JPH08104721A - 透明樹脂、その製造法、プラスチックレンズおよび注型成形用単量体組成物 - Google Patents

透明樹脂、その製造法、プラスチックレンズおよび注型成形用単量体組成物

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JPH08104721A
JPH08104721A JP32182594A JP32182594A JPH08104721A JP H08104721 A JPH08104721 A JP H08104721A JP 32182594 A JP32182594 A JP 32182594A JP 32182594 A JP32182594 A JP 32182594A JP H08104721 A JPH08104721 A JP H08104721A
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glycol
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general formula
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JP32182594A
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English (en)
Inventor
Akiyasu Kawai
紀安 河合
Minoru Suzuki
実 鈴木
Hiromasa Kawai
宏政 河合
Fumiaki Kanega
文明 金賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08104721A publication Critical patent/JPH08104721A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 透明性、穴開け加工する際の強度、染色性に
優れ、比重が低く、また、有機シラン樹脂に対する接着
性に優れ、プラスチックレンズに有用な透明樹脂を提供
する。 【構成】 化1で表されるアルキレンオキサイド基を含
有する単量体および化2で表される多官能性(メタ)ア
クリレートを必須の構成成分として含む透明樹脂。 【化1】R1-O-(R2O)n−R3 〔R1はアクリロイル基またはメタクリロイル基であ
り、R2は炭素数1〜5であるアルキレン基であり、R3
は水素、アクリロイル基、メタクリロイル基またはこれ
ら以外の炭素数1〜40の一価の炭化水素基であり、n
は9〜50の整数である)。 【化2】 〔R4およびR5はそれぞれ独立にアクリロイル基、また
はメタクリロイル基であり、R6およびR7はそれぞれ独
立に炭素数1〜6の一価の炭化水素基である〕。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチックレンズ用
素材としての利用が可能な透明樹脂、その製造法、プラ
スチックレンズおよび注型成形用単量体組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、光学レンズ用材料には透明度の高
いアクリル樹脂、ジエチレングリコールビスアリルカー
ボネート樹脂(例えば、CR−39)、ポリスチレン、
ポリカーボネート等が使用されているが、これらのうち
で眼鏡レンズとして広く用いられているのは、熱硬化性
樹脂であるジエチレングリコールビスアリルカーボネー
トを用いたレンズである。その理由は、透明性、低分散
性(アッベ数が高い)、耐熱性及び耐衝撃性に優れてい
るためである。
【0003】しかし、ジエチレングリコールビスアリル
カーボネートを用いたレンズは、屈折率が1.50と低
く、ガラスレンズに比べてレンズの厚みが大きくなる
(特にレンズ度数が大きくなると顕著である)という問
題を有する。さらに、一般のプラスチックと同様に耐擦
傷性に劣る。このため、レンズ表面を有機シラン系のハ
ードコート膜で被覆する方法が提案されているが、未処
理の状態では、有機シラン系ハードコート膜への均一な
接着性が不十分である。このため、プラスチックレンズ
表面を何らかの方法で表面処理しなければ、有機シラン
系ハードコート膜で被覆することが出来ない。
【0004】また最近は、眼鏡レンズの軽量化がより望
まれており、それを可能とした低比重の眼鏡レンズ用材
料の開発が盛んである。例えば、特開平2−23800
6号公報には、2,2−ジアルキル−1,3−プロパン
ジ(メタ)アクリレートを用いたアクリル系樹脂が提案
されている。しかし、この材料は、比重が1.31〜
1.35程度と未だ大きく、しかも染色性、有機シラン
系ハードコート膜への接着性に劣る。また、特開平5−
215903号公報には、直鎖アルキル基をスペーサー
として持つジ(メタ)アクリレート/アルキル基を持つ
(メタ)アクリレート/芳香族ビニル化合物/他の単量
体の共重合体が提案されている。この材料は低比重では
あるが、耐熱温度が低いため、染色やハードコートの際
に変形しやすい。また、これらの材料はいずれも強度が
不十分であり、穴開け加工する際に破損しやすいという
欠点がある。
【0005】また、特開平4−126710号公報に
は、アルキレンオキサイド基を含有する2官能(メタ)
アクリレート/芳香族ビニル単量体/重合性2重結合を
有する分子量98以上の重合性単量体もしくは重合性オ
リゴマーの共重合体が提案されている。この材料は低比
重化が未だ不十分であり、また色相が黄色味を帯びやす
いという欠点がある。
【0006】さらに、ハードコート膜への接着性を改良
した樹脂としては、芳香環含有ジメタ(ア)クリレート
/芳香環含有単量体/水酸基含有単量体の共重合体(特
開昭58−76410号公報参照)や、芳香環含有ジメ
タ(ア)クリレート/芳香環含有単量体/エポキシ基含
有単量体の共重合体(特開昭58−89606号広報参
照)が提案されている。しかし、これらの材料は、ガラ
ス蒸着を行った場合のガラス膜に対する接着性は向上す
るものの、有機シラン系ハードコート膜に対する接着性
は未だ満足のいくものではない。さらに、後者は、樹脂
中のエポキシ基含有単量体の共重合量が増えるに従っ
て、注型重合のガラスモールドに対する接着性が過度に
増大するため、成形性の点から好ましくない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、これま
では、色相、穴開け加工する際の強度、比重のバランス
が良好で、かつプラスチックレンズに要求される物性を
有し、また表面処理を施さずに直接、有機シラン系ハー
ドコート膜で被覆することが出来るプラスチックレンズ
及びプラスチックレンズ用樹脂がなかった。
【0008】本発明の目的は、第一に色相、穴開け加工
する際の強度、比重のバランスが良好な透明樹脂、その
製造法、その透明樹脂からなるプラスチックレンズを提
供するものであり、第2に上記の特性に加えて、低分散
性(アッベ数が高い)、高屈折性、染色性、耐熱性に優
れる透明樹脂、その製造法、その透明樹脂からなるプラ
スチックレンズを提供するものであり、第3に表面処理
を施さずに直接、有機シラン系ハードコート膜で被覆す
ることができる透明樹脂、その製造法、その透明樹脂か
らなるプラスチックレンズおよびそれを製造するために
有用な注型成形用単量体組成物を提供することにある。
【0009】
【問題点を解決するための手段】本発明における透明樹
脂は、化9〔一般式(I)〕で表されるアルキレンオキ
サイド基を含有する単量体1〜80重量部、化10〔一
般式(II)〕で表される多官能性(メタ)アクリレート
1〜95重量部および他の共重合可能なビニル系単量体
0〜90重量部を全体が100重量部になるように配合
してなる重合性単量体を重合させて得られ、比重が1.
15以下、屈折率1.54以上、かつアッベ数35以上
である。
【化9】R1-O-(R2O)n−R3 (I) 〔ただし、一般式(I)において、R1はアクリロイル
基またはメタクリロイル基であり、R2は炭素数1〜5
であるアルキレン基であり、R3は水素、アクリロイル
基、メタクリロイル基またはこれら以外の炭素数1〜4
0の一価の炭化水素基であり、nは9〜50の整数であ
る)。
【化10】 〔ただし、一般式(II)において、R4およびR5はそれ
ぞれ独立にアクリロイル基またはメタクリロイル基であ
り、R6およびR7はそれぞれ独立に炭素数1〜6の一価
の炭化水素基である〕。本発明における透明樹脂は、好
ましくは、比重が1.05以上、屈折率1.57以下、
かつアッベ数50以下である。
【0010】本発明における透明樹脂は、前記重合性単
量体を重合させることを特徴とする方法により製造され
るものである。
【0011】本発明におけるプラスチックレンズは前記
の透明樹脂からなるものである。さらに、前記のとおり
配合してなる重合性単量体は、注型成形用単量体組成物
として有用である。
【0012】前記した一般式(I)で表されるアルキレ
ンオキサイド基を含有する単量体としては、単官能性単
量体と多官能性単量体がある。
【0013】前記した一般式(I)で表されるアルキレ
ンオキサイド基を含有する単量体のうち単官能性単量体
としては、ノナメチレングリコールモノアクリレート、
トリデカメチレングリコールモノアクリレート、テトラ
デカメチレングリコールモノアクリレート、トリコサメ
チレングリコールモノアクリレート等のポリメチレング
リコールモノアクリレート、ノナメチレングリコールモ
ノメタクリレート、トリデカメチレングリコールモノメ
タクリレート、テトラデカメチレングリコールモノメタ
クリレート、トリコサメチレングリコールモノメタクリ
レート等のポリメチレングリコールモノメタクリレー
ト、メトキシノナメチレングリコールアクリレート、メ
トキシトリデカメチレングリコールアクリレート、メト
キシテトラデカメチレングリコールアクリレート、メト
キシトリコサメチレングリコールアクリレート、エトキ
シノナメチレングリコールアクリレート、エトキシトリ
デカメチレングリコールアクリレート、エトキシテトラ
デカメチレングリコールアクリレート、エトキシトリコ
サメチレングリコールアクリレート等のアルコキシポリ
メチレングリコールアクリレート、メトキシノナメチレ
ングリコールメタクリレート、メトキシトリデカメチレ
ングリコールメタクリレート、メトキシテトラデカメチ
レングリコールメタクリレート、メトキシトリコサメチ
レングリコールメタクリレート、エトキシノナメチレン
グリコールメタクリレート、エトキシトリデカメチレン
グリコールメタクリレート、エトキシテトラデカメチレ
ングリコールメタクリレート、エトキシトリコサメチレ
ングリコールメタクリレート等のアルコキシポリメチレ
ングリコールメタクリレート、ノナエチレングリコール
モノアクリレート、トリデカエチレングリコールモノア
クリレート、テトラデカエチレングリコールモノアクリ
レート、トリコサエチレングリコールモノアクリレート
等のポリエチレングリコールモノアクリレート、ノナエ
チレングリコールモノメタクリレート、トリデカエチレ
ングリコールモノメタクリレート、テトラデカエチレン
グリコールモノメタクリレート、トリコサエチレングリ
コールモノメタクリレート等のポリエチレングリコール
モノメタクリレート、メトキシノナエチレングリコール
アクリレート、メトキシトリデカエチレングリコールア
クリレート、メトキシテトラデカエチレングリコールア
クリレート、メトキシトリコサエチレングリコールアク
リレート、エトキシノナエチレングリコールアクリレー
ト、エトキシトリデカエチレングリコールアクリレー
ト、エトキシテトラデカエチレングリコールアクリレー
ト、エトキシトリコサエチレングリコールアクリレート
等のアルコキシポリエチレングリコールアクリレート、
メトキシノナエチレングリコールメタクリレート、メト
キシトリデカエチレングリコールメタクリレート、メト
キシテトラデカエチレングリコールメタクリレート、メ
トキシトリコサエチレングリコールメタクリレート、エ
トキシノナエチレングリコールメタクリレート、エトキ
シトリデカエチレングリコールメタクリレート、エトキ
シテトラデカエチレングリコールメタクリレート、エト
キシトリコサエチレングリコールメタクリレート等のア
ルコキシポリエチレングリコールメタクリレート、ノナ
プロピレングリコールモノアクリレート、ドデカプロピ
レングリコールモノアクリレート、トリデカプロピレン
グリコールモノアクリレート等のポリプロピレングリコ
ールモノアクリレート、ノナプロピレングリコールモノ
メタクリレート、ドデカプロピレングリコールモノメタ
クリレート、トリデカプロピレングリコールモノメタク
リレート等のポリプロピレングリコールモノメタクリレ
ート等のポリプロピレングリコールモノメタクリレー
ト、メトキシノナプロピレングリコールアクリレート、
メトキシドデカプロピレングリコールアクリレート、メ
トキシトリデカプロピレングリコールアクリレート、エ
トキシノナプロピレングリコールアクリレート、エトキ
シドデカプロピレングリコールアクリレート、エトキシ
トリデカプロピレングリコールアクリレート等のアルコ
キシポリプロピレングリコールアクリレート、メトキシ
ノナプロピレングリコールメタクリレート、メトキシド
デカプロピレングリコールメタクリレート、メトキシト
リデカプロピレングリコールメタクリレート、エトキシ
ノナプロピレングリコールメタクリレート、エトキシド
デカプロピレングリコールメタクリレート、エトキシト
リデカプロピレングリコールメタクリレート等のアルコ
キシポリプロピレングリコールメタクリレート、ノナブ
チレングリコールモノアクリレート、ドデカブチレング
リコールモノアクリレート、トリデカブチレングリコー
ルモノアクリレート等のポリブチレングリコールモノア
クリレート、ノナブチレングリコールモノメタクリレー
ト、ドデカブチレングリコールモノメタクリレート、ト
リデカブチレングリコールモノメタクリレート等のポリ
ブチレングリコールモノメタクリレート等のポリブチレ
ングリコールモノメタクリレート、メトキシノナブチレ
ングリコールアクリレート、メトキシドデカブチレング
リコールアクリレート、メトキシトリデカブチレングリ
コールアクリレート、エトキシノナブチレングリコール
アクリレート、エトキシドデカブチレングリコールアク
リレート、エトキシトリデカブチレングリコールアクリ
レート等のアルコキシポリブチレングリコールアクリレ
ート、メトキシノナブチレングリコールメタクリレー
ト、メトキシドデカブチレングリコールメタクリレー
ト、メトキシトリデカブチレングリコールメタクリレー
ト、エトキシノナブチレングリコールメタクリレート、
エトキシドデカブチレングリコールメタクリレート、エ
トキシトリデカブチレングリコールメタクリレート等の
アルコキシポリブチレングリコールメタクリレートヘプ
タエチレングレコールトリプロピレングリコールモノア
クリレート、ノナエチレングリコールプロピレングリコ
ールモノアクリレート、テトラデカエチレングリコール
プロピレングリコールモノアクリレート、ノナエチレン
グリコールジプロピレングリコールモノアクリレート、
テトラデカエチレングリコールジプロピレングリコール
モノアクリレート、ノナエチレングリコールトリプロピ
レングリコールモノアクリレート、テトラデカエチレン
グリコールトリプロピレングリコールモノアクリレート
等のポリエチレングリコールポリプロピレングリコール
モノアクリレート、ヘプタエチレングレコールトリプロ
ピレングリコールモノメタクリレート、ノナエチレング
リコールプロピレングリコールモノメタクリレート、テ
トラデカエチレングリコールプロピレングリコールモノ
メタクリレート、ノナエチレングリコールジプロピレン
グリコールモノメタクリレート、テトラデカエチレング
リコールジプロピレングリコールモノメタクリレート、
ノナエチレングリコールトリプロピレングリコールモノ
メタクリレート、テトラデカエチレングリコールトリプ
ロピレングリコールモノメタクリレート等のポリエチレ
ングリコールポリプロピレングリコールモノメタクリレ
ート、デカエチレングリコールペンタブチレングリコー
ルモノアクリレート等のポリエチレングリコールポリブ
チレングリコールモノアクリレート、デカエチレングリ
コールペンタブチレングリコールモノメタクリレート等
のポリエチレングリコールポリブチレングリコールモノ
メタクリレートなどが挙げられ、これらは1種叉は2種
以上で使用される。
【0014】前記した一般式(I)で表されるアルキレ
ンオキサイド基を含有する単量体のうち多官能性単量体
としては、ノナメチレングリコールジアクリレート、ト
リデカメチレングリコールジアクリレート、テトラデカ
メチレングリコールジアクリレート、トリコサメチレン
グリコールジアクリレート等のポリメチレングリコール
ジアクリレート、ノナメチレングリコールジメタクリレ
ート、トリデカメチレングリコールジメタクリレート、
テトラデカメチレングリコールジメタクリレート、トリ
コサメチレングリコールジメタクリレート等のポリメチ
レングリコールジメタクリレート、ノナエチレングリコ
ールジアクリレート、トリデカエチレングリコールジア
クリレート、テトラデカエチレングリコールジアクリレ
ート、トリコサエチレングリコールジアクリレート等の
ポリエチレングリコールジアクリレート、ノナエチレン
グリコールジメタクリレート、トリデカエチレングリコ
ールジメタクリレート、テトラデカエチレングリコール
ジメタクリレート、トリコサエチレングリコールジメタ
クリレート等のポリエチレングリコールジメタクリレー
ト、ノナプロピレングリコールジアクリレート、ドデカ
プロピレングリコールジアクリレート、トリデカプロピ
レングリコールジアクリレート等のポリプロピレングリ
コールジアクリレート、ノナプロピレングリコールジメ
タクリレート、ドデカプロピレングリコールジメタクリ
レート、トリデカプロピレングリコールジメタクリレー
ト等のポリプロピレングリコールジメタクリレート等の
ポリプロピレングリコールジメタクリレート、ノナブチ
レングリコールジアクリレート、ドデカブチレングリコ
ールジアクリレート、トリデカブチレングリコールジア
クリレート等のポリブチレングリコールジアクリレー
ト、ノナブチレングリコールジメタクリレート、ドデカ
ブチレングリコールジメタクリレート、トリデカブチレ
ングリコールジメタクリレート等のポリブチレングリコ
ールジメタクリレート等のポリブチレングリコールジメ
タクリレート、ヘプタエチレングレコールトリプロピレ
ングリコールジアクリレート、ノナエチレングリコール
プロピレングリコールジアクリレート、テトラデカエチ
レングリコールプロピレングリコールジアクリレート、
ノナエチレングリコールジプロピレングリコールジアク
リレート、テトラデカエチレングリコールジプロピレン
グリコールジアクリレート、ノナエチレングリコールト
リプロピレングリコールジアクリレート、テトラデカエ
チレングリコールトリプロピレングリコールジアクリレ
ート等のポリエチレングリコールポリプロピレングリコ
ールジアクリレート、ヘプタエチレングレコールトリプ
ロピレングリコールジメタクリレート、ノナエチレング
リコールプロピレングリコールジメタクリレート、テト
ラデカエチレングリコールプロピレングリコールジメタ
クリレート、ノナエチレングリコールジプロピレングリ
コールジメタクリレート、テトラデカエチレングリコー
ルジプロピレングリコールジメタクリレート、ノナエチ
レングリコールトリプロピレングリコールジメタクリレ
ート、テトラデカエチレングリコールトリプロピレング
リコールジメタクリレート等のポリエチレングリコール
ポリプロピレングリコールジメタクリレート、デカエチ
レングリコールペンタブチレングリコールジアクリレー
ト等のポリエチレングリコールポリブチレングリコール
ジアクリレート、デカエチレングリコールペンタブチレ
ングリコールジメタクリレート等のポリエチレングリコ
ールポリブチレングリコールジメタクリレートなどが挙
げられ、これらは1種叉は2種以上で使用される。
【0015】前記した一般式(I)で表されるアルキレ
ンオキサイド基を含有する単量体としては、前記の例示
の中でも、色相と耐熱性の点から、ノナメチレングリコ
ールジアクリレート、トリデカメチレングリコールジア
クリレート、テトラデカメチレングリコールジアクリレ
ート、トリコサメチレングリコールジアクリレート等の
ポリメチレングリコールジアクリレート、ノナメチレン
グリコールジメタクリレート、トリデカメチレングリコ
ールジメタクリレート、テトラデカメチレングリコール
ジメタクリレート、トリコサメチレングリコールジメタ
クリレート等のポリメチレングリコールジメタクリレー
ト、ノナエチレングリコールジアクリレート、トリデカ
エチレングリコールジアクリレート、テトラデカエチレ
ングリコールジアクリレート、トリコサエチレングリコ
ールジアクリレート等のポリエチレングリコールジアク
リレート、ノナエチレングリコールジメタクリレート、
トリデカエチレングリコールジメタクリレート、テトラ
デカエチレングリコールジメタクリレート、トリコサエ
チレングリコールジメタクリレート等のポリエチレング
リコールジメタクリレート、ノナプロピレングリコール
ジアクリレート、ドデカプロピレングリコールジアクリ
レート、トリデカプロピレングリコールジアクリレート
等のポリプロピレングリコールジアクリレート、ノナプ
ロピレングリコールジメタクリレート、ドデカプロピレ
ングリコールジメタクリレート、トリデカプロピレング
リコールジメタクリレート等のポリプロピレングリコー
ルジメタクリレート等のポリプロピレングリコールジメ
タクリレート、ノナブチレングリコールジアクリレー
ト、ドデカブチレングリコールジアクリレート、トリデ
カブチレングリコールジアクリレート等のポリブチレン
グリコールジアクリレート、ノナブチレングリコールジ
メタクリレート、ドデカブチレングリコールジメタクリ
レート、トリデカブチレングリコールジメタクリレート
等のポリブチレングリコールジメタクリレート、等のポ
リブチレングリコールジメタクリレート、ヘプタエチレ
ングレコールトリプロピレングリコールジアクリレー
ト、ノナエチングリコールプロピレングリコールジアク
リレート、テトラデカエチレングリコールプロピレング
リコールジアクリレート、ノナエチレングリコールジプ
ロピレングリコールジアクリレート、テトラデカエチレ
ングリコールジプロピレングリコールジアクリレート、
ノナエチレングリコールトリプロピレングリコールジア
クリレート、テトラデカエチレングリコールトリプロピ
レングリコールジアクリレート等のポリエチレングリコ
ールポリプロピレングリコールジアクリレート、ヘプタ
エチレングレコールトリプロピレングリコールジメタク
リレート、ノナエチレングリコールプロピレングリコー
ルジメタクリレート、テトラデカエチレングリコールプ
ロピレングリコールジメタクリレート、ノナエチレング
リコールジプロピレングリコールジメタクリレート、テ
トラデカエチレングリコールジプロピレングリコールジ
メタクリレート、ノナエチレングリコールトリプロピレ
ングリコールジメタクリレート、テトラデカエチレング
リコールトリプロピレングリコールジメタクリレート等
のポリエチレングリコールポリプロピレングリコールジ
メタクリレート、デカエチレングリコールペンタブチレ
ングリコールジアクリレート等のポリエチレングリコー
ルポリブチレングリコールジアクリレート、デカエチレ
ングリコールペンタブチレングリコールジメタクリレー
ト等のポリエチレングリコールポリブチレングリコール
ジメタクリレート、等の多官能性単量体が好ましい。
【0016】上記の例示の中でも、有機シラン系ハード
コート膜に対する接着性と染色性の点から、ノナエチレ
ングリコールジアクリレート、トリデカエチレングリコ
ールジアクリレート、テトラデカエチレングリコールジ
アクリレート、トリコサエチレングリコールジアクリレ
ート等のポリエチレングリコールジアクリレート、ノナ
エチレングリコールジメタクリレート、トリデカエチレ
ングリコールジメタクリレート、テトラデカエチレング
リコールジメタクリレート、トリコサエチレングリコー
ルジメタクリレート等のポリエチレングリコールジメタ
クリレート、ノナプロピレングリコールジアクリレー
ト、ドデカプロピレングリコールジアクリレート、トリ
デカプロピレングリコールジアクリレート等のポリプロ
ピレングリコールジアクリレート、ノナプロピレングリ
コールジメタクリレート、ドデカプロピレングリコール
ジメタクリレート、トリデカプロピレングリコールジメ
タクリレート等のポリプロピレングリコールジメタクリ
レート等のポリプロピレングリコールジメタクリレー
ト、ヘプタエチレングレコールトリプロピレングリコー
ルジアクリレート、ノナエチレングリコールプロピレン
グリコールジアクリレート、テトラデカエチレングリコ
ールプロピレングリコールジアクリレート、ノナエチレ
ングリコールジプロピレングリコールジアクリレート、
テトラデカエチレングリコールジプロピレングリコール
ジアクリレート、ノナエチレングリコールトリプロピレ
ングリコールジアクリレート、テトラデカエチレングリ
コールトリプロピレングリコールジアクリレート等のポ
リエチレングリコールポリプロピレングリコールジアク
リレート、ヘプタエチレングレコールトリプロピレング
リコールジメタクリレート、ノナエチレングリコールプ
ロピレングリコールジメタクリレート、テトラデカエチ
レングリコールプロピレングリコールジメタクリレー
ト、ノナエチレングリコールジプロピレングリコールジ
メタクリレート、テトラデカエチレングリコールジプロ
ピレングリコールジメタクリレート、ノナエチレングリ
コールトリプロピレングリコールジメタクリレート、テ
トラデカエチレングリコールトリプロピレングリコール
ジメタクリレート等のポリエチレングリコールポリプロ
ピレングリコールジメタクリレート等のアルキレンオキ
サイド基中の炭素数が2〜3であるポリアルキレングリ
コールジ(メタ)アクリレートがさらに好ましい。
【0017】上記の例示の中でも、色相、穴開け加工す
る際の強度、染色性、耐熱性、有機シラン系ハードコー
ト膜に対する接着性のバランスの点で、テトラデカエチ
レングリコールジ(メタ)アクリレートが特に好まし
い。
【0018】一般式(I)で表されるアルキレンオキサ
イド基を含有する単量体の使用量は、全単量体100重
量部に対して1〜80重量部が好ましい。1重量部未満
では、穴開け加工する際の強度、染色性が低下しやす
く、また有機シラン系ハードコート膜に対する接着性が
低下しやすいといった問題を有する。80重量部を越え
ると、耐熱性が低下しやすく、また色相が黄色味が帯び
やすい、比重が大きくなるといった問題を有する。
【0019】一般式(I)で表されるアルキレンオキサ
イド基を含有する単量体は、穴開け加工する際の強度、
染色性を十分向上させ、また有機シラン系ハードコート
膜に対する接着性を十分向上させるためには、全単量体
100重量部に対して5重量部以上使用することが好ま
しく、また、耐熱性を低下させず、色相が黄色味を帯び
ず、比重が大きくならないように全単量体100重量部
に対して30重量部以下で使用することが好ましい。同
様に、全単量体100重量部に対して、10〜30重量
部使用することがより好ましく、10〜20重量部使用
することが特に好ましい。
【0020】前記した一般式(II)で表される多官能性
(メタ)アクリレートとしては、2,2−ジメチル−
1,3−プロパンジオールジアクリレート、2−メチル
−2−エチル−1,3−プロパンジオールジアクリレー
ト、2−メチル−2−イソプロピル−1,3−プロパン
ジオールジアクリレート、2−メチル−2−プロピル−
1,3−プロパンジオールジアクリレート、2,2−ジ
エチル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2
−エチル−2−プロピル−1,3−プロパンジオールジ
アクリレート、2−エチル−2−イソプロピル−1,3
−プロパンジオールジアクリレート、2−エチル−2−
ブチル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、
2,2−ジプロピル−1,3−プロパンジオールジアク
リレート、2−プロピル−2−ブチル−1,3−プロパ
ンジオールジアクリレート、2,2−ジブチル−1,3
−プロパンジオールジアクリレート、2,2−ジイソプ
ロピル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2
−プロピル−2−イソプロピル−1,3−プロパンジオ
ールジアクリレート、2−メチル−2−フェニル−1,
3−プロパンジオールジアクリレート、2−エチル−2
−フェニル−1,3−プロパンジオールジアクリレー
ト、2−プロピル−2−フェニル−1,3−プロパンジ
オールジアクリレート、2−イソプロピル−2−フェニ
ル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2,2
−ジフェニル−1,3−プロパンジオールジアクリレー
ト、2−メチル−2−シクロペンチル−1,3−プロパ
ンジオールジアクリレート、2−エチル−2−シクロペ
ンチル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2
−プロピル−2−シクロペンチル−1,3−プロパンジ
オールジアクリレート、2−イソプロピル−2−シクロ
ペンチル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、
2,2−ジシクロペンチル−1,3−プロパンジオール
ジアクリレート、2−メチル−2−シクロヘキシル−
1,3−プロパンジオールジアクリレート、2−エチル
−2−シクロヘキシル−1,3−プロパンジオールジア
クリレート、2−プロピル−2−シクロヘキシル−1,
3−プロパンジオールジアクリレート、2−イソプロピ
ル−2−シクロヘキシル−1,3−プロパンジオールジ
アクリレート、2,2−ジシクロヘキシル−1,3−プ
ロパンジオールジアクリレート等の多官能性アクリレー
ト、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオールジメ
タクリレート、2−メチル−2−エチル−1,3−プロ
パンジオールジメタクリレート、2−メチル−2−イソ
プロピル−1,3−プロパンジオールジメタクリレー
ト、2−メチル−2−プロピル−1,3−プロパンジオ
ールジメタクリレート、2,2−ジエチル−1,3−プ
ロパンジオールジメタクリレート、2−エチル−2−プ
ロピル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、
2−エチル−2−イソプロピル−1,3−プロパンジオ
ールジメタクリレート、2−エチル−2−ブチル−1,
3−プロパンジオールジメタクリレート、2,2−ジプ
ロピル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、
2−プロピル−2−ブチル−1,3−プロパンジオール
ジメタクリレート、2,2−ジブチル−1,3−プロパ
ンジオールジメタクリレート、2,2−ジイソプロピル
−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2−プ
ロピル−2−イソプロピル−1,3−プロパンジオール
ジメタクリレート、2−メチル−2−フェニル−1,3
−プロパンジオールジメタクリレート、2−エチル−2
−フェニル−1,3−プロパンジオールジメタクリレー
ト、2−プロピル−2−フェニル−1,3−プロパンジ
オールジメタクリレート、2−イソプロピル−2−フェ
ニル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、
2,2−ジフェニル−1,3−プロパンジオールジメタ
クリレート、2−メチル−2−シクロペンチル−1,3
−プロパンジオールジメタクリレート、2−エチル−2
−シクロペンチル−1,3−プロパンジオールジメタク
リレート、2−プロピル−2−シクロペンチル−1,3
−プロパンジオールジメタクリレート、2−イソプロピ
ル−2−シクロペンチル−1,3−プロパンジオールジ
メタクリレート、2,2−ジシクロペンチル−1,3−
プロパンジオールジメタクリレート、2−メチル−2−
シクロヘキシル−1,3−プロパンジオールジメタクリ
レート、2−エチル−2−シクロヘキシル−1,3−プ
ロパンジオールジメタクリレート、2−プロピル−2−
シクロヘキシル−1,3−プロパンジオールジメタクリ
レート、2−イソプロピル−2−シクロヘキシル−1,
3−プロパンジオールジメタクリレート、2,2−ジシ
クロヘキシル−1,3−プロパンジオールジメタクリレ
ート等の多官能性メタクリレートなどが挙げられ、これ
らは1種叉は2種以上で使用される。
【0021】前記した一般式(II)で表される多官能性
(メタ)アクリレートとしては、前記の例示の中でも、
比重と耐熱性の点から、2,2−ジメチル−1,3−プ
ロパンジオールジアクリレート等の多官能性アクリレー
ト、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオールジメ
タクリレート、2−メチル−2−エチル−1,3−プロ
パンジオールジメタクリレート、2−メチル−2−イソ
プロピル−1,3−プロパンジオールジメタクリレー
ト、2−メチル−2−プロピル−1,3−プロパンジオ
ールジメタクリレート、2,2−ジエチル−1,3−プ
ロパンジオールジメタクリレート等の多官能性メタクリ
レートが好ましく、これらの中でも、2,2−ジメチル
−1,3−プロパンジオールジメタクリレートが特に好
ましい。
【0022】一般式(II)で表される多官能性(メタ)
アクリレートの使用量は、全単量体100重量部に対し
て1〜95重量部で使用することが好ましい。1重量部
未満では、耐熱性が低下する傾向があり、また、比重が
大きくなりやすい。95重量部を越えると、穴開け加工
する際の強度と染色性が低下しやすく、また有機シラン
系ハードコート膜に対する接着性が低下しやすい。
【0023】一般式(II)で表される多官能性(メタ)
アクリレートは、耐熱性を十分に向上させるためには、
全単量体100重量部に対して5重量部以上使用するこ
とが好ましく、また、穴開け加工する際の強度と染色性
を低下させず、かつ有機シラン系ハードコート膜に対す
る接着性を低下させないように全単量体100重量部に
対して50重量部以下で使用することが好ましい。同様
に、全単量体100重量部に対して、10〜40重量部
使用することがより好ましく、10〜30重量部使用す
ることが特に好ましい。
【0024】前記した他の共重合可能なビニル系単量体
のうち単官能性単量体の具体例としては、アクリル酸メ
チル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリ
ル酸n−ブチル、アクリル酸i−ブチル、アクリル酸t
−ブチル、アクリル酸ペンチル、アクリル酸n−ヘキシ
ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸n−オ
クチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸ブトキシエチ
ル、アクリル酸オクタデシル、アクリル酸フェニル、ア
クリル酸ベンジル、アクリル酸ナフチル、アクリル酸シ
クロペンチル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸
メチルシクロヘキシル、アクリル酸トリメチルシクロヘ
キシル、アクリル酸ノルボルニル、アクリル酸ノルボル
ニルメチル、アクリル酸イソボルニル、アクリル酸ボル
ニル、アクリル酸メンチル、アクリル酸フェンチル、ア
クリル酸アダマンチル、アクリル酸ジメチルアダマンチ
ル、アクリル酸トリシクロ〔5.2.1.02,6〕デカ
−8−イル、アクリル酸トリシクロ〔5.2.1.0
2,6〕デカ−4−メチル、アクリル酸シクロデシル、グ
リセリンモノアクリレート等のアクリル酸エステル類、
メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル
酸プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸i
−ブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸ペン
チル、メタクリル酸n−ヘキシル、メタクリル酸2−エ
チルヘキシル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル
酸ドデシル、メタクリル酸ブトキシエチル、メタクリル
酸オクタデシル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸
ベンジル、メタクリル酸ナフチル、メタクリル酸シクロ
ペンチル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸
メチルシクロヘキシル、メタクリル酸トリメチルシクロ
ヘキシル、メタクリル酸ノルボルニル、メタクリル酸ノ
ルボルニルメチル、メタクリル酸イソボルニル、メタク
リル酸ボルニル、メタクリル酸メンチル、メタクリル酸
フェンチル、メタクリル酸アダマンチル、メタクリル酸
ジメチルアダマンチル、メタクリル酸トリシクロ〔5.
2.1.02,6〕デカ−8−イル、メタクリル酸トリシ
クロ〔5.2.1.02,6〕デカ−4−メチル、メタク
リル酸シクロデシル、グリセリンモノメタクリレート等
のメタクリル酸エステル、スチレン、α−メチルスチレ
ン、α−エチルスチレン、α−フルオロスチレン、α−
クロルスチレン、α−ブロモスチレン、フルオロスチレ
ン、クロロスチレン、ブロモスチレン、メチルスチレ
ン、メトキシスチレン等の芳香族ビニル化合物、N−メ
チルマレイミド、N−エチルマレイミド、N−プロピル
マレイミド、N−ブチルマレイミド、N−シクロヘキシ
ルマレイミド、N−フェニルマレイミド、N−メチルフ
ェニルマレイミド、N−クロロフェニルマレイミド、N
−メトキシフェニルマレイミド、N−カルボキシフェニ
ルマレイミド等の等のN−置換マレイミド、アクリルア
ミド、メタクリルアミド、Nジメチルアクリルアミド、
N−ジエチルアクリルアミド、N−ジメチルメタクリル
アミド、N−ジエチルメタクリルアミド等の(メタ)ア
クリルアミド類、アクリル酸カルシウム、アクリル酸バ
リウム、アクリル酸鉛、アクリル酸すず、アクリル酸亜
鉛、メタクリル酸カルシウム、メタクリル酸バリウム、
メタクリル酸鉛、メタクリル酸すず、メタクリル酸亜鉛
等の(メタ)アクリル酸金属塩、アクリル酸、メタクリ
ル酸等の不飽和カルボン酸、グリシジルアクリレート、
グリシジルメタクリレリート等のエポキシ基含有ビニル
化合物、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエ
チルメタクリレート等の水酸基含有ビニル化合物、γ−
(メタクリロキシプロピル)トリメトキシシラン等のア
ルコキシシリル基含有ビニル化合物、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル等のシアン化ビニル化合物など
が挙げられ、これらは1種又は2種以上で使用される。
【0025】前記した他の共重合可能なビニル系単量体
のうち多官能性単量体の具体例としては、エチレングリ
コールジアクリレート、グリセリンジアクリレート、グ
リセリントリアクリレート、1,4−ブタンジオールジ
アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレー
ト、1,9−ノナンジオールジアクリレート、1,10
−デカンジオールジアクリレート、1,12−ドデカン
ジオールジアクリレート、1−アクリロイル−2−ヒド
ロキシ−3−アクリロイルプロパン、ペンタエリスリト
ールテトラアクリレート、1,1,1−トリメチロール
プロパントリアクリレート、ジペンタエリスリトールヘ
キサアクリレート、ヘキサメチロールメラミンヘキサア
クリレート、N,N’,N”−トリス(2−アクリロイ
ルオキシエチル)イソシアヌレート等のアクリル酸エス
テル、エチレングリコールジメタクリレート、グリセリ
ンジメタクリレート、グリセリントリアクリレート、
1,4−ブタンジオールジメタクリレート、1,6−ヘ
キサンジオールジメタクリレート、1,9−ノナンジオ
ールジメタクリレート、1,10−デカンジオールジメ
タクリレート、1,12−ドデカンジオールジメタクリ
レート、1−メタクリロイル−2−ヒドロキシ−3−メ
タクリロイルプロパン、ペンタエリスリトールテトラメ
タクリレート、1,1,1−トリメチロールプロパント
リメタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサメタ
クリレート、ヘキサメチロールメラミンヘキサメタクリ
レート、N,N’,N”−トリス(2−メタクリロイル
オキシエチル)イソシアヌレート等のメタクリル酸エス
テル、エチレングリコールビスアリルカーボネート、ジ
エチレングリコールビスアリルカーボネート、トリエチ
レングリコールビスアリルカーボネート、テトラエチレ
ングリコールビスアリルカーボネート、ペンタエチレン
グリコールビスアリルカーボネート、ポリプロピレング
リコールビスアリルカーボネート、トリメチレングリコ
ールビスアリルカーボネート、3−ヒドロキシプロポキ
シプロパノールビスアリルカーボネート、グリセリンビ
スアリルカーボネート、トリグリセリンビスアリルカー
ボネート、ジアリルカーボネート、ジアリリデンペンタ
エリスリトール、トリアリリデンソルビトール、ジアリ
リデン−2,2,6,6−テトラメチロールシクロヘキ
サノン、トリアリリデンヘキサメチロールメラミン、ジ
アリリデン−D−グルコース、ビスフェノールAジアリ
ルエーテル、ビスフェノールSジアリルエーテル、エチ
レングリコールジアリルエーテル、1,1,1−トリメ
チロールプロパントリアリルエーテル、ネオペンチルグ
リコールトリアリルエーテル、アリルアクリレート、メ
タリルアクリレート、ビニルアクリレート、アリルメタ
クリレート、メタリルメタクリレート、ビニルメタクリ
レート、ジアリルフタレート(ジアリルオルトフタレー
ト、ジアリルイソフタレート、ジアリルテレフタレート
及びこれら2種以上の混合物)、トリアリルイソシアヌ
レート等のアリル系化合物及びアリリデン系化合物、ジ
ビニルベンゼンなどが挙げられ、これらは1種又は2種
以上で使用される。
【0026】前記した他の共重合可能なビニル系単量体
のうち、色相、穴開け加工する際の強度、比重、透明
性、耐熱性の点から、単官能性単量体としては、メタク
リル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロ
ピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸i−ブチ
ル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸ペンチル、
メタクリル酸n−ヘキシル、メタクリル酸2−エチルヘ
キシル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸ブト
キシエチル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ベン
ジル、メタクリル酸ナフチル、エステル部分に炭素原子
数5〜22の脂環式炭化水素基を有するメタクリル酸エ
ステル等のメタクリル酸エステル類、エステル部分に炭
素原子数5〜22の脂環式炭化水素基を有するアクリル
酸エステル等のメタクリル酸エステル類、スチレン等の
芳香族ビニル化合物、ヒドロキシエチルメタクリレート
等の水酸基含有ビニル化合物、γ−(メタクリロキシプ
ロピル)トリメトキシシラン等のアルコキシシリル基含
有ビニル化合物などが好ましく、多官能性単量体として
は、エチレングリコールジアクリレート、1,4−ブタ
ンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオール
ジアクリレート等の直鎖アルキレングリコールジアクリ
レート、アリルメタクリレート、メタリルメタクリレー
ト、エチレングリコールジメタクリレート、1,4−ブ
タンジオールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオ
ールジメタクリレート等の直鎖アルキレングリコールジ
メタクリレートなどが好ましい。
【0027】前記した透明樹脂を製造するための単量体
の組成としては、一般式(I)で表されるアルキレンオ
キサイド基を含有する単量体1〜30重量部(特に10
〜20重量部)、一般式(II)で表される多官能性(メ
タ)アクリレート1〜39重量部(特に10〜30重量
部)、スチレン15〜60重量部(特に30〜50重量
部)及び他の共重合可能なビニル系単量体0〜60重量
部(特に0〜30重量部)を全体が100重量部になる
ように配合してなるものが好ましい。
【0028】スチレンの使用量が少ないと屈折率を高く
すること(特に屈折率を1.54以上にすること)が難
しくなる。スチレンの使用量が多くなると光学的に低分
散にしにくくなり、特にアッベ数を35以上にすること
が困難になり、また、色相が黄色味を帯びやすくなると
いった問題を有する。
【0029】前記において、他の共重合可能なビニル系
単量体の使用量が多くなると屈折率を大きく保つこと
(特に屈折率が1.54以上に保つこと)が困難になり
やすく、また比重を小さく保つこと(特に比重が1.1
5以下に保つこと)が困難になりやすい。
【0030】前記において、他の共重合可能なビニル系
単量体としては、エステル部分に炭素原子数5〜22の
脂環式炭化水素基を有するメタクリル酸エステルまたは
アクリル酸エステルが好ましく、メタクリル酸シクロペ
ンチル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸メ
チルシクロヘキシル、メタクリル酸トリメチルシクロヘ
キシル、メタクリル酸ノルボルこル、メタクリル酸ノル
ボルニルメチル、メタクリル酸イソボルニル、メタクリ
ル酸ボルニル、メタクリル酸メンチル、メタクリル酸フ
ェンチル、メタクリル酸アダマンチル、メタクリル酸ジ
メチルアダマンテル、メタクリル酸トリシクロ〔5.
2.1.02,6〕デカ−8−イル、メタクリル酸トリシ
クロ〔5.2.l.02,6〕デカ−4−メチル、メタク
リル酸シクロデシル等のメタクリル酸エステル、アクリ
ル酸シクロペンチル、アクリル酸シクロヘキシル、アク
リル酸メチルシクロヘキシル、アクリル酸トリメチルシ
クロヘキシル、アクリル酸ノルボルニル、アクリル酸ノ
ルボルニルメチル、アクリル酸イソボルニル、アクリル
酸ボルニル、アクリル酸メンチル、アクリル酸フエンチ
ル、アクリル酸アダマンチル、アクリル酸ジメチルアダ
マンテル、アクリル酸トリジクロ〔5.2.1.
2,6〕デカー8−イル、アクリル酸トリシクロ〔5.
2.1.02,6〕デカ−4−メチル、アクリル酸シクロ
デシル等のアクリル酸エステルが上げられ、これらはl
種または2種以上で使用される。これらのうち、屈折
率、アッベ数、比重及ぴ色相の点から、メタクリル酸シ
クロヘキシル、メタクリル酸ノルボルニル、メタクリル
酸ノルボルニルメチル、メタクリル酸トリシクロ〔5.
2.1.02,6〕デカ−8−イル、メタクリル酸トリシ
クロ〔5.2.l.02,6〕デカー4−メチル等が特に
好ましいものとして挙げられ、その中でも特にメタクリ
ル酸トリシクロ〔5.2.1.02,6〕デカー8−イル
が好ましい。
【0031】前記したエステル部分に炭素原子数5〜2
2の脂環式炭化水素基を有するメタクリル酸エステルま
たはアクリル酸エステルの使用量は、全単量体100重
量部に対して1〜50重量部で使用することが好まし
い。1重量部未満では、アッベ数が低くなりやす\色相
が黄色味を帯びやす\比重が大きくなりやすいといった
問題を有する。50重量部を越えると、穴開け加工する
際の強度及び耐衝撃性が低下しやすい。同様に全単量体
100重量部に対して5〜40重量部使用することが特
に好ましい。
【0032】他の共重合可能なビニル系単量体の一種で
ある水酸基含有ビニル化合物、アルコキシシリル基含有
ビニル化合物を全単量体100重量部に対して0.01
重量部以上使用することは、有機シラン系ハードコート
膜に対する接着性向上の効果を得る上で好ましい。
【0033】前記した透明樹脂の製造法において、重合
時に使用する分子量調節剤には、一般の連鎖移動剤、メ
ルカプタン類、ジアルキルジスルフィド類、クロロホル
ム、四塩化炭素等を用いることができるが、プラスチッ
クレンズとしての透明性、色、耐熱性等を考慮すると、
α−メチルスチレンの二量体が好ましい。分子量調節剤
は前記全単量体に対し0.1〜10重量%使用される。
0.1重量%未満では曇価率が高くなる、樹脂表面に異
物が生じる、着色しやす\強度が低下しやすいなどの問
題を有し、10重量%を超えると耐熱性等の諸物性の低
下といった問題が生ずる。同様に分子量調節剤は前記単
量体に対して0.5〜5重量%使用することが特に好ま
しい。
【0034】前記した透明樹脂の製造法において、重合
時に使用する重合開始剤としては、通常のラジカル重合
に用いられるものをそのまま用いることができる。例え
ば、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,3,5
−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチ
ルパーオキシ)シクロヘキサン、n−ブチル−4,4’
−ビス(t−ブチルパーオキシ)バレレート、デカノイ
ルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、ベンゾ
イルパーオキサイド、m−トルオイルパーオキサイド、
ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、ジ−2−エ
チルヘキシルパーオキシジカーボネート、ジノルマルプ
ロピルパーオキシジカーボネート、ジメトキシイソプロ
ピルパーオキシジカーボネート、クミルパーオキシネオ
デカノエート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキ
サノエート、t−ブチルパーオキシ−3,5,5−トリ
メチルヘキサノエート、ジt−ブチルジパーオキシイソ
フタレート、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボ
ネート等の有機過酸化物、2,2’−アゾビス(イソブ
チロニトリル)、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−
2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビ
ス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、ジメチル−
2,2’−アゾビスイソブチレート、2,2’−アゾビ
ス(2−メチルブチロニトリル)、1,1’−アゾビス
(1−シクロヘキサンカーボニトリル)、2−フェニル
アゾ−2,4−ジメチル−4−メトキシバレロニトリ
ル、2,2’−アゾビス(2−メチルプロパン)等のア
ゾ系重合開始剤等があげられる。これらの重合開始剤は
2種以上併用しても良い。
【0035】上記の重合開始剤は、全単量体100重量
部に対して0.001〜10重量部の範囲で使用するの
が好ましく、得られる重合体の表面の状況や重合時間等
を考慮すると全単量体100重量部に対して0.01〜
5重量部使用するのが特に好ましい。
【0036】前記した透明樹脂の製造法においては、通
常注型重合法により硬化成形すること(すなわち、注型
成形すること)が好ましく、例えば、上記分子量調節剤
及び重合開始剤を加えた単量体混合物を、2枚のガラス
とガスケットからなる鋳型に注入し、必要によりバネつ
きのクリップ等で固定した後、加熱することによって硬
化成形する。硬化温度は使用する重合開始剤によって異
なるが、15℃〜120℃が適当である。しかし、単量
体混合物がガスケット材を侵食するのを抑えるために
は、比較的低温で重合を開始し、単量体混合物をゲル化
させた後に昇温することが好ましい。単量体混合物をゲ
ル化させる温度としては、35℃以下が好ましく、さら
には28℃以下でゲル化させるのが特に好ましい。
【0037】前記した透明樹脂の製造法において、注型
重合時に使用するガスケット材料としては、低密度ポリ
エチレン、軟質ポリ塩化ビニル、エチレン・酢酸ビニル
共重合体、エチレン・アクリル酸エチル共重合体、ポリ
オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマ
ー、ポリアミド系エラストマー、フッ素系エラストマー
を用いることができる。
【0038】前記した透明樹脂の製造法において、着色
防止、重合誘導期の短縮などの観点から、窒素バブリン
グによって混合液中の酸素を1.0mg/l以下に低減
した後、注型重合用ガラス鋳型に混合液を流し込み、注
型重合法により硬化成形することが好ましい。また、着
色防止の観点から、本重合工程終了後、硬化レンズを鋳
型からはずし120℃で1〜2時間熱処理する際、不活
性ガス雰囲気下で熱処理を行うのが好ましい。この注型
重合法によりレンズ成形することができる。
【0039】本発明における透明樹脂は、その使用にあ
たって、劣化防止、熱的安定性、加工性などの観点か
ら、ホスファイト系、フェノール系、チオエーテル系な
どの抗酸化剤、脂肪族アルコール、脂肪酸エステル、フ
タル酸エステル、トリグリセライド類、フッ素系界面活
性剤、高級脂肪酸金属塩などの離型剤、その他滑剤、可
塑剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、重金属不活
性化剤などを添加して使用してもよい。これらは、重合
時に加えることが好ましい。
【0040】本発明における透明樹脂からなるレンズの
表面に、MgF2、SiO2等の無機化合物を真空蒸着
法、スパッタリング法、イオンプレーティング法等によ
ってコーティングすること、レンズ表面をシランカップ
リング剤等の有機シリコン化合物、ビニルモノマー、メ
ラミン樹脂、エポキシ樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン
樹脂等をハードコートすることになどによって、耐湿
性、光学特性、耐薬品性、耐摩耗性、曇り止め等を向上
させることができる。
【0041】前記の透明樹脂からなるレンズ(プラスチ
ックレンズ基材)の表面には、直接、有機シラン系ハー
ドコート膜、有機シラン樹脂の硬化膜を積層してプラス
チックレンズとすることができる。
【0042】前記有機シラン樹脂は、例えば、化11
〔一般式(III)〕
【化11】 R89aSi(OR10)3-a (III) (但し、式中R8は炭素数2〜8のエポキシ基を含む有
機基、R9は炭素数1〜6のアルキル基、アルケニル
基、ハロゲン化アルキル基またはアリル基、R10は水素
原子、炭素数1〜4のアルキル基、アルコキシアルキル
基またはアシル基であり、aは0、1または2である)
で示される有機シラン化合物またはその部分化加水分解
物である。さらに具体例を示すとγ-グリシドキシプロ
ピルトリメトキシシラン、γ-グリシドキシプロピルト
リエトキシシラン、γ-グリシドキシプロピルトリス
(メトキシエトキシ)シラン、γ-グリシドキシプロピ
ルメチルジメトキシシラン、γ-グリシドキシプロピル
メチルジエトキシシラン等の有機シラン化合物叉はその
部分加水分解物がある。市販品としてはKP64C(信
越化学(株)商品名)等がある。
【0043】上記有機シラン樹脂と、酸化アンチモンゾ
ル、シリカゾル、チタニアゾル、アルミナゾル等の無機
微粒子を水またはメタノール、エタノール、イソブタノ
ール、ジアセトンアルコール等のアルコールに分散させ
たコロイド溶液を10〜80重量%添加したものを前記
プラスチックレンズ基材表面に直接、塗布し、50〜1
40℃で加熱硬化させることにより、ハードコート層と
することが出来る。この際、必要に応じて、プラスチッ
クレンズ基材表面とハードコート層の間に、プライマー
層を設けたり、プラスチックレンズ基材表面にプラズマ
処理等の表面処理を施した後にハードコート層を設ける
こともできるが、前記のプラスチックレンズ基材はこれ
らの前処理がなくてもよい。
【0044】上記無機微粒子としては1〜100μmの
粒径が好ましく、一般に市販されている水叉は有機溶媒
に分散したコロイド溶液を利用することもできる。
【0045】また、前記有機シラン樹脂には、必要に応
じて、アルミニウムキレート、過塩素酸、過塩素酸アン
モニウム、過塩素酸アルミニウム等の過塩素酸塩、酢酸
ナトリウム、プロピオン酸カリウム等のアルカリ金属
塩、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド等の四級ア
ンモニウム塩などの硬化触媒を使用することもできる。
【0046】前記の透明樹脂からなるレンズは、染料を
分散させた水中に浸漬することにより、染色することが
できる。
【0047】前記染料は、当該分野で一般に用いられる
ものをそのまま用いることができる。例えば、C.I.
ディスパースレッド13、56、112、C.I.ディ
スパースイエロー3、7、31、42、54、198、
C.I.ディスパースブルー1、3、5、54、56、
197等があげられる。
【0048】前記の染色の際に、pH調整剤、湿潤剤、
界面活性剤、分散促進剤、消泡剤等の染色助剤を加える
ことにより、染色の濃さ、染色の均一性を向上させるこ
とができる。
【0049】前記の染色の際に、ベンジルアルコール、
フェノール、安息香酸ブチル、サリチル酸メチル等の芳
香族化合物、1−ブタノール、エチルセロソルブ、シク
ロペンタノール等の脂肪族アルコール、ブチルセロソル
ブアセテート、アセト酢酸メチル等の脂肪族エステル等
の有機化合物をキャリヤーとして加えることにより、染
色の濃さを向上させることができる。
【0050】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明の範囲を限定するものではない。
【0051】実施例1〜16 表1に示す配合の混合液にラジカル重合開始剤として、
ジイソプロピルパーオキシジカーボネート1.0重量部
を加え、さらにt−ブチルパーオキシイソプロピルカー
ボネート0.1重量部を加えて充分撹拌した後、2枚の
ガラスとガスケットからなる鋳型に流し込み、25℃で
ゲル化させた後、90℃まで加熱した。硬化したレンズ
を鋳型からはずし、120℃で2時間熱処理した後、室
温まで冷却し、有機シラン系ハードコート剤(商品名”
KP64C”信越化学(株))を浸漬塗布し、室温で30
分間、90℃で30分間、120℃で1時間加熱硬化し
た。
【0052】比較例1〜11 表2に示す配合の混合液にラジカル重合開始剤として、
ジイソプロピルパーオキシジカーボネート1.0重量部
を加え、さらにt−ブチルパーオキシイソプロピルカー
ボネート0.1重量部を加えて充分撹拌した後、2枚の
ガラスとガスケットからなる鋳型に流し込み、25℃で
ゲル化させた後、90℃まで加熱した。硬化したレンズ
を鋳型からはずし、120℃で2時間熱処理した後、室
温まで冷却し、有機シラン系ハードコート剤(商品名”
KP64C”信越化学(株))を浸漬塗布し、室温で3
0分間、90℃で30分間、120℃で1時間加熱硬化
した。
【0053】実施例1〜16及び比較例1〜11で得ら
れたレンズの屈折率、アッベ数、比重、耐熱性、透明
性、穴開け引っ張り強度、色相、ハードコート密着性、
染色性等を調べ、表3及び表4に示した。
【0054】特性評価は下記の方法に準拠した。 ・屈折率、アッベ数:アッベ屈折計(アタゴ社製)を用
いて、20℃において測定した。第1表はD線(58
9.3nm)での値。 ・比重:水中置換法にて測定した。 ・耐熱性:TMA(Thermal Mechanical Anallyzer、セ
イコー電子製)を用い、Ts(軟化温度)と針入量(熱
変形量)を測定した。 ・曇価率(透明性):ASTM D 1003に従い、
中心厚さ5mmのレンズの曇価率を測定した。曇価率の
値が小さいほど、透明性が優れる。 ・穴開け引っ張り強度:厚さ2mmのレンズの両端に直
径2.0mmの穴を開け、ビスを差し込み、このビスを
引っ張り試験器で引っ張り、強度を測定した。 ・色相:色差計(日本電色製)を用いてYI値(黄色
度)を測定した。 ・ハードコート密着性:ハードコート膜にナイフで1m
m間隔の碁盤目を縦横各11本ずつ入れ、セロハンテー
プ(ニチバン製)を付着させた後、セロハンテープを急
激に引き剥し剥離しなかった升目の数を調べた。 評価:○は100/100〜80/100。 ×は 0/100〜20/100。 ・染色性:染料5g、分散助剤2ml、ベンジルメタク
リレート10gを純水1lに溶解し、90℃まで昇温し
た後、レンズを15分間浸漬して染色した。染色後のレ
ンズの染まり具合を5段階で評価した。 評価: 5;非常に良く染まる。 4;良く染まる 3;ある程度染まる 2;わずかに染まる 1;ほとんど染まらない
【0055】以下において、STはスチレン、MMAは
メタクリル酸メチル、TCDMAはメタクリル酸トリシ
クロ〔5.2.1.02,6 〕デカ−8−イル、NPDM
は2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオールジメタ
クリレート、NPDAは2,2−ジメチル−1,3−プ
ロパンジオールジアクリレート、9EGDMはノナエチ
レングリコールジメタクリレート、14EGDMはテト
ラデカエチレングリコールジメタクリレート、9EGM
Mはノナエチレングリコールモノメタクリレート、HE
MAは2−ヒドロキシエチルメタクリレート、EGDM
はエチレングリコールジメタクリレート、4EGDMは
テトラエチレングリコールジメタクリレート、DDDM
は1,10−デカンジオールジメタクリレート、α−M
SDはα−メチルスチレンの2量体、NOMはn−オク
チルメルカプタンを示す。α−MSDとNOMの使用量
を全単量体に対する重量%で示す。また、CHMAはシ
クロヘキシルメタクリレートを意味する。
【0056】
【表1】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 表1 混 合 液 組 成 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 単 量 体 組 成(重量部) α-MSD ST MMA TCDMA NPDM NPDA 9EGDM 14EGDM 9EGMM HEMA (重量%) ──────────────────────────────────── 実施例1 50 15 - 20 - 15 - - - 1.0 〃 2 50 15 - 20 - - 15 - - 1.0 〃 3 50 15 - - 20 15 - - - 1.0 〃 4 50 15 - - 20 - 15 - - 1.0 〃 5 50 - 15 20 - 15 - - - 1.0 〃 6 50 - 15 20 - - 15 - - 1.0 〃 7 50 - 15 - 20 15 - - - 1.0 〃 8 50 - 15 - 20 - 15 - - 1.0 〃 9 50 - 15 20 - - 15 - - NOM1.0 〃 10 50 - 15 20 - - 15 - - - 〃 11 50 - 14 20 - - 15 - 1.0 1.0 〃 12 41 24 - 20 - 15 - - - 1.0 〃 13 41 24 - 20 - - 15 - - 1.0 〃 14 41 - 24 20 - 15 - - - 1.0 〃 15 41 - 24 20 - - 15 - - 1.0 〃 16 50 15 20 - - - 15 - 1.0 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0057】
【表2】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 表2 混 合 液 組 成 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 単 量 体 組 成(重量部) α-MSD ST MMA TCDMA NPDM EGDM 4EGDM DDDM 14EGDM (重量%) ──────────────────────────────────── 比較例1 50 30 - - 20 - - - 1.0 〃 2 50 - 30 - 20 - - - 1.0 〃 3 50 - 30 20 - - - - 1.0 〃 4 50 - 30 - - - 20 - 1.0 〃 5 50 - 30 - - - - 20 1.0 〃 6 50 15 - - 20 - - 15 1.0 〃 7 50 15 - - - - 20 15 1.0 〃 8 50 - 15 - 20 - - 15 1.0 〃 9 50 - 15 - - - 20 15 1.0 〃 10 50 - 15 20 - - 15 - 1.0 〃 11 50 - 15 20 - 15 - - 1.0 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0058】
【表3】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 表3 評 価 結 果 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 屈折率 アッヘ゛数 比重 Ts 針入量 曇価率 強度 YI値 ハート゛コート 染色性 (−)(−) (g/cm3) (℃) (μm) (%) (kgf) (%) 密着性 (1-5) ──────────────────────────────────── 実施例1 1.55 41 1.11 121 1 0.5 15 1.2 ○ 3 〃 2 1.55 41 1.11 116 1 0.5 20 1.1 ○ 5 〃 3 1.55 41 1.11 109 2 0.5 15 1.2 ○ 4 〃 4 1.55 41 1.11 106 3 0.5 20 1.1 ○ 5 〃 5 1.55 41 1.10 122 1 0.5 15 1.2 ○ 3 〃 6 1.55 41 1.10 117 1 0.5 20 1.1 ○ 5 〃 7 1.55 41 1.10 110 2 0.5 15 1.2 ○ 4 〃 8 1.55 41 1.10 106 3 0.5 20 1.1 ○ 5 〃 9 1.55 41 1.10 117 1 0.5 20 1.3 ○ 5 〃 10 1.55 41 1.10 120 1 1.0 20 1.3 ○ 5 〃 11 1.55 41 1.10 120 1 0.5 20 1.1 ○ 5 〃 12 1.55 42 1.12 122 1 0.5 15 1.2 ○ 3 〃 13 1.55 42 1.12 116 1 0.5 20 1.1 ○ 5 〃 14 1.55 42 1.11 123 1 0.5 15 1.1 ○ 3 〃 15 1.55 42 1.11 119 1 0.5 20 1.0 ○ 5 〃 16 1.55 41 1.10 110 25 0.5 12 1.3 ○ 5 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0059】
【表4】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 表4 評 価 結 果 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 屈折率 アッヘ゛数 比重 Ts 針入量 曇価率 強度 YI値 ハート゛コート 染色性 (−)(−) (g/cm3) (℃) (μm) (%) (kgf) (%) 密着性 (1-5) ──────────────────────────────────── 比較例1 1.55 41 1.15 147 5 0.5 5 1.3 × 1 〃 2 1.55 41 1.13 148 5 0.5 5 1.3 × 1 〃 3 1.55 41 1.09 127 20 0.5 5 1.2 × 1 〃 4 1.55 41 1.11 86 32 0.5 5 1.2 × 5* 〃 5 1.55 41 1.13 88 48 0.5 20 1.3 ○ 5* 〃 6 1.55 41 1.16 137 1 0.5 15 1.3 ○ 2 〃 7 1.55 41 1.13 68 16 0.5 12 1.3 ○ 5* 〃 8 1.55 41 1.16 137 1 0.5 20 1.3 ○ 3 〃 9 1.55 41 1.13 62 17 0.5 12 1.3 ○ 5* 〃 10 1.55 41 1.10 113 1 0.5 5 1.1 × 1 〃 11 1.55 41 1.11 131 1 0.5 5 1.3 ○ 1 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ *レンズが染色中に変形した。
【0060】
【発明の効果】請求項1における透明樹脂は、透明性、
穴開け加工する際の強度、染色性に優れ、比重が低く、
また、有機シラン樹脂に対する接着性に優れるため、表
面処理せずに直接有機シラン樹脂の硬化膜(有機シラン
系ハードコート膜)で被覆することができる。請求項2
における透明樹脂は、請求項1における透明樹脂の効果
を奏し、さらに高屈折性、低分散性(アッベ数が高
い)、色相、耐熱性に優れる。請求項3における方法に
より得られる透明樹脂は、透明性、穴開け加工する際の
強度、染色性に優れ、比重が低く、また、有機シラン樹
脂に対する接着性に優れるため、表面処理せずに直接有
機シラン樹脂の硬化膜(有機シラン系ハードコート膜)
を被覆することができる。請求項4における方法により
得られる透明樹脂は、請求項3における透明樹脂の効果
を奏し、さらに高屈折性、低分散性(アッベ数が高
い)、色相、耐熱性に優れる。請求項5におけるプラス
チックレンズは、透明性、穴開け加工する際の強度、染
色性に優れ、比重が低く、また、有機シラン樹脂に対す
る接着性に優れるため、表面処理せずに直接有機シラン
樹脂の硬化膜(有機シラン系ハードコート膜)を被覆す
ることができる。請求項6におけるプラスチックレン
ズ、請求項5におけるプラスチックレンズの効果を奏
し、さらに高屈折性、低分散性(アッベ数が高い)、色
相、耐熱性に優れる。請求項7における注型成形用単量
体組成物を注型成形して得られる透明樹脂又はレンズ
は、透明性、穴開け加工する際の強度、染色性に優れ、
比重が低く、また、有機シラン樹脂に対する接着性に優
れるため、表面処理せずに直接有機シラン樹脂の硬化膜
(有機シラン系ハードコート膜)を被覆することができ
る。請求項8における注型成形用単量体組成物を注型成
形して得られる透明樹脂又はレンズ、請求項7における
効果を奏し、さらに高屈折性、低分散性(アッベ数が高
い)、色相、耐熱性に優れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 11:00 (72)発明者 金賀 文明 千葉県市原市五井南海岸14番地 日立化成 工業株式会社五井工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化1〔一般式(I)〕で表されるアルキ
    レンオキサイド基を含有する単量体1〜80重量部、化
    2〔一般式(II)〕で表される多官能性(メタ)アクリ
    レート1〜95重量部および他の共重合可能なビニル系
    単量体0〜90重量部を全体が100重量部になるよう
    に配合してなる重合性単量体を重合させて得られ、比重
    が1.15以下、屈折率1.54以上、かつアッベ数3
    5以上である透明樹脂。 【化1】R1-O-(R2O)n−R3 (I) 〔ただし、一般式(I)において、R1はアクリロイル
    基またはメタクリロイル基であり、R2は炭素数1〜5
    であるアルキレン基であり、R3は水素、アクリロイル
    基、メタクリロイル基またはこれら以外の炭素数1〜4
    0の一価の炭化水素基であり、nは9〜50の整数であ
    る)。 【化2】 〔ただし、一般式(II)において、R4およびR5はそれ
    ぞれ独立にアクリロイル基またはメタクリロイル基であ
    り、R6およびR7はそれぞれ独立に炭素数1〜6の一価
    の炭化水素基である〕。
  2. 【請求項2】 重合性単量体が、一般式(I)で表され
    るアルキレンオキサイド基を含有する単量体1〜30重
    量部、一般式(II)で表される多官能性(メタ)アクリ
    レート1〜39重量部、スチレン15〜60重量部およ
    びその他の共重合可能なビニル系単量体0〜60重量部
    を全体が100重量部になるように配合してなるもので
    ある請求項1記載の透明樹脂。
  3. 【請求項3】 化3〔一般式(I)〕で表されるアルキ
    レンオキサイド基を含有する単量体1〜80重量部、化
    4〔一般式(II)〕で表される多官能性(メタ)アクリ
    レート1〜95重量部および他の共重合可能なビニル系
    単量体0〜90重量部を全体が100重量部になるよう
    に配合してなる重合性単量体を重合させることを特徴と
    する透明樹脂の製造法。 【化3】R1-O-(R2O)n−R3 (I) 〔ただし、一般式(I)において、R1はアクリロイル
    基またはメタクリロイル基であり、R2は炭素数1〜5
    であるアルキレン基であり、R3は水素、アクリロイル
    基、メタクリロイル基またはこれら以外の炭素数1〜4
    0の一価の炭化水素基であり、nは9〜50の整数であ
    る)。 【化4】 〔ただし、一般式(II)において、R4およびR5はそれ
    ぞれ独立にアクリロイル基またはメタクリロイル基であ
    り、R6およびR7はそれぞれ独立に炭素数1〜6の一価
    の炭化水素基である〕。
  4. 【請求項4】 重合性単量体が、一般式(I)で表され
    るアルキレンオキサイド基を含有する単量体1〜30重
    量部、一般式(II)で表される多官能性(メタ)アクリ
    レート1〜39重量部、スチレン15〜60重量部およ
    びその他の共重合可能なビニル系単量体0〜60重量部
    を全体が100重量部になるように配合してなるもので
    ある請求項3記載の透明樹脂の製造法。
  5. 【請求項5】 化5〔一般式(I)〕で表されるアルキ
    レンオキサイド基を含有する単量体1〜80重量部、化
    6〔一般式(II)〕で表される多官能性(メタ)アクリ
    レート1〜95重量部および他の共重合可能なビニル系
    単量体0〜90重量部を全体が100重量部になるよう
    に配合してなる重合性単量体を重合させて得られる透明
    樹脂からなるプラスチックレンズ。 【化5】R1-O-(R2O)n−R3 (I) 〔ただし、一般式(I)において、R1はアクリロイル
    基またはメタクリロイル基であり、R2は炭素数1〜5
    であるアルキレン基であり、R3は水素、アクリロイル
    基、メタクリロイル基またはこれら以外の炭素数1〜4
    0の一価の炭化水素基であり、nは9〜50の整数であ
    る)。 【化6】 〔ただし、一般式(II)において、R4およびR5はそれ
    ぞれ独立にアクリロイル基またはメタクリロイル基であ
    り、R6およびR7はそれぞれ独立に炭素数1〜6の一価
    の炭化水素基である〕。
  6. 【請求項6】 重合性単量体が、一般式(I)で表され
    るアルキレンオキサイド基を含有する単量体1〜30重
    量部、一般式(II)で表される多官能性(メタ)アクリ
    レート1〜39重量部、スチレン15〜60重量部およ
    びその他の共重合可能なビニル系単量体0〜60重量部
    を全体が100重量部になるように配合してなるもので
    ある請求項5記載のプラスチックレンズ。
  7. 【請求項7】 化7〔一般式(I)〕で表されるアルキ
    レンオキサイド基を含有する単量体1〜80重量部、化
    8〔一般式(II)〕で表される多官能性(メタ)アクリ
    レート1〜95重量部および他の共重合可能なビニル系
    単量体0〜90重量部を全体が100重量部になるよう
    に配合してなる注型成形用単量体組成物。 【化7】R1-O-(R2O)n−R3 (I) 〔ただし、一般式(I)において、R1はアクリロイル
    基またはメタクリロイル基であり、R2は炭素数1〜5
    であるアルキレン基であり、R3は水素、アクリロイル
    基、メタクリロイル基またはこれら以外の炭素数1〜4
    0の一価の炭化水素基であり、nは9〜50の整数であ
    る)。 【化8】 〔ただし、一般式(II)において、R4およびR5はそれ
    ぞれ独立にアクリロイル基またはメタクリロイル基であ
    り、R6およびR7はそれぞれ独立に炭素数1〜6の一価
    の炭化水素基である〕。
  8. 【請求項8】 一般式(I)で表されるアルキレンオキ
    サイド基を含有する単量体1〜30重量部、一般式(I
    I)で表される多官能性(メタ)アクリレート1〜39
    重量部、スチレン15〜60重量部およびその他の共重
    合可能なビニル系単量体0〜60重量部を全体が100
    重量部になるように配合してなるものである請求項7記
    載の注型成形用単量体組成物。
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