JPH0810387B2 - 外国語修得装置 - Google Patents
外国語修得装置Info
- Publication number
- JPH0810387B2 JPH0810387B2 JP1010868A JP1086889A JPH0810387B2 JP H0810387 B2 JPH0810387 B2 JP H0810387B2 JP 1010868 A JP1010868 A JP 1010868A JP 1086889 A JP1086889 A JP 1086889A JP H0810387 B2 JPH0810387 B2 JP H0810387B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- low
- pass filter
- circuit
- output
- input
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、聴覚と同時に体感振動を発生させるように
して、効果的に外国語の修得ができるようにした、外国
語修得装置に関するものである。
して、効果的に外国語の修得ができるようにした、外国
語修得装置に関するものである。
(従来の技術) 外国語(特に会話)を修得する方法として、もっとも
知られている方法に、先生の発音を聴いてこれを自分で
真似ることを繰返す、いわゆるLL方式がある。この方式
によれば、根気良くこの作業を繰返すことによって、外
国語を修得できることになるが、個人差は別にしても、
かなりの期間を必要とすることになる。これは、人間の
感覚のうち聴覚のみを使用するから(もちろん視覚によ
り文字を読むが)である。外国語の発音には自国語とは
異なる微妙なアクセントあるいはイントネーションがあ
るから、単に聴覚にのみ頼っていた従来の方式では、こ
れを修得する点において問題がある。
知られている方法に、先生の発音を聴いてこれを自分で
真似ることを繰返す、いわゆるLL方式がある。この方式
によれば、根気良くこの作業を繰返すことによって、外
国語を修得できることになるが、個人差は別にしても、
かなりの期間を必要とすることになる。これは、人間の
感覚のうち聴覚のみを使用するから(もちろん視覚によ
り文字を読むが)である。外国語の発音には自国語とは
異なる微妙なアクセントあるいはイントネーションがあ
るから、単に聴覚にのみ頼っていた従来の方式では、こ
れを修得する点において問題がある。
一方、これとは別に音楽を聴覚のみで鑑賞せずに、聴
いている音楽中の一定周波数以下の低域信号を捉えてこ
れを信号処理し、その信号を電気・機械振動変換器に加
え、これを取付けた椅子やベッド等の人体載置物を振動
させるようにしたものが本発明者等によって発明され、
関連技術も含めて多数出願されている。椅子やベッド等
の人体載置物に取付ける電気・機械振動変換器の構造と
しては種々のものを考えることができるが、リング状の
マグネットと、このマグネットの内周部近傍に巻回され
たコイルに通電したときの両者間の磁気干渉作用によっ
て振動を発するものが好結果を得ることができる。この
電気・機械振動変換器は、椅子やベッド等の人体載置物
におけるフレーム等に取付けられる。
いている音楽中の一定周波数以下の低域信号を捉えてこ
れを信号処理し、その信号を電気・機械振動変換器に加
え、これを取付けた椅子やベッド等の人体載置物を振動
させるようにしたものが本発明者等によって発明され、
関連技術も含めて多数出願されている。椅子やベッド等
の人体載置物に取付ける電気・機械振動変換器の構造と
しては種々のものを考えることができるが、リング状の
マグネットと、このマグネットの内周部近傍に巻回され
たコイルに通電したときの両者間の磁気干渉作用によっ
て振動を発するものが好結果を得ることができる。この
電気・機械振動変換器は、椅子やベッド等の人体載置物
におけるフレーム等に取付けられる。
上記電気・機械振動変換器を取付けた人体載置物は、
最近に至って音楽鑑賞のほか、精神科ないしは神経科の
医療分野においてもその卓越した効果が注目されてお
り、ノイローゼ患者の治療やストレスの解消等に積極的
に取り入れられ、音楽療法として新しい治療分野を確立
している。これは、聴覚から得る音楽が体感振動として
プラスされたときに、使用者(患者)に与える効果が一
段と増すからである。
最近に至って音楽鑑賞のほか、精神科ないしは神経科の
医療分野においてもその卓越した効果が注目されてお
り、ノイローゼ患者の治療やストレスの解消等に積極的
に取り入れられ、音楽療法として新しい治療分野を確立
している。これは、聴覚から得る音楽が体感振動として
プラスされたときに、使用者(患者)に与える効果が一
段と増すからである。
本発明はこの点に着目し、外国語を修得するに当っ
て、単に聴覚にのみ頼ることをせずに、これに体感振動
を付加するようにして、その修得を確実に、また短期間
で行なえるようにする装置を提供することを目的とする
ものである。しかしながらこの場合、音楽鑑賞用では生
じ得なかった次のような困難な未解決問題がある。すな
わち、もともと音楽鑑賞用として開発された電気・機械
振動変換器(以下、振動ユニットという)は、人声をそ
の振動源の対象として把えていなかったので、体感用と
して用いられる音楽信号の150Hz程度以上よりは高めで
ある人声信号によって振動ユニットを作動させることが
難しいということである。
て、単に聴覚にのみ頼ることをせずに、これに体感振動
を付加するようにして、その修得を確実に、また短期間
で行なえるようにする装置を提供することを目的とする
ものである。しかしながらこの場合、音楽鑑賞用では生
じ得なかった次のような困難な未解決問題がある。すな
わち、もともと音楽鑑賞用として開発された電気・機械
振動変換器(以下、振動ユニットという)は、人声をそ
の振動源の対象として把えていなかったので、体感用と
して用いられる音楽信号の150Hz程度以上よりは高めで
ある人声信号によって振動ユニットを作動させることが
難しいということである。
これを考察する。通常の会話レベルの人声基本波周波
数(声帯音源周波数)は、男声でおよそ100〜200Hzであ
り、女声はこれより1オクターブ高い200〜400Hz程度で
あるとされている。もとよりこれらには個人差があり、
女声でも男声に近い者もあれば男声でも高めの者もい
る。録音状態さえ良ければ、男声はおおむね振動ユニッ
トを振動させる音源となり得るが、女声においては低音
成分の不足から困難な状況になる。振動ユニットを取付
けた椅子は、個人用の用途以外のもの、たとえば映画館
等に設置されることもあるが、人声を体感振動として作
用させるのは不自然であるので、これまでは技術的に未
解決とされる何の問題も存在しなかった。
数(声帯音源周波数)は、男声でおよそ100〜200Hzであ
り、女声はこれより1オクターブ高い200〜400Hz程度で
あるとされている。もとよりこれらには個人差があり、
女声でも男声に近い者もあれば男声でも高めの者もい
る。録音状態さえ良ければ、男声はおおむね振動ユニッ
トを振動させる音源となり得るが、女声においては低音
成分の不足から困難な状況になる。振動ユニットを取付
けた椅子は、個人用の用途以外のもの、たとえば映画館
等に設置されることもあるが、人声を体感振動として作
用させるのは不自然であるので、これまでは技術的に未
解決とされる何の問題も存在しなかった。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら本発明が目的としている人声で体感振動
を得るということになれば、上述のように振動源として
は不適当な人声信号を何らかの処理をして、これに適し
たものとしなければならない問題が生じてくる。この処
理を行なわずに振動ユニットに人声でも作動するような
何らかの改良を加えて、人声、特に女声によって作動す
るようにすると、使用者に「くすぐったい」というよう
な不快感ないしは違和感を与えることになる。そこで人
声により振動ユニットを作動させるためには、人声信号
そのものではなく、上記のように何らかの信号処理が必
要となってくる。
を得るということになれば、上述のように振動源として
は不適当な人声信号を何らかの処理をして、これに適し
たものとしなければならない問題が生じてくる。この処
理を行なわずに振動ユニットに人声でも作動するような
何らかの改良を加えて、人声、特に女声によって作動す
るようにすると、使用者に「くすぐったい」というよう
な不快感ないしは違和感を与えることになる。そこで人
声により振動ユニットを作動させるためには、人声信号
そのものではなく、上記のように何らかの信号処理が必
要となってくる。
従来はこのようなことが不必要であったことにより、
この問題を技術的に解決することが行なわれていなかっ
た。本発明は、この点の技術的解決を目的として成され
たものである。
この問題を技術的に解決することが行なわれていなかっ
た。本発明は、この点の技術的解決を目的として成され
たものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記課題を解決するための手段として、テ
ープレコーダ等のLLシステムの出力端子に語学修得者が
使用するヘッドホン等を接続すると共に、前記出力端子
に、300Hz程度以下の周波数を通過させる第1のローパ
スフィルタを接続し、該第1のローパスフィルタの出力
端を電圧制御増幅器の入力端に接続すると共に、エンベ
ローブ回路の入力端に接続し、該エンベローブ回路の出
力端を前記電圧制御増幅器の制御端に接続し、該電圧制
御増幅器の出力を語学修得者が使用する人体載置物に装
着した電気・機械振動変換器に入力させたことを特徴と
する。
ープレコーダ等のLLシステムの出力端子に語学修得者が
使用するヘッドホン等を接続すると共に、前記出力端子
に、300Hz程度以下の周波数を通過させる第1のローパ
スフィルタを接続し、該第1のローパスフィルタの出力
端を電圧制御増幅器の入力端に接続すると共に、エンベ
ローブ回路の入力端に接続し、該エンベローブ回路の出
力端を前記電圧制御増幅器の制御端に接続し、該電圧制
御増幅器の出力を語学修得者が使用する人体載置物に装
着した電気・機械振動変換器に入力させたことを特徴と
する。
また、前記300Hz程度以下の周波数を通過させる第1
のローパスフィルタの出力端に、順に、人声信号の低音
成分を補うための同期回路、自走マルチバイブレータお
よび80Hz程度以下の周波数を通過させる第2のローパス
フィルタを設け、該第2のローパスフィルタの出力端を
電圧制御増幅器の入力端に接続し、前記第1のローパス
フィルタの出力端と前記電圧制御増幅器の出力端とを混
合回路の入力端に接続し、該混合回路の出力を語学修得
者が使用する人体載置物に装着した電気・機械振動変換
器に入力させたことを特徴とする。
のローパスフィルタの出力端に、順に、人声信号の低音
成分を補うための同期回路、自走マルチバイブレータお
よび80Hz程度以下の周波数を通過させる第2のローパス
フィルタを設け、該第2のローパスフィルタの出力端を
電圧制御増幅器の入力端に接続し、前記第1のローパス
フィルタの出力端と前記電圧制御増幅器の出力端とを混
合回路の入力端に接続し、該混合回路の出力を語学修得
者が使用する人体載置物に装着した電気・機械振動変換
器に入力させたことを特徴とする。
さらに、前記混合回路の出力端に、150Hz程度以下の
周波数を通過させる第3のローパスフィルタを接続し、
第3のローパスフィルタの出力を増幅器を介して、語学
修得者が使用する人体載置物に装着した電気・機械振動
変換器に入力させたことを特徴とする。
周波数を通過させる第3のローパスフィルタを接続し、
第3のローパスフィルタの出力を増幅器を介して、語学
修得者が使用する人体載置物に装着した電気・機械振動
変換器に入力させたことを特徴とする。
(作用) 本発明による装置は、語学修得時に会話をヘッドホン
やスピーカで聴くとき、着座した椅子(人体載置物)
を、会話を電気変換した人声信号で振動させてアクセン
トやイントネーションを身体に体感させるようになって
いる。この電気・機械振動装置は人声信号の低音部、す
なわち、人声基本波周波数を主体とし、この人声信号を
エンベローブを掛けた信号にして電気・機械振動装置に
入力して振動させるので、雑音的な細かな振幅振動がな
くなって、振動によるアクセントやイントネーションの
情報が明確なものになる。
やスピーカで聴くとき、着座した椅子(人体載置物)
を、会話を電気変換した人声信号で振動させてアクセン
トやイントネーションを身体に体感させるようになって
いる。この電気・機械振動装置は人声信号の低音部、す
なわち、人声基本波周波数を主体とし、この人声信号を
エンベローブを掛けた信号にして電気・機械振動装置に
入力して振動させるので、雑音的な細かな振幅振動がな
くなって、振動によるアクセントやイントネーションの
情報が明確なものになる。
また、女性の人声信号の場合は特に同期回路および自
走マルチバイブレータで多少変換されて低音域の周波数
が増加するので電気・機械振動装置の作動が安定する。
走マルチバイブレータで多少変換されて低音域の周波数
が増加するので電気・機械振動装置の作動が安定する。
さらに、同期回路および自走マルチバイブレータで変
換された信号は、高い周波数も含む可能性があり、これ
を第3のローパスフィルタで除去するので振動がより明
確なものになる。
換された信号は、高い周波数も含む可能性があり、これ
を第3のローパスフィルタで除去するので振動がより明
確なものになる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図について説明する。1は
外国語を修得するための装置として広く知られる。LLシ
ステムである。このLLシステム1は、図示しないライン
アウトと、ヘッドホンあるいはスピーカを接続する出力
端子2を有するものであり、テープレコーダ等の機能を
有するものである。このLLシステム1としては、テープ
レコーダのほか、コンパクトディスクまたはメモリIC等
を用いたものであってもよい。この実施例においては出
力端子2にヘッドホン3が接続されると共に、300Hz程
度以下の周波数を通過させるローパスフィルタ4の入力
側が接続され、その出力側には、このローパスフィルタ
4の出力信号のレベルを適当値まで圧縮するレベル圧縮
回路5の入力側が接続されている。ローパスフィルタ4
の入力側は、出力端子2ではなく、図示しないラインア
ウトに接続してもよい。
外国語を修得するための装置として広く知られる。LLシ
ステムである。このLLシステム1は、図示しないライン
アウトと、ヘッドホンあるいはスピーカを接続する出力
端子2を有するものであり、テープレコーダ等の機能を
有するものである。このLLシステム1としては、テープ
レコーダのほか、コンパクトディスクまたはメモリIC等
を用いたものであってもよい。この実施例においては出
力端子2にヘッドホン3が接続されると共に、300Hz程
度以下の周波数を通過させるローパスフィルタ4の入力
側が接続され、その出力側には、このローパスフィルタ
4の出力信号のレベルを適当値まで圧縮するレベル圧縮
回路5の入力側が接続されている。ローパスフィルタ4
の入力側は、出力端子2ではなく、図示しないラインア
ウトに接続してもよい。
レベル圧縮回路5の出力側は三つの系路6,7,8に分岐
されており、そのうちの第1の系路6は混合回路9の一
つの入力端に直接接続され、第2の系路7は同期回路1
0、自走マルチバイブレータ11、80Hz程度以下の周波数
を通過させるローパスフィルタ12ならびに電圧制御増幅
器13を介して前記混合回路9の他の入力端に接続され
る。同期回路10は人声信号の部分によって作動し自走マ
ルチバイブレータ11を起動させるが、自走マルチバイブ
レータ11はタイミングを取って作動するので入力の周波
数より定数分、低くさせている。このため、特に女性の
人声信号が入力されても低音域の容量が増え、振動ユニ
ット17を安定して作動させることができる。第3の系路
8は第2の系路7の一部を成すものであって、エンベロ
ーブ回路14を介して前記第2の系路7中の電圧制御増幅
器13の制御端子に接続されている。そして混合回路9の
出力側には、150Hz程度以下の周波数を通過させるロー
パスフィルタ15とパワー増幅器16を介して、振動ユニッ
ト(電気・機械振動変換器)17が接続されている。振動
ユニット17は語学習得者の座る椅子に装着される。
されており、そのうちの第1の系路6は混合回路9の一
つの入力端に直接接続され、第2の系路7は同期回路1
0、自走マルチバイブレータ11、80Hz程度以下の周波数
を通過させるローパスフィルタ12ならびに電圧制御増幅
器13を介して前記混合回路9の他の入力端に接続され
る。同期回路10は人声信号の部分によって作動し自走マ
ルチバイブレータ11を起動させるが、自走マルチバイブ
レータ11はタイミングを取って作動するので入力の周波
数より定数分、低くさせている。このため、特に女性の
人声信号が入力されても低音域の容量が増え、振動ユニ
ット17を安定して作動させることができる。第3の系路
8は第2の系路7の一部を成すものであって、エンベロ
ーブ回路14を介して前記第2の系路7中の電圧制御増幅
器13の制御端子に接続されている。そして混合回路9の
出力側には、150Hz程度以下の周波数を通過させるロー
パスフィルタ15とパワー増幅器16を介して、振動ユニッ
ト(電気・機械振動変換器)17が接続されている。振動
ユニット17は語学習得者の座る椅子に装着される。
このように構成されたこの装置の作用を説明する。LL
システム1の作動によってその出力端子2に生じた出力
信号は、ヘッドホン3を駆動するが、これと同時にロー
パスフィルタ4に加えられ、約300Hz以下の周波数の信
号が遮断される。300Hz以下であるから男声も女声も含
まれる。この信号は次段のレベル圧縮回路5によって、
最終段に接続される振動ユニット17に過大な電力が印加
されないように制限され、その状態で三つの系路6,7,8
に分れる。第1の系路6を流れる信号は、上述のように
そのまま混合回路9に入力する。
システム1の作動によってその出力端子2に生じた出力
信号は、ヘッドホン3を駆動するが、これと同時にロー
パスフィルタ4に加えられ、約300Hz以下の周波数の信
号が遮断される。300Hz以下であるから男声も女声も含
まれる。この信号は次段のレベル圧縮回路5によって、
最終段に接続される振動ユニット17に過大な電力が印加
されないように制限され、その状態で三つの系路6,7,8
に分れる。第1の系路6を流れる信号は、上述のように
そのまま混合回路9に入力する。
第2の系路7には自走マルチバイブレータ11が設けら
れているから、この自走マルチバイブレータ11が同期回
路10の出力信号に合致した周波数あるいはそれの分周波
周波数を発振し、そのうちの低域周波数のみが次段のロ
ーパスフィルタ12を通過して電圧制御増幅器13に与えら
れることになる。電圧制御増幅器13はエンベローブ回路
14の出力信号によって制御されるので、ローパスフィル
タ12からの低域信号がエンベローブ回路14の出力信号で
変調され、レベル圧縮回路5の出力信号の強弱に応じた
出力信号を発することになる。
れているから、この自走マルチバイブレータ11が同期回
路10の出力信号に合致した周波数あるいはそれの分周波
周波数を発振し、そのうちの低域周波数のみが次段のロ
ーパスフィルタ12を通過して電圧制御増幅器13に与えら
れることになる。電圧制御増幅器13はエンベローブ回路
14の出力信号によって制御されるので、ローパスフィル
タ12からの低域信号がエンベローブ回路14の出力信号で
変調され、レベル圧縮回路5の出力信号の強弱に応じた
出力信号を発することになる。
このようにして混合回路9に加えられた二つの系路6,
7の出力信号はここで混合され、ローパスフィルタ15と
パワー増幅器16を通って振動ユニット17に印加される。
これにより振動ユニット17は振動するので、修得者は座
っている椅子の振動を体感しながらヘッドホン3からの
人声を聴き、アクセントやイントネーションを体感的に
も感知することができる。この場合、振動ユニット17を
振動させる駆動周波数は人声信号そのままではないか
ら、修得者に「くすぐったい」というような不快感ない
しは違和感を与えることはない。
7の出力信号はここで混合され、ローパスフィルタ15と
パワー増幅器16を通って振動ユニット17に印加される。
これにより振動ユニット17は振動するので、修得者は座
っている椅子の振動を体感しながらヘッドホン3からの
人声を聴き、アクセントやイントネーションを体感的に
も感知することができる。この場合、振動ユニット17を
振動させる駆動周波数は人声信号そのままではないか
ら、修得者に「くすぐったい」というような不快感ない
しは違和感を与えることはない。
(発明の効果) 本発明は以上説明したように構成した外国語修得装置
であるから、単に聴覚のみでなく情報を含んだ振動を通
じてもアクセントやイントネーションの会得をすること
ができることになる。これにより、修得速度を早めるこ
とができる。そして振動ユニットに加えられる信号は第
1のローパスフィルタにより人声基本波周波数を主体と
することができ、微細な発音にごまかされずに、明確な
振動体感によってアクセントやイントネーションを認識
し、外国語の修得に役立つものである。また、会話内の
女性の人声信号においても補償回路を設けているので、
確実に明瞭な振動を発生させることができる。
であるから、単に聴覚のみでなく情報を含んだ振動を通
じてもアクセントやイントネーションの会得をすること
ができることになる。これにより、修得速度を早めるこ
とができる。そして振動ユニットに加えられる信号は第
1のローパスフィルタにより人声基本波周波数を主体と
することができ、微細な発音にごまかされずに、明確な
振動体感によってアクセントやイントネーションを認識
し、外国語の修得に役立つものである。また、会話内の
女性の人声信号においても補償回路を設けているので、
確実に明瞭な振動を発生させることができる。
【図面の簡単な説明】 図は本発明の一実施例の回路図である。 1…LLシステム 2…出力端子 3…ヘッドホン 4,12,15…ローパスフィルタ 5…レベル圧縮回路 6,7,8…系路 9…混合回路 10…同期回路 11…自走マルチバイブレータ 13…電圧制御増幅器 14…エンベローブ回路 16…パワー増幅器 17…振動ユニット
Claims (3)
- 【請求項1】テープレコーダ等のLLシステムの出力端子
に語学修得者が使用するヘッドホン等を接続すると共
に、 前記出力端子に、300Hz程度以下の周波数を通過させる
第1のローパスフィルタを接続し、該第1のローパスフ
ィルタの出力端を電圧制御増幅器の入力端に接続すると
共に、エンベローブ回路の入力端に接続し、該エンベロ
ーブ回路の出力端を前記電圧制御増幅器の制御端に接続
し、該電圧制御増幅器の出力を語学修得者が使用する人
体載置物に装着した電気・機械振動変換器に入力させた
ことを特徴とする外国語修得装置。 - 【請求項2】前記300Hz程度以下の周波数を通過させる
第1のローパスフィルタの出力端に、順に、人声信号の
低音成分を補うための同期回路、自走マルチバイブレー
タおよび80Hz程度以下の周波数を通過させる第2のロー
パスフィルタを設け、該第2のローパスフィルタの出力
端を電圧制御増幅器の入力端に接続し、前記第1のロー
パスフィルタの出力端と前記電圧制御増幅器の出力端と
を混合回路の入力端に接続し、該混合回路の出力を語学
修得者が使用する人体載置物に装着した電気・機械振動
変換器に入力させたことを特徴とする請求項1記載の外
国語修得装置。 - 【請求項3】前記混合回路の出力端に、150Hz程度以下
の周波数を通過させる第3のローパスフィルタを接続
し、第3のローパスフィルタの出力を増幅器を介して、
語学修得者が使用する人体載置物に装着した電気・機械
振動変換器に入力させたことを特徴とする請求項2記載
の外国語修得装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1010868A JPH0810387B2 (ja) | 1989-01-19 | 1989-01-19 | 外国語修得装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1010868A JPH0810387B2 (ja) | 1989-01-19 | 1989-01-19 | 外国語修得装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02189573A JPH02189573A (ja) | 1990-07-25 |
JPH0810387B2 true JPH0810387B2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=11762323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1010868A Expired - Lifetime JPH0810387B2 (ja) | 1989-01-19 | 1989-01-19 | 外国語修得装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0810387B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2752321B1 (fr) * | 1996-08-09 | 1998-10-30 | Tomatis Int | Procede et dispositif pour l'enseigement des langues |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5811626B2 (ja) * | 1975-08-04 | 1983-03-03 | ヴイヤチエスラフ ヴイヤチエスラヴオヴイチ ペトルシンスキイ | 促進教育のための情報を形成し変換する装置 |
JPS6292986A (ja) * | 1985-10-19 | 1987-04-28 | 遠藤 孝利 | 触覚式言語学習機 |
-
1989
- 1989-01-19 JP JP1010868A patent/JPH0810387B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02189573A (ja) | 1990-07-25 |
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