JPH0810383Y2 - 塗料圧送ポンプ装置 - Google Patents
塗料圧送ポンプ装置Info
- Publication number
- JPH0810383Y2 JPH0810383Y2 JP12214890U JP12214890U JPH0810383Y2 JP H0810383 Y2 JPH0810383 Y2 JP H0810383Y2 JP 12214890 U JP12214890 U JP 12214890U JP 12214890 U JP12214890 U JP 12214890U JP H0810383 Y2 JPH0810383 Y2 JP H0810383Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paint
- pressure
- stator
- pump
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、塗料を吹付けガンに圧送するのに使用する
塗料圧送ポンプ装置、特に建造物の外面塗装などに使用
する高粘度の塗料を圧送するのに適した塗料圧送ポンプ
装置に関する。
塗料圧送ポンプ装置、特に建造物の外面塗装などに使用
する高粘度の塗料を圧送するのに適した塗料圧送ポンプ
装置に関する。
高粘度の塗料を圧送するポンプ装置に使用するポンプ
ユニットには、ステータとその内部で回転するロータを
有し軸方向一端面に吸入口をまた他端面に吐出口を備え
たものがある。このポンプユニットは塗料の切替えある
いは部品の交換などのために着脱する必要が頻繁にある
ので、ステータの吸入口側及び吐出口側を塗料供給通路
と駆動軸を備えた本体ハウジング及び耐圧ホースが接続
されるポンプヘッドにそれぞれ当接し、ポンプヘッドを
複数のテンションボルトなどにより本体ハウジングに締
め付けてこの両部材の間にステータを挟持固定してい
る。またこの種のポンプユニットを備えた塗料圧送ポン
プ装置では運転制御のための塗料吐出圧力の検出が必要
であるが、圧力計または圧力スイッチ等の圧力検出用機
器に塗料を直接作用させることはできないので、塗料の
吐出通路の一部を構成するゴムシリンダを介して塗料圧
力を検出用流体圧に変換する別体の検出ヘッドをポンプ
ヘッドの先に取り付け、これに圧力検出用機器を連結し
て塗料吐出圧力の検出を行っている。
ユニットには、ステータとその内部で回転するロータを
有し軸方向一端面に吸入口をまた他端面に吐出口を備え
たものがある。このポンプユニットは塗料の切替えある
いは部品の交換などのために着脱する必要が頻繁にある
ので、ステータの吸入口側及び吐出口側を塗料供給通路
と駆動軸を備えた本体ハウジング及び耐圧ホースが接続
されるポンプヘッドにそれぞれ当接し、ポンプヘッドを
複数のテンションボルトなどにより本体ハウジングに締
め付けてこの両部材の間にステータを挟持固定してい
る。またこの種のポンプユニットを備えた塗料圧送ポン
プ装置では運転制御のための塗料吐出圧力の検出が必要
であるが、圧力計または圧力スイッチ等の圧力検出用機
器に塗料を直接作用させることはできないので、塗料の
吐出通路の一部を構成するゴムシリンダを介して塗料圧
力を検出用流体圧に変換する別体の検出ヘッドをポンプ
ヘッドの先に取り付け、これに圧力検出用機器を連結し
て塗料吐出圧力の検出を行っている。
しかしながらこのような従来技術では、ポンプヘッド
に設けた塗料吐出圧力検出のための構造が複雑で大型に
なるのでポンプユニットの着脱がやりにくく、また製造
コストが増大するという問題がある。 本考案は、圧力センサをポンプヘッド30のボス部に直
接取り付けて、このような問題を解決することを目的と
する。
に設けた塗料吐出圧力検出のための構造が複雑で大型に
なるのでポンプユニットの着脱がやりにくく、また製造
コストが増大するという問題がある。 本考案は、圧力センサをポンプヘッド30のボス部に直
接取り付けて、このような問題を解決することを目的と
する。
このために、本考案による塗料圧送ポンプ装置は、添
付図面に例示するように、一端に開口部11aを有する塗
料供給通路11が内部に形成されこの塗料供給通路とほぼ
同軸的に回転する駆動軸12を支持する本体ハウジング10
と、ステータ21とその内部で回転するロータ26よりなり
軸方向一端面に吸入口20aをまた他端面に吐出口20bを備
え前記ステータ21の前記吸入口20a側端面が前記本体ハ
ウジング10の開口部11a側に当接されると共に前記ロー
タ26が前記駆動軸12により回転されるポンプユニット20
と、前記ステータ21の吐出口20b側端面に当接されると
共に塗料の耐圧ホース32が接続されるボス部30aを有す
るポンプヘッド30を備えてなる塗料圧送ポンプ装置にお
いて、前記ボス部30aの一部に同ボス部を通る吐出通路3
0c内の圧力を電気的信号として検出する圧力センサ35を
取り付けたことを特徴とするものである。
付図面に例示するように、一端に開口部11aを有する塗
料供給通路11が内部に形成されこの塗料供給通路とほぼ
同軸的に回転する駆動軸12を支持する本体ハウジング10
と、ステータ21とその内部で回転するロータ26よりなり
軸方向一端面に吸入口20aをまた他端面に吐出口20bを備
え前記ステータ21の前記吸入口20a側端面が前記本体ハ
ウジング10の開口部11a側に当接されると共に前記ロー
タ26が前記駆動軸12により回転されるポンプユニット20
と、前記ステータ21の吐出口20b側端面に当接されると
共に塗料の耐圧ホース32が接続されるボス部30aを有す
るポンプヘッド30を備えてなる塗料圧送ポンプ装置にお
いて、前記ボス部30aの一部に同ボス部を通る吐出通路3
0c内の圧力を電気的信号として検出する圧力センサ35を
取り付けたことを特徴とするものである。
ポンプヘッド30のボス部30aに取り付けられた圧力セ
ンサ35は吐出通路30c内を通って送り出される塗料の圧
力を電気的信号として検出し、この電気的信号に基づい
て塗料圧送ポンプ装置の運転は制御される。ポンプユニ
ット20の着脱のためにポンプヘッド30を取り外す際に
は、圧力センサ35はポンプヘッド30に取り付けられたま
ま共に取り外される。
ンサ35は吐出通路30c内を通って送り出される塗料の圧
力を電気的信号として検出し、この電気的信号に基づい
て塗料圧送ポンプ装置の運転は制御される。ポンプユニ
ット20の着脱のためにポンプヘッド30を取り外す際に
は、圧力センサ35はポンプヘッド30に取り付けられたま
ま共に取り外される。
圧力センサは圧力計または圧力スイッチ等の圧力検出
用機器に比してはるかに構造が簡単で小型軽量であるの
で、圧力センサ35が取り付けられたままでもポンプヘッ
ド30の着脱は容易であり、ポンプユニット20の着脱も容
易となる。また塗料吐出圧力検出部の製造コストも従来
に比して大幅に低減される。
用機器に比してはるかに構造が簡単で小型軽量であるの
で、圧力センサ35が取り付けられたままでもポンプヘッ
ド30の着脱は容易であり、ポンプユニット20の着脱も容
易となる。また塗料吐出圧力検出部の製造コストも従来
に比して大幅に低減される。
以下、添付図面に示す実施例により、本考案の説明を
する。 添付図面に示すように、本実施例の塗料圧送ポンプ装
置の主要な構成部材は、塗料を入れるホッパ19を備えた
本体ハウジング10と、塗料を吹付けガン(図示省略)に
送る耐圧ホース32が接続されるポンプヘッド30と、この
本体ハウジング10及びポンプヘッド30の間に挟持固定さ
れるポンプユニット20であり、車輪56を備えたフレーム
55上に取り付けられている。フレーム55上にはこの塗料
圧送ポンプ装置を駆動する電動機16、コントロールボッ
クス50及びフローセンサボックス51も取り付けられてい
る。 主として第4図に示すように、本体ハウジング10の左
半部内には左端に開口部11aを有する塗料供給通路11が
形成され、右半部には水平な駆動軸12がこの塗料供給通
路11とほぼ同軸的に回転自在に支持されている。本体ハ
ウジング10の上側に形成されたボス部10a内には塗料供
給通路11と連通する供給口10bが形成され、この供給口1
0bには塗料を入れるホッパ19が連結されている。駆動軸
12は、その後端に固定した従動スプロケット13、駆動ス
プロケット17及び伝動チェーン18を介して電動機16によ
り回転駆動される。 第4図に示すように、ポンプユニット20はステータ21
とロータ26により構成されて、軸方向一端側に吸入口20
aがまた他端側に吐出口20bが設けられた公知のスネーク
ポンプである。ステータ21は下側がヒンジピン22aによ
り開閉可能に連結され上側をボルト23及びナット24によ
り締付け可能とした1対の半部よりなるステータハウジ
ング22と、その内部に回転不能に支持されたゴム製のス
テータ本体25からなり、ステータ本体25には中心に沿っ
て一定の長円断面形状でねじれた孔が形成されている。
ロータ26は一定の円断面形状で緩い螺旋状をなす金属製
であり、ステータ本体25の孔内にはめ込まれている。ス
テータ本体25とロータ26の間には他から切り離された一
定容積の空間Vが形成され、この空間Vはロータ26が所
定方向に回転すれば吸入口20a側から吐出口20b側に向か
って移動するようになっている。 ステータ21の吸入口20a側端面は、ステータ本体25の
フランジ部25a及びバックアッププレート29を介して本
体ハウジング10の開口部11a周辺に液密に当接可能であ
る。この当接状態では、ロータ26の本体ハウジング10側
端部は、連結幾14及びその両端の自在継手を介して駆動
軸12に連結される。各自在継手は、連結軸14に固定した
駆動ピン14aとロータ26に形成した切欠き26a、及び駆動
軸12に固定した駆動ピン12aと連結軸14に形成した切欠
き(切欠き26aと同様であるが、図示省略)よりなり、
また連結軸14の外周には、ホッパ19から供給される塗料
を吸入口20aに向けて送るコンベアスクリュ15が固定さ
れている。 ポンプヘッド30は一端面がステータ本体25のフランジ
部25aを介してステータ21の吐出口20b側端面に液密に当
接可能であり、反対側に形成したボス部30aには耐圧ホ
ース32を連結するユニオン31が固定されている。またボ
ス部30aの上側には、中心に形成した吐出通路30cに面す
る先端の感圧部35bにより、この吐出通路30cを通ってポ
ンプユニット20から耐圧ホース32に送り込まれる塗料の
圧力を検出する圧力センサ35がねじ込み固定されてい
る。第1図及び第3図に示すように、本体ハウジング10
の開口部11a付近の水平方向一側部には、連結ロッド40
の一端が鉛直な第1枢支ピン41を介して水平方向揺動可
能に連結され、その他端は同じく鉛直な第2枢支ピン42
を介してポンプヘッド30の水平直径方向の一側部に揺動
可能に連結されている。これによりポンプヘッド30は第
1図の二点鎖線30Aに示すように開閉可能に本体ハウジ
ング10に連結され、開いた状態でも下に落ちることなく
本体ハウジング10により支持される。ポンプヘッド30に
は前記水平直径方向において第2枢支ピン42と反対側に
切欠き部30b(第2図参照)が形成されている。 主として第1図及び第2図に示すように、本体ハウジ
ング10の開口部11a付近の第1枢支ピン41と反対側に固
定されたコ字状のブラケット46には、板金製の締付けレ
バー47の基端部がピン48を介して水平方向揺動自在に枢
支されている。一端に頭部45dを形成した締付けロッド4
5の他端は、連結ピン49により締付けレバー47の基端部
付近に枢支されている。ポンプヘッド30の切欠き部30b
に締付けロッド45一端の頭部45dを係止して、第1図の
実線に示すようにストッパ46aに当たる位置まで締付け
レバー47を締め付ければ、互いにほぼ平行となる連結ロ
ッド40と締付けロッド45により、ポンプユニット20のス
テータ21は本体ハウジング10とポンプヘッド30の間に挟
持固定される。また二点鎖線47Aに示すように締付けレ
バー47を回動することにより締付けロッド45の頭部45d
と切欠き部30bの係合は解除され、ポンプヘッド30は二
点鎖線30Aに示すように解放可能となる。 締付けロッド45は、連結ピン49により締付けレバー47
に枢支されるボス部45bと、一端に頭部45dが形成され他
端がボス部45bにねじ込み固定されたロッド部45aよりな
り、ボス部45bに対するロッド部45aのねじ込み量を調整
することにより、本体ハウジング10及びポンプヘッド30
に対するステータ21の両側面の当接圧力が適当な値とな
るように調節され、その状態でロックナット45cにより
固定される。第1図より明らかなように、締付けロッド
45の中心線は、締付けレバー47がストッパ46aに当たる
締付け状態の直前にピン48の中心位置を通過し、これに
より締付けレバー47は締め付け状態に自己保持される。 次ぎに上記実施例の作用の説明をする。 電動機16により駆動軸12が回転されれば、連結軸14を
介してポンプユニット20のロータ26が回転駆動される。
ホッパ19内の塗料は連結軸14に設けたコンベアスクリュ
15により順次塗料供給通路11を通って開口部11aから吸
入口20a付近に送られ、次いでこの塗料はステータ本体2
5とロータ26の間に形成される一定容積の空間V内に閉
じ込められて吐出口20bからポンプヘッド30の吐出通路3
0c内に送り込まれ、高圧となって耐圧ホース32から塗料
の吹付けガンに供給される。吐出通路30c内を通る塗料
の圧力は塗料と接する感圧部35bを有する圧力センサ35
により検出され、この電気的圧力信号は配線35aを経て
コントロールボックス50に伝達され、塗料圧送ポンプ装
置の運転が制御される。 第1図の二点鎖線45A,47Aに示すように締付けレバー4
7を戻して、締付けロッド45の頭部45dとポンプヘッド30
の切欠き部30bの間の係合を外し、ポンプヘッド30を二
点鎖線30Aに示すように開けば、塗料の切り替えや部品
の交換などのために必要なポンプユニット20の着脱は容
易に行われる。前述のように、ポンプヘッド30は、この
ように開いた状態でも下に落ちることなく本体ハウジン
グ10により支持されるので、床面などに置くことがなく
なり、ポンプヘッド30に塵挨が付着して汚れたりシール
面を傷つけることがなくなり、また不注意により取り落
としてポンプヘッド30やこれに取り付けられる圧力セン
サ35を傷つける恐れもなくなる。ポンプユニット20の取
付は、ロータ26を装着したステータ21の吸入口20a側端
面を本体ハウジング10の開口部11a側端面に当接し、ポ
ンプヘッド30を揺動してステータ21の吐出口20b側端面
に当接し、締付けロッド45の頭部を切欠き部30bに係合
してから締付けレバー47を第1図の実線の位置に締め付
ければよい。圧力センサ35は圧力計や圧力スイッチ等の
圧力検出用機器に比して小型軽量であるので、これを取
り付けたままでもポンプヘッド30の開閉は極めて容易で
ある。 上記実施例では締付けロッド45によるステータ21の挟
持固定を締付けレバー47の揺動により行っており、これ
によればポンプユニット20の着脱をワンタッチで行うこ
とができるが、本考案はこれに限らず、通常のテンショ
ンボルトでポンプヘッド30の切欠き部30bを本体ハウジ
ング10に締め付けるようにしてもよい。また上記実施例
では圧力センサ35をポンプヘッド30の上側に取り付けた
ので塗料のかすなどが吐出通路30c内に面する感圧部35b
に沈積固着することがなくなり、耐圧ホース32を通る塗
料の圧力を常に正確に検出することができる。
する。 添付図面に示すように、本実施例の塗料圧送ポンプ装
置の主要な構成部材は、塗料を入れるホッパ19を備えた
本体ハウジング10と、塗料を吹付けガン(図示省略)に
送る耐圧ホース32が接続されるポンプヘッド30と、この
本体ハウジング10及びポンプヘッド30の間に挟持固定さ
れるポンプユニット20であり、車輪56を備えたフレーム
55上に取り付けられている。フレーム55上にはこの塗料
圧送ポンプ装置を駆動する電動機16、コントロールボッ
クス50及びフローセンサボックス51も取り付けられてい
る。 主として第4図に示すように、本体ハウジング10の左
半部内には左端に開口部11aを有する塗料供給通路11が
形成され、右半部には水平な駆動軸12がこの塗料供給通
路11とほぼ同軸的に回転自在に支持されている。本体ハ
ウジング10の上側に形成されたボス部10a内には塗料供
給通路11と連通する供給口10bが形成され、この供給口1
0bには塗料を入れるホッパ19が連結されている。駆動軸
12は、その後端に固定した従動スプロケット13、駆動ス
プロケット17及び伝動チェーン18を介して電動機16によ
り回転駆動される。 第4図に示すように、ポンプユニット20はステータ21
とロータ26により構成されて、軸方向一端側に吸入口20
aがまた他端側に吐出口20bが設けられた公知のスネーク
ポンプである。ステータ21は下側がヒンジピン22aによ
り開閉可能に連結され上側をボルト23及びナット24によ
り締付け可能とした1対の半部よりなるステータハウジ
ング22と、その内部に回転不能に支持されたゴム製のス
テータ本体25からなり、ステータ本体25には中心に沿っ
て一定の長円断面形状でねじれた孔が形成されている。
ロータ26は一定の円断面形状で緩い螺旋状をなす金属製
であり、ステータ本体25の孔内にはめ込まれている。ス
テータ本体25とロータ26の間には他から切り離された一
定容積の空間Vが形成され、この空間Vはロータ26が所
定方向に回転すれば吸入口20a側から吐出口20b側に向か
って移動するようになっている。 ステータ21の吸入口20a側端面は、ステータ本体25の
フランジ部25a及びバックアッププレート29を介して本
体ハウジング10の開口部11a周辺に液密に当接可能であ
る。この当接状態では、ロータ26の本体ハウジング10側
端部は、連結幾14及びその両端の自在継手を介して駆動
軸12に連結される。各自在継手は、連結軸14に固定した
駆動ピン14aとロータ26に形成した切欠き26a、及び駆動
軸12に固定した駆動ピン12aと連結軸14に形成した切欠
き(切欠き26aと同様であるが、図示省略)よりなり、
また連結軸14の外周には、ホッパ19から供給される塗料
を吸入口20aに向けて送るコンベアスクリュ15が固定さ
れている。 ポンプヘッド30は一端面がステータ本体25のフランジ
部25aを介してステータ21の吐出口20b側端面に液密に当
接可能であり、反対側に形成したボス部30aには耐圧ホ
ース32を連結するユニオン31が固定されている。またボ
ス部30aの上側には、中心に形成した吐出通路30cに面す
る先端の感圧部35bにより、この吐出通路30cを通ってポ
ンプユニット20から耐圧ホース32に送り込まれる塗料の
圧力を検出する圧力センサ35がねじ込み固定されてい
る。第1図及び第3図に示すように、本体ハウジング10
の開口部11a付近の水平方向一側部には、連結ロッド40
の一端が鉛直な第1枢支ピン41を介して水平方向揺動可
能に連結され、その他端は同じく鉛直な第2枢支ピン42
を介してポンプヘッド30の水平直径方向の一側部に揺動
可能に連結されている。これによりポンプヘッド30は第
1図の二点鎖線30Aに示すように開閉可能に本体ハウジ
ング10に連結され、開いた状態でも下に落ちることなく
本体ハウジング10により支持される。ポンプヘッド30に
は前記水平直径方向において第2枢支ピン42と反対側に
切欠き部30b(第2図参照)が形成されている。 主として第1図及び第2図に示すように、本体ハウジ
ング10の開口部11a付近の第1枢支ピン41と反対側に固
定されたコ字状のブラケット46には、板金製の締付けレ
バー47の基端部がピン48を介して水平方向揺動自在に枢
支されている。一端に頭部45dを形成した締付けロッド4
5の他端は、連結ピン49により締付けレバー47の基端部
付近に枢支されている。ポンプヘッド30の切欠き部30b
に締付けロッド45一端の頭部45dを係止して、第1図の
実線に示すようにストッパ46aに当たる位置まで締付け
レバー47を締め付ければ、互いにほぼ平行となる連結ロ
ッド40と締付けロッド45により、ポンプユニット20のス
テータ21は本体ハウジング10とポンプヘッド30の間に挟
持固定される。また二点鎖線47Aに示すように締付けレ
バー47を回動することにより締付けロッド45の頭部45d
と切欠き部30bの係合は解除され、ポンプヘッド30は二
点鎖線30Aに示すように解放可能となる。 締付けロッド45は、連結ピン49により締付けレバー47
に枢支されるボス部45bと、一端に頭部45dが形成され他
端がボス部45bにねじ込み固定されたロッド部45aよりな
り、ボス部45bに対するロッド部45aのねじ込み量を調整
することにより、本体ハウジング10及びポンプヘッド30
に対するステータ21の両側面の当接圧力が適当な値とな
るように調節され、その状態でロックナット45cにより
固定される。第1図より明らかなように、締付けロッド
45の中心線は、締付けレバー47がストッパ46aに当たる
締付け状態の直前にピン48の中心位置を通過し、これに
より締付けレバー47は締め付け状態に自己保持される。 次ぎに上記実施例の作用の説明をする。 電動機16により駆動軸12が回転されれば、連結軸14を
介してポンプユニット20のロータ26が回転駆動される。
ホッパ19内の塗料は連結軸14に設けたコンベアスクリュ
15により順次塗料供給通路11を通って開口部11aから吸
入口20a付近に送られ、次いでこの塗料はステータ本体2
5とロータ26の間に形成される一定容積の空間V内に閉
じ込められて吐出口20bからポンプヘッド30の吐出通路3
0c内に送り込まれ、高圧となって耐圧ホース32から塗料
の吹付けガンに供給される。吐出通路30c内を通る塗料
の圧力は塗料と接する感圧部35bを有する圧力センサ35
により検出され、この電気的圧力信号は配線35aを経て
コントロールボックス50に伝達され、塗料圧送ポンプ装
置の運転が制御される。 第1図の二点鎖線45A,47Aに示すように締付けレバー4
7を戻して、締付けロッド45の頭部45dとポンプヘッド30
の切欠き部30bの間の係合を外し、ポンプヘッド30を二
点鎖線30Aに示すように開けば、塗料の切り替えや部品
の交換などのために必要なポンプユニット20の着脱は容
易に行われる。前述のように、ポンプヘッド30は、この
ように開いた状態でも下に落ちることなく本体ハウジン
グ10により支持されるので、床面などに置くことがなく
なり、ポンプヘッド30に塵挨が付着して汚れたりシール
面を傷つけることがなくなり、また不注意により取り落
としてポンプヘッド30やこれに取り付けられる圧力セン
サ35を傷つける恐れもなくなる。ポンプユニット20の取
付は、ロータ26を装着したステータ21の吸入口20a側端
面を本体ハウジング10の開口部11a側端面に当接し、ポ
ンプヘッド30を揺動してステータ21の吐出口20b側端面
に当接し、締付けロッド45の頭部を切欠き部30bに係合
してから締付けレバー47を第1図の実線の位置に締め付
ければよい。圧力センサ35は圧力計や圧力スイッチ等の
圧力検出用機器に比して小型軽量であるので、これを取
り付けたままでもポンプヘッド30の開閉は極めて容易で
ある。 上記実施例では締付けロッド45によるステータ21の挟
持固定を締付けレバー47の揺動により行っており、これ
によればポンプユニット20の着脱をワンタッチで行うこ
とができるが、本考案はこれに限らず、通常のテンショ
ンボルトでポンプヘッド30の切欠き部30bを本体ハウジ
ング10に締め付けるようにしてもよい。また上記実施例
では圧力センサ35をポンプヘッド30の上側に取り付けた
ので塗料のかすなどが吐出通路30c内に面する感圧部35b
に沈積固着することがなくなり、耐圧ホース32を通る塗
料の圧力を常に正確に検出することができる。
添付図面は本考案による塗料圧送ポンプ装置の一実施例
を示し、第1図は全体平面図、第2図は全体側面図、第
3図は全体正面図、第4図は一部破断した要部の側面図
である。 符号の説明 10……本体ハウジング、11……塗料供給通路、11a……
開口部、12……駆動軸、20……ポンプユニット、20a…
…吸入口、20b……吐出口、21……ステータ、26……ロ
ータ、30……ポンプヘッド、30a……ボス部、30c……吐
出通路、32……耐圧ホース、35……圧力センサ。
を示し、第1図は全体平面図、第2図は全体側面図、第
3図は全体正面図、第4図は一部破断した要部の側面図
である。 符号の説明 10……本体ハウジング、11……塗料供給通路、11a……
開口部、12……駆動軸、20……ポンプユニット、20a…
…吸入口、20b……吐出口、21……ステータ、26……ロ
ータ、30……ポンプヘッド、30a……ボス部、30c……吐
出通路、32……耐圧ホース、35……圧力センサ。
Claims (1)
- 【請求項1】一端に開口部を有する塗料供給通路が内部
に形成されこの塗料供給通路とほぼ同軸的に回転する駆
動軸を支持する本体ハウジングと、ステータとその内部
で回転するロータよりなり軸方向一端面に吸入口をまた
他端面に吐出口を備え前記ステータの前記吸入口側端面
が前記本体ハウジングの開口部側に当接されると共に前
記ロタが前記駆動軸により回転されるポンプユニット
と、前記ステータの吐出口側端面に当接されると共に塗
料の耐圧ホースが接続されるボス部を有するポンプヘッ
ドを備えてなる塗料圧送ポンプ装置において、前記ボス
部の一部に同ボス部を通る吐出通路内の圧力を電気的信
号として検出する圧力センサを取り付けたことを特徴と
する塗料圧送ポンプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12214890U JPH0810383Y2 (ja) | 1990-11-20 | 1990-11-20 | 塗料圧送ポンプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12214890U JPH0810383Y2 (ja) | 1990-11-20 | 1990-11-20 | 塗料圧送ポンプ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH049666U JPH049666U (ja) | 1992-01-28 |
JPH0810383Y2 true JPH0810383Y2 (ja) | 1996-03-29 |
Family
ID=31670162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12214890U Expired - Lifetime JPH0810383Y2 (ja) | 1990-11-20 | 1990-11-20 | 塗料圧送ポンプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0810383Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9286746B2 (en) | 2004-01-28 | 2016-03-15 | Igt | Gaming system and method having a partial selectable symbol matrix |
-
1990
- 1990-11-20 JP JP12214890U patent/JPH0810383Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9286746B2 (en) | 2004-01-28 | 2016-03-15 | Igt | Gaming system and method having a partial selectable symbol matrix |
US9558609B2 (en) | 2004-01-28 | 2017-01-31 | Igt | Gaming system and method having a partial selectable symbol matrix |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH049666U (ja) | 1992-01-28 |
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