JPH081049Y2 - 予熱装置 - Google Patents
予熱装置Info
- Publication number
- JPH081049Y2 JPH081049Y2 JP1988000732U JP73288U JPH081049Y2 JP H081049 Y2 JPH081049 Y2 JP H081049Y2 JP 1988000732 U JP1988000732 U JP 1988000732U JP 73288 U JP73288 U JP 73288U JP H081049 Y2 JPH081049 Y2 JP H081049Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support
- plate
- shaped molded
- preheating device
- speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、発泡能を有する熱可塑性樹脂製板状成形体
の予熱装置に関する。
の予熱装置に関する。
（従来の技術） 従来、発泡能を有する熱可塑性樹脂製板状成形体を連
続的に供給しながら発泡炉に於いて加熱発泡するに当た
り、板状成形体を支持用ベルト上にて予熱することは、
特公昭43-22674号公報に示されている。
続的に供給しながら発泡炉に於いて加熱発泡するに当た
り、板状成形体を支持用ベルト上にて予熱することは、
特公昭43-22674号公報に示されている。
（考案が解決しようとする課題） 上記従来技術の場合、板状成形体は支持用ベルト上で
加熱されながら次第に軟化し、予熱されていくが、通常
板状成形体は、加熱されると板状に賦形するための押出
成形等による成形時の歪により収縮する傾向があり、し
たがって従来の予熱装置に於いては、板状成形体は、支
持用ベルトに密着した状態で加熱軟化され、成形時の歪
みにより、縦方向に収縮し始め、ベルトに密着した部分
とベルトから幅方向全体が浮き上がった部分とができ
る。その結果第２図に示したような波状の皺が幅方向に
発生する。波状の皺が幅方向に発生すると、板状成形体
が支持体ベルト上に全面が密着せず、加熱器との間隔が
一定でないので、全面に均一に加熱することができない
という問題点があり、予熱が不均一であるから、均質な
板状発泡体が得られないという欠点があった。
加熱されながら次第に軟化し、予熱されていくが、通常
板状成形体は、加熱されると板状に賦形するための押出
成形等による成形時の歪により収縮する傾向があり、し
たがって従来の予熱装置に於いては、板状成形体は、支
持用ベルトに密着した状態で加熱軟化され、成形時の歪
みにより、縦方向に収縮し始め、ベルトに密着した部分
とベルトから幅方向全体が浮き上がった部分とができ
る。その結果第２図に示したような波状の皺が幅方向に
発生する。波状の皺が幅方向に発生すると、板状成形体
が支持体ベルト上に全面が密着せず、加熱器との間隔が
一定でないので、全面に均一に加熱することができない
という問題点があり、予熱が不均一であるから、均質な
板状発泡体が得られないという欠点があった。
（課題を解決するための手段） 本考案予熱装置は、複数のエンドレスベルトからなる
支持体（以下、支持体と略称する）が間隔を隔てて直列
に設置され、かつ第１の支持体の移送速度が前記板状成
形体の送り込み速度より速く設定されていることを特徴
とするものである。
支持体（以下、支持体と略称する）が間隔を隔てて直列
に設置され、かつ第１の支持体の移送速度が前記板状成
形体の送り込み速度より速く設定されていることを特徴
とするものである。
本考案に於いて使用される支持体は、予熱装置内で発
泡能を有する熱可塑性樹脂製板状成形体を加熱しなが
ら、連続的に移送できる構造である。また、各々の支持
体は独自に移送速度が設定することができるようになさ
れており、板状成形体の材質、厚み等に応じて、移送速
度を設定することができる。第１の支持体の移送速度を
板状成形体の送り込み速度より若干速く、例えば速度比
で、板状成形体の送り込み速度：第１の支持体の移送速
度＝1:1.05程度にし、第２の支持体の移送速度を、板状
成形体の走行速度と同じ速度とすることにより板状成形
体の支持体への密着性が向上する。また、各々の支持体
は、板状成形体の走行方向と平行の方向に走行するよう
設置されている。
泡能を有する熱可塑性樹脂製板状成形体を加熱しなが
ら、連続的に移送できる構造である。また、各々の支持
体は独自に移送速度が設定することができるようになさ
れており、板状成形体の材質、厚み等に応じて、移送速
度を設定することができる。第１の支持体の移送速度を
板状成形体の送り込み速度より若干速く、例えば速度比
で、板状成形体の送り込み速度：第１の支持体の移送速
度＝1:1.05程度にし、第２の支持体の移送速度を、板状
成形体の走行速度と同じ速度とすることにより板状成形
体の支持体への密着性が向上する。また、各々の支持体
は、板状成形体の走行方向と平行の方向に走行するよう
設置されている。
（作用） 本考案では、上記した構成により、第１の支持体上で
加熱されて軟化し、幅方向に皺が発生しても第１の支持
体の移送速度が板状成形体の送り込速度より速く設定さ
れているので、発生した皺は比較的小さく、さらに第１
の支持体から第２の支持体に移送される間に、一旦非接
触の領域を通過するため、該領域で皺が解消される。次
いでその皺が解消された状態で板状成形体の走行速度と
同じ速度に設定された第２の支持体上に皺のない状態で
移送されるので、該第２の支持体上に密着する。
加熱されて軟化し、幅方向に皺が発生しても第１の支持
体の移送速度が板状成形体の送り込速度より速く設定さ
れているので、発生した皺は比較的小さく、さらに第１
の支持体から第２の支持体に移送される間に、一旦非接
触の領域を通過するため、該領域で皺が解消される。次
いでその皺が解消された状態で板状成形体の走行速度と
同じ速度に設定された第２の支持体上に皺のない状態で
移送されるので、該第２の支持体上に密着する。
（実施例） 次に、本考案予熱装置の一例を図面を参照しながら説
明する。
明する。
第１図に於いて、１は、断熱壁を有する略角筒状予熱
装置であって、エンドレスベルトからなる第１の支持体
２と同じくエンドレスベルトからなる第２の支持体３と
が、間隔を隔てて直列に設置されており、第１の支持体
２の移送速度は板状成形体の送り込み速度よりも速く、
例えば速度比で板状成形体の送り込み速度：第１の支持
体２の移送速度＝1:1.05となるように設定され、第２の
支持体３の移送速度は板状成形体の走行速度と同じ速度
となるように設定されており、かつ各々の支持体２、３
の上下には遠赤外線ヒータ等を設置した加熱器４、５が
設けられている。
装置であって、エンドレスベルトからなる第１の支持体
２と同じくエンドレスベルトからなる第２の支持体３と
が、間隔を隔てて直列に設置されており、第１の支持体
２の移送速度は板状成形体の送り込み速度よりも速く、
例えば速度比で板状成形体の送り込み速度：第１の支持
体２の移送速度＝1:1.05となるように設定され、第２の
支持体３の移送速度は板状成形体の走行速度と同じ速度
となるように設定されており、かつ各々の支持体２、３
の上下には遠赤外線ヒータ等を設置した加熱器４、５が
設けられている。
この装置１に於いて、発泡能を有する熱可塑性樹脂製
板状成形体６は、予熱装置１の入口側側壁に穿設された
供給口を通り、予熱装置１内に、第１の支持体２により
水平に支持された状態で連続的に移送され、、加熱器４
によって、軟化温度に迄予熱させた後、一旦フリーとな
り、改めて第２の支持体３により水平に支持された状態
で連続的に移送され、加熱器５によって、発泡開始温度
直前の温度に迄均一に予熱されて発泡炉（図示せず）内
に垂直方向に移送される。
板状成形体６は、予熱装置１の入口側側壁に穿設された
供給口を通り、予熱装置１内に、第１の支持体２により
水平に支持された状態で連続的に移送され、、加熱器４
によって、軟化温度に迄予熱させた後、一旦フリーとな
り、改めて第２の支持体３により水平に支持された状態
で連続的に移送され、加熱器５によって、発泡開始温度
直前の温度に迄均一に予熱されて発泡炉（図示せず）内
に垂直方向に移送される。
（考案の効果） 本考案によれば、発泡能を有する熱可塑性樹脂製板状
成形体を連続的に供給しながら略水平に支持した状態で
予熱る予熱装置に於いて、複数の支持体が間隔を隔てて
直列に設置され、かつ第１の支持体の移送速度が前記成
形体の送り込み速度より速く設定されているので、第１
の支持体上で板状成形体に皺が発生しても、その皺は伸
ばされ比較的小さくなり、加熱器との間隔もほぼ均一に
近い状態となり、その結果均一に予熱される。さらに第
１の支持体と第２の支持体間で、一旦非接触の領域を通
過し発生した皺を解消して、板状成形体の走行速度と同
じ速度に設定された第２の支持体上で支持されることに
なり、板状成形体が、該第２の支持体上に密着し、した
がって、板状成形体全面にわたって均一に加熱すること
ができ、均一加熱が可能になれば、全体が発泡開始温度
直前まで予熱することが可能となり、延いては発泡速度
が速くなり、生産性が上がる。また、板状成形体の発泡
度合いが均一となり、品質的にも安定する。
成形体を連続的に供給しながら略水平に支持した状態で
予熱る予熱装置に於いて、複数の支持体が間隔を隔てて
直列に設置され、かつ第１の支持体の移送速度が前記成
形体の送り込み速度より速く設定されているので、第１
の支持体上で板状成形体に皺が発生しても、その皺は伸
ばされ比較的小さくなり、加熱器との間隔もほぼ均一に
近い状態となり、その結果均一に予熱される。さらに第
１の支持体と第２の支持体間で、一旦非接触の領域を通
過し発生した皺を解消して、板状成形体の走行速度と同
じ速度に設定された第２の支持体上で支持されることに
なり、板状成形体が、該第２の支持体上に密着し、した
がって、板状成形体全面にわたって均一に加熱すること
ができ、均一加熱が可能になれば、全体が発泡開始温度
直前まで予熱することが可能となり、延いては発泡速度
が速くなり、生産性が上がる。また、板状成形体の発泡
度合いが均一となり、品質的にも安定する。
第１図は本考案の一実施例を示す説明図である。 第２図は従来の予熱装置を用いた場合の熱可塑性樹脂製
板状成形体の平面図である。 １……予熱装置 ２、３……支持体 ６……熱可塑性樹脂性板状成形体
板状成形体の平面図である。 １……予熱装置 ２、３……支持体 ６……熱可塑性樹脂性板状成形体
Claims (1)
- 【請求項１】発泡能を有する熱可塑性樹脂製板状成形体
を連続的に供給しながら略水平に支持した状態で予熱す
る予熱装置において、複数のエンドレスベルトからなる
支持体が間隔を隔てて直列に設置され、かつ第１の支持
体の移送速度が前記成形体の送り込み速度より速く設定
されていることを特徴とする予熱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988000732U JPH081049Y2 (ja) | 1988-01-07 | 1988-01-07 | 予熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988000732U JPH081049Y2 (ja) | 1988-01-07 | 1988-01-07 | 予熱装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01106208U JPH01106208U (ja) | 1989-07-18 |
| JPH081049Y2 true JPH081049Y2 (ja) | 1996-01-17 |
Family
ID=31200015
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988000732U Expired - Lifetime JPH081049Y2 (ja) | 1988-01-07 | 1988-01-07 | 予熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH081049Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5216503B2 (ja) * | 1973-10-26 | 1977-05-10 | ||
| JPS6048326B2 (ja) * | 1976-04-09 | 1985-10-26 | 積水化学工業株式会社 | 連続的に板状発泡体を製造する装置 |
| JPS58187320A (ja) * | 1982-04-26 | 1983-11-01 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 熱可塑性樹脂発泡シ−トの製造方法 |
| JPS6056535A (ja) * | 1983-09-08 | 1985-04-02 | Sekisui Chem Co Ltd | 熱可塑性樹脂発泡体の製造装置 |
-
1988
- 1988-01-07 JP JP1988000732U patent/JPH081049Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01106208U (ja) | 1989-07-18 |
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