JPH08106126A - カメラ - Google Patents

カメラ

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Publication number
JPH08106126A
JPH08106126A JP24318794A JP24318794A JPH08106126A JP H08106126 A JPH08106126 A JP H08106126A JP 24318794 A JP24318794 A JP 24318794A JP 24318794 A JP24318794 A JP 24318794A JP H08106126 A JPH08106126 A JP H08106126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bar code
camera
film
photoreflector
film cartridge
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP24318794A
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English (en)
Inventor
Hisaaki Ishimaru
寿明 石丸
Yuji Imai
右二 今井
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH08106126A publication Critical patent/JPH08106126A/ja
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】装填されたフィルムカートリッジにおけるバー
コードの角度位置を簡単に検出するカメラを提供するこ
とを目的とする。 【構成】バーコード付きの円板を有するフィルムカート
リッジを用いるカメラにおいて、互いに異なる位置に配
置され、上記バーコード1の反射・非反射を検出する第
1,第2のフォトリフレクタ2,3と、該第1及び第2
のフォトリフレクタの出力をそれぞれ波形整形する第
1,第2のフォトリフレクタ検出手段4,5と、バーコ
ード付き円板を回転させる駆動手段と、該円板の回転開
始後、上記第1又は第2のフォトリフレクタの出力がバ
ーコード一周分に相当する反転信号を発生する間に他方
のフォトリフレクタによって発生する反転数を検出し、
この反転数に基づいてフィルムの使用状態を検出する反
転数カウント手段6,バーコードの角度位置判断手段7
とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ、詳しくは、バ
ーコードと、フィルム使用状態を表示する指標を備えた
フィルムカートリッジを使用するカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学的に読み取り可能なバーコー
ドを有する円板と、フィルムの使用状態を表示する表示
子を備えたフィルムカセットが特許出願公表平5−50
8943号公報において提案されている。
【0003】この技術手段は、DXフィルム情報を与え
る半径方向のバーコードがフィルムカセットの軸方向端
面に取り付けられた円板上に配置されていて、該円板は
フィルムの引き出しおよび巻き戻し中フィルムスプール
の回転とともに回転可能となっている。また、フィルム
露光状態視覚的表示子が円板上およびカセットハウジン
グに配置されている。さらに、カメラにおける露光状態
の適当な制御のためにフィルム引き出し中回転円板から
DX情報を読みとるために、論理,制御回路と関連した
カメラ内の静止式光学的読取り装置が準備されている。
そして、フィルム巻き戻しの終了時に停止させて状態表
示子の適当なものを整列させ、フィルム露光状態の視覚
的表示をカメラ使用者に提供するものである。
【0004】この技術手段においては、上記円板と表示
子との動きは一対一に対応しており、バーコードの測定
によって、表示子の角度位置が検出できることが記述さ
れている。
【0005】更に、特開平5−313235号公報に
は、2つのフォトリフレクタを用いて、バーコードのバ
ーの幅の広い、狭いを検出する技術手段が開示されてい
る。
【0006】この技術手段は、スプールとともに回転
し、第1幅とそれより広い第2幅のバーとスペースから
なるバーコードを備えた円板を有するフィルムカートリ
ッジが装填された際に、2つのセンサ(フォトリフレク
タ)により、該バーを検出するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記技
術手段において、バーコードのバーの幅が広いか狭いか
を各バー毎に検出して、バーコードの角度位置を検出す
るには複雑な機構を要し、装置の大型化およびコストの
増大を招いている。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、装填されたフィルムカートリッジにおけるバ
ーコードの角度位置を簡単に検出するカメラを提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明による第1のカメラは、バーコード付きの円
板を有するフィルムカートリッジを用いるカメラにおい
て、上記バーコードの反射・非反射を検出する第1のフ
ォトセンサ手段と、この第1のフォトセンサ手段とは異
なる位置に配置され、上記バーコードの反射・非反射を
検出する第2のフォトセンサ手段と、この第1及び第2
のフォトセンサ手段の出力をそれぞれ波形整形する波形
整形手段と、上記バーコード付き円板を回転させる駆動
手段と、上記バーコード付き円板の回転開始後、上記第
1又は第2のフォトセンサ手段の出力がバーコード一周
分に相当する反転信号を発生する間に他方のフォトセン
サ手段によって発生する反転数を検出し、この反転数に
基づいてフィルムの使用状態を検出する検出手段とを具
備する。
【0010】上記の目的を達成するために本発明による
第2のカメラは、上記第1のカメラにおいて、上記検出
手段は、上記フィルムカートリッジが未露光、部分露
光、露光済のいずれかを検出することを特徴とする。
【0011】上記の目的を達成するために本発明による
第3のカメラは、上記第1のカメラにおいて、上記検出
手段は、上記フィルムカートリッジのオートロードの際
に、該フィルムカートリッジを巻戻しながら検出するこ
とを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明による第1のカメラは、第1のフォトセ
ンサ手段と、該第1のフォトセンサ手段とは異なる位置
に配置された第2のフォトセンサ手段とでバーコードの
反射・非反射を検出し、波形整形手段で、該第1及び第
2のフォトセンサ手段の出力をそれぞれ波形整形する。
また、駆動手段で上記バーコード付き円板を回転させ
る。さらに、上記バーコード付き円板の回転開始後、上
記第1又は第2のフォトセンサ手段の出力がバーコード
一周分に相当する反転信号を発生する間に他方のフォト
センサ手段によって発生する反転数を検出し、この反転
数に基づいてフィルムの使用状態を検出手段で検出す
る。
【0013】本発明による第2のカメラは、上記第1の
カメラにおいて、上記検出手段は、上記フィルムカート
リッジが未露光、部分露光、露光済のいずれかを検出す
る。
【0014】本発明による第3のカメラは、上記第1の
カメラにおいて、上記検出手段は、上記フィルムカート
リッジのオートロードの際に、該フィルムカートリッジ
を巻戻しながら検出する。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0016】図1は、本発明の第1実施例であるカメラ
の基本的な構成を示すブロック図である。
【0017】本実施例のカメラは、バーコード付きの円
板を有するフィルムカートリッジを用いるカメラであ
り、図に示すように、バーコード1の反射、非反射を検
出する第1のフォトリフレクタ2と第2のフォトリフレ
クタ3とを具備している。該第1のフォトリフレクタ
2,第2のフォトリフレクタ3の出力は、それぞれ第1
のフォトリフレクタ検出手段4,第2のフォトリフレク
タ検出手段5で波形整形され、反転数カウント手段6に
入力するようになっている。
【0018】該反転数カウント手段6では、上記第1の
フォトリフレクタ2の出力の反転の数が、1個及びバー
コード1の1周分を含む所定の数になるまでに第2のフ
ォトリフレクタ3の出力の反転の数をカウントするよう
になっている。さらに、該反転数カウント手段6の出力
はバーコードの角度位置判断手段7に入力され、該バー
コード1の角度位置を判断するようになっている。
【0019】図8は、上記第1実施例であるカメラの構
成をさらに詳しく説明したブロック図である。
【0020】図に示すように、本第1実施例のカメラに
おいては、上記第1のフォトリフレクタ2および第2の
フォトリフレクタ3以降の回路、すなわち、第1のフォ
トリフレクタ検出手段4,第2のフォトリフレクタ検出
手段5,反転数カウント手段6,バーコードの角度位置
判断手段7は、制御回路であるCPU8内の回路として
構成されている。
【0021】上記CPU8は、カメラ全体の制御を司る
制御回路であると共に、上記第1のフォトリフレクタ
2,第2のフォトリフレクタ3からの信号を波形整形
し、上記第1のフォトリフレクタ2の出力の反転の数
が、1個及びバーコード1の1周分を含む所定の数にな
るまでに第2のフォトリフレクタ3の出力の反転の数を
カウントした後、バーコード1の角度位置を判断するよ
うになっている。
【0022】上記CPU8には、フィルム給送等を行う
モータ24の駆動回路21が接続されており、該モータ
駆動回路21はCPU8に制御され、該モータ24を駆
動するようになっている。また、該CPU8には、後述
するフィルムカートリッジに内蔵されたフィルムの使用
状態を表示するLCD22が接続されると共に、レリー
ズスイッチ30のオン信号に基づいて図示しないシャッ
タの開閉を制御するシャッタ制御回路23が接続されて
いる。
【0023】次に、上記第1実施例のカメラで使用する
フィルムカートリッジについて説明する。
【0024】図2は、本第1実施例のカメラに使用する
フィルムカートリッジの外観斜視図であり、図3は、該
フィルムカートリッジに内設されたバーコード付きの円
板を示した要部正面図である。
【0025】図2に示すように、該フィルムカートリッ
ジ10は、特許出願公表平5−508943号公報で提
案されているフィルムカートリッジと類似しており、該
フィルムカートリッジ10における図示しないスプール
の回転に連動して、その内部上方に内設したバーコード
付きの円板が回転するようになっている。
【0026】図3に示すように、上記円板には第1の指
標11が配置されており、さらに、フィルムカートリッ
ジ10の上面中央部には第2の指標12(図2参照)が
該フィルムカートリッジ10に固着させるように配置さ
れている。そして、これら第1,第2の指標の位置関係
で該フィルムカートリッジ10に内蔵されたフィルムの
使用状態を表示するようになっている。
【0027】具体的には、上記第2の指標12は、フィ
ルムカートリッジ10の上面中央部においてスプールを
中心に角度位置の異なる位置に、フィルムの未露光,部
分露光,露光済をそれぞれ表わす3つの表示部(マーク
でもかまわない)として構成されている。また、上記第
1の指標11は、図3に示すように、円板におけるバー
コード部と角度的に固定の位置に配置されている。
【0028】上記フィルムカートリッジ10の上面にお
ける、上記3つの第2の指標12(未露光,部分露光,
露光済)に対応する外方位置には、上記円板における第
1の指標11を視認するための3つの穿孔10aが穿設
されている。したがって、上記第1の指標11と第2の
指標12との位置関係は、該フィルムカートリッジ10
の上面を見るだけで、内蔵するフィルムがどの状態にあ
るかがわかるようになっている。たとえば、図2に示す
フィルムカートリッジの状態は、第1の指標11が未露
光位置に位置しているので、内蔵しているフィルムは未
露光状態であることがわかる。なお、上記第1の指標1
1,第2の指標12の位置関係がフィルムカートリッジ
を見るだけでわかる形態であれば、上述した指標の形態
は種々のものが考えられる。
【0029】上記フィルムカートリッジ10における、
上記穿孔10aのさらに外方には、バーコード読取り用
の2つの穿孔10bが穿設されている。また、本第1実
施例のカメラにおいては、上記フィルムカートリッジ1
0が装填された際に、該フィルムカートリッジ10の上
記穿孔10bの上方位置に、2つのフォトリフレクタ、
第1のフォトリフレクタ2,第2のフォトリフレクタ3
が配設されている。
【0030】これら第1のフォトリフレクタ2および第
2のフォトリフレクタ3は、上記穿孔10bを通してバ
ーコードの反射・非反射を検出するようになっていて、
該第1のフォトリフレクタ2,第2のフォトリフレクタ
3からの出力は、それぞれ上述したように第1のフォト
リフレクタ検出手段4,第2のフォトリフレクタ検出手
段5に処理されるようになっている。
【0031】本実施例においては、フィルムの巻戻し方
向に上記モータ24を回転し、上記2つのフォトリフレ
クタ(第1のフォトリフレクタ2,第2のフォトリフレ
クタ3)でバーコードを検出するようになっている。す
なわち、第1のフォトリフレクタ2(第1のPR)の出
力が反転するまでに発生する第2のフォトリフレクタ3
(第2のPR)の出力の反転の数をP2 とすると、図4
(a),(b),(c)より未露光、部分露光、露光済
でそれぞれ0,16,8個となる。また、第2のフォト
リフレクタ3の出力が反転するまでに発生する第1のフ
ォトリフレクタ2の出力の反転の数をP1 とするとそれ
ぞれ8,0,0個となる。
【0032】さらに、第1のフォトリフレクタ2の反転
が1周分発生するまでに発生する第2のフォトリフレク
タ3の出力の反転の数をQ2 とすると、それぞれ16,
16,8個となる。また、第2のフォトリフレクタ3の
反転が1周分発生するまでに発生する第1のフォトリフ
レクタ2の出力の反転の数をQ1 とすると、それぞれ
8,0,16個となる。そして、上記反転の数P2 ,Q
1 で3つの使用状態の判別ができるようになっている。
【0033】なお、上記2つのフォトリフレクタ(第1
のフォトリフレクタ2,第2のフォトリフレクタ3)の
白黒の反転の数とフィルム使用状態の関係は、以下に示
す表1のようになっている。
【0034】
【表1】 また、本実施例においては、バーコードの幅の測定は不
要である。
【0035】図4(a),(b),(c)は、本第1実
施例のカメラに上記フィルムカートリッジ10が装填さ
れた際の、3つの使用状態(未露光、部分露光、露光
済)におけるバーコードと第1,第2の指標との位置関
係を示した説明図であり、(a)未露光,(b)部分露
光,(c)露光済の状態をそれぞれ示している。なお、
上記第1のフォトリフレクタ2,第2のフォトリフレク
タ3は、図2に示す如く、バーコードと対向するに配設
されているが、本図4では見やすくするためにずらして
図示している。
【0036】上記バーコード1は、光を反射する白い部
分と、反射しない黒い部分とを有し、幅の広い黒い部分
と、白い部分と黒い部分とからなる複数のバーコードと
で構成されている。なお、上記白い部分は光を反射する
材質、黒い部分は反射しない材質で構成されるか、ある
いは塗装が施されている。
【0037】また、上記幅の広い黒い部分はバーコード
1のスタート位置の検出に使用されるので以下、スター
ト部という。さらに、複数のバーコードのある部分を以
下、バーコード部とする。
【0038】上述した3つの使用状態は、それぞれ、 未露光 :第1のフォトリフレクタ2=バーコード部 第2のフォトリフレクタ3=スタート部 部分露光:第1のフォトリフレクタ2=スタート部 第2のフォトリフレクタ3=スタート部 露光済 :第1のフォトリフレクタ2=スタート部 第2のフォトリフレクタ3=バーコード部 となっており、図4(b)に示すように、上記スタート
部の幅は上記第1,第2のフォトリフレクタに跨るほど
の幅に設定されている。
【0039】本第1実施例では、バーコード部の白黒の
反転の数を16個とし、未露光時の第1のフォトリフレ
クタ2の位置をバーコード部の中央の角度位置、露光済
時の第2のフォトリフレクタ3の位置もバーコード部の
中央の角度位置としている。
【0040】次に、本第1実施例のカメラにおける、フ
ィルム状態の検出動作について説明する。
【0041】上記フィルムカートリッジ10を本実施例
のカメラに装填し、後蓋を閉じると、オートロード、す
なわち、1コマ目の位置までフィルムを給送する。この
とき、フィルム状態の検出を行うが、該検出は、上記反
転の数P2 でもQ1 でも可能であるが、本第1実施例で
は、P2 を用いている。
【0042】ここで、本第1実施例におけるフィルム状
態の検出動作について図5に示すフローチャートを参照
して説明する。
【0043】上記フィルムカートリッジ10をカメラに
装填し、後蓋を閉じてオートロードを開始すると、ま
ず、上記CPU8(図8参照)は、装填されたフィルム
の使用状態を検出するためにモータ駆動回路21を制御
してフィルム巻戻し方向にモータ24をオンし(ステッ
プS1)、バーコード1を同方向に回転させる。
【0044】次に、P2 ←0とし(ステップS2)、第
2のフォトリフレクタ3の出力が反転する毎に該P2 を
インクリメントしながら(ステップS3,ステップS
4)、第1のフォトリフレクタ2の出力が反転するまで
待機する(ステップS5)。
【0045】これにより、上記P2 には第1のフォトリ
フレクタ2が反転するまでに発生する第2のフォトリフ
レクタ3の出力の反転の数がセットされる。上記した表
1に示すように、このP2 の値で分類できる。
【0046】次に、ステップS6において、P2 ≒0か
否かを判定し、P2 ≒0であれば、フィルムカートリッ
ジ10に内蔵したフィルムは未露光と判断できるので、
使用状態を未露光とする(ステップS7)。また、未露
光のフィルムが装填されたことになるので、撮影可能と
なるように1コマ目まで送る。すなわち、モータ24を
巻上げ方向にオンし(ステップS8)、1コマ目になる
まで待機する(ステップS9)。この後、1コマ目に達
したら該モータ24にブレーキをかけ(ステップS1
0)、レリーズ許可フラグ←1として(ステップS1
1)レリーズを許可し、リターンする。
【0047】上記ステップS6において、P2 ≒0でな
い場合は、ステップS12でP2 ≒16か否かを判定す
る。そして、P2 ≒16であれば、フィルムカートリッ
ジ10に内蔵したフィルムは部分露光と判断できるの
で、使用状態を部分露光とし(ステップS13)、上記
CPU8は、LCD22に部分露光が認識できる表示を
行う(ステップS14)。
【0048】また、第1のフォトリフレクタ2で1個の
反転をすでに検出しているので、16−1=15個の反
転を検出し(ステップS15)、所定の時間待機して
(ステップS16)、図4(b)に示す状態にする。こ
の後、モータ24にブレーキをかけ(ステップS1
7)、レリーズ許可フラグ←0として(ステップS1
8)レリーズを禁止し、リターンする。
【0049】上記ステップS12において、P2 ≒16
でない場合は、フィルムカートリッジ10に内蔵したフ
ィルムは露光済と判断できるので、使用状態を露光済と
し(ステップS19)、LCD22に露光済を表示する
(ステップS20)。この露光済のときには、第2のフ
ォトリフレクタ3の位置がバーコード1の中央部、すな
わち、反転の数が8個の位置なので、該第2のフォトリ
フレクタ3の反転が8個検出するまで待機し(ステップ
S21)、8個検出したら、上記ステップS17に移行
して、モータ24にブレーキをかける。
【0050】このように、本第1実施例においては、2
つのフォトリフレクタの反転の数のみでバーコードの幅
を測定することなくフィルムの使用状態の検出ができ
る。
【0051】次に、本発明の第2実施例のカメラについ
て説明する。
【0052】本第2実施例のカメラは、その構成は上記
第1実施例と同様であるが、上記第1実施例が反転の数
としてP2 を用いていたのに対し、本第2実施例では、
Q2を用いている点が異なっている。
【0053】ここで、本第2実施例におけるフィルム状
態検出動作について図6に示すフローチャートを参照し
て説明する。
【0054】上記フィルムカートリッジ10をカメラに
装填し、後蓋を閉じてオートロードを開始すると、ま
ず、装填されたフィルムの使用状態を検出するためにフ
ィルム巻戻し方向にモータ24をオンし(ステップS2
2)、バーコード1を同方向に回転させる。
【0055】次に、Q2 ←0,C2 ←0とし(ステップ
S23,ステップS24)、この後、第1のフォトリフ
レクタ2の出力の反転を検出すると(ステップS2
5)、Q1 をインクリメントし(ステップS26)、第
2のフォトリフレクタ3の出力の反転を検出すると(ス
テップS27)、C2 をインクリメントしながら(ステ
ップS28)、C2 ≒16になるまで待機する(ステッ
プS29)。
【0056】これによりQ1 には、第2のフォトリフレ
クタ3の出力がバーコード1の1周分の16個出力する
間に、発生する第1のフォトリフレクタ2の出力の反転
の数がセットされる。
【0057】次に、ステップS30において、Q1 ≒8
あるいはQ1 ≒16であるか否かを判定し、Q1 ≒8で
あるときは、フィルムカートリッジ10に内蔵したフィ
ルムは未露光と判断できるので、使用状態を未露光とす
る(ステップS31)。また、未露光のフィルムが装填
されたことになるので、撮影可能となるように1コマ目
まで送る。すなわち、一旦モータ24にブレーキをかけ
た後(ステップS32)、該モータ24を巻上げ方向に
オンし(ステップS33)、1コマ目になるまで待機す
る(ステップS34)。この後、1コマ目に達したら上
記モータ24にブレーキをかけ(ステップS35)、レ
リーズ許可フラグ←1として(ステップS36)レリー
ズを許可し、リターンする。
【0058】上記ステップS30において、Q1 ≒0の
ときは、フィルムカートリッジ10に内蔵したフィルム
は部分露光と判断できるので、使用状態を部分露光とす
る(ステップS37)。また、該ステップS30におい
て、Q1 ≒16のときは、フィルムカートリッジ10に
内蔵したフィルムは露光済みであると判断できるので、
使用状態を露光済とする(ステップS38)。なお、部
分露光及び露光済の場合には、フィルム使用状態をそれ
ぞれの位置に戻す必要がある。
【0059】さらに、第2のフォトリフレクタ3が反転
せずに第1のフォトリフレクタ2が16回反転するまで
回転させる(ステップS39〜ステップS44)。
【0060】また、ステップS30において、Q1 ≒
8,Q1 ≒16であるが、Q1 =8,Q1 =16ではな
い場合でも、上述した処理で一定の位置にすることがで
きる。
【0061】この後、ステップS45において、使用状
態が部分露光であるか露光済であるかを判定し、ここで
部分露光であると判断すると、所定時間待機した後(ス
テップS46)、モータ24にブレーキをかけ(ステッ
プS47)、上記第1の指標11を図4(b)に示す位
置にする。なお、モータやバーコードの回転に同期して
パルスが発生する機構であれば、上記ステップS46に
おいて所定時間待機する代わりに、該パルスが所定数発
生するまで待ってもよい。また、部分露光のときには、
レリーズを禁止するために、次に、レリーズ許可フラグ
←0とし(ステップS50)、リターンする。
【0062】上記ステップS45において、使用状態が
露光済であると判断すると、第2のフォトリフレクタ3
が8回反転するのを待ち(ステップS48)、モータ2
4にブレーキをかけ(ステップS49)、上記第1の指
標11を図4(c)に示す位置にする。また、露光済の
ときも同様にレリーズを禁止するために、次に、レリー
ズ許可フラグ←0とし(ステップS50)、リターンす
る。
【0063】ところで、上記各実施例においては、バー
コードのバーの数や使用状態の形態は図4(a),
(b),(c)に示すようなものに限るわけではなく、
図7に示すように、バーの数が多くなったり、また、ス
タート部の幅が狭くなってもかまわない。さらに、使用
状態も上述した3つの種類以外でもよい。
【0064】また、上記各実施例に必須のバーコードの
条件は、複数のバーを含むバーコード部と、バーコード
部の各バーの複数個よりも幅の広いスタート部がある、
円板状のバーコードであることである。また、バーコー
ド検出用の2つのフォトリフレクタの位置の条件は、該
2つのフォトリフレクタの間隔がスタート部よりも狭
く、バーコード部の各バーの幅より広いということであ
る。
【0065】さらに、フィルム使用状態は以下に示す3
つの状態である。
【0066】第1の状態:第1のフォトリフレクタ=バ
ーコード部 第2のフォトリフレクタ=スタート部 第2の状態:第1のフォトリフレクタ=スタート部 第2のフォトリフレクタ=スタート部 第3の状態:第1のフォトリフレクタ=スタート部 第2のフォトリフレクタ=バーコード部 上述した3つの状態のどれに未露光、部分露光、露光済
が対応していてもよい。
【0067】もちろん、未露光と未露光以外の2つの判
断のみのカメラでは、3つの状態でなく2つの状態の判
断のみでよい。さらに、第4の状態が必要ならば第1ま
たは第3の状態のバーコード部とフォトリフレクタの位
置関係をずらした位置に第4の状態を配設すればよい。
【0068】また、上記各実施例においては、オートロ
ードでまず巻戻しながら使用状態の検出を行なったが、
巻上げながら使用状態を検出してもかまわない。その場
合でも該実施例と同様の方法で行なえるのはいうまでも
ない。
【0069】このように、上記各実施例のカメラによる
と、バーコードの幅を測定することなく、バーの反転の
数の測定のみでフィルムの使用状態を検出することがで
きる。
【0070】[付記]以上詳述した如き本発明の実施態様
によれば、以下の如き構成を得ることができる。即ち、 (1)バーコード付きの円板を有するフィルムカートリ
ッジを用いるカメラにおいて、上記バーコードの反射・
非反射を検出する第1及び第2のフォトセンサ手段と、
この第1及び第2のフォトセンサ手段用の波形整形回路
と、上記バーコード付き円板を回転させる駆動手段と、
上記バーコード付き円板の回転開始後、第2のフォトセ
ンサ手段の出力がバーコード一周分反転する間に発生す
る第1のフォトセンサ手段の反転の数によってフィルム
の使用状態を検出する検出手段と、を具備したことを特
徴とするカメラ。
【0071】(2)上記検出手段は、上記フィルムカー
トリッジが未露光、部分露光、露光済のいずれかを検出
する上記(1)に記載のカメラ。
【0072】(3)バーコード付きの円板を有するフィ
ルムカートリッジを用いるカメラにおいて、上記バーコ
ードの反射・非反射を検出する第1のフォトセンサ手段
と、この第1のフォトセンサ手段とは異なる位置に配置
され、上記バーコードの反射・非反射を検出する第2の
フォトセンサ手段と、この第1及び第2のフォトセンサ
手段の出力をそれぞれ波形整形する波形整形手段と、上
記バーコード付き円板を回転させる駆動手段と、上記バ
ーコード付き円板の回転開始後、第1又は第2のフォト
センサ手段の出力が最初の反転信号を発生するまでの間
に他方のフォトセンサ手段によって発生する反転の数を
検出し、この反転数に基づいて上記フィルムカートリッ
ジが未露光、部分露光、露光済のいずれかを検出する検
出手段と、を具備したことを特徴とするカメラ。
【0073】(4)上記検出手段は、上記フィルムカー
トリッジのオートロード時に、上記フィルムカートリッ
ジを巻戻しながら検出することを特徴とする上記(1)
乃至(3)に記載のカメラ。
【0074】(5)上記検出手段によって検出された上
記フィルムカートリッジの使用状態を表示する表示手段
を有する上記(1)乃至(4)に記載のカメラ。
【0075】上記(1)または(2)に記載のカメラに
よれば、バーコードの幅を検出することなく、フォトセ
ンサ手段からの反転信号をカウントするだけで簡単にフ
ィルムの使用状態を検出することができる。上記(3)
に記載のカメラによれば、未露光、部分露光、露光済を
簡単に検出することができる。上記(4)に記載のカメ
ラによれば、オートロード時にフィルムの使用状態が簡
単に検出可能である。上記(5)に記載のカメラによれ
ば、フィルムカートリッジの使用状態を簡単に視認する
ことができる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、装
填されたフィルムカートリッジにおけるバーコードの角
度位置を簡単に検出するカメラを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であるカメラの基本的な構
成を示すブロック図である。
【図2】上記第1実施例のカメラに使用するフィルムカ
ートリッジの外観斜視図である。
【図3】上記第1実施例のカメラに使用するフィルムカ
ートリッジに内設されたバーコード付きの円板を示した
要部正面図である。
【図4】上記第1実施例のカメラに図2に示すフィルム
カートリッジが装填された際の、3つの使用状態(未露
光、部分露光、露光済)におけるバーコードと第1,第
2の指標との位置関係を示した説明図である。
【図5】上記第1実施例のカメラにおけるフィルム状態
の検出動作を示したフローチャートである。
【図6】本発明の第2実施例のカメラにおけるフィルム
状態の検出動作を示したフローチャートである。
【図7】上記第1,第2実施例のカメラに使用するフィ
ルムカートリッジにおけるバーコード付き円板の他の例
を示した要部正面図である。
【図8】上記第1実施例であるカメラの構成をさらに詳
しく説明したブロック図である。
【符号の説明】
1…バーコード 2…第1のフォトリフレクタ 3…第2のフォトリフレクタ 4…第1のフォトリフレクタ検出手段 5…第2のフォトリフレクタ検出手段 6…反転数カウント手段 7…バーコードの角度位置判断手段 8…CPU

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーコード付きの円板を有するフィルム
    カートリッジを用いるカメラにおいて、 上記バーコードの反射・非反射を検出する第1のフォト
    センサ手段と、 この第1のフォトセンサ手段とは異なる位置に配置さ
    れ、上記バーコードの反射・非反射を検出する第2のフ
    ォトセンサ手段と、 この第1及び第2のフォトセンサ手段の出力をそれぞれ
    波形整形する波形整形手段と、 上記バーコード付き円板を回転させる駆動手段と、 上記バーコード付き円板の回転開始後、上記第1又は第
    2のフォトセンサ手段の出力がバーコード一周分に相当
    する反転信号を発生する間に他方のフォトセンサ手段に
    よって発生する反転数を検出し、この反転数に基づいて
    フィルムの使用状態を検出する検出手段と、 を具備したことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 上記検出手段は、上記フィルムカートリ
    ッジが未露光、部分露光、露光済のいずれかを検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 上記検出手段は、上記フィルムカートリ
    ッジのオートロードの際に、該フィルムカートリッジを
    巻戻しながら検出することを特徴とする請求項1に記載
    のカメラ。
JP24318794A 1994-10-06 1994-10-06 カメラ Withdrawn JPH08106126A (ja)

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