JP2551891B2 - 熱可塑性樹脂シートの加熱方法およびその加熱装置 - Google Patents

熱可塑性樹脂シートの加熱方法およびその加熱装置

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JP2551891B2 JP4015295A JP1529592A JP2551891B2 JP 2551891 B2 JP2551891 B2 JP 2551891B2 JP 4015295 A JP4015295 A JP 4015295A JP 1529592 A JP1529592 A JP 1529592A JP 2551891 B2 JP2551891 B2 JP 2551891B2
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、熱可塑性樹脂シート
を成形する前に、加熱軟化させるための熱可塑性樹脂シ
ートの加熱方法およびその加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂シートを加熱軟化するため
の加熱方法としては、熱風加熱や赤外線ヒータによる輻
射加熱、また、一対の熱板で加圧挟持して加熱する方法
などが知られている。図5は、従来の一対の熱板による
熱可塑性樹脂シートの加熱装置を示し、上下一対の加熱
板200,200は、図示していないが、それぞれ進退
自在なシリンダと連結されており、また、加熱板20
0,200の内部にはそれぞれシーズヒータ202が埋
設されている。熱板100,100は、加熱板200,
200から受熱できるように、その対向面にそれぞれ固
定されている。この一対の熱板100,100を用いた
熱可塑性樹脂シート5の加熱方法によれば、熱可塑性樹
脂シート5表面の凹凸を押さえて接触面積を増やすこと
ができるので、短時間、かつ安定的に熱可塑性樹脂シー
ト5を加熱軟化することができる。特に発泡シートを加
熱する場合には、加熱時の2次発泡を抑制できるので、
伝熱速度が減少することなく発泡シートを極短時間で加
熱軟化することができる。このように熱板100,10
0を用いた熱可塑性樹脂シート5の加熱方法は、加熱時
間の短縮には、非常に効果的である。
【0003】また、熱板100,100のシート接触面
には、テフロン処理が施されたり、また、熱可塑性樹脂
シート5との真空密着性を少なくするために、例えば、
加熱粒子や表面が凹凸に加工された加熱部材等にて溶射
処理を施して無数の凹凸部が設けられたりする。これ
は、加熱軟化された熱可塑性樹脂シート5と熱板10
0,100との離形の際に、熱板100,100のシー
ト接触面101,101に熱可塑性樹脂シート5が強く
粘着されて離形を困難にすることで、熱可塑性樹脂シー
ト5を変形させたり加熱装置に大きな振動を与えたりし
ないようにするためである。また、厚物の熱可塑性樹脂
シート5や抗張力の弱い薄物の熱可塑性樹脂シート5を
加熱する場合は、加熱時間を短縮すべく熱板100,1
00の温度や加圧力を高めに設定している。この場合、
離形時に熱可塑性樹脂シート5が熱板100,100に
粘着しないように、熱板100,100のクリアランス
を厳密に調整している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、熱板1
00,100のクリアランスを厳密に調整することは、
加熱装置自体に高い精度が要求されるとともにクリアラ
ンス調整自体が非常に困難であるという問題があった。
また、熱板100,100の加圧力を高くすることは、
熱可塑性樹脂シート5の加熱時間を大幅に短縮すること
を可能にするが、逆に熱板100,100と熱可塑性樹
脂シート5との離形を困難にするという問題があった。
【0005】ところで、シート成形等に採用されている
離形を補助するための手段として、型窩面から空気を吹
き出すという方法を応用することが考えられる。しか
し、平板かつ粘着力の強い熱可塑性樹脂シート5は、熱
板100,100から局部的に離形した状態で空気が外
部に漏れ易く円滑に離形することができない。加えて部
分的に発生する強い空気流により熱可塑性樹脂シート5
表面が冷却され、ムラのない加熱状態を確保できなくな
る。
【0006】そこで、この発明の目的は、加熱軟化され
た熱可塑性樹脂シートから熱板を円滑に離形できるよう
にすることで、熱板の加圧力を高くして、短時間で、か
つ良好に熱可塑性樹脂シートを加熱軟化することのでき
る熱可塑性樹脂シートの加熱方法およびその加熱装置を
提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の、この発明の熱可塑性樹脂シートの加熱方法は、接近
離間自在な上下一対の加熱板の対向面にそれぞれ固定さ
れ、この加熱板にて熱せられた一対の熱板の間に熱可塑
性樹脂シートを導入し、この熱可塑性樹脂シートが加熱
軟化するまで加熱板を接近させて熱板にて加圧挟持し、
次いで加熱板を離間させて熱可塑性樹脂シートから熱板
を離形する熱可塑性樹脂シートの加熱方法において、熱
可塑性樹脂シートから熱板を離形するときに、熱板の離
形部分からエアーを吹き出すとともに、熱板の離形部分
を包被して熱可塑性樹脂シートと熱板との間にエアーを
保持させて離形することを特徴とする方法である。
【0008】また、この発明の熱可塑性樹脂シートの加
熱装置は、接近離間自在な上下一対の加熱板と、この加
熱板の対向面にそれぞれ固定された一対の熱板とを備
え、熱板は、熱可塑性樹脂シートが加熱軟化するまで加
圧挟持しており、熱可塑性樹脂シートが加熱軟化した後
には、離形するようにしてある熱可塑性樹脂シートの加
熱装置において、上記加熱板は、離形するときに熱板に
対してエアーを供給するエアー供給部を有するものであ
り、上記熱板は、離形部分から熱可塑性樹脂シート表面
にエアーを供給する通気性を有するものであり、熱板の
外周側面には、熱板の対向面より突出するように柔軟性
を有する耐熱部材が一連に形成されており、この耐熱部
材は、熱板が熱可塑性樹脂シートを加圧挟持していると
きは座屈変形でき、熱板が熱可塑性樹脂シートから離形
するときは熱可塑性樹脂シートが熱板に粘着しないよう
に熱可塑性樹脂シートと熱板との間にエアーを保持させ
るために、熱板の対向面より突出した状態に復元できる
ことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】上記構成による、熱可塑性樹脂シートの加熱方
法によれば、熱板が離形するときには、熱板の離形部分
からエアーを吹き出すとともに、熱板の離形部分を包被
して熱可塑性樹脂シートと熱板の間にエアーを保持して
離形することができる。このため、加熱軟化された熱可
塑性樹脂シートが熱板に粘着することなく円滑に離形す
ることができる。
【0010】一方、熱可塑性樹脂シートの加熱装置によ
れば、加熱板のエアー供給部からは、熱板が離形すると
きに熱板にエアーを供給することができる。また、熱板
は、通気性を有するものであるので、加熱板から供給さ
れたエアーを熱板の離形部分から熱可塑性樹脂シート表
面にエアーを供給することができる。
【0011】さらに、耐熱部材は、熱板が熱可塑性樹脂
シートと離形するときに熱板の離形部分を包被して熱可
塑性樹脂シートと熱板との間にエアーを保持することが
できるので、熱板に熱可塑性樹脂シートが粘着すること
を防止できる。
【0012】
【実施例】以下に、この発明の実施例を添付図面を参照
しながら詳細に説明する。図1は、この発明の一実施例
の熱可塑性樹脂シートの加熱装置の側面図を示し、図4
は、図1の加熱装置を用いた熱成形装置の概略図を示
す。図4に示すように、この熱成形装置は、加熱装置A
と成形機8とが隣接されている。成形機8は、雄型81
と雌型82とを有しており、これらを接近離間可能にす
るシリンダ83,84がそれぞれ連結されている。ま
た、加熱装置Aにおける成形機8の反対側には、熱可塑
性樹脂シート5の原反51が配置されている。この原反
51から熱可塑性樹脂シート5がガイド9に導かれて順
次、加熱装置A、成形機8へと搬送されて、加熱装置A
で加熱軟化され、次いで成形機8で所望の形状に成形さ
れる。
【0013】図1に示すように、上記加熱装置Aは、上
下一対の加熱板2,2と、この加熱板2,2の対向面2
3,23にそれぞれ固定された熱板1,1と、熱板1,
1の外周側面に熱板1,1のシート接触面11,11よ
り突出するように、アルミ製フランジ4を介して形成さ
れたエアーを保持するための柔軟性を有する耐熱部材3
とを備えている。
【0014】上記加熱板2,2は、シーズヒータ22を
埋設したアルミニウム板が使用されている。加熱板2,
2は、接近離間できるように、図4に示すようにそれぞ
れ進退自在なシリンダが連結されている。また、加熱板
2,2は、熱板1,1が離形するときに、熱板1,1に
エアーを供給するエアー供給部21,21が設けられて
いる。このエアー供給部21,21には、離形するとき
に加熱板2,2にエアーが供給されるように図示してい
ないがエアーポンプ等のエアー供給手段が連結されてい
る。
【0015】上記熱板1,1は、その材質には真鍮焼結
体が使用されており、熱可塑性樹脂シート5を加圧挟持
して加熱軟化させるために加熱板2,2から受熱できる
ように、加熱板2,2の対向面23,23にそれぞれ固
定されている。また、熱板1,1は、通気性を有してお
り、熱可塑性樹脂シート5と離形するときに加熱板2,
2から供給されたエアーを、シート接触面11,11全
体から熱可塑性樹脂シート5表面にエアー6,6を吹き
付けることができる(図3参照)。なお、熱板1,1を
形成する真鍮焼結体としては、焼結体を形成する粉粒体
の平均直径が0.06〜0.2mmの範囲のものが好まし
い。
【0016】上記耐熱部材3は、その材質には耐熱性お
よび柔軟性を有するシリコンゴムが使用されており、熱
板1,1が熱可塑性樹脂シート5を加圧挟持するときは
加圧挟持を妨げないように、シート接触面11,11よ
り突出している部分が座屈変形する(図2参照)。ま
た、耐熱部材3は、熱板1,1が離形するときは加熱軟
化された熱可塑性樹脂シート5を熱板1,1に粘着させ
ないために熱板1,1から熱可塑性樹脂シート5表面に
吹き付けられたエアー6,6を保持できるように、シー
ト接触面11,11より突出した状態に復元される。な
お、耐熱部材3が熱板1,1のシート接触面11,11
より突出している高さとしては、2〜6mmの範囲に設定
してあることが好ましい。
【0017】以下に、図1の加熱装置Aを用いて熱可塑
性樹脂シート5の加熱方法を説明する。図2は、図1の
加熱装置にて熱可塑性樹脂シートを加圧挟持している状
態の断面図を示し、図3は、離形する状態の断面図を示
す。これら図2および図3を参照して、まず、図4に示
した原反51から熱可塑性樹脂シート5が熱板1,1間
に導入される。この状態で加熱板2,2を接近させて熱
板1,1にて熱可塑性樹脂シート5を加圧挟持して加熱
軟化させる。このとき、耐熱部材3は、熱板1,1によ
る熱可塑性樹脂シート5の加圧挟持を妨げないように座
屈変形する(図2参照)。
【0018】次いで、加熱板2,2を離間させて熱板
1,1と熱可塑性樹脂シート5とを離形する。このと
き、熱板1,1のシート接触面11,11全体からは、
熱可塑性樹脂シート5の上下面にエアー6,6が吹き付
けられる。また、耐熱部材3は、シート接触面11,1
1より突出した状態に復元されるので、熱板1,1と熱
可塑性樹脂シート5との間にエアーが保持されて空気層
が形成される(図3参照)。これにより、加熱軟化され
た熱可塑性樹脂シート5が熱板1,1に粘着することが
ないので、熱板1,1の離形を円滑にすることができ
る。なお、熱板1,1から吹き出されるエアー6,6の
エアー圧は、1〜2Kg/cm2の範囲に設定されていること
が好ましい。このエアー圧が1Kg/cm2未満であると熱板
1,1と熱可塑性樹脂シート5との間に空気層が形成さ
れず、また、2Kg/cm2を超えると熱可塑性樹脂シート5
表面に無数のくぼみが形成されてしまうからである。
【0019】以上のように、上記実施例の熱可塑性樹脂
シートの加熱方法および加熱装置によれば、加熱軟化さ
れた熱可塑性樹脂シート5と熱板1,1とを離形すると
きに、熱板1,1と熱可塑性樹脂シート5との間に空気
層が形成され、熱可塑性樹脂シート5が熱板1,1に粘
着することなく離形を補助することができる。このた
め、従来の熱板100,100のように加圧力を高くす
るためにクリアランスを厳密に調整しなくても熱板1,
1の離形を円滑に行うことができ、その結果、短時間で
良好に加熱軟化された熱可塑性樹脂シート5が得られ
る。
【0020】なお、上記加熱装置Aは、熱可塑性樹脂シ
ート5の略全面を加熱軟化するものであるが、例えば、
特公平1−14015号公報に記載してあるように成形
域として加熱軟化部分を点在させるように、加熱板2,
2の対向面23,23に成形域に対応した熱板1,1が
複数固定されていても良い。この場合、熱可塑性樹脂シ
ート5には、一度に成形域としての加熱軟化された部分
と、非成形域としての非加熱部分とが形成される。これ
により、熱可塑性樹脂シート5全体のたるみ、加熱むら
等を防止することができる。
【0021】また、上記熱板1,1は、真鍮焼結体を使
用しているが、鉄、アルミニウム、銅やこれらの合金等
種々の焼結体金属、または金属、セラミックス、カーボ
ン等の伝熱材に直径が0.5〜1.0mmの通気孔を5〜
10mm間隔に設けた多孔質体を採用しても良い。さら
に、熱可塑性樹脂シート5としては、ポリスチレン、ポ
リプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカー
ボネートの樹脂シートまたはこれらの複合シートもしく
は発泡シートを使用することができる。
【0022】その他に、耐熱部材3は、フランジ4を介
さずに直接形成しても良いこと等、この発明の要旨を変
更しない範囲で種々の設計変更を施すことが可能であ
る。次に、代表して発泡ポリスチレンシートを用いた具
体例について、比較例を参照しながら説明する。具体例 加熱装置としては、図1に示したものを使用した。
【0023】熱板1,1の材質は真鍮焼結体、仕様は長
さ200mm ,幅180mm ,厚み40mm ,ポーラス
径(焼結体を形成する粉粒体の平均直径)0.2mmのも
のを使用した。熱板1,1の温度は150℃、加圧力は
1.6Kg/cm2、エアー圧は2.0Kg/cm2に設定した。ま
た、離形時におけるエアー6,6の作用時間は0.3秒
に設定した。耐熱部材3はシリコンゴムを使用し、熱板
1,1のシート接触面11,11より2.3mm突出する
ように熱板1,1の外周側面にアルミ製フランジ4を介
して形成した。発泡ポリスチレンシート5は、厚み2.
3mm ,単位重量340g/m2のものを使用した。
【0024】以上の条件にて発泡ポリスチレンシート5
を加熱軟化した結果、加圧時間3.4秒で適性温度に昇
温することができ、熱板1,1の加圧開始から離形終了
までのトータル加熱サイクルは4.6秒であった。ま
た、熱板1,1には、発泡ポリスチレンシート5が粘着
することなく円滑に離形できた。比較例 加熱装置としては、図5に示したものを使用した。
【0025】熱板100,100の材質は、陶磁器を使
用し、熱板100,100の加圧力を0.4Kg/cm2に設
定したこと以外、熱板100,100の仕様、温度およ
び発泡ポリスチレンシート5の仕様は上記具体例と同様
にしてある。以上の条件にて発泡ポリスチレンシート5
を加熱軟化した結果、加圧時間4.5秒で適性温度に昇
温することができ、トータル加熱サイクルは5.5秒で
あった。
【0026】以上の結果から、具体例は比較例より加圧
時間で1.1秒、トータル加熱サイクルにして0.9秒
短縮することができた。
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明の熱可塑性樹脂
シートの加熱方法によれば、熱板が離形するときには、
熱板の離形部分を包被してこの離形部分から吹き出され
たエアーを、熱可塑性樹脂シートと熱板の間に保持して
離形する。これにより、加熱軟化された熱可塑性樹脂シ
ートが熱板に粘着することなく円滑に離形できるので、
熱板のクリアランス調整をしなくても熱板の加圧力を従
来より高くでき、熱可塑性樹脂シートを加熱軟化する時
間を短縮することができる。
【0028】一方、熱可塑性樹脂シートの加熱装置によ
れば、熱板が離形するときに、通気性を有する熱板にて
加熱板のエアー供給部から供給されたエアーを、離形部
分から熱可塑性樹脂シート表面にエアーを供給すること
ができる。また、熱板の外周側面に形成された耐熱部材
にて熱板の離形部分を包被して熱可塑性樹脂シートと熱
板との間に熱板から供給されたエアーを保持することが
できる。これにより、熱板は、加熱軟化された熱可塑性
樹脂シートとの粘着を防止できるので、離形を補助する
とともに円滑にすることができる。したがって、上記加
熱方法と同様に熱板の加圧力を従来より高くでき、短時
間で、かつ良好に加熱軟化された熱可塑性樹脂シートが
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の加熱装置を示す側面図で
ある。
【図2】図1の加熱装置における熱可塑性樹脂シートの
加圧挟持状態を示す断面図である。
【図3】図1の加熱装置における熱可塑性樹脂シートの
離形状態を示す断面図である。
【図4】図1の加熱装置を用いた熱成形装置を示す概略
図である。
【図5】従来の熱可塑性樹脂シートの加熱装置を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 熱板 11 シート接触面 2 加熱板 21 エアー供給部 23 対向面 3 耐熱部材 5 熱可塑性樹脂シート 6 エアー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接近離間自在な上下一対の加熱板の対向面
    にそれぞれ固定され、この加熱板にて熱せられた一対の
    熱板の間に熱可塑性樹脂シートを導入し、この熱可塑性
    樹脂シートが加熱軟化するまで加熱板を接近させて熱板
    にて加圧挟持し、次いで加熱板を離間させて熱可塑性樹
    脂シートから熱板を離形する熱可塑性樹脂シートの加熱
    方法において、 熱可塑性樹脂シートから熱板を離形するときに、熱板の
    離形部分からエアーを吹き出すとともに、熱板の離形部
    分を包被して熱可塑性樹脂シートと熱板との間にエアー
    を保持させて離形することを特徴とする熱可塑性樹脂シ
    ートの加熱方法。
  2. 【請求項2】接近離間自在な上下一対の加熱板と、この
    加熱板の対向面にそれぞれ固定された一対の熱板とを備
    え、熱板は、熱可塑性樹脂シートが加熱軟化するまで加
    圧挟持しており、熱可塑性樹脂シートが加熱軟化した後
    には、離形するようにしてある熱可塑性樹脂シートの加
    熱装置において、 上記加熱板は、離形するときに熱板に対してエアーを供
    給するエアー供給部を有するものであり、 上記熱板は、離形部分から熱可塑性樹脂シート表面にエ
    アーを供給する通気性を有するものであり、 熱板の外周側面には、熱板のシート接触面より突出する
    ように柔軟性を有する耐熱部材が一連に形成されてお
    り、この耐熱部材は、熱板が熱可塑性樹脂シートを加圧
    挟持しているときは座屈変形でき、熱板が熱可塑性樹脂
    シートから離形するときは熱可塑性樹脂シートが熱板に
    粘着しないように熱可塑性樹脂シートと熱板との間にエ
    アーを保持させるために、熱板のシート接触面より突出
    した状態に復元できることを特徴とする熱可塑性樹脂シ
    ートの加熱装置。
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