JPH08106211A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08106211A
JPH08106211A JP6264384A JP26438494A JPH08106211A JP H08106211 A JPH08106211 A JP H08106211A JP 6264384 A JP6264384 A JP 6264384A JP 26438494 A JP26438494 A JP 26438494A JP H08106211 A JPH08106211 A JP H08106211A
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JP
Japan
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developer
image
developing
deterioration
detecting
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JP6264384A
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English (en)
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Shigeru Matsuzaki
茂 松崎
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本出願に係る第1の発明の目的は、現像剤の
寿命を延ばし、長期にわたって高品質で安定した画像が
得られる画像形成装置を提供することである。 【構成】 コピースタート後(S151)、光センサー
の信号を現像剤濃度制御装置にて読取り(S152)、
コピー終了後(S153)、現像剤濃度が所定範囲内か
否かを判断する(S154)。範囲内でない時は直ちに
この制御を終了して現像剤交換を促すが、範囲内である
時は感光ドラム上にトナー像を現像し(S155)、光
センサーにより感光ドラム表面の反射光量を測定し(S
156)、光センサーによってこのトナー像の反射光量
を測定して(S157)、トナー像の濃度が所定値以下
かを判断する(S158)。以下の時は現像剤濃度を上
昇させることで画質の劣化を抑制するために、現像剤濃
度の制御中心値を増加する(S159)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば複写機やプリン
タ等とされる電子写真式、或は静電記録式の画像形成装
置に関し、特に現像装置に特徴を有する。
【0002】
【従来の技術】図7に従来の画像形成装置の一例を示
す。同図において、感光ドラム104と対向して配置さ
れた現像装置109は、現像容器108、現像剤搬送手
段としての現像スリーブ103、現像剤の溜り部105
を規制する現像剤返し部材101、及び現像剤の穂高規
制部材のとしてのブレード102を有している。
【0003】現像装置109の内部は、垂直方向に延在
する隔壁106によって現像室(第1室)113と撹拌
室(第2室)114とに区画され、隔壁106の上方部
は開放されている。現像室113及び撹拌室114に
は、非磁性トナーと磁性キャリアを含む2成分現像剤が
収容されており、現像室113で余分となった現像剤は
撹拌室114側に回収される。また、現像室113及び
撹拌室114には、それぞれ第1及び第2撹拌スクリュ
ー111、112が配置されている。
【0004】現像室113は、感光ドラム104に対面
した現像域に相当する位置が開口しており、この開口部
に一部露出するようにして現像スリーブ103が回転可
能に配置されている。現像スリーブ103は非磁性材料
で構成され、現像動作時には図示矢印方向に回転し、そ
の内部には磁界発生手段である磁石(マグネットロー
ラ)110が固定されている。
【0005】従って、撹拌スクリュー111、112に
よって現像スリーブ103の表面に供給された現像剤
は、汲み上げのための搬送用磁極(汲み上げ極)N2の
磁力で拘束され、現像スリーブ103の回転により現像
剤溜り部105へ搬送される。そして、現像剤返し部材
101でその量を規制された現像剤は、ある一定以上の
磁束密度を有する搬送用磁極(カット極)S2付近にて
摺擦され、トナーに所定の電荷が付与される。つまり、
トナーは顔料が分散されたポリエステル、スチレンアク
リル等の粒子であるため、フェライト等の磁性体をアク
リル、シリコーン樹脂等でコートしたキャリアとの摺擦
により電荷を与えられるのである。そして、このように
帯電した現像剤のうち、安定した電荷を有する現像剤が
上記カット極S2に十分に拘束され、磁気ブラシを形成
しつつ現像スリーブ103の回転に基づいて搬送され
る。
【0006】次いで、この磁気ブラシはブレード102
で穂切りされてその量の適正化が図られ、搬送用磁極N
1及び現像スリーブ103の回転に基づいて感光ドラム
104との対向部(現像域)に搬送され、現像極S1に
て感光ドラム104側に供給されると共に、現像効率を
向上させるために、電源115から現像スリーブ103
に印加された例えば直流電圧に交流電圧が重畳された現
像バイアス電圧により、現像スリーブ103上のトナー
が感光ドラム104の静電潜像側に移動され、該静電潜
像は、トナー像として顕像化される。
【0007】従って、このような現像装置を備えた画像
形成装置において、所定の電位に定められた潜像を一定
の濃度で安定して現像するためには、トナーの電荷が安
定していることが必要であり、そのためにはカット極S
2付近の現像剤溜り部5で現像剤を十分に拘束し、摺擦
しなければならない。
【0008】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では、電荷付与のための摺擦によってキャリア
の樹脂コートが劣化し、現像剤の抵抗値低下、流動性低
下等の現象が起こり、高濃度の画像上に細かい斑点状の
ムラ等の画像劣化が生じるという問題があった。
【0009】この問題を解決するためには、現像剤を新
たなものと交換すれば良いが、従来は、現像剤の劣化の
程度を正確に把握することが困難であったため、劣化の
程度に拘らず所定量の画像が出力された時点で交換せざ
るを得ず、その結果、現像剤の交換が頻繁となり、コス
トの面からも、また信頼性の点からも問題であった。
【0010】従って、本出願に係る第1の発明の目的
は、現像剤の寿命を延ばし、長期にわたって高品質で安
定した画像を得られるような画像形成装置を提供するこ
とである。
【0011】また、本出願に係る第2の発明の目的は、
現像剤を交換することなく、現像剤の劣化を補うことの
できる画像形成装置を提供することにある。
【0012】更に、本出願に係る第3の発明の目的は、
上記第2の発明とは別の構成により、現像剤を交換する
ことなく、現像剤の劣化を補うことのできる画像形成装
置を提供することにある。
【0013】また、本出願に係る第4の発明の目的は、
現像剤の劣化を正確に検知することのできる画像形成装
置を提供することにある。
【0014】更に、本出願に係る第5の発明の目的は、
特に光学的手段により、現像剤の劣化を正確に検知する
ことのできる画像形成装置を提供することにある。
【0015】また、本出願に係る第6の発明の目的は、
特に磁気的手段により、現像剤の劣化を正確に検知する
ことのできる画像形成装置を提供することにある。
【0016】更に、本出願に係る第7の発明の目的は、
特に電気的手段により、現像剤の劣化を正確に検知する
ことのできる画像形成装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
によれば、上記目的は、非磁性トナー及び磁性キャリア
から成る2成分現像剤を収容する現像容器と、該現像容
器内で回動自在に配設され、上記現像剤を像担持体と対
向した現像領域へと搬送する現像剤搬送手段と、該現像
剤搬送手段内に配設された磁界発生手段とを有する現像
装置を備えた画像形成装置において、上記現像剤の劣化
度合を検知する検知手段と、該検知手段からの情報によ
り現像条件を変える手段を備えたことにより達成され
る。
【0018】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記目的は、上記第1の発明において、現像条件を変え
る手段は、2成分現像剤のトナー濃度の制御の中心値を
変える手段であることにより達成される。
【0019】更に、本出願に係る第3の発明によれば、
上記目的は、上記第1の発明において、現像条件を変え
る手段は、像担持体の線速度に対する現像剤搬送手段の
線速度の比を変える手段であることにより達成される。
【0020】また、本出願に係る第4の発明によれば、
上記目的は、上記第1の発明ないし第3の発明のいずれ
かにおいて、現像剤の劣化度合を検知する手段は、2成
分現像剤のトナー濃度を検知する手段からの信号と、像
担持体上の可視像の濃度を光学的に検知する手段からの
信号とに基づいて、現像剤の劣化度合を決定する手段で
あることにより達成される。
【0021】更に、本出願に係る第5の発明によれば、
上記目的は、上記第4の発明において、2成分現像剤の
トナー濃度を検知する手段は、2成分現像剤の光の反射
率を利用した手段であることにより達成される。
【0022】また、本出願に係る第6の発明によれば、
上記目的は、上記第4の発明において、2成分現像剤の
トナー濃度を検知する手段は、2成分現像剤の透磁率を
利用した手段であることにより達成される。
【0023】更に、本出願に係る第7の発明によれば、
上記目的は、上記第1の発明ないし第3の発明のいずれ
かにおいて、2成分現像剤の劣化度合を検知する手段
は、2成分現像剤の抵抗値の変化を利用した手段である
ことにより達成される。
【0024】
【作用】本出願に係る第1の発明によれば、現像容器内
の非磁性トナー及び磁性キャリアから成る2成分現像剤
は、該現像容器内で回動自在に配設される現像剤搬送手
段上に磁界発生手段により担持され、該現像剤搬送手段
及び磁界発生手段により像担持体と対向した現像領域へ
と搬送されるが、上記現像剤の劣化度合を検知する検知
手段により、現像剤が劣化の度合が進んだと判断したと
きは、現像条件を変える手段により、その度合に応じ
て、現像条件、例えば現像剤の濃度を変えるので、新た
な現像剤に交換することなく、良好な画像を得る。
【0025】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記第1の発明において、上記現像剤の劣化度合を検知
する検知手段により、現像剤が劣化の度合が進んだと判
断したときは、2成分現像剤のトナー濃度の制御の中心
値を増加させるので、現像剤の劣化を補って良好な画像
を得る。
【0026】更に、本出願に係る第3の発明によれば、
上記第1の発明において、現像剤の劣化度合を検知する
検知手段により、現像剤が劣化の度合が進んだと判断し
た場合には、像担持体の線速度に対する現像剤搬送手段
の線速度の比を増加させるので、現像剤の劣化を補って
良好な画像を得る。
【0027】また、本出願に係る第4の発明によれば、
上記第1の発明ないし第3の発明のいずれかにおいて、
現像剤が劣化したときは、2成分現像剤のトナー濃度に
対する像担持体上の可視像の濃度が、適正時によりも増
加するため、2成分現像剤のトナー濃度を検知する手段
からの信号と、像担持体上の可視像の濃度を光学的に検
知する手段からの信号を読み取ることにより、現像剤の
劣化度合が決定される。
【0028】更に、本出願に係る第5の発明によれば、
上記第4の発明において、2成分現像剤の光の反射率を
利用してトナー濃度を検知するので、正確なトナー濃度
の検知が行われる。
【0029】また、本出願に係る第6の発明によれば、
上記第4の発明において、2成分現像剤の透磁率を利用
してトナー濃度を検知するので、正確なトナー濃度の検
知が行われる。
【0030】更に、本出願に係る第7の発明によれば、
上記第1の発明ないし第3の発明のいずれかにおいて、
現像剤が劣化した場合には、現像剤の抵抗値が低下する
ので、2成分現像剤の抵抗値の変化により、現像剤の劣
化度合が検知される。
【0031】
【実施例】以下、本発明に係る画像形成装置の実施例を
図面に則して更に詳しく説明する。尚、以下に説明する
実施例は、本発明を、例えば図6に示されるような電子
写真画像形成装置に適用したものとして説明するが、こ
れに限定されるものではない。
【0032】図1にて、電子写真画像形成装置は、像担
持体である感光ドラム4を回転自在に設け、該感光ドラ
ム4を一次帯電器21で一様に帯電し、次に例えばレー
ザのような発光素子22によって情報信号を露光して静
電潜像を形成し、現像装置9で可視像化する。次に該可
視像を転写帯電器23により転写紙搬送シート27によ
り搬送された転写紙24に転写し、更に定着装置25に
て定着して永久画像を得る。また、感光ドラム4上の転
写残トナーはクリーニング装置26により除去する。
【0033】(第1の実施例)図1及び図2により、本
発明に従って構成される画像形成装置の第1実施例につ
いて説明する。
【0034】図1に示すように、現像装置9は、現像容
器8、現像剤搬送手段としての現像スリーブ3、現像剤
の溜り部5を規制する現像剤返し部材1、及び現像剤の
穂高規制部材としてのブレード2を有している。
【0035】現像装置9の内部は、垂直方向に延在する
隔壁6によって現像室13と撹拌室14とに区画され、
隔壁6の上方部は開放されている。現像室13及び撹拌
室14には、非磁性トナーと磁性キャリアを含む2成分
現像剤が収容されており、現像室13で余分となった現
像剤は撹拌室14側に回収される。そして、現像室13
及び撹拌室14には、それぞれ第1及び第2の撹拌スク
リュー11、12が配置されている。
【0036】第1の撹拌スクリュー11は、現像室13
内の現像剤を撹拌搬送し、また第2の撹拌スクリュー1
2は、現像剤濃度制御装置(図示せず)の制御のもとで
トナー補給槽(図示せず)からこの撹拌スクリュー12
の上流側に供給されるトナーと、既に撹拌室14内にあ
る現像剤とを撹拌搬送し、トナー濃度を均一化する。ま
た、隔壁6には図1における手前側と奥側の端部におい
て、現像室13と撹拌室14とを相互に連通させる現像
剤通路(図示せず)が形成されており、上記撹拌スクリ
ュー11、12の搬送力により、現像によってトナーが
消費されてトナー濃度の低下した現像室13内の現像剤
が他方の通路から撹拌室14内へ移動するように構成さ
れている。
【0037】現像室13は、感光ドラム4に対面した現
像域に相当する位置が開口しており、この開口部に一部
露出するようにして現像スリーブ3が回転可能に配置さ
れている。現像スリーブ3は非磁性材料で構成され、現
像動作時には図示矢印方向に回転し、その内部には磁界
発生手段である磁石(マグネットローラ)10が固定さ
れている。
【0038】従って、撹拌スクリュー11、12によっ
て現像スリーブ3の表面に供給された現像剤は、汲み上
げのための搬送用磁極(汲み上げ極)N2の磁力で拘束
され、現像スリーブ3の回転により現像剤溜り部5へ搬
送される。
【0039】そして、現像剤返し部材1でその量を規制
された現像剤は、ある一定以上の磁束密度を有する搬送
用磁極(カット極)S2付近にて摺擦され、トナーに所
定の電荷が付与される。つまり、トナーは顔料が分散さ
れたポリエステル、スチレンアクリル等の粒子であるた
め、フェライト等の磁性体をアクリル、シリコーン樹脂
等でコートしたキャリアとの摺擦により電荷を与えられ
るのである。そして、このように帯電した現像剤のう
ち、安定した電荷を有する現像剤が上記カット極S2に
十分に拘束され、磁気ブラシを形成しつつ現像スリーブ
3の回転に基づいて搬送される。
【0040】次いで、この磁気ブラシはブレード2で穂
切りされてその量の適正化が図られ、搬送用磁極N1及
び現像スリーブ3の回転に基づいて感光ドラム4との対
向部(現像域)に搬送され、現像極S1にて感光ドラム
4側に供給されると共に、現像効率を向上させるため
に、電源15から現像スリーブ3に印加された例えば直
流電圧に交流電圧が重畳された現像バイアス電圧によ
り、現像スリーブ3上のトナーが感光ドラム4の静電潜
像側に移動され、該静電潜像は、トナー像として顕像化
される。
【0041】そして、このトナー像は、転写シート27
によって搬送された転写紙24に転写帯電器23により
転写され、感光ドラム4上の転写残トナーはクリーニン
グ装置26により除去される。
【0042】次に本実施例の特徴部分について説明す
る。現像剤返し部材1には、現像剤の反射濃度を測定す
る光センサー16が設置されていて、光センサー16中
の発光素子(図示せず)の光量と、現像剤から反射して
きた光量とを比較して現像剤中のトナー濃度を算出する
ようになっている。
【0043】また、転写帯電器23とクリーニング装置
26の間には、感光ドラム4上のトナー濃度を測定する
光センサー17が設置されている。この光センサー17
も発光素子を内蔵していて、感光ドラム4の表面と、感
光ドラム4上のトナー像28との反射光量を比較する。
トナー像28は所定の電位の潜像を現像したものであ
り、光センサー17による反射光量の比較によって現像
装置9の現像能力が測定されることになる。
【0044】尚、この測定の間には転写帯電器23には
電圧は印加されず、また転写シート27は感光ドラム4
と十分離されているので、トナー像28は現像された状
態の濃度を保持したまま光センサー17で反射光量を測
定される。
【0045】現像剤の特性が長期にわたって一定であれ
ば、光センサー16にて現像剤自体から測定されるトナ
ー濃度に対し、光センサー17にて測定されるトナー像
28の濃度は一定の値をとるが、トナーに電荷を付与す
る際の摺擦によって現像剤が劣化すると、トナー像28
上には細かい画像ムラが生じ、トナー像28全体の反射
光量が増加する。
【0046】即ち、図2に示すように光センサー16に
よる信号(現像剤自体の濃度)と、光センサー17によ
る信号(現像されたトナー像28の濃度)とを比較する
ことによって、現像剤の劣化の度合を測定することがで
きる。
【0047】この一連の動作を図2及び図3によって更
に詳しく説明する。画像形成(以下コピーとする)をス
タートした後(ステップS151)、光センサー16か
らのアナログ信号をA/Dコンバータ52によってデジ
タル信号に変換して現像剤濃度制御装置53にて読み取
り(ステップS152)、コピー終了後(ステップS1
53)、読み取った現像剤濃度が初期の制御中心値であ
る5%、あるいは6%から±0.5%の範囲内であるか
どうかを判断する(ステップS154)。範囲内でない
場合には、直ちにこの制御を終了して現像剤の交換を促
すが、範囲内である場合には、感光ドラム4上にトナー
像28を現像し(ステップS155)、この時同時に光
センサー17が内蔵する発光ダイオードが出力する波長
970μmの光に対する感光ドラム4の表面の反射光量
を測定しておく(ステップS156)。そして、トナー
像28が光センサー17に対向する位置まで搬送される
と、光センサー17によってこのトナー像28の反射光
量を測定し(ステップS157)、トナー像の濃度が所
定の値以下かどうかを判断する(ステップS158)。
【0048】つまり、現像剤が劣化しておらず、かつ現
像剤濃度が制御中心値にある時には、感光ドラム4の表
面の反射光量に対するトナー像28の反射光量の比が1
0%となるように現像されているが、耐久による現像剤
の劣化によりトナー像28の濃度が下がり、計算された
ドラム表面とトナー像26の反射光量の比が15%まで
上昇すると、画質劣化の許容範囲を超えたと判断され
る。
【0049】その場合には、現像剤濃度を上昇させるこ
とで画質の劣化を抑制するために、現像剤濃度の制御中
心値を5%から6%、あるいは6%から7%へと変更す
る(ステップS159)。
【0050】このようにして本実施例による発明によ
り、現像剤の劣化による画像劣化を制御し、長期にわた
って高品質な画像を安定して供給することができる。
【0051】尚、トナー濃度の検知手段として、光セン
サー16の位置にインダクタンスセンサーを設け、透磁
率の変化によってトナー濃度を検知してもよい。
【0052】(第2の実施例)次に図4によって本発明
の第2実施例について説明する。尚、第1の実施例との
共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0053】この実施例では、現像剤の劣化度合を検知
する手段として、導電性部材19a、電流計19b、電
源19cを備えており、これにより現像剤の抵抗値を測
定するものである。
【0054】つまり、現像剤の劣化に伴い、現像剤の抵
抗値が下がるので、これを検知することで現像剤の劣化
度合を知ることができる。そして、その信号をもとにし
て現像剤濃度制御装置の設定を変え、トナー濃度を、初
期の5%から6%へと上昇させる。この時点で、トナー
濃度が上昇したことにより現像剤の抵抗値は上昇する
が、この時の抵抗値を新たな基準とすれば、次の段階に
おける現像剤の劣化度合も検知することができ、順次ト
ナー濃度を上げていけば、現像剤の劣化による画像劣化
を抑制し、長期にわたって高品質な画像を安定して提供
するという本発明の目的が達成される。
【0055】(第3の実施例)次に図5により、本発明
の第3の実施例について説明する。尚、第2の実施例と
の共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0056】本実施例では、第2の実施例における光セ
ンサー16のかわりに、インダクタンス方式のトナー濃
度センサーであるインダクタンスセンサー20を備えて
いて、トナー濃度変化に伴う現像剤の透磁率変化を利用
してトナー濃度を検知している。
【0057】また、第2の実施例と同様に導電性部材1
9aと、電流計19b、電源19cを備えていて、現像
剤の抵抗値を測定することで現像剤の劣化度合を知るこ
とができる。このようにして、第2の実施例と同様にト
ナー濃度を5%、6%、7%と順次増加させていくこと
で本発明の目的を達成している。
【0058】尚、インダクタンスセンサー20のコア部
材を、現像剤の抵抗を測定するための導電性部材として
利用しても良い。
【0059】(第4の実施例)次に、本発明の第4の実
施例について説明する。尚、第1の実施例との共通箇所
には同一符号を付して説明を省略する。
【0060】本実施例では第1の実施例と同様に、現像
剤中のトナー濃度を検知する光センサー16と、感光ド
ラム4上に現像されたトナー像28の濃度を検知する光
センサー17との信号により、現像剤の劣化度合を検知
している。そして、画質の劣化を制御するための手段と
して、スリーブ3の回転速度を上昇させる方法をとって
いる。
【0061】感光ドラム4の線速度100mm/sec
に対し、現像剤が劣化していない初期の状態では、スリ
ーブ3の線速度はその1.5倍の150mm/secと
なっている。この線速度を現像剤の劣化度合に応じて1
60mm/sec、170mm/secと上昇させるこ
とで、画質の劣化は制御され、高品質な画像を長期にわ
たって安定的に提供できる。
【0062】尚、現像剤の劣化度合を検知する手段とし
て、第2の実施例ないし第4の実施例ような、現像剤の
抵抗を測定する方法をとっても良い。
【0063】また、以上の実施例中では、画質の劣化を
抑制する手段として現像剤中のトナー濃度を上昇させる
方法と、スリーブ3の線速度を上昇させる方法を示した
が、感光ドラム4とスリーブ3の距離を縮める方法や、
電源15からスリーブ3に供給される電圧の交流成分の
振幅を大きくする方法も効果的であることが実験で確認
された。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る第1
の発明によれば、現像剤の劣化度合を検知する検知手段
により、現像剤が劣化の度合が進んだと判断したとき
は、現像条件を変える手段により、その度合に応じて現
像条件を変えるので、現像剤が耐久により劣化してもそ
の影響を抑制でき、長期的かつ安定して高品質な画像を
出力することが可能である。
【0065】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記第1の発明において、上記現像剤の劣化度合を検知
する検知手段により、現像剤が劣化の度合が進んだと判
断したときは、2成分現像剤のトナー濃度の制御の中心
値を増加させるので、現像剤の劣化を補って、長期的か
つ安定して高品質な画像を得ることができる。
【0066】更に、本出願に係る第3の発明によれば、
上記第1の発明において、現像剤の劣化度合を検知する
検知手段により、現像剤が劣化の度合が進んだと判断し
た場合には、像担持体の線速度に対する現像剤搬送手段
の線速度の比を増加させるので、現像剤の劣化を補っ
て、長期的かつ安定して高品質な画像を得ることができ
る。
【0067】また、本出願に係る第4の発明によれば、
上記第1の発明ないし第3の発明のいずれかにおいて、
2成分現像剤のトナー濃度を検知する手段からの信号
と、像担持体上の可視像の濃度を光学的に検知する手段
からの信号を読み取ることにより、正確に現像剤の劣化
度合を決定でき、現像剤の交換時期を適正化して、長期
的かつ安定して高品質な画像を得ることができる。
【0068】更に、本出願に係る第5の発明によれば、
上記第4の発明において、2成分現像剤の光の反射率を
利用してトナー濃度を検知するので、正確なトナー濃度
の検知を行うことができ、現像剤の交換時期を適正化し
て、長期的かつ安定して高品質な画像を得ることができ
る。
【0069】また、本出願に係る第6の発明によれば、
上記第4の発明において、2成分現像剤の透磁率を利用
してトナー濃度を検知するので、正確なトナー濃度の検
知を行うことができ、現像剤の交換時期を適正化して、
長期的かつ安定して高品質な画像を得ることができる。
【0070】更に、本出願に係る第7の発明によれば、
上記第1の発明ないし第3の発明のいずれかにおいて、
2成分現像剤の抵抗値の変化により、現像剤の劣化度合
を正確に検知することができ、現像剤の交換時期を適正
化して、長期的かつ安定して高品質な画像を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における画像形成装置を
説明する図である。
【図2】本発明の第1の実施例の制御信号の流れを説明
する図である。
【図3】本発明の第1の実施例の制御シーケンスを説明
する図である。
【図4】本発明の第2の実施例における画像形成装置を
説明する図である。
【図5】本発明の第3の実施例における画像形成装置を
説明する図である。
【図6】本発明の画像形成装置を説明する図である。
【図7】従来例を説明する図である。
【符号の説明】
3 スリーブ(現像剤搬送手段) 4 感光ドラム(像担持体) 10 マグネットローラー(磁界発生手段) 16,17 光センサー(現像剤の劣化度合を検知する
手段) 19a 導電性部材(現像剤の劣化度合を検知する手
段) 19b 電流計(現像剤の劣化度合を検知する手段) 19c 電源(現像剤の劣化度合を検知する手段) 20 インダクタンスセンサー(現像剤の劣化度合を検
知する手段) 28 トナー像(可視像)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性トナー及び磁性キャリアから成る
    2成分現像剤を収容する現像容器と、該現像容器内で回
    動自在に配設され、上記現像剤を像担持体と対向した現
    像領域へと搬送する現像剤搬送手段と、該現像剤搬送手
    段内に配設された磁界発生手段とを有する現像装置を備
    えた画像形成装置において、上記現像剤の劣化度合を検
    知する検知手段と、該検知手段からの情報により現像条
    件を変える手段を備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 現像条件を変える手段は、2成分現像剤
    のトナー濃度の制御の中心値を変える手段であることと
    する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 現像条件を変える手段は、像担持体の線
    速度に対する現像剤担持体の線速度の比を変える手段で
    あることとする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 現像剤の劣化度合を検知する手段は、2
    成分現像剤のトナー濃度を光学的に検知する手段からの
    信号と、像担持体上の可視像の濃度を光学的に検知する
    手段からの信号とに基づいて、現像剤の劣化度合を決定
    することとする請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 2成分現像剤のトナー濃度を検知する手
    段は、2成分現像剤の光の反射率を利用した手段である
    こととする請求項4に記載の画像形成装置
  6. 【請求項6】 2成分現像剤のトナー濃度を検知する手
    段は、2成分現像剤の透磁率を利用した手段であること
    とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 2成分現像剤の劣化度合を検知する手段
    は、2成分現像剤の抵抗値の変化を利用した手段である
    こととする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の
    画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000047439A (ja) * 1998-07-31 2000-02-18 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US7151901B2 (en) 2002-11-20 2006-12-19 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and associated method of detecting developer deterioration
EP1607804A3 (en) * 2004-06-18 2009-06-17 Ricoh Company, Ltd. Developing device methods of image forming and apparatus for image forming
US8712267B2 (en) 2011-03-18 2014-04-29 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and image forming method

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