JPH08104253A - 車両のフレーム構造 - Google Patents

車両のフレーム構造

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JPH08104253A
JPH08104253A JP24285194A JP24285194A JPH08104253A JP H08104253 A JPH08104253 A JP H08104253A JP 24285194 A JP24285194 A JP 24285194A JP 24285194 A JP24285194 A JP 24285194A JP H08104253 A JPH08104253 A JP H08104253A
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JP
Japan
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vehicle
rectangular closed
side member
rear direction
closed cross
Prior art date
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Pending
Application number
JP24285194A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Inoue
雅央 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH08104253A publication Critical patent/JPH08104253A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サイドメンバの車両前後方向に沿った前後側
部及び中間部において、所定の強度を容易に確保する。 【構成】 サイドメンバ12の車両前後方向中間部12
Aは矩形状閉断面部14、16、18、20から成る4
段構造となっている。車両前後方向前側部12Bのフロ
ントタイヤ24と略対向する部位においては、矩形状閉
断面部14、16、18の3段構造となっており、フロ
ントタイヤ24より前方の部位においては矩形状閉断面
部14、16の2段構造となっている。車両前後方向後
側部12Cのリヤタイヤ26の前端上部26Aと略対向
する部位より後方の部位においては、矩形状閉断面部1
4の1段構造となっており、前端上部26Aと略対向す
る部位から車両前後方向中間部12Aの後端までの部位
においては、矩形状閉断面部14、16、18の3段構
造となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のフレーム構造に
関し、特に、矩形状閉断面部を車両上下方向に多段に重
合し車両長手方向に延設してサイドメンバとした車両の
フレーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両のフレーム構造にはサイド
メンバ等の骨格部材を矩形状閉断面構造とすることによ
って強度を向上させたものがあり、その一例が特開平5
−58338号公報に記載されている。
【0003】図6に示される如く、この車両のフレーム
構造では、アルミの押し出し材から成る閉断面部材70
を車両長手方向に沿って複数個連結して車両のサイドメ
ンバ72を構成しており、閉断面部材70内の上下方向
略中間部には長手方向に沿って強度を向上するための中
壁部70Aが掛け渡されている。このため、サイドメン
バ72は、矩形状閉断面部74、76を車両上下方向に
2段に重合した構成になっている。
【0004】また、サイドメンバ72においては、車両
の前後側部において、衝突エネルギを吸収するため、強
度を弱くする必要があるとともに、車両の前後方向中間
部においては、車室空間を確保するため、強度を強くす
る必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記車
両のフレーム構造では、閉断面部材70が長手方向に沿
って同一断面、即ち、矩形状閉断面部74、76を車両
上下方向に2段に重合した構成になっているため、サイ
ドメンバ72の車両前後方向に沿った前後側部及び中間
部のそれぞれに適した強度を確保することが難しいとい
う不具合がある。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、サイドメンバ
の車両前後方向に沿った前後側部及び中間部において、
所定の強度を容易に確保することができるドア下モール
構造を提供することが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、矩形状閉断面部を車両上下方向に多段に重合し車両
長手方向に延設してサイドメンバを構成した車両のフレ
ーム構造であって、前記サイドメンバの車両前後方向中
間部における前記矩形状閉断面部の段数を車両前後側部
における前記矩形状閉断面部の段数より多段としたこと
を特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1記載の本発明の車両のフレーム構造で
は、サイドメンバの車両前後方向中間部における矩形状
閉断面部の段数を車両前後側部における矩形状閉断面部
の段数より多段としたため、サイドメンバの車両前後方
向中間部における強度が上がって、車室空間を確保する
ための強度が得られるとともに、サイドメンバの車両前
後側部における強度が下がって、衝突時に変形し易くな
るため、衝突エネルギを十分に吸収することができる。
【0009】
【実施例】本発明に係る車両のフレーム構造の一実施例
を図1〜図4を用いて説明する。
【0010】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印INは車幅内側方向を、矢印UPは車両上方方向を示
す。
【0011】図4に示されるように、車両10の車幅方
向両側には、車両の略前後方向に沿って延びる左右一対
のサイドメンバ12が配設されている。これらの左右一
対のサイドメンバ12の間には図示しない複数のクロス
メンバが掛け渡されて接合されている。
【0012】図2に示される如く、サイドメンバ12
は、アルミの押出し材によって形成されており、略車両
前後方向へ延びる矩形状閉断面部14、16、18、2
0によって構成されている。なお、各矩形状閉断面部1
4、16、18、20は、高さH1、H2、H3、H4
が異なり、幅W1、W2、W3、W4が同一の構成とっ
ている。
【0013】図1に示される如く、サイドメンバ12の
車両前後方向中間部12Aにおいては、矩形状閉断面部
14、16、18、20が車両上下方向上側から14、
16、18、20の順に4段となっている。
【0014】図4に示される如く、左右のサイドメンバ
12の車両前後方向中間部12Aは、互いに離間する方
向へ円弧状に湾曲しており、これらの車両前後方向中間
部12Aで囲まれた部位は、車室空間22となってい
る。また、車両前後方向中間部12Aに対して、サイド
メンバ12の車両前後方向前側部12Bは、車両前後方
向中間部12A近傍の屈曲部12Dで屈曲しており、屈
曲部12Dより前方においては、略直線状とされてい
る。また、車両前後方向前側部12Bの車幅方向外側に
はフロントタイヤ24が配設されている。
【0015】一方、車両前後方向中間部12Aに対し
て、サイドメンバ12の車両前後方向後側部12Cは、
車両前後方向中間部12A近傍の屈曲部12Eで屈曲し
ており、屈曲部12Eより後方においては、略直線状と
されている。また、車両前後方向後側部12Bの車幅方
向外側にはリヤタイヤ26が配設されている。
【0016】図3に示される如く、サイドメンバ12の
車両前後方向前側部12Bのフロントタイヤ24と略対
向する部位は、矩形状閉断面部14、16、18の3段
構造となっており、車両前後方向前側部12Bのフロン
トタイヤ24より前方の部位は、矩形状閉断面部14、
16の2段構造となっている。一方、車両前後方向後側
部12Cのリヤタイヤ26の前端上部26Aと略対向す
る部位より後方の部位においては、矩形状閉断面部14
の1段構造となっており、車両前後方向後側部12Cの
リヤタイヤ26の前端上部26Aと略対向する部位から
車室空間22の後部となる車両前後方向中間部12Aの
後端までの部位においては、矩形状閉断面部14、1
6、18の3段構造となっている。
【0017】次に本実施例の作用を説明する。本実施例
の車両のフレーム構造では、サイドメンバ12の車両前
後方向中間部12Aにおける矩形状閉断面部14、1
6、18、20の段数を4段として、サイドメンバ12
の車両前後方向前側部12Bの3段又は2段、サイドメ
ンバ12の車両前後方向後側部12Cの2段又は1段よ
り多段としたため、サイドメンバ12の車両前後方向中
間部12Aにおける強度が車両前後方向前側部12B及
び車両前後方向後側部12Cより上がって、車室空間2
2を確保するための強度が得られるとともに、サイドメ
ンバ12の車両前後方向前側部12B及び車両前後方向
後側部12Cにおける強度が下がって、衝突時に変形し
易く衝突エネルギを十分に吸収することができる。
【0018】また、本実施例の車両のフレーム構造で
は、サイドメンバ12が、車両前後方向前側部12B及
び車両前後方向後側部12Cの矩形状閉断面部14、1
6、18の段数が少ない部位に形成された屈曲部12
D、12Eで、車幅方向内側へ屈曲しているため、衝突
時にこれらの屈曲部12D、12Eの前後側となるサイ
ドメンバ12の車両前後方向前側部12B及び車両前後
方向後側部12Cが座屈することによって、サイドメン
バ12の車両前後方向前側部12B及び車両前後方向後
側部12Cにおいて衝突エネルギをさらに吸収し易くな
る。
【0019】また、本実施例では、サイドメンバ12の
設計自由度が向上するとともに、サイドメンバ12の接
合部を最小限にすることが可能になるため、サイドメン
バ12の強度の確保を、最小の部品点数と最軽量で達成
できる。また、本実施例では、サイドメンバ12の曲げ
加工が、車両平面視でのみ行われるので、複雑な加工設
備を必要とせず、製造原価の大幅低減が可能となる。
【0020】なお、本実施例では、サイドメンバ12の
車両前後方向中間部12Aにおける矩形状閉断面部1
4、16、18、20の段数を4段として、サイドメン
バ12の車両前後方向前側部12Bの3段又は2段、サ
イドメンバ12の車両前後方向後側部12Cの2段又は
1段としたが、サイドメンバ12の車両前後方向に沿っ
た各部位の矩形状閉断面部の段数はこれらの段数には限
定されない。また、サイドメンバ12の車両前後方向前
側部12B又は車両前後方向後側部12Cの一方のみを
車両前後方向中間部12Aに対して少ない段数としても
良い。
【0021】また、本実施例では、図2に示される如
く、各矩形状閉断面部14、16、18、20は、高さ
H1、H2、H3、H4が異なり、幅W1、W2、W
3、W4が同一の構成としたが、これに代えて、サイド
メンバ12の車両前後方向に沿った強度分布を考慮し
て、各矩形状閉断面部14、16、18、20の幅W
1、W2、W3、W4を異なる値に設定しても良い。例
えば、図5に示される如く、矩形状閉断面部14、20
の幅W1、W4を矩形状閉断面部16、20の幅W2、
W3より広く設定しても良い。
【0022】また、本実施例ではサイドメンバ12の材
質にアルミを適用したが、サイドメンバ12の材質はア
ルミに限定せず他の材質の適用も可能である。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、矩形状閉断面
部を車両上下方向に多段に重合し車両長手方向に延設し
てサイドメンバを構成した車両のフレーム構造であっ
て、サイドメンバの車両前後方向中間部における矩形状
閉断面部の段数を車両前後側部における矩形状閉断面部
の段数より多段としたので、サイドメンバの車両前後方
向に沿った前後側部及び中間部において、所定の強度を
容易に確保することができるという優れた効果を得るこ
とができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る車両のフレーム構造を
示す車両斜め前方外側から見た斜視図である。
【図2】図1の2−2線に沿った断面図である。
【図3】本発明の一実施例に係る車両のフレーム構造が
適用された車両を示す概略側面図である。
【図4】本発明の一実施例に係る車両のフレーム構造が
適用された車両下部を示す概略平面図である。
【図5】本発明の他の実施例に係る車両のフレーム構造
を示す図2に対応する断面図である。
【図6】従来例に係る車両のフレーム構造を示す車両斜
め前方外側から見た斜視図である。
【符号の説明】
10 車両 12 サイドメンバ 12A 車両前後方向中間部 12B 車両前後方向前側部 12C 車両前後方向後側部 12D 屈曲部 12E 屈曲部 14 矩形状閉断面部 16 矩形状閉断面部 18 矩形状閉断面部 20 矩形状閉断面部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形状閉断面部を車両上下方向に多段に
    重合し車両長手方向に延設してサイドメンバを構成した
    車両のフレーム構造であって、前記サイドメンバの車両
    前後方向中間部における前記矩形状閉断面部の段数を車
    両前後側部における前記矩形状閉断面部の段数より多段
    としたことを特徴とする車両のフレーム構造。
JP24285194A 1994-10-06 1994-10-06 車両のフレーム構造 Pending JPH08104253A (ja)

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