JPH081041B2 - 臨時駐車場用の舗装用部材 - Google Patents

臨時駐車場用の舗装用部材

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JPH081041B2
JPH081041B2 JP63178693A JP17869388A JPH081041B2 JP H081041 B2 JPH081041 B2 JP H081041B2 JP 63178693 A JP63178693 A JP 63178693A JP 17869388 A JP17869388 A JP 17869388A JP H081041 B2 JPH081041 B2 JP H081041B2
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功生 林
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株式会社林造園
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、各種イベント等の期間中に設置される臨時
駐車場の主要構成部材である臨時駐車場用の舗装用部材
に関するものである。
[従来の技術〕 従来臨時駐車場は、常設のそれと殆ど変わることのな
い構造に設置されるのが普通である。したがって現時点
では、臨時駐車場用の舗装用部材というような特別のも
のは存在していない。
そこで常設の駐車場に用いられる舗装用部材を例示す
る。
第一は砂利であり、対象の領域に単に敷き詰めて駐車
場を構成する場合である。
第二は、アスファルトである。対象の領域を若干掘下
げて又は掘下げないで砂利を敷き、その上で転圧し、上
記砂利上にアスファルトを流してアスファルト舗装の駐
車場を構成する。
第三はコンクリートであり、上記アスファルトに代え
てこれを流し込み、コンクリート舗装の駐車場を構成す
る。
なお臨時駐車場用の舗装用部材として本件発明者が提
案した発明がある(特願昭62−260887号)。これは未だ
公知とはなっていないが、参考に供するために紹介す
る。
上記発明は、 基板材上に、スペーサを散在させて固設し、かつ多数
の透水孔を穿設した路板材を、上記スペーサを介して上
記基板材上に接合させた臨時駐車場用の舗装用部材であ
る。
[発明が解決しようとする課題] 臨時の駐車場は、前記のように、各種エベント等に際
して来訪者用に臨時に造成される。当然イベント等の終
了後には解体し、当該の領域は従前の状態に復帰させな
ければならない。ところでこのような臨時駐車場用とし
て利用可能な場所は、イベントの開催される場所にもよ
るが、農地である場合が多い。しかして臨時駐車場は、
解体後は農地として利用可能な状態に回復させなければ
ならないことが多い訳である。
このような観点から見ると、駐車場用の舗装用部材と
して、前記のように、砂利、アスファルト又はコンクリ
ートを用いるのは、解体の際に、地盤から、砂利や砂を
除去するのが困難であり、特にアスファルト舗装とかコ
ンクリート舗装では、解体そのものもまたなかなか大変
な作業であるという意味でも一層不都合であると言わざ
るを得ない。
そこで本発明は、以上の問題点を解決することをひと
つの目的とする。
更に加えて、バスその他の大型車両の駐車可能な臨時
駐車場を構成するのに好適な舗装用部材を提供すること
を目的とするものである。
上記ふたつの主要な目的を詳しく述べると、 臨時駐車場の設置解体が容易であり、解体後の土地の
従前の状態への復帰もまた容易であり、加えて、これに
よって構成される駐車場が大型車両の駐車に不必要な強
度を充分に備え、かつその他の必要な機能を備え得る臨
時駐車場用の舗装用部材を提供することを目的とするも
のである。
[課題を解決するための手段] 本発明の一の構成の要旨とするところは、 平面方形の基板の下面には、細長の板状片からなる複
数の脚体を、上面には細長の板状片からなる複数の踏板
を、それぞれ隣接する相互間を離間させた状態で平行に
設置し、 上記基板の一隅を挟んで隣接する二辺には、上記複数
の脚体及び複数の踏板のうち該当する位置のそれらの該
当する部位を各々基板の端縁より外方に突出させて接続
雌部を構成し、 上記基板の他の二辺には、上記複数の脚体及び複数の
踏板のうち該当する位置のそれらの該当する部位を各々
基板の端縁より少なくとも前記二辺に於ける該当する脚
体及び踏板の該当する部位の突出長さに対応する長さ分
だけ後退させて接続雄部を構成した臨時駐車場用の舗装
用部材である。
上記基板としては、鉄板、ベニア板又は合成樹脂板等
を適当に選択して採用することができる。いずれにして
も、後述するように、地盤上に設置した場合に、その上
を大型の自動車が走行しても容易には損傷しない程度の
強度を備えている必要がある。たとえば、ベニア板であ
れば、10mm程度以上の厚みを有するものが適当である。
縦横の寸法は、1800mm×900mm程度が取扱い上の観点か
ら適当である。
前記脚体としては、同様に、鉄材、ベニア材又は合成
樹脂材等を採用することができる。たとえば、脚体とし
て15mm程度の厚みを有する平面長方形の板材を採用し、
複数枚のそれらを、前記基板の下面に適当な間隔で平行
に配設する。この場合、脚体は基板のいずれかの辺と平
行に配設するものとし、その該当する一方側の各端部
を、前記したように、該当する基板の辺から突出させ
る。突出長さは、たとえば、50mm程度とする。また最も
側端に位置する一方の板材(脚体)は、側部を、同様
に、基板の辺から突出させる。突出幅は、同様に50mm程
度とする。
一方上記脚体は、基板の他の二辺では、その端部及び
側部を、後退させて配設する。上記一方の突出長さを50
mm程度とする場合には、これより長く、70mm程度後退さ
せるのが適当である。
上記脚体は、基板に適当な手段で固定する。たとえ
ば、接着剤によって貼着し、あるいはビス又は釘による
固定等を自由に採用することができる。
前記踏板としては、上記脚体と同様に、鉄材、ベニア
材又は合成樹脂材等を自由に選択して採用することがで
きる。たとえば、踏板として15mm程度の厚みを有する平
面長方形の板材を採用し、複数枚のそれらを、前記基板
の上面に適当な間隔、たとえば20mm程度の間隔で平行に
配設する。このとき、脚体として前記の例のように平面
長方形の板材を採用し、基板の下面に各々平行に配設し
た場合には、上記踏板は、上記脚体と直交する向きに配
設するのが適当である。そうして踏板の端部のうち該当
する基板の辺に位置するそれらは、前記したように、基
板の辺から突出させる。突出させる辺は上記脚体の側部
又は端部を突出させる辺と一致させる。踏板の突出長さ
は、脚体の突出長さより短くするのが都合が良い。たと
えば、前記のように、脚体を50mm程度突出させる場合
は、30mm程度とするのが好ましい。また上記脚体の側部
又は端部を突出させる辺と一致させて、一方の側の最も
側端に位置する板材(踏板)は、側部を、同様に、基板
の辺から突出させる。突出幅は、同様に30mm程度とす
る。
一方上記踏板は、基板の他の二辺では、その端部及び
側部を、後退させて配設する。突出長さを上記のように
30mm程度とする場合には、これより長く、50mm程度後退
させるのが適当である。
上記踏板は、基板に適当な手段で固定する。たとえ
ば、接着剤によって貼着し、あるいはビス又は釘によっ
て固定する等、様々な固定手段を自由に採用することが
できる。
なお上記脚体及び踏板の突出した辺は、相対的に後退
した基板の辺の縁とあいまって、舗装用部材相互を接続
する接続雌部を構成し、脚体及び踏板を後退させた辺
は、相対的に突出した基板の辺の縁とあいまって接続雄
部を構成する。
なおまた上記踏板の間には必要に応じて、人工芝を配
し、または砂を若干装入することができる。
次に本発明の二の構成の要旨とするところは、 平面長方形の細長の板状片からなる複数の補助板を同
一平面上に離間させて平行に配置し、上記補助板の上面
に、これらと直交させて平面長方形の細長の板状片から
なる複数の踏板を配設し、かつ上記補助板の下面にこれ
らに重ねて平面長方形の細長の板状片からなる脚体を配
設して平面ほぼ方形の格子体を構成し、 上記格子体の一隅を挟んで隣接する二辺には、上記複
数の脚体及び複数の踏板のうち該当する位置のそれらの
該当する部位を各々補助板の該当する位置の端縁より外
方に突出させて接続雌部を構成し、 上記格子体の他の二辺には、上記複数の脚体及び複数
の踏板のうち該当する位置のそれらの該当する部位を各
々補助板の該当する位置の端縁より少なくとも前記二辺
に於ける複数の脚体及び複数の踏板の突出長さに対応す
る長さ分だけ後退させて接続雄部を構成した臨時駐車場
用の舗装用部材である。
この本発明の二は、本発明の二の基板を複数の補助板
に置き代え、かつ踏板と脚体との相互の結合関係を、踏
板は補助板に直交方向に結合し、脚体は補助板に同方向
で重なって結合するものに限定したものである。
補助板、脚体及び踏板の材質等は、鉄材、ベニア材又
は合成樹脂材等を自由に選択して採用することができ
る。
なお上記踏板と補助板の間には、場合により網体を介
在させるのが適当である。こうすることにより、上記舗
装用部材により構成した臨時駐車場に於いて、鍵類又は
コイン類等を、地盤上まで落下させることを防止するこ
とができる。
[作用] 本発明の一及び二は、それぞれ以上のような構成であ
るから、次のように、殆ど同様に、臨時駐車場の設置に
有効に使用することができる。
以下の説明は特に断わらない限り本発明の一及び二に
共通である。
この舗装用部材は、特に土地の状態を問わずに臨時駐
車場の造成に利用することができる。実際には単なる空
地はなかなかないので畑等の農地が利用されることが多
いであろう。
まず対象の領域を充分転圧して平滑にし、かつ地盤を
強化する。上記転圧はローラで行なう。排水等の関係か
ら必要がある場合には、地盤表面に若干の傾斜をもたせ
る。
こうして地盤を平滑にした上で、シート部材をその上
に敷設し、その後、上記シート部材上に本発明の舗装用
部材を連設配置するのが好ましい。この駐車場用の領域
が農地でない場合、その他その領域の都合によっては、
シート部材を敷設せず、地盤上に砕石等を配し、転圧
し、不陸を調整してその上に直接本発明の舗装用部材を
連設配置しても良い。
なお上記シート部材としては、たとえば、EPT(エチ
レン・プロピレン・ターポリマー)及びブチルゴム等を
主原料として成形したものを採用することができる。勿
論これ以外にも必要な条件を満足する適当な材質のシー
ト部材を自由に選択することができる。
上記舗装用部材は、多数のそれを縦方向及び横方向に
側辺の接続雄部及び接続雌部で接合しつつ敷設し、対象
領域に配設する。
敷設の手順としては、たとえば、初めに、舗装用部材
を縦方向又は横方向に接続して一列の舗装用部材群を構
成し、これを要敷設領域の側端付近に配置し、次にまた
一列の舗装用部材群を同様に縦方向又は横方向に接続
し、前者の舗装用部材群に後者の舗装用部材群を一度に
接続するというのが適当である。
上記の舗装用部材相互の接続は、シート部材上又は砕
石地盤上その他の上に載置した一方の舗装用部材の接続
雌部、即ち、突出した脚体の端部又は側部と踏板の側部
又は端部との間に、他方の舗装用部材の接続雄部、即
ち、脚体の側部又は端部及び踏板の側部又は端部が後退
して相対的に突出した基板又は補助板の側端を装入する
ことで行なう。
しかしてこのように単に所要の領域を転圧して平滑に
し、砕石等により強化し又はしないで得られた平滑な地
盤を、上記のように、シート部材で覆った上で又は覆わ
ないで、それらの地盤上に舗装用部材を連設配置するの
みで臨時駐車場を容易に完成させることができる。
この臨時駐車場の解体は、単に敷設した舗装用部材を
除去し、かつこれを敷設した場合には、シート部材を取
り除けば現状回復をすることができる。特に対象領域が
農地である場合には、前記したように、砕石を用いず、
転圧した地盤上にシート部材を敷いてその上に舗装用部
材を連設配置したのみであるので、上記の後、この領域
を耕転するのみで良い。農地以外であれば、砕石を使用
することもあるが、これを除去する必要もないので、上
記で解体は終了である。
こうして非常に簡単に元の状態に復帰させ得る。
上記臨時駐車場は、以上のように、設置解体が容易で
あるばかりでなく、駐車場としても、充分な機能を有し
ている。
上記舗装用部材は、各構成要素を単純な板材とするこ
とができるので、容易に大型に構成し得、かつ容易に強
度の高い材質を選択できる。そのためバス等の大型車両
の駐車用の駐車場を構成するのに適当である。
また上記臨時駐車場は、上記舗装用部材を前記接続雄
部及び接続雌部により接続して構成するものであるた
め、自動車の駐車又は移動時にかかる重量等は、これら
が乗っている舗装用部材から周囲の舗装用部材に分散さ
れるので、路面に凹凸が生じ難い。
また雨水等は、上記地盤に傾斜をつけておけば、本発
明の一の場合には、各舗装用部材の基板上を傾斜に従っ
て流下する。一方本発明の二の場合には、シート部材が
敷設してある場合には、その上を傾斜に従って流下し、
敷設してない場合には、地盤の状態(砂利又は土)に従
い、容易に地盤中に浸透し、あるいは傾斜に従って地盤
上を流下する。
傾斜に従って流下する場合には、低所に排水溝を構成
しておけば、この中に流入する。
本発明の一又は二のいずれの場合にも、上記から理解
されるように、通常、踏板の高さまで水位が上昇するこ
とはないので、歩行者又は自動車は、雨水を避けて歩行
又は走行することができる。
なお雨水が、シート部材上又は地盤上に流下した場合
にも、舗装用部材の脚体は、隙間をあけて設置してある
ので、雨水は、上記のように傾斜に従って流下し、一箇
所に溜らない。したがって舗装用部材を木質の部材で構
成した場合にも容易には腐食しない。
[実施例] 以下図面に基づいて本発明の実施例を説明する。
まず第1図〜第6図に基づいて本発明の一の実施例を
説明する。
第1図〜第3図に示したように、平面長方形の基板1
の上面に、その長さ方向と直交させて、平面長方形の18
枚の小幅の踏板2、2…及び1枚の広幅の踏板3を、そ
の順序で相互に20mmの隙間をあけて平行に配設する。
上記踏板2、2…、3は、上記のように、上記基板1
の短辺に平行(基板1の長さ方向に直交状態)に配設
し、一方の短辺(第1図中上方の辺)からは50mm後退さ
せ、他方の短辺(第1図中下方の辺)からは50mm突出さ
せ、かつ一方の長辺(第1図中右側の辺)からは50mm後
退させ、他方の長辺(第1図中左側の辺)からは30mm突
出させて配設するものである。なお上記踏板2、2…、
3はビス4、4…により上記基板1に固設する。また上
記基板1は縦×横:900mm×1800mmで、厚さ:12mmのベニ
ア板により構成する。上記小幅の踏板2は縦×横:75mm
×880mmで、厚さ:15mmのベニア板により、上記広幅の踏
板3は縦×横:90mm×880mmで、厚さ:15mmのベニア板に
より構成する。
更に上記基板1の下面には、その長さ方向に平行にか
つ離間させて、平面長方形の板材で構成した三枚の脚体
5、5、5を取付ける。そして、第1図〜第3図に示し
たように、上記三枚の脚体5、5、5は、上記基板1の
一方の短辺(第1図中上方の辺)からは60mm後退させ、
他方の短辺(第1図中下方の辺)からは60mm突出させて
配置する。また第1図中右側の脚体5は、基板1の一方
の長辺(第1図中右側の辺)から75mm後退させて配設
し、中央の脚体5は基板1の中央に配設し、左側の脚体
5は、他方の長辺(第1図中左側の辺)から50mm突出さ
せて配設するものである。なお上記脚体5、5、5はビ
スにより基板1に固定する。
こうして舗装用部材8の上辺と右辺には、それぞれ接
続雄部6a、6bが構成され、他方下辺と左辺には、それぞ
れ接続雌部7a、7bが構成される。
なお上記脚体5、5、5は、縦×横:180mm×80mmで、
厚さ15mmの平面長方形の板材で構成したものである。
この実施例では、舗装用部材8を以上のように構成し
たので、臨時駐車場用の舗装に有用に使用することがで
きる。
ここでは、この舗装用部材8を農地に設置して臨時駐
車場を構成する例を説明する。
第4図〜第6図に示したように、上記農地の所要の領
域をローラで転圧して地表面を平滑にする。この領域に
は同時に水が流れる程度の僅かな傾斜を付ける。
こうして敷設用の地盤9を造成し、この地盤9上にま
ず帯状のシート部材10、10…を敷設する。隣接するシー
ト部材10、10相互は、高い位置にあるそれの縁を低い位
置にあるそれの縁に載せつつ接続する。なお上記シート
部材10は、EPT(エチレン・プロピレン・ターポリマ
ー)及びブチルゴム等を主原料として成形したものであ
る。
この後、上記多数の舗装用部材8、8…を上記シート
部材10、10…上に連設配置する。隣接する相互の舗装用
部材8、8は、相互の辺を一致させ、一方の舗装用部材
8の接続雄部6a又は6bに於ける基板1の突出辺を、他方
の舗装用部材8の該当する辺の接続雌部7a又は7bに於け
る踏板2、2…と脚体5(、5、5)との間に挿入して
相互を固定する。上記接続は、シート部材10上に置いた
舗装用部材8の接続雌部7a、7bの突出した脚体5(、
5、5)の上に、他の舗装用部材8の接続雄部6a、6bに
於ける基板1の突出辺の先端を載せ、次いで押し込むよ
うにすると容易に行ない得られる。
舗装領域への多数の舗装用部材8、8…の設置は、一
列の舗装用部材8、8…を、上記の如くして接続し、こ
れを舗装用領域の端縁に配設し、次いで同様にして一列
の舗装用部材8、8…を接続し、これらを上記既設の一
列の舗装用部材8、8…に同時に接続する。この作業を
繰り返すことにより、容易に広い領域への設置を行なう
ことができる。
こうして全領域に舗装用部材8、8…を隣接する相互
を接続しつつ配設すれば駐車場は完成である。
なおこの地盤9の低部側端には、第4図に示したよう
に、側溝11を設置しておくこととする。
しかしてこの臨時駐車場は、所要領域を平滑に転圧
し、その上でシート部材10、10を敷設し、更にその上に
舗装用部材8、8…を連設配置するのみであり、極めて
容易に構成できる。
一方、この臨時駐車場の解体は、単に敷設した舗装用
部材8、8…を除去し、かつシート部材10、10…を取り
除き、特に対象領域が農地である場合には、その後、こ
の領域を耕転するのみで良い。こうして非常に簡単に元
の状態に復帰させ得る。
この臨時駐車場は、上記のように、設置解体が容易で
あるばかりでなく、駐車場としても、充分な強度及び機
能を有している。
上記舗装用部材8は、単純な平面長方形の板材である
ので、材質寸法を容易に強度のあるものに選択して構成
し得る。したがってバス等の大型の車両の駐車用の駐車
場を構成するのに適当である。また上記舗装用部材8、
8…を接続雄部6a、6a…、6b、6b…及び接続雌部7a,7a
…、7b、7b…で接続しつつ上記臨時駐車場を構成するの
で、自動車の駐車時又は移動中にかかる重量等は、その
載っている舗装用部材8、8…から周囲の舗装用部材
8、8…に分散し、一個の舗装用部材8にのみ負荷がか
かることがないので、路面に凹凸が生じない。かくして
駐車面は常時必要な平面性を保つので、駐車場として有
用に用いることができる。
雨水等は、主として基板1上を流れ、前記側溝11に流
下する。降下する雨水が若干あってもシート部材10、10
…上を流れ、上記と同様に側溝11に流下する。また上記
のように雨水は踏板2、2…の下方を流れるので、歩行
者等は雨の日にも水の中を歩かなくて済む。
次に第7図〜第9図に基づいて本発明の二の実施例を
説明する。
この実施例は、以上の本発明の一の実施例の基板1に
代えて平面長方形の三枚の補助板21a、21b、21cを配設
したもので、他の点は全く同一である。図中同一の部材
は同一の符号で表示する。
上記補助板21aは、第7図中右辺に位置させ、踏板
2、2…の右端より50mm突出させる。上記補助板21b
は、第7図中中央に位置させ、上記補助板21cは第7図
中左辺に位置させ、踏板2、2…の左端より30mm後退さ
せる。
また上記補助板21a、21b、21cは、第7図中上辺で
は、踏板2より50mm突出させ、下辺では、踏板3より50
mm後退させる。
この実施例では以上のように構成したものであり、前
記本発明の一と全く同様に臨時駐車場の構成に用いるこ
とができる。当然農地以外の場所に臨時駐車場を構成す
る場合にも用いられる。
どちらかといえば後者に適する。
この場合には、所要の領域に砕石を投入して転圧し、
充分平坦に構成し、この上に前記した手順で舗装用部材
18、18…を連設し、臨時駐車場を短時間で容易に構成す
ることができる。
こうして構成された臨時駐車場は、前記実施例と同様
に有効に利用することができる。ただし雨水等に関して
は、前記の実施例と異なり、直ちに砂利地盤上に降下
し、ここから地盤中に浸透する。したがって前記の実施
例と同様に、踏板2、2…、3上まで、雨水の水位が上
昇することは、通常あり得ないので、雨天時にも、水溜
等に煩わされることなく、使用することができる。
強度に優れていること、設置解体が容易であること、
その他は前記本発明の一の実施例と同様である。
[発明の効果] 本発明の臨時駐車場用の舗装用部材は、構成部材が単
純な板材であるので、材質及び寸法を自由に選択し得、
必要な強度を自在に確保できる。そのため特にバス等の
大型車両の駐車場用として用いるのに適当である。
しかも本発明によれば、臨時駐車場の設置解体が極め
て容易であり、砂利を用いないで構成することもできる
ので、解体時に農地その他の従前の状態に回復すること
が極めて容易である。また雨天時等にも踏板上面が冠水
することはないので、駐車場に駐車し、走行し、又は歩
行する際に不都合が生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明の一の実施例を示したものであ
り、第1図はその舗装用部材の平面図、第2図はその左
側面図、第3図は第1図の正面図、第4図は上辺の接続
雄部と下辺の接続雌部との接続状態を示した概略側面説
明図、第5図は側辺の接続雄部と接続雌部との接続状態
を示した一部切欠側面説明図、第6図はこの実施例の舗
装用部材で構成された臨時駐車場の一部切欠概略側面図
である。 第7図〜第9図は本発明の二の実施例を示したものであ
り、第7図はその舗装用部材の平面図、第8図はその左
側面図、第9図は第7図の正面図である。 1……基板、2、3……踏板、4……ビス、5……脚
体、6a、6b……接続雄部、7a、7b……接続雌部、8、18
……舗装用部材、9……地盤、10……シート部材、11…
…側溝、21a、21b、21c……補助板。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面方形の基板の下面には、細長の板状片
    からなる複数の脚体を、上面には細長の板状片からなる
    複数の踏板を、それぞれ隣接する相互間を離間させた状
    態で平行に設置し、 上記基板の一隅を挟んで隣接する二辺には、上記複数の
    脚体及び複数の踏板のうち該当する位置のそれらの該当
    する部位を各々基板の端縁より外方に突出させて接続雌
    部を構成し、 上記基板の他の二辺には、上記複数の脚体及び複数の踏
    板のうち該当する位置のそれらの該当する部位を各々基
    板の端縁より少なくとも前記二辺に於ける該当する脚体
    及び踏板の該当する部位の突出長さに対応する長さ分だ
    け後退させて接続雄部を構成した臨時駐車場用の舗装用
    部材。
  2. 【請求項2】平面長方形の細長の板状片からなる複数の
    補助板を同一平面上に離間させて平行に配置し、上記補
    助板の上面に、これらと直交させて平面長方形の細長の
    板状片からなる複数の踏板を配設し、かつ上記補助板の
    下面にこれらに重ねて平面長方形の細長の板状片からな
    る脚体を配設して平面ほぼ方形の格子体を構成し、 上記格子体の一隅を挟んで隣接する二辺には、上記複数
    の脚体及び複数の踏板のうち該当する位置のそれらの該
    当する部位を各々補助板の該当する位置の端縁より外方
    に突出させて接続雌部を構成し、 上記格子体の他の二辺には、上記複数の脚体及び複数の
    踏板のうち該当する位置のそれらの該当する部位を各々
    補助板の該当する位置の端縁より少なくとも前記二辺に
    於ける複数の脚体及び複数の踏板の突出長さに対応する
    長さ分だけ後退させて接続雄部を構成した臨時駐車場用
    の舗装用部材。
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