し、本発明に到達した。上記
課題を解決するために、請求項1に記載の発明において
は、上下の金型によりマニホールドおよびマニホールド
から延長するスリットを形成し、スリット先端とバック
アップロールとのギャップ部分のウエブ上流側に減圧チ
ャンバーで包囲してなるダイコータにおいて、減圧チャ
ンバーがバックアップロールの軸方向に複数域に区画さ
れ、各区画にそれぞれ真空系が接続するという手段を講
じているものである。また、請求項2に記載の発明にお
いては、上下の金型によりマニホールドおよびマニホー
ルドから延長するスリットを形成し、スリット先端とバ
ックアップロールとのギャップ部分のウエブ上流側に減
圧チャンバーで包囲してなるダイコータにおいて、減圧
チャンバーがバックアップロールの軸方向に複数域に区
画され、各区画にそれぞれ真空系が接続されており、さ
らに、マニホールド内に、先端付近を液密状態として液
密状態のまま移動可能なインナーデッケルシャフトが設
けられ、このインナーデッケルシャフトに、(1)スリ
ットに対して液密状態で、かつ、インナーデッケルシャ
フトの液密状態部分と接続して配置され、マニホールド
からスリット先端まで延びるデッケル、(2)スリット
に対して非液密状態で配置され、上記デッケルを固定す
るデッケルガイド、および(3)スリットに対して非液
密状態で、かつ、デッケルより後方に配置され、スリッ
ト先端外まで延びるシール片、が設けるという手段を講
じているものである。
解決すべく鋭意検討した結果、減圧チャンバーを特定の
構造とし、かつ、インナーデッケルシャフトに特定構造
のデッケル、デッケルガイドおよびシール片を設置する
ことにより、空気洩れを防止して減圧チャンバーを効率
的に操作し得ることを見出し、本発明に到達した。上記
課題を解決するために、請求項1に記載の発明において
は、上下の金型によりマニホールドおよびマニホールド
から延長するスリットを形成し、スリット先端とバック
アップロールとのギャップ部分のウエブ上流側に減圧チ
ャンバーで包囲してなるダイコータにおいて、減圧チャ
ンバーがバックアップロールの軸方向に複数域に区画さ
れ、各区画にそれぞれ真空系が接続するという手段を講
じているものである。また、請求項2に記載の発明にお
いては、上下の金型によりマニホールドおよびマニホー
ルドから延長するスリットを形成し、スリット先端とバ
ックアップロールとのギャップ部分のウエブ上流側に減
圧チャンバーで包囲してなるダイコータにおいて、減圧
チャンバーがバックアップロールの軸方向に複数域に区
画され、各区画にそれぞれ真空系が接続されており、さ
らに、マニホールド内に、先端付近を液密状態として液
密状態のまま移動可能なインナーデッケルシャフトが設
けられ、このインナーデッケルシャフトに、(1)スリ
ットに対して液密状態で、かつ、インナーデッケルシャ
フトの液密状態部分と接続して配置され、マニホールド
からスリット先端まで延びるデッケル、(2)スリット
に対して非液密状態で配置され、上記デッケルを固定す
るデッケルガイド、および(3)スリットに対して非液
密状態で、かつ、デッケルより後方に配置され、スリッ
ト先端外まで延びるシール片、が設けるという手段を講
じているものである。
【0007】以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明
するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の記載例
に限定されるものではない。図1は本発明に係るダイコ
ータの一例の側面図、図2は減圧チャンバーの一例の斜
視図、図3は本発明に係るダイコータの他の例の側面
図、図4は減圧チャンバーの他の例の斜視図、図5は請
求項2に記載のダイコータの一例の概略図である。
するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の記載例
に限定されるものではない。図1は本発明に係るダイコ
ータの一例の側面図、図2は減圧チャンバーの一例の斜
視図、図3は本発明に係るダイコータの他の例の側面
図、図4は減圧チャンバーの他の例の斜視図、図5は請
求項2に記載のダイコータの一例の概略図である。
【0008】図において、1、31は金型、2、32は
上型、3、33は下型、4、34はマニホールド、5、
35はスリット、6、36はバックアップロール、7、
37は減圧チャンバー、8、38、38a、38bは減
圧導管、9,39は隔壁、40はインナーデッケルシャ
フト、41はインナーデッケルシャフトの液シール部、
42はデッケル、43、43aはデッケルガイド、44
はシール片、45は閉塞棒、46は連結棒、47はシー
ル部、Aはウェブの進行方向、Bは減圧方向、Cは塗布
液の供給方向をそれぞれ示す。
上型、3、33は下型、4、34はマニホールド、5、
35はスリット、6、36はバックアップロール、7、
37は減圧チャンバー、8、38、38a、38bは減
圧導管、9,39は隔壁、40はインナーデッケルシャ
フト、41はインナーデッケルシャフトの液シール部、
42はデッケル、43、43aはデッケルガイド、44
はシール片、45は閉塞棒、46は連結棒、47はシー
ル部、Aはウェブの進行方向、Bは減圧方向、Cは塗布
液の供給方向をそれぞれ示す。
【0009】本発明の請求項1に記載のダイコータの一
例を、図1および図2に基づいて説明する。この図1に
示したダイコータは、上型2と下型3とより、マニホー
ルド3とスリット4とを形成した金型1と、スリットの
先端に配置したバックアップロール6、およびスリット
5の先端とバックアップロール6とによって形成される
ギャップ部分に送られるウェブ上流側に配置された減圧
チャンバー7によって構成される。
例を、図1および図2に基づいて説明する。この図1に
示したダイコータは、上型2と下型3とより、マニホー
ルド3とスリット4とを形成した金型1と、スリットの
先端に配置したバックアップロール6、およびスリット
5の先端とバックアップロール6とによって形成される
ギャップ部分に送られるウェブ上流側に配置された減圧
チャンバー7によって構成される。
【0010】減圧チャンバー7は、減圧度の制御を容易
にする機能を果たし、結果的にウェブ上に安定して塗布
膜を形成することができるという効果を奏する。減圧チ
ャンバー7は、図1に示したように、金型に接触させ、
かつ、スリット5の先端とバックアップロール6とによ
って形成されるギャップ部分に送られるウェブ上流側に
配置される。減圧チャンバー7はさらに、図2に示した
ように、バックアップロール6の軸(長さ)方向に沿っ
て複数に区画し、各区画をそれぞれ真空系に接続する。
減圧チャンバーを複数に区画し、各区画をそれぞれ真空
系に接続することにより、ウェブと塗布液とのによって
形成される空間部分の減圧度の制御を一層容易とし、ウ
ェブ上に安定して塗布膜を形成することができる。
にする機能を果たし、結果的にウェブ上に安定して塗布
膜を形成することができるという効果を奏する。減圧チ
ャンバー7は、図1に示したように、金型に接触させ、
かつ、スリット5の先端とバックアップロール6とによ
って形成されるギャップ部分に送られるウェブ上流側に
配置される。減圧チャンバー7はさらに、図2に示した
ように、バックアップロール6の軸(長さ)方向に沿っ
て複数に区画し、各区画をそれぞれ真空系に接続する。
減圧チャンバーを複数に区画し、各区画をそれぞれ真空
系に接続することにより、ウェブと塗布液とのによって
形成される空間部分の減圧度の制御を一層容易とし、ウ
ェブ上に安定して塗布膜を形成することができる。
【0011】本発明の請求項2に記載のダイコータの一
例を、図3ないし図5に基づいて説明する。この図3に
示したダイコータは、上型32と下型33とにより、マ
ニホールド34とスリット35とを形成した金型31
と、スリットの先端に配置したバックアップロール3
6、およびスリット35の先端とバックアップロール3
6とによって形成されるギャップ部分に送られるウェブ
上流側に配置された減圧チャンバー37によって構成さ
れる。
例を、図3ないし図5に基づいて説明する。この図3に
示したダイコータは、上型32と下型33とにより、マ
ニホールド34とスリット35とを形成した金型31
と、スリットの先端に配置したバックアップロール3
6、およびスリット35の先端とバックアップロール3
6とによって形成されるギャップ部分に送られるウェブ
上流側に配置された減圧チャンバー37によって構成さ
れる。
【0012】図4に示したように、バックアップロール
36の軸(長さ)方向に沿って複数に区画し、各区画を
それぞれ真空系に接続する。減圧チャンバーを複数に区
画し、各区画をそれぞれ真空系に接続することにより、
ウェブと塗布液とによって形成される空間部分の減圧度
の制御を一層容易とし、ウェブ上に安定して塗布膜を形
成することができる。図5において、点線で示した部分
は金型31であり、実線で示した部分は減圧チャンバー
37である。
36の軸(長さ)方向に沿って複数に区画し、各区画を
それぞれ真空系に接続する。減圧チャンバーを複数に区
画し、各区画をそれぞれ真空系に接続することにより、
ウェブと塗布液とによって形成される空間部分の減圧度
の制御を一層容易とし、ウェブ上に安定して塗布膜を形
成することができる。図5において、点線で示した部分
は金型31であり、実線で示した部分は減圧チャンバー
37である。
【0013】減圧チャンバー37は、その幅は金型の幅
より若干小さくするのが好ましい。なお、減圧チャンバ
ーの空間部は、余り小さすぎると減圧がウェブと塗布液
とのによって形成される空間部分に直ちに適用され、減
圧度の制御が困難になるので、緩衝効果を発揮する程度
の大きさにするのが好ましい。減圧チャンバーを複数に
区画する場合の区画個々の大きさ、数には特に制限はな
いが、区画数を2〜20個の範囲で選び、各々をほぼ均
等な大きさとするのが好ましい。図5においては、隔壁
39のよって複数に区画した減圧チャンバーの各区画を
導管38に繋ぎ、複数の導管38を導管38aに繋ぎ、
導管38bによって図示されていない真空源に繋いだ例
を示した。
より若干小さくするのが好ましい。なお、減圧チャンバ
ーの空間部は、余り小さすぎると減圧がウェブと塗布液
とのによって形成される空間部分に直ちに適用され、減
圧度の制御が困難になるので、緩衝効果を発揮する程度
の大きさにするのが好ましい。減圧チャンバーを複数に
区画する場合の区画個々の大きさ、数には特に制限はな
いが、区画数を2〜20個の範囲で選び、各々をほぼ均
等な大きさとするのが好ましい。図5においては、隔壁
39のよって複数に区画した減圧チャンバーの各区画を
導管38に繋ぎ、複数の導管38を導管38aに繋ぎ、
導管38bによって図示されていない真空源に繋いだ例
を示した。
【0014】減圧チャンバーは、減圧チャンバーに適用
される圧力に耐え得る金属材料によって構成するのが好
ましい。実際の塗布作業において減圧チャンバーに適用
される圧力は、塗布膜の厚さ、塗布液の粘度などを考慮
して選択されるが、通常は100〜700mmHg、好
ましくは150〜400mmHgの範囲で選ばれる。
される圧力に耐え得る金属材料によって構成するのが好
ましい。実際の塗布作業において減圧チャンバーに適用
される圧力は、塗布膜の厚さ、塗布液の粘度などを考慮
して選択されるが、通常は100〜700mmHg、好
ましくは150〜400mmHgの範囲で選ばれる。
【0015】本発明に係るダイコータの金型に設けられ
たマニホールドは、金型の外部から供給される塗布液を
スリットに分配する機能を果たす。スリットは、薄板状
空間部の全体を指称し、塗布液をウェブ上に案内する機
能を果たす。このスリットの厚さは50〜500μmの
範囲で選ばれる。
たマニホールドは、金型の外部から供給される塗布液を
スリットに分配する機能を果たす。スリットは、薄板状
空間部の全体を指称し、塗布液をウェブ上に案内する機
能を果たす。このスリットの厚さは50〜500μmの
範囲で選ばれる。
【0016】マニホールドの両側には、金型の外部から
マニホールド内に挿入、設置されたインナ−デッケルシ
ャフト40を配置する。このインナ−デッケルシャフト
40をマニホールド34内で接近、離隔することによっ
て、ウェブ上に供給する塗布液の幅を変更する機能を果
たす。インナ−デッケルシャフト40をマニホールド3
4内で左右に移動させるために、金型の外部に、駆動装
置を設置する必要がある。なお、マニホールド内に挿
入、設置するインナ−デッケルシャフト40は、マニホ
ールドの左右に一対設置するのが好ましいが、マニホー
ルドの一方のみに設置し、他方はサイドプレートで閉鎖
した構造としてもよい。
マニホールド内に挿入、設置されたインナ−デッケルシ
ャフト40を配置する。このインナ−デッケルシャフト
40をマニホールド34内で接近、離隔することによっ
て、ウェブ上に供給する塗布液の幅を変更する機能を果
たす。インナ−デッケルシャフト40をマニホールド3
4内で左右に移動させるために、金型の外部に、駆動装
置を設置する必要がある。なお、マニホールド内に挿
入、設置するインナ−デッケルシャフト40は、マニホ
ールドの左右に一対設置するのが好ましいが、マニホー
ルドの一方のみに設置し、他方はサイドプレートで閉鎖
した構造としてもよい。
【0017】ウェブ上に供給する塗布液の幅を変更する
場合には、ウェブと塗布液とによって形成される空間部
分にのみあればよいので、減圧を適用する範囲もこれに
応じて変更する必要があり、この目的のために、インナ
ーデッケルシャフト40の移動に連動して、真空系を開
閉させる機構を設置する。図5に示した例では、真空系
を開閉させる機構は、閉塞棒45、シール部47によっ
て構成される。閉塞棒45は対にして、真空源に繋がる
導管38aの両端部から内部に接近、離隔可能に挿入
し、導管38aの内部の適所にシール部47を設けて、
真空源が適用できる減圧チャンバーの範囲を調節する。
シール部47は、導管38aに適用される真空度を弱め
ないものであればよく、O−リングなどのシール部材に
よって構成するのが好ましい。真空源が適用される減圧
チャンバーの範囲(区画の数)を調節するには、導管3
8aの内部へ挿入する閉塞棒45の深度を調節すればよ
い。
場合には、ウェブと塗布液とによって形成される空間部
分にのみあればよいので、減圧を適用する範囲もこれに
応じて変更する必要があり、この目的のために、インナ
ーデッケルシャフト40の移動に連動して、真空系を開
閉させる機構を設置する。図5に示した例では、真空系
を開閉させる機構は、閉塞棒45、シール部47によっ
て構成される。閉塞棒45は対にして、真空源に繋がる
導管38aの両端部から内部に接近、離隔可能に挿入
し、導管38aの内部の適所にシール部47を設けて、
真空源が適用できる減圧チャンバーの範囲を調節する。
シール部47は、導管38aに適用される真空度を弱め
ないものであればよく、O−リングなどのシール部材に
よって構成するのが好ましい。真空源が適用される減圧
チャンバーの範囲(区画の数)を調節するには、導管3
8aの内部へ挿入する閉塞棒45の深度を調節すればよ
い。
【0018】インナーデッケルシャフト40と真空系を
開閉させる機構とを連動させるには、図5に示したよう
に、インナーデッケルシャフト40と閉塞棒45とを連
結棒46によって連結するのが好ましいが、この例に限
定されるものではなく、両者を金型外部に設置したイン
ナーデッケルシャフト40駆動装置に連結してもよい
し、インナーデッケルシャフト40駆動装置とは別に閉
塞棒45駆動装置を設置し、双方の駆動装置を連動させ
てもよい。さらには、駆動装置を一切用いずに、個別に
バルブの開閉を行なってもよい。
開閉させる機構とを連動させるには、図5に示したよう
に、インナーデッケルシャフト40と閉塞棒45とを連
結棒46によって連結するのが好ましいが、この例に限
定されるものではなく、両者を金型外部に設置したイン
ナーデッケルシャフト40駆動装置に連結してもよい
し、インナーデッケルシャフト40駆動装置とは別に閉
塞棒45駆動装置を設置し、双方の駆動装置を連動させ
てもよい。さらには、駆動装置を一切用いずに、個別に
バルブの開閉を行なってもよい。
【0019】インナ−デッケルシャフト40は、その長
さ方向に対する直角方向の断面が、通常は円形とするの
がよく、中実体であってもよいが、中空体としその中空
部に塗布液の供路として活用できるようにするのが好ま
しい。なお、マニホールド内に塗布液を供給する方法と
しては、上のインナ−デッケルシャフト40の中空部を
利用する外、金型の上型またはスリットの反対側からマ
ニホールドに連通させて設けた穴を利用する方法があ
る。
さ方向に対する直角方向の断面が、通常は円形とするの
がよく、中実体であってもよいが、中空体としその中空
部に塗布液の供路として活用できるようにするのが好ま
しい。なお、マニホールド内に塗布液を供給する方法と
しては、上のインナ−デッケルシャフト40の中空部を
利用する外、金型の上型またはスリットの反対側からマ
ニホールドに連通させて設けた穴を利用する方法があ
る。
【0020】インナ−デッケルシャフト40の大きさ
は、マニホールド34に対して液密ではないが、先端付
近の一部のおいて液密構造にする必要がある。ここで液
密とは、液シール構造の意味であり、円筒状の摺動部に
用いられるO−リング、グランドパッキングなどが用い
られる。インナーデッケルシャフトの液シール部41
は、マニホールド34からウエブ上に供給される塗布液
のスリット35内での自由流動を防止する機能を果た
す。すなわち、塗布液が一対の液シール部41の間のみ
からウエブ上に供給させ、液シール部41の後方(液シ
ール部41が設けられていないインナーデッケルシャフ
ト40部分)からは漏れないようにする。
は、マニホールド34に対して液密ではないが、先端付
近の一部のおいて液密構造にする必要がある。ここで液
密とは、液シール構造の意味であり、円筒状の摺動部に
用いられるO−リング、グランドパッキングなどが用い
られる。インナーデッケルシャフトの液シール部41
は、マニホールド34からウエブ上に供給される塗布液
のスリット35内での自由流動を防止する機能を果た
す。すなわち、塗布液が一対の液シール部41の間のみ
からウエブ上に供給させ、液シール部41の後方(液シ
ール部41が設けられていないインナーデッケルシャフ
ト40部分)からは漏れないようにする。
【0021】デッケル42は、スリット35を液密構造
にする機能を果たす。デッケル42は、塗布液やダイコ
ータの洗浄液などに耐蝕性を発揮し、かつ、スリット3
4の間隙を液密状態に保持できる弾性を有す材料より調
製するのが好ましい。例えば、フッソ樹脂、ポリアミド
樹脂、ポリエステル樹脂などは、好ましい材料である。
デッケルの厚さは、スリット34の厚さより5〜50μ
m程度厚いものとし、これを圧縮してスリットに挟みこ
み、液密状態を形成するのが好ましい。デッケル42の
スリット長手方向の幅は、液シール面の端辺りからの液
漏れ防止や、塗布幅を変更する時の摩擦抵抗を軽減する
ために狭いものが好ましく、通常は1〜50mmの範囲
でばれる。
にする機能を果たす。デッケル42は、塗布液やダイコ
ータの洗浄液などに耐蝕性を発揮し、かつ、スリット3
4の間隙を液密状態に保持できる弾性を有す材料より調
製するのが好ましい。例えば、フッソ樹脂、ポリアミド
樹脂、ポリエステル樹脂などは、好ましい材料である。
デッケルの厚さは、スリット34の厚さより5〜50μ
m程度厚いものとし、これを圧縮してスリットに挟みこ
み、液密状態を形成するのが好ましい。デッケル42の
スリット長手方向の幅は、液シール面の端辺りからの液
漏れ防止や、塗布幅を変更する時の摩擦抵抗を軽減する
ために狭いものが好ましく、通常は1〜50mmの範囲
でばれる。
【0022】デッケルガイド43は、塗布幅を変更する
時にデッケル42を左右(塗布液の流れ方向に対して直
角の方向)に円滑に移動させる機能を果たす。デッケル
ガイド43は、図5に例示したように、三角形状の一辺
をインナーデッケルシャフト40に固設し、スリット部
の先端部に達する長さとし、他辺をデッケル42に固定
されている必要がある。デッケルガイド43は、デッケ
ル42と同種の材料より調製するのが好ましい。
時にデッケル42を左右(塗布液の流れ方向に対して直
角の方向)に円滑に移動させる機能を果たす。デッケル
ガイド43は、図5に例示したように、三角形状の一辺
をインナーデッケルシャフト40に固設し、スリット部
の先端部に達する長さとし、他辺をデッケル42に固定
されている必要がある。デッケルガイド43は、デッケ
ル42と同種の材料より調製するのが好ましい。
【0023】デッケルガイド43をデッケル42に固定
する方法は、(1) 接着剤による接着、(2) アリ溝構造に
よる固定、(3) デッケルガイド43の一部に樹脂などを
ライニングしてデッケル42とする方法、(4) デッケル
42を削って厚さを薄くしてデッケルガイド43とする
方法、などのいずれであってもよい。なお、デッケルガ
イド43はスリット部を液密状態とすることはないの
で、左右方向の移動時に抵抗とならないように、その厚
さはスリットの間隙より10〜100μm程度薄いもの
とし、リット34に対しては非液密状態とする。
する方法は、(1) 接着剤による接着、(2) アリ溝構造に
よる固定、(3) デッケルガイド43の一部に樹脂などを
ライニングしてデッケル42とする方法、(4) デッケル
42を削って厚さを薄くしてデッケルガイド43とする
方法、などのいずれであってもよい。なお、デッケルガ
イド43はスリット部を液密状態とすることはないの
で、左右方向の移動時に抵抗とならないように、その厚
さはスリットの間隙より10〜100μm程度薄いもの
とし、リット34に対しては非液密状態とする。
【0024】シール片44は、デッケル42を移動させ
る際に円滑な移動を助ける機能を果たす。シール片44
は、根元をインナーデッケルシャフト40に固設し、ス
リット34の先端を越えて延ばし、スリット34に対し
て非液密状態で配置するのがよい。図5では、インナー
デッケルシャフト40に固設したデッケルガイド43a
に、アリ溝構造によって固定した例示した。シール片4
4は、デッケル42と同種の材料より調製することがで
きる。シール片44な厚さは、スリットの間隙より10
〜100μm程度薄くしてよい。また塗布に求められる
精度があまり厳しくないときは、シール片44を使用し
なくてもよい。
る際に円滑な移動を助ける機能を果たす。シール片44
は、根元をインナーデッケルシャフト40に固設し、ス
リット34の先端を越えて延ばし、スリット34に対し
て非液密状態で配置するのがよい。図5では、インナー
デッケルシャフト40に固設したデッケルガイド43a
に、アリ溝構造によって固定した例示した。シール片4
4は、デッケル42と同種の材料より調製することがで
きる。シール片44な厚さは、スリットの間隙より10
〜100μm程度薄くしてよい。また塗布に求められる
精度があまり厳しくないときは、シール片44を使用し
なくてもよい。
【0025】以下、本発明に係るダイコータによって、
塗布液をウェブ上に塗布する場合を、図3および図5に
基づいて説明する。
塗布液をウェブ上に塗布する場合を、図3および図5に
基づいて説明する。
【0026】図示されていない塗布液タンクに繋がって
いる導管のバルブを開放し、塗布液を金型31内のマニ
ホールド34内に配置された一対の中空にされたインナ
ーデッケルシャフト40に導く。塗布液は、インナーデ
ッケルシャフト40の中空の流路を通って、デッケル4
2により規定された幅に満たされ、シャフト40の先端
からマニホールド35内スリット部から押出され、ウエ
ブ上に塗布される。この際、塗布幅を変更しようとする
には、図示されていない駆動装置によりインナーデッケ
ルシャフト40を移動させることにより、液シール状態
を維持したまま容易に変更できる。真空系を開閉させる
機構が、連結棒46のよってインナーデッケルシャフト
40に連結されているので、塗布幅を変更する際に同時
に真空源が適用できる減圧チャンバーの範囲(区画の
数)を変更することができる(図5参照)。
いる導管のバルブを開放し、塗布液を金型31内のマニ
ホールド34内に配置された一対の中空にされたインナ
ーデッケルシャフト40に導く。塗布液は、インナーデ
ッケルシャフト40の中空の流路を通って、デッケル4
2により規定された幅に満たされ、シャフト40の先端
からマニホールド35内スリット部から押出され、ウエ
ブ上に塗布される。この際、塗布幅を変更しようとする
には、図示されていない駆動装置によりインナーデッケ
ルシャフト40を移動させることにより、液シール状態
を維持したまま容易に変更できる。真空系を開閉させる
機構が、連結棒46のよってインナーデッケルシャフト
40に連結されているので、塗布幅を変更する際に同時
に真空源が適用できる減圧チャンバーの範囲(区画の
数)を変更することができる(図5参照)。
【0027】スリット部から押出された塗布液はウェブ
上に塗布されるが、スリット34の先端を越えて延びた
シール片44がバックアップロール36に巻回されるウ
ェブ上に接触し、減圧チャンバー37に空気が洩れるの
を防ぐことができる(図3参照)。シール片44が減圧
チャンバー37内に引きこまれるとシールが不十分とな
るばかりでなく、減圧チャンバー37内を減圧すること
ができなくなり、好ましくない。ダイスリット先端とウ
ェブとの間隔(ギャップ)を可及的狭くすると、減圧チ
ャンバー37内に真空を適用しやすくなるので好まし
い。ダイスリット先端とウェブとの間隔(ギャップ)
は、シール片44の厚さの2倍以内にするのが好まし
い。
上に塗布されるが、スリット34の先端を越えて延びた
シール片44がバックアップロール36に巻回されるウ
ェブ上に接触し、減圧チャンバー37に空気が洩れるの
を防ぐことができる(図3参照)。シール片44が減圧
チャンバー37内に引きこまれるとシールが不十分とな
るばかりでなく、減圧チャンバー37内を減圧すること
ができなくなり、好ましくない。ダイスリット先端とウ
ェブとの間隔(ギャップ)を可及的狭くすると、減圧チ
ャンバー37内に真空を適用しやすくなるので好まし
い。ダイスリット先端とウェブとの間隔(ギャップ)
は、シール片44の厚さの2倍以内にするのが好まし
い。
【0028】本発明に係るダイコータによって、ウェブ
上に塗布液を塗布する際に、マニホールド35内に一対
のインナーデッケルシャフト40が設けたられている場
合には、インナーデッケルシャフト40を左右対象の位
置に調節して位置させると、塗布膜の中心位置を変えず
に、塗布幅を変えることができる。
上に塗布液を塗布する際に、マニホールド35内に一対
のインナーデッケルシャフト40が設けたられている場
合には、インナーデッケルシャフト40を左右対象の位
置に調節して位置させると、塗布膜の中心位置を変えず
に、塗布幅を変えることができる。
【0029】
【発明の効果】本発明に係るダイコータは次のような有
利な効果を奏し、その実用的利用価値は極めて大であ
る。 (1)減圧チャンバーを複数に区画し、各区画をそれぞ
れ真空系に接続することにより、ウェブと塗布液とのに
よって形成される空間部分の減圧度の制御を一層容易と
し、ウェブ上に安定して塗布膜を形成することができ
る。 (2)一対のインナ−デッケルシャフト40をマニホー
ルド34内で接近、離隔することによって、金型を分解
することなしに、ウェブ上に供給する塗布液の幅を容易
に変更することができる。 (3)本発明の請求項2に記載のダイコータは、インナ
ーデッケルシャフト40の移動に連動して作動する真空
系開閉機構が設置されているので、塗布液の塗布幅を変
更する際にも減圧を適用する範囲も同時に変更できるの
で、ウェブ上に適用される減圧状態に影響がなく、安定
した塗布膜を形成することができる。
利な効果を奏し、その実用的利用価値は極めて大であ
る。 (1)減圧チャンバーを複数に区画し、各区画をそれぞ
れ真空系に接続することにより、ウェブと塗布液とのに
よって形成される空間部分の減圧度の制御を一層容易と
し、ウェブ上に安定して塗布膜を形成することができ
る。 (2)一対のインナ−デッケルシャフト40をマニホー
ルド34内で接近、離隔することによって、金型を分解
することなしに、ウェブ上に供給する塗布液の幅を容易
に変更することができる。 (3)本発明の請求項2に記載のダイコータは、インナ
ーデッケルシャフト40の移動に連動して作動する真空
系開閉機構が設置されているので、塗布液の塗布幅を変
更する際にも減圧を適用する範囲も同時に変更できるの
で、ウェブ上に適用される減圧状態に影響がなく、安定
した塗布膜を形成することができる。
【図1】本発明に係るダイコータの一例の側面図であ
る。
る。
【図2】減圧チャンバーの一例の斜視図である。
【図3】本発明に係るダイコータの他の例の側面図であ
る。
る。
【図4】減圧チャンバーの他の例の斜視図である。
【図5】請求項2に記載のダイコータの一例の概略図で
ある。
ある。
1、31 …金型 2、32 …上型 3、33 …下型 4、34 …マニホールド 5、35 …スリット 6、36 …バックアップロール 7、37 …減圧チャンバー 8、38、38a、38b…減圧導管 9,39 …隔壁 40 …インナーデッケルシャフト 41 …インナーデッケルシャフトの液シール部 42 …デッケル 43,43a…デッケルガイド 44 …シール片 45 …閉塞棒 46 …連結棒 47 …シール部 A …ウェブの進行方向 B …減圧方向 C …塗布液の供給方向
Claims (4)
- 【請求項1】 上下の金型によりマニホールドおよびマ
ニホールドから延長するスリットを形成し、スリット先
端とバックアップロールとのギャップ部分のウエブ上流
側を減圧チャンバーで包囲してなるダイコータにおい
て、減圧チャンバーがバックアップロールの軸方向に複
数域に区画され、各区画にそれぞれ真空系が接続されて
なることを特徴とするダイコータ。 - 【請求項2】 上下の金型によりマニホールドおよびマ
ニホールドから延長するスリットを形成し、スリット先
端とバックアップロールとのギャップ部分のウエブ上流
側を減圧チャンバーで包囲してなるダイコータにおい
て、減圧チャンバーがバックアップロールの軸方向に複
数域に区画され、各区画にそれぞれ真空系が接続されて
おり、さらに、マニホールド内に、先端付近を液密状態
として液密状態のまま移動可能なインナーデッケルシャ
フトが設けられ、このインナーデッケルシャフトに、
(1)スリットに対して液密状態で、かつ、インナーデ
ッケルシャフトの液密状態部分と接続して配置され、マ
ニホールドからスリット先端まで延びるデッケル、
(2)スリットに対して非液密状態で配置され、上記デ
ッケルを固定するデッケルガイド、および(3)スリッ
トに対して非液密状態で、かつ、デッケルより後方に配
置され、スリット先端外まで延びるシール片、が設けら
れていることを特徴とするダイコータ。 - 【請求項3】 マニホールドの両側にそれぞれ対称に一
対のインナーデッケルシャフトを配置したことを特徴と
する請求項1記載のダイコータ。 - 【請求項4】 インナーデッケルシャフトの移動に連動
して作動する真空系の開閉機構を設置されてなることを
特徴とする請求項2記載のダイコータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14651794A JPH0810678A (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | ダイコータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14651794A JPH0810678A (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | ダイコータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0810678A true JPH0810678A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=15409444
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14651794A Pending JPH0810678A (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | ダイコータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0810678A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100727581B1 (ko) * | 2006-06-16 | 2007-06-14 | 세메스 주식회사 | 도포 장치용 노즐 및 이를 포함하는 도포 장치 |
WO2014133364A1 (ko) * | 2013-02-28 | 2014-09-04 | 주식회사 엘지화학 | 슬롯다이 코팅장치 |
-
1994
- 1994-06-28 JP JP14651794A patent/JPH0810678A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100727581B1 (ko) * | 2006-06-16 | 2007-06-14 | 세메스 주식회사 | 도포 장치용 노즐 및 이를 포함하는 도포 장치 |
WO2014133364A1 (ko) * | 2013-02-28 | 2014-09-04 | 주식회사 엘지화학 | 슬롯다이 코팅장치 |
US9682395B2 (en) | 2013-02-28 | 2017-06-20 | Lg Chem, Ltd. | Slot die coating apparatus |
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