JPH08104453A - 紙幣出金装置 - Google Patents

紙幣出金装置

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JPH08104453A
JPH08104453A JP6240177A JP24017794A JPH08104453A JP H08104453 A JPH08104453 A JP H08104453A JP 6240177 A JP6240177 A JP 6240177A JP 24017794 A JP24017794 A JP 24017794A JP H08104453 A JPH08104453 A JP H08104453A
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Katsuhiko Maruo
尾 勝 彦 圓
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Tomoyasu Sato
藤 友 康 佐
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長い搬送路をなくし、装置の小型化とコスト
ダウンを可能とする紙幣出金装置を提供することを目的
とする。 【構成】 紙幣搬送通路24の識別部25設置域の直後
に一時保留空間部8およびリジェクト紙幣収納空間部9
を上下の位置関係として配設し、一時保留空間部8の直
後に出金口4を配置する構成としたことにより、装置の
小型化とコストダウンを図るようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紙幣の出金装置に係り、
なかでも屋外に設置して使用するものとして好適なよう
に小型に構成することのできる紙幣出金装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、例えばガソリンスタンドのように
屋外で金銭の授受が行なわれ、その場で釣銭等の紙幣を
出金することができる出金機を屋外に設置する必要性が
増している。このような出金機としては、設置場所をと
らず、コンパクトで、しかも迅速な処理ができることが
要求される。
【0003】最近の出金機は、図9にその紙幣の流れを
示すように、紙幣収納部aから繰出されて識別部bで識
別され、その識別の結果、出金適正紙幣のみが出金口c
へ送出される。
【0004】この場合、識別結果が出金不適正紙幣であ
ると、これを分岐してリジェクト部dへ送入し、また出
金適正紙幣は一時保留部eへ送り、出金指令時にはここ
から出金口cへ一括出金し、またリジェクトの場合は一
括リジェクト部fへ送入するようになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記のような
出金機では、識別部bにおいて識別し終った紙幣を一時
保留部eへ送るので、必然的に搬送経路が長くなり、出
金機の小型および低価格化を図ることが難しかった。
【0006】本発明はこれに鑑み、長い搬送経路をなく
し、装置の小型化を図ると同時にコストダウンを達成す
ることを可能とする紙幣出金装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来の技術が有する
問題点を解決する手段として本発明は、機体の後部位置
に設けられ、紙幣を集積状に収納する収納部およびこの
収納部に収納されている紙幣を1枚ずつ繰出しする繰出
し部を有する紙幣収納繰出し部と、繰出される紙幣を機
体の前方に開口する出金口へ向けて搬送しその末端近傍
に紙幣識別部が配設された紙幣搬送通路と、前記識別部
の直後の紙幣搬送通路末端に入口部が臨み、出口部が前
記出金口の近傍位置におかれ、紙幣搬送通路から送出さ
れる紙幣を前記入口部から受入れて上下方向に集積する
一時保留空間部と、この一時保留空間部の上部に設けら
れるリジェクト紙幣収納空間部と、前記一時保留空間部
の底部に臨み、紙幣の搬送方向前部側および後部側に臨
むよう設けられた第1搬送体と、上記第1搬送体の前後
間に設けられ一時保留紙幣を前記リジェクト紙幣収納空
間部へ収納させる収納作動部材と、リジェクト紙幣収納
空間部の底部を構成し収納作動部材のリジェクト紙幣収
納空間部への進入を許容するための開口が形成された底
部壁形成部材と、この底部壁形成部材に支持され、前記
第1搬送体に対向して設けられる第2の搬送体と、リジ
ェクト紙幣収納時に収納作動部材を移動させ、一時保留
紙幣を底部壁形成部材の開口を通じてリジェクト紙幣収
納空間部へ収納させる収納駆動機構と、出金指令時に底
部壁形成部材を第1搬送体に向けて移動させ、一時保留
紙幣を底部壁形成部材に支持された第2搬送体と第1搬
送体とで挟持せしめる底部壁形成部材駆動機構と、第1
搬送体を駆動し出金紙幣を出金口へ送出させる搬送駆動
機構とを具備することを特徴とする。請求項2は、前記
底部壁形成部材駆動機構と搬送駆動機構との各電気的駆
動部を共通のモータとし、このモータから底部壁形成部
材への駆動力伝達系、およびモータから第1搬送体への
駆動力伝達系にそれぞれ一方向クラッチを介在させ、モ
ータの正転時に底部壁形成部材を下降・上昇させるとと
もに第1搬送体を停止させ、モータの逆転時には第1搬
送体を駆動するとともに底部壁形成部材の移動を停止さ
せるようにしたものである。さらに請求項3は、前記底
部壁形成部材の下降・上昇に連動して出金口のシャッタ
を開放・閉鎖するようにしたことにある。
【0008】
【作用】予め紙幣収納繰出し部に多数枚の出金用紙幣を
重積状に収納しておく。出金指令により繰出し部が回転
して1枚の紙幣を繰出し、識別部により出金適正紙幣か
否かの判断がなされ、一時保留空間部へ送入される。所
定枚数の出金適正紙幣が一時保留空間部へ送入堆積され
たのち出金可の指令が出されると、底部壁形成部材が第
1搬送体に向けて移動し、第1搬送体と底部壁形成部材
の第2搬送体とで一時保留紙幣が挟持され、第1搬送体
の駆動により出金口から一括出金され、操作者に渡され
る。
【0009】一時保留空間部に堆積された一時保留紙幣
をリジェクトする場合は、その指令により収納作動部材
が底部壁形成部材へ向けて移動し、第1搬送体上の一時
保留紙幣を押動して底部壁形成部材上へ受け渡し、リジ
ェクト紙幣収納空間部内へ収納する。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例を参照して
説明する。
【0011】図1は本発明の一実施形態の外観を示すも
ので、この例では外筐1の上部に紙幣入金装置2が、同
下部に紙幣出金装置3が納められ、本発明に係る紙幣出
金装置3の前面には紙幣出金口4が開口されているとと
もに紙幣出金装置3を外筐1にロック、アンロックする
ためのキー5が設けられている。
【0012】紙幣出金装置3は、図2に内部機構の側面
を、図3に平面を示すように、機枠6の後方位置に紙幣
収納繰出し部7が設けられ、機枠6の前部側に一時保留
空間部8およびリジェクト紙幣収納空間部9が上下関係
配置として設けられている。
【0013】上記紙幣収納繰出し部7は、所要枚数の出
金用紙幣Pを重積状として収納するもので、前傾して配
設される底板10の切孔から周面の一部に摩擦面11
a,12aを有する左右一対のキッカローラ11および
フィードローラ12が周面の一部を突出するようにして
軸13,14により回転自在に設けられ、このフィード
ローラ12の上部にはゲートローラ15が紙幣1枚のみ
を通すゲート間隙をおいて対設され、このゲートローラ
15より下流位置に搬送ローラ16がフィードローラ1
2に対向配置されている。上記ゲートローラ15および
搬送ローラ16にかけて紙幣Pの上面を下方に向けてガ
イドするガイド板17が配設されている。
【0014】なお図2において18は紙幣押えで、一端
が機枠6側に枢支されたコ字状を有し、その先端の押圧
部18aが機枠6の弧状のガイド孔19にそって上下方
向に旋回自在に設けられていて、紙幣Pの減少に追従し
ながら押圧部18aが紙幣Pの上面略中央位置を押える
ものである。
【0015】前記底板10およびガイド板17の末端に
続くように、繰出された紙幣Pを水平方向に搬送するた
めの通路を構成する上下のガイド板20,21が所定の
間隔をおいて配設され、その末端位置の上下に搬送ロー
ラ22,23が配設されており、これらにより紙幣搬送
通路24を構成している。この搬送通路24の途中部に
は、繰出された紙幣Pの出金適否を識別する識別部25
が配置されている。
【0016】上記紙幣搬送通路24の末端、特に前記識
別部25の直後の紙幣搬送通路24の末端は前記一時保
留空間部8の入口部に臨んでいる。この一時保留空間部
8は、その底部となる位置の紙幣搬送方向前後位置にロ
ーラ26,27(またはベルトでもよい)からなる第1
搬送体28が設けられ、このローラ26,27の上面よ
りやや下位にガイド板29,30が水平方向に配設され
ており、上記ローラ26,27間には収納作動部材31
が配置されている。
【0017】上記収納作動部材31は、図5(図2の右
側からの矢視図)に示すように前記ガイド板29,30
と同一レベルから所定のストロークにわたり昇降される
ようになっている。この収納作動部材31を昇降させる
ための収納駆動機構32は、図5にその一例を示すよう
に、機枠6側に一端が所定角度回動可能なピン33に固
定されたレバー34の他端のピン35が収納作動部材3
1の下部に設けられた水平方向の長孔36に嵌合され、
上記レバー34の長孔34aに中間部のピン37が嵌合
され一端が機枠6側にピン38により枢支されるととも
に他端のピン39が収納作動部材31の下部に設けられ
た水平方向に延びる長孔40に嵌合されたレバー41と
でXリフタ構造とされたもので、収納駆動機構32はさ
らにモータM1 およびカム42を有し、前記レバー34
の下面にモータM1 により回動するカム42が当接する
ことによりこのカム42の回動によりレバー34がピン
33を支点に上下方向に揺動し、これにより収納作動部
材31が図5の鎖線図示の位置と実線図示の位置とのス
トロークにわたり昇降されるようになっている。
【0018】図2において、前記一時保留空間部8の出
口側のガイド板30は、外筐1の出金口4に続いてい
る。
【0019】リジェクト紙幣収納空間部9は、図示の実
施例では紙幣Pを収納し得る平面形状大きさを有し断面
下向きの略コ字形を有する収納枠形成部材43の内部空
間がそれに当てられ、この形成部材43の側面部43
a,43aの下端から内側に向けて屈曲され、紙幣Pの
搬送方向前後端を載置支持する底部壁44,44(本発
明の底部壁形成部材に相当)とされている。なお、収納
枠形成部材43は図示しないガイド機構により垂直方向
に上下移動可能に支持されている。
【0020】上記底部壁44,44の下面には、第2搬
送体45を構成するローラ46,47(ベルトでもよ
い)が前記第1搬送体28のローラ26,27と対応す
る位置に軸着されている。
【0021】上記収納枠形成部材43を昇降させる底部
壁形成部材駆動機構48は、該形成部材43の出金口4
側の側面部43aの外面に作動板49が固着され、この
作動板49は上方位置に水平方向の長孔50を有し、こ
の長孔50の下辺の中央部には下方に窪む凹部50aが
形成されている。
【0022】機枠6に設置されたモータM2 により回転
するギヤ51が機枠6に軸支された回転板52の軸53
上のギヤ54に噛合され、前記回転板52の一面に偏心
して植設されたピン55が前記作動板49の長孔50に
嵌合され、このピン55の上死点(図2の位置)にある
とき収納枠形成部材43が最上昇位置となり、下死点に
あるとき最下降位置となる。なお収納枠形成部材43が
下降したとき一時保留空間部8内の紙幣Pに第2搬送体
45のローラ46,47が当ったときは、ピン55が長
孔50の凹部50a内に逃げて収納枠形成部材43が紙
幣Pの量に応じた位置に位置されるようになる。その結
果、ローラ46,47も紙幣Pの量にかかわらず、紙幣
Pの上面からローラ26,27に向けて紙幣Pを確実に
押圧することができ、また収納紙幣および収納枠形成部
材43、ローラ46,47の各自重が紙幣Pの押圧力と
して働くので、ローラ46,47とローラ26,27と
による紙幣Pの挟持力が保証されることになる。
【0023】上記収納枠形成部材43の出金口4側の位
置にはシャッタ板56が図示しないガイドにそって垂直
方向に可動に設けられており、閉鎖時には一時保留空間
部8に送入される紙幣Pの先端のストッパとして機能
し、出金時には上昇して出金を可能とする。
【0024】このシャッタ板56の作動機構は、図6の
ように前記作動板49に植設されるピン57を中心に揺
動可能なフォーク状の揺動レバー58と、この揺動レバ
ー58の長手方向に形成された溝59に嵌合されるシャ
ッタ板56の上方位置に固定されるピン60と、機枠6
の所定位置に植設されて前記溝59に嵌合されるピン6
1とを有し、前記作動板49が下降移動するときピン5
7も下降され、揺動レバー58はピン57の下降を通じ
ピン61を中心に揺動してピン60が上昇し、シャッタ
板56が上昇して図7に示すように出金口4を開放する
ようになっている。なお図7においては収納枠形成部材
43のローラ46,47が一時保留紙幣の上部にのって
いるので収納枠形成部材43と一体移動する作動板49
の長孔50はピン55と非係合状態にある。
【0025】図7においてピン55を通じ作動板49が
上昇すると、揺動レバー58はピン61を中心に逆方向
へ揺動され、ピン60を下降させてシャッタ板56が下
降し、図6のように出金口4を閉塞する。
【0026】図4は駆動系の一例を示すもので、紙幣搬
送通路24の駆動系62と、底部壁形成部材駆動機構4
8の一部および第1搬送体28のローラ26,27を駆
動する搬送駆動機構63Aの一部を構成する駆動系63
とを有している。
【0027】紙幣搬送通路24の駆動系62は、モータ
3 により回転するプーリー64と、キッカローラ11
の軸13上のプーリー65と、搬送ローラ23の軸66
上のプーリー67とにわたりベルト68が巻回され、テ
ンションローラ69により所定のテンションが与えられ
ている。前記キッカローラ11の軸13上には別のプー
リー70があり、このプーリー70とフィードローラ1
2の軸14上のプーリー71とにベルト72が掛けられ
てフィードローラ12に駆動力を与えている。
【0028】底部壁形成部材駆動機構48の一部および
搬送駆動機構63Aの一部を構成する駆動系63は、モ
ータM2 により回転する前記ギヤ51に噛合するギヤ7
3の軸74上に軸74の反時計方向回転時のみ回転を伝
達する一方向クラッチC1 を介して設けられるプーリー
75と、第1搬送体28のローラ27の軸76上のプー
リー77と、中間プーリー78とにベルト79が巻回さ
れ、テンションローラ80により所定のテンションが与
えられている。前記ローラ27の軸76上の他のプーリ
ー81と他側のローラ26の軸82上のプーリー83と
中間プーリー84とにベルト85が掛けられ、この搬送
体28のローラ26,27に駆動力が与えられるように
なっている。このようにモータM2 の逆転時にはプーリ
ー75は回転されるが、モータM2 の正転時の軸74の
時計方向回転時には一方向クラッチC1 により前記プー
リー75は回転不能となる。
【0029】またモータM2 により回転するギヤ51と
噛合うギヤ54の軸53と回転板53との間には一方向
クラッチC2 が介装されており、モータM2 の正転時
(図4のギヤ51の反時計方向回転時)のみ軸53の図
4における時計方向回転が一方向クラッチC2 を介して
回転板53に伝達され、モータM2 の逆転時(図4にお
けるギヤ51の時計方向回転時)はギヤ51、ギヤ52
による軸53の図4における反時計方向回転が一方向ク
ラッチC2 により回転板53を回転不能にする。
【0030】このようにモータM2 の正転回転が回転板
53の回転(底部壁形成部材駆動機構48の駆動)に、
逆転回転がローラ26,27の回転(搬送駆動機構63
Aの駆動)に使用されるのである。
【0031】次に上記実施例の作用を図8の制御ブロッ
クと併せて説明する。
【0032】紙幣出金装置3の紙幣収納繰出し部7に予
め出金用の所定金種紙幣Pを所定枚数重積状として収納
し、その紙幣P群の上面に紙幣押え18の押圧部18a
をのせておき、紙幣Pの浮き上がりを防いでおく。この
とき収納枠形成部材43は図2のように上昇位置におか
れており、シャッタ板56は下降した位置にあって出金
口4を閉鎖している。
【0033】操作者による操作等により出金開始指令a
0 が図示しない全体制御部を経由して駆動制御部Aへ入
力されると、駆動系62のモータM3 が起動し、キッカ
ローラ11、フィードローラ12が同期回転する。これ
らローラ11,12の1回転で最下位の紙幣Pが1枚繰
出され、ゲートローラ15とフィードローラ12との間
のゲート間隙により2枚目以降の紙幣Pと分離されて1
枚のみが送出される。この場合、キッカローラ11、フ
ィードローラ12の周長がこれらローラの1回転により
繰出し紙幣Pの後端が完全に搬送ローラ22,23を通
過し終るに十分な長さを有しているので、確実に送出が
なされる。
【0034】前記のように送出された紙幣Pは、識別部
25により出金紙幣としての適否が識別され、その紙幣
Pが出金紙幣として適正であれば、識別部25から全体
制御部への信号でカウントアップされ、事前にセットさ
れて記憶されている希望枚数値と前記カウントアップさ
れた計数値とが比較される。
【0035】その結果、希望枚数分の繰出し紙幣がすべ
て出金適正紙幣であり、これらがすべて一時保留空間部
8へ放出されたとき全体制御部内でも希望枚数値とカウ
ント値とが一致し、所定枚数投出信号c0 が駆動制御部
Aへ入力され、モータM3 の回転が停止する。
【0036】一方、モータM2 は正転して回転板53が
図2において時計方向に180°回転し、図示しない回
転角検知センサ(センサ群Sの一つ)が180°の回転
を検知したときモータM2 の正転を一時停止させる。そ
の結果、収納枠部材43の下部のローラ46、47は一
時保留紙幣の上面にのり、上記ローラ46、47とロー
ラ26、27との間でこの一時保留紙幣を挾持する。こ
のとき前述の作用によりシャッタ板56は上昇し、出金
口4を開放する。
【0037】一方、前記回転角検知センサによる回転板
53の180°回転の検知によりモータM2 を所定時間
逆転させ、ローラ26,27を駆動して一時保留紙幣を
出金口4へ送出する。このモータM2 の逆転が停止した
とき再度モータM2 は正転し、回転板53の残りの18
0°分を回転させ、その回転時に回転角度検知センサの
検知によりモータM2 が停止される。
【0038】繰出される紙幣Pのいずれかが識別部25
において出金不適正紙幣(異金種紙幣、識別不能紙幣、
連鎖紙幣、斜行紙幣、2枚重なり紙幣等をいう。)と判
断されたときは、全体制御からリジェクト信号b0 が駆
動制御部Aへ入力される。その結果、モータM3 は停止
するが、キッカローラ11、フィードローラ12が1回
転の途中であれば1回転終了まで回転した段階でモータ
3 が停止する。
【0039】これにより出金不適正紙幣は一時保留空間
部8へ送入され、また連鎖紙幣、2枚重なり紙幣の繰出
し発生時のように次位の紙幣が繰出し途中の場合はキッ
カローラ11、フィードローラ12をもう1回転させた
のちモータM3 が停止され、その紙幣も一時保留空間部
8へ送り込まれる。
【0040】前述のようにモータM3 が停止したときモ
ータM1 が1回転し、収納作動部材31が上昇してその
上面に載っている一時保留紙幣を押し上げ、その途中で
リジェクト紙幣収納空間部9内に収納紙幣があるときは
これも一緒に上昇させる。収納作動部材31上の一時保
留紙幣の前後端部はその上昇途中で底部壁44,44に
当って下方へ変形させられるが、その前後端部が底部壁
44,44を通り過ぎると紙幣自身の腰の強さにより水
平状態に復帰し、収納作動部材31の下降時に底部壁4
4,44の上面に移載されて収納される。
【0041】上記モータM1 の1回転が回転角検知セン
サにより検知されたときモータM1が停止し、今回指令
されてなし得なかった出金動作を再度やり直す。
【0042】なお、この例では出金適正紙幣が希望枚数
分だけ一時保留空間部8へ放出された段階で自動的に出
金口4へその紙幣が搬送されるようにしているが、この
時点で操作者が出金承認指令ボタン操作を行なったとき
初めて出金口4への紙幣の搬送を行なうようにし、また
操作者の出金不承認指令ボタン操作によりその紙幣をリ
ジェクト紙幣収納空間部へ送り込むようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、紙
幣搬送通路の紙幣識別部設置域の直後に一時保留空間部
およびリジェクト紙幣収納空間部を上下の位置関係とし
て配設し、一時保留空間部の直後に出金口を配置した構
成であるから、出金作動時に出金に不適な紙幣の存在等
により出金を中断する場合のリジェクト時に収納駆動機
構によって直ちに一時保留紙幣をリジェクト紙幣収納空
間部内へ収納することができ、これにより機体内に大き
なスペースを要することがなくなり、装置全体を著しく
小型に構成することが可能となって、屋外設置型の紙幣
出金機に適用した場合など、特に好ましい形態とするこ
とができる。また紙幣の搬送路が短くてよいので、内部
構成がシンプルにでき、コスト的にもそれだけ安価にで
きる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す外観図。
【図2】本発明による紙幣出金装置の内部機構を示す側
面図。
【図3】同、平面図。
【図4】同、駆動系の説明図。
【図5】収納作動機構の一実施例の側面図。
【図6】シャッタ作動機構の一例を示すシャッタ閉時の
状態図。
【図7】同、シャッタ開時の状態図。
【図8】制御ブロック図。
【図9】従来の紙幣出金装置の紙幣の流れを示す説明
図。
【符号の説明】
1 外筐 3 紙幣出金装置 4 紙幣出金口 6 機枠 7 紙幣収納繰出し部 8 一時保留空間部 9 リジェクト紙幣収納空間部 11 キッカローラ 12 フィードローラ 15 ゲートローラ 18 紙幣押え 24 紙幣搬送通路 25 識別部 28 第1搬送体 31 収納作動部材 32 収納駆動機構 43 収納枠形成部材 44 底部壁形成部材としての底部壁 45 第2搬送体 48 底部壁形成部材駆動機構 56 シャッタ板 58 揺動部材 63A 搬送駆動機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体の後部位置に設けられ、紙幣を集積状
    に収納する収納部およびこの収納部に収納されている紙
    幣を1枚ずつ繰出しする繰出し部を有する紙幣収納繰出
    し部と、繰出される紙幣を機体の前方に開口する出金口
    へ向けて搬送しその末端近傍に紙幣識別部が配設された
    紙幣搬送通路と、前記識別部の直後の紙幣搬送通路末端
    に入口部が臨み、出口部が前記出金口の近傍位置におか
    れ、紙幣搬送通路から送出される紙幣を前記入口部から
    受入れて上下方向に集積する一時保留空間部と、この一
    時保留空間部の上部に設けられるリジェクト紙幣収納空
    間部と、前記一時保留空間部の底部に臨み、紙幣の搬送
    方向前部側および後部側に臨むよう設けられた第1搬送
    体と、上記第1搬送体の前後間に設けられ一時保留紙幣
    を前記リジェクト紙幣収納空間部へ収納させる収納作動
    部材と、リジェクト紙幣収納空間部の底部を構成し収納
    作動部材のリジェクト紙幣収納空間部への進入を許容す
    るための開口が形成された底部壁形成部材と、この底部
    壁形成部材に支持され、前記第1搬送体に対向して設け
    られる第2の搬送体と、リジェクト紙幣収納時に収納作
    動部材を移動させ、一時保留紙幣を底部壁形成部材の開
    口を通じてリジェクト紙幣収納空間部へ収納させる収納
    駆動機構と、出金指令時に底部壁形成部材を第1搬送体
    に向けて移動させ、一時保留紙幣を底部壁形成部材に支
    持された第2搬送体と第1搬送体とで挟持せしめる底部
    壁形成部材駆動機構と、第1搬送体を駆動し出金紙幣を
    出金口へ送出させる搬送駆動機構とを具備することを特
    徴とする紙幣出金装置。
  2. 【請求項2】前記底部壁形成部材駆動機構と搬送駆動機
    構との各電気的駆動部を共通のモータとし、このモータ
    から底部壁形成部材への駆動力伝達系、およびモータか
    ら第1搬送体への駆動力伝達系にそれぞれ一方向クラッ
    チを介在させ、モータの正転時に底部壁形成部材を下降
    ・上昇させるとともに第1搬送体を停止させ、モータの
    逆転時には第1搬送体を駆動するとともに底部壁形成部
    材の移動を停止させるようにした請求項1記載の紙幣出
    金装置。
  3. 【請求項3】前記底部壁形成部材の下降・上昇に連動し
    て出金口のシャッタを開放・閉鎖するようにした請求項
    1記載の紙幣出金装置。
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