JPH081059B2 - ドレンボード - Google Patents
ドレンボードInfo
- Publication number
- JPH081059B2 JPH081059B2 JP8708893A JP8708893A JPH081059B2 JP H081059 B2 JPH081059 B2 JP H081059B2 JP 8708893 A JP8708893 A JP 8708893A JP 8708893 A JP8708893 A JP 8708893A JP H081059 B2 JPH081059 B2 JP H081059B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- board
- board body
- drain board
- strip
- biodegradable resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
られるドレンボードに関するものである。
を形成したボード本体に対し、該ボード本体の両面に透
水シートを貼ったもの、或いはボード本体を透水袋に収
容したものが実施されている。何れの場合も、地中で長
期間に亘って吸水効果を得るため、ボード本体及び透水
シートは腐食せず耐久性の優れた合成樹脂にて形成され
ている。
地中に打設されると、ボードの全長に大なる土圧が作用
するため、途中で千切れることなく引き抜くことはでき
ず、又、地中に長期間存在すればするほど地盤改良が進
むため、埋設された儘放置される。ドレンボードは、地
盤に密なる間隔で打ち込まれるため、下水管等を通すた
めのトンネルをシールド工法によって掘る場合、シール
ドカッターがドレンボードに引っ掛かる。
レンボードは、シールドカッターの刃に当っても、撓ん
で切断され難く、切断しきれなかったドレンボードが屡
々シールドカッターに絡まって該カッターの前進を阻
み、作業能率を低下させる問題があった。本発明は、ボ
ード本体を部分的に腐食する様に形成することにより、
上記問題を解決するドレンボードを明らかにするもので
ある。
方向に延びる平行溝条(2)(2)を形成したボード本体
(1)に対し、該ボード本体(1)に透水シート(4)を被
せ、溝条(2)と透水シート(4)との間に水通路(10)を形
成したドレンボードに於て、ボード本体(1)には生分解
性樹脂からなる帯条(3)が、溝条(2)を横切ってボード
本体(1)の長手方向に略規則的な間隔を存して形成さ
れ、帯条(3)の表面はボード本体(1)の他の部分の表面
と面が揃っている。
生分解性樹脂にて形成された帯条(3)は、土壌中の微生
物によって分解される。帯条(3)は完全に分解されるま
でに長期間を要すため、地盤の改良に要する期間程度
は、ドレンボードとしての機能は損われない。
のトンネルを掘る場合、シールドカッターがドレンボー
ドに当る。ドレンボードは、帯条(3)であった部分が分
解消滅し、或いは分解途上で肉薄になって強度的に弱く
なっており、その弱い部分から引き千切られる。このた
めドレンボードが、シールドカッターに絡まって、該カ
ッターの前進に支障を来すことはない。
高価であるが、本発明では、ボード本体(1)に対し、生
分解性樹脂からなる帯条(3)を部分的に形成するだけで
あるから、コスト増を抑えることができる。又、生分解
性樹脂からなる帯条(3)が完全分解されて消滅しても、
ボード本体(1)からすれば部分的に途切れ部が生じただ
けであるから、ドレンボードとしての吸水機能は少し低
下するが維持できる。
体(1)の両面に透水シート(4)を貼着して構成される。
実施例のボード本体(1)は、長手方向に延びる平行溝条
(2)(2)を両面から交互に凹設して波板状に形成されて
いるが、ボード本体(1)の断面形状はこれに限定される
ことはなく、ボード本体(1)の両面、或いは片面にボー
ド本体(1)の長手方向の全長に延びる平行溝条(2)(2)
が形成されていれば可い。
成形によって形成されるが、長手方向に略等間隔に生分
解性樹脂からなる帯条(3)が、各溝条(2)を横切ってボ
ード本体(1)の幅方向の全長に亘って形成されている。
帯条(3)の表面はボード本体(1)の他の部分の表面と面
が揃っている。
イオポール(商品名、ゼネカ株式会社)、NOVON特殊ポリ
マー(商品名、米国ワーナー・ランバート社)等の名で知
られている公知のものである。この生分解性樹脂は、サ
トウキビ、トウモロコシ、ジャガイモ等、毎年再生可能
な作物から得られる澱粉質を主成分とした素材であっ
て、従来の合成樹脂と同様にして、射出成形、押出成形
等が可能で、外観、感触、性質等、合成樹脂と遜色のな
い製品を成形できる。
下水、海等に住む微生物によって完全生分解され、H2
O、CO2等となって自然界に戻ることである。
ており、押出し成形装置の口金(5)から帯状合成樹脂シ
ート(11)を押出し成形し、該合成樹脂シート(11)が硬化
しない内に成形ローラ(6)(60)によって挟圧し、成形ロ
ーラ(6)(60)の周面に軸方向に等間隔に形成された凸条
(61)によって、溝条(2)(2)を成形する。
シート(11)を幅方向に横切る様にノズル(7)を移動可能
に配備し、該ノズル(7)から生分解性樹脂を垂らしつ
つ、ノズル(7)を移動させる。
性樹脂は、成形ローラ(6)(60)によって合成樹脂シート
(11)と一緒に押し潰され、合成樹脂シート(11)内に大き
く食込んで帯条(3)に形成される。従って、帯条(3)の
下方は、薄く合成樹脂(13)が残っている。
く、合成樹脂シート(11)の走行方向と直交して往復移動
させると、合成樹脂シート(11)の走行速度と、ノズル
(7)の移動速度が合成され、2点鎖線で示す如く、合成
樹脂シート(11)に対して斜めに横切る状態に帯条(3)が
形成される。
ラ(6)から離れる方向に斜めに、合成樹脂シート(11)を
横切る様に移動させながら、生分解性樹脂を合成樹脂シ
ート(11)上に垂らせば、図2に示す如く、ボード本体
(1)本体の長手方向に略直交して生分解性樹脂帯条(3)
を形成することができる。
の長手方向に略規則的な間隔を存して形成されていれ
ば、後記する効果を奏することができ、生分解性樹脂か
らなる帯条(3)はボード本体(1)に対して略直交してい
ても、或いは斜めに横切っていても可い。
って形成され、ボード本体(1)の両面に貼着され、ボー
ド本体(1)の溝条(2)と透水シート(4)との間に、水通
路(10)が形成されている。
と、生分解性樹脂からなる帯条(3)は、土壌中の微生物
によって分解される。帯条(3)は完全に分解されるまで
に長期間を要すため、地盤の改良に要する期間程度は、
ドレンボードとしての機能は損われない。
のトンネルをシールド工法によって掘る場合、シールド
カッターがドレンボードに当る。ドレンボードの帯条
(3)であった部分は分解消滅し、或いは分解途上で肉薄
になって強度的に弱くなっており、その部分から引き千
切られる。このためドレンボードが、シールドカッター
に絡まって、該カッターの前進に支障を来すことはな
い。
高価であるが、本発明では、ボード本体(1)に対し、生
分解性樹脂からなる帯条(3)を部分的に形成するため、
コスト増を抑えることができる。又、生分解性樹脂帯条
(3)が完全分解されて消滅しても、ボード本体(1)から
すれば部分的に途切れ部が生じただけであるから、ドレ
ンボードとしての機能は少し低下するが維持できる。
のであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或
は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本発明の
各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載
の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論で
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 長手方向に延びる平行溝条(2)(2)を形
成したボード本体(1)に対し、該ボード本体(1)に透水
シート(4)を被せ、溝条(2)と透水シート(4)との間に
水通路(10)を形成したドレンボードに於て、ボード本体
(1)には生分解性樹脂からなる帯条(3)が、溝条(2)を
横切ってボード本体(1)の長手方向に略規則的な間隔を
存して形成され、帯条(3)はボード本体(1)の他の部分
と面が揃っているドレンボード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8708893A JPH081059B2 (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | ドレンボード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8708893A JPH081059B2 (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | ドレンボード |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06299535A JPH06299535A (ja) | 1994-10-25 |
JPH081059B2 true JPH081059B2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=13905201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8708893A Expired - Fee Related JPH081059B2 (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | ドレンボード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH081059B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4608118B2 (ja) * | 2001-03-08 | 2011-01-05 | ユニチカ株式会社 | ドレーン材およびその分解促進方法 |
KR101271655B1 (ko) * | 2011-08-24 | 2013-06-05 | 주식회사 대한아이엠 | 생분해성 수지조성물과 이로부터 제조된 드레인 보드의 코어재 및 드레인 보드 |
-
1993
- 1993-04-14 JP JP8708893A patent/JPH081059B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06299535A (ja) | 1994-10-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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