JPH08105277A

JPH08105277A - 網戸取付枠および網戸

Info

Publication number: JPH08105277A
Application number: JP6275484A
Authority: JP
Inventors: Shigeyuki Yamada; 茂幸山田
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1994-10-03
Filing date: 1994-10-03
Publication date: 1996-04-23

Abstract

(57)【要約】【目的】ドアクローザ付きドアに装着可能な網戸取付
枠および網戸の構造を提供する。【構成】ドアクローザ（９）を板、布、網等で覆うよ
うに網戸取付枠ｃ（５）を構成し、ドアクローザ（９）
を室内外の片側に隔てる。ドア型の網戸（８）は、内側
にも開閉可能とするか、網戸とドア（１）の間に回転輪
を挟み、網戸でドアを押せるようにする。あるいは網戸
取付枠ａ（３）または網戸枠ｄ（６）を一部内側に折曲
げ、開閉可能とし、そこから手を出し、ドアの取っ手を
握ってドアを開閉できるようにする。同じく、ドア型の
網戸で、必要な時のみドアキャッチャ（１１）が使用可
能なように、ドアキャッチャを、移動あるいは脱着可能
とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】通常建物のドアにはドアクローザ
付きのドアが用いられるが、本発明は、当該ドアに装着
する網戸の取付枠および網戸の構造に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、ドアクローザ付きドアに網戸を取
付けようとするとドアクローザが邪魔になり、大きな隙
間ができてしまい、実用にならないので、網戸の取付を
諦めざるをえなかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、ドアクロー
ザ付きドアに、網戸を取付けられるようにする構造を提
供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】図１に示すごとく、網戸
取付枠ａ（３）およびｂ（４）をドア取付枠（２）に取
付け、それに網戸取付枠ｃ（５）および網戸（８）をそ
れぞれ切離して取付ける。網戸取付け枠ｃ（５）はドア
クローザ（９）を板、布あるいは網等で覆うように構成
し、ドアクローザ（９）を矢印方向に隔てるようにす
る。また網戸取付け枠ｃ（５）は、ドア（１）の開閉と
ともに、ドアクローザ（９）が移動しても接触しない寸
法にするか、一部を移動可能なようにするか、あるいは
変形可能なような材質で構成する。網戸（８）は、図３
に示すごとく、蝶番（１０）を取付ける網戸枠ｅ（７）
を鋭角にする等の方法により、網戸（８）を内側にも開
閉可能とする。磁石ドアキャッチャ（１１）は、図７、
８のごとく移動可能な構造とする。また、支持具（１
３）は、磁石ドアキャッチャ（１１）が不要な時には、
図７のごとく回転ストッパの役割を果たし、磁石ドアキ
ャッチャ（１１）が必要な時には、図８のごとく支持具
の役割を果たすように構成する。本発明は、以上のよう
な構成よりなる網戸取付枠および網戸である。

【０００５】

【作用】ドアクローザ（９）は、ドア（１）があいてい
る時も、閉じている時も、またその中間の時も、網戸取
付枠ｃ（５）により、室内外の片側に隔離される。この
時、網戸取付枠ｃ（５）がドア（１）の開閉を邪魔する
こともない。上記網戸取付枠ｃ（５）を設けることによ
り、網戸取付枠ｃ（５）と隣接して網戸（８）を取付け
可能となる。次に、網戸（８）の使用方法について述べ
る。ドア（１）を開閉する時には、ドアキャッチャ（１
１）を図７の状態にし、網戸（８）を図４のように内側
に開いておき、ドア（１）を外側に開きながら身体も外
に出し、ドア（１）を開ききる。次に、網戸（８）を外
に開いたまま、ドアキャッチャ（１１）を図８の状態に
し、その後、網戸（８）を閉める。すると、磁石ドアキ
ャッチャ（１１）により、網戸（８）は図５のごとく定
位置に保持される。あとは、図６のごとく通常のドアと
同様に網戸（８）が使用可能となる。

【０００６】

【実施例】図１に本発明の主要構成を示す。図２は図１
のＡ−Ａ断面を示す。図３は図１のＢ−Ｂ断面の右端部
を示す。ドア（１）がドア取付枠（２）に取付けられて
いる。網戸取付枠ａ（３）およびｂ（４）をドア取付枠
（２）に取付け、それに網戸取付枠ｃ（５）および網戸
（８）をそれぞれ切離して取付ける。網戸取付け枠ｃ
（５）は、ドアクローザ（９）を板、布あるいは網等で
覆うように横成し、ドアクローザ（９）を矢印方向に隔
てるよう構成する。また網戸取付け枠ｃ（５）は、ドア
（１）の開閉とともに、ドアクローザ（９）が移動して
も接触しない寸法にするか、一部を移動可能なようにす
るか、あるいは変形可能なような材質で構成する。以上
の構成により、ドア（１）があいている時も、閉じてい
る時も、またその中間の時も、ドアクローザ（９）は、
ド網戸取付枠ｃ（５）により、室内外の片側に隔離さ
れ、かつ網戸取付枠ｃ（５）がドア（１）の開閉を邪魔
することもない。このように上記網戸取付枠ｃ（５）を
設けることにより、網戸取付枠ｃ（５）と隣接して網戸
（８）が取付け可能となる。図４は、ドア（１）を閉じ
た時の図１のＢ−Ｂ断面を示す。網戸（８）は、図３に
示すごとく、蝶番（１０）を取付ける網戸枠ｅ（７）を
鋭角にしてあり、網戸（８）を内側にも開閉可能として
いる。図５は、ドア（１）を開け、網戸（８）を閉じた
時の図１のＢ−Ｂ断面を、また図６はドア（１）も網戸
（８）もあけた時の図１のＢ−Ｂ断面を示す。図７は磁
石ドアキャッチャ（１１）の取付部を示す。網戸取付枠
ａ（３）には、回転軸（１２）設け、磁石ドアキャッチ
ャ（１１）の支持部（１４）に設けた孔を、この軸（１
２）に嵌合させ、磁石ドアキャッチャ（１１）を回転可
能な構造とする。網戸取付枠ａ（３）には支持具（１
３）を取付ける。支持具（１３）は、網戸が内側にも開
閉可能となるように、網戸取付枠ａ（３）から網戸
（８）の方にははみ出さないように構成する。また、支
持具（１３）の一部は、磁石ドアキャッチャ（１１）の
回転平面にあり、磁石ドアキャッチャ（１１）が支持具
（１３）の左側面に当たるように構成する。図８は図７
と同じく磁石ドアキャッチャ（１１）の取付部を示す
が、磁石ドアキャッチャ（１１）は右回りに２７０度回
転した状態を示す。支持具（１３）は、磁石ドアキャッ
チャ（１１）を挟むように支持する構造にしてある。網
戸枠ｄ（６）には網戸（８）を閉じた時に、磁石ドアキ
ャソチャ（１１）に吸引される位置に鉄板（１５）を、
取付けてある。以上の構成により、網戸（８）が次のよ
うに使用可能になる。ドア（１）を開閉する時には、ド
アキャッチャ（１１）を図７の状態にし、網戸（８）を
図４のように内側に開いておき、ドア（１）を外側に開
きながら身体も外に出し、ドア（１）を開ききる。次
に、網戸（８）を外に開いたまま、ドアキャッチャ（１
１）を図８の状態にし、その後、網戸（８）を閉める。
すると、磁石ドアキャッチャ（１１）により、網戸
（８）は図５のごとく定位置に保持される。あとは、図
６のごとく通常のドアと同様に網戸（８）が使用可能と
なる。図９はドア（１）の開閉時、一度網戸（８）を内
側に開いておき、ドア（１）を外側に開きながら身体も
外に出し、ドア（１）を開ききる、といった一連の動作
をしなくても済む構造にした実施例である。ドア（１）
と網戸（８）の間に回転輪（１６）を設ける。回転輪
（１６）は、ドア（１）側、網戸（８）側のどちらに固
定しても良い。これらの構成により、網戸（８）を押し
たり引いたりすることによってドア（１）の開閉を行う
ことが可能となる。図１０、１１は，図９と同様の目的
を達するための他の実施例である。図１０は、網戸取付
枠ａ（３）を水平方向に延長し、その一部（１７）を内
側に折曲げ可能とし、ドア（１）の取っ手（１８）を直
接手で握ってドア（１）を開閉することを可能にした構
造である。図１１は、網戸枠ｄ（６）を水平方向に延長
し、その一部（１９）を内側に折曲げ可能とし、図１０
と同じ機能をもたせたものである。なお、図１０、１１
における折曲げ可能とする部分（１７）あるいは（１
９）は、ドア（１）の取っ手部分など、ドア（１）およ
び網戸（８）を閉じたときに干渉する部分のみにとどめ
ることも可能である。図１２は、網戸（８）を一定開度
以上にあかないようにするための実施例である。ドア取
付枠（２）およびドア（１）に、ドア（１）を一定開度
以上にあかないようにする鎖（２０）および鎖留め具が
用いられている場合、その鎖留め具と同一の機能を有す
る鎖留め具（２１）を、網戸枠ｄ（６）に取付けた構造
にする。ドア取付枠（２）に取付けられた鎖（２０）
を、網戸枠ｄ（６）に取付けた鎖留め具（２１）に留め
ることにより、網戸（８）を一定開度以上にあかないよ
うにできる。また、ドアを一定開度以上にあかないよう
にする他の器具も同様に用いることができる。図１３
は、図９におけるドアキャッチャ（１１）の支持具（１
３）に関する他の実施例である。ドアキャッチャ（１
１）の支持部（１４）を回転軸（１２）に留める際に、
支持部（１３）が回転軸（１２）の軸方向に抜けること
がないように抜け止め部（２２）を設け、かつ軸方向の
ガタを極力少なくするように取付る。支持具（１３）を
１本または数本のピン（２３）に置き替えた構造にし部
品点数を減らすことを可能にする。図１４は、ドアキャ
ッチャ（１１）をドア取付枠（２）に、脱着可能なよう
に取付ける実施例である。ドアキャッチャ（１１）の支
持部（１４）に溝を設け、ドアの鎖（２０）をドア取付
枠（２）に留める金具（２５）に、脱着可能なようにす
る。支持部（１４）を留金具（２５）にはめ込み、溝に
沿ってずらすことにより、ドアキャッチャ（１１）を固
定する。なお、図７、図１３、図１４におけるドアキャ
ッチャ（１１）としては、磁石タイプ以外でも同等の機
能を果たすことができる。図１５には、網戸取付枠ｃ
（５）に隣接して、カーテン型の網戸（２６）を取付け
た実施例を示す。このように網戸取付枠ｃ（５）は様々
な型の網戸に適用可能である。なお、以上の実施例にお
いて、ドア取付枠（２）に、網戸取付枠ａ（３）、ｂ
（４）の機能を兼用させ、網戸取付枠ａ（３）、ｂ
（４）を省くことも可能である。また、網戸取付枠ｃ
（５）は、ドアクローザ（９）の近傍のみにとどめ、網
戸（８）を網戸取付枠ｃ（５）の分だけ切欠く形にする
ことも可能である。この様にすることにより、出入口の
高さを高く確保することができる。

【０００７】

【発明の効果】ドアクローザ付きのドアにも、上記網戸
取付枠ｃ（５）を設けることにより、種々の網戸が取付
け可能となる。ドア（１）があいている時も、閉じてい
る時も、また半開きの時も、ドアクローザ（９）は、網
戸取付枠ｃ（５）により、室内外の片側に隔離され、し
かも網戸取付枠ｃ（５）がドア（１）の開閉を邪魔する
ことがない。このようにして、網戸が閉まっている時に
は、隙間がなくなるので、虫が入る恐れがなくなる。ま
た上記網戸取付枠および網戸構造により、ドア型の網戸
を装着しても、ドア（１）の開閉を行うことが可能とな
るとともに、ドア型の網戸を通常のドアと同じように使
用可能となる。

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【手続補正書】

【提出日】平成７年５月２９日

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図面の簡単な説明

【補正方法】変更

【補正内容】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である

【図２】図１のＡ−Ａ断面図である

【図３】図１のＢ−Ｂ断面図である

【図４】ドアを閉じた時の図１のＢ−Ｂ延長線の断面図
である

【図５】図４の他の作動状態を表す断面図である

【図６】図４および図５の他の作動状態を表す断面図で
ある

【図７】網戸枠に取付けられたドアキャッチャの斜視図
である

【図８】図７の他の作動状態を表す斜視図である

【図９】図４の他の実施例を表す断面図である

【図１０】図４および図９の他の実施例を表す断面図で
ある

【図１１】図４、図９および図１０の他の実施例を表す
断面図である

【図１２】ドア取付枠および網戸枠に取付けられた鎖お
よび鎖留め具を表す斜視図である

【図１３】図７の他の実施例を表す斜視図である

【図１４】図７および図１３の他の実施例を表す斜視図
である

【図１５】図１において、カーテン型の網戸に適用した
斜視図である

【符合の説明】（１）ドア（２）ドア取付枠（３）網戸取付枠ａ（４）網戸取付枠ｂ（５）網戸取付枠ｃ（６）網戸枠ｄ（７）網戸枠ｅ（８）網戸（９）ドアクローザ（１０）蝶番（１１）磁石ドアキャッチャ（１２）回転軸（１３）支持具（１４）支持部（１５）鉄板（１６）回転輪（１７）網戸取付枠ａ（３）の一部（１８）ドア（１）の取っ手（１９）網戸枠ｄ（６）の一部（２０）鎖（２１）鎖留め具（２２）抜け止め部（２３）ピン（２４）溝（２５）留金具（２６）カーテン型の網戸

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ドアクローザを室内外の片側に隔てる部
分を有する網戸取付枠。
【請求項２】請求項１を用いる網戸において、ドアキ
ャッチャを脱着可能あるいは移動可能なように取付けた
網戸取付枠。
【請求項３】請求項１を用いる網戸において、網戸取
付枠あるいは網戸を、二つ折れにした構造、又はドアと網戸との間に回転輪を
装着した構造。
【請求項４】請求項１を用いる網戸において、ドアを
一定開度以上にあかないようにする器具の、ドア側に装
着された器具と同一の機能を有する器具を、網戸側に取
付けた構造。